薬剤師ってブラック?実際の労働環境や体験談を大公開!

薬剤師

薬剤師は激務であるという、ブラックなイメージを持たれがちです。

本記事では、実際の体験談や残業時間のデータから薬剤師がブラックなのか解説します。

また、ブラック企業を避けるための方法も解説します!

薬剤師ってブラック?みんなが感じる不満を紹介

薬剤師の人たちが、「この職場はブラックかもしれない」と思う不満には以下の4つがあげられます。

ここからはそれぞれについて、どんな不満か解説します。

残業が多い上にサービス残業が日常的になっている

ブラックと聞くとまずあげられるのが、残業など労働時間の長さです。

残業が多すぎる職場は個人にとって体の負担が大きく、パフォーマンスの高い仕事も難しくなってしまいます。

また、中には残業時間が長い上に、会社から残業代を請求しないように迫られている職場もあります。

いじめがあったり人間関係が良くない

次にブラックとしてあげられるのは、人間関係の悪い職場です。

いじめなど人間関係のトラブルが多いと、仕事のパフォーマンスは下がりますし、職場に行くことが嫌になることもあります。

薬剤師の中だと、とくに調剤薬局で人間関係のトラブルが起こりやすいです。

なぜなら、調剤薬局は病院やドラッグストアと比べると規模が小さく閉鎖的であり、人間関係が狭くなりがちだからです。

教育制度などが整っていない

教育制度などが整っていないこともブラックな職場としてとらえられがちです。

新卒の薬剤師や転職者へ大した研修もおこなわずに、実務へ取り組んでもらうような職場では、成長がしづらく、仕事に慣れるのにも時間がかかってしまいます。

教育制度が整っていない職場がある理由は、薬剤師のための研修補助が上層部ではよけいな出費と見なされがちだからです。

忙しいため休憩が取りづらく有給休暇もなかなか取れない

薬剤師の勤務先では、とくに24時間営業のドラッグストアなど、激務になりがちな場合があります。

職場によっては休憩にいく時間もなく、処方箋の対応や調剤業務に追われることもあります。

また、中には有給休暇を取得しようとしても、「周りのみんなが取らないから」と断れてしまう職場もあります。

休憩や有給など、正当に与えられた権利を利用できない職場はブラックと思われがちです。

薬剤師による実際のブラック体験談

実際に薬剤師の人へインタビューをした結果、以下のような体験談がありました。

20代・男性

私の元職場は、月に1回日曜出勤がありました。基本の休みは、日曜+隔週の平日1日だけで、月に5〜6日程度です。

日曜出勤の際は、休日手当がなく代休もありません。夏季休暇ももちろんなく、休む時は有給で消化しています。

求人には年間休日が120日となっていたのに、まったくのウソでした。120日以上休みをとっているのは、社長と本部にいる一部の人だけです。

調剤薬局勤務・30代

私が前にいた薬局では、気が強い薬剤師にシフト変更を押し付けられたり長時間勤務をさせられていました。

仕事では監査投薬ばかりをさせられていたので、薬歴がなかなか終わらず残業ばかりでした。少しのミスでも聞こえるような悪口を言ってくるので精神的にかなり堪えました。

仕事と割り切るようにしていましたが、ストレスにより体調が悪くなり辞めました。

病院勤務・60代

民間病院に勤めています。それまでは公立の病院で働いていました。

民間病院の勤務時間は、残業がとても多いわけではないですが、就業時間にオーダリングシステムを落としていたので、15〜20分のサービス残業が週に3日か4日ありました。

人間関係はそんなに悪くはないですが、システムが複雑で難しいため、新人が入社しても退職してしまうことが結構ありました。

他業界と比べると薬剤師はブラックではない

薬剤師に対してブラックだという印象を持つ人もいるものの、他の業界と比べると薬剤師の仕事はブラックではありません。むしろ、比較的ホワイトな職場だと言えます。

そもそもブラックには明確な定義がありません。そのため、今回はブラックの定義を以下の4つとします。

  • 残業時間が異常なほど長い状態が続く
  • 給与が相場と比べてかなり低い
  • 毎日のように怒鳴り声が飛ぶ職場
  • 強要事項や世間的見て非常識なルールがある

ここからは、この定義から薬剤師がブラックであるかを、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査(令和元年)」を用いて解説していきます。

ただ、毎日のように怒鳴り声が飛ぶことや、非常識なルールは業界や職種ではなく、企業の問題です。そのため、今回は残業時間と給与の2点から解説します。

まず残業時間について、全国的な平均の残業時間は月に14時間です。

一方で薬剤師の平均残業時間は11時間です。薬剤師は全国的な平均よりも3時間だけ労働時間が短く、比較的ホワイトであることがわかります。

また、給与について全職種の全国的な平均年収は429万円です。

一方で薬剤師の平均年収は561万円です。年収にして約130万円ほど全国平均より高いので、薬剤師は比較的稼ぎやすい職場であるとわかります。

以上の2点をまとめると、全国平均と比較したとき薬剤師は残業時間が少ない上に、年収が大幅に高いのでブラックではなく、むしろホワイトであると言えます。

しかし、これはあくまでデータを読み取った結果であり、中にはブラックと呼ばれる職場があるかもしれないことには注意が必要です。

忙しい勤務形態と休みを取りやすい勤務形態

薬剤師の仕事は、平均的な仕事よりも残業時間が短く給与が高いものの、一部では休みが取りづらかったりするなど偏りもあります。

ここからは、薬剤師の中でも比較的休みが取りやすい勤務先と休みが取りづらい勤務先を紹介します。

比較的忙しい薬剤師の勤務先は病院とドラッグストア

薬剤師の勤務先では、病院とドラッグストアが忙しい傾向にあります。

病院の中でも大学病院などでは入院する患者が多いため、土日や祝日はほとんどシフト制で出勤することになり、夜勤になることも多いです。

病院の規模によって患者の受け入れが大きく変わるので、それが忙しさや出勤日数にも影響します。

ドラッグストアでは、土日祝日がとくに忙しくなります。シフトにおいても、平日5日の勤務に加えて土日どちらかで半日出勤を求められる職場もあります。

OTC医薬品を中心に販売している店では、お盆などの長期休みであってもシフトを組む場合が多いです。

また、ドラッグストアの中でもとくに24時間営業の店舗は夜勤も存在しており忙しくなります。

各勤務形態の休みについて、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事薬剤師の休み事情を徹底解説!休日を増やすための手段とは?

休みを取りやすいのは製薬企業か派遣薬剤師

薬剤師の中で、比較的休みを取りやすいのは、製薬企業か派遣薬剤師です。

製薬企業は企業で医薬品の製造などに携わる会社であり、職種は様々です。ここではMRと言われる営業職や研究職の休みについて説明します。

MRも研究職も、製薬企業勤めの人は基本的に土日休みで、有給も取りやすいです。また、お盆休みやゴールデンウィークなど病院、ドラッグストアでは休みが取りづらい期間も、製薬企業であれば休みが取れます。

とくに研究職では、出勤についてフレックス制度を取り入れている職場もあります。

派遣薬剤師は、就業時間がきちんと決められているので定時で帰ることができます。あらかじめ勤務する時間や曜日を契約して、それ通りに働くため残業などがありません。

ブラックな職場を避けるためのチェックリスト

実際に薬剤師の人が転職する際、ブラックな職場を避けるためのチェックリストは以下の通りです。

チェック
いじめやパワハラなどの人間関係が悪い環境ではないか確認する
残業をすることが当たり前になっていないかどうか
世間から見ると常識を欠いたルールがおこなわれていないか
相場と比較してかなり低い給料になっていないか
面接時に薬剤師が参加しない場合はブラックを疑う
患者になったつもりで病院や薬局にいってみる
キャリアアドバイザーに内部の情報を聞いてみる

基本的に、確認するべき事項はブラックな職場の特徴があるかどうかです。

それ以外では、「面接時に薬剤師が参加しない場合はブラックを疑う」の事項があります。

これは、面接で薬剤師ではなく薬局の管理担当や事務長などが面接官であると、薬剤師の仕事などを十分理解していない場合があるためです。薬局の中には、上層部が現場の声や不満を聞かずに激務を強いる場所もあるので、注意が必要です。

また、ブラックな職場か確かめる方法に、実際に職場へ訪ねることと、キャリアアドバイザーに情報を聞くことがあります。

実際に職場へ訪ねれば、薬剤師がどのような環境で働いているのか、どれだけ処方箋の数が多いのかなどを自分の目で確かめることができます。

キャリアアドバイザーは、保有している求人の職場へ頻繁に足を運んでいるので客観的な職場の忙しさや、有給の取得率などを教えてくれます。

薬剤師がホワイトな求人を探すならキャリアアドバイザーに相談しよう

ホワイトな求人を探すときは、転職サイトを利用してキャリアアドバイザーに相談することがオススメです。

キャリアアドバイザーは、希望の年収や労働環境の条件をヒアリングして、あなたにマッチした求人を紹介してくれます。

また、1人では難しい応募書類の添削や、面接対策も手伝ってくれるので心強い存在になってくれます。

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