【例文付き】SaaS業界の志望動機のポイントとNGワードを徹底解説!
「SaaS業界に転職したいけれど、志望動機の書き方がわからない」「どうすればSaaS業界に転職できるの?」という人向けに、例文とともに志望動機の書き方を解説します。
また、志望動機と紐づいた面接対策のやり方も徹底解説します。
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SaaS業界の志望動機のポイント
「SaaS業界に転職したいけれど、志望動機の書き方がわからない」と悩んでいる人は多いですよね。
そこで本記事では、SaaS業界での内定獲得のために志望動機をどのように書けばよいかを解説します。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
SaaS業界への志望動機のポイントは、次の3点です。
この3点が企業サイドの知りたい要素であり、採用の判断基準となります。
では、企業サイドは志望動機で何を見ているのでしょうか。それは次の3点です。
- 自社のニーズとマッチした人材かどうか
- 入社後、どのように活躍できるか
- 入社の意欲はあるか
企業サイドの判断基準を満たし、自分自身をアピールする志望動機についてさらに詳しく解説します。
自分自身の価値観と紐づける
募集職種が自分自身のキャリアプランに合っている点だけでなく、その企業の理念と自分自身の方向性が合っていることを述べましょう。
では、株式会社ラクスの求人を例にとって見てみましょう。
エンジニアの必須要件
フロントエンドエンジニア/下記いずれかの経験をお持ちの方
- Vue、React、Angularいずれかを使用したフロントエンド開発経験
- TypeScriptを使用したフロントエンド開発経験
リードエンジニア/フロントエンドエンジニア
- Webアプリケーションの開発経験
- JavaScript、jQueryを使用した開発経験
- フロントエンドのリファクタリング経験
フロントエンドエンジニアを志望する場合、志望動機に「3年後にはリードエンジニアになるというキャリアプランがあるので、経験のあるフロントエンドエンジニアに応募いたしました」という一文を入れてみてください。
このようにその先のポジションも見据えた切り口で述べれば、長期的に働く意志が伝わります。
企業は、採用活動において多くのコストをかけています。
入社後すぐに辞められてしまっては、赤字になってしまうのです。
それを避けるためにも、「長期的に働いてくれるか」「自社で活躍できるか」は企業の見極めたいポイントです。
入社3年後の姿を伝えることで、長く勤務する覚悟が伝わります。
業務に役立つ強みや経験を伝える
業務の募集に対して、強みや業務経験をはっきり伝えましょう。
SaaS企業は人材に即戦力を求めています。そこでスキルや経験があることを整理して伝えることが重要なのです。
では、サイボウズ株式会社の求人を例として見てみましょう。
ビジネス職・営業の必須要件
以下のうち、いずれかを満たしていること
- 法人営業経験2年以上
- システムエンジニア実務経験2年以上
この求人は、営業といえどもシステムエンジニアの要素(要求分析、要件定義、基本設計、詳細設計など)が求められる仕事であることがわかります。
他業界の法人営業経験しかない人は、システムエンジニアの分野を学ぶ覚悟があることが求められます。
また、その他に「ITソリューションの提案経験」や「システムを使った業務改善経験」などがあれば、詳細に言語化しておきましょう。
法人営業経験も目標達成率や顧客満足度の上昇率なども数字と具体的に何をして達成したかを明確にしておくと説得力が増します。
企業サイドはその経験が自社でも活かせるかを判断しますので、汎用性をアピールしなければなりません。
会社でやりたいことを明確にする
なぜ、その企業を選んだのか、数あるSaaS企業の中でなぜその企業なのかをまとめます。
そして入社後、そのポジションでどのように貢献していくかを伝える必要があります。
企業のHPには独自のミッション、ビジョン、バリューなどが掲載されていますので、それと自分自身の価値観や経験とを紐づけましょう。
特にSaaS企業未経験の場合は、業務の理解や、入社後のビジョンを伝えることでアピールに繋がります。
これまでの経験や技術と分野を変更して応募したい場合は特に応募動機を練らなければなりません。
Sansan株式会社の例をみてみましょう。
営業(インサイドセールス)の必須要件
- 法人営業、個人営業、インサイドセールスのいずれかの経験(1年以上)
- 自ら提案することで顧客ニーズを生み出し、従来のやり方に固執せず新しい提案をしてきた経験
- これまでの業務で卓越した成果を残した経験
このような募集に対し、インサイドセールスの経験が無く、無形商品の販売経験も無い場合は、特に業務の理解度や入社後のビジョンを伝える必要があります。
そこでおすすめしいてるのはすべらないキャリアエージェントに一度相談してみることです。
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【職種別】SaaS業界向けの志望動機例文
SaaS企業向けの志望動機を以下の2つの職種に分けて紹介します。
営業職の志望動機例
SaaS業界はビジネスモデル上、継続的に顧客と関係構築ができる点や問題解決能力をアピールすることが大切です。
印刷会社で法人営業からSaaS業広島支店営業職へ転職
御社での広島の営業職に応募いたします。
私は顧客のニーズを深く理解し、最適な提案を通じて信頼関係を構築する営業スタイルを大切にしています。
現在は印刷会社に5年間勤務しており、法人営業で私立校の入学案内パンフレット、卒業生向け季刊誌などあらゆる印刷物を請け負っております。
タイムリミットを超えた修正にも何とか対応をしてきた結果、「印刷物の発注なら〇〇へ」と言われるほど絶大な信頼を獲得しました。
問題解決をしながら継続的に関係を構築できた結果だと思っています。
紹介を通じた新規開拓や、顧客のイメージをヒアリングし、具現化することも得意としています。
実は御社のサービスを現在の職場で導入しており、顧客側の視点も持っております。
システム上で会議の報告書を提出したり、稟議の承認をもらったり、会議室予約など、利便性を体感しております。
御社のシステムのお陰でDX化が促進され、業務効率化が実現されました。この優れたサービスを、他の企業や学校にも紹介したいという思いが志望のきっかけです。
また、システムを扱うにあたり、基礎となるようにITパスポート資格を取得しました。
御社のシステムを学び、一早く広島で価値を提供したいと考えています。
そして顧客の問題を柔軟に解決し、御社の売上に貢献いたします。
エンジニア職の志望動機例
エンジニアはこれまで経験した言語やスキルをどのように活かしていくかを具体的に記載することが不可欠です。
そして、エンジニアとして、今後どのようなキャリアステップ(言語を増やすのか、ディレクションなのか)を考えているのかを具体的に明記する必要があります。
バックエンドエンジニアからフロントエンドエンジニアへ転職
私は、バックエンドエンジニアとして3年間勤め、データベースやサーバー、Webアプリについての知識と経験を深めてきました。
この度、職種を変更し御社のフロントエンドエンジニアに挑戦したいと考えております。
それは、5年後にバックエンドとフロントエンドの双方に精通したエンジニアリングマネージャーになることを目指しているからです。
フロントエンドに必要なプログラミング言語のHTML、CSS、JavaScriptはすでに習得しております。
バックエンドの知識を持ったフロントエンドは違った視点で意見を出せる上、相互の潤滑油的な役割も担えると考えています。
そしてアプリの開発をスピーディに進めることで、御社に貢献ができると確信しております。
アプリの開発は、もともと趣味から本職になったものなので、ついつい時間も忘れてのめり込んでしまう傾向にあります。
休日も気が付けば新しい技術を吸収したり、アイデアを形にしたりすることに夢中になっています。
仕事としてエンジニアのやりがいは、アプリ完成時の達成感です。
御社のミッションである「チームワークあふれる社会を創る」は、チームワークで乗り切った達成感をよみがえらせ、エンジニアリングマネージャーを目指すなら御社しかない考え、志望いたしました。
使用言語:Ruby,PHP,Python,Java
SaaS業界の志望動機に書いてはいけないこと
SaaS業界の志望動機で書いてはいけないことは以下の2点です。
表面的な理由
志望動機として以下のような表面的な記載はNGです。
- SaaS業界が人気だから
- IT業界が伸びているから
- 知名度が高い企業だから
- 企業理念に共感したから
(この言葉だけでは表面的です。具体的な説明を加える必要があります。)
自分自身の体験や具体的な考えの言語化が必須です。
条件面のみの動機
志望動機として条件面のみの記載ははNGです。
- リモートで働くことができるから
- 成果次第では残業が少ないから
- 知名度が高い企業だか
- 休日が多く、フレックスタイム制だから
- オフィスがきれいだから
これらはあくまでも二次的な要素であるはずです。
SaaS業界の面接官に刺さる志望動機の作成3ステップ
面接官に刺さる志望動機の作成3ステップは以下のとおりです。
では、順番に説明します。
転職の軸を整理する
まずは徹底的な自己分析を行い、転職軸を明確にします。
さらに詳しい自己分析おすすめツールについてはこちらをご覧ください。
自己分析を行ったところで、「転職軸」を明確にしていきます。
転職軸とは、転職で絶対叶えたいと思っている最優先事項のことです。
そもそもなぜ、転職をするのでしょう。それはより良い人生を送るためです。
そのために誰に何といわれようともやりたいこと、他のことを犠牲にしてもやりたいことを考えてください。
そしてそれを明確にしたら、言語化します。
言語化した転職の軸は、転職活動において「絶対ブレさせない」と決め、軸に沿った意思決定をすることが重要なのです。
業界・企業分析をする
業界研究・企業研究をおこないSaaS業界・志望している企業への理解を深めましょう。
ビジネスモデルや扱っている商材、どのような課題を解消しているのかなど業界特有の知識が必要です。
それを踏まえ、どのような企業、どのような職種があるのかよくリサーチし、自分が進むべき方向性を明確にしましょう。
企業のHPを読み込むことはもちろん必要です。
社員インタビューなどに企業文化が出るものなので、くまなくリサーチしましょう。
企業と自身のマッチ度を明確にする
なぜ、その企業を選んだのか、数あるSaaS企業の中でなぜその企業なのかを書きます。
企業のHPには独自のミッション、ビジョン、バリューなどが掲載されていますので、それと自分自身の価値観とを紐づけましょう。
そして企業の考え方と自分の考え方や経験がマッチしていることを探してみましょう。
「SaaSを通じて社会に貢献したい」とか「SaaSの可能性を広げたい」など、どの企業にも当てはまるような内容ではなく、他の応募者との志望動機と差別化ができる独自性のある内容にすることが大切です。
SaaS企業3社のミッションも全く違います。
Sansan株式会社 | 出会いからイノベーションを生み出す |
---|---|
サイボウズ株式会社 | チームワークあふれる社会を創る |
株式会社ラクス | ITサービスで企業の成長を継続的に支援します |
ビジョン、バリューもそれぞれですので、根本的な考えが自分と相性の良い企業を探しましょう。
また、以下のように各募集職種に対して「求める人物像」が掲載されているのでヒントになります。
- 受け身にならず、変化を起こしていける人
- 周囲を巻き込み、主体的に行動できる人
- 関係者と協力しながら、適切なコミュニケーションが取れる人
- 相手の立場に立ったコミュニケーションができる人
- 目標に対して主体的に考え行動できる人
- チームで継続的に成果を出すための仕組みづくりができる人
- 当社の環境、機会を最大限に活かし、ビジネスと自分を成長させられる人
転職の軸を中心に「自己分析した自分のキャラクター」と「企業の求める人物像」を照らし合わせてください。
企業と自身のマッチ度が明確になり、後悔のない転職に近づけるでしょう。
SaaS業界の志望動機が考えつかない理由
志望動機が考えつかないのは、自己分析と業界・企業分析が不足しているからです。
再度、自己分析をし、自分は何がしたいか、何ができるか、何に向いているか、強みは何か、弱みは何か、どんな経験を積んでいきたか、などを言語化し、企業分析と照らし合わせてみましょう。
自己分析で自分を偽ったりするとミスマッチが起こり、転職後も「楽しく仕事ができない」「思った仕事と違う」という事態に陥ってしまいます。
自己分析、企業研究については下記の記事を参考にしてください。
SaaS業界への転職を成功させるには
SaaS業界への転職を成功させるためには、SaaS業界を理解し、明確に内容を伝えられるように準備しましょう。
DX推進、クラウド化、AI活用などSaaSが関わる最新トレンドやビジネスモデルなどをしっかり理解した上でないと、具体性のある志望動機を書くことは難しいものす。
そこで効率よく、SaaS業界に関して情報収集を行い、志望動機を固めたい人は、すべらないキャリアエージェントを活用するのがおすすめです。
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「では、実際、自分の場合はどのように志望動機を作れば良いのか」と思われたかもしれません。
現在の仕事を継続しつつ、転職について一から一人で言語化していくのはかなり難しいことです。
客観的に分析しているつもりでも、違う方向に進んでいる場合もあります。