薬剤師の将来性はない?今後の需要と身につけるべきスキルをプロが解説

薬剤師の将来性はない?今後の需要と身につけるべきスキルをプロが解説

    「薬剤師の将来性が低い」「薬剤師の需要がなくなる」と言われていることに不安を感じている人もいるかもしれません。

    本記事では、薬剤師の将来性が低いと言われている理由やこれからの薬剤師に求められる知識・スキル・経験について紹介していきます。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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薬剤師に将来性がないと言われている理由

薬剤師は製薬や調剤をおこなう仕事で、高齢化社会や健康寿命の増加、セルフメディケーションの意識の向上などの理由から需要が高い仕事です。しかし、一部では「需要が減少していて将来性がないのではないか」という声もあります。

薬剤師の仕事は国家資格であり、薬剤師しか対応できない重要な仕事もあるため需要がなくなるわけではありません

とはいえ、薬剤師に将来性がないと言われているのも事実です。実際にどのような理由が挙げられるのか説明していきますね。

ITやAIの発展と導入による求められる業務の変化

薬剤師の仕事は調剤業務・在庫管理・薬歴記載/管理・接客業務・事務業務など、様々な業務がアナログでの対応が必要だったことから業務量が多く、地道で大変な仕事も多かったのですが、近年ではITツールの導入によって業務が効率化されています。

実際に、手間のかかる袋詰めは機械を活用したり、在庫管理・レセコンへの入力作業・調剤報酬の請求などの事務業務もITツールを用いて効率化されていて、人為的なミスの減少にもつながっています。

また、薬剤師が対応している調剤業務や事務業務の多くは、AIが得意とする分野の仕事なので、将来的に調剤・在庫管理・薬歴管理・事務作業などの業務はAIで代用される可能性が高いです。

その結果、薬剤師はITやAIの発展によって、今までメインで対応してきた業務をITツールやAIに奪われてしまって、薬剤師の必要数が減ることで仕事がなくなるのではないかと懸念されているようですね。

末永雄大 末永

ITやAIの発展で仕事が奪われると言われている仕事は一定数ありますが、実際には最新のITツールやAIを導入するにも費用的な問題も大きいので、急に仕事がなくなることはありません。


また、実際には仕事が奪われるのではなく、今まで時間を費やしてきた業務の負担が減ることで、重要な仕事に時間が割けるようになるので、ITの導入やAIの活用はメリットも多いようですね。

末永雄大 末永

そのため、薬剤師として今後も長く活躍していくためには、将来の動向を予測した上で、今後の薬剤師に求められる役割を把握し、必要なスキルを身につけていくことが重要です。


その薬剤師に求められるスキルや薬剤師として活躍していくためのキャリア形成に関しては、転職エージェントで相談することで具体的なアドバイスがもらえるので、気になる人は活用してみると良いですよ。

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登録販売者の需要増加による薬剤師ニーズの低下

登録販売者は第一類医薬品以外の一般用医薬品を取り扱うことができ、薬剤師が対応していた一般医薬品の対応も請け負うことができる薬剤師にとってありがたい存在です。

ですが、ドラッグストアでは登録販売者のほうが安く雇用できることから、薬剤師の採用枠を減らすことにもつながっているため、薬剤師には将来性がないのではないかと考える人もいるようですね。

もちろん、調剤薬局や調剤薬局を併設しているドラッグストアでは薬剤師は必要不可欠な存在なのですが、登録販売者の需要増加によって一部では薬剤師のニーズが低下することを懸念する声もあります。

また、2分の1ルールの撤廃によって一般用医薬品を取り扱う店が増え、登録販売者は薬剤師よりも資格取得の難易度が低いこともあり、今後も登録販売者の需要は増加することが予想されています。

末永雄大 末永

地域によってはドラッグストアと併設してある調剤薬局が地域のかかりつけ薬局になっていることもあります。


ですが、ドラッグストアでは薬剤師の採用コストを考えると、登録販売者を積極的に雇用しようとする動きが活発になるので、薬剤師の雇用先が減ってしまうことにもつながっているようです。

ファーマシーテクニシャン制度の一部導入

登録販売者は第一類医薬品以外の一般用医薬品の取り扱いや販売ができる資格ですが、薬剤師の業務負担を減らす一環として、ファーマシーテクニシャン制度の一部導入が日本でもされています。

ファーマシーテクニシャンとは調剤補助のことを指し、最終責任者の薬剤師の指示に基づいて、薬剤師資格がない人でも以下の業務を容認されていて、薬剤師の業務負担を減らすことにつながっています。

  • PTPシート又はこれに準ずるものにより包装されたままの医薬品のピッキング作業
  • 薬剤師以外の者が薬剤師による監査の前に行う一包化した薬剤の数量の確認行為
  • 納品された医薬品を調剤室内の棚に納める行為
  • 調剤済みの薬剤を患者のお薬カレンダーや院内の配薬カート等へ入れる行為
  • 電子画像を用いてお薬カレンダーを確認する行為
  • 医薬品の在庫を取り寄せた際に、患者の居宅等に調剤した薬剤を郵送等する行為

※参照:厚生労働省 調剤業務のあり方について

ファーマシーテクニシャン制度は、薬剤師の事務業務の負担を減らして患者対応に集中できるようにするための制度なのですが、調剤補助が入った結果、薬剤師の負担は減ったことで薬剤師の採用数を減らしている職場もあります。

そのため、ファーマシーテクニシャン制度によって薬剤師の採用枠が減り、薬剤師の就労先の減少が懸念されることも薬剤師には将来性がないと感じてしまう要因となっているようですね。

末永雄大 末永

ファーマシーテクニシャン制度の導入による需要変動の統計はありませんが、薬剤師を必要以上に雇用するよりも調剤補助を雇用したほうが人件費は安く済みます。


そのため、調剤薬局やドラッグストアで必要な薬剤師の数が減ることで、薬剤師の有効求人倍率の増減にも影響しているようですね。

薬剤師の飽和状態が危惧されているため

薬剤師の有効求人倍率は令和元年3月時点では4.55倍となっていましたが、令和6年3月時点では2.41倍と減少傾向にあることも、薬剤師の将来性がないと思われてしまう1つの要因とされています。

有効求人倍率推移 一般職種
(全体)
薬剤師
令和元年3月時点 1.5倍 4.55倍
令和2年3月時点 1.3倍 3.34倍
令和3年3月時点 1.02倍 2.04倍
令和4年3月時点 1.13倍 2.03倍
令和5年3月時点 1.22倍 2.17倍
令和6年3月時点 1.17倍 2.41倍

令和元年から令和6年までの全職種と薬剤師の有効求人倍率の推移ですが、職種全体の有効求人倍率も増減していますが、薬剤師の有効求人倍率は大幅に減少していることがわかりますね。

また、薬剤師の有効求人倍率が下がっている要因には登録販売者の需要増加やファーマシーテクニシャンの導入も影響していますが、薬剤師数が年々増えていることも1つの要因となっています。

薬剤師数推移 登録者数 増加数
平成26年 288,151名 -
平成28年 301,323名 13,172名
平成30年 311,289名 9,966名
令和2年 321,982名 10,693名
令和4年 323,690名 1,708名

上記のように、薬剤師の登録者数が増えているので、薬剤師が飽和状態になるのではないかと考える人もいます。実際に有効求人倍率が減っていることからも、今後も薬剤師が増え続けると就職先がなくなるのではないかと不安に感じる薬剤師もいます。

もちろん、一般職種(全体)の有効求人倍率に比べると、薬剤師の有効求人倍率は高く、1人当たり2件以上の就職先があるのですが、需要の変化と薬剤師の数の増加によって、今後のキャリアを見直そうと考える薬剤師もいるようですね。

末永雄大 末永

薬剤師は様々な要因で将来性を懸念されていますが、実際には薬剤師が働ける職場はいまだに多く、他の職種に比べても転職がしやすい状況にあります。


ですが、薬剤師の転職には経験やスキルだけではなく、キャリアや実績も求められてくるので、現状に不安がある人は転職エージェントで今後のキャリアについて相談してみるのも良いですよ。

末永雄大 末永

そして、薬剤師のキャリアや転職について相談をするのであれば、マイナビ薬剤師ファルマスタッフ薬キャリエージェントを活用するのがおすすめです。


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【業種別】薬剤師の将来性

薬剤師は、調剤薬局・ドラッグストア・病院・製薬会社など、様々な業種の職場で働くことができますが、それぞれの業種での薬剤師の将来性はどのようになっているのでしょうか?

本項では、薬剤師が働くことの多い4つの業種に分けて、薬剤師の将来性について解説していくので、参考にしてみてください。

調剤薬局で働く薬剤師の将来性

調剤薬局は薬剤師の職場として最も一般的な選択肢ですが、調剤薬局で働く薬剤師は増加傾向にあり、過去4回の「施設・業務の種別にみた薬剤師数」の調査では以下のように人数が増加しています。

薬局の薬剤師数 労働者数 増加数
平成28年 172,142名 -
平成30年 180,415名 8,273名
令和2年 188,982名 8,567名
令和4年 190,735名 1,753名

薬剤師の資格を取得した人の多くは調剤薬局で働きますが、調剤薬局で働く人は年々増えている反面、調剤薬局はある程度の数は既に地域に配置されているため店舗数の大きな拡大は期待できません。

また、ITツールやAIの導入、ファーマシーテクニシャン制度による薬剤師の業務の効率化によって、1店舗あたりの必要人材数が減少することも影響して、調剤薬局で働く人材の数が減ることで有効求人倍率は減る可能性があります。

ですが、実際には調剤薬局でも離職して他の業種・業界へ転職する人もいますし、調剤薬局自体は大きく増えることがない反面、飽和しているエリアでない限り大きく減少することも少ないです。

そして、有効求人倍率に関しても薬剤師全体で、一般職種全体よりも多い2.41倍になっているため、この先も他の職種と比べれば十分な就労先はあると考えておいて問題ありませんよ。

末永雄大 末永

調剤薬局への転職を考えている場合には、マイナビ薬剤師ファルマスタッフ薬キャリエージェントの活用がおすすめです。


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ドラッグストアで働く薬剤師の将来性

ドラッグストアでは、OTC医薬品の販売のみを行う店舗と調剤薬局が併設されている店舗がありますが、近年ではドラッグストアがスーパー化していることで需要が大きく伸びている状況にあります。

調剤薬局単体でも十分な利益は出るのですが、ドラッグストアでは地域に密着した利便性の高いお店としての立ち位置を確立しています。事実、スーパーの代わりにドラッグストアを利用している人も多く、ドラッグストアの店舗数は年々増加しています。

また、調剤薬局を併設しているドラッグストアも多いため、近隣に調剤薬局がない場合には、調剤薬局併設のドラッグストアが地域のかかりつけ薬剤師としての役割を担っていることも多いです。

そのため、ドラッグストアの将来性は高いです。また、ドラッグストアでは商品を販売するための知識や経験を積めるため、接客スキルも身につけたい薬剤師はドラッグストアで働くのもおすすめですよ。

末永雄大 末永

求人数では調剤薬局のほうが多いですが、ドラッグストアの求人も薬剤師向けの転職エージェントでは豊富に取り扱っています。


特に、マイナビ薬剤師ファルマスタッフでは、他の転職エージェントに比べてドラッグストアの求人数が多いため、ドラッグストアの求人を探す際には積極的に活用していくと良いですよ。

病院で働く薬剤師の将来性

病院で働く薬剤師は、がん専門薬剤師・精神科専門薬剤師・感染症専門薬剤師など幅広い診療分野の薬剤師がいますが、病院は薬剤師としての土台になるスキルを磨き、専門的な知識や経験を積むのに最適な環境が整っています。

また、高齢化社会や健康寿命の増加が進む中で病院の需要は伸びており、治療において投薬の方針の相談対応や服薬指導で薬剤師の存在は不可欠な存在なため、今後も需要はなくなることなありません。

その他にも、病院では地域包括ケアシステムの推進していますが、在宅医療では薬の処方や服薬指導は必要になるので、地域に根付いていて在宅医療に力を入れている病院では薬剤師の需要が伸びる可能性は十分にあります。

そのため、薬剤師としての経験を積んで専門性を磨いていきたい人は、病院薬剤師として働いて専門分野の経験を積むことで、スペシャリストとして安定して働くこともできますよ。

末永雄大 末永

病院の数はドラッグストアのように急速に増えることはないため、薬剤師の人数が増えると有効求人倍率が下がる可能性はあります。


また、病院の求人を豊富に取り扱っている転職エージェントは限られるので、転職する際には利用するサービスはしっかりと選ぶことが大切です。

末永雄大 末永

転職エージェントでは病院の求人は3,000件〜4,000件程度あれば多いほうですが、公開求人数が3,000件を超えるエージェントは限られています。


ですが、マイナビ薬剤師ファルマスタッフでは、3,000件以上の病院の求人を取り扱っているので、病院の求人を探したい人は登録しておくと良いですよ。

製薬会社で働く薬剤師の将来性

薬剤師中には、医薬品の研究開発を行う製薬会社で働く人もいますが、製薬会社で働く薬剤師の需要は低下気味な状態が続いています。

実際に、医薬品製造販売業・製造業(研究・開発・営業・その他)の従事者は2018年に29,009名だったのにも関わらず、2022年には25,786名となっており、4年で3,223名減少しています。

その要因としては、国が後発医薬品(ジェネリック医薬品)の推進によって、新薬の研究開発のシェアやMRの仕事が減少していることにあり、製薬会社では薬剤師の需要が低下しているようです。

また、後発医薬品(ジェネリック医薬品)だけではなく、薬価改定によって薬の価値が下がっていることで利益の確保が難しくなっていることも製薬会社の将来性が低くなっている要因となっています。

末永雄大 末永

ですが、製薬会社で新薬の研究開発に携わることで、キャリアにとってプラスになることも多いため、製薬会社で働きたいと考えている人は経験を積んだ上で転職を進めていきましょう。


また、製薬会社では特許に関わる仕事も多く非公開求人として求人を出していることも多いので、転職する際に登録するなら転職支援実績の豊富なサービスを活用すると良いですよ。

末永雄大 末永

そして、転職支援実績の豊富な転職エージェントを探しているのであれば、マイナビ薬剤師ファルマスタッフ薬キャリエージェントがおすすめです。


いずれも、薬剤師分野の転職支援実績が豊富で登録者も多いため、求人を掲載している製薬会社も多くて、製薬会社の非公開求人も見つけやすいので、積極的に活用していくと良いですよ。

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薬剤師の将来性には不安があるが需要はなくならない

医療業界では2025年問題・2040年問題とも言われている高齢化社会における高齢者人口増加によって、医薬品や処方箋を必要とする人の数は増えているため、薬剤師の需要は高まっています。

また、薬剤師の仕事が効率化されて業務負担が減ったことで、将来的に仕事がなくなると懸念する人もいますが、医薬品の調合や要指導医薬品・第1類医薬品の服薬指導は薬剤師にしかできないため、薬剤師の需要がなくなることはありません。

その他にも、薬剤師の登録者数は年々増加していますが、地域別で人口10万人に対する薬剤師数を見ると、地域で薬剤師の人口には格差が生まれていて、薬剤師が足りていない地域も多いです。

都道府県別にみた薬局・医療施設に従事する人口

そのため、薬剤師の有効求人倍率は低下していますが、それでも薬剤師が活躍できる現場は多く、調剤薬局以外にもドラッグストアや病院薬剤師の需要は十分にあるので、必要以上に将来に不安を感じる必要はありませんよ。

末永雄大 末永

また、健康寿命の増加やセルフメディケーション意識の向上によって、医薬品やビタミン剤を常用する人も増えています。


ですが、医薬品に関する知識を持つ人は少ないので、薬剤師には患者のかかりつけ薬剤師以外にも顧客へのアドバイザーとしての役割も求められています。

薬剤師として活躍して働き続けるために必要なこと

これからも薬剤師として現場で活躍し続けるためには、ただ薬剤師としての業務をこなしていくだけではなく、意識しながらキャリア形成をしていく必要があります。

そこで、本項では薬剤師として活躍して働き続けるために必要なことを紹介していくので、参考にしてみてくださいね。

薬剤師として専門的な知識を磨き続ける

薬剤師として活躍し続けるためには、専門的な知識を磨き続けることが大切ですが、専門的な知識を磨くためには、様々な現場での経験を積むだけではなく、認定薬剤師・専門薬剤師・管理薬剤師などの薬剤師関連の資格取得を目指すことも必要です。

もちろん、認定薬剤師・専門薬剤師・管理薬剤師の資格がなくても薬剤師の資格だけでも十分なのですが、薬剤師としてのキャリアアップを目指す場合には認定資格や専門資格の取得は重要な要素になります。

特に、認定薬剤師や専門薬剤師は資格を取得した後も、更新のために単位を取得するために研修を受けるなど、自己研鑽の機会もありますし、何より認定薬剤師・専門薬剤師になることで一般の薬剤師よりも転職を有利に進めることができます。

また、管理薬剤師の資格も薬剤師としての知識だけではなく、マネジメント能力の証明をするために必要な資格になるため、管理職を目指すのであれば優先的に取得しておくと良いですよ。

末永雄大 末永

薬剤師は国家資格を取得した後も知識を磨き続ける必要がありますが、資格を取得すると客観的に知識を証明できますし、薬剤師としての向上心もアピールできます。


そのため、薬剤師として活躍して働き続けたいと考えている人は、関連資格の取得も積極的に目指していくと良いですよ。

かかりつけ薬剤師としての役割を担う

薬剤師の仕事には調剤業務・在庫管理・薬歴記載/管理・接客業務・事務業務などの仕事がありますが、ITやAIの発展だけではなく、ファーマシーテクニシャン制度の導入によって作業の負担が減ったことで、対人面での活躍が期待されています。

特に、調剤薬局では処方箋に対する調剤と服薬指導がメインになりますが、ドラッグストアではOTC医薬品の利用に関する相談もあるため、かかりつけ薬剤師としての役割を担う機会も増えてきます。

また、病院でも患者の容態に合わせて調剤をしたり、投薬や処方箋に関する相談を医師から受けることもあるため、薬剤師としての専門性を活かして働くために知識を磨き続けることも重要ですね。

どちらにしても、薬剤師として働き続けるのであれば、患者や医師とコミュニケーションを取る機会があれば、どのようなコミュニケーションが必要なのかを意識して対応していくと、必要とされる薬剤師として活躍していくことにもつながりますよ。

在宅医療に適応して経験を積むこと

医療業界では、地域の医療格差で満足な治療を受けられない人を減らすために地域包括ケアシステムにおける在宅医療の提供が推進されています。

また、地域包括ケアシステムでは薬剤師も重要な役割を担っており、在宅で治療を受けている患者に対して服薬指導や服薬管理を行い、正しく薬を服用できるようにサポートしていきます。

そして、薬剤師が働く職場では在宅訪問業務の対応を行ったり、在宅業務ありの求人の数も増えているため、今後も活躍していくためには在宅医療に適応して関連するスキルを磨いたり、経験を積んでいくことが大切だと考えておきましょう。

末永雄大 末永

在宅医療は医療業界の重要な課題となっているため、在宅訪問業務の経験のある薬剤師への需要は高くなることが予想されています。


そのため、薬剤師として長く活躍していきたいと考えている人は、早いうちに在宅業務の経験を積んでおくと良いですよ。

末永雄大 末永

また、薬剤師として在宅業務の経験を積みたいと考えているのであれば、在宅業務がある求人を豊富に取り扱うファルマスタッフを活用するのがおすすめです。


その他にも、マイナビ薬剤師薬キャリエージェントでも、在宅業務がある職場の求人を取り扱っているので、転職する際にはぜひ活用してみてくださいね。

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IT技術やAIの発展に適応していくこと

医療業界では高齢者人口が増えて医療人材が足りなくなる2025年問題や2040年問題に向けて、医療分野での業務効率化とIT技術やAIを活用した業務全体の必要人員の削減が進められています。

そして、業界の流れとしてITツールを利用することやAIを活用して業務を効率化することは避けられないので、薬剤師にもIT技術やAIの発展と導入に対して適応していくことが必要になってきます。

そのため、薬剤師の業務でITツールやAIを用いた業務の効率化の事例をチェックしたり、機会があれば実際に業務で活用して慣れておくことが大切です。

特に、ITツールは薬剤師本人が操作・入力する作業が必要ですし、AIは自動化されても最終チェックは薬剤師が対応する必要があるので、業務内容の変化と共にどのような役割を担っていけばいいのかを考えておくと良いですよ。

薬剤師と関連のある知識も磨いていく

薬剤師として働く場合には、認定薬剤師や専門薬剤師の資格を取得することで専門性を高めることが大切ですが、薬剤師として働いていく場合には西洋薬以外の薬や治療法の知識も磨くことも大切です。

特に、漢方薬に関する知識や漢方を用いた食事療法・自然療法、アロマやハーブを用いた自然療法は薬剤師として働く中で異なるアプローチの治療法になるため、学ぶことで見解が広がります。

また、薬剤師が調剤している薬の多くは西洋薬のように単一の物質を掛け合わせて、特定の細胞や臓器に働きかける薬が多いですが、漢方は自然界にある複数の成分を含む生薬を煎じて作るため、異なる知識が求められます。

その他にも、自然療法のように薬を使わずに自然治癒力を活用した治療法は薬のような副作用が少ないため、知識を磨くことで患者の容態に合わせて適切な治療の提案ができるようになりますよ。

末永雄大 末永

薬剤師は薬に関する専門家だからこそ、薬を使わない治療にも精通することで、患者にとって最適な提案ができるようになります。


そして、薬の服用に不安を感じていたり、忌避感を持っている人もいるため、薬を使わない治療法も提案できる薬剤師はかかりつけ薬剤師や相談役として信用されやすくなりますよ。

今後の薬剤師に求められる知識・スキル・経験

薬剤師として働く際には、社会情勢や医療業界の動向をしっかりと理解した上で、キャリア選択をする必要がありますが、それ以外にも意識して身につけておきたい知識・スキル・経験もあります。

そこで、本項では今後の薬剤師に求められる知識・スキル・経験について解説していくので、キャリアの方向性や身につけるスキルに悩んでいる人は参考にしてみてください。

コミュニケーション能力

薬剤師は調剤業務や事務作業だけではなく、患者とのコミュニケーションや接客対応をすることも多いため、コミュニケーション能力が求められます。

特に、服薬指導や相談・アドバイスをする際には、薬に関する知識がない患者に対して理解しやすいように説明する必要がありますし、薬を服用することに対して不安や抵抗を感じている人がいれば不安や忌避感を緩和してあげることも必要になります。

その他にも、薬剤師同士でコミュニケーションを取ったり、医師や看護師からの相談の対応をするときにも、論理的に話すことが求められるため、コミュニケーション能力を磨いて損はないですよ。

末永雄大 末永

コミュニケーション能力は「論理」「傾聴」「非言語コミュニケーション」などの複数の要素で構成されていますが、コミュニケーション能力を磨くには自分のコミュニケーションの取り方の特徴を理解する必要があります。


特に、コミュニケーションにおける自身の課題を理解して修正しなければ、コミュニケーション能力を向上させることは難しいため、自己分析をして少しずつ修正していくことが大切ですよ。

薬剤師としての幅広い専門知識

薬剤師として働くために必要な薬学の知識は、薬剤師の資格を取得したことで証明されていますが、薬剤師として働いていくのであれば、より専門的な知識を身につけていく必要があります。

特に、認定薬剤師や専門薬剤師で対象となる「がん薬物療法」「感染制御」「精神科薬物療法」「妊婦・授乳婦薬物療法」「HIV感染薬物療法」をはじめとして、薬剤師関連の認定資格は数多く存在します。

また、知識以外にも実務で経験したことや身につけたスキルも薬剤師には貴重な財産になるので、知識を磨く以外にも様々な経験を積んで知見を広げていくと良いですよ。

末永雄大 末永

薬剤師のキャリア形成では、どのような経歴を歩んできたのか、どのような業務を経験してきたのか、どの専門分野に興味を持っているのかでもキャリアの方向性は大きく変わります。


そのため、薬剤師としてのキャリアを形成していく際には、どの分野の経験を積むのか慎重に選ぶことも大切ですよ。

ITツールやAIを活用した業務経験

薬剤師として働く中で、業務効率化のためにITツールを利用する機会も増えていますし、AIを導入して業務の自動化を進めている職場で働いている人もいるかもしれません。

ITやAIと聞くと苦手意識を持つ人もいますが、今後もITツールやAIの導入は徐々に進められていき、より一層活用する機会が増えていきます。

そのため、実際にどのようなITツールやAIが用いられているのかを把握した上で、機会があればITツールやAIを積極的に活用している職場で働いてみることもキャリアにとって良い経験になりますよ。

末永雄大 末永

地域でITツールやAIの導入率は変わりますが、実際にITツールやAIを導入して活用している現場で働けば、ITやAIが当たり前の現場で薬剤師がやるべきことに、いち早く向き合えます。


もちろん、薬剤師として代用される可能性のある業務を実際に経験することは大切ですが、求められる能力は時代や職場で大きく変わるため、変化に適応して様々なニーズに応えられるように準備していきましょう。

オンライン服薬指導やカウンセリング業務の経験

薬剤師の仕事では服薬指導や接客対応などの対人業務も多いですが、在宅医療の推進によってオンラインでの服薬指導やカウンセリングを実施する機会も増えています。

オンラインの服薬指導は対面と違い移動時間がないため、限られた時間で多くの患者の対応ができることから積極的に実施されていますし、カウンセリングもオンラインツールやチャットツールを活用することも多いです。

そして、オンラインツールやチャットツールを用いた服薬指導やカウンセリングは慣れが大きいので、求められたときに臨機応変に対応できるように、機会があれば積極的に経験しておくと良いですよ。

末永雄大 末永

オンラインでの服薬指導やカウンセリングでは、患者が疑問点や不安を感じやすいポイントを理解した上で、丁寧にコミュニケーションをとる必要があります。


特に、オンラインだと対面でコミュニケーションをとるよりも難易度が上がりますし、コミュニケーションの取り方で患者からの印象も大きく変わってしまうので注意が必要ですね。

英語での服薬指導やカウンセリングの経験

最近では、外国籍で日本語が苦手な人とのコミュニケーションをとる機会も増えていますが、薬剤師として英語で服薬指導をしたり、カウンセリングやアドバイスができれば評価も高くなります。

特に、日本では英語が話せる人の割合が海外に比べて少ないため、英語でのコミュニケーションが業務レベルで円滑に取れることは、仕事でも転職でも大きなアドバンテージになります。

また、英語でのコミュニケーションが取れるようになると、海外で働ける可能性も出てきますし、現場で重宝されることも多いため、英語力は積極的に磨いていくと良いですよ。

末永雄大 末永

今の職場だと、薬剤師として求められる知識・スキル・経験を身につける機会がないと感じている場合には、希望する経験が積める職場へ転職することも必要な選択になります。


もちろん、今の職場で学ぶことがあるなら無理に転職をする必要はありませんが、希望するキャリアの実現のためにも今の環境が適切なのかも考えてみましょう。

末永雄大 末永

また、薬剤師がキャリアを考える際に相談するなら、薬剤師の転職やキャリアに精通した転職エージェントの活用がおすすめです。


特に、マイナビ薬剤師ファルマスタッフ薬キャリエージェントには、医療分野・薬剤師の経験者が在籍しているため希望のキャリアを実現するために必要なアドバイスもしてくれますよ。

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薬剤師の知識や経験を活かした今後の働き方

薬剤師として働く場合には「調剤薬局」「ドラッグストア」「病院」「製薬会社」など、いくつかの業種の選択肢がありますが、キャリア形成や希望する働き方を実現するためには雇用形態に意識を向けることも大切です。

そこで、本項では雇用形態別での薬剤師の知識や経験を活かした今後の働き方について紹介していくので、薬剤師としての働き方や雇用形態の選択に悩んでいる人は参考にしてみてください。

末永雄大 末永

最近では、薬剤師の知識や経験を活かしてキャリアチェンジしている人もいるので、キャリアチェンジする場合におすすめの職種も紹介していきますね。

正社員の薬剤師としてキャリアアップを目指す

薬剤師として働く場合には、調剤薬局・ドラッグストア・病院・製薬企業などいくつかの職場の選択肢がありますが、キャリアアップを目指すのであれば正社員として働くのが良いですね。

正社員は給料が安定していますし、長期雇用が前提で人材を募集するため、福利厚生も手厚くなりますし、他の雇用形態よりもキャリアアップをする機会も多いです。

また、職場次第では薬剤師として経験を積ませてくれたり、研修を通して成長の機会を与えてもらえたりと福利厚生も手厚いので、経験を積んでスキルを磨きたい人は正社員として働くのがおすすめです。

末永雄大 末永

また、正社員の薬剤師の中には専門薬剤師のようなスペシャリストとして働いたり、管理薬剤師などのマネジメントを行う以外にもラウンダー薬剤師としての働き方もあります。


ラウンダー薬剤師は人材不足の現場に足を運んでフォローをするため、様々な職場で経験を積めますし、負担も大きいため給料も高めに設定してあります。


そのため、薬剤師として1つの店舗に止まらずに様々な現場で経験を積みたい人は、ラウンダー薬剤師として働ける職場を探すのも1つの選択ですね。

末永雄大 末永

また、ラウンダー薬剤師をはじめとして、薬剤師の正社員求人を探すなら、薬剤師向けの転職エージェントを活用すると効率的に転職活動を進めることができます。


特に、マイナビ薬剤師ファルマスタッフ薬キャリエージェントでは豊富な求人を取り扱っているので、希望に合う正社員の薬剤師求人を探すことができますよ。

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派遣社員・パートの薬剤師として柔軟に働く

薬剤師として働く場合は、正社員以外にも派遣社員やパートで働く選択肢もあり、ワークライフバランスを重視している人やママ薬剤師は派遣社員やパートで働く選択をする人も多いです。

派遣やパートは正社員に比べて希望する時間帯で働きやすいため、正社員としてフルタイムで働くのが厳しい人におすすめの働き方で、派遣やパートの中には単発派遣や短期バイトもあるため、副業として派遣やパートで働く薬剤師もいます。

また、薬剤師の派遣の中には時給3,000円を超える仕事もありますし、パートも未経験やブランクありでも働ける求人は多いので、興味がある人はどのような求人があるのか確認してみると良いですよ。

末永雄大 末永

薬剤師は派遣社員やパートでも需要は高いですが、正社員に比べてキャリアアップが目指しづらいため、キャリア志向の人は正社員として働いたほうが良いですね。


ですが、派遣の中には正社員よりも給料が良い求人もありますし、派遣だと会社に縛られずに働けるので、様々な現場で経験を積みたい人は派遣社員として働いてみるのもありですよ。

末永雄大 末永

薬剤師は派遣社員としての需要も高く、薬剤師の派遣求人を取り扱っているサービスも多いですが、派遣の求人を探すならファルマスタッフ薬キャリエージェントもおすすめですよ。


どちらも、正社員の求人以外にもパートや派遣の求人も取り扱っていますし、ファルマスタッフでは短期派遣の求人もあるので、派遣も視野に入れている人はぜひ活用してみてくださいね。

フリーランスの薬剤師として縛られずに働く

薬剤師としての経験や実績が豊富な人の場合には、フリーランスとして働く選択肢もありますが、フリーランスの薬剤師として働く場合も基本的な業務内容には大きな違いはありません。

ですが、フリーランスは契約する相手や仕事先を自分で選ぶことができるため、人によっては経験を活かして業務委託で服薬指導やカウンセリングの仕事をメインで対応している人もいるようです。

また、フリーランスの中には応援薬剤師として人材不足の地域や職場で働いている人もおり、派遣とは異なる形で働くこともできるため、自由に働きたいと考えている人は選択肢として入れておくのもおすすめですよ。

末永雄大 末永

フリーランスの薬剤師として働く場合には、自分で営業活動を行う必要もありますし、薬剤師としての経験が少ないと仕事が獲得できない可能性もあります。


そのため、フリーランスとして独立を考えている人は、事前に転職やキャリアのプロに相談した上で、フリーランスとして働くことはできるのかを慎重に検討することも大切です。

末永雄大 末永

そして、フリーランス薬剤師になれるか相談するのであれば、フリーランスとして独立している薬剤師か薬剤師のキャリアのプロに相談しましょう。


特に、フリーランス薬剤師として働けるだけのスキルがあるのか知りたい人やキャリア選択に迷っている人は、転職エージェントを活用すると良いですよ。

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薬剤師の知識と経験を活かしてキャリアチェンジ

薬剤師として働いてきた人の中には、薬剤師の知識や経験を活かして以下のような職種へキャリアチェンジしている人もいます。

  • 医薬情報担当者(MR)
  • 治験コーディネーター(CRC)
  • 臨床開発モニター(CRA)
  • 薬科大学の教員
  • 医療系コンサルタント
  • メディカルライター

いずれも、薬剤師として働いてきた経験を活かすことができる職種ですが、キャリアアップを目指すために、医薬情報担当者(MR)・薬科大学の教員・医療系コンサルタントへ転職する人も多いですね。

また、フリーランスとして働きたい薬剤師の中には、知識と経験を活かしてメディカルライターとして働く人も多く、ライティングで薬剤師以上の年収を稼いでいる人もいます。

もちろん、キャリアチェンジするのは簡単ではありませんが、薬剤師の知識や経験を活かして薬剤師とは違う仕事にチャレンジしてみたい人は1つの選択肢として検討すると良いですよ。

末永雄大 末永

薬剤師から医療系の関連職種へ転職する場合にも、薬剤師向けの転職エージェントを活用するのがおすすめです。


特に、MR・大学教員・コンサルタントは非公開求人になっていることも多いので、求人を探すならマイナビ薬剤師ファルマスタッフ薬キャリエージェントなどの求人が多いエージェントを活用すると良いですよ。

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薬剤師としてのキャリアや働き方を考えることの重要性

薬剤師は資格があれば基本的に仕事に困ることはありませんが、薬剤師としてキャリアアップや年収アップを目指していきたいのであれば、キャリアや働き方について考えていくことは必要です。

特に、薬剤師として働く際に、キャリアアップを重視するのか、年収アップを目指したいのか、働き方やライフワークバランスを重視したいのかで、キャリアの選択肢も大きく変わります。

そして、キャリアアップや年収アップを目指す場合には、薬剤師としての知識や経験だけではなく、実績や専門性を高めていくことも重要なので、目標を立てた上で計画的にキャリア形成を進めていく必要があります。

また、働き方に関しても、女性は結婚や出産によってキャリアの方向性や希望が大きく変わることもあるため、薬剤師として働き続けるのであれば、ライフイベントも考慮したキャリアプランを考えることが大切です。

そのため、薬剤師として働いていて明確なキャリアと働き方の希望がない人や希望が曖昧な人は、自身の状況を整理した上で希望を明確にしてキャリアプランを立てると、やるべきことが明確になって後悔のないキャリア選択ができるようになりますよ。

薬剤師がキャリアや働き方を考えるために必要なこと

薬剤師として働いていく際には、キャリアや働き方について考えた上で行動していくことが大切ですが、具体的にキャリアや働き方について考えるためには何をすればいいのでしょうか?

本項では、薬剤師がキャリアや働き方を考えるために必要なことについて、3つの段階に分けて紹介していくので参考にしてみてください。

薬剤師のキャリアや働き方に関する情報収集

薬剤師がキャリアや働き方について考える際には、事前にキャリアや働き方に関する情報収集をどれだけできたかで、選択肢の幅が大きく変わります。

そして、情報収集をする際には、以下の項目について満遍なく調べておくと、自分の希望に合わせて最適な選択ができるようになりますよ。

  • 現職以外の薬剤師の仕事内容
  • 雇用形態別の薬剤師の平均年収
  • 薬剤師の需要の変動や将来性
  • 求められる知識・スキル・経験
  • 雇用形態による薬剤師の働き方の違い
  • 薬剤師のキャリアに関する資格
  • 薬剤師の具体的なキャリアパス
  • 薬剤師の知識や経験を活かせる仕事

他にも、事前に調べておくことでキャリア選択の際に参考にできる情報も増えるため、最低でも上記の内容に関しては調べておくと良いですよ。

本記事でも、将来性や求められる知識・スキル・経験については紹介しているので、1つの情報として参考にしてみてくださいね。

自己分析をしてキャリアや働き方の希望を明確にすること

薬剤師がキャリアや働き方を考える際には、自己分析をしてどんなキャリアや働き方を希望しているのか情報を整理していく必要があります。

そして、自己分析をする際には以下のような内容を整理しておくと、希望のキャリアや働き方について整理して、具体的なプランを立てやすくなるのでチェックしてみてください。

  • なぜ薬剤師になろうと思ったのか
  • 薬剤師としてやりたいことや興味ある分野
  • どんな薬剤師になりたいと考えているのか
  • 今までの業務経歴や経験の棚卸し
  • 薬剤師としての強みや得意分野の整理
  • 薬剤師としてのキャリア志向の優先度
  • 今後どのように生活していきたいのか
  • 仕事に影響するライフイベントの整理

自己分析では具体的に自分が思い描くキャリアや働き方の希望が明確になるまで、関連する情報の整理と分析を行うことになりますが、最低でも上記の内容は整理しておきましょう。

特に、女性薬剤師は仕事に影響するライフイベントにも考慮してキャリア志向の優先度をつけて行動する必要があるため、自己分析では仕事とライフイベントの両方で理想の状態を整理した上で、現実的な希望まで落とし込んで整理することが大切です。

また、情報量が多くてどのように自己分析を進めていけばいいかわからなくなってしまう人も多いため、もし自己分析を進める中で悩むことがあれば、転職のプロに相談してみるのもおすすめですよ。

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将来のキャリアプランを明確にしてロードマップを作ること

情報収集と自己分析が終わったら、希望するキャリアや働き方の情報を整理した上で具体的なキャリアプランとしてロードマップを作成していきます。

キャリアプランを立てる際には「目的」「具体的な目標」「目標達成に必要なタスク」「目標達成・タスク完了に必要な期間」「目標の期限」「優先順位」「難易度」などの要素を整理してから、時系列に沿って目標や行動を当てはめていきましょう。

また、キャリアプランを立てる際には、目標の期限が明確な場合には逆算で目標やタスクを当てはめていき、目標の優先度・重要度が低いものや難易度が低くてすぐに達成できるものは早めに終わらせられるように組み込んでいくのもおすすめです。

そして、キャリアプランを作成したら、自身の状況を考慮してスケジュール通りに目標が達成できるのかも考えて、何かあった時にリカバリーできる程度の余裕を作っておくと、実現性の高いキャリアプランの作成ができますよ。

末永雄大 末永

キャリアプランを本格的に作成する場合には、情報量が多くて1人だと大変に感じる人も多いです。


そのため、自己分析やキャリアプラン設計では手順書を作成しておくと、やるべきことが明確になって円滑に作業を進めることができますよ。

薬剤師としてのキャリアや働き方はプロへ相談するのもおすすめ

ここまで、希望のキャリアや働き方を明確にしてキャリアプランを立てる方法を説明しましたが、自己分析やキャリアプラン設計は情報量が多いと1人で進めていくのが大変だと感じる人も多いです。

そのため、自己分析が上手く進まなかったり、希望するキャリアや働き方がわからない場合には、薬剤師の転職やキャリアに精通したキャリアアドバイザーに相談してみることをおすすめします。

また、自分なりに自己分析を進めてキャリアプランを立てた後にも、プロにキャリアプランについて話してアドバイスをもらうことで、異なる視点からキャリアプランを見直すことができるので積極的に相談すると良いですよ。

末永雄大 末永

薬剤師がキャリアについて相談するなら、マイナビ薬剤師ファルマスタッフ薬キャリエージェントの活用がおすすめです。


いずれのサービスも医療業界や薬剤師経験のあるキャリアアドバイザーが在籍しているので、薬剤師の転職やキャリアに関する具体的なアドバイスも期待できますよ。

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薬剤師として将来的に活躍し続けるには転職も必要

薬剤師としてキャリアを積み重ねていくには、様々な現場で経験を積んでスキルを磨いていくことが大切ですが、働いている職場によっては希望する経験を積むことが難しいこともあります。

そのため、薬剤師として将来的に活躍し続けるために必要な経験を積みたいと考えているのであれば、キャリアの希望を整理した上で思い切って転職をしてみることも必要ですよ。

経験が少ない人が転職するのはあまりおすすめしませんが、一通りの業務経験を積んだ上で、より専門性の高い仕事ができる職場へ転職することはキャリアにとってもプラスになります。

もちろん、転職する際には希望する経験が積める職場へ転職できるか不安に感じる人もいるので、まずは薬剤師向けの求人を取り扱う転職エージェントで話を聞いてから転職するか判断すると良いですよ。

薬剤師が転職をするなら転職エージェントの活用がおすすめ

薬剤師が転職をする際には、転職サイトを活用する人もいますが、転職活動を円滑に進めたり、転職の成功率を少しでも上げたいと考えているのであれば転職エージェントの活用がおすすめです。

というのも、転職エージェントでは「転職相談」「求人紹介」「職務経歴書の添削」「面接対策のフォロー」「応募先との連絡の仲介」「内定時の条件交渉」など、転職が成功するように様々な転職支援をしてくれます。

特に、薬剤師向けの転職エージェントでは、薬剤師転職に精通したキャリアアドバイザーが転職を支援してくれますし、エージェントによっては面接時に同行してくれるため、転職が初めてでも安心して転職活動を進めることができます。

そのため、転職活動が初めての人や相談しながら転職活動を進めていきたい人、働きながら転職活動を進めていきたい人は転職エージェントを積極的に活用していくと良いですよ。

末永雄大 末永

また、転職エージェントを活用する際には、3社程度のサービスを併用することで、求人探しの幅も広がって希望にマッチした求人を探しやすくなりますよ。

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