【チェックリストで確認】営業辞めるのは甘え?辞める際の注意点や向いてない人を解説

営業を辞めたいは甘えではない!原因・理由を考えましょう!

    この記事を書いた人
    末永雄大

    末永雄大

    新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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    営業を辞めたいは甘えではない

    末永雄大

    末永

    メガホン 現状がつらいあなたへ

    結論からお伝えしますが、営業を辞めることは甘えではないです


    あなたは、「営業を辞めたいけど決心ができない」「営業辞める奴は甘えと思われる」という悩みがあり、この記事を読んでいると思います。


    私も人材紹介の営業職として働いた経験があり、プレッシャーや顧客との関係などの様々な理由で「もう営業職を辞めたい」と考える人の気持ちが分かります。


    もし、「心身の健康を崩しそう」「このまま続けても自分のやりたいことはできない」などの理由があれば、営業職を辞めても問題ないでしょう。

    でも、「本当に営業辞めても大丈夫かな?」と考えている人もいますよね。そのような人向けにチェックリストを用意しましたので、ぜひ試してみてください。

    【チェックリスト】営業本当に辞めても大丈夫?

    勢いで辞めて後悔しないためにも、ご自身の状況を客観的に見つめ直すためのチェックリストを作成しました。

    チェックリストの「はい」の数を数えてみてください。

    「営業 辞めたい」チェックリスト10

    1. 人と話していても楽しくない(むしろ苦痛だ)
    2. 相手に営業行為をすることに罪悪感がある
    3. 成果や数字を追うのが精神的にきつい
    4. 会社の商品やサービスを心から勧められない
    5. 上司や同僚との関係が悪くストレスだ
    6. 目標達成しても給与や評価が正当でない
    7. 残業や休日出勤が多く、プライベートがない
    8. 仕事のストレスで不眠・食欲不振などがある
    9. 営業を続けても理想のキャリア実現は無理
    10. 営業以外の他職種への興味が強い
    7個以上当てはまる人

    危険度はかなり高いです。


    1〜3や8に「はい」がついている場合、営業という仕事そのものや、現在の職場環境があなたの心身を追い詰めている可能性が非常に高いです。


    もし1〜3や10に多く当てはまるなら、営業職自体が合っていない可能性があります。無理に続けるよりも、営業以外の職種へのキャリアチェンジを具体的に考え始めることをお勧めします。


    もし4~7に多く当てはまるなら、営業職は好きでも、今の環境が合っていない可能性が高いです。


    同じ営業職でも、扱う商材や社風、評価制度が異なる会社への転職で、状況が劇的に改善するケースは多いです。

    4個~6個当てはまる人

    「辞めたい」と思う、明確な理由がある状態です。


    すべてがダメなわけではないけれど、我慢できないほどのストレス要因を抱えている可能性があります。


    「はい」がついた項目が4〜7に偏っている場合、今の会社に問題がある可能性が高いです。営業職の適性はあるかもしれないので、まずは営業での転職を視野に入れてみましょう。


    「はい」がついた項目が1〜3や10に偏っている場合、今の会社に不満は少なくても、営業という仕事への疑問が大きくなっています。まずは社内で他部署への異動ができないか相談してみるのも一つの手です。


    すぐに辞表を出すのではなく、まずは異動や転職を視野に入れ、情報収集から始めてみるのが良いでしょう。

    3個以下の人

    一時的なスランプや、特定の要因による不満である可能性が高いです。


    「辞めたい」という気持ちは本物だと思いますが、それはもしかしたら「今の仕事のやり方」や「特定の上司との関係」など、限定的な問題が原因かもしれません。「今の環境で改善できることはないか?」を探ってみましょう。


    今の環境で「あと少しだけ頑張ってみる工夫」を試してからでも、辞める決断は遅くありません。まずは問題点を具体的にし、解決策を実行してみることをお勧めします。

    営業を辞めたいときに確認すべきこと

    冒頭で述べたように、営業を辞めることは甘えではないですし、理由があるのであれば辞めても問題ないです。

    ただ、「じゃあ辞めちゃえ!」と勢いで行動するのではなく、一回踏みとどまって確認してほしい事があります。

    辞める前に確認するべきこと

    1. 営業職の何に不満を感じているのか?
    2. 営業を辞めたら不安やストレスは解決する?
    3. 営業辞めてどんな職種に転職したい?
    4. 現職での配置転換は検討したか?
    5. 扱う商材や顧客を変えれば不満は解消できる?
    6. 転職すれば問題は解決するか?

    これらの項目をチェックしたうえでご自身で納得できるのであれば、営業を辞めても大丈夫です。

    営業を辞めたいと感じる理由

    「営業職を辞めたいと思う理由」は以下のどれかに当てはまることが多いです。

    1. 営業手法に課題がある
    2. 業務時間が不安定
    3. 営業職自体が自分に合わない
    4. 職場の人間関係
    5. 報酬が見合わない
    末永雄大

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    メガホン 営業職を辞めたい理由

    電話営業や訪問営業のような行動量が必要な営業手法に疲弊するケースがあります。


    また、顧客都合でスケジュールが不安定になり、夜間や休日対応を強いられたり、そもそも営業職自体が合わないと感じる人も少なくありません。


    評価制度では、成果を出しても給料に反映されない現場も存在し、やりがいを感じられないまま働き続けることに限界を感じる人もいます。

    営業に向いている人・向いていない人の特徴

    メリット 営業に向いている人

    1. ポジティブで切り替えが早い
    2. 失敗しても、すぐに切り替えれる打たれ強さが重要です。断られても「あの部分は反応よかったから次に活かそう」くらいに考えましょう。


    3. コミュニケーション能力が高い
    4. コミュニケーション力の中でも傾聴力と共感力が営業職には必要です。これは顧客の話に耳を傾け、相手の立場や悩みへの理解が重要だからです。


    5. 目標達成への意欲が強い
    6. 売上ノルマや目標に対して、プレッシャーを感じるよりもモチベーションに変えられる人は向いています。

    デメリット 営業に向いていない人

    1. 目標などの数字がストレス
    2. 営業は常に数字と向き合って仕事をしないといけません。数字に対してプレッシャーを感じやすい人は、大変な思いをするかもします。


    3. 人見知り
    4. 初対面の相手とコミュニケーションを取るのが苦手な人にとっては営業は向いていないかもしれません。


    5. 気持ちの切り替えが苦手
    6. 失敗を引きずってしまったり、断られたことに精神的なダメージを受けやすかったりする人は、継続的な活動が難しいです。

    【悩み別】営業職からおすすめの転職先

    営業を辞めた後のキャリアが見えないと、転職に踏み出せないですよね。ここでは実際に営業から転職した人におすすめの転職先を紹介します。

    プレッシャー・評価への悩みがある場合

    このタイプの人は、常に数字に追われる環境から離れ、安定した評価基準や落ち着いたワークスタイルを手に入れられる仕事がおすすめです。

    1. 管理部門(人事、総務、経理)
    2. 直接的な売上ノルマがないため精神的重圧が大幅に軽減されます。また、年功序列や経験値に基づく安定した評価が得やすいです。


    3. 営業事務・アシスタント
    4. 営業活動のサポートが主業務であるため、残業が比較的少なくワークライフバランスを確保しやすいです。


    5. インサイドセールス(IS)
    6. 最終的な受注責任を負わず商談の機会創出が目標の仕事なので、フィールドセールスと比べるとプレッシャーが少ないです。また、プロセスがデータ化されており客観的な評価を得やすいです。

    組織構造・非効率性への悩みがある場合

    このタイプの人は、データや仕組みに基づいた効率的な仕事や、組織全体や事業戦略を動かす仕事がおすすめです。

    1. Webマーケター
    2. 顧客の生の声や購買プロセスをデータで分析し、戦略的に集客や育成の仕組みを作り上げられます。


    3. 事業企画・経営企画
    4. 組織構造を改善する役割として、現場の数字や課題を元に事業全体の戦略や目標設定に携われます。


    5. 人事(採用・教育)
    6. 営業組織の課題を理解し採用や育成の仕組みを構築することで、非効率な人の問題を根本的に解消できます。

    職務内容・専門性への悩みがある場合

    このタイプの人は、顧客の深い課題解決に集中できる、または専門性を高める仕事がおすすめです。

    1. カスタマーサクセス(CS)
    2. 顧客の成功が目標であり、長期的な関係構築とサービス利用を通じた真の課題解決に集中できます。


    3. コンサルタント
    4. 提案力と分析力を活かし、顧客が抱える経営レベルの本質的な課題解決を専門としておこないます。


    5. エンジニア
    6. 専門知識に基づいた提案をおこない、売ることよりも最適解を提供することが重視されます。また、人手不足により未経験歓迎の会社が多いです。

    【種類別】営業職で悩んでいるときの対処法

    ここでは、営業を辞めるか悩んでいる人の対処法を営業の種類別で解説していきます。

    営業といっても、営業手法・扱う商材・顧客対象によってスタイルは大きく変わります。

    手法 ①新規営業
    ②既存営業
    扱う商材 ①有形商材
    ②無形商材
    顧客対象 ①法人営業
    ②個人営業

    この中でも営業を辞めるか悩んでいる人が特に多いのが、新規営業・有形商材・個人営業です。以下では、これらの3職種での対処法を紹介します。

    1. 新規営業が合わない場合
      →既存営業にキャリアチェンジ
      例えば、大手ナショナルクライアント向けの広告代理店・システム開発営業

    2. 有形商材が合わない場合
      →無形商材にキャリアチェンジ
      例えば、広告代理店、人材紹介、システム開発業界、インターネットマーケティング、コンサル業界などの営業やコンサルタント

    3. 個人営業が合わない場合
      →法人営業にキャリアチェンジ
      例えば、食品・雑貨メーカー、MR、ITでも経理・人事ソフトなどの業務系パッケージソフト営業

    営業辞めたい・転職したい人はプロに相談がおすすめ

    営業を辞めたいと思っている人は、まず「なぜ営業を辞めたい」のか、その理由をしっかり考えてみるようにしてください。

    これは、単に業界や会社の環境が合っていない可能性もありますし、営業スタイルが合っていない場合もあるからです。

    末永雄大

    末永

    メガホン 【注意】何も考えずに辞めるな!

    思い悩んでいるときは「辞めたい!」という気持ちに支配されているので思い切って辞める人はいますが、それは実はとても危険です。


    過去に何人も営業辞めるか悩んでいる人を見てきましたが、そのあとのことを考えずに辞めた人の転職先が、転職前よりもひどい環境だったということはよくあります。


    そのため、「今すぐ辞めたい」となっても一回踏みとどまって、転職のプロである転職エージェントに相談して、どうするべきかのアドバイスを受けましょう。。

    すべらないキャリアエージェントは営業職の転職を得意としており、これまでも多くの営業職の人のご相談に乗ってきました。

    その経験やノウハウから今あなたが転職すべきかどうかを含めた今後のキャリアプランをご提案いたします。

    また、弊社では初回の面談ではご希望がない限り求人の紹介をしておりません。

    転職するべきかどうかを迷っている状態でもサポートすることができますので、ぜひご相談ください。

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    転職者22歳の転職成功事例

    ここでは、営業を辞めたいと悩んでいた利用者が、弊社エージェントを利用して営業職を続ける決意をして、リクルートに転職した例を紹介します。

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    人物 転職者

    転職成功までは、すべらないキャリアエージェントのCAさんに、自分が営業職の何に不満を抱いているのか、そしてどのような転職活動をすればよいのかを一緒に言語化していただきました。人事目線で課題や懸念などを言って頂いたので、面接などの対策の仕方が明確になりました。

    【転職実績】
    前職:不動産で個人営業1年
    転職後:リクルートジョブズ(求人広告の営業)

    転職成功までの課題

    • 現状の辛さに目が向いており、その先のキャリアプランを見据えることができていなかった
    • 転職理由や志望動機が抽象的であった(現職の何が嫌で転職したいと感じていたのかを上手く言語化できていなかった)

    末永雄大 末永

    人事目線に立ったときに、上記のような課題が出てきました。目先の辛さが解消された後、自分がどうなりたいのかを考えられておらず、このままでは浅い志望動機になると感じました。

    エージェントを利用した対策

    • 不満や理想の言語化
      ❍ 自分の不満は営業職だからではなく、商材に対する不満からくるものだったということを面談を通して認識し、自分が営業が嫌いなのではないことをはっきり言語化できるようにした
      ❍自分の出していた成果から自身の強み、次に目指すステップを明確にすることで、自分が転職先でこれからどうなっていきたいのかを面接でアピール出来る状態にした  

    末永雄大 末永

    上記のような言語化作業は、あくまでも徹底した自己分析が土台にあります。1人で自己分析をおこなうこともできますが、雑になってしまったり上手く深ぼれていないことが原因で営業が嫌だという考えに囚われてしまうのです。

    1人で不安な人はエージェントに頼るのがおすすめですね。

    「徹底的な」自己分析というのは、自分一人でおこなうのが難しいんです。客観的な視点が足りなかったり、深掘りするポイントが偏ってしまうためです。

    末永雄大 末永

    また自己分析をおろそかにすることは早期離職が起きる原因となります。自己分析をしっかりと行うことで入社後のミスマッチを減らすことができます。

    そのため、弊社のすべらないキャリアエージェント では自己分析を徹底的に行い、入社後の半年以上の継続率は98.5%以上となっています。

    末永雄大 末永

    弊社が徹底的な自己分析を実現できているのは、転職エージェントと並行して運営しているキャリアコーチングサービスのノウハウを活かして支援をおこなっているためです。

    転職をお考えの際はぜひご相談ください。

    無形商材の法人営業職への転職なら

    すべらないキャリアエージェントについてさらに知りたい人は、こちらの記事もご覧ください!

    営業を辞めたい人からよくある質問

    営業から転職する際に役立つ資格はありますか?

    結論、営業から転職する人は全員この資格取ってください!という資格はないです。


    資格は転職を希望する業種によって変わってきますし、業務に直結したものでなければ評価されません。他の記事では転職の際に有利になると紹介されている資格でも、希望する業種に関係なければ取得しても意味がないのです。


    また、30代〜40代の転職は資格よりも、経験と実績が非常に重視されるため、資格を持っていても評価されないケースがあることも認識しておくと良いでしょう。

    新卒で営業辞めるのは危険ですか?

    新卒の人、それから入社2年目までの人が営業を辞めるのは危険が伴います。


    一番の課題は、新卒で社内移動するのは難しいですが、転職する際は短期離職が懸念されてしまうことです。


    そのため、ストレスで精神的にきついなどの理由があれば別ですが、「やりたいことと違った」「営業以外がやってみたい」などの理由であれば、最低2年~3年は営業として働くことをお勧めします。

    40代で営業を辞めたいのですが、おすすめの転職先はありますか?

    営業一筋でやっていた40代の人が営業以外に転職するのは難しいです。


    なぜなら、40代の転職では高度な経験とマネジメントなどの経験が必要になるからです。


    例えば、20代と40代で同じ「マーケティングがやりたい」という人がいても、長く働いてくれる20代を採用してしまいます。


    もし40代で営業からの転職を考えているなら、営業企画や営業管理などの直接営業活動はしないけど、営業経験がないとできない仕事であれば転職できる可能性は高いです。

    営業を辞めたいのですが上手い転職理由が見つかりません

    営業を辞める際は「ノルマがきつい」「人と話すのに向いていない」など本音の転職理由があると思いますが、それをポジティブに言い換えると、転職活動でも使える理由になります。


    例えば、「ノルマがきつい」が本音の理由であれば、「顧客とじっくり向き合いたい」などと言い換えることができます。


    このようにネガティブな理由もポジティブな理由に言い換えることで、面接官の印象はとてもよくなります。

    自分は内向的でコミュ障なのですが、営業辞めるべきですか?

    結論、コミュニケーションが苦手だからという理由で営業を辞めるのはあまりお勧めしません。


    営業かどうかにかかわらず、コミュニケーションは社会人として働くうえで必須のスキルです。


    そのため、コミュニケーションが苦手だから向いていないと考えるのではなく、話すのがうまい人のまねをする、トークスクリプトを作ってみるなど、できる限りのことはやってみましょう。

    営業成績が悪くて会社に居づらいのですが、辞めたほうが良いですか?

    まずは、なんで自分の営業成績が悪いのか分析しましょう。「顧客との相性」「自分の行動量」など、様々な要因があるはずです。


    それらを踏まえて、「もし現状を変えても何も成績が変わらなそうだ」と思うなら転職するべきですし、「行動量が足りなかったから増やしたら変わりそう」と思うなら続けるのがおすすめです。


    周囲の人にフィードバックを受けるというのも一つの手段です。

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