調剤薬局で働く薬剤師の業務内容は?年収なども徹底解説!

調剤薬局で働く薬剤師は、ワークライフバランスが良い反面、給料は低いイメージを持たれがちです。

本記事では、調剤薬局で働く薬剤師の業務内容や年収、労働環境などを解説します!

薬剤師が働く調剤薬局のタイプは4種類

調剤薬局といっても、実は種類が複数に分かれます。

調剤薬局として代表的なのは以下にあげる4種類です。それぞれの特徴について簡単に解説します。

門前薬局

門前薬局は病院やクリニックのすぐ近くに店舗を構えている調剤薬局です。

病院やクリニックとの連携が取れていることが特徴です。

門前薬局では病院やクリニックで処方箋を出してもらった患者がそのまま調剤を依頼に来るという流れができています。

そのため、処方箋がある程度はパターン化されており、慣れればスムーズに仕事ができるでしょう。営業時間は病院やクリニックに合わせていることが多くなっています。

商業施設・ドラッグストア併設型

併設型の薬局は商業施設やドラッグストアの中にカウンターを設けて調剤をしているのが特徴です。

こういった併設型のドラッグストアは、利便性の高い立地にあることが多いので、近隣の人や仕事帰りの人などが調剤をしてもらいに立ち寄ります。

様々な種類の処方箋を扱うことになるので柔軟な対応力が必要になるものの、一般的に処方箋枚数はあまり多くありません。在庫の医薬品が少ないことが多いので、取り寄せて対応するといったケースもあります。

在宅訪問・施設訪問型

在宅薬剤師とも呼ばれる仕事が訪問型の仕事です。

在宅医療を受ける人が増えている影響で、自宅で薬剤師の指導を受けたい人が多くなっています。

仕事内容は、そのニーズに応えるために調剤した医薬品を自宅に届けて、その場で患者本人や家族に服薬指導をすることです。

専門の施設はまだ多くはなく、店舗経営をしている調剤薬局で在宅訪問もカバーするパターンが一般的です。

商店街・住宅地などの地域密着型

地域密着型の調剤薬局は、地域の人たちに根付いた営業をしていることが特徴です。

病院やクリニックが近くにあったり、連携したりしているわけではなく、近隣の人たちのかかりつけ薬局として機能を果たしています。

処方箋枚数の多さは薬局によるものの、同じ患者の処方箋がほとんどなので調剤の負担は比較的少なめです。

調剤薬局で働く薬剤師の仕事内容・やりがい

調剤薬局での薬剤師の仕事は大きく以下の4つに分けられます。

ここからは、それぞれの項目について仕事内容や、やりがいについて紹介します。

調剤業務

調剤業務は医師によって発行された処方箋にしたがって調剤をする業務です。

処方監査をして内容に疑わしいものがあれば、医師に確認して修正を依頼する場合もあります。

間違いがあってはならないのでもっとも注意力が求められる仕事である反面、業務を正確かつ迅速にこなせるようになっていくで成長を実感できることが多く、やりがいになります。

服薬指導

服薬指導は医薬品の適正使用をさせるために、患者や家族に薬の使用法を説明する業務です。

医薬品の使用方法や使用頻度、効能や効果、管理方法などについての説明をすることで、安全かつ効果的に使ってもらえるようにします。

また、医療スタッフとしての立場から、それ以外にも日常生活で気を付けたほうが良いことをアドバイスしたり、患者が持っている疑問や悩みに答えたりすることも仕事です。

患者とのコミュニケーションを通して、感謝されることがやりがいです。

薬歴管理

薬歴管理は、患者がどんな医薬品を使用してきたのかをお薬手帳などから管理する業務です。

この情報の蓄積によって適切な医薬品を選べるようになるので、ゆくゆくは患者のためになると考えれば、やりがいを持って取り組めるでしょう。

その他の業務

調剤薬局では他にも現場ごとに、細かい業務があります。

例えば、医薬品の在庫管理などです。

きちんと必要在庫数を確保できることで円滑に調剤をおこなえる体制が整うので、責任を伴う分、やりがいがある業務でしょう。

また、調剤薬局ではサプリメントや健康食品などの販売をしていることもあります。

その商品の説明や販売も仕事になることが多く、興味のある患者に喜んでもらえることがやりがいになります。

調剤薬局の薬剤師の労働環境

調剤薬局で働く薬剤師の労働環境について、残業、勤務する人数、休日の重要な3項目から解説します。

調剤薬局の残業は比較的少ない

調剤薬局では病院やドラッグストアに比べると残業は少ない傾向があります。

残業の主な原因は書類整理で、多くの場合は30分程度の残業時間になります。ただ、営業時間終了の直前に患者が殺到すると、1時間など、通常よりも残業時間が伸びがちです。

同時に勤務する人数は調剤薬局の規模で変わる

同時に勤務する薬剤師の人数は調剤薬局の規模によります。

門前薬局のように、大規模なものであれば10人以上いることもありますし、併設型や地域密着型では1~2人が一般的です。

また、在宅医療では基本的に1人で対応することになります。

長期休みは取りにくい

調剤薬局での休みの取りやすさは現場の忙しさによって左右されますが、基本的に長期休みは取りにくいです。

勤務先別に説明すると、門前薬局の場合は病院やクリニックの営業時間に合わせて営業するので土日祝日が出勤になることがあり、併設型や地域密着型の場合も利便性を考えて土日祝日の対応が求められるようになってきています。

また、長期休みは取りにくいものの、一定数の薬剤師を確保できている職場であれば有給休暇の取得は可能です。

調剤薬局で働くメリット

調剤薬局で働くメリットは以下の3点です。

  1. ワークライフバランスが整えやすい
  2. スキルアップがしやすい
  3. 転勤ができるのえ、仕事を続けやすい

調剤薬局で働く1番のメリットはワークライフバランスを整えやすいことです。

調剤薬局は一般的に、残業が少なめで夜勤がなく、土日祝日も休める職場があります。

スキルアップをしやすいことも特徴で、調剤スキルだけでなくドラッグストアでは習得しにくい医療用医薬品についての知識も得られます。また、患者とのコミュニケーション機会も多く、コミュニケーションスキルも磨けます。

全国チェーンの調剤薬局なら転勤を希望できることが多く、配偶者の転勤や親の介護などが必要になった場合にも仕事を続けやすいこともメリットです。

調剤薬局で働くデメリット

調剤薬局で働くデメリットは以下の2点です。

  1. 人間関係のトラブルが深刻になりがち
  2. 個人経営では限られた知識しか得られない場合がある

調剤薬局で働く1番のデメリットは、職場の人数が少ないため、人間関係で1度トラブルがあると深刻になりがちな点です。

調剤薬局はそもそも閉鎖的になりがちな職場であり、自分と合わない職場に入ってしまうと人間関係のトラブル起こりやすくなります。

個人経営クリニックなど、病院によっては限られた診療科目の知識しか得られなかったり、処方箋の枚数が少なくスキルアップが難しい場合もあります。

調剤薬局で働く薬剤師の平均年収は481万円

Openworkに掲載された数百以上の口コミから独自に調査した結果によると、調剤薬局で働く薬剤師の平均年収は481万円です。

厚生労働省による「令和元年賃金構造基本統計調査」によると全国的な平均年収は429万円であることから、世間的に高い給与水準であることがわかります。

また、薬剤師が働く他の勤務先での平均年収はドラッグストアでは557万円、病院では416万円、製薬企業では958万円です。

調剤薬局の年収は、病院よりは高いものの、薬剤師の中では比較的低いことがわかります。

調剤薬局での勤務はこんな人に向いている

調剤薬局での勤務が向いている人は、淡々と正確に調剤するのが好きな人や、患者とのコミュニケーションをやりがいにできる人です。

患者のことを第一に考えて調剤と服薬指導をスムーズにおこなえるよう努力を続けられる人は現場からも重宝されるでしょう。

また、調剤薬局は仕事のリズムが安定していることが多いので、ワークライフバランスを充実させたい人にも向いています。

ただ、薬剤師同士の人間関係のトラブルが起こることがあるのには注意が必要で、人付き合いが苦手な人にはオススメできません。

調剤薬局の薬剤師に転職するなら

調剤薬局の求人を探すときは、転職サイトを利用してキャリアアドバイザーに相談することがオススメです。

キャリアアドバイザーは、希望の年収や労働環境の条件をヒアリングして、あなたにマッチした求人を紹介してくれます。

また、1人では難しい応募書類の添削や、面接対策も手伝ってくれるので心強い存在になってくれます。

とはいえ、サービスの仕組み上、サポートの質は担当するアドバイザーによって変わるので、自分にマッチした人を探すには複数登録がオススメです。

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