薬剤師の転職失敗例は?体験談や成功へ導くための対策を解説!
薬剤師の転職で失敗した人の体験談や特徴、よくある原因を現役エージェントが徹底解説します。
転職に成功する人や失敗しないためのポイントについて紹介します。1日でも早く希望する職場を見つけたい薬剤師は必見です。
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薬剤師で転職に失敗した人の体験談
薬剤師が転職に失敗してしまう原因で1番多いのが労働環境や雇用条件に関する情報収集・確認が足りていないことです。
転職先についてしっかりリサーチしなかったために、入社後「こんなはずでは」とミスマッチが生じてしまい、結局として転職したことを後悔してしまうのです。
転職に失敗したと感じる薬剤師の多くは、入社前と入社後にギャップを感じてしまいやすいです。
実際に、転職に失敗した人の体験談をまとめたので、参考にしてみてください。
年収に不満がある
薬剤師が転職に失敗したと感じる原因で多いのは年収に関する不満です。
現在の労働環境が変われば、どこでも良いと思うケースです。とにかく退職することを目的にしているので、今後のことを考慮せずに求人に応募してしまうので、その後の年収や待遇、福利厚生に不満を感じてしまうケースはあります。
薬剤師
現職に不満を持っており、「とにかく環境を変えたい」と焦って転職活動をしてしまうと、他のことを見落として新しい職場に不満を持ってしまいます。
今回のケースでも、ワークライフバランスが整えられる条件はクリアできていたものの、残業がない分手当も減るため、それを想定して転職活動すべきでした。
実は、このように焦って転職をしてしまうことで、他のことを見落としてしまい入社後にミスマッチを感じてしまう例も少なくありません。とくに、お給料は生活するために欠かせないものなので、最悪の場合は短期退職になってしまうことも考えられます。
稀に、転職前と後で条件や待遇が異なるブラックな案件もあるので、その点も気をつけていかなければなりません。
職場の雰囲気に合っていない
いざ入社してみて職場の雰囲気が悪い、社風が合っていないと感じてしまう失敗ケースもあります。職場の雰囲気や同僚薬剤師の人間関係などは求人票には明記していないことも多いです。
これらは事前に把握がしづらく、実際に働いてみないと分からないため、よくある失敗ケースとして挙げられます。
薬剤師
私が転職した職場は男女差別や先輩後輩の間で上下関係が厳しい環境でした。毎日職場がギスギスした雰囲気でかなり居心地が悪かったです。
なかなか職場に馴染むことができず、周りの人とのコミュニケーションはもちろん、仕事をしているだけで萎縮してしまい集中することができませんでした。
人間関係を転職理由にして転職を繰り返してしまうケースは多いですが、とくに薬剤師のように限られた空間で、常に同じメンバーで仕事をしていると人間関係は大切になります。
今回のケースでも、雰囲気がギスギスしていても退避できる場所がない調剤薬局という環境なので、より仕事のしづらさを感じてしまいます。
人間関係に悩みを抱えて転職を検討している人は、以下の記事も参考にしてみてください。
上司が薬剤師ではない
医療機関やドラッグストアなどでは、上司が薬剤師でないケースで悩む人もいます。上司が薬剤師でないと薬剤師の仕事に理解を示してもらえず、本来の業務に支障をきたすことにもなり、結果として転職を後悔してしまうのです。
薬剤師
転職した後にはじめて、自分の直属の上司が薬剤師じゃなく看護師長だったことがわかりました。
薬剤師のことをわかってくれないのか、薬剤師の業務以外の仕事を押し付けられることがあります。薬剤師を下に見ているところもあったので、かなり仕事はやりづらかったです。
信じられないことかもしれませんが、職場によっては事務長や看護師長が上司になることもあります。
今回の体験談のように薬剤師が担当する範囲以外での仕事を任せられたり、職場において薬剤師がとても低い地位のように扱われたと感じることもあるようです。
そうなると、自分のスケジュール上こなすことが難しい仕事でも対応が求められ、残業が多くなったり本来の仕事に支障がでてしまうなどの支障も出てきて、仕事に対するストレスにつながってしまいます。
業務内容がイメージと違う
薬剤師の転職で後悔したエピソードとして、自分がイメージしていた業務内容と違い、まったく違う他の業務内容だったというケースもあります。
薬剤師
転職する前は自分が持っている資格を活かして、調剤や監査、投薬など全般の業務に携わりながらキャリアアップしたいと思ってました。
だけど、働いてみると調剤業務をまったくさせてもらえず、投薬や調剤業務は助手がおこない、薬剤師は監査の仕事だけをするという方針でした。
このように、求人情報に書かれていた仕事内容とは違う仕事を任せられることになり、思い描いていたような経験が積めない、キャリアアップできないと悩んでしまう薬剤師も多いです。
求人票に業務内容を詳細に書いている企業もありますが、多くの場合は抽象的な内容で誰にでもわかるように求人票に記載していることのほうが多いです。
事前に求人情報をしっかりと調べた上で、面接時にも改めて仕事内容の確認をすべきですが、それでもやはりこういった失敗は起こってしまいます。
ワークライフバランスを保って働けない
自分のスキルアップなどのために転職をしてみたものの、残業が多く休みが取れないなど、ワークライフバランスを保てなくなったことで転職を失敗したと感じる薬剤師もいます。
薬剤師
より専門性を身につけたいと思い、専門科クリニックの門前薬局へ就職しました。クリニックの医師と連携をとって患者さんのために仕事ができるため、やりがいを感じていました。でも、残業が多く、1人にかかる負担が大きすぎてこんなにハードだとは思っていませんでした。
日中は処方箋の対応することで時間が終わってしまうので、その他の事務処理は就業時間後におこなっています。
自分が思っている以上に残業時間が長いと感じた体験談になりますが、実は同じようなエピソードを語る薬剤師は多いです。
求人票には「残業時間:月10時間程度」など平均残業時間を記載している場合もありますが、きっちりその時間で残業が終わるわけではありません。
厚生労働省が発表しているように所定外労働時間の計算方法は、社員数÷社員の総残業時間で算出した数字になるので、その残業時間が約束されているわけではないのです。
このように求人票を見誤ってしまい、思った以上に残業を課せられたという人も少なくありません。
末永
どの失敗談も事前に求人企業をよく研究しておくこと、情報収集を徹底することで避けられた失敗です。
このように入社後に失敗したと後悔する前に、しっかり求人先の情報収集をおこない、転職の失敗を避けるようにしてくださいね。
末永
情報収集といっても1人で深掘りしていくのには限界があります。そこで転職エージェントを利用してみてください。
求人票には記載のない、裏側の情報や実情、メリットだけでなくデメリットまでしっかり教えてくれるので、入社後にギャップを感じにくく、納得のいく転職を実現できますよ。
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薬剤師の働き方に関して、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
薬剤師で転職に失敗しやすい人の特徴
実は、今回体験を語ってくれた人たちにも当てはまりますが、薬剤師で転職に失敗しやすい人にはある共通の特徴があります。
薬剤師で転職に失敗しやすい人の特徴で、共通する内容を下記で紹介します。自分が当てはまっていないか、しっかり目を通しておいてください。
1つの条件に固執して転職先を決めてしまう
給与や待遇など、1つの条件だけを見て転職先を決めてしまう薬剤師は転職に失敗しやすいです。
1つの条件にこだわって転職先を決めると別の条件でミスマッチが起こり、不満が溜まることで転職を繰り返すリスクが高まるからです。
転職活動では現職への不満や転職先への希望から、外したくない1つの条件にとらわれがちですが、複数の条件で比較するようにしましょう。
こんな失敗に注意!
失敗として典型的なのは、給与にこだわって年収条件しか見ていなかったために激務な現場に転職してしまうパターンです。
給料が高くても身体を壊してしまったり、メンタルヘルスに問題が起きては元も子もありません。
これらの失敗を防ぐには、自分にとって重要な軸を明確にして優先順位を付けておくことが重要です。
自分の希望する条件すべてが当てはまる職場はないに等しいため、優先順位をつける、妥協できない条件にランク付けするなどしておくと、条件にマッチした求人に出会いやすくなります。
その上で、転職先の情報は網羅的に集めると良いです。キャリアアドバイザーに相談して情報を集めたり、職場見学をするのが効果的です。
転職するときの条件や軸を考える方法は以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
雇用条件を確認せずに内定承諾をしてしまう
雇用条件をしっかり確認せず内定承諾してしまう薬剤師が、転職に失敗を感じてしまいやすいです。
内定がもらえた嬉しさから雇用条件をよく確認せずにサインをしてしまいたくなりますが、後になってから「思っていた条件と違った!」と後悔する要因にもなるので気をつけてください。
内定をもらったら、1度冷静になって雇用条件を確認するようにしましょう。この際、雇用条件は口頭ではなく、書面で確認するようにすると良いです。
こんな失敗に注意!
雇用条件の失敗例としてよくあるのは、求人票や面接で給料や勤務日の労働条件を確認したから、雇用契約書にはその通りに記載されていると思い込んでいるケースです。
求人票では年収が600万円のはずだったのに実際は580万円だった、週3~5日の勤務のはずが週5勤務になっていた、といったこともあります。
ここで注意したいのは、口頭で確認しないことです。口頭での内容は後になって証拠を示すのが難しいので、必ず書面で確認をしましょう。サインをして働き始めてからでは手遅れになってしまうため慎重になる必要があります。
知人紹介で安易に転職先を決めてしまう
知人の紹介で安易に転職先を決めてしまう薬剤師も、実は転職を失敗しやすいです。
会社によってはリファラル採用(社員紹介)を強化している企業も多く、紹介者・入社者の両方にボーナスが出るところもあります。
友人は積極的に紹介してくれるものの、しっかり自社にマッチしているかなど精査していないことも多いです。
友人や知人の紹介で転職するのは簡単な方法で、信頼できる人の紹介だからと安易に転職先を決めてしまいがちですが、後悔しないためには選択肢を広げて複数検討するようにしましょう。
こんな失敗に注意!
知人の紹介だと、転職後に職場へ不満を感じたとしても、友人の紹介だったために辞めにくくなってしまいます。
また、応募の時点でもオファーを受けたら、入社を断りにくくなります。
実は薬剤師の転職では、友人の紹介で転職をして失敗する事例が多いです。
転職先の採用担当者も、友人の紹介だからと考えて労働条件でさえ口頭の連絡で簡単に済ませてしまう場合があります。口頭では雇用契約書に反映されていないこともあるので気を付けましょう。
転職において知り合いに相談して情報を集めるのはリアルな現場の声を聞けるので良いのですが、複数の職場を比較検討することがオススメです。安易な判断は避けましょう。
調剤未経験なのに大手チェーン以外に転職してしまう
調剤未経験なのに大手チェーン以外に転職してしまう薬剤師は、転職を失敗しやすいです。
調剤未経験の場合は、なぜまずは大手チェーンに転職するのが良いかというと、大手チェーンであれば教育研修制度が整っているからです。そのため、調剤未経験でも業務に慣れやすいのです。
大手チェーンと中小の特徴をみてみても、未経験者は大手が最適であることがわかります。
大手チェーン | ●研修制度が充実している ●設備が充実している ●キャリアアップしやすい ●業務が細分化されている傾向にある |
---|---|
中小規模 | ●裁量が大きい ●転勤がない ●業務の幅が広い |
中小規模の薬局やドラッグストアでは、裁量が大きく、即戦力としての力が求められます。企業によっては新人を教育する体制がないので、なんでも積極的に動いていく必要が出てきてしまい、かなり苦労します。
そのため、未経験であれば調剤のノウハウを一からしっかり学べる教育研修制度がある職場を選ぶようにすると良いです。
職場の雰囲気を実際に確認していない
求人情報を見ただけで、職場の雰囲気を実際に自分の目で確認していない薬剤師は、転職を後悔しやすいです。
求人情報をいくら入念に調べたとしても、実際に働いてみなければ分からないことはあります。とくに、人間関係などの職場の雰囲気は自分の目で確かめないと本当の実態が掴めませんよね。
可能な限りは転職前に自ら足を運んで職場の雰囲気を確認しておきたいものですが、現職が忙しかったり、進め方がわからないといった理由で、自分ひとりで動くのは難しいと感じてしまうものです。
しかし、そもそも転職活動は1人でおこなう必要はありません。さらにいうと、1人で情報収集をしているからこそ情報不足や確認不足に陥りがちで、転職しても現実と理想のギャップに悩まされるものです。
困ったら薬キャリ AGENT・マイナビ薬剤師といったプロの転職エージェントを利用して、情報収集を効率的におこなうのがおすすめです。
薬剤師におすすめの転職エージェント
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薬剤師で転職に成功する人の特徴
転職に失敗してしまう薬剤師がいれば、転職に成功する薬剤師もいます。ここでは転職に成功しやすい薬剤師の特徴を紹介していきます。
ちなみに下記の特徴に当てはまる人は、転職に成功しやすいだけでなく、入社後もすぐに活躍できる人が多いです。
常に新しい知識・技術を身につけている人
新型コロナウィルス感染拡大などのパンデミックの対応、AI技術の導入、オンライン診療など、薬剤師の働く医療業界は常に変化し続けています。
その変化に伴い、医療従事者には新しい技術や変化に対応していける知識を身につけることが求められています。それは、薬剤師も同様です。年間100品目以上の新薬登場に追いつくよう、新薬の知識取得も必要です。
また、薬剤師にとっての専門性は転職市場での稀少性を上げる武器になります。
高度な調剤能力や薬学知識を身につけることは決して楽ではありませんが、研修会に参加したりなど、できることからコツコツと自己研鑽にいそしむ姿勢が大切です。
高い意欲・向上心がある人
常に新しい知識や技術を身につける必要のある薬剤師には、高い意欲や向上力が必要です。
薬剤師は薬学という専門知識が業務上では欠かせません。自分から貪欲に学ぶ意欲がなければ、最新の情報も身に付かず、結果として業務に支障をきたす恐れがあります。
薬剤師に限らず、成長スピードの早い人は素直で、どんなことでも学ぶ姿勢を持っている人です。とくに、専門知識を有していかなければならない薬剤師には、そのような姿勢が必要になってきます。
誰とでもコミュニケーションが取れる人
薬剤師は、一緒に働く仲間だけでなく、患者やお客さん、医師や看護師などさまざまな人たちとコミュニケーションを取っていく必要のある職種です。
在宅医療のニーズが高まり、またかかりつけ薬局として役割が期待されている昨今では、服薬指導などで患者とのコミュニケーションは重要になってくるのです。もし、ミスコミュニケーションで薬の誤飲が発生してしまうと、最悪の場合は命に関わることもあります。
そのため、薬剤師には専門用語を使わず、誰にでもわかりやすいようなコミュニケーションを取っていくことが求められています。
薬剤師の仕事は、コミュニケーションを必要とする場面が多いことから、コミュニケーション力がある人が活躍しやすいです。
自分のキャリアプランを描ける人
転職時に限らず、自分のキャリアプランを描き、明確な目標を持った人は活躍しやすいです。
労働環境を改善するために転職するのが目的になっている薬剤師は、転職がゴールになっており、入社後のことは考えていないために失敗してしまうのです。
「管理薬剤師を目指すという目標がある」「管理職に就きたい」など、常に自分がどのような薬剤師になっていきたいかのキャリアプランを描き、それに向かって進んでいける人は、入社後にイメージした道を進みやすくなります。
ただ、ゴールを描くのではなく、3年後、5年後、10年後のように、中長期的な目標を持って仕事に打ち込むと、やりがいを感じることもでき、モチベーションも保ちやすいです。
責任感が強い人
薬剤師は薬学の専門家として周りの人たちから頼られる存在です。
自分が調剤した薬が人の健康に影響していくなど、その仕事柄、薬剤師には大きな責任が伴います。
また、医師が出した処方箋に関しても疑義照会する、OTC医薬品を提案するなどをするなど、患者のために薬学の専門知識をフルに発揮していきます。
そのため、薬剤師の仕事に責任感を持ってこなしていける人が活躍しやすいです。
薬剤師が転職に失敗しないためのポイント
薬剤師が転職に失敗しないためのポイントを紹介していきます。
以下のポイントをしっかり抑えて、転職が失敗しないようにしていきましょう。
自己分析で転職の優先軸を決める
転職を失敗しないためには、自己分析を徹底的におこない、優先軸を明確にしていくようにしてください。
少しでも自分の希望条件にあった求人を探すなら、自分が何を重視して働いていきたいかの優先順位を決めていくことが重要です。例えば、給料が最優先の条件で、そのためであれば多少忙しくなっても良いといった具合です。
また、自分の転職の優先軸を持っていれば、志望動機や転職理由なども一貫性を持って回答することができます。
この転職の優先軸は、ひらめきや思いつきで設定してしまうと、それこそ失敗の元になります。
優先軸をしっかり決めるためには、自己分析をしっかりおこなうことが大切です。自己分析を通じて、自分の過去の経験、スキル、今後のキャリアビジョンを踏まえた転職軸を見つけるようにしてください。
企業研究で実際の働き方を調べる
企業研究をしっかりおこない、求人企業での実際の働き方や環境、人間関係などもしっかり情報収集しておくことが大切です。
求人票をしっかり確認するだけでなく、求人票にのっていない情報も調べておくと入社後のギャップを感じにくくなります。
求人票に掲載されていない情報は、企業のWebページ、口コミサイト、転職エージェントからの情報共有などで情報取集することが可能です。
また、企業研究や情報収集する際は、以下のポイントに注意すると認識齟齬を防ぎ、転職も成功しやすくなります。
企業研究で確認するべき注意点
- 業務内容
- 処方箋枚数
- 有給消化率
- 平均残業時間
- 勤務時間
- 勤務日数
- 研修制度
- 職場の人間関係
末永
調剤薬局やドラッグストアの場合、全国転勤やエリア内異動などが発生することもあります。もし、異動がある会社に入社したら、異動は希望通りになるのかなども大切なポイントになりますよね。
このように入社後にその会社で働くことをイメージしてみると何を確認すべきか明らかになりますよ。
面接対策を十分におこなう
薬剤師が面接に臨む際は、面接対策をしっかりおこなうようにしてください。
薬剤師は売り手市場だからといって、面接対策は必要ないと誤解している人も多いですが、面接対策は必須です。採用する側も、自社にマッチした人材獲得を目的にしているため、求める人物像であることをアピールする必要があり、そのためには面接対策が必要です。
また、面接対策をしっかりおこなうことで以下のようなメリットを得られます。
面接対策するメリット
- 相手に伝わりやすい回答ができる
- 自然な受け答えができるようになる
- 本番でも落ち着いた対応ができる
面接対策をすることで思うように受け答えができるようになります。面接では一貫性を持たせることが大切です。面接の準備を事前にしておかなければ、自分の軸もしっかり定まらず、一貫性のない回答をしてしまう危険性もあります。それを防ぐためにも面接対策は必須です。
また、面接対策をすることで自分の潜在的な強みなどにも気づくきっかけにもなるので、入社後のためにも面接対策は大切です。
薬剤師の面接対策については、以下の記事も合わせてご覧ください。
条件交渉は書類に残す
無事に内定をもらえたら、給与や労働条件の交渉は口頭でおこなうのではなく書面に記録を残すようにしてください。
口頭だけでは、その場限りの話になってしまい、契約上には話が反映されていないこともあります。そうなると、入社後に話が違うとのトラブルに発展しやすくなるのです。
給与や待遇などの条件交渉は、メモをとり、書面に起こしてもらうようにしておくと安全です。
転職先に意見なんて言いづらいと思う人も多いと思います。しかも知人からの紹介だった場合には、ますます交渉しにくいことでしょう。
そんな人におすすめの方法は、薬キャリ AGENT・マイナビ薬剤師などの転職エージェントを利用することです。キャリアアドバイザーは単なる求人紹介や選考対策だけでなく、転職先との給与交渉も間に入ってサポートしてくれます。
また、契約の誤りがないか確認もしてくれるので、転職活動中の心強い存在になりますよ。
末永
正社員に限らず、アルバイト・パート、派遣社員の場合でも、時給や待遇などは事前にしっかり確認し、相違がないかをしっかり確認するようにしてくださいね。
アルバイト・パート、派遣でも間に転職エージェントに入ってもらったほうが、入社までスムーズに進みやすいですよ。
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適切な転職時期を把握する
薬剤師が転職を成功させるには、適切な転職時期を把握することも大切です。
「一刻も早く転職したい」と焦って転職活動をしてしまうと、冷静な判断ができず選択ミスをしてしまう可能性もあります。
また、研修制度が整っていない求人企業へ転職してしまう場合、繁忙期に転職してしまうと入社から忙しく業務をこなしていかなければならなくなります。そうなると後悔する可能性が高まるのは明白です。
薬剤師の転職の場合、転職は平均1ヶ月ほどかかると言われています。転職時期や転職開始のタイミングをしっかり逆算して計画を立て、冷静に判断していけると転職も成功しやすく、スムーズに進めることができます。
薬剤師で転職に失敗してしまった際に取るべき行動
薬剤師で転職に失敗してしまったと感じたら、すぐに辞めるのはおすすめしません。
短期離職・早期退職をしてしまうと、前職で何か問題を起こしたと思われ、次の転職が難しくなってしまいます。
まずは冷静になり、自分が失敗したと思う原因を追求していきます。その原因が以下のような場合であれば、時間の経過や努力次第で解決される可能性も高いです。
- 業務に必要なスキルが足りない
- 職場環境に馴染めない
- 相談できる人がいない
もし、時間の経過で解決できる問題ではない場合、もしくは時間が解決してくれるにしても不安などを抱えている場合には、友人や家族など誰かに相談してみるのも大切です。
自分では思っても見ないような意見やアイディアをもらえる可能性もあります。
それでも問題解決に至らない場合には、再転職も前向きに検討してみてください。その時は、すぐに再転職するのではなく、自分の市場価値を正確に把握し、足りない部分を身につけられるような努力をしてみることが大切です。
自分の足りないところをカバーできるスキルを身につけたら、次こそはステップアップできる転職を実現できますよ。
末永
すぐに転職活動をはじめるのではなく、転職情報などを常にキャッチアップしておくことも、転職失敗の後にとるべき行動としておすすめです。
さまざまな求人を見ることで、求人票の見方などを養い、次の再転職に役立ちます。
薬剤師が転職に成功したいのならプロに相談するのがおすすめ
薬剤師が転職を失敗させずに成功させたいなら、まずは転職のプロに相談してみてください。
転職のプロである転職エージェントに相談すれば、自分の希望条件やキャリアプランを考慮しながら、マッチする求人を紹介してくれるだけでなく、転職活動も徹底支援してくれます。支援内容は転職エージェントによっても違いますが、基本的には以下のような支援をしてくれます。
- 求人選定
- 企業研究支援
- 履歴書・職務経歴書の添削、書き方アドバイス
- 面接対策
- 面接の同行(一部エージェントのみ)
- 条件交渉
- 入社手続きフォロー
- 入社後フォロー
転職活動の一連の流れで、常に求人先との間に立ちサポートしてくれます。そのため、初めて転職活動をする人にはとくにおすすめです。
また、転職したい人だけでなく、キャリア相談だけしたい人でも登録することもできます。
転職エージェントは直接求人元に訪問しており、求人票にはない求人元の実情やメリットとデメリットの両方を知らせてくれます。もちろん、企業と求職者の間に立って調整や条件交渉など代行も可能です。
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薬剤師におすすめの転職エージェントランキングや評判について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事もチェックしてみてください。
薬剤師の転職でよくある質問
薬剤師の転職でよくある質問をまとめました。
失敗しない転職を実現させるための参考にしてみてください。
病院薬剤師と薬局薬剤師はどちらがおすすめ?
転職者
病院薬剤師と薬局薬剤師はどちらがおすすめですか?
末永
病院薬剤師と薬局薬剤師のどちらがおすすめかは、求職者のキャリアプランやスキル、経験によって異なります。
専門領域の薬学を身につけていきたい人は病院薬剤師が、患者と近い距離で地域医療に貢献していきたいなら薬局薬剤師が向いています。
もし、自分の適性を知っていきたいなら転職エージェントに相談してみてください。プロが強みを配慮して適性に合う企業とつないでくれますよ。
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病院薬剤師と薬局薬剤師の違いについて、さらに詳しく知りたい人は下記の記事もおすすめです。
ドラッグストア薬剤師はきついって本当?
転職者
ドラッグストア薬剤師はきついって本当ですか?
末永
ドラッグストアは小売業としての一面があるため、OTC販売をはじめ薬剤師でも接客販売をしていく必要があります。また、勤務時間もシフト制で力仕事を含めさまざまな業務に関わる理由から、きつい印象を持っている人も多いです。
ただし、ドラッグストアは比較的高収入で、店舗運営に関われるチャンスもある魅力もありますよ。
ドラッグストア薬剤師の働き方について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
薬剤師は何歳まで働ける?
転職者
薬剤師は何歳まで働けますか?
末永
薬剤師の定年は60歳〜65歳までと設定されていることが多く、さらに定年後も再就職もしやすいです。
薬剤師の場合は、自分が働けると感じたら何歳でも働くことができます。実際に100歳になっても薬剤師として活躍している人もいますよ。
薬剤師の転職回数は何回まで?
転職者
薬剤師の転職回数は何回までが大丈夫なのでしょうか?
末永
薬剤師は、転職回数が多くても不利になりにくい職種ですが、年齢に対して転職回数があまりにも多いと不利になります。例えば、30代で10回以上の転職などは不利になるので注意するようにしてください。
また、転職回数よりも在籍年数をみる企業もあるので、短期転職を繰り返している場合は不利になることもあるので覚えておいてください。
前の職場はとくにかく残業が多いし、薬剤師の数も足りてないなかクタクタで帰ってくる毎日でした。そんな無理が祟り、ついに体調を崩してしまうことになったので、残業が少なく処方箋数も少ない職場への転職を決意しました。
今度は薬剤師も充分に揃っている環境への転職だったので安心して就業をスタートさせたのですが、残業がない分、収入が薬剤師の年収相場より若干低くなりました。
また前職は大手だったので福利厚生なども手厚かったのですが、今後は個人経営の薬局だったので、時間的な融通は利きやすいですが以前に比べると昇給額や福利厚生も不十分に感じてしまいます。