年収3000万の手取りはいくら?月収目安148万円の条件別シミュレーション

年収3000万の手取りはいくら?月収目安148万円の条件別シミュレーション

    年収3000万の手取りの目安は約1,780万円、月収換算では約148万円です。

    本記事では、税金・社会保険料の内訳や、扶養状況など条件別シミュレーションを解説します。

    生活レベルを維持するための節税のヒントとして、参考にしてください。

末永雄大 この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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年収3000万の手取りはいくら?目安は約1,780万円

年収3,000万円の手取りは約1,780万円前後で、月収換算すると約148万円程度になります。

ここでは、年収3,000万円の額面と手取りの違いや給与から差し引かれる税金・社会保険料についてお伝えします。

年収3000万の額面と手取りの違い

年収3,000万円は給与明細における「総支給額」の金額で「額面」のことを指します。

一方、「差引支給額」は税金・社会保険料が差し引かれた金額で、口座に振り込まれる金額が「手取り」です。

  • 額面
    税金・社会保険料が差し引かれる前の金額
  • 手取り
    税金・社会保険料などが差し引かれた後の金額

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給料明細を見た時の年収3,000万円が額面で、1,780万円が手取りのイメージですね。

給与から差し引かれる主な控除項目

年収3,000万円の場合、差し引かれる主な税金・社会保険料は以下の通りです。

  • 所得税
    年間:7,682,500円 月間:640,208円
  • 住民税
    年間:2,624,600円 月間:218,716円
  • 健康保険
    年間:826,488円 月間:68,874円
  • 厚生年金
    年間:713,700円 月間:59,475円
  • 雇用保険
    年間:180,000円 月間:15,000円
  • 介護保険料
    年間:133,440円 月間:11,120円

※金額は目安で、個人の条件によって変わります。

上記の金額を足すと、年間約1,220万円・月間約101万円が税金・社会保険料として引かれていることがわかります。

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介護保険料は40歳になると支払い義務が生じる社会保険料です。

 

年収2000万円超から必要になる確定申告の注意点

会社員として働いている給与所得者は、年収2,000万円を超えると年末調整の対象外となるので自身で確定申告をする必要があります。

申告内容が複雑になりやすい場合は、税理士に依頼して進める人も多いです。

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この年収帯になると、申告のミスが金額面でも大きくなりやすいので、早めに準備しておくと安心ですね。

年収3000万円で手取りが変わる要因

年収3,000万円で手取りが変わる要因には、以下のようなものが挙げられます。

累進課税による所得税負担の増加

所得税は累進課税制度が適用されており、年収が増えると所得税も増える仕組みになっています。

年収目安 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195〜329万円 10% 97,500円
330〜694万円 20% 427,500円
695〜899万円 23% 636,000円
900〜1,799万円 33% 1,536,000円
1,800〜3,999万円 40% 2,796,000円
4,000万円以上 45% 4,796,000円

出典:国税庁 No.2260 所得税の税率

年収3,000万円の場合は税率が40%となり、税額は「課税所得×税率−控除額」で計算されます。

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所得税の税率控除額は計算式のための数値です。


課税所得に適用される所得控除や給与所得控除とは異なります。

課税所得によって増える住民税負担

住民税は所得割と均等割で構成されていて、人によって課税金額は変わります。

住民税の所得割は前年度(1月1日から12月31日まで)の所得を参考に、原則10%の割合で次年度の金額が決定されます。

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均等割は「市町村民税」「道府県民税」などがあり、地域によって金額や税率に差があります。

40歳以上に加算される介護保険料

40歳以上になると介護保険料が加算されるため、40歳以降は社会保険料の負担も増えます。

介護保険も前年度の所得合計額によって、次年度(毎年4月から翌年3月)の支払い金額が決まります。

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年収3,000万円の場合には、年間13.3万円が介護保険料の目安です。

家族構成・扶養の有無で変わる控除

年収3,000万円でも家族構成・扶養の有無で、手取りの金額が変わります。

控除額は条件によって異なりますが、人によって数十万円単位で差が出ることもあるため、手取りに影響する大きな要因です。

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配偶者控除や扶養控除だけではなく、様々な控除を活用することで手取りを増やすことが可能です。

年収3000万円になると手取りの増え方が変わる理由

ここでは、年収2,000万円と年収3,000万円で手取りの増え方にどのような違いがあるのかを比較して解説します。

年収2000万円と比べた手取りの違い

年収2,000万円と年収3,000万円の税金・社会保険料・手取りを比べると、以下のような違いがあります。

科目 年収3,000万円 年収2,000万円
額面収入 年間30,000,000円
毎月2,500,000円
年間20,000,000円
毎月1,666,666円
所得税 年間7,682,500円
毎月640,208円
年間3,637,200円
毎月303,100円
住民税 年間2,624,600円
毎月218,716円
年間1,587,600円
毎月132,300円
健康保険 年間826,488円
毎月68,874円
年間826,488円
毎月68,874円
厚生年金 年間713,700円
毎月59,475円
年間713,700円
毎月59,475円
雇用保険 年間180,000円
毎月15,000円
年間119,988円
毎月9,999円
介護保険 年間133,440円
毎月11,120円
年間133,440円
毎月11,120円
控除合計
(税金+社会保険料)
年間12,160,728円
毎月1,013,394円
年間7,018,416円
毎月584,868円
手取り 年間17,839,272円
毎月1,486,607円
年間12,981,584円
毎月1,081,798円

※40歳以上・ボーナスなしの参考数値です。控除や居住地、加入している健康保険などにより金額は変わります。

それぞれを比較すると、控除額(税金・社会保険料の合計)は年収3,000万円で約1,226万円、年収2,000万円で約702万円です。

年収が1,000万円増えると、控除額も約524万円増えることがわかります。

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年収が2,000万円から3,000万円へ1,000万円増えても、手取りが同じだけ増えるわけではありません。


税金・社会保険料が増えるため、手元に残るのは約486万円程度になります。

条件別で見る年収3000万の手取りシミュレーション

年収3,000万円でも独身や配偶者・扶養家族の有無で手取りも変わります。

ここでは「独身・扶養なしの場合」「配偶者のみの場合」「配偶者と子供がいる場合」の3つの条件に分けて手取りがどれくらいか紹介します。

条件 手取り(年額) 手取り(月額) ポイント
独身・扶養なし 約1,776万円 約147万円 控除が少なく、税負担が重くなりやすい
配偶者のみ 約1,774万円 約147万円 年収3,000万円だと配偶者控除は適用外
配偶者+子ども2人(16〜18歳) 約1,836万円 約153万円 扶養控除が使えれば手取りが増えやすい

※金額は目安で、控除や居住地、加入している健康保険などにより変動します。

独身・扶養なしの場合

独身・扶養なしの場合の額面と手取りの目安は以下のようになります。

  • 額面
    3,000万円(月収:250万円)
  • 手取り
    約1,776万円(月収:約147万円)
  • 税金・社会保険料
    約1,224万円(月間:約102万円)

※金額は目安で、控除や居住地、加入している健康保険などにより変動します。

独身・扶養なしの場合は、扶養控除がないため、税金・社会保険料は約1,224万円かかります。

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節税対策をして課税所得を減らすことで、手取りを増やすことはできますよ。

配偶者のみの場合

配偶者がいる場合、条件を満たせば配偶者控除(または配偶者特別控除)の対象になります。

ただし、年収3,000万円の場合は納税者本人の合計所得金額が1,000万円(給与所得者の場合は年収1,195万円)を超えるため、配偶者控除・配偶者特別控除はいずれも適用されません。

そのため、独身・扶養なしと同じ手取りになります。

  • 額面
    3,000万円(月収:250万円)
  • 手取り
    約1,774万円(月収:約147万円)
  • 税金・社会保険料
    約1,226万円(月間:約102万円)

※金額は目安で、控除や居住地、加入している健康保険などにより変動します。

配偶者・子どもがいる場合

配偶者に加えて、子どもが2名(16歳以上・19歳未満)いる場合には、扶養控除(子ども分)を活用できます。

  • 額面
    3,000万円(月収:250万円)
  • 手取り
    約1,836万円(月収:約153万円)
  • 税金・社会保険料
    約1,174万円(月間:約97万円)

※金額は目安で、控除や居住地、加入している健康保険などにより変動します。

扶養控除は16歳未満は適用外ですが、16歳以上で子どもの収入が一定以下(給与収入のみの場合は年収123万円以下/合計所得58万円以下が目安)であれば、控除が適用されて手取りが増える可能性があります。

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適用条件や控除額は人によって変わるので、気になる人は税理士やFPに相談してみると良いですよ。

年収3000万はどのくらい高い?平均と比較

年収3,000万円は高所得者とされています。

ここでは、日本全体の平均と比較するとどれくらいの位置にいるのか解説します。

日本全体の平均年収との比較

日本の平均年収は478万円なので、年収3,000万円と比較してもおよそ6倍の収入となります。

そして、令和6年の民間給与実態統計調査を見ると、給与所得者の年収2,500万円超が約0.3%です。

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年収2,500万円超の時点で約0.3%なので、年収3,000万円はさらに少数派といえますね。

年代別・性別との比較

年齢別の平均年収は以下の通りで、平均年収の最大値は572万円となっています。

年齢 年収
20歳〜24歳 277万円
25歳〜29歳 407万円
30歳〜34歳 449万円
35歳〜39歳 482万円
40歳〜44歳 516万円
45歳〜49歳 540万円
50歳〜54歳 559万円
55歳〜59歳 572万円

出典:令和6年分 民間給与実態統計調査

また、男女別の年収データをみると、日本の平均年収は男性が約587万円、女性が約333万円となっています。

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正確なデータはありませんが、年収3,000万円は40代以降がボリュームゾーンのようです。


また、男女比の割合は年収2,500万円は男性が約0.6%(約167人に1人)、女性が0.1%(約1,000人に1人)となっています。

年収3000万に到達しやすい職種・立場

年収3,000万円を達成できる職種は限られますが、以下の職種・立場なら実現できる可能性はあります。

  • 会社の経営者・役員クラス
  • コンサルティング職
  • 士業(弁護士・会計士etc.)
  • 医師(開業医・役職クラス)
  • 保険・金融系のマネージャー
  • 不動産・金融系のトップセールス
  • システム開発系(エンジニア・PM)
 

いずれも、トップクラスの実績が求められますが、年俸制やインセンティブで青天井だったり、数千万〜数億規模の案件に携わる機会があります。

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年収3,000万円クラスのポジションは、非公開で水面下のまま動くことも少なくありません。


ヘッドハンターやスカウトを活用して情報収集しておくと、選択肢が広がりますよ。

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年収3000万の手取りを増やす考え方

ここでは、年収3,000万円で手取りを増やすための考え方を紹介するので参考にしてみてください。

課税対象所得を抑える(医療費控除・特定支出控除etc.)

年収3,000万円から手取りを増やしたい場合は、「課税所得」を抑えて所得税・住民税の負担を軽くする方法があります。

課税所得を抑える方法には、以下のようなものがあり、うまく活用すれば税負担を抑えることも可能です。

  • 生命・地震保険料控除
  • 住宅ローン控除
  • 特定支出控除
  • 医療費控除

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一人一人適用条件や控除額は変わりますが、条件を満たせば誰でも活用できるものになります。

税負担を将来に繰り延べる(NISA・iDeCo)

年収3,000万円で手取りを増やしたい場合には、税負担を将来に繰り延べて課税所得を減らす方法もあります。

この方法の代表的なものとして「NISA」や「iDeCo」があり、以下のような特徴があります。

  • NISA(少額投資非課税制度)
    NISA口座内で得た株式・投資信託の運用益・配当金・分配金が最大1,800万円まで非課税になる。掛金は所得控除の対象外。
  • iDeCo(個人型確定拠出年金)
    掛金が全額所得控除の対象となり、運用益が非課税になる。原則60歳まで引き出せない。

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iDeCoは受け取り時に課税されるケースがありますが、NISAは運用益が非課税になる点が特徴です。

税負担を別の形に置き換える(ふるさと納税)

課税所得を減らす手段として、税負担を別の形に置き換えて控除を増やす方法があります。

代表的なものとしてふるさと納税があり、実質2,000円の負担で返礼品を受け取りながら、控除額を増やすことが可能です。

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年収3,000万円の場合、ふるさと納税の控除上限は約104.8万円が目安です(控除上限は家族構成や控除状況などで変わります)。

年収3000万を達成・維持する方法

年収3,000万円を達成・維持するためには、以下の方法が挙げられます。

今の会社で年収3000万以上を目指す

年収アップを目指す時には、今の会社で成果を出して昇給や昇進を目指す方法もあります。

昇給・昇進を目指す際には、会社の給料レンジや最高年収がどれくらいかを確認しておくと、社内でどこまで稼げるのか把握しやすくなります。

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また、年収アップが現実的かどうか判断したいなら、利益構造や会社の成長性・将来性を把握しておくことも大切です。

管理職・専門職として市場価値を高める

年収3,000万円以上稼ぎたい場合には、管理職・専門職の経験や実績を積んで市場価値を高めることが大切です。

特に年収3,000万円クラスでは、専門職でもトップクラスの技術や大規模プロジェクトでの実績が求められるため、実現の難易度も高くなります。

また、管理職で年収3,000万円を狙う場合も、大手企業の役員クラスが目安となるため、役員を目指す前提でキャリアを積んでいく必要があります。

年収上限が設定されていない環境を選ぶ

年収3,000万円以上を目指す場合には、年収上限が設定されていない環境で働くことが重要になります。

専門職であればインセンティブ制度を導入していたり、社長・役員のように年俸制であれば業績次第で年収上限がないため稼ぎやすいです。

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今の環境で年収3,000万円以上稼ぐのが難しい場合は、転職も視野に入れることが大切です。


ただし、年収3,000万円以上の求人は滅多になく、あったとしても非公開求人として扱っていることが多いです。


ヘッドハンターやスカウトを活用して情報収集しつつ、希望に合うポジションが出たときに動けるよう準備しておくとよいですね。

年収3000万円以上を目指す人向けの転職エージェント

年収3,000万円以上を目指す場合、以下のエージェントを活用して転職活動を進めていくのがおすすめです。

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年収3000万円の手取りに関するよくある質問

年収3,000万円の手取りに関するよくある質問を紹介するので参考にしてみてください。

年収3000万の手取りはいくら?

年収3,000万円の手取りは約1,780万円前後で、月収換算すると約148万円程度です。

手取りの金額は所得と控除額から算出される税金・社会保険料で一人一人違いがあります。

年収3000万では社会保険料・税金はいくら引かれる?

年収3000万で引かれる社会保険料・税金の目安は以下の通りです。

  • 所得税|年間:7,682,500円
  • 住民税|年間:2,624,600円
  • 健康保険|年間:826,488円
  • 厚生年金|年間:713,700円
  • 雇用保険|年間:180,000円
  • 介護保険料|年間:133,440円

※金額は個人の条件で変わります。

年間約1,220万円程度が税金・社会保険料として引かれます。

年収3000万の節税対策は?

年収3,000万円でできる節税対策には以下のような方法が挙げられます。

  • 課税対象所得を抑える(医療費控除・特定支出控除・NISA)
  • 税負担を将来に繰り延べる(iDeCo・企業型DC)
  • 税負担を別の形に置き換える(ふるさと納税)

他にも、配偶者控除・扶養控除や住宅ローン控除など、節税に使える控除もありますね。

年収3000万から手取り・年収を上げるには?

年収3,000万円から手取り・年収を上げるためには、以下の方法があります。

  • 今の会社で年収アップを目指す
  • 管理職・専門職として市場価値を高める
  • 年収上限がない環境で働く

年収3,000万円以上のポジションは、非公開のまま水面下で動くこともあるため、ヘッドハンターやスカウト型サービスを活用して情報収集しておくとよいですよ。

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