サーバーエンジニアの将来性・需要は?現状とキャリアパスを徹底解説!

サーバーエンジニアの将来性・需要は?現状とキャリアパスを徹底解説!

    クラウド移行が進んでおり、サーバーエンジニアの将来性や需要は高まっています。

    そこでサーバーエンジニアとしての将来性を高めるための知識・スキルについて、キャリアのプロが徹底解説します。IT社会で必要なサーバーエンジニアは未経験でも挑戦できるのか?についても紹介していきます。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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サーバーエンジニアの将来性と需要は高まっている理由

サーバーエンジニアの将来性と需要がなくなるのではないかと心配する声もありますが、ITインフラの要であるサーバーエンジニアの将来性は高く、今後需要も衰えないと言えます。

サーバーエンジニアの将来性・需要が高い理由を詳しく紹介していきます。

サーバーエンジニアの将来性がある理由

サーバーエンジニアの将来性がある理由には、社会ニーズに応じたサーバーエンジニアの技術的な変化が求められていることが挙げられます。

サーバーエンジニアを取り巻く環境は以下のような変化を遂げており、それに伴ってサーバーエンジニアの活躍が今後も期待されています。

  • インフラはオンプロミスからクラウドへの移行
  • IoTの普及
  • コンテナやIaCの進化
  • 監査や運用業務の効率化

インフラがオンプロミスからクラウドへ移行していることから、サーバーエンジニアの役割が不要となることを心配する人います。しかし、クラウド化を推進するためには、前段階でクラウド設計や構築などを担う人材が必要です。

加えて、IDCの「国内ITインフラ運用動向調査(2023年)」によれば、ITインフラ運用を自社で内製化する割合が低下しており、マネジメントサービスを利用する企業が26.2%に増えることが予想されています。

インフラ管理や運用の複雑化や人手不足などの要因から、専門的な知識を持った人材の活躍が見込まれることが明らかです。

IT技術の進化により社会も一様に変化してきていますが、サーバーエンジニアには社会変化に合わせた新しい技術の習得が求められており、サーバーエンジニアにはその分野の専門家として引き続き、その役割が期待されています。

また、サーバーエンジニアの担う監査や運用業務は自動化が進められている背景もあり、サーバーエンジニアに求められる役割はより上流工程になっていきます。

サーバーエンジニアの需要が高まる理由

サーバーエンジニアの需要が高くなる理由には、IT活用の広がりやITニーズの変化があります。

そもそもIT業界全体を見ると、IT人材は不足している傾向にあり将来的には40万人~80万人の規模でIT人材が不足することが予想されています。

そのなかでも、ITの活用やITニーズは以下のような変化をしてきています。

  • DX化の促進
  • AI・ビッグデータの活用増加
  • セキュリティ意識の高まり

総務省が発表する「情報通信白書(令和2年)」によれば、企業がサイバーセキュリティのリスクにさらされているのに加え、5Gの利用拡大に伴うIoTの普及によりサイバーセキュリティの意識はより一層高まりを見せています。

さらに企業のITを活用したDX化も進み、AIやビックデータなどの活用も増加している背景もあり、それらを安全かつスムーズに活用していくためにもインフラの最適化が重要です。

これらの変化はこれから大企業だけなく中小企業にも広がることが予想されるため、サーバーエンジニアの需要はますます高まります。

転職エージェント末永

末永

メガホン 転職のプロからのアドバイス

IT技術は日々進化しているのでエンジニアの需要は刻々と変わってきています。それはサーバーエンジニアも例外ではありません。


今後のキャリア設計をしていく上でも、これら社会の動向はしっかり把握しておくことが大切ですね。


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ITの転職市場に詳しいため業界の動きなども共有してくれるため、最新の情報が手に入ります。

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IT業界やサーバーエンジニアにおすすめの転職エージェントについて、さらに詳しく知りたい人は下記の記事もチェックしてみてください。

サーバーエンジニアの仕事内容

サーバーエンジニアはITシステムのインフラであるサーバーの構築や保守を担う職種です。

サーバーエンジニアの具体的な仕事内容は以下を覧ください。

サーバーエンジニアの仕事内容

  • 要件定義
  • サーバー設計・構築
  • 運用・監査業務
  • 保守業務

サーバーエンジニアは目的に合わせたサーバーの選定し、実際にサーバーの設計や構築までおこないます。時にはソフトウェアだけでなくハードウェアに関する業務もあり、サーバーに関する幅広い知識が必要です。

また設計・構築したサーバーが適切に稼働しているか、トラブルがないかの確認、調整するのもサーバーエンジニアの仕事です。もしトラブルが発生した場合には即座の対応が求められます。

サーバーの処理能力やスピードを向上のために、サーバーの改善やサーバーアップデートなどを任されることもあります。

ネットワークエンジニアの仕事内容

サーバーエンジニアと似た仕事を担うネットワークエンジニアという職種があります。

ネットワークエンジニアはどんな仕事をしているのか以下で確認してみてください。

ネットワークエンジニアの仕事内容

  • 要件定義
  • ネットワーク設計・構築
  • テスト
  • 運用・監査業務
  • 保守業務

ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの仕事の流れ自体は非常に似ていることがわかります。

サーバーエンジニアとネットワークエンジニアの違いは仕事の領域と役割です。ネットワークエンジニアはサーバー同士を繋ぎ、サーバーに保管された情報をコンピューターに送る、いわば導線を設計・構築する役割を担います。

ネットワークエンジニアの将来性・需要については下記の記事で詳しく解説しています。

クラウドエンジニアの仕事内容

サーバーエンジニアと似た職種の1つにクラウドエンジニアがあります。

クラウドエンジニアの具体的な仕事内容は以下を確認してみてください。

クラウドエンジニアの仕事内容

  • 要件定義
  • クラウド環境構築
  • インフラ設計
  • 運用・監査業務
  • 保守業務

クラウドエンジニアはクラウド環境下でのシステム構築や保守などをおこなうため、サーバーエンジニアとは設計・構築する環境が異なります。

サーバーエンジニアは時に物理的なサーバー機器などを取り扱いますが、クラウドエンジニアは物理的なサーバー機器を取り扱うことはありません。

また、クラウドエンジニアが扱うクラウド技術は日々進化しているため、クラウドエンジニアは最新技術の動向など情報をキャッチアップしていくことが求められます。

サーバーエンジニアの将来性を高める知識・スキル

サーバーエンジニアは将来性や需要も高いですが、より将来サーバーエンジニアとして重宝される人材になるためにも知識のアップデートが求められます。

サーバーエンジニアの将来性を高める知識・スキルを紹介していきます。

クラウドに関するスキルと知識

ITインフラがオンプレミスからクラウドに移行されていることから、クラウドに関する知識があれば将来活躍の機会を広げていくことができます。

企業のクラウドの利用状況は総務省が発表している「通信利用動向調査」を見ると明らかです。

総務省の通信利用動向調査

出典:総務省 通信利用動向調査

国内クラウドサービスを利用している企業は2022年には72.2%にのぼっており、主にファイル保存でデータ共有などの用途に使われていることがわかりました。

とくに大手クラウド3社の利用率が高く、中でもPaaS利用企業では60%がAWSを利用しています。

そのため、AWS(Amazon Web Service)やGCP(Google Cloud)、Microsoft Azureの知識やスキルは、将来サーバーエンジニアに求められる傾向にあります。

自動化・IaCに関するスキルと知識

サーバーエンジニアが担っている運用や保守、サーバーメンテナンスをインフラのコード化(IaC)などプログラミングで自動化することができます。

ツールやプログラミングを利用して自動化・効率化すればサーバーエンジニアは上流工程に集中することができ、また人手不足を解消することにもつながります。

インフラのコード化(IaC)や自動化に関する知識・スキルは、今後より一層サーバーエンジニアに求められるため身につけておくと将来的にも役立ちます。

仮想化に関するスキルと知識

1つのサーバーを複数の仮想サーバーとして利用するなど、物理的な構成に縛られることなくサーバー環境を構築できるサーバー仮想化技術が登場しました。

サーバーの仮想化は企業にとってもコストを削減できるメリットもあります。また、保守性も上がり複製も自由にできるため利便性も高く、今注目されている技術でもあります。

最近ではサーバ仮想化技術を応用した技術も誕生するなど、どんどん進化をつづている分野でもあります。そんな仮想化のスキルや知識を身につけていれば、仕事の幅も広げることが可能です。

セキュリティに関するスキルと知識

サーバーには企業の大切な情報、個人情報や社外秘ファイルなど大切な情報が格納されています。そのため、サーバーエンジニアにはセキュリティに配慮したサーバー設計・構築などが求められます。

とくに最近ではセキュリティ意識の高まりから、情報セキュリティに知見の深いIT人材が求められているのです。

そのため、セキュリティに関するスキルや知識を身につけておいたほうが仕事に役立てられます。

転職エージェント末永

末永

メガホン プロからのアドバイス

サーバーエンジニアの将来性を高めるためにも日々勉強することは欠かせません。


実際にどのような知識を身につけていくべきか、またキャリアアップに向けてどのような知識が必要であるかは、自分ではわかりませんよね。


そんな時は転職エージェントに登録してみてください。


転職エージェントはキャリア相談にも乗ってくれるので、自分が今身につけるべきスキルや知識をアドバイスしてくれますよ。

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サーバーエンジニアの将来性を高める資格

サーバーエンジニアの将来性を高める資格についても紹介していきます。

以下の資格はサーバーエンジニアの仕事にも活用でき、知識が充分にあることを証明できます。

基本情報技術者試験/応用情報技術者試験

情報技術者試験と応用情報技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき一定水準以上の技能と知識があることを経済産業省が認める国家試験です。

また、この2つの試験を総じて情報処理技術者試験とも呼びます。

基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門に位置付けられている試験で、ITエンジニアの基礎や知識を身につけられます。

応用情報技術者試験は、それより1ランク上の試験で技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身につけられます。

サーバーエンジニアは、サーバーに加えネットワークやセキュリティに関しての知識も求められる職種です。そのため、IT人材としての幅広い基礎知識を身につけられる資格が取得するのがおすすめです。

AWS認定

クラウド技術の中でもっとも利用者が多いのがAWS(Amazon Web Services)です。今後市場も広がることからサーバーエンジニアは、AWSに関する一定の知識と技能スキルを身につけられる、AWS認定を取得するのがおすすめです。

AWS認定資格の難易度は4段階に分かれており、レベルごと全10種類の認定資格があります。レベルに合わせながら知識と身につけていくことが可能です。

Foundational
(ファウンデーショナル)
AWSクラウドの基礎的な理解があることを証明するレベル。
Associate
(アソシエイト)
AWSクラウドのプロフェッショナルとしての高いスキルと信頼性があることを証明。クラウドまたはオンプレミスでのIT経験があることを推奨。
Professional
(プロフェッショナル)
AWS上で最新アプリケーションを設計、プロセスを自動化するために必要なスキルと知識を証明。2年以上のAWSクラウドの経験があることを推奨。
Specialty
(スペシャリティ)
ステークホルダーや顧客に信頼されるアドバイザーとして活躍できる知識とスキルを証明。

10種類の資格のうち、とくにおすすめなのが「AWS SAA(Solution architect Associate)」と「AWS SAP(Solution architect Professional)」です。

AWSに関する知識だけでなく技術的なスキルを身につけることができます。

Linux技術者認定

サーバーOSとして広く使われているLinuxに幅広く知識とスキルがあることを証明する認定資格です。

サーバーエンジニアとしてまだ経験が浅い人にとくにおすすめの資格試験であり、Linuxの基本操作レベルのスキルがあることの証明にもなります。

Linux技術者認定にはレベル別に合わせた以下の試験があります。

Linux技術者認定資格

  • LPIC
  • LinuC level1
  • LinuC level2
  • LinuC level3

LPICは世界共通のIT資格で多くの国で利用されています。また、LinuCは日本市場に最適化されたLinux技術者認定です。レベルごとに資格試験が受講できます。

ITIL

ITIL(Information Technology Infrastructure Library)は、もともとITILはイギリス政府がITサービスマネジメントのベストプラクティスをまとめた書籍であり、ITILの資格はその書籍の内容を理解し、ITシステムを安定稼働させるための指標を学べる資格です。

ITサービスの運営管理、コスト改善などが身に付きます。

PMP

PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)とは、プロジェクトマネジメントに関する国際資格です。

プロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識が備わっていることを証明でき、実際にプトジェクトマネージャーとして活躍する際に役立つ資格です。

プロジェクトマネジメントができるサーバーエンジニアは少なく重宝される傾向にあり、スキルアップやキャリアアップにも役立てられます。

サーバーエンジニアのやりがいと楽しさ

サーバーエンジニアのやりがいと楽しさをまとめました。

メリット サーバーエンジニアのやりがいと楽しさ

  • キャリアアップするチャンスも多い
  • 最新技術を身につけられる
  • 構築したサーバーが無事に稼働したとき

サーバーエンジニアは、ITに関する幅広い知識が必要になる職種です。

サーバーエンジニアとしての専門的な経験や知識を必要としている企業も多く、さまざまな経験を積みキャリアアップできるチャンスも多いです。

また、サーバーエンジニアを取り巻く環境は日々変化しており、最新技術に触れる機会が多いため、いち早く最新技術を身につけられる楽しさがあります。

さらに、サーバーエンジニアは自分が設計・構築したサーバーが無事に稼働した際には、やりがいを感じることもできる仕事です。

一方でサーバーエンジニアはきついからやめとけ、オワコンと一部では言われています。サーバーは止められないため、休日でも即時対応が求められるなど、労働環境が厳しい側面もあるのです。詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。

サーバーエンジニアは未経験でもなれる

サーバーエンジニアは未経験でもなれる仕事です。

サーバーエンジニアはサーバーやOS、クラウドなどに関する専門的な知識が必要になるため、未経験からサーバーエンジニアとして活躍するのは難しいです。

しかし、最近ではIT人材不足が進んでいることもあり、育成を前提とした未経験求人も増えてきています。それは、サーバーエンジニアも例外ではありません。

未経験からサーバーエンジニアになるための流れ

未経験から専門知識を要する一人前のサーバーエンジニアになるには、段階を踏んでスキルを身につけていき、上流工程にステップアップしていくケースが多いです。

未経験からサーバーエンジニアになるためのステップ・流れについて紹介します。

初期 ●監視・運用などのオペレーションを経験
中期 ●基本設計・構築
上期 ●要件定義
●顧客への提案の経験
●プロジェクト管理

未経験でサーバーエンジニアになると、まずは監視や運用などのオペレーションなどの下流工程を経験してからステップアップしていきます。

ただし、下流工程はきつい仕事内容であることが多いですが、下流工程だけではサーバーエンジニアとしての市場価値を高められません。サーバーエンジニアとして評価されるには上流工程を経験する必要があります。

サーバーエンジニアとして1人前になるには2〜3年かかると言われており、プログラミングスキルがあればもっと早くに独り立ちすることも可能です。

転職エージェント末永

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未経験であればサーバーエンジニアのきつい点ややりがいなどをしっかり知ってから転職に踏み切ったほうがミスマッチを防ぐことができます。


しっかり情報を得ながら転職活動をするためにも、未経験者は転職エージェントを利用してみてください。


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サーバーエンジニアに向いている人

サーバーエンジニアに向いている人の特徴を紹介します。

サーバーエンジニアに向いている人

  • 柔軟さがある人
  • 分析力がある人
  • 向上心がある人
  • 責任感がある人

サーバーエンジニアはソフトやハードの幅広い知識が必要になる職種です。将来的にクラウドの知識なども必要になってくることから、最新技術を学んでいける向上心と柔軟さが必要です。

また、目的に合わせた最適なサーバー構築とトラブルが起きた際にはその原因を追求できる分析力が必要です。

トラブルが起きた時でも迅速に対応していける責任感もサーバーエンジニアには求められます。

自分にサーバーエンジニアとしての素質があるのか知りたい人は、転職エージェントに相談すると良いです。実際にサーバーエンジニアとして活躍している人の特徴と照らし合わせながら、向いているのかをアドバイスしてもらえます。

サーバーエンジニアの将来性を見込めるキャリアパス

サーバーエンジニアの将来性を見込めるキャリアパスを解説します。

サーバーエンジニアとしてオペレーション業務だけの経験で終わってしまうと市場価値が下がってしまう危険性があります。

しっかりキャリアを見据えて経験を積み、スキルを磨いていくことが大切です。以下のキャリアパスも今後の参考にしてみてください。

スペシャリスト

サーバーエンジニアの道を極め、スペシャリストとして活躍する道も選べます。

スペシャリストは経済産業省が定めるITスキル標準(ITSS)のレベル3以上の技能レベルや高度な知識を保有し、サーバーの構築や設計、運用、保守などをおこなっていきます。

また、スペシャリストになるとLinuxやWindows、CCNA、AWSなどの幅広い業務領域があるなかでも、特定の専門分野の高度な知識と技能が求められます。

クラウドエンジニア

サーバーエンジニアの知識と経験を活かしてクラウドエンジニアにキャリアチェンジすることも可能です。

クラウドエンジニアはクラウド技術に強みを持っていて、クラウド環境下で構築・設計を対応、またコンサルティングから技術検証、クラウドデザインまでおこなう、いわばクラウドのスペシャリストです。

クラウドの需要は年々高まりを見せており、クラウドエンジニアの需要も広がりを見せています。

クラウドエンジニアの将来性についてもっと詳しく知りたい人は以下の記事も参考になります。

インフラエンジニア

サーバーだけに特化するのではなく、インフラ分野全般に特化したインフラエンジニアへキャリアチェンジする道もあります。

インフラエンジニアはサーバーOS、ミドルウェアのみでなく、データベース、ストレージ、ネットワーク、セキュリティなど幅広いインフラ分野に対応できるエンジニアであるため、最新技術などにいち早く関わる機会もあり、幅広い知識を身につけることができます。

インフラ分野全般的に関わり、DX化が進む昨今ではインフラエンジニアの需要も非常に高くなっています。

インフラエンジニアの将来性についてもっと詳しく知りたい人は以下の記事も参考になります。

プロジェクトマネージャー

サーバーエンジニアの知識と経験を活かしてプロジェクトマネージャーへキャリアアップすることもできます。

IT人材が不足するなかで、プロジェクト管理ができるサーバーエンジニアは今後貴重であり、市場価値も上がることが想定されています。

プロジェクト全般の管理は幅広い知識とマネジメントスキルが必要となるので、望んですぐになれる職種ではありませんがキャリアアップの選択肢の1つとしておすすめです。

ITコンサルタント

サーバーエンジニアの経験を活かしてITコンサルタントへ転職することもできます。

ITコンサルタントはシステムインフラの提案から、非機能要件(性能・可用性・移行性・運用性など)の定義など、クライアントの経営視点から複合的に技術要素を提案していく職種です。

企業のサーバー設計や運用管理など社内で対応する企業が少なくなっており、専門家を派遣してもらうニーズが高まっていることから、ITコンサルタントの道も将来性があり需要があると言えます。

ITコンサルタントへの転職については下記の記事でも詳しく解説しています。

【ケース別】サーバーエンジニアの平均年収

サーバーエンジニアは将来性があり需要も高いことがわかりました。

またサーバーエンジニアは給与が高めであると言われています。実際にサーバーエンジニアの給与を年齢別とスキル別にご紹介します。

【年齢別】サーバーエンジニアの平均年収

サーバーエンジニアの平均年収を年齢別にまとめました。

厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagから、2024年12月時点のサーバーエンジニアを含めた基盤システムエンジニアの給与データを参考にまとめています。

20歳〜24歳 373万円
25歳〜29歳 511万円
30歳〜34歳 627万円
35歳〜39歳 747万円
40歳〜44歳 698万円
45歳〜49歳 784万円
50歳〜54歳 793万円

サーバーエンジニアは若いうちは給与はあまり高くありませんが、年齢を重ねると給与も上がっていきます。

サーバーエンジニアとしての経験を積み、スキルを磨いたことで年収が上がっていることが考えられます。

【スキル基準別】サーバーエンジニアの平均年収

サーバーエンジニアの平均年収を厚生労働省が定義しているスキルランク別に紹介していきます。

給与データは同じく厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagを参考にしました。

ITスキルレベル

  • ITSSレベル1:情報技術に携わる者に最低限必要な基礎知識を有する
  • ITSSレベル2:一定範囲の作業であれば独力で担当することができる
  • ITSSレベル3:要求された作業を全て独力で遂行できる
  • ITSSレベル4:自らのスキルを活用することによって、独力で業務上の課題の発見と解決をリードするレベル
  • ITSSレベル5:ハイレベルな高度IT人材のなかでも、上位に該当する
ITSSレベル1〜2 420万円〜620万円
ITSSレベル3 450万円〜700万円
ITSSレベル4 500万円〜780万円
ITSSレベル5以上 600万円〜950万円

ハイレベルなスキルや知識を身につければ年収900万円以上も可能であり、高年収が望めることがわかりました。

サーバーエンジニアとして高年収を目指すなら、最新技術も積極的に取り入れ、スキルや経験を磨いていくことが大切です。

将来性のあるサーバーエンジニアとして転職するなら転職エージェントがおすすめ

将来性のあるサーバーエンジニアとして転職したいなら転職エージェントの利用がおすすめです。

サーバーエンジニアとして将来性を見出していくには、スキルアップが欠かせません。

しかし会社によってはスキルアップがしにくい企業などもあり、ずっとオペレーション業務にとどまってしまうということになると、サーバーエンジニアとして市場価値を高めることに繋がりにくくなります。

サーバーエンジニアとして将来性のある転職をするなら、会社選びが重要というわけです。

そこで転職エージェントに相談してみてください。

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