薬剤師の自己PRはどう書くべき?転職先ごとのポイントを紹介

薬剤師 自己PR

    薬剤師が転職するときに迷う傾向にあるのが自己PRで す。そもそもどう自分をアピールすれば良いのか、また志望する転職先によって自己PRのポイントも変わってきます。

    この記事では、転職先ごとの自己PRのポイントや自己PRのNG例を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人
末永 雄大
アクシス代表取締役社長。リクルートキャリアで様々な企業の採用支援を経験、MVP6回受賞。転職エージェントや有料転職相談サービス「マジキャリ」など複数サービスを展開。Youtubeの総再生数は200万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」

薬剤師の面接で見られる自己PRのポイント

ここでは、薬剤師が転職をする際にチェックされる自己PRのポイントについて転職先ごとに解説します。薬剤師が転職活動をする場合、転職先は「ドラッグストア」「調剤薬局」「病院」「製薬会社などの企業」の4種類に大きく分けられます。

患者さんの相手をするか、経営にも携わるかといった職場ごとの特徴によって、自己PRのポイントやアピールするべき経験も変わってきます。そのため、転職先ごとのポイントを押さえておくことが大切です。

ドラッグストアに転職をする際に見られる自己PR

ドラッグストアに転職するときの自己PRのポイントは、OTCに基づくコミュニケーション能力と知識欲求、そして経営への関心です。

OTCは「Over The Counter」の頭文字をとった略称で、処方箋がなくても販売できる医薬品のことです。ドラッグストアではOTC医薬品をはじめとした幅広い商品を取り扱っています。そのため、医薬品に関する知識を積極的に身につける姿勢が重要です。

風邪薬のような内科領域の知識、軟膏のような皮膚科領域の知識にどれほど詳しくても、その他の領域がおろそかになっていれば高い評価は得られません。医薬品のジャンルを問わず、貪欲に勉強できる知識欲求がアピールできると効果的です。

医薬品に関する知識を実践的に活かすための、患者とのコミュニケーションを通じた情報収集能力も必要にとなります。

ドラッグストアは取り扱う商品だけでなく業務内容も幅広いので、さまざまなことに挑戦する積極性が重視されます。接客経験がある場合は、自己PRに盛り込むと好感を与えられるでしょう。店長業務のように、アルバイトやパートのシフト管理を薬剤師が担当することもあります。

OTCに基づく高いコミュニケーション能力があるか

ドラッグストアと他の調剤薬局の大きな違いは、医師の指示ではなく薬剤師の判断によって医薬品を処方することです。

症状によって適切な医薬品を出さなければならないため、コミュニケーションを積極的にとり、患者がどんな悩みを抱えているのか適切に判断する能力も必要です。

知識欲求があるか

ドラッグストアで販売されている医薬品は種類が多く、幅広い知識が必要になります。

さまざまなニーズに合わせた薬を取りそろえている分、ジャンルを問わず勉強できるかどうかがポイントとなります。

経営に関する興味はあるか

全国展開をしている大手チェーンなら日用品なども幅広く取り扱っているため、売り上げを向上させるための努力も求められます。

薬剤師としての業務だけでなく、日々の売り上げに関心を寄せながら働けるかといった点も重視されるでしょう。

調剤薬局に転職をする際に見られる自己PR

調剤薬局に転職するときの自己PRのポイントは、人間関係の築き方と知識の専門性、そしてコミュニケーション能力です。

厚生労働省の「衛生行政報告例」によると、平成30年度末時点における国内の調剤薬局の数は5万9613施設です。薬剤師の勤務先としては最も多く、転職先の有力な候補となるでしょう。調剤薬局で働くメリットには、「自宅から近い」「小規模」「休みが取りやすい」などが挙げられます。

調剤薬局の業務において、特に重要なのが患者とのコミュニケーションです。調剤薬局は地域に根付いているところが多く、同じ患者が頻繁に訪れることもあります。

常連患者の持病やいつもの薬を把握し、処方箋に基づいて薬を素早く用意したり、内容を深く理解したりすることも必要になります。志望する調剤薬局が在宅医療に関わっている場合は、「地域医療に貢献したい」という積極的な姿勢をアピールするのも良いでしょう。

良好な人間関係が築けるか

小さな調剤薬局では少人数で働くことになるため、人間関係が業務に大きな影響を及ぼします。

自己PRで人間性の良さをアピールし、人間関係で問題を起こさないことを伝える必要があります。

専門性があるか

調剤薬局では医師の指示に従って医薬品を処方するため、医療についての深い理解が必要です。

医薬品に関する知識や経験がどの程度備わっているのかをしっかりとアピールしましょう。

コミュニケーション能力があるか

患者に対して丁寧な態度で接するコミュニケーション能力も調剤薬局では求められます。

自己PRでは、患者とのコミュニケーションを図るために、これまでにしてきた工夫などをアピールすると効果的です。

病院に転職をする際に見られる自己PR

病院に転職するときの自己PRのポイントは、協調性と専門医療を学ぶ姿勢、そして当直勤務の経験です。

病院勤務の薬剤師の場合、他の勤務先と大きく違うのは入院患者と直接関われることです。そのため、患者と健全な関係を維持できるコミュニケーション能力が問われます。また、医療の最先端で勤務できるので、新しい知識に強く興味がある人には向いているでしょう。

チーム医療で働けるか

病院に勤務する場合、入院している患者と接する機会も多くあります。

医師や看護師、臨床心理士、薬剤師といったチームで患者の回復までを見守ることになるため、患者と関わるコミュニケーション能力やチーム医療における協調性が重視されます。

専門医療を学ぶ姿勢があるか

病院勤務では、専門領域における最新の知識や経験を学ぶことができます。

そのため、積極的に専門医療を学ぶ姿勢があるかどうかも自己PRで見られるポイントの1つです。

当直勤務の経験があるか

病院では当直勤務を任される場合があります。

そのため、当直勤務の経験があれば自己PRでアピールできる強みとなるでしょう。

製薬会社などの企業に転職をする際に見られる自己PR

製薬会社に転職するときの自己PRのポイントは、ビジネススキルと調剤スキル、そして知識の専門性を高めるための努力です。

製薬会社などの企業には、管理薬剤師や研究職、臨床開発モニター、治験コーディネーター、MR(医薬情報担当者)など、さまざまな職種があります。希望する職種によって業務内容も大幅に異なるため、自分がどの部門で働きたいのかを明確にしておくことが大切です。

例えば、MRとして働く場合は自社の医薬品を医療機関にプロモーションするための営業スキルが必要となるでしょう。治験コーディネーターは治験に関わる全般的な業務を担当し、全国各地の医療機関を巡りながら書類作成なども行います。

自分が業務に適した人材であることをアピールするためにも、志望する職種に合わせた自己PRを用意しましょう。

ビジネススキルはあるか

企業の薬剤師として勤務する場合、ドラッグストアや調剤薬局などのように医薬品の知識だけでなく、営業などのビジネススキルが必要になることもあります。

調剤スキルはあるか

企業に勤める薬剤師は医薬品の管理がメインの業務となる場合も多く、病院などでの調剤の経験やスキルが重視されます。

自己PRでは、調剤に関して自分がどのような経験を積んできたのか、論理的に説明することが大切です。

専門性を高めることができるか

製薬会社などの研究職は新卒採用が多い傾向にあります。

研究をメインとして働きたいなら、熱心に勉強して専門性を高めようとする姿勢をアピールしましょう。

印象に残る自己PRを作成する4つのコツ

ここまでは転職先ごとの自己PRのポイントを紹介しましたが、ここからは転職先にかかわらず役立つ自己PR作成のポイントを紹介します。

重要となるのは「得意なことをアピールする」「協調性がわかる経験を伝える」「具体的に話す」「調剤経験の有無を伝える」の4点です。それぞれのポイントを押さえ、効果的な自己PR作成に役立ててみましょう。

得意なことをアピールする

自己PRでは、現職までの経験を踏まえて、自分が得意なことや好きなことをアピールするのが重要です。

これまでにどのような経験を積んできたのかを整理し、責任感の強さや粘り強さなど、自分の強みを探してみましょう。他人から褒められたことなどもアピールポイントに使える可能性があります。

協調性がわかる経験を伝える

薬剤師の仕事では協調性も重視されます。特に、調剤薬局などは働いている人が少なく、小さいところなら社員とパートを合わせて5名前後というところもあります。

コミュニティの規模が小さいと、業務以外でも人間関係が問題になりやすいものです。人間関係の問題を乗り越えて 業務を円滑に進めた経験を自己PRで伝えれば、ポジティブな印象を与えられるでしょう。

具体的に話す

一般的に、エピソードが具体的になるほど文章の説得力は増します。「患者様とコミュニケーションを円滑にしていくために精一杯対応しました」といった内容では、何をアピールしたいのかが伝わりません。

「よく来院する患者様には、お薬手帳を忘れないように喚起する手紙を書いていました」など、具体的なエピソードを紹介しましょう。患者に信頼される薬剤師であることが伝わり、採用担当者の注意をひけるはずです。

調剤経験の有無を伝える

自己PRで調剤経験の有無を伝えることも大切です。調剤薬局などでは、近隣病院の診療科目によって知識が偏る場合もあるので注意が必要です。学会に出席したときの成果や、これまで勉強してきた内容についても伝えるようにしましょう。

自己PRと一緒に対策したいのが志望動機と面接です。自己PRを考えても転職の志望動機や面接が上手くいかなければ失敗してしまいます。以下の記事を読んで対策をしてみましょう。

関連記事【薬剤師向け】3分でわかる志望動機を考えるコツ!例文も紹介!
関連記事【保存版】薬剤師の面接攻略法を徹底解説!勤務先別の特徴も紹介!

薬剤師が自己PRを作成する際のNG例

ここからは、薬剤師が自己PRを作成する際のNG例を紹介します。

薬剤師が転職するときに避けるべき自己PRの書き方は「結論から伝えられていない」「数字を用いていない」「苦手・短所をプラスに変えられていない」の3点です。間違った書き方を避け、より訴求力の高い自己PR作成を心がけましょう。

結論から伝えられていない

自己PRでは結論を最初に伝えることが大切です。自己PRにおいて重要なのは自分の強みやこれまでの経験ですが、そうしたポイントを文章の最初で伝えられていない場合があります。

わかりやすい自己PRで効果的にアピールしたいなら、結論から伝えることを意識してください。「患者様とのコミュニケーションには自信があります。なぜなら、〇〇なことをしてきたからです」といった形で文章を始め、アピールしたいことを端的に伝えましょう。

数字を用いていない

数字を適度に取り入れることで、自己PRに具体性を加えることができます。これまでの経験を「〇〇しました」という形で伝えることも、もちろんできるでしょう。しかし、根拠となる数字を示したほうがエピソードの信憑性は上がり、採用担当者への訴求力が強まります。

「自分のアイデアで投薬までの時間が短くなり、1日に対応できる患者の人数が増えて売り上げが向上した」といったエピソードでも、具体的な数字を挙げるのが効果的です。

患者の人数や売り上げが以前からどれだけ増えたのか、論拠となる具体的なデータを用いてアピールすると良いでしょう。適度に数字を盛り込んでエピソードの具体性を増すことが、良い自己PRを作成するための近道です。

苦手・短所をプラスに変えられていない

自分の短所や苦手な分野をプラスに変えることも自己PR作成のポイントです。短所や苦手分野があるのは当然のことであり、隠す必要はありません。採用する側も、事前に短所を知っておいたほうが安心して仕事を任せられます。

大切なのは、自分の短所や苦手分野を理解したうえで、転職をきっかけにプラスへと転換できるかどうかということです。短所や苦手分野がある場合は、克服するための努力をしているのか、自分の胸に問いかけてみましょう。

自己PRを作成する際は、自分の弱点とそれを克服するための努力をセットでアピールすることが肝要です。

薬剤師の自己PRで悩んだ際の対処法

自己PRをうまくまとめられないときは、思い切って転職エージェントに相談してみましょう。転職エージェントに相談すれば、自己PRだけでなく、転職に関わるすべてのことをサポートしてくれます。

転職エージェントは自分の希望に合わせて適切な転職先を紹介してくれますし、そのサポートの全てを無料でおこないます

転職エージェントはすべて登録無料ですし、オフィスに訪問しなくてもキャリアアドバイザーとの簡易な電話面談を対応してもらえますので、まずは複数登録して面談の中でキャリアアドバイザーの質や相性を確かめてみると良いでしょう。

薬剤師の転職満足度は業界No.1!
6万件以上の豊富な求人からベストな職場をご紹介!

ポイント

  1. 20~40代薬剤師の転職支援に強み!
  2. 業界最大級の求人数を保有!
  3. 登録者には転職サポートブックをお渡し中!

マイナビ薬剤師に
相談する

業界No.1の求人数を誇る転職サイト!
豊富な紹介先があることによって薬剤師の転職成功率は90%以上

ポイント

  1. 東証一部上場の日本調剤グループが運営
  2. 一つひとつの紹介先に足を運んでヒヤリングしている
  3. 紹介先の良いところだけではなく懸念点も正直にお伝えする

ファルマスタッフに
相談する

国内最大級の薬剤師向け転職サイト!
転職成功するとお祝い金40万円をプレゼント

ポイント

  1. 薬剤師の転職実績No.1
  2. 8万件以上の豊富な求人数
  3. 信頼できるアドバイザーが多数在籍!

ジョブデポ薬剤師に
相談する

この記事とあわせて読まれている記事 Related

おすすめ人気記事 Popular

運営者プロフィール



アクシス株式会社 代表取締役

末永雄大

Suenaga Yuta

運営会社

Axxis(アクシス)株式会社は「ヒトとITのチカラで働くすべての人を幸せにする。」という理念に基づきキャリア領域で複数のプロダクト・サービスを提供するHRテックカンパニーです。

人気の転職エージェント