アイシンへ転職する方法!中途採用の難易度・求人情報を解説

アイシンに転職するには?評判や選考難易度も徹底解説!

    大手自動車部品メーカーの株式会社アイシン(旧:アイシン精機株式会社)へ転職するコツを就職・転職支援のプロである現役転職エージェントが徹底解説します。

    また、中途採用の入社難易度や求人情報、年収や福利厚生なども紹介します。あわせて面接で聞かれる質問や社員からの口コミも分かりやすくまとめました。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は1,800万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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アイシンの会社概要

会社名 株式会社アイシン
本社所在地 愛知県刈谷市朝日町二丁目1番地
設立 1949年6月1日
資本金 450億円
代表者 取締役社長 吉田守孝
従業員数 単独35,610人/連結約116,649人
連結対象会社数 連結子会社199社(国内:74社、海外125社)
持分法適用関連会社10社(国内:6社、海外:4社)
事業内容 自動車部品、エネルギー・住生活関連製品の製造販売
株式情報 7259(東証プライム)

(2023年3月31日現在)

トヨタグループの大手自動車部品メーカーです。

2021年4月にアイシン・エィ・ダブリュ株式会社と経営統合する形でアイシン精機株式会社から株式会社アイシンに社名変更しました。

アイシンの事業内容・ビジネスモデル

「自動車部品(ドライブトレイン、ボディ、ブレーキ&シャシー、エンジン、情報関連)、住生活・エネルギー関連製品(ミシン、ベッド、GHP)、福祉関連製品の製造・販売 」

アイシンという会社は、「トヨタ自動車」系列の自動車部品メーカーとして名高い会社で、トヨタ自動車に直接部品を納品する部品メーカー(通称:ティア1)にあたります。

自動車部品メーカーという基軸事業を持ち、その技術力からビジネスを横展開してきた企業です。競合他社には精密小型メーカーとして世界トップシェアを誇る「ニデック株式会社(旧:日本電産)」が挙げられます。

本編ではアイシンという会社、また採用事情についてご紹介をしたいと思います。

アイシンの売上推移や事業課題

売上業績 売上高 営業利益 当期純利益
2017年3月期 3兆5626億円 2286億円 1266億円
2018年3月期 3兆9089億円 2538億円 1345億円
2019年3月期 4兆0431億円 2055億6200万円 1101億2300万円
2020年3月期 3兆7845億円 561億2900万円 240億6100万円
2021年3月期 3兆5257億円 1453億3200万円 1056億3800万円
2022年3月期 3兆9174億円 1820億1100万円 1419億4100万円
2023年3月期 4兆4028億円 579億4200万円 376億7000万円

アイシンの2023年3月期の売上高は4兆4028億円で、売上高は過去最高を更新。ただ純利益は、過去最高だった前期の3分の1以下の水準に大幅に落ち込んでいます。

売上の大半は上述でもお話ししたように、自動車部品が基軸産業となっており、売上全体の90%以上が、自動車部品で占められています。

とくに「トランスミッション」と呼ばれる自動車のブレーキ・アクセル等の伝達経路の生産が50%近くを占めており、この分野の第一人者のメーカーといえる存在となっています。

現状、自動車産業はハイテク化が進んでおり、非情に元気な産業といえます。

同社としても引き続き業績好調で推移するとみられており、直近の売り上げ課題より、会社の未来を見据えたところで課題をもっています。具体的に同社が挙げている課題としては下記3点となります。

  1. 次世代を見据えた成長戦略の加速(未来への挑戦)
  2. 既存事業の競争力強化
  3. 持続的成長を支える経営基盤の再強化

すなわち、現状は好調ではあるが、自動車業界がハイテク化が進んでいるように時代の流れが凄まじく早く、それについていけるだけの成長戦略の構築、また既存事業の強化をおこなうことです。

そしてそれを支えるだけの経営基盤をしっかり構築していかないとならないという「現状に安穏としない」ことを課題としています。

このような事実からも、現在の業績が好調であり、足元も好調なので、将来的なところに事業課題を設定している読み取れます。

アイシンの仕事内容・職種

では、アイシンではどのような仕事があるのでしょうか。大きく分けると3種類の職種に分かれます。

技術職

ここでいう技術職とはいわゆる「開発・設計」のお仕事です。メーカーにとって言わば肝になるお仕事です。アイシンのでは多くの技術者職種があり、ここでは紹介しきれないため、募集の多い職種についてご紹介をします。

アイシンの技術者で特に採用が求められている職種は大きく2職種です。

制御系

いわゆるブレーキを踏んだら、車が止まる、アクセルを踏んだら車が動くといったオペレーションをコントロールする自動車・自動車部品の「脳」や「神経」を司るところの開発をする方々の採用が多く求められています。

また、最近採用を活発化させているのは、IOTに対応した人工知能機能の搭載など新技術に関連した技術者です。

今自動車は、快適な運転ができるだけではなく、運転者の運転技術に頼らない運転ができるような開発が進んでいます。

それに合わせた制御技術者が求められているのです。

生産技術職

自動車部品メーカーとして必要なことは、多くの部品を効率的に、かつそれぞれの用途に合わせたものを作ることのできる体制、生産拠点の確立です。

自動車は日々ものすごい速度でのイノベーションが進んでいますが、それに合わせた生産拠点の確立が急務となっているため、生産拠点の企画・整備等を行う「生産技術職」の採用も進んでいます。

営業職・スタッフ職

自動車部品メーカーにおいても営業職の採用が行われています。営業職といっても、自身の会社の製品を売り込みに行くというのではなく、完成車メーカー、およびティア2と呼ばれる下請けメーカーとの「調整」が主な仕事となります。

完成車メーカーは1つの車を作るために、どこの会社に何を依頼するのかを決めており、その実現に向け生産現場や下請け会社との調整をするというのが仕事となります。

また「セールスエンジニア」とよばれる技術的な説明をおこなうことに特化した営業職の人もおり、これらの「営業職」の人については、技術者ほど頻繁ではありませんが、採用がおこなわれています。

その他にも、経理、法務といったバックオフィス系の職種についても数は少ないですが採用をおこなうといったケースもあります。

アイシンの仕事のやりがい

では、アイシンで働いていく際にどのような点にやり甲斐に感じるのでしょうか。主に以下3点があげられます。

給与・福利厚生がしっかりしている

2022年6月に公開された有価証券報告書によると、株式会社アイシンの平均年収は約672万円です。

dodaの「業種別の平均年収ランキング(2022年)」を見てみると、自動車/輸送機器メーカーの平均年収は約473万円なので株式会社アイシンの平均年収は高水準と言えるでしょう。

それに加え、福利厚生が充実しており、以前は常態化していた残業も今はほとんどできないような仕組みが整っています。有給も取りやすく非常に社員にやさしい会社となっています。

一定以上の年収が支払われ、かつ福利厚生も充実し、長時間働かなければならないといった状況でもないため、長期的な就労ができます。そして、その点が社員としてのやりがいにつながってきています。

やりたい仕事ができる

やりたい仕事とに対し、積極的に手を挙げるのであれば任せてもらえるような文化が昔からあります。

また、裁量を持たせてもらえるため、やりたいことを実現できる会社である点は非常にやりがいがあると社員の方々は感じています。

成長の早い産業の中でトップクラスの製品に関われる

アイシンは、いま最も成長著しい自動車産業の中で、トランスミッション系の製品ではトップシェアを誇っています。また、ほかのエンジン・ブレーキ周りの製品をはじめ多くの製品が高いシェアを誇っています。

トップシェアにあぐらをかくことなく、スピード感をもって次の製品の製造・生産に取り組んでいるため非常に成長できる環境の中で働くことになります。

そのトップシェアの会社で働くやりがい、スピード感をもって働ける点にやりがいを感じている人も数多くいます。

アイシンの評判・社風・カルチャー・口コミ

では、アイシンはどのような評判の会社なのでしょうか。ここでは、環境、年収から採用に関する難易度といった点までご紹介したいと思います。

残業・休日や福利厚生

以前は残業が多く発生することもありましたが、現状はかなり厳しく管理され、社員の方々が無駄な残業をすることはほとんどなくなりました。休日も決められた通り取得できることができます。

福利厚生は非常に充実しており、社会保険、退職金などはもちろんのこと、社員食堂、社内イベントまで非常に充実しています。また、社内託児所を保有しており、どこよりも福利厚生が充実した会社だといえます。

給与面

上述でもお伝えした通り、平均年収は全体で710万円程度となっています。

社員全体の平均年齢が38歳、年収の推移としては30代で500万円後半、40歳で740万円程度、50歳で860万円程度と、年齢上昇とともに、高水準で給与が上がり続けます。非常に給与面でも充実した会社であるといえます。

アイシンの面接・SPIなど選考難易度

アイシンの選考難易度は非常に高いです。なぜなら、大半の社員は新卒採用でまかなうことができるため、特殊な技術をもっている、もしくはやむを得ない事情で欠員が発生したなどといった状況ではないと採用をおこないません。

面接では職種にもよりますが、会社の社風に合った人材を採用し、一定の能力があったとしても社風と会わない場合は採用を見送るケースも多いです。

SPIの実施については、中途採用で実施するのか否かについては公開されていないのでここでは言及をいたしませんが、選考としては職種によりけりですが2~3回の面接をおこなったうえで、採用・不採用の決定を行います。

未経験からアイシンで働く方法

繰り返しますが、アイシンへの中途入社は、枠が少ない上に高い専門性や即戦力としての活躍を期待されるため、採用のハードルが高いです。

経験やスキルに自信がないけれど、どうしてもアイシンで働きたい人は「期間従業員」や「派遣社員」からチャレンジしてアイシンの正社員登用制度を利用してキャリアアップする方法がおすすめです。

未経験から大手メーカーの社員として働くことができますし、期間満了や契約更新のタイミングで賞与やボーナスが支給されるため収入も安定するほか、寮・社宅完備で安心して就業できる環境が整っています。

アイシンへ転職をするには?

アイシンに転職を希望する際は、転職を希望する人も多いため転職対策はしっかりとしたほうがいいでしょう。

また書類選考後面接でも上記のように、アイシンならではの質問をされることもあり、採用担当の人事の特徴などを把握している転職エージェントのサポートは受けておくことをオススメします。

ほかにも転職エージェントのサポートを受けるメリットとして、アイシンのコーポレートサイトでは募集をしていない職種などの求人も非公開求人として、出ていることもあるため転職活動を進める際には登録をしておくのがいいでしょう。

また、転職するべきか迷っている人は、アイシンのような大手企業から直接スカウトされる可能性があるビズリーチに登録するのがオススメです。

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