ドラッグストア薬剤師に転職したい人必見!仕事内容や平均年収を徹底解説!

ドラッグストア薬剤師に転職したい人必見!仕事内容や平均年収を徹底解説!

    ドラッグストアで働く薬剤師は年収が高いけど激務というイメージがありますよね。

    本記事では、ドラッグストアでの調剤業務や仕事内容を紹介するとともに、年収や労働環境などの実態を徹底解説します。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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ドラッグストア薬剤師の仕事内容・役割

薬剤師が活躍できる場は、調剤薬局や病院、製薬会社などがありますが、今回はそのなかでもドラッグストアについて紹介していきます。

時代の変化に合わせて柔軟に業態を変化させてきたドラッグストアは、8兆3,438億円(経済産業省「2023年小売業販売を振り返る」)規模の市場へと成長してきました。

化粧品や食品、日用品など取り扱い品目が多いドラッグストアですが、薬剤師の仕事も調剤業務に留まらず幅広い仕事を担っていく特徴があります。

ドラッグストアの施設別に薬剤師の仕事内容や役割を詳しく紹介していきます。

ドラッグストア(OTC販売のみ)の場合

ドラッグストアにはOTC医薬品のみの販売をおこなう店舗があり、OTC医薬品の販売のみのドラッグストアでは、主に以下の仕事を担っています。

  • OTC医薬品の販売
  • OTC医薬品に関する説明や相談対応
  • 化粧品・食品・日用品の販売
  • 商品の発注・品出し・在庫管理
  • 商品POPなどの販促物の作成
  • レジ打ちやレジ締め業務
  • 店舗の開店・閉店業務
  • 店舗や店舗外の清掃業務

OTC販売のみのドラッグストアでは、OTC医薬品の販売や商品説明以外にも、食品や日用品を取り扱うスーパーとしての側面もあるため、商品の販売促進や在庫管理などの仕事も担います。

このようなOTC販売のみのドラッグストアでは、調剤薬局と違い利用客が商品を購入することを促せるような店舗作りが必要になるため、商品の陳列や動線も考えて売り場を作っていく経験ができます。

OTC医薬品は手軽に購入できますが、中には要指導医薬品や薬剤師の服薬指導が必要な商品もあるため、薬剤師の存在は必要不可欠です。

そして、近年ではセルフメディケーションの意識が高まり、OTC医薬品の市場規模も拡大していることからOTC医薬品を買い求める人も増えているため、OTC販売のみのドラッグストアでも薬に関するアドバイザーとして活躍できますよ。

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OTC医薬品には薬剤師の服薬指導が必要な薬品もありますが、具体的には厚生労働省の「一般用医薬品のリスク区分」で以下のように薬品の種類が区分されています。

第1類医薬品 第2類医薬品 第3類医薬品 医薬部外品
リスク 特にリスクが高いもの リスクが比較的高いもの リスクが比較的低いもの リスクが低いもの
特徴 一般用医薬品としての使用経験が少ない等安全性上特に注意を要する成分を含むもの まれに入院相当以上の健康被害が生じる可能性がある成分を含むもの 日常生活に支障を来す程度ではないが、身体の変調・不調が起こるおそれがある成分を含むもの 人体に対する作用が緩和で、安全性上特に問題がないもの
具体例 H2ブロッカー含有薬
一部の毛髪薬等
かぜ薬・解熱鎮痛薬
胃腸鎮痛・鎮けい薬等
ビタミンB・C含有保健薬
主な整腸薬 消化薬 等
口中清涼剤・制汗剤
殺虫剤・ドリンク剤 等
製品例 ガスター10(ファモチジン)
リアッププラス(ミノキシジル)
ニコチネルパッチ20(ニコチン)
バファリンA
新ジキナーエス
ロート防風通聖散錠
ハイチオールC
ザ・ガードコーワ整腸錠
エアーサロンパスEX
ルル滋養内服液ゴールド
ソルマックS胃腸液
エビオス錠
説明義務 義務 努力義務 不要 不要
対応者 薬剤師 薬剤師・登録販売者 薬剤師・登録販売者 薬剤師・登録販売者
ネット購入 不可 不可 可能 可能

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また、ヒアレインSやフルナーゼ点鼻薬などの要指導医薬品は薬剤師の対応が必須なため、薬剤師のいない時には販売はできません。

ドラッグストア(調剤薬局併設)の場合

ドラッグストアには調剤薬局が併設されている店舗も増えてきましたが、調剤薬局併設のドラッグストアで働く薬剤師は主に以下の仕事をします。

調剤業務

  • 調剤薬の在庫管理
  • 処方箋の調剤業務
  • 処方箋の監査業務
  • 患者への服薬指導
  • 処方箋に関する相談対応
  • 患者の薬歴管理

販売業務

  • OTC医薬品の販売
  • OTC医薬品に関する説明や相談対応
  • 化粧品・食品・日用品の販売
  • 商品の発注・品出し・在庫管理
  • 商品POPなどの販促物の作成
  • レジ打ちやレジ締め業務
  • 店舗の開店・閉店業務
  • 店舗や店舗外の清掃業務

調剤薬局が併設しているドラッグストアでは、店舗で仕事内容には差がありますが、調剤薬局の業務とOTC販売業務をどちらも対応することもあります。

また、周りに調剤薬局がなければ地域の病院やクリニックと連携してかかりつけ薬局としての役割を担うこともありますね。

その他にも、地域医療への貢献のために在宅訪問業務の対応をする店舗もあるため、OTC販売のみのドラッグストアより、調剤薬局に近い環境で働くことにあると考えておくと良いですよ。

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ドラッグストアにはOTC医薬品の販売のみをおこなう店舗も調剤薬局が併設されている店舗もありますが、転職するために求人を探すなら転職エージェントを活用するのがおすすめです。


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ドラッグストア薬剤師の平均年収

ドラッグストアで働く薬剤師の平均年収について詳しく知るために、業種別に比較してみます。

転職口コミサイト「ライトハウス」に掲載されている口コミから独自に調査した結果によると、2024年7月時点でのドラッグストアの薬剤師の平均年収は約557万円と職種全体の平均年収も上回っていました。

業種 平均年収
製薬会社 約958万円
ドラッグストア 約557万円
調剤薬局 約481万円
病院 約416万円

※参照:ライトハウス

薬剤師の業種の中では製薬会社の年収が高い傾向にありますが、ドラッグストアは病院薬剤師や調剤薬局の薬剤師に比べると年収の水準は高いことがわかりますね。

というのも、ドラッグストアの薬剤師は調剤薬局や病院薬剤師よりも労働人口が少ないため、良い人材を集める目的で高収入・高待遇を良くする傾向にあります。

また、ドラッグストアでは調剤薬局だけではなく、小売業での売上もあるため、売上が安定している店舗やドラッグストアチェーン店では、比較的年収が高く設定されるケースもあります。

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ドラッグストアによっては365日24時間営業の店舗もあり、必然的に夜勤勤務や年末年始の勤務なども出てくるため、その分、年収が高くなるというのも理由の1つです。

ここまでは、業種別に薬剤師の平均年収を紹介してきましたが、薬剤師全体ではどうでしょうか。過去5年の薬剤師の平均年収について紹介していきます。

月給 賞与 年収
令和元年 39.8万円 83.3万円 562.6万円
令和2年 39.4万円 92万円 565.1万円
令和3年 40.3万円 96.2万円 580.5万円
令和4年 41.4万円 85.8万円 583.3万円
令和5年 41.7万円 76.8万円 577.8万円

※参照:厚生労働省 令和元年〜令和5年「賃金構造基本統計調査」

そもそも、薬剤師は国家資格として比較的高年収の部類の仕事で「令和4年分 民間給与実態統計調査」で発表されている職種全体の平均年収の458万円よりも高い水準を誇っています。

薬剤師全体の平均年収を見ても、ドラッグストアの平均年収の高さが明らかになりましたね。

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ドラッグストアでは、高年収、高待遇が期待できることが分かりましたね。


もちろん、年収は都道府県によって平均年収、アルバイトの場合には平均時給が変わることも覚えておいてくださいね。

ドラッグストアチェーン店の平均年収ランキング

実際にドラッグストアチェーン店での薬剤師の平均年収はどの程度なのか、転職口コミサイト「ライトハウス」の情報を参考にランキング化してみたので参考にしてみてください。

会社名 平均年収
1位|クスリのアオキ 約733万円
2位|ウエルシアホールディングス 約644万円
3位|サンドラッグ 約606万円
4位|ツルハホールディングス 約598万円
5位|スギ薬局 約576万円
6位|マツモトキヨシ 約548万円
7位|ココカラファイン 約506万円

※参照:ライトハウス

ドラッグストアチェーン店の平均年収を見ると、ドラッグストアで働く薬剤師の平均年収よりも年収が高い企業も多いようですね。

とくに、クスリのアオキでは年収700万円を超えていて、他の企業よりも頭ひとつ抜けている年収となっており、ウエルシアやサンドラッグも年収600万円を超えていて平均年収よりも大幅に高い年収になっているようです。

もちろん、年収の水準は薬剤師の経験や能力、企業の人事評価や業績で変わることは多いですが、1つの指標として役立つと思うので、ドラッグストアチェーン店の求人を探す際には参考にしてみてくださいね。

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薬剤師の年収や初任給に関して、さらに詳しく知りたい人は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ドラッグストア薬剤師と他業種の違い

ドラッグストアには主に2種類が存在し、最近増えてきているのが調剤併設型ドラッグストアです。

通常のOTC販売のみをするドラッグストアとは違い、医師からの処方箋に基づいた調剤をおこなってくれ、幅広い医薬品に対応している特徴があります。そのため、薬剤師の仕事にも大きな違いが出てくるのです。

このように、ドラッグストアと言っても仕事内容に違いがありますが、他の業種ではどうでしょうか。

他の業種とドラッグストアの違いについて紹介していきます。

ドラッグストアと調剤薬局の違い

薬剤師の就労先として一般的な調剤薬局では、主に調剤業務・監査業務・在庫管理・服薬指導・薬歴管理の業務に携わります。

また、調剤薬局では処方箋の調剤以外にも地域の医療機関と連携して、在宅医療を受ける患者に対して在宅訪問サービスを提供している薬局もあります。

調剤薬局とドラッグストアとの違いは商品のラインナップで、医薬品以外にも日用雑貨や食品の取り扱いがあり、調剤中の待ち時間を買い物に充てることができるのもドラッグストアの良いところですね。

調剤薬局でもOTC医薬品の販売を行うところはありますが、医薬品を購入する場合にはドラッグストアを活用する人は多いので、OTC医薬品関連の経験を積みたいならドラッグストアがおすすめですよ。

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もし、調剤薬局の求人を探すならマイナビ薬剤師ファルマスタッフ薬キャリエージェントを活用すると良いですね。


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ドラッグストアと病院の違い

ドラッグストアで働く薬剤師は、調剤業務やOTC医薬品の販売に携わりますが、病院薬剤師は主に病院内で必要になる薬の調剤業務や患者への服薬指導・薬歴管理・在庫管理などの業務に携わります。

また、病院によって担当する診療科には違いがあり、担当する診療科によって調剤する薬の種類が変わったり、治験業務や救急救命に関わることもあるため、診療科によって求められる専門知識も変わるのも大きな違いになりますね。

その他にも、医療チームを組んでサービスを提供することも多いですし、在宅医療を提供している場合には在宅関連業務の対応もするため、ドラッグストアで働く薬剤師よりも役割の幅は広くなります。

そのため、病院薬剤師は臨床経験を積みやすいことから専門的な知識と経験を持った薬剤師としてのキャリアアップが目指しやすく、専門的な経験を積みたい人にはおすすめの選択肢になりますね。

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病院薬剤師は大変なことも多いですが、薬剤師として専門分野の経験を積める機会も多いため、薬剤師としての専門的な知識や経験を身に付けたい人は病院薬剤師へ転職するのもおすすめです。


そして、病院の求人は調剤薬局やドラッグストアに比べて数が少ないため、求人を探す際には病院の求人を豊富に取り扱っているマイナビ薬剤師ファルマスタッフを活用していくと良いですよ。

ドラッグストアと製薬会社の違い

製薬会社で働く薬剤師は、ドラッグストアのように処方箋の調剤や接客販売よりも、研究開発などの業務の対応をすることが多いです。

仕事内容は採用時のポジションで変わりますが、研究開発以外にも企業内診療所の薬剤師や製薬会社の営業に当たるMR、治験コーディネーターや臨床開発モニターの仕事に携わることもあります。

また、働き方も一般企業と変わらないため、ドラッグストアのように労働日時が不定期になることもあまりなく、高年収の仕事もあるため年収アップを目指す人にもおすすめの選択肢になります。

その他にも、製薬会社で研究開発関連の業務に携わると、病院薬剤師とは違った形で専門性を磨いていくことができるので、興味のある人はどのような求人があるのか詳しくみてみると良いですよ。

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製薬会社の求人は転職エージェントでも非公開求人として取り扱っていることが多く、製薬会社の求人数も限られるため、求人探しでは実績のあるサービスを活用することが大切です。


そのため、もし製薬会社の求人を探すのであれば転職支援実績が豊富で、幅広い企業とのつながりもあるマイナビ薬剤師ファルマスタッフ薬キャリエージェントを活用すると良いですよ。

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ドラッグストア薬剤師の働き方

ドラッグストア薬剤師は、雇用形態問わず店舗の営業時間に合わせた働き方をしていくため、シフト制で土日休みとは限りません。また、残業も店舗によって異なります。

実際に、ドラッグストア薬剤師の働き方を具体的に紹介していきます。

基本的には8時間勤務のシフト制

ドラッグストアで正社員の薬剤師として働く場合には、基本的に8時間勤務のシフト制で働くことになりますが、ドラッグストアの営業時間は長いため早番や遅番で分かれて働くことが多いです。

ドラッグストアでは店舗によって営業時間は変わりますが、9:00〜22:00の間で営業している店舗が多く、中には24時間営業の店舗もあります。

また、調剤薬局が併設されてるドラッグストアでは、調剤薬局の営業時間は店舗の営業時間より短縮して、来店者が多い時間帯に限って営業していることも多いですね。

ドラッグストアの薬剤師として働く場合には、店舗や担当する役割によって働き方や労働時間帯は変わるため、求人探しの際には勤務時間が何時になるのかはチェックしておいたほうが良いですよ。

休みは基本的に土日祝日とは限らない

ドラッグストアは土日祝日のほうが混みますし、年中無休で営業している店舗もあるため土日に休みを取れるかどうかはわかりません。

また、調剤薬局が併設されている店舗では、調剤薬局の営業は人が少ない日や近隣の病院が休みの日に合わせて設定されていることもありますね。

調剤薬局や病院薬剤師も土日祝日に働くことも多いため、製薬会社や一般企業で働く以外は、土日祝日に休めるわけではない点には注意が必要です。

そして、長期休暇に関してもシフトや人員次第なところがあるので、基本的には有給は繁忙期を避けて取得するケースが多いですね。

残業時間は職場によって変わる

ドラッグストアはシフト制で働きますが、ドラッグストアの営業時間は長いため、正社員は業務の進捗次第で残業することもあります。

残業時間管理が徹底されている職場では、月平均10時間前後の残業になることが多いですが、中にはサービス残業が発生している職場もあるようです。

また、人手不足の職場だと人件費を抑えるために正社員が残業することが多く、シフトに穴が空いた時や忙しい時には残業が増えてしまいますね。

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ドラッグストアの求人を探す際には、残業時間がどれくらいなのか、実態がどうなっているのかの確認も必要になります。


そのため、転職をする際には応募先の内情も把握している転職エージェントを活用して、ミスマッチの発生を防ぐことも大切ですよ。

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いずれのサービスも転職支援実績が豊富で、利用者満足度も高く質の良い求人の提案ができるサービスなので、薬剤師が転職する際にはぜひ活用してみてくださいね。

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ドラッグストアは激務?やりがいや大変なこと

ドラッグストアでの就業は激務であるという印象を持っている人も多いのではないでしょうか。

実際にドラッグストアによっては365日24時間営業をしている店舗もあり夜勤が発生します。また、調剤業務以外も担うため、ドラッグストアの仕事は激務であるという印象がつきやすいです。

しかし、ドラッグストアの薬剤師にはその分大きなやりがいがあるのも事実です。

薬剤師がドラッグストアで働くやりがいや大変なことについて紹介していきます。

ドラッグストアで働くやりがい

ドラッグストアでは、医療機関で発行された処方箋を渡しにくる患者だけではなく、ドラッグストアを利用する顧客との関わりもあり、以下のようなやりがいを感じることが多いようですね。

  • 顧客とコミュニケーションが取れる
  • 顧客に合う薬や商品の提案ができる
  • 販売促進や店舗作りの経験ができる
  • セルフメディケーションに貢献できる
  • 地域のかかりつけ薬剤師として働ける

調剤薬局では処方箋の調合の対応をするため、決められた業務をこなすことが多いのですが、ドラッグストアでは小売業として接客をする機会も増えます。

そのため、調剤薬局を利用する患者だけではなく、OTC医薬品を利用する顧客に対する対応・提案ができる点や販売促進や店舗づくりの経験を積むことができる点に魅力を感じる人もいます。

特に、ドラッグストアは処方箋以外の目的で利用する人も多いため、セルフメディケーション意識の高い顧客に対して貢献ができたり、近隣に調剤薬局がない場合にはかかりつけ薬剤師として地域に貢献できる点もやりがいを感じる要因になるようです。

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調剤薬局でも患者とコミュニケーションを取る機会もありますが、ドラッグストアのほうが1日に対応する顧客の数は多いです。


そのため、コミュニケーションの頻度も増えますし、OTC医薬品の相談対応をすることも多いので、調剤薬局とは異なる形で顧客に関わることができるのも魅力に感じる人はいるかもしれませんね。

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このように、現場では顧客との距離も近く、ポータルスキルとしてコミュニケーション能力を磨くことができたり、小売業として店舗管理や店舗づくりなどに関われるなど、幅広いスキルが身につけられるのもドラッグストアのやりがいや魅力になっています。

ドラッグストアで働く大変さ

ドラッグストアではOTC医薬品専門の販売店や調剤薬局が併設されている店舗もありますが、大変なこともたくさんあります。

  • 調剤業務以外の仕事も多い
  • 商品搬入などの力仕事も多い
  • 販売ノルマが決められている
  • OTC医薬品の知識や対応が必要
  • 一人薬剤師だと業務負担が大きい

ドラッグストアでは調剤薬局とは異なり、OTC医薬品や日用品の販売もおこなっているため、調剤業務以外にもやらなければいけないことは多いです。

特に、レジ打ち・品出し・発注管理・接客対応など、業務は多岐に渡りますし、商品搬入では力仕事も多いため大変だと感じる人もいます。

また、店舗では1日の売上目標が決められているのでノルマに追われることもありますし、OTC医薬品の販売では処方箋との飲み合わせも意識してアドバイスする必要があるため、求められる知識が増えることも大変なことの1つとして挙げられますね。

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ドラッグストアでは薬剤師の数よりも登録販売者や資格を保有していないパート・アルバイトも多いため、店舗に薬剤師が1人の状態になる時間帯もあります。


特に、店舗に在籍する薬剤師が少ないと、業務負担が集中することもあるので、人手不足の店舗では忙しくて大変だと感じる人もいるようですね。


また、ドラッグストアでは店舗によって薬剤師の配置人数は変わりますが、明らかに業務負担が大きい場合には、転職を検討することも大切ですよ。

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転職を検討する際には、転職のプロに相談してみると、経験や転職市場を加味した上での具体的なアドバイスをもらえるので、悩んだら積極的に相談してみましょう。


そして、薬剤師が転職の相談をするなら医療業界や薬剤師経験のあるキャリアアドバイザーが在籍していて、転職支援実績も豊富な以下の転職エージェントを活用するのがおすすめですよ。

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ドラッグストア薬剤師の働き方がきついのかについては、下記の記事で詳しく解説しています。

ドラッグストア薬剤師のメリット

薬剤師がドラッグストアで働くメリットもたくさんあります。

薬剤師としてOTC販売のみのドラッグストア、調剤薬局併設のドラッグストアで働くメリットを詳しく紹介します。

ドラッグストア(OTC販売のみ)で働くメリット

  • OTC医薬品の知識や販売経験が積みやすい
  • 小売の商品販売に関する経験が積みやすい
  • キャリアアップが目指しやすい

OTC販売のみのドラッグストアでは、処方箋の調剤や服薬指導といった薬剤師としての業務がない反面、OTC医薬品に関する販売やその他の商品の販売で売上を立てる必要があるため、小売や商品販売のノウハウを身に付けやすいです。

また、OTC医薬品のみの販売店では薬剤師の数が少ないため、管理薬剤師としてキャリアアップできる可能性もある点もメリットですね。

次に、調剤薬局併設型のドラッグストアで働くメリットをみていきます。

ドラッグストア(調剤薬局併設)で働くメリット

  • OTC医薬品と処方箋の知識や経験が積める
  • 様々な診療科の処方箋の対応ができる
  • 小売の商品販売に関する経験も積める

調剤薬局が併設されているドラッグストアでは、OTC医薬品の販売や相談対応、処方箋の調剤や服薬指導まで、薬剤師として幅広い業務の経験を積めてスキルアップを目指すことができます。

また、調剤薬局に来店する患者は様々な病院で診断を受けて処方箋をもらいにくるため、様々な診療科の処方箋の調剤や服薬指導に対応できますし、ドラッグストアとしての小売業や商品販売に関する経験も積める点も大きなメリットになりますね。

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薬剤師にとってドラッグストアで働くということは、顧客との距離が近いこともあり地域医療の担い手としての役割が期待されています。


先ほど紹介したような大きなやりがいを持って働けるのもドラッグストア薬剤師の大きなメリットです。

ドラッグストア薬剤師のデメリット

薬剤師がドラッグストアで働くメリットもあれば、もちろんデメリットもあります。

しっかりこのデメリットを理解していくことで、ミスマッチが起こりにくくなります。

薬剤師がOTC販売のみのドラッグストアと調剤薬局型のドラッグストアで働くデメリットをそれぞれ詳しく紹介していきます。

ドラッグストア(OTC販売のみ)で働くデメリット

  • 雑務の対応をすることも多い
  • スキルアップの機会が少ない
  • 薬剤師が少なく業務負担が大きい

OTC販売のみのドラッグストアでは、処方箋の調剤や服薬指導などの薬剤師としての業務がないことで、薬剤師としてのスキルを磨く機会が少ない点はデメリットになります。

また、OTC医薬品のみのドラッグストアでは薬剤師の雇用人数が少ないこともあり、責任のある仕事や要指導医薬品や第1類医薬品の対応業務の負担が薬剤師一人にかかることも多いです。

では次に、調剤薬局併設型のドラッグストアで働くデメリットをみていきます。

ドラッグストア(調剤薬局併設)で働くデメリット

  • 調剤・服薬指導以外の業務対応がある
  • 対応業務の幅が広くて負担が大きい
  • 対応が一部のOTC医薬品だけのこともある

調剤薬局併設のドラッグストアでは、調剤薬局と違って調剤・服薬指導以外の業務の対応が必要になることもあり、業務の幅が広くなるので大変だと感じることもあるようです。

その他にも、薬剤師のOTC医薬品の対応は要指導医薬品や第1類医薬品だけのことも多いですし、販売業務の管轄は別にマネージャーが設置されているケースも多いので、販売関連の経験を積めるかどうかは店舗によって変わる点には注意が必要ですね。

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ドラッグストア全般のメリットとしてはセルフメディケーションのアドバイザーや地域のかかりつけ薬剤師として働くことができる点と福利厚生が充実している点も挙げられます。


シフトで業務が不定期になりやすい、土日祝日も仕事がある、専門分野の経験は積みづらいといったデメリットもありますが、ドラッグストアで働くメリットは多いので、働く際の選択肢として入れておくのもおすすめですよ。

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その他にも、ドラッグストアによって薬剤師の業務内容にどのような違いがあるのか詳しく聞きたい人は、転職エージェントで話を聞いてみるのもおすすめです。


特に、以下の転職エージェントでは求人の詳細情報までしっかりと把握していますし、不明点があれば求人の採用担当者に確認してくれるので、気軽に情報収集もできますよ。

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ドラッグストアの薬剤師に向いてる人・向いていない人の特徴

すべての薬剤師がドラッグストアに向いているとは限りません。

ドラッグストアの薬剤師に向いている人と向いていない人がいるので、それぞれの特徴を知っておくのも大切です。

ドラッグストア(OTC販売のみ)に向いている人・向いていない人の特徴

ドラッグストア(OTC販売のみ)に向いている人・向いていない人の特徴には、主に以下のようなものが挙げられます。

ドラッグストア(OTC販売のみ)に向いている人

  • コミュニケーションを取るのが好きな人
  • 店舗運営関連の業務に抵抗が無い人
  • 薬剤師以外の業務の経験を積みたい人
  • OTC医薬品に関する知識を深めたい人

ドラッグストア(OTC販売のみ)に向いていない人

  • 薬剤師としてスキルアップを目指したい人
  • 調剤・服薬指導業務の経験を積みたい人
  • 接客に対して苦手意識を持っている人
  • 負担の少ない職場で働きたい人

OTC販売のみのドラッグストアでは、小売業としての接客対応や店舗運営業務がメインになるため、コミュニケーションが好きな人や店舗関連業務への抵抗がない人は向いていますね。

また、薬剤師以外の仕事の経験を積みたい人やOTC医薬品販売の経験を積みたい人は、OTC医薬品販売のみのドラッグストアで働くのも良いですよ。

逆に、薬剤師としてスキルアップを目指したい人や調剤・服薬指導業務の経験を積みたい人は、OTC医薬品販売のみのドラッグストアは調剤関連スキルを磨く機会がほとんどないため向いていないですね。

その他にも、販売業務がメインになりますし、職場に薬剤師の数が少ないため、接客業務に苦手意識を持っている人や負担の少ない職場で働きたい人は他の業種で働いた方が良いかもしれません。

ドラッグストア(調剤薬局併設)に向いている人・向いていない人の特徴

ドラッグストア(調剤薬局併設)に向いている人・向いていない人の特徴には、主に以下のようなものが挙げられます。

ドラッグストア(調剤薬局併設)に向いている人

  • 調剤・服薬指導の経験を積みたい人
  • 様々な診療科の処方箋の調剤をしたい人
  • OTC医薬品の販売業務にも興味がある人
  • かかりつけ薬剤師として地域に貢献したい人

ドラッグストア(調剤薬局併設)に向いていない人

  • 専門的な薬学の経験を積みたい人
  • 調剤関連業務に集中したい人
  • 薬剤師以外の仕事に興味がない人
  • 店舗の販売業務に興味がない人

調剤薬局併設のドラッグストアで働くのに向いている人の特徴には、調剤・服薬指導をはじめとした薬剤師業務の経験を積みたい人、様々な診療科の処方箋の調剤経験を積みたい人が挙げられます。

また、処方箋だけではなくOTC医薬品の販売や関連業務の経験を積みたい人、地域のかかりつけ薬剤師として貢献していきたいと考えている人も調剤薬局併設のドラッグストアで働くのはおすすめです。

ですが、調剤薬局併設のドラッグストアでは、病院薬剤師や製薬会社のように専門性の高い経験を積む機会は少ないですし、調剤業務や服薬指導に集中したい薬剤師は調剤薬局に勤めたほうが良いですね。

その他にも、薬剤師としての仕事以外はしたくないと考えている人やドラッグストアでの店舗運営や販売業務に興味のない人はストレスを感じることもあるので、他の業種で働いたほうが良いです。

ドラッグストア薬剤師の需要と将来性

薬剤師として働く際に「ドラッグストアの需要や将来性はどうなっているのか」が気になる人もいると思いますが、ドラッグストアは年々全国で店舗数も増加しており将来性のある業種です。

薬剤師の需要は有効求人倍率の減少やその他の理由で低下気味にありますが、それでも医療において必要不可欠な職種なので、具体的にドラッグストアで働く薬剤師の需要や将来性がどれくらいあるのかについて解説していきますね。

ドラッグストア(OTC販売のみ)の需要と将来性

ドラッグストアの中でもOTC医薬品の販売のみをしている店舗では、登録販売者の需要が高く、薬剤師は雇うとしても少人数になることが多いです。

OTC医薬品のみのドラッグストアの需要は地域によって大きく変わるのですが、利便性が良いエリアや人が多い地域、逆に近隣にスーパーなどの施設が少ない場合には需要が高い傾向にあります。

もちろん、OTC医薬品販売のみのドラッグストアでも、要指導医薬品や第1類医薬品を取り扱う関係で薬剤師は必要不可欠なのですが、採用数は少なくなる傾向にある点には注意が必要ですね。

また、経験という点でもOTC医薬品販売や小売に関する経験は積めますが、薬剤師としてのスキルアップやキャリアアップは目指しづらいので、将来性はそこまで高くはないかもしれません。

ドラッグストア(調剤薬局併設)の需要と将来性

調剤薬局が併設されているドラッグストアの中では薬剤師の需要も高く、薬剤師としての調剤業務経験を積む機会もあるので将来性は十分にありますね。

特に、調剤薬局が少ない地域では調剤薬局併設のドラッグストアが、かかりつけ薬剤師としての役割を担うこともありますし、会社によっては在宅訪問サービスを提供しているところもあります。

また、ドラッグストアではOTC医薬品の知識や販売ノウハウが身に付きますし、処方箋との飲み合わせやOTC医薬品以外の商品の相談対応もできるため、セルフメディケーション意識が高まっている現代において求められる経験を積むこともできます。

そのため、もしドラッグストアで働こうと考えている場合には、調剤薬局が併設されている店舗を中心に探していくと、薬剤師としての知識も活かせますし、調剤薬局や病院とは異なる経験を積めるかもしれませんよ。

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調剤薬局が併設されているドラッグストアの求人を探すなら、マイナビ薬剤師ファルマスタッフを活用するのがおすすめですね。


また、薬キャリエージェントでもドラッグストアの求人を取り扱っていますし、非公開求人も多数取り扱っているため、転職する際には活用すると良いですよ。

薬剤師におすすめの転職エージェント

  • マイナビ薬剤師
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薬剤師の将来性についてより詳しく知りたい人は、以下の記事で解説しているのでチェックしてみてくださいね。

薬剤師に人気のあるホワイトなドラッグストアの特徴

一般企業と同じくドラッグストアにも、従業員が働きやすいよう待遇や環境整備に力を入れているホワイト企業があります。

とくに、成長スピードが早いドラッグストアでは、各社しのぎを削っており、様々な取り組みをおこなっています。その中から健康経営優良法人としてホワイトな運営をしている企業を見極めるためには、ホワイトなドラッグストアの特徴を把握することが大切です。

経済産業省の健康経営優良法人認定制度を元にホワイトなドラッグストアの特徴をまとめました。

ホワイトなドラッグストアの特徴

  • 有給取得率が高い
  • 離職率が低い
  • 残業時間が少ない
  • 社員の平均年齢の幅が広い
  • 福利厚生が充実している
  • コンプライアンス意識が高い

ホワイトなドラッグストアでは、上記のような特徴があります。

従業員が働きやすいような環境を作ったり、ライフステージやプライベートに合わせて休日を取りやすくするなど、社員が伸び伸び働けるよう適切な対応をしてくれるのが特徴です。

その他にも、実際に健康経営優良法人に選ばれているドラッグストアは社員の健康促進に力を入れていたり、女性が働きやすい環境を整えていたりしています。

これらの特徴を踏まえてホワイトなドラッグストアを見極めるようにしてください。

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逆に注意点としては同じ店舗で同じポジションの求人を頻繁に出している店舗には注意が必要です。

入社してもすぐに辞めてしまう人が多い可能性が高いので、同じ店舗とポジションで求人を頻繁に出している企業には注意するようにしてくださいね。

薬剤師が働くドラッグストアを選ぶ際のポイント

薬剤師が転職で働くドラッグストアを選ぶ際には、以下のポイントを意識して見ていくと転職後にミスマッチの発生を防ぐことができますよ。

  • 業務内容・ポジション
  • 勤務時間・シフト体制
  • 通常時と繁忙期の残業時間
  • 年収・労働環境・休日
  • 通勤時間や通勤手段
  • 福利厚生や教育体制
  • ドラッグストアの方針
  • 配属先の店舗
  • 異動や転勤の有無

薬剤師がドラッグストアで働く場合には、薬剤師の業務が中心になるのか、OTC医薬品販売や他の業務をどの程度対応するのか変わるため、業務内容やポジションはしっかりと確認することが大切です。

また、勤務時間や夜勤の有無・頻度などのシフト体制に関すること、残業時間の目安や年収・労働環境・休日などの労働条件に関する情報、通勤時間や通勤手段に関する情報も確認しておきましょう。

そして、ドラッグストアは福利厚生が整っている会社も多いですが、具体的にどのような福利厚生があるのか、教育体制がどうなっているのかも確認しておくと安心です。

その他にも、ドラッグストアの方針を確認しておいたり、配属先の店舗や異動・転勤の有無までしっかりと確認しておくと、転職後のミスマッチを防ぐことにも繋がりますよ。

薬剤師がドラッグストアへ転職する方法

ドラッグストアは求人が多く、さまざまな方法で転職することができます。自分で直接応募したり、転職支援サービスを使う方法もあります。

ここでは薬剤師がドラッグストアへ転職する主な方法を3つ紹介します。

直接店舗や会社の求人に応募する

近場のドラッグストアへ転職できないか検討している場合には、直接店舗で募集があるかチェックしたり、チェーン店なら会社のHPをチェックして求人へ応募するのも1つの方法です。

店舗に掲載されているチラシの募集はパート・アルバイトのものが多いですが、中には正社員を募集していることもありますし、チェーン店では本社で求人応募を一括管理しているところも多いのでホームページを確認したほうが良いですね。

また、店舗や会社に直接応募するのはハードルが高いと感じるかもしれませんが、応募したい店舗や会社が決まっているのであれば、直接採用担当者とやり取りができたほうが担当者の対応や雰囲気も把握しやすくなります。

そのため、気になっているドラッグストアが決まっている場合には、まずは薬剤師を募集しているかどうかを店舗や会社のホームページで探してみると良いですよ。

転職サイトを活用して求人を探す

薬剤師が転職活動をする際に、自分で希望に合う求人を探したいと考えているのであれば、薬剤師向けの転職サイトを活用する方法もありますね。

薬剤師向けの転職サイトでは、直接応募できて採用担当者とやり取りができる求人がありますし、スカウト機能で希望に合う求人を見つけてから転職を進めることもできるので、自分のペースで転職活動を進めていきたい人にはおすすめです。

また、転職サイトの中には複数の転職サイトの求人をまとめて掲載しているプラットフォーム型のサービスもあるため、豊富な選択肢の中から希望に合う求人を取り扱っているサービスを探したいなら活用してみると良いですよ。

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転職サイトでは、自分のペースで転職活動を進めていけるのがメリットですが、求人探しから採用担当者とのやり取りまで全て自分で対応する必要があります。


そのため、初めて転職をする人や転職支援を希望する人には向いておらず、転職経験がある人や薬剤師経験が豊富な人向けの方法である点には注意しましょう。

薬剤師におすすめの転職サイトランキングは下記の記事で詳しく解説しています。

転職エージェントを活用して求人を探す

薬剤師が転職をする際には、転職サイトだけではなく薬剤師向けの転職エージェントを活用して転職活動を進めていく方法もあります。

転職エージェントでは、求職者の希望に合わせて求人を紹介してくれますし、転職に関する相談や応募求人の採用担当者との連絡の仲介、職務経歴書の添削、面接対策のフォローまで対応してくれます。

そのため、転職が初めての人や相談しながら転職活動を進めていきたい人でも安心して転職活動を進めることができますし、働きながら転職活動を進めたい人にもおすすめですね。

また、転職エージェントでは非公開求人も取り扱っており、転職エージェントによって求人数や得意分野が変わってくるので、もし希望にマッチする求人を探したい場合には複数の転職エージェントを併用すると良いですよ。

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薬剤師がドラッグストアの求人を探すのであれば、ドラッグストアの求人の取り扱いの多いマイナビ薬剤師ファルマスタッフを活用すると良いですよ。


また、薬キャリエージェントも転職支援実績が豊富で利用者満足度も高いため、転職で手厚い支援をしてもらいたい人は併せて登録しておきましょう。

薬剤師におすすめの転職エージェント

  • マイナビ薬剤師
    人材業界大手のマイナビが運営。手厚いフォローに定評アリ!
  • ファルマスタッフ
    東証プライム上場の日本調剤グループが運営!20年以上の実績と信頼
  • 薬キャリ AGENT
    薬剤師の登録者数No.1*!医療業界専門のエムスリーグループが運営 *エムスリーキャリア調べ

薬剤師におすすめの転職エージェントランキングについて、さらに詳しく知りたい人は下記の記事もチェックしてみてください。

ドラッグストア薬剤師の求人例・福利厚生

ドラッグストアで働こうと考えている薬剤師の中には、具体的にどのような求人があるのか気になっている人もいると思います。

そこで、OTC販売のみのドラッグストアと調剤薬局併設のドラッグストアの求人例をそれぞれ紹介していくので、参考にしてみてくださいね。

まずは、ドラッグストア(OTC販売のみ)の求人例を紹介します。

神奈川県 OTC専門店

・月収   :30万円~40万円程度
・年収   :480万円~600万円程度
・仕事内容 :店舗にてOTC販売等
・営業時間 :10:00~21:00
・勤務時間 :月~土8:30~21:00(休憩60分)
       ※週40時間シフト制
       ※各店舗の営業時間に準ずる
・休日・休暇:週休2日制・有給休暇
       ※祝日を含む週休2日制
・手当   :通勤手当・残業手当
・福利厚生 :雇用保険・労災保険・健康保険
       厚生年金保険・退職金
       育児休暇制度・介護休職制度
       退職金・社員割引制度
       会社契約リゾート施設

東京都 OTC専門店

・月収   :30万円~
・年収   :450万円~650万円程度
・仕事内容 :店舗にて医薬品の販売業務
・営業時間 :9:00~23:30
・勤務時間 :9:00~23:30
       ※平均実働時間170時間/月
       ※原則1日8時間 平均週40時間
・休日・休暇:週休2日制・年末年始休暇
       夏季休暇・有給休暇
       慶弔休暇・出産/育児休暇
・手当   :通勤手当・住宅手当
       家族手当・残業手当
       役職手当・資格手当
・福利厚生 :雇用保険・労災保険・健康保険
       厚生年金保険・財形貯蓄
       社員持株会制度・育児休暇制度
       介護休職制度・社員割引制度
       借り上げ社宅制度・買物割引
       処方箋調剤負担金補助制度

※参照:マイナビ薬剤師

転職エージェント末永 末永

OTC医薬品販売のみのドラッグストアの求人は、年収450万円〜600万円程度の求人が多くて、福利厚生で差別化がされている印象がありました。


また、販売店ということで社員割があったり、社宅が用意されているような求人も多かったですね。

次に、ドラッグストア(調剤薬局併設)の求人例を2つご紹介していきます。

神奈川県 調剤薬局併設ドラッグストア

・月収   :27万円~45万円程度
・年収   :450万円~600万円程度
・仕事内容 :医薬品・健康食品の相談販売
       保険調剤・居宅療養管理指導
・営業時間 :OTC 月~日・祝/9:00~22:00
       調剤 月~金/10:00~19/00
       土/10:00~14:00
・勤務時間 :OTC 月~日・祝/9:00~22:00
       調剤 月~金・10:00~19:00
       調剤 土・10:00~14:00
       ※休憩60分
・休日・休暇:週休2日制・有給休暇
       慶弔休暇・出産/育児休暇
       調剤 日曜日・祝日
・手当   :通勤手当・住宅手当・役職手当
       資格手当・こども手当
・福利厚生 :雇用保険・労災保険・健康保険
       厚生年金保険・社員持株会制度
       社員割引制度・資金貸付制度
       退職金・社員購買割引・社宅
・研修制度 :通信教育・海外研修・薬学研修
       薬剤師等級別セミナー
       社内専任講師による定期的医学

神奈川県 調剤薬局併設ドラッグストア

・月収   :33.7万円~50万円程度
・年収   :480万円~600万円程度
       賞与 年2回(6月・12月支給)
       昇給 年1回
・仕事内容 :調剤業務・服薬指導
       OTC医薬品のカウンセリング
       健康相談、在宅医療
・応需科目 :全社にて面応需が主体
・営業時間 :調剤 月火木金 9:30~19:00
          水土 9:30~18:00
・勤務時間 :早番 9:30~18:30(休憩60分)
       遅番 10:00~19:00(休憩60分)
       ※週40時間労働制
・休日・休暇:調剤 日曜日・祝日
・手当   :通勤手当・残業手当
       資格手当・借上住宅・家賃補助
・福利厚生 :雇用保険・労災保険・健康保険
       厚生年金保険・社員持株会制度
       育児休暇制度・介護休職制度
       社員割引制度・社員慰労会
       退職金・薬剤師賠償責任保険
       育児短時間勤務制度
       育児フレキシブル勤務
・研修制度 :薬剤師研修・接遇研修
       調剤配属者研修・在宅研修
       健康サポート薬局研修
       かかりつけ/対人業務研修
       eラーニング等

※参照:マイナビ薬剤師

転職エージェント末永 末永

調剤薬局併設のドラッグストアの求人には、主に調剤業務や在宅医療関連業務の対応がある求人も多かったです。


また、調剤薬局も併設されているため、薬剤師のスキルアップのための研修が充実している点もOTC医薬品販売のみのドラッグストアとの大きな違いですね。

ドラッグストアの福利厚生の例

ドラッグストアで働く場合には、会社によって様々な福利厚生があり、働きやすい職場を探す際には重要な指標となることも多いです。

ですが、福利厚生にはどのようなものがあるのかがわからない人もいると思うので、ドラッグストアでよくある福利厚生についてまとめてみました。

法定福利厚生の例

  • 雇用保険・健康保険・厚生年金保険
  • 介護保険・労災保険
  • 産休・育休・介護休暇有給休暇
  • 育児・介護のための時短勤務

法定外福利厚生の例

  • 役職手当・異動手当・転勤手当
  • 通勤手当・住宅手当
  • 薬剤師賠償責任保険
  • 健康診断・人間ドックの実施
  • 研修実施・セミナー参加費用負担

その他の福利厚生の例

  • 子育て費用の一部負担
  • 慶弔見舞金・慶弔休暇
  • 誕生日休暇・誕生日祝い金
  • 夏季休暇・リフレッシュ休暇

福利厚生には、法的に規定に含むことを定められている法定福利厚生と事業者の任意に設定できる法定外福利厚生がありますが、基本的に福利厚生の内容は一般企業と大きな差はありません。

薬剤師の場合には薬剤師賠償責任保険と研修関連の福利厚生の重要度は高いですが、その他の要素としては、働き方の希望に合う福利厚生があるかどうかで探すのが良いですね。

福利厚生で求人を探すと視野が狭くなるので、こだわり過ぎるのは良くありませんが、もし複数の選択肢で悩んでいる際には年収や待遇だけではなく、福利厚生の内容を見て決めるのも良いと思いますよ。

薬剤師がドラッグストアへ転職するのならプロに相談するのがおすすめ

ドラッグストアの仕事内容ややりがい、働き方は店舗によっても大きく違います。つまり、しっかり企業研究や求人情報を把握しなければ、なかなかミスマッチのない転職が難しいです。

そんな時は、転職エージェントに頼ってみてください。転職エージェントは、薬剤師の転職に精通したキャリアアドバイザーが現在の状況やキャリアプラン、希望条件、要望などを考慮し求人を紹介してくれます

その他にも以下のような転職支援をしてくれます。

  • 詳しい求人・企業情報の共有
  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 希望にマッチする求人の選定
  • 転職・キャリアアドバイス
  • 面接対策
  • 条件交渉代行
  • 入社後フォロー

転職エージェントに頼れば、ミスマッチのない転職を実現しやすいだけでなく、自分の希望も叶いやすいです。また、転職活動中の悩みも解決してくれるため、不安も残りにくくなります。

特に以下のような転職エージェントは薬剤師に特化しており、サポートの質にも定評があります。

初めての転職活動の人だけでなく、転職を成功させたい人などすべての人におすすめです。

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転職エージェントを活用する際には、数が多くて登録するサービスに悩む人も多いですが、マイナビ薬剤師ファルマスタッフ薬キャリエージェントに登録しておけば一通り希望に近い求人を探すことができます。


いずれの転職エージェントも転職支援実績が豊富ですし、非公開求人も多数取り扱っているので、複数のサービスに登録して、求人探しの幅を広げていくと希望する求人を見つけやすくなりますよ。

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ドラッグストア薬剤師に関するよくある質問

ドラッグストア薬剤師に関するよくある質問をまとめました。

ドラッグストアへ転職する際の参考にしてみてください。

ドラッグストアで働く薬剤師の割合

人物 転職者

ドラッグストアで働く薬剤師の割合について教えてください。

転職エージェント末永 末永

厚生労働省が発表する「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、薬局で働く薬剤師は58.9%、医薬品関係企業の店舗販売に関わる薬剤師の割合は1.9%となっています。


調剤薬局併設されたドラッグストアよりもOTC販売のみのドラッグストアで働く薬剤師の方が少ないことがわかりますね。実際、OTC販売のみのドラッグストアの求人は出会うのも珍しく、レア求人になっています。

▲よくある質問に戻る

ドラッグストア薬剤師の年収が高い理由

人物 転職者

ドラッグストア薬剤師の年収が高くなる理由ってなんですか?

転職エージェント末永 末永

ドラッグストア薬剤師の年収が高い理由には、人手不足の解消とシフト制による勤務形態があります。


新店舗の拡大や各社の競争が加熱化しているドラッグストア業界では、人手を確保するため高待遇になっている傾向にあります。また、店舗によっては平日に限らず深夜勤務や土日、祝日勤務も発生するため、その分給与が高くなっています。

▲よくある質問に戻る

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