調剤薬局で働く薬剤師の仕事内容とは?必要なスキルや年収についても解説!
この記事では、調剤薬局で働く薬剤師の仕事内容について現役エージェントが徹底解説します。求められるスキルややりがいについても説明します。
合わせて都市部と地域の求人例や年収についてもご紹介します!
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調剤薬局で働く薬剤師の仕事内容一覧
薬剤師が活躍できる職場の代表として調剤薬局を思い浮かべる人も多いと思います。
入院患者や救急患者の対応をする病院薬剤師とは違い、医師からの処方箋に従った調剤業務や患者さんに対して服役指導をおこなうのが薬局薬剤師の主な役割です。
しかし近年、薬局薬剤師は「医療の担い手」としての役割が期待され、その責務と職域が大きく変わりつつあります。
今回は、調剤薬局で働く薬剤師の仕事内容を詳しくご紹介していきます。
調剤業務
調剤作業は、薬剤師以外には認められておらず(医師等の例外を除く)、薬剤師のみに認められている仕事です。
薬剤師は、医師からの処方箋をもとに、薬剤形、服用量、服用方法を考慮して薬を調剤して揃えていきます。
基本的には以下の薬剤を取り扱っており、それぞれ量を調整したり、粉砕したりと患者さんに合わせて薬剤を準備して、患者さんに処方していくのが主な業務内容です。
- 錠剤
- 粉薬
- 外用薬
- 水剤
調剤薬局によっては、この調剤業務をロボット化しているところもあり、計量業務など(秤量、配分、分割、分包まで)を自動化しています。
厚生労働省のデータによれば、薬剤師1人が1日に担う計量調剤業務にかかる時間は147分だと言われており、その時間がロボットによって省略化されることがわかっています。
監査業務
薬剤師は、医師の処方箋通りに薬を準備するだけでなく、処方箋の内容で問題なく患者さんに処方して良いかの確認をおこないます。
- 処方箋に誤りはないか(処方監査)
- 薬の重複・併用による相互作用の有無
- 患者さんのアレルギー対応
もし、処方箋に疑問点や懸念点があれば、薬剤師は医師に問い合わせをする疑義照会をおこなわなければなりません。
この疑義照会をおこなえるのは薬剤師だけと決められており、この疑義照会で疑問や懸念を明らかにしなければ、患者に薬剤を処方することができないことになっています。
患者さんに薬を安全に処方する最後の砦として監査業務は重要です。
服薬指導
薬剤師は、患者さんが調剤した薬を安全に服用できるよう服薬指導をおこないます。
- 服薬方法
- 薬の効能
- 服用の注意点 など
薬剤師は必要に応じて、服薬指導後に患者さんが適切に服用できているか、体調に変化はないか、副作用は出ていないかなどの確認もします。
患者の副作用が生じた場合には、担当医師へ報告もおこないます。
薬歴管理
薬剤師は、以下のような患者さんの基本情報に加え薬歴などの情報を管理し、一定期間保管する義務があります。
これらの薬歴は、調剤診療報酬の根拠にもなる重要な情報です。
- 服薬状況
- 処方・調剤内容
- 疾患・アレルギー情報
- 服薬指導の要点
- 疑義照会の内容 など
また、この薬歴管理は電子化されており、情報共有などがスムーズになるように仕組み化されている傾向にあります。
最近では、薬剤師は「かかりつけ薬剤師」として、薬歴の一元管理と患者さんに安全で適正な薬物療法を提供することを期待されているのです。
商品販売や管理
薬剤師は、薬の管理や商品販売などの仕事も担います。
調剤薬局では、処方箋がなくても購入できるOTC医薬品を販売している店舗もあり、とくに要指導医薬品や第1類医薬品は薬剤師しか販売することができないため、薬剤師が販売業務を担うことがあります。
また、薬剤師の仕事では薬がいつでも処方できるよう以下のような管理業務も大切です。
- 薬の品質維持のための適切な保管
- 在庫管理
- 取り扱い注意の薬品管理 など
在宅医療
薬剤師には、今後「かかりつけ薬剤師」として在宅患者への薬学的管理・服薬指導を担っていくことが期待されています。
高齢化が進む社会では在宅医療の需要が高まりを見せており、薬剤師は在宅医療を支える地域包括ケアシステムの中核的な役割を担っていきます。
そんな在宅薬剤師の仕事には以下のようなものがあります。
- 患者さんの自宅への医薬品・衛生材料の供給
- 調剤業務・服薬指導
- 薬の副作用・体調管理チェック
- 残薬管理
- 在宅担当医への助言・処方提案
- ケアマネージャーなどとの連携 など
在宅医療を担う薬剤師は患者さんの自宅に直接医薬品を届け、その際に自宅の薬の在庫チェックや服薬状況を確認するなど、通常の薬剤師の仕事より患者さんに寄り添った対応が求められます。
医師やケアマネージャーなどとの連携も必要になり、「医療の担い手」としての活躍をしていける仕事です。
薬剤師の在宅ワークに関して詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
調剤薬局で働く薬剤師の年収
調剤薬局で働く薬剤師の平均年収は厚生労働省の「第22回医療経済実態調査の報告」によると473.9万円でした。
また、比較対象として同じ調剤薬局で働く登録販売者と調剤事務職の平均年収も以下に記載しました。
薬剤師 | 473.9万円 |
---|---|
調剤事務 | 260.7万円 |
その他職員(登録販売者など) | 206.5万円 |
第22回医療経済実態調査の報告 |
表から、薬剤師の年収が調剤薬局の中でも高水準であることがわかります。
さらに、薬剤師以上の年収を得られるのが管理薬剤師です。同調査によると、管理薬剤師の平均年収は751.8万円となっており、年収がかなり上がることがわかります。
高年収である管理薬剤師の仕事は、マネジメントや店舗運営、組織づくりなどの責任ある仕事も伴いスキルアップを目指すこともできます。
薬剤師として高年収とキャリアアップを目指したいなら管理薬剤師を目指してみるのもおすすめです。
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調剤薬局の薬剤師に必要なスキル
医療機関の機能分化や在宅医療のニーズが高まる昨今では、薬剤師に必要とされるスキルも変わってきました。
薬剤師に必要なスキルについて詳しくご紹介するので、参考にしてみてください。
最新の専門知識への対応力
薬剤師には、薬のスペシャリストとしての専門性の高さを活かした仕事が期待されています。
もちろんこれまでに培ってきた知識も必要ですが、薬剤師になると最新の専門知識も積極的に身につけていかなければなりません。
近年創薬技術が発展、多様化してきたことにより毎年登場する新薬の数と種類も増加してきています。
医薬産業政策研究所のデータをみると明らかで、2022年に承認された新薬は174品目と前年の135品目と比べると大きく増加していることがわかります。
薬剤師は、このように毎年100品目以上登場してくる新薬についての情報も詳しくキャッチアップし、常に最新の情報を得ていくことが求められているため、対応力や勤勉さなどが必要です。
末永
研修制度などを積極的に導入している企業もあるほど、薬学のアップデートは薬剤師には欠かせないと言えますね。
コミュニケーション力
薬剤師には、専門性の高さだけでなくコミュニケーション力も求められます。
地域包括ケアシステムのなかで、薬剤師には服薬指導に限らず、患者さんの生活習慣や健康状態などのヒアリングをおこない、医師や看護師、介護士などと情報共有や連携を図っていく姿が期待されています。
そのため、薬剤師にはどんな人とでも円滑にコミュニケーションが取れるスキル、他の医療関係者と情報共有と連携を図っていける力が大切です。
末永
薬剤師には、患者さんと継続的に信頼関係を構築し健康サポートを担っていくことが期待されているため、実際の選考でもコミュニケーションスキルを重要視するケースも多いですね。
基本的なPCスキル
薬剤師には基本的なPCスキルも必要です。
薬剤師の仕事では、電子カルテ、薬剤情報の作成、薬剤管理指導記録などをPC上に作成していきます。
その際には基本的なタイピング、簡単なシステム操作をおこなわなければならないため、基本的なITリテラシーが求められる傾向にあります。
専用のソフトウェアだけでなく、WordやExcelなどのオフィスソフトでデータを管理、書類作成をしている店舗もあるので、オフィスソフトの基本操作は身につけておくと心配ありません。
マネジメント力
薬剤師はこれまで調剤業務などをメインに仕事をこなしてきましたが、近年「かかりつけ薬剤師」としての活躍が期待されていることもあり、マネジメント力が求められています。
薬剤師は、医薬品管理や薬歴情報管理など物への管理能力が問われ、薬局によっては薬局長として人材育成、組織構築、店舗運営を担うこともあります。
管理薬剤師になればさらに従業員や店舗を管理していく必要があるので、マネジメント能力がより一層求められます。
管理薬剤師を目指していきたい場合マネジメント力は欠かせないスキルです。
調剤薬局の薬剤師の求人情報
ここでは実際に調剤薬局の求人情報をご紹介していきます。
薬剤師の年収は、実は地域によって年収差があります。
一般的には、経済の中心である首都圏や都市部のほうが年収が高いと考えられますが、薬剤師の場合は人口に対する薬剤師数の不足、薬剤師の需要などの影響から地方の方が年収が高いこともあります。
それでは、実際に都市部と地方でどのような求人があるのでしょうか。
ファルマスタッフの求人情報(2024年9月時点)を参考に都市部と地方に分けて求人情報をそれぞれご紹介していきます。
まずは、都市部の求人情報を見ていきます。
募集要項 | |
---|---|
雇用形態 | 正社員 |
職種 | 薬剤師 |
業務内容 | 調剤/監査/服薬指導 【科目】内科, 消化器科, 皮膚科, 婦人科 【枚数】10枚/日 |
勤務地 | 東京都 港区 |
勤務時間 | 平日 10:00~18:30 土 10:00~17:30 ※休憩:実働6時間未満は休憩なし、実働6時間超の場合45分、実働8時間超の場合60分 ※週40時間シフト制 ※1ヶ月単位の変形労働時間制勤務 |
休日 | 日祝・他シフト/有給休暇(法定通り)/夏季休暇3日間/冬季休暇6日間/産前産後休業/育児休業/介護休暇/慶弔休暇/連続休暇/メモリアル休暇/結婚休暇/妊婦通院休暇 |
年収 | 年収450万円~550万円 月給320,000円~420,000円 ※上記30歳経験者モデル、経験・年齢等により異なります。 ※新卒・未経験は規定により支給。 |
福利厚生 | 厚生年金/雇用保険/労災保険/薬剤師賠償責任保険/薬業健保 薬剤師手当30,000円 地域手当(最大70,000円まで) 家族手当(配偶者10,000円、子供7,500円) 時間外手当 寒冷地手当 赴任手当 待機手当 |
次に、令和5年賃金構造基本統計調査のデータから、一番平均年収の高い広島県(平均年収706万円)の求人を見ていきます。
募集要項 | |
---|---|
雇用形態 | 正社員 |
職種 | 薬剤師 |
業務内容 | 調剤/監査/服薬指導/在宅業務(居宅)/配達/かかりつけ薬剤師業務/在宅業務(施設)/OTC販売 薬剤師業務の一切 応需科目:広域・在宅 |
勤務地 | 広島県広島市西区 |
勤務時間 | 平日 9:00~18:00 土 9:00~17:00 週40時間シフト勤務制 休憩時間法定通り付与 ※1ヶ月単位の変形労働時間制 ※勤務時間は店舗により異なる。 ※休憩時間法定通り付与 |
休日 | 日祝+半日2日 年間113日(月8~10日) 年次有給休暇(初年度10日、最高20日) 特別(慶弔)休暇、産前産後育児休暇・介護休暇ほか |
年収 | 年収470万円~600万円 月給305,000円~400,000円 ※経験、年齢、就業条件により考慮します |
福利厚生 | 厚生年金/雇用保険/労災保険/薬剤師賠償責任保険/その他健保 家族手当、役職手当 ほか |
東京都と広島県の求人では、年収に大きな差があるだけでなく、在宅やOTC販売などの業務もあり職域も広くなっています。
もちろん、求人にもよりますが地域によっても差があることを考慮して、求人を見てみてください。
末永
高い年収を求めて地方の求人に目を向ける薬剤師もいます。もし、地方の求人にも興味がある場合ファルマスタッフを利用してみて下さい。
ファルマスタッフは地域密着でサービスを展開し、エリア状況を詳しく把握しています。そのため地域の特性などもしっかり把握しており、地方へ転職したい、地方の求人と比較したいというニーズも叶えてくれますよ。
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調剤薬局に向いてる薬剤師の特徴
ここでは調剤薬局の仕事に向いている薬剤師の特徴をまとめました。
- 細かい作業が得意な人
- コミュニケーション能力が高い人
- 良好な人間関係を築ける人
調剤薬局は、薬局内の限られた場所でいつも同じメンバーで仕事をすることが多い環境です。
そのため、調剤薬局では周りと連携しながら仕事をしていける協調性とコミュニケーション力が重要になります。
もちろん、それは調剤薬局で一緒に働く仲間だけに必要なものではありません。患者さんに対してもヒアリングや継続的に健康アドバイスができるよう、良好な人間関係の構築やコミュニケーション力が大切です。
また、調剤薬局では薬の計量や調剤などの細かい作業が必要になるので、細かい作業が得意な人も薬局薬剤師に向いています。
末永
とくに、かかりつけ薬局や在宅医療などを担う薬局では、医薬品の説明管理ができるコミュニケーション能力が重要視されることもありますよ。
薬剤師に向いている人の特徴についても知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
薬剤師が調剤薬局で働く際のやりがい
ここでは薬剤師が調剤薬局で働く際のやりがいについてまとめました。
- 薬の専門家として直接地域医療に貢献できる
- コミュニケーション力が活かせる
調剤薬局の薬剤師は患者さん1人1人の治療や健康サポートに貢献できるのが特徴です。
薬剤師はドラッグストアや病院などの勤め先があり、いずれも医療貢献をしていけるやりがいは変わりませんが、調剤薬局の場合は、患者さん1人1人とコミュニケーションを取り、継続的に地域医療に貢献していくことができます。
患者さんと距離が近く感謝されること、コミュニケーション力を活かして医療貢献していけることにやりがいを感じる人が多いです。
末永
病院薬剤師は、チーム医療に貢献していくことで患者さんの役に立ち、ドラッグストア薬剤師はOTC医薬品などをすすめてセルフメディケーションを促進していきます。
患者さん1人1人と長期的に付き合っていくという点では、患者さんに寄り添っていける調剤薬局に大きなやりがいを感じることができますよ。
薬剤師のやりがいについてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみて下さい。
薬剤師が調剤薬局で働くメリット・デメリット
ここからは薬剤師が調剤薬局で働くメリットとデメリットをあわせてお伝えします。
調剤薬局への転職を考えている場合、転職後にギャップを感じないためにメリットだけでなくデメリットもしっかりと把握しておきましょう。
薬剤師が調剤薬局で働くメリット
薬剤師が調剤薬局で働くメリットをまとめました。
- 医療用医薬品の知識を深められる
- やりがいを感じやすい
- 地域医療への貢献度が大きいことから重宝される傾向にある
- プライベートが確保しやすい
調剤薬局では最新の医療用医薬品の情報を入手しやすく、また病気の症状や効果についても知識を深めることができます。
薬学の専門家として患者さんと近い立場から、服薬指導や健康アドバイスなどをして地域医療にも貢献していけるため直接やりがいを感じられる点もメリットです。
今後進む高齢化に向けて地域医療に大きく貢献している薬剤師の役割は重要視されており、薬剤師不足の地域はもちろん多くの地域において薬剤師は重宝される存在です。
また調剤薬局は門前薬局をはじめ、基本的には近隣の病院の時間に合わせて営業しているので、土日休みや残業少なめであるケースが多くワークライフバランスが取りやすいというメリットもあります。
薬剤師が調剤薬局で働くデメリット
薬剤師が調剤薬局で働くデメリットもまとめました。
メリットだけに目を向けるのではなく、ミスマッチを防ぐためにもしっかりデメリットも把握しておくようにしましょう。
- 人間関係が狭い
- 店舗によって環境がかなり異なる
- 繰り返しの作業になることもある
調剤薬局は薬局内の限られた空間が職場になり、毎日同じメンバーで働いていくため人間関係がかなり狭い環境です。
人間関係が一度拗れてしまうと仕事に影響を及ぼしかねないのがデメリットと言えます。
また、店舗によって「在宅医療」の業務を担うこともありますが、基本的には調剤業務と服薬指導などの繰り返しの仕事になりやすいためしっかりやりがいを持って働いていかなければモチベーションに影響しやすい点も注意が必要です。
調剤薬剤師の働き方
調剤薬局はライフワークバランスを取りながら働くことができる環境です。
門前薬局をはじめ調剤薬局は、営業時間を病院やクリニックに合わせている傾向にあるため、基本的には平日1日と日曜日を定休日に設定し、9時〜18時勤務と一般企業と同じような勤務時間になるケースが多い傾向にあります。
ドラッグストアは深夜営業している店舗が多く、病院は夜勤や当直などの役割が発生するためそれと比べると調剤薬局は育児や介護などのプライベートを大切にしながら働ける環境があると言えます。
調剤薬局に転職するなら転職エージェントを利用しよう
調剤薬局に転職したい場合転職エージェントを利用するのがおすすめです。
ご紹介してきたように、調剤薬局に転職する場合地域によって求人情報や年収に差があることや、閉鎖的な人間関係や環境であることに注意しなければなりません。
また、実務未経験から調剤薬局へ転職するなら薬剤師だけでなく調剤事務や登録販売者などの職種も視野に入れて求人を探すと転職もしやすくなります。
このような観点から、調剤薬局へ転職する場合以下のことを意識してみてください。
- 詳しい求人先の情報を得る
- 調剤事務や登録販売者などの求人も見る
- 給与や待遇の交渉をする
この3つのポイントをすべて徹底的に支援、代行してくれるのが転職エージェントです。
転職エージェントは、薬剤師だけでなく調剤事務や登録販売者の優良求人も持っており、それぞれ求人の内情や人間関係なども共有してくれます。もちろん、メリットだけでなくデメリットも共有してくれるのでミスマッチが起こりにくいです。
また、納得のいかない年収である場合には、給与や待遇などの条件交渉も代行してくれるので、希望も叶いやすいという特徴もあります。
それ以外にも、転職のプロが求職者にマッチした求人に選定、面接対策、履歴書や職務経歴書の書き方指導、キャリア相談にものってくれます。
これらの転職エージェントは完全無料で利用することができるので、まずは登録してみてくださいね。
末永
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調剤薬局での薬剤師以外の働き方
調剤薬局では薬剤師以外に調剤事務と登録販売者として働くこともできます。
では、薬剤師と調剤事務、登録販売者では仕事内容にどのような違いがあるのでしょうか。
調剤事務と登録販売者の仕事内容をそれぞれご紹介していきます。
調剤事務
調剤事務とは、調剤薬局の運営に欠かせない事務の仕事を担います。
調剤薬局の日々の運営がスムーズにおこなえるよう、具体的には以下のような仕事をおこないます。
- 受付・会計
- 診療報酬請求書(レセプト)作成
- 医薬品の検品や点検、発注
- 薬剤師の補助全般
調剤業務や服薬指導などの業務は薬剤師のみできる仕事であるため、調剤事務は実施することができません。
その代わりに、服薬指導に必要な資料を揃える、薬の輸送・配達をサポートするなど、薬剤師の補助業務が発生することがあります。
このように調剤事務は、薬剤師と協力して仕事をすることが多いのです。
調剤事務は未経験でも転職することができ、正社員だけでなくパート・アルバイト・派遣などの求人も豊富なので比較的転職もしやすい職種となっています。
登録販売者
登録販売者は、第2類・第3類に分類される市販薬の販売することができる資格を持つ人です。
登録販売者はドラッグストアだけでなく調剤薬局でも活躍することができます。
仕事内容は調剤事務と基本的には変わらないですが、もし市販薬も販売している調剤薬局の場合には、第2類・第3類の市販薬の販売・アドバイスをすることが可能です。
登録販売者として活躍するには資格の取得が必要になるので、より医薬品について勉強していきたい場合登録販売者の資格の取得も目指してみてください。
調剤薬局で働く薬剤師に関するよくある質問
調剤薬局で働く薬剤師に関するよくある質問をまとめました。
調剤薬局で働く薬剤師について、もっとよく知りたい人は参考にしてみてください。
調剤薬局とドラッグストアの違い
薬剤師
調剤薬局とドラッグストアの違いを教えてください。
末永
調剤薬局とドラッグストアでは、取り扱う薬品に大きな違いがあります。
調剤薬局は処方箋に基づいた薬の処方をおこないますが、ドラッグストアは処方箋の不要なOTC医薬品の販売をメインにしています。
また調剤薬局は病院で受診し処方箋をもらった患者さんをメインに対応していきますが、ドラッグストアの場合には化粧品や日用品などの雑貨も販売しており、さまざまなお客様が訪れる点も大きく違いますね。
薬局薬剤師と病院薬剤師の違い
薬剤師
薬局薬剤師と病院薬剤師の違いを教えてください。
末永
薬局薬剤師と病院薬剤師では、取り扱う薬剤や患者さんへの対応に違いがあります。
病院薬剤師は薬局では使用しない注射剤や点滴、検査用の試薬などより幅広い薬剤を取り扱います。
ただし、病院薬剤師は外来患者や入院患者という限られた人への対応をしていきますが、薬局薬剤師は地域の患者さんへ継続的に健康管理などのサポートをおこなう立場であり、より長期間に渡り広く患者さん対応をしていく点が違いますね。
薬局薬剤師と病院薬剤師の違いについて更に詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
調剤薬局で働く薬剤師のキャリアパスはさまざまです。管理薬剤師として活躍したその先でも、エリア長や本社勤務などのキャリアを歩む人もいます。
薬局薬剤師へ転職するなら、しっかり将来のキャリア設計をするとともに、目指すキャリアにマッチした求人に出会うことが大切です。