マイナビは誰でも受かる!?実態と内定のコツを転職のプロが解説
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「マイナビって誰でも受かるって聞いたけど本当?」と気になっていませんか?
インターネットで「マイナビ 誰でも受かる」と検索する人が多いのは事実ですが、この情報は完全に誤解です。
実際のマイナビの採用倍率は新卒で11倍、中途で12倍程度と決して低くありません。「誰でも受かる」どころか、しっかりとした準備なしには内定を獲得できない企業です。
この記事では、なぜ「マイナビは誰でも受かる」という誤解が生まれるのか、実際の転職難易度はどの程度なのか、そして転職を成功させるために何をすべきかを、転職のプロである末永雄大が客観的データとともに解説します。
この記事でわかること
- マイナビが「誰でも受かる」と言われる理由
- 実際の採用倍率と転職難易度
- マイナビ転職を成功させる具体的な方法
- 転職活動で本当に重要なポイント
マイナビは「誰でも受かる」は完全に誤解
結論から言うと、マイナビは決して「誰でも受かる」企業ではありません。
この誤解が生まれる理由はいくつかありますが、客観的なデータを見れば、マイナビは相応の選考難易度を持つ企業であることが分かります。
マイナビが「誰でも受かる」わけではない根拠として、以下の数値データが挙げられます。
マイナビの実際の採用難易度
- 新卒採用倍率:11倍
- 中途採用倍率(推定):12倍
- 就職偏差値:63
- 1次面接通過率:37%
これらの数字を見れば、マイナビは11〜12人に1人しか受からない狭き門であることが分かります。
また、そもそも「誰でも受かる」企業は、マイナビに限らずこの世にほとんど存在しません。どの企業も採用定員に達していない場合でも、その企業が求める人材でなければ内定はもらえないからです。
なぜ「マイナビは誰でも受かる」と言われるのか?
マイナビが「誰でも受かる」と誤解される理由は、主に以下の5つです。
事業拡大による積極採用
マイナビは急速に事業を拡大している企業のため、従業員の入れ替わりが比較的多い傾向があります。
新規事業の立ち上げや組織再編に伴い、新たなスキルや知識を持つ人材が必要となるため、採用活動が活発です。また、年間300人前後という比較的多い新卒採用数も、「入りやすそう」という印象を与える要因の一つです。
しかし、採用人数が多いからといって選考基準が甘いわけではありません。事業拡大に必要な人材を確保するために、むしろ厳選した採用をおこなっているのが実情です。
幅広い大学からの採用実績
マイナビの採用大学を見ると、国公立・私立を問わず幅広い大学から採用実績があります。
マイナビの主な採用大学(一例)
- 国公立:東京大学、京都大学、大阪大学、横浜国立大学など
- 私立:早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、中央大学、法政大学など
- その他:中堅私立大学、地方大学からの採用も有り
この採用実績から「学歴フィルターが厳しくない」=「誰でも受かる」という誤解が生まれていますが、実際には学歴以外の要素(人物性、論理的思考力、達成意欲など)を重視した選考をおこなっているだけです。
転職エージェント事業の影響
多くの人が「マイナビエージェント」という転職支援サービスを利用しているため、「マイナビ=転職支援をしている会社」というイメージがあります。
この結果、「転職支援している企業なら転職に対して理解があって入りやすそう」という誤解が生まれています。
しかし、マイナビエージェント(転職支援サービス)と株式会社マイナビ(企業)への転職は全く別の話です。転職支援をしているからといって、自社への転職が簡単になるわけではありません。
【データで見る】マイナビの実際の転職難易度
客観的なデータから、マイナビの本当の転職難易度を見ていきましょう。
新卒採用のデータ
マイナビの新卒採用に関する具体的なデータは以下の通りです。
マイナビ新卒採用データ
- 採用人数:300人前後(男女比1:1)
- 採用倍率:11倍程度
- ES通過率:82%(比較的易しめ)
- Webテストボーダー:7割程度
- 1次面接通過率:37%(最難関の関門)
- 最終面接通過率:50%
特に注目すべきは1次面接通過率が37%と低い点です。ESは通過しやすいものの、実際の面接では厳しい選考がおこなわれていることが分かります。
就職偏差値と業界内での位置づけ
マイナビの就職偏差値は63で、これはGMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)や関関同立レベルに相当します。
同程度の就職偏差値の企業例
- パーソルキャリア(doda運営)
- リクルートキャリア
- エン・ジャパン
- ディスコ
人材業界内でも決して低い難易度ではなく、相応の準備と対策が必要な企業であることが分かります。
就職偏差値63というのは決して低い数字ではありません。これは多くの就活生が憧れる人気企業レベルの難易度です。
「誰でも受かる」どころか、しっかりとした準備なしには内定を獲得できない企業だと理解してください。
マイナビの中途採用における応募要件
マイナビへの転職を検討する際は、実際の採用要件を理解しておくことが重要です。マイナビの中途採用では、職種や経験レベルに応じて明確な応募要件が設定されています。
基本的な応募要件
マイナビの基本的な応募要件
- 学歴:大学卒業以上(職種により専門学校卒業以上も可)
- 年齢:35歳以下が目安(ポジションにより異なる)
- 語学力:TOEIC600点以上(グローバル職種の場合)
- 勤務地:全国転勤可能な人材を優遇
職種別の具体的な要件
営業職
営業職の応募要件
- 無形商材の営業経験2年以上
- 年間売上目標1,000万円以上の達成経験
- 新規開拓営業の実績
- チームでの協働経験
企画・マーケティング職
企画・マーケティング職の応募要件
- Webマーケティング経験3年以上
- データ分析ツール(Google Analytics、Excelなど)の使用経験
- 企画立案から実行までの一連の経験
- 人材業界またはWeb業界での勤務経験(歓迎要件)
エンジニア職
エンジニア職の応募要件
- Webアプリケーション開発経験3年以上
- Java、PHP、Python等のプログラミング言語の習得
- データベース設計・運用の経験
- チーム開発の経験
これらの要件を見れば分かるように、マイナビは各職種において相応の経験やスキルを求めており、決して「誰でも受かる」企業ではありません。
マイナビの応募要件は人材業界の中でも標準的なレベルです。特に営業職では具体的な数値実績、企画職では実務経験の深さが重視されます。
未経験者の場合は、まず応募要件を満たすための経験を他社で積んでから挑戦することをおすすめします。
マイナビ企業への転職を成功させる方法
株式会社マイナビへの転職を成功させるためには、企業が求める人材像を正しく理解し、それに合わせた対策を講じることが重要です。
求められる人材像を理解する
マイナビが重視する人材の特徴は以下の通りです。
マイナビが求める人材像
- 数字意識と達成意欲:営業目標や事業KPIに対する強いコミット
- 論理的思考力:結論から話し、一貫性を持った説明ができる
- 他者貢献のモチベーション:人材支援という事業への共感
- 当事者意識:自律的に考え、行動し、成果を出す姿勢
職種別の対策ポイント
営業職
営業職では具体的な数字での実績アピールが最も重要です。
営業職で重視されるポイント
- 売上数字や達成率の具体的な実績
- 課題解決のプロセスと結果
- 顧客との関係構築能力
- チームでの協働経験
企画・開発職
企画・開発職では業界理解と提案力が重要になります。
企画・開発職で重視されるポイント
- 人材業界への深い理解
- データ分析力と仮説構築能力
- 新規事業やサービス企画の経験
- 論理的思考力と説明力
転職活動で「誰でも受かる」に頼らない成功法
「誰でも受かる」という甘い言葉に惑わされず、地道な準備こそが転職成功の近道です。
自己分析の徹底
効果的な自己分析の方法
- 強み・弱みの客観視:第三者からのフィードバックも活用
- 価値観の明確化:何を大切にして働きたいか
- キャリアビジョンの設定:5年後、10年後の目標
- 市場価値の把握:自分のスキルが市場でどう評価されるか
企業研究の重要性
深い企業研究のポイント
- 事業モデルの理解:どのように収益を生み出しているか
- 競合他社との比較:業界内でのポジションと強み
- 企業文化の把握:実際に働く人の声や雰囲気
- 将来性の分析:今後の成長可能性と課題
ワンポイントアドバイス
「誰でも受かる」という情報を信じて準備を怠る人と、しっかりと対策をおこなう人では、選考結果に大きな差が生まれます。
甘い誘惑に負けず、地道な準備を継続することが転職成功の秘訣です。
マイナビ転職に関するよくある質問
マイナビは本当に誰でも受かりますか?
いいえ、マイナビは決して「誰でも受かる」企業ではありません。新卒で11倍、中途で12倍程度の採用倍率があり、就職偏差値も63とGMARCH/関関同立レベルの難易度です。しっかりとした準備なしには内定を獲得できません。
マイナビエージェントとマイナビ企業の違いは何ですか?
マイナビエージェントは転職支援サービス、株式会社マイナビは人材業界の企業です。マイナビエージェントは転職者をサポートするサービスで、株式会社マイナビは就職・転職サイトを運営する会社への転職先です。この2つは全く別のものです。
マイナビへの転職で重要なスキルは何ですか?
マイナビでは「数字意識と達成意欲」「論理的思考力」「他者貢献のモチベーション」「当事者意識」が重視されます。特に営業職では具体的な実績、企画職では業界理解と提案力、マネジメント職では組織運営の経験が求められます。
まとめ
「マイナビは誰でも受かる」というのは完全な誤解であり、実際には11〜12倍の競争率がある難関企業です。
この誤解が生まれる理由として、事業拡大による積極採用、幅広い採用実績、転職エージェント事業との混同などがありますが、いずれも選考基準が甘いことを意味するものではありません。
マイナビへの転職を成功させるには、企業が求める人材像を理解し、論理的思考力や達成意欲、人材支援への情熱を示すことが重要です。また、「誰でも受かる」という甘い言葉に惑わされず、自己分析、企業研究、面接対策をしっかりとおこなうことが転職成功の近道です。
転職活動では正しい情報と戦略が何より重要です。人材業界への転職を検討している人は、業界に精通した転職エージェントのサポートを受けることをおすすめします。
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私は元リクルートで現在転職エージェントをしていますが、「誰でも受かる」という企業は見たことがありません。
どの企業も自社に合う人材を慎重に選考しており、マイナビのような大手人材企業であればなおさら厳しい基準で選考をおこなっています。