"webマーケティングやめとけ"を解説!“天国と地獄”を見た2人の実録付き

    この記事を書いた人
    末永雄大

    末永雄大

    新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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    "Webマーケティング やめとけ"の真実を現役エージェントが解説!

    webマーケ やめとけ

    Webマーケティングについて調べると、「やめとけ」というWebサイトがあり、困惑したり驚いたりした人がいると思います。

    3,000人以上支援してきた現役転職エージェント目線で、「やめとけ」の真実を3つ解説します。

    1:変化が早く、覚えることが多い

    まず、Webマーケティングはとても変化が早い分野だという点です。

    例えば、Googleの検索ルールが大きく変わったり、新しいSNSが登場してきたりと、昨日までうまくいった方法が今日はもう通用しない、ということが日常茶飯事です。

    だからこそ、常に自分から新しい情報を収集し、仕事に活かしていく必要があります。

    これは、新しいことや変化が好きな人にとっては、とても魅力的な環境だと言えます。

    一方で、1つのスキルをじっくり極めたいタイプの人にとっては、終わりのないマラソンのように感じて疲弊してしまい、長続きしない恐れがあります。

    この「移り変わりの激しさ」を「楽しい」と感じられるかどうかが、1つ目のポイントになります。

    2:成果がすべて数字に反映される

    Webマーケティングの仕事は、良くも悪くも成果がすべて数字で表れます。

    これは、仕事の結果がはっきりと分かるというやりがいがある一方、「成果が出ているか」を常に問われるプレッシャーの中で働かなければならないことを意味します。

    うまくいっている時は良いのですが、結果が出ない時には「なぜダメだったのか」を数字に基づいて分析し、次の改善策を論理的に説明する必要があります。

    末永雄大 末永

    数字という客観的な指標によって、自分の成果が常に評価されることになります。


    「頑張り」といった過程よりも「結果」で判断されることに強いストレスを感じる人にとっては、きつくてしんどい環境になる可能性があります。

    3:地道で泥臭い業務が多い

    Webマーケターと聞くと、クリエイティブな企画会議をしたり、華やかな広告を作ったりするイメージを持つ人も多いかもしれません。

    もちろん、それも仕事の一部ではありますが、日々の地道な作業が業務の約8割を占めており、ほとんどが地道で泥臭い業務です。

    例えば、数値分析では、Excelやスプレッドシートと向き合って、細かいデータを分析したり、その結果をレポートにまとめたりします。

    また、広告の運用では、広告の効果を比較するため、ボタンの色を少しだけ変えた広告を何パターンも作って試すといった作業もあります。

    華やかな部分だけをイメージしていると、入社後の泥臭い業務に「こんなはずじゃなかった」と感じてしまうかもしれません。

    Webマーケティングの魅力・将来性とは?

    ここまでWebマーケティングのやめた方が良い理由をお伝えしてきましたが、実はデメリットを上回る大きな魅力や将来性があります

    1:どこでも通用する専門スキルが身につく

    Webマーケティングのスキルは、業種や働く場所を選ばず、幅広く活かせるスキルとして注目されています。

    2021年にはインターネット広告費がテレビを含むマスコミ4媒体の広告費を抜き、圧倒的な成長率で伸びています。 媒体別広告費推移

    引用:「unique one」

    引用:「電通報」

    この傾向から、Webマーケティングスキルを持つ人材のニーズはどんどん高まっています

    WebサイトやSNSを使わない企業はほとんど存在しないため、一度身につけたWebマーケティングの知識や経験は、どの業界でも活躍できる「スキル」になります。

    下記のスキルを網羅的に身につけることで、マーケティング責任者として事業を推進する立場も目指していけます

    具体的なスキル一覧

    • SNS運用スキル
    • 広告運用スキル
    • ECサイト構築・運用スキル
    • Webサイト改善
    • セミナー運営スキル

    また、年収についても、Webマーケターの平均年収は630万円(日本人の平均給与:460万円)なので、かなり高水準であると言えます。

    これは、将来のキャリアを設計する上で、非常に大きな安心感に繋がります。

    年収

    末永雄大 末永

    会社に依存せずに、自分でキャリアを切り拓いていきたい、と考える人からすると非常に魅力的でしょう。

    2:事業成長に直結する手応えがある

    会社の売上や事業の成長に「ダイレクトに繋がっている」と実感できるのも、この仕事の大きなやりがいです。

    「自分が企画したキャンペーンで、月の売上が過去最高になった」「SNSの投稿がきっかけで、新しいファンが1,000人も増えた」といった経験は、何物にも代えがたいやりがいがあります。

    1対1で相対する営業職とは異なり、多くの人に価値や影響を与えることができるのが非常に魅力的です。

    自分のアクションが数字という分かりやすい形で成果に繋がり、チームや会社に貢献できる

    そんな日々の確かな手応えが、仕事のモチベーションになる人はとても多いんですよ。

    Webマーケティングに向いてる人の特徴

    ここまで仕事のリアルな部分をお伝えしてきましたが、「じゃあ、結局どんな人が向いているの?」と気になると思います。

    実は、活躍している人にはいくつかの共通した特徴があるんです。

    物事を色々な角度から考えられる人

    Webマーケティングの仕事では、1つの答えがない問題に取り組む場面がとても多いです。

    例えば、Webサイトで商品が売れなかった時、その原因は「値段が高いから?」「デザインが悪いから?」「商品のメリットが分かりにくいから?」など、様々な可能性が考えられます。

    この時、「値段が高いことが原因に違いない」と決めつけるのではなく、ユーザーの視点、ビジネスの視点、データの視点などの色々な角度から「原因はなんだろう?」と考えることが、成果を出す上でとても重要になります。

    大切なのは、目の前の数字を見て「これは、どういうことなんだろう?」と、その裏側にある意味やストーリーを想像し、仮説を立てる力です。

    漫画やアニメの伏線から考察するのが好きな人は、自然と物事を多角的に見るクセがついているため、Webマーケティングの仕事にも向いているでしょう。

    数学的な思考が得意な人

    「数学」と聞くと、数学が苦手な人は少し身構えてしまうかもしれません。

    しかし、ここでいう「数学的な思考」とは、高校や大学で習う複雑な計算ができることではないので安心してください。

    大切なことは、毎日の業務において色々な数値やデータをたくさん扱う中で、数字が持つ意味を考えることです。

    例えば、売上を上げるために「価格」と「購入数」の2つの要素に分けて考え、それぞれに対してどんなアプローチができるかを考えながら仕事を進められる人は、Webマーケティングの現場でも強みを発揮できます。

    また、エクセルやスプレッドシートを扱うことも多いため、関数を扱うのが得意な人も向いていると言えます。

    数字を、人の行動を理解するための「ヒント」として捉えられる人は、きっと活躍できるでしょう。

    末永雄大

    末永

    メガホン Webマーケ業界を目指す人へ

    ここまでお話しした通り、Webマーケティングは厳しい側面もありますが、とても市場価値が高く魅力的なスキルです。


    もし、先ほどお話しした「Webマーケティングに向いている人の特徴」に当てはまる人は適性が高いので、キャリアの選択肢に加えてください!


    多くの人から非常に人気な職種なので、未経験からの内定獲得はとても難しいです。


    もし、あなたが未経験からの転職を成功させたいのであれば、Webマーケティング職への支援実績が豊富なエージェントと一緒に転職活動をおこなうことをお勧めします。


    弊社では、Webマーケティング業界最大手のサイバーエージェントやレバレジーズといった企業への転職支援実績が豊富です。

    本気で未経験からWebマーケティングに挑戦したいと考えている人は、すべらないキャリアエージェントにぜひ一度ご相談ください。

    Webマーケティング転職の選考対策なら

    未経験者必見!Webマーケティングの適性を見抜く質問

    「特徴は分かったけど、まだピンとこない…」という人も多いかと思います。

    専門的なスキルは後からでも身につきますが、「物事の捉え方」や「興味の方向性」といった“素養”は、もっと日々の行動に表れるものです。

    ここでは、あなたのWebマーケターとしての適性を判断できる簡単な3つの質問を紹介します。

    質問1:購入理由に関する質問

    ・最近の買い物について、それを選んだ理由はなんですか?

    この質問に対して、「パッケージの特にこの部分に惹かれたから」や「この成分の配合量が一番多くて、肌が綺麗になると思ったから」など、複数の考えが浮かんだりした人は適性があります。

    もし、こうしたことを無意識に考えていたり、考え続けるのが得意な人、それはもうマーケターとしての第一歩を踏み出しています。

    消費者の購買行動の裏側にある「なぜ?」に興味を持てること、それこそが最も重要な才能の1つだからです。

    質問2:友人のプレゼント選びに関する質問

    ・友人の誕生日プレゼントを選ぶ時、あなたは何を考えていますか?

    「あの人は最近〇〇にハマっているから、これなら喜ぶかな」「甘いものは好きだけど、健康も気にしているから、少し高級なフルーツはどうだろう?」など、その人の性格や状況を深く想像して選んでいますか?

    それとも、あまり深く考えずに、流行りや季節性という観点でプレゼントを選んでいますか?

    友人を喜ばせるために、誕生日にあげるプレゼントについて真剣に考えたり、悩んでいる人は、とてもWebマーケターに向いています。

    マーケターの仕事は、相手を喜ばせるために、たった1人の相手を深く理解し、最高の満足を届けることです。

    そのプロセス自体を楽しめる人は、多くの顧客を相手にするマーケティングの仕事でも、同じように喜びを見出せる可能性が十分にありますよ。

    質問3:感情の言語化に関する質問

    ・あなたは怒ったり、泣いたりしたときに、当時なぜ怒っていたのか、泣いていたのかを冷静に言語化することはできますか?

    Webマーケティングは、数字やデータも重要ですが、最終的には「人」を相手にする仕事です。

    Webサイトの文章1つで、人は不安になったり、安心したりします。

    もし、あなたが自分の気持ちを言語化したり、自分の感情を言葉にすることが得意なら、それは大きな武器になります。

    末永雄大 末永

    上記3問の中で1問以上当てはまるものがあれば、あなたのWebマーケティングの素質はとても高いです!


    迷われている人がいるなら、一歩踏み出して挑戦してみましょう!

    未経験からWebマーケティングに挑戦した人のリアルな感想

    「色々Webマーケティングのことは分かったけど、リアルな情報が欲しい」という人もいると思います。

    ここでは、より具体的にイメージを持ってもらうために、実際に未経験からWebマーケティングに挑戦した「弊社社員のリアルな事例」を2つ紹介します。

    困難を乗り越え、事業責任者になったAさん

    最初に任されたのは、メディアの記事作成でした。

    ここで、Webマーケの最も大きな壁にぶつかりました。

    それは、Webマーケティングの根幹とも言える「顧客インサイトの抽出」です。

    上司からは「競合の記事を分析して構成を考えて」と指示されるのですが、当時の僕にはそれができなかったんです。

    ただ競合の記事を表面上眺めては「何が正解なんだ…」と途方に暮れるばかり。

    全く成果を出せない日々が続きました。

    転機が訪れたのは、上司との会話の中で、「消費者の言葉にできない欲求」を掴めていないという課題に気づけたことでした。

    そこから、本当に地道な訓練が始まりました。

    やったことは、一つひとつのキーワードと徹底的に向き合うこと。

    まずは「このキーワードで検索する人は、きっとこんな悩みを抱えているはずだ」という仮説を、自分の言葉で言語化する。

    そして、その仮説を証明するための記事構成を考え、上司に壁打ちしてもらう。

    記事が公開されたら、その結果を見て、なぜ上手くいったのか、あるいは失敗したのかを分析する。

    この「仮説と検証」のサイクルを、本当に、ただひたすらに繰り返しました。

    この繰り返しのおかげで、「顧客の心の奥にある欲求を掴む」という、マーケターとして最も重要なスキルが身につきました。

    この一つのスキルを磨き続けた結果、僕はディレクション、そしてチームの育成と、徐々に大きな役割を任せてもらえるようになり、今では事業責任者として仕事をしています。

    やりがいを感じられなかったBさん

    もともと営業職でお客様と直接話すことにやりがいを感じていた僕は、未経験からWebマーケターに挑戦しました。

    正直に言うと、当時の僕にとってその仕事はかなりきつかったです。

    Webマーケティングが泥臭い作業だという覚悟はしていましたが、実際に任されたSEO業務は想像以上でした。

    人によると思いますが、当時任された仕事は、1時間に1本、1日4〜5本というペースで、既存記事を修正し続けるという業務でした。

    実は周りより少しだけですが、成果は出ていたんです。

    でも、僕自身の気持ちは全くついてこなかったんです。

    一番辛かったのは、仕事の「手触り感」を感じづらかったことでした。

    営業ならお客様から直接『ありがとう』という言葉をもらえますが、SEOの仕事で返ってくるのは『検索順位が4位になりました』といった無機質な数字だけ。

    その数字を見ても、画面の向こうで誰が喜んでくれているのか全くイメージできず、やりがいを見失ってしまいました。

    あと、明確な正解がない中で、一日中PCと向き合い、ひたすら一人で記事を修正し続ける作業もしんどかったですね。

    「どうすればこの業務を早く終わらせられるか」ばかり考えるようになり、最終的に僕は上司に「この仕事から離れたい」と自らお願いしました。

    成果が出ていても、業務そのものに喜びを感じられなければ続かない。

    僕の経験は、そのことの重要性を実感しました。

    とはいえ、自分と交代で入った人は、とても楽しそうに記事の執筆を行なっていたので、これから挑戦する人は向き・不向きをしっかりと判断してから業務に取り組んでほしいなと思います。

    Webマーケティングに未経験から転職するために

    最後に、未経験からWebマーケティングに転職するための方法をお伝えします。

    具体的には、未経験からの転職には2つのステップがあります。

    • 方法1:ポテンシャル枠で転職する
    • 方法2:副業で成果を出して、経験者枠で転職する

    私のおすすめは、この2つの方法を同時並行で進めることです。

    転職活動を行いながら、自分でWebマーケティングに取り組むことで、実践的な理解が深まり、面接でも説得力のある話ができるようになります。

    学びながら成果を出す経験は、採用担当者にとっても高評価につながります。

    ただし、Webマーケティング職は未経験からの応募が多く、非常に人気の高い職種です。そのため、選考を突破するハードルは決して低くありません。

    そこで重要なのが、転職エージェントの活用です。

    中でも、企業とのパイプが太く、業界理解の深いエージェントを選ぶことで、通過率の低い未経験枠でもしっかりサポートを受けることができます。

    弊社では、特に「未経験からWebマーケティング職への転職支援」に強みを持っており、サイバーエージェントやレバレジーズといった業界有名企業への転職支援実績も豊富です。

    本気でWebマーケティングに挑戦したいと考えている人は、ぜひ一度ご相談ください。

    Webマーケティング業界への転職支援が得意なエージェント

    弊社は、会社に依存せず、自分の実力や専門スキルでキャリアを築いていける人材のキャリア支援を提唱しています。

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