ハウスメーカー(住宅営業)から異業種に転職するには?

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アクシス株式会社 代表取締役 末永雄大
新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。 2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。 ■Yahoo!ニュース(個人):IT/キャリアコンサルタントが語る「働き方3.0」 ■オールアバウトガイド:「キャリアプラン・転職ノウハウ」ガイド

こんにちは、自立型人材の転職・キャリア支援に特化した転職エージェント、末永雄大です。

ハウスメーカーの住宅営業は、顧客がライフスタイルを作っていくことに深く関わりつつ、高い報酬が得られることから、非常に人気のある職業です。しかし、異業種に転職したいという方が出てくる要因があるのも事実です。

現役のハウスメーカーの社員の方からも、異業種に転職したいという相談も頂くことが増えています。

今回はハウスメーカー(住宅営業)の方が転職を考える動機と転職先について、分かりやすくご説明します。

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ハウスメーカー(住宅営業)によくある転職理由

転職サイトを見られたことがあれば、ハウスメーカーの求人がいつも掲載されていることに気がつく人は多いのではないでしょうか?高単価の商品を扱う営業職であるが故に、入社初年度から高収入が期待できる反面、仕事は想像以上に激務です。

①残業時間が長い

住宅を販売する場合、お客様は一般的に日中仕事をしているため、訪問するのは夕方から夜になります。それから、会社に帰って事務作業を行うと、帰宅時間は早くて22時になることが多いです。また、3月から4月の引越しシーズンを迎える繁忙期は特に忙しく、帰宅が深夜になることや、会社に寝泊りすることもあります。

お客様とのアポイントがない時間帯は電話営業や、営業ツールの整理をするなどの仕事を行いますが、問題点として、営業職は「個人事業主」としての側面あり、仕事とプライベートの境界線が曖昧なことや、お客様の都合でアポイントの時間が変更になった場合に喫茶店などで時間をつぶしたりすることも多いため、勤務時間は長くなりがちです。

また、そのような時間を勤務として申請しないことも多く、サービス残業を請求する裁判は頻繁に起きています。

②休みが平日・少ない・不規則

住宅の展示会で来客が多く見込めるのは週末であり、それにあわせてイベントを企画することが多いため、週末や祝日に休めることはほとんどありません。「残業時間が長い」でもお話しましたが、営業活動はお客様の都合に振り回されます。

休みの日でもお客様からクレームの連絡があれば、出勤せざるを得ません。繁忙期には月23日しか休めないとの話もよく聞きますので、ハウスメーカーの営業職の休日は、平日に偏り、休みが取れても時期によっては極端に少なく、不規則であると言えます。

③給料が不安定

ハウスメーカーの営業職は歩合制であるため、高い給料が期待できる反面、営業成績によっては食べていくのがやっと、といった状況も見られます。転職サイトでは「年収1千万円以上可能!」といった記載がありますが、そのような営業マンは営業担当の中でせいぜい1割いないと考えてよいです。

収入が不安定だと、生活も安定しません。結婚や子育てを行う上では計画が立てられません。自分の将来に不安を感じて、転職を考える人が多いことが、このような営業職の特徴です。

④ノルマが厳しい

営業=ノルマのイメージがあると思いますが、ハウスメーカーの営業担当に課せられるノルマはハイレベルと言えます。相場として、ローコスト住宅であれば1/月、ハイコスト住宅なら0.5/月を販売すること。

これは、会社の人件費や一般管理費、研究開発費等を捻出する必要に基づいて逆算された数字なので、達成してもしなくてもよい数字ではなく、会社の維持と成長のために必要な数字だからこそ、厳しく管理されます。

この数字が果たして本当に大変なのか?についてですが、顧客と内・外装の調整や、物件の確認、契約後の事務作業も含めると、月1棟が限界です。更に、このノルマを達成できるのは営業マンの1割~2割程度。

波はあるものの、0.7棟が会社の考える本当のノルマとしても入社12年では0.7棟も厳しい数字。上司の叱責や会議での吊るし上げなどから感じるプレッシャーで体調を壊すことも多いです。

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ハウスメーカー(住宅営業)にオススメの転職先は?

ハウスメーカーの営業は、いまだに大部分の人にとって「人生で一番高い買い物」である住宅を通じて、生活空間の演出に携わりながら、高額の報酬を得ることができるという良いイメージがありますが、これまで見てきた通り、大変な仕事です。

もし、ハウスメーカーの住宅営業の経験がある人が転職を考えるとしたら、どのような仕事が向いているのか。ここでは、ハウスメーカーのキャリアを持つ人にオススメの転職先をいくつかご紹介します。

ハウスメーカーの営業職の人材は営業力(コミュニケーション能力・交渉力・プレゼンテーションスキル)があり、建築の知識が豊富であることに加え、設計や融資の担当者と一緒にプランを進めていける推進力や、何より顧客の夢を正確につかんで形にする理解力企画力行動力を転職市場に評価されています。

よくある転職先としては、そのような能力が生かせる法人の資産管理や異業界の営業職といった仕事があります。

弊社では、ハウスメーカーの営業を経験した上で、「人材価値を高めたい!」「キャリアチェンジしたい!」「仕事の幅を広げたい!」という人にはWeb・IT業界や広告・メディア業界、人材業界など、無形商材の営業職が一番オススメしています。

理由は6

  • 未経験でも積極的に採用する
  • 専門性を身につけやすい
  • 他社からの引き合い、選択肢を増やしやすい
  • やりがいを感じやすい
  • 中長期的に給与・年収を上げやすい
  • 物売り的な要素が少ない

無形商材の営業では見込み客の開拓や顧客管理を行う管理能力、商品提案力が要求されます。住宅は高価で、頻繁に買い替えが発生する商材ではないことに対して、無形商材であれば、商材が何であれ顧客ターゲットは広がり、収入は安定します。

また、仕事をコントロールできるようになるため、休日や残業を自分の理想と考える生活に合わせることが可能になります。

無形商材の営業職については以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひお読みください。

転職するか迷った時はどうすればいい?

ハウスメーカーの住宅営業はやればやるだけ評価や報酬が上がるやりがいのある仕事。でも、労働環境が悪く、ノルマもきつい。今の働き方や報酬から、経験を蓄えるのか、異業種に転職するのか決意がつかない…という時は以下の3つの観点から考えてみましょう。

今感じているやりがいは他の仕事では得られないのか

ハウスメーカーの住宅営業の仕事は確かに激務。休みも少なく不規則かもしれませんし、収入も不安定です。でも、新築物件が完成して、内覧会や引渡しの際に施主の人生に少しでも関わることのやりがいはハウスメーカーの営業担当にしか経験できないものです。

有形で高額な商材の営業として様々な能力が自分の知らない内に身に付くのも、この職種の特徴です。

このようなやりがいや、能力が他の仕事で得られるのかを考えてみましょう。「大金を動かすような仕事をしたい」というのであれば、金融業界や他の有形商材を扱う企業でもやりがいを感じることができるかもしれません。

お客様のニーズを聞いて、それを満たすような提案を考えるのが好き」なら、無形商材の営業でもよいかもしれません。

自分のやりがいや能力を伸ばしていくには、ハウスメーカーの営業でなければならないのでしょうか?

10年後の自分は想像できるか

皆さんは10年後の自分にどのようなイメージを持っているでしょうか?ノルマに耐えながら、そうはいっても仕事を軌道に乗せて成績を伸ばしている姿でしょうか?それとも、疲れて仕事に後ろ向きな姿でしょうか?

今いる職場が、「自分は10年後に絶対こうなる!」という明確なビジョンが描ける職場か、「今の職場で働き続けた10年後の自分の姿がなりたい人間像か」を想像して、転職を判断するのもひとつの方法です。

抱えている不満は自分で解決できるのか

「よくある転職理由」にも書きましたが、仕事をする上では、誰もがそれぞれの立場で不満を抱えています。それらの不満が転職で解決できるのか考えてみましょう。不満の原因が会社の制度や考え方、方針に基づくもので、個人ではどうしても解決できないと判断した場合は転職で解決する方法もあります。

ハウスメーカーの営業であれば、繁忙時期や商談日時、会社が定めるノルマを自分がコントロールできるわけではありませんし、給料は自分が達成した営業成績に依るため、安定的に稼いでいくためには相応の経験が必要になります。

自分の価値観に対して不満がどの程度のウェイトを持つ問題なのかを考えて、我慢できないようであれば転職を考えてみてはいかがでしょうか?

少しでも不安のある方、元リクルート社員のエージェントとお話ししてみませんか?

「それでも決意できない」「自分にあった業界がわからない」という時は

ここまで、ハウスメーカーの住宅営業について、仕事のマイナス面とオススメの転職先、転職するか迷った時にどのように判断するのかを説明してきました。それでも、今後どうしたら良いのか決められない、転職先を上手く見つけられるか不安という時は、転職エージェントのサポートを受けることをオススメします。

転職エージェントを利用すれば、公開されていない求人が見つかることも多いですし、転職活動にあらゆる面からサポートが得られます。

特に弊社では選考対策だけでなく、キャリア相談や適性を見極めた上でのマッチングにも力を入れておりますので、「転職はしたいけれど、どの会社が自分に向いているかわからない…」という方のお役に立てるかと思います!

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