ドラッグストア薬剤師はきつい?大変な理由や転職で後悔しないコツ
ドラッグストア薬剤師の仕事内容はきついのか?について、その理由を現役エージェントが徹底解説します。
さらにドラッグストア薬剤師が向いてる人の特徴や転職で後悔しないためのコツ、おすすめの転職先も紹介します。
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ドラッグストア薬剤師がきつい・後悔したと感じる理由
ドラッグストアで働く薬剤師はきつい、転職して後悔したと感じる理由について詳しく紹介していきます。
他の薬剤師がなぜドラッグストアがきついと感じたのかを把握することで、転職すべきかの意思決定に役立てることができます。
とくに多いのが以下のような理由です。
店舗異動の頻度が高い
ドラッグストアで勤務する場合、店舗異動の頻度が多いことが薬剤師がきついと感じてしまう要因になっています。
実際に大手ドラッグストアでは、社員の成長を目的として1年〜1年半で店舗異動をおこなっています。また、数ヶ月で異動する人や5年以上同じ店舗で働いている人など、人によって大きな差があるドラッグストアも存在します。
ドラッグストアの店舗数は年々増加傾向にあり、実際に経済産業省が発表する「商業動態統計(2024年2月速報)」でも、全国の店舗数は約19,000店舗、前年比3.2%増であることがわかりました。
新しい店舗が増えているのに伴い、全国へ異動する可能性を考慮してドラッグストアに転職しなければなりません。
末永
シフト制で生活リズムが乱れやすい
ドラッグストアで勤務する薬剤師は、生活リズムが取りづらくきつい・つらいと感じてしまう人もいます。
ドラッグストアは、年中無休で1日の営業時間が長いため、薬剤師のほとんどがシフト制勤務になっています。シフト制は早番・中番・遅番に分かれていますが、週に「早番・遅番・早番」といったローテーションがあるとプライベートな時間が取りにくいと感じてしまいがちです。
薬剤師が在籍していなければ、第一類医薬品や要指導医薬品などのOCT医薬品を販売できないため、早番や遅番など薬剤師は様々な勤務パターンを経験します。
末永
営業時間が長く、様々な働き方ができるのでパートやアルバイト勤務ができる点もドラッグストアの特徴の1つですね。
その一方でプライベートな時間を確保しにくいデメリットもあります。
接客など服薬指導以外の仕事が多い
ドラッグストアの仕事は多岐に渡り、接客などの服薬指導以外の仕事も増えてきます。それが薬剤師にとっては負担になると大変だと感じやすくなります。
ドラッグストア店舗によっても異なりますが、ドラッグストア勤務の薬剤師の仕事内容は以下となります。
ドラッグストア薬剤師の主な仕事
- 医薬品の販売
- 接客・レジ打ち
- 品出し
- 在庫管理・商品発注
- その他店舗運営
ドラッグストア勤務になると、薬剤師として医薬品に関する仕事だけに留まらず、店舗運営に関わる仕事をこなしていく必要があります。
このように業務範囲がかなり広範囲で、様々な経験ができるメリットもある反面、やらなければならないことが多すぎてきついと感じてしまう薬剤師も少なくないようです。
末永
実際に店長という立場を担う薬剤師も多く、店舗の売り上げや従業員への配慮などを担う薬剤師もいるようですね。
商品搬入など力仕事が多い
ドラッグストアでは、医薬品の他にも化粧品や日用品や食品などを販売しているため、商品搬入などの力仕事が多くなり、しんどいと感じてしまいやすいようです。
ドラッグストアの店舗によっては大型店舗も存在し商品数もかなり多く、商品搬入にかなり時間がかかる場合もあります。また、飲料水などかなり重量のあるものも搬入し、店舗内に陳列していく仕事も担うため、薬剤師の仕事とはかなりかけ離れた仕事もしなくてはなりません。
そのため、「こんなはずでは」とドラッグストアへの転職を心底後悔してしまう薬剤師も少なくありません。
末永
実際にパート・アルバイトに仕事を任せることもありますが、人数が確保できない場合には薬剤師が商品搬入などもおこなわなければならないようですね。
販売ノルマがある
ドラッグストアによっては販売ノルマが課せられることもあり、それが薬剤師に負担となることもあります。
実際に店舗全体の利益を求められることもありますが、多くの場合「販売強化品」に対する販売ノルマです。この「販売強化品」は、医薬品だけでなく自社ブランドの商品、化粧品、栄養ドリンクなどになることもあります。
つまり、顧客に商品を訴求していく商品知識も求められるだけでなく、それを店舗全体に共有し販売を強化していかなければなりません。
実際に販売スキルなどが必要となる場面もあることから、想定外の仕事を担うことになった薬剤師が転職を失敗したと感じてしまうようです。
末永
ドラッグストアによっては、毎月販売強化品が変わるので広い商品知識が必要となるケースが多いですね。
強化商品に応じて、売り場を変えたり販促手法を考えるなど、業務量も幅広くなります。業務量の多さに不満を抱える薬剤師もいるようですね。
一人薬剤師になることがある
ドラッグストアに勤務して「一人薬剤師」になってしまい、つらいと感じてしまう薬剤師もいるようです。
末永
「一人薬剤師」とは、通常複数の薬剤師で分担する仕事を1人で担う薬剤師を言います。
店舗規模が小さい場合などに一人薬剤師として勤務となる場合が多いようです。
一人薬剤師が起きてしまう理由には、薬剤師不足が背景にあります。
厚生労働省の発表する「薬剤師確保のための調査・検討事業報告書」によると、薬剤師不足を感じている薬局は41.2%にのぼり、薬剤師が不足している状況が見て取れます。
しかし、一人薬剤師になってしまうと休憩や休暇も取りづらく、仕事範囲も広くなってしまうのできついと感じやすく転職を考える薬剤師も出てきてしまうようです。
末永
実際に、私が知っている店舗でも薬剤師だけが正社員で、あとはパート・アルバイトで編成されているドラッグストアもあり、全ての責任や負担が薬剤師にかかり、一人薬剤師状況になっている人もいますね。
OTC医薬品に関する勉強が必要
ドラッグストアで勤務する薬剤師は、OTC医薬品に関する勉強が必要になり、それがつらいと感じてしまう薬剤師もいます。
OTC医薬品とは、「Over The Counter」の略でカウンター越しで薬を販売することに由来しており、処方箋なしで購入できる医薬品のことを指します。
実は、このOTC医薬品のなかにも以下のような分類があり、それぞれ販売する際の薬剤師の対応が変わってきます。
要指導医薬品 | 薬剤師のみ販売可能 対面と書面での情報提供の義務がある |
---|---|
第1類医薬品 | 薬剤師のみ販売可能 書面による情報提供の義務がある |
第2類医薬品 | 薬剤師または登録販売者が販売可能 情報提供は努力義務 |
第3類医薬品 | 薬剤師または登録販売者が販売可能 情報提供の有無は法律上規定なし |
このOTC医薬品の一般用医薬品は8,606品目(2020年12月時点)、要指導医薬品は13品目あると言われています。すべての医薬品をドラッグストアで取り扱うことはありませんが、数多くのOTC医薬品に関する知識が必要になるのは言うまでもありません。
今後も市場が拡大していくOTC医薬品に関しては、最新情報にも目を向けていく必要があり、薬剤師の役割がより一層重要になります。
末永
政府がセルフメディケーション(自主服薬)を促進していることもあり、最近では医療用医薬品を市販薬に転用した「スイッチOTC医薬品」も普及してきています。このように、OTC医薬品も動向が変わってくるので、薬剤師の勉強が不可欠になってきますね。
パート・アルバイトとの人間関係が深刻化しやすい
ドラッグストアでは、薬剤師だけでなくパート・アルバイトなど多くの人が勤務していることから人間関係が深刻化しやすく、大変に感じてしまう薬剤師も多いです。
営業時間などの関係上、ドラッグストアには様々な雇用形態、年齢、性別の人たちが働いていますが、その分人間関係も複雑化しやすく、深刻化しやすい環境でもあります。
そうしたなかで、人間関係に気を遣いながら働かなくてはいけない点も、薬剤師がストレスを感じてしまう要因にもなっています。
末永
学生アルバイト、高齢者を受け入れているドラッグストアも多いので、柔軟な対応力もドラッグストア勤務の薬剤師には必要な素質になっていますね。
経営合併で勤務条件が変わる可能性がある
ドラッグストアの場合、経営合併で勤務条件が変わる可能性があります。
先述しましたが、全国のドラック数は約19,000店舗と拡大しており、地域社会で薬局の担う必要性と役割は大きなものとなってきています。しかし、それに伴い、将来的な経営の効率化や業務体系の見直しが求められているのも事実です。実際に、厚生労働省が「薬局の求められる機能とあるべき姿」として方針を取りまとめています。その背景から、より良い経営条件を確保するために薬局業界では合併などが頻繁におこなわれているのです。
実際に大手同士も経営合併をしていることも多く、2024年2月にドラッグストア最大手「ウエルシアホールディングス」と「ツルハホールディングス」が経営合併すると発表しました。
こうした経営統合や合併になると、現場の薬剤師の勤務条件が変わる可能性があります。例えば、急に退職金制度がなくなってしまう、残業代がなくなってしまうなど悪いケースもあり、注意しなければなりません。
末永
入社した当初の条件と大きく変わり、給与等級なども見直しされるケースもあります。
こうして急に環境が変わってしまうことで、転職を後悔してしまう薬剤師も実際多いみたいですね。
ドラッグストア薬剤師がきついと感じる仕事内容
ドラッグストア薬剤師が実際にきついと感じている仕事内容について詳しく紹介していきます。
先ほども少し触れましたが、ドラッグストア薬剤師は以下のような様々な業務を抱えています。
ドラッグストア薬剤師の仕事内容
- 医薬品の販売
- 顧客の健康相談
- 接客・レジ打ち
- 商品補充
- 販売促進(売り場づくり・POP作成など)
- 在庫管理・商品発注
- その他店舗運営
具体的な業務内容を見てもわかるように、薬剤師としての資格を活かした業務は比較的限られており、多くの業務が「小売業」としての業務を担うことになります。
もちろん、力仕事やレジなどの仕事も入ってきますが、店舗運営や販促など「小売業」としての実績などを求められる傾向にあるので、薬剤師の専門領域以外のことを多く求められるため、きついと感じやすくなります。
調剤併設型ドラッグストアとの違い
ドラッグストアのなかには、調剤薬局と併設している調剤併設型ドラッグストアがあり、近年増加傾向にあります。
調剤併設型ドラッグストアとドラッグストアの大きな違いとしては「処方箋を受け付けているか」になります。調剤薬局が併設されているドラッグストアの場合には、処方箋の受付が可能です。
また、薬を処方できる幅に違いがあるため、薬剤師の業務も大きく異なります。
調剤併設型ドラッグストアでの仕事内容
- 処方せん調剤業務(調剤・服薬指導や援助)
- お薬手帳記載(薬歴記載)
- 薬品管理
- 医薬品の販売
- 接客・レジ打ち
- 品出し
- 在庫管理・商品発注
- その他店舗運営
ドラッグストアでおこなわれる業務にプラスして、処方せん調剤業務が追加されます。
薬剤師としての資格や専門知識が活かせるという点では、大きなやりがいがありますが、土日出勤やシフト制で勤務が必要である点は変わりません。
末永
ドラッグストアと調剤併設型ドラッグストアの違い、また働き方がどのように違うのかをもっと詳しく知りたい人は転職エージェントに相談してみてください。
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薬剤師におすすめの転職エージェント・転職サイトランキングについては、下記の記事で詳しく解説しています。
ドラッグストア薬剤師として働くメリット
ドラッグストア薬剤師として働くのはつらい、きついことばかりではありません。
大変な仕事ですが、待遇面も良く、見方を変えればメリットになることもあります。
ドラッグストア薬剤師として働くメリットを詳しく紹介していきましょう。
患者と直接コミュニケーションが取れる
ドラッグストア薬剤師になると患者さんと距離が近く、直接コミュニケーションが取れるメリットがあります。
ドラッグストアには、様々な人が訪れ直接健康状態などの相談を受ける機会が多く、症状に合わせた一般用医薬品やサプリメントをすすめていくなど、寄り添った支援が可能です。
このようにセルフメディケーションを通して患者や地域に貢献していける点では、大きなやりがいを感じられるメリットがあります。
末永
ドラッグストアに来るお客さんは、病気で悩みを抱える人ばかりではなく、美容や健康維持の観点でもアドバイスを求めてくることもあります。
様々な相談に乗れるのも、幅広い商品を取り扱っているドラッグストアならではの特徴ですね。
他の職場と比べて年収が高め
ドラッグストア薬剤師の年収は、比較的高めになっている点もメリットと言えます。
2024年4月時点のマイナビ薬剤師が保有している求人から薬剤師の平均年収をみていくと以下のようなことがわかります。
平均年収 | |
---|---|
調剤薬局 | 428.7~596.3万円 |
病院薬剤師 | 401.4~542.2万円 |
ドラッグストア | 446.5~594.3万円 |
製薬会社 | 431.1~664.4万円 |
引用元:マイナビ薬剤師 |
ドラッグストア薬剤師の年収は、製薬会社の次に高くなっています。
ドラッグストアにも薬剤師の存在は重要で、薬剤師は薬の販売・調剤業務に留まらず、店舗運営などを任される傾向にあるので、年収帯が高めになっています。
求人が多く転職難易度が低い
ドラッグストアは求人数が多く、転職難易度が低いのも1つのメリットと言えます。
2024年時点で、多くの薬剤師が活躍しているのが調剤薬局とドラッグストアです。厚生労働省のデータによると、令和2年12月時点で188,982人、全体の58.7%を占める薬剤師が調剤薬局やドラッグストアで勤務しています。
実際にドラッグストアが増加していけば、求人も増えていくため転職チャンスはかなりあると考えられます。
末永
8兆3,438億円の市場規模であるドラッグストア市場では、採用コストもかなりかけて人を集めています。
大手ドラッグストアからの採用アプローチがすごいという声もよく聞きますね。
調剤以外のスキルも身に付く
ドラッグストア薬剤師は、調剤以外のスキルも身につけることができます。
先ほども紹介してきたように、ドラッグストア薬剤師の仕事は、接客や店舗運営、店舗経営などあらゆる仕事を担っていきます。
これらは大変である反面、店舗運営や経営などに関わりキャリアアップを目指せるチャンスでもあります。
経営やマネジメントなどに関われば、将来独立の役に立ったり、さらなるキャリアアップの機会も得られます。
末永
OTC医薬品やセルフメディケーションの知見も広げられるだけでなく、「売り方」を学べるのもドラッグストアならではですね。
そういった幅広い経験は将来のキャリアアップにも役立てることができますよ。
福利厚生が整っていることが多い
ドラッグストア薬剤師は、福利厚生が整っている傾向にあり比較的働きやすくなっています。
ドラッグストアは、薬剤師不足を抱えているため薬剤師に継続的に勤務してもらえるために、手当や働く環境を積極的に整えている傾向にあります。
リフレッシュ休暇制度や、産休・育休制度や時短勤務制度、介護休業制度など長期休暇が取れる体制を整えているだけでなく、保養施設やレジャー施設の優待などを導入してる企業も多いです。
また、大手ドラッグストアでは「社宅制度」、「財形貯蓄制度」など経済的な支援も手厚い傾向にあります。
末永
このようにメリットもたくさんのドラッグストアですが、きついと感じてしまう薬剤師も確かにいるので、しっかり求人先の情報を把握しておく必要があります。
求人先の情報や福利厚生を細部まで知りたいなら、転職エージェントに相談してみてください。実際に店舗や企業を訪れて情報をキャッチしているため、相違のない情報を提供してくれますよ。
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ドラッグストア薬剤師に向いてる人の特徴
ドラッグストア薬剤師に向いている人の特徴も把握するのが大切です。
ドラッグストアの仕事にやりがいを持てる人、きつい・つらいと感じてしまう人がいますが、それは向き不向きが影響しています。
ドラッグストアに転職して後悔しないためにも、ドラッグストア薬剤師に向いている人を把握しておいてください。
ドラッグストア勤務に向いている人は、上記のような特徴を持った人です。
順番に詳しく解説していきます。
年収を上げたい人
先ほども紹介したように、ドラッグストアの年収は製薬会社の次に年収帯が高いです。
製薬会社は求人数が少なく、転職する難易度がかなり高めであり、なかなか難しいです。しかし、ドラッグストアは年収帯か高く、転職もしやすいので転職で年収アップを実現させたい人に向いています。
福利厚生が整った職場で働きたい人
ドラッグストアは福利厚生が手厚いので、整った環境で働きたい人に向いています。
大手ドラッグストアは、独自の福利厚生を用意しているところが多く、「リフレッシュ休暇制度」や「結婚休暇」など休暇制度が充実していたり、「旅行補助」や「社員割引制度」など経済的支援、「育児支援」などといった働き方支援などかなり手厚いです。
福利厚生を重視して転職したい人には、ドラッグストアの環境は申し分ないと言えます。
キャリアアップ・市場価値を高めたい人
ドラッグストアで勤務すると、キャリアアップや市場価値を高めたい人にも向いています。
ドラッグストア薬剤師は、調剤業務の他にも接客や店舗運営に関わるため、様々なスキルを身につけることができます。
ドラッグストアで身に付くスキル
- コミュニケーションスキル
- 分析・判断力
- 目標設定力
- マネジメント能力
実は、これらのスキルはポータルスキルとして、どんな職種や業界でも活かすことができます。
つまり、これらのスキルを身につけることで市場価値を高め、様々なキャリアの選択ができるようになり、自分の描くキャリアアップも実現させやすくします。
ポータブルスキルとは何か?について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
コミュニケーション能力がある人
ドラッグストア薬剤師が向いている人は、コミュニケーション能力がある人です。
ドラッグストアでは、様々な人が訪れ様々な相談をしていくので、その相談に対し柔軟に対応していかなければなりません。
またそれ以外にも、「販売強化商品」に関しては自ら積極的に商品を勧めていかなければなりません。そのため、コミュニケーション能力が高い人が活躍しやすく、コミュニケーション能力を活かして働きたい人に向いています。
末永
このようにドラッグストアに向いている人は、ドラッグストアで活躍していくことができますが、逆に不向きであれば、ミスマッチが起きてしまいます。
もしミスマッチを防ぎたいなら、転職エージェントに相談してみてください。ドラッグストアを含めた自分にマッチした求人を転職のプロが探してくれますよ。
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ドラッグストア薬剤師が転職で後悔・失敗しないためのコツ
ドラッグストア薬剤師が転職で後悔・失敗しないためには転職エージェントを利用してみてください。
ドラッグストアは店舗によって働き方や待遇がさまざまなので、自分の希望に合うところをしっかり選ぶことが大切になります。ドラッグストアだからと適当に選んでしまうと、後悔することになりかねません。
そのため、後悔・失敗しないためには、プロに相談するのが1番です。
転職のプロである転職エージェントに相談すれば、以下のような転職支援をしてくれます。
- 求人の選定
- 履歴書と職務経歴書の添削
- 面接対策
- 条件交渉
- 入職後フォロー など
転職エージェントに相談すれば、実情や内部情報なども教えてもらうことができ、望む働き方ができるドラッグストアを選ぶことができます。
とくに、薬剤師に特化した転職エージェントを選べば、キャリアアドバイザーからより詳細の情報を得られますよ。
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ドラッグストア薬剤師への転職方法について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事もおすすめです。
ドラッグストア薬剤師の後悔・失敗した体験談
ドラッグストア薬剤師の後悔・失敗した体験談を紹介します。
実際に経験した人の体験談もぜひ参考にしてみてください。
30代・男性
ドラッグストアの店長として勤務しています。正社員は私1人で、あとはパート・アルバイトで店舗を運営していました。
調剤業務の他にもマネジメントや管理業務があり、これらはキャリアアップに役立つと考え、積極的に業務をこなしてきました。しかし、正社員が自分1人であることにプレッシャーがかかり、なおかつパートさんたちの人間関係が拗れてしまいシフト作成にも気を使うようになりました。
仕事自体はやりがいがあり良かったのですが、かかる負担が大きく辞めたいと感じてしまいました。
40代・女性
年収アップを目指してドラッグストアに転職しましたが、夜勤がきつく体力的に限界を感じました。
私が転職したのが24時間のドラッグストアだったので、夜勤があり生活リズムが崩れてしまい転職を後悔しました。幸いにも、近隣に24時間営業ではない新しい店舗ができ、そちらに異動できたので、続けていますが当初は辞めて転職しようか本気で悩みました。
勤務時間は事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
20代・女性
これまで調剤薬局に勤務していましたが、子育てを機に退職。子供との時間を大切にしたくドラッグストアでパートタイムで働くことにしました。
子供がいるのでシフトを配慮してくれる点は大変ありがたかったですが、商品搬入などの力仕事が多く、調剤薬局時代より体力が必要でした。私は体力に自信がなかったので、仕事はかなりきつかったです。結局、調剤薬局に戻りました。
ドラッグストア以外で薬剤師におすすめの転職先
ドラッグストア以外で薬剤師のおすすめの転職先を紹介していきます。
薬剤師の転職先によってメリットやデメリット、合う合わないが異なるため、どんなキャリアを歩んでいきたいか自己分析をおこない、明確にしていくことが大切です。
ただし、ドラッグストアは求人が多めであるのに対し、以下のような転職先は基本的に転職難易度が高くなり、調剤経験も必要になることを覚えておいてください。
それぞれの勤務先について詳しく解説していきます。
末永
薬剤師に強い転職エージェントはドラッグストアの求人だけを取り扱っているわけではありません。
出回ることが少ない調剤薬局・病院・製薬会社の待遇が良いレアな非公開求人を扱っています。
非公開求人は登録しないと閲覧できないため、貴重な転職先を見逃さないためにも求人が豊富なマイナビ薬剤師・ファルマスタッフ・薬キャリエージェントの3社に相談することをおすすめします。
調剤薬局
ドラッグストア以外では、調剤薬局もおすすめの転職先の1つになります。
調剤薬局での薬剤師は、調剤業務をメインにするので、ドラッグストアのような幅広い業務はありません。
調剤薬局薬剤師の仕事内容
- 調剤業務
- 服薬指導
- 薬歴管理 など
クリニック近隣の調剤薬局であれば、クリニックや病院に合わせているため残業もなく、土日休みであるためワークライフバランスを整えながら仕事することができます。
薬剤師として専門スキルを身につけたい、プライベートを充実させたい、ワークライフバランスをとって働きたい薬剤師におすすめです。
病院
ドラッグストア以外では、病院でも薬剤師が活躍できます。
病院では、病棟業務や治験業務など総合医療に関わることができます。ただし、夜勤なども発生するのでドラッグストアのように、シフト制で働いてきます。
病院薬剤師の仕事内容
- 調剤業務
- 製剤業務
- 医薬品管理
- 外来業務
- 治験業務 など
薬剤師としての専門性だけでなく、医療に直接関わっていくことができるので、医療業界でキャリアアップが叶えられる転職先です。医療業界に携わっていきたい人などに向いています。
ただし、ドラッグストアと同じく仕事の幅も広いですが、ドラッグストアに比べると年収も下がる可能性もあるので、勤務先の働き方に注意する必要があります。
病院薬剤師の労働環境についてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
医療業界の一般企業
医療業界の一般企業で活躍する薬剤師もいます。
一般企業になると開発職や研究職などの職種によって仕事内容も変わり、薬剤師の知見が活かせる仕事も多いです。
一般企業で働くため、勤務時間も一定で土日休みで勤務することができます。また、職種によっては年収も高めに設定されていることもあります。
ただし、一般企業は求人数も少なく、未経験での転職が難しいため転職難易度がかなり高めです。企業薬剤師を目指すなら、実績や成果など強くアピールできる材料が必要です。
薬剤師が一般企業に転職する方法について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
ドラッグストア薬剤師への転職でよくある質問
ドラッグストア薬剤師への転職でよくある質問をまとめました。
ドラッグストアへ転職する際の参考にしてみてください。
ドラッグストアと調剤薬局の違い
転職者
ドラッグストアと調剤薬局の違いって何ですか?
末永
ドラッグストアは、OTC医薬品だけでなく日用品や食品など幅広い商品を販売しています。一方、調剤薬局は処方箋に基づいて薬を処方、販売してくれます。
ドラッグストアは「小売業」としての機能がメインになっていますね。
新卒薬剤師はドラッグストアへ就職すべき?
転職者
新卒薬剤師はドラッグストアへ就職すべきですか?
末永
今後のキャリアによって就職すべきかは人によって異なり、明言することはできません。しかし、大手ドラッグストアは新卒でも初任給が高く、研修制度も充実しているので、OTC医薬品についてもしっかり学べます。
新卒を大勢採用していることもあり、仲間も多く就職もしやすいので、1度説明会などに参加したり企業研究してみるのも良いかもしれませんね。
病院とドラッグストアならどちらがおすすめ?
転職者
病院とドラッグストアならどちらがおすすめですか?
末永
求職者の転職軸や歩みたいキャリアによっても違うため、ドラッグストアと病院、どちらが良いということは明言できません。
例えば、総合医療に関わりたいか、セルフメディケーションの知見を広げていきたいかなどでどちらが良いか変わってくるので、自己分析を徹底的におこない、自分がどちらに向いているかを把握するようにしてください。
末永
自分が病院とドラッグストアのどちらが向いているのかわからない場合は転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
転職エージェントは第三者視点で強みと弱みを把握し、最適な転職先を紹介してくれますよ。
薬剤師におすすめの転職エージェント
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人材業界大手のマイナビが運営。手厚いフォローに定評アリ! -
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東証プライム上場の日本調剤グループが運営!20年以上の実績と信頼 -
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ドラッグストアで働く薬剤師の割合
転職者
ドラッグストアで働く薬剤師の割合はどれぐらいですか?
末永
薬剤師の58.7%が薬局やドラッグストアで働いています。
薬剤師の半数以上が薬局やドラッグストアに勤務し、活躍していることがわかりますね。
ドラッグストア薬剤師の平均年収
転職者
ドラッグストア薬剤師の平均年収は何円ですか?
末永
ドラッグストアの平均年収は446.5~594.3万円です。
地域エリアによっても異なりますが、基本的には製薬会社についで高い給与水準となっており、年収アップを目指したい人にはぴったりの転職先だと言えますね。
薬剤師の年収について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事もチェックしてみてください。
店舗数が増えている一方で、ドラッグストアは薬剤師不足という問題を抱えています。
そのため、人員数整理や新店舗オープンなどの理由から店舗異動を余儀なくされることもあるようですね。