『塾講師は転職できない』は本当？手遅れになる前に知るべき3つのこと

更新日：2025.09.10

この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」
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この記事はこんな人におすすめ！

「塾講師から転職」と検索し「転職できない」という言葉が気になった人
自分の市場価値が分からず、転職活動に不安を感じている人
今の仕事を続けることに強い危機感があり、すぐにでも行動したい人
なぜ塾講師の転職は難しいのか、そのリアルな理由を知りたい人

「塾講師からの転職は難しいかもしれない…」そう感じて、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。

転職エージェントからのアドバイス

結論からお伝えすると、その危機感は的を射ています。

もちろん、転職が不可能というわけではありません。しかし、他の職種に比べて乗り越えるべきハードルが高いのは事実です。

塾講師の転職ができないと言われる3つの理由

多くの塾講師が「転職できない」と言われる背景には、明確な理由があります。代表的な3つを整理しました。

	理由	詳細
1	ビジネススキルを伝えられない	「生徒の成績を上げた」「保護者と良好な関係を築いた」などの経験が、企業の利益や成果に直結する形で説明されないため、採用担当に強みが伝わりにくい。
2	年齢と未経験のハードル	教育業界にこだわるうちに時間が経過し、未経験で挑戦できる年齢(20代)が過ぎてしまう。 30代以降はポテンシャル採用が減り、即戦力性が求められる。
3	働き方が特殊で転職活動しづらい	夕方~夜勤務が中心で、平日日中の面接調整が難しい。また社外との接点が少ないため、転職市場の情報収集が遅れやすい。

転職エージェントからのアドバイス

重要なのは「いつか転職しよう」ではなく、転職にはタイムリミットがあるという前提で今日から具体的な行動を始めることです。

塾講師としての経験をどう「ビジネス言語」に置き換えるかは一人では難しいもの。転職前提でなくても、早めにエージェントに相談して壁打ちをすることが有効です。

塾講師から転職を成功させるための3つのコツ

「転職ができない」と言われる理由は確かにありますが、正しい準備があれば転職を成功に繋がります。ここでは塾講師から転職を成功させるための3つのコツを整理しました。

	コツ	具体的なポイント
1	経験をビジネス言語に翻訳する	「生徒の成績を上げた」→「既存顧客への提案で成果を出した」など、企業の利益や数字に直結する形で言い換える。自己PRや職務経歴書で必須の作業。
2	20代のうちに行動する	未経験職種に挑戦できるのは20代が中心。30代に入ると即戦力が求められるため、若いうちから動き出すことが成功の近道になる。
3	転職エージェントを壁打ち相手にする	自己分析やアピール方法は一人で考えると独りよがりになりがち。プロのアドバイザーに相談し、経験をどう活かせるか整理してもらうことが有効。