日野自動車に転職するには?評判や選考難易度なども徹底解説!
国内の製造・メーカー業も日々発展を遂げており、自動車メーカーなどで働いてみたいという人も多いのではないでしょうか?
今回は大型トラックなどを主に製造販売をしている「日野自動車」への転職を検討をしている人向けに「日野自動車」への転職ノウハウをレクチャーしていきます。
日野自動車の事業内容・ビジネスモデル
みなさんは自動車メーカーと聞くと、トヨタや日産といった一般の自動車を思い出す人も多いかと思いますが、日野自動車はその中でも一線を画す自動車メーカーとして知られています。
最近は「トントン トントン日野の2トン」というCMでもお馴染みではありますが、どのように自動車業界において一線を画しているのでしょうか。
結論から言えば日野自動車が強いのは「トラック」といった業務用の輸送機器です。事実、日野自動車の国内において50年近くNo.1のシェアを誇っています。
トラックは、国内輸送において90パーセント以上を占めている「陸運」を支えており、その「陸運」の根幹を支えているのが日野自動車なのです。
では、以下で日野自動車について詳細にご紹介をさせていただきたいと思います。
日野自動車の直近の業績や事業課題は?
では、まずは日野自動車の直近の業績や事業課題についてご紹介をしたいと思います。
日野自動車の2017年度の売り上げは1兆7700億円で、2016年の売り上げであった1兆6837億円からするとかなりの上昇していることが分かります。
直近の売上は年々右肩上がりで、今後も右肩上がりの成長曲線となることが想定されています。
日野自動車としては、日本の国内というよりも市場が大きく、拡大の余地がある海外戦略に力を入れ、さらなる成長を目指して事業拡大を進めています。
そのために、商品力の強化をおこなうとともに、サービス力も同時に向上させたいと考えています。
また、知っている人もいると思いますが、日野自動車はトヨタ自動車との連携を進めお互いの技術・生産・販売について相互協力をおこない、トヨタは一般自動車、日野自動車はトラック・バス等の市場ニーズを満たすためのさらなる発展を目指しています。
日野自動車の仕事内容・職種
では、日野自動車ではどのような職種があるのか紹介します。
日野自動車においては連結で32000人以上の従業員を抱えており、同社内では多岐にわたる職種があります。
ここでは大きな分類と代表的な業務について「文系職種」と「理系職種」という切り口でご紹介をさせていただきます。
文系職種(総合職)
文系職種とはいわゆる「営業系」と「管理・バックオフィス系」を指します。一例としては下記の職種が挙げられます。
商品企画、事業企画、国内営業、海外営業、経理・財務、原価管理、法務、総務、人事、情報企画。
理系職種(技術職)
理系職種とはいわゆる「研究・開発職」のことを指します。
一例としては以下の通りです。
研究、開発設計、実験評価、生産技術・製造技術、アフターサービス、品質保証 他
このように、同社の業務においてはフロントとなる営業職、会社内の管理をおこなうバックオフィス系の文系職種と設計・開発周りの理系職種に大きく分かれます。
営業職においては国内、海外向けのフロントとなり、日野自動車の普及を進め、設計開発職については、車体、コンテナなどのハードの部分から、電気・電子においてまで幅広く開発人員が存在しています。
また、その製品の品質を支える品質保証や、生産ラインを支える生産技術、また会社是全体の運営を支えるバックオフィスの人員も多く在籍しており、ここではあげられないほどの幅広い職種の人材が在籍しているのです。
日野自動車の仕事のやりがい
ここでは日野自動車で仕事をしていくにあたりどのような時にやり甲斐を感じるのかをご紹介します。
しかし、社員数も多く、いろんな人が様々なやりがいをもって仕事をされていますので代表的なものを3点あげ、紹介します。
ワークライフバランスが充実
日野自動車は土日祝の休みが確実に取れ、残業についても分業がしっかりできています。加えて、労働者のケアもおこなうような体制ができているため、働きやすい環境が整っています。
安心して目の前の仕事に打ち込めるという点で、社員のやりがいにつながっています。
世界の物流を支えているというやりがいがある
上述でもお伝えしましたが、物流において、9割以上は陸運、すなわちトラックが生産拠点から消費者へとの橋渡しを担っています。
すなわち、トラックがないと、私たちの身の回りのものは手に入らないということです。
日野自動車は、日本はもちろんのこと、世界中で同社の製造したトラックが走っており、国内総売り上げ以上に海外総売り上げの比率が高くなっているのもそれを物語っています。
日野自動車ではたらくということは、どのような立場であれ世界の物流を支えている会社で働いているというやりがいをもって働くことができる会社で、全社的にそういった誇りをもって社員の人が働いています。
高い技術力を醸成することができる
どちらかといえば研究・開発側の人に特化した話となりますが、日野自動車は常に最先端のトラック・バスなどを製造しています。
事実、これらの業務用車両は排気ガスが非常に多く環境に悪影響を及ぼしていましたが、そこに一石を投じ、世界初のハイブリッドエンジンのバスを開発したのが日野自動車です。
また、近年話題のAIを搭載した自動運転技術を搭載したトラック・バスの開発にも着手しています。
そういった最新の技術を試行錯誤を重ねながら身に着けられる環境というのもやりがいに繋がっています。
日野自動車の評判・社風・カルチャー・口コミ
日野自動車で実際に働いている、働いていた人は同社にどのような感想をもっているのでしょうか。
日野自動車での仕事の評判や社風、カルチャーに関する口コミについて代表的な内容を3点ご紹介します。
年功序列制、昔ながらの日本の会社の雰囲気をもっている
日野自動車は、いわゆる「年功序列」の制度が残っており、長く頑張れば、ある程度のところまでは出世できる会社です。
しかも、役職定年もなく、退職金もしっかりしているので退職後も安定します。
古きよき日本の会社の伝統を受け継いだ会社です。
やる気がある人には仕事が任せてもらえる・スキルアップできる社風
上述では古き良き日本の会社とご紹介しましたが、一方で、手を挙げれば積極さを買い、新しい仕事をチャレンジさせてくれる社風でもあります。
また、研修なども充実しているため仕事現場、現場以外においても成長のチャンスを与えてくれる会社といえます。
安心して働ける会社
上述でも触れていますが、日野自動車は日本を代表するメーカーであるトヨタ自動車傘下の会社です。
そのため、労働時間、休日については安心して取得できるよう会社全体で取り組んでいます。
そのため、安心して働ける環境で、社員定着率が高いです。
日野自動車の面接・SPIなど選考難易度
日野自動車は社員定着率が高く、なかなかポジションに空きが出ません。
そのため、選考難易度が非常に高く、書類選考も簡単に通過しません。
面接回数は、職種にもよりますが、2~3回の面接で採用・不採用を決めているという形となっています。
面接の内容に関しては、定番の質問が多く「志望動機」「転職理由」「自己PR」「これまでの経験」といったものが大半です。
ただし、それぞれの質問に対し「なぜ」を繰りかえし聞かれ、深堀をしてくるという特徴があります。
トヨタ自動車の分析手法である「なぜなぜ分析」という「なぜ」を繰り返すことで本質的な点を確認するということが同社の面接にも反映されているものと想定されます。
面接に関しては合格基準を明示していませんが、この質問から、物事の本質にたどり着ける論理的な人材というのが1つ採用基準の中に含まれているものと想定されます。
SPIについては原則実施されますが、合格基準は開示されていません。
ただし、適性試験、能力試験双方の結果が選考に反映されているようです。
未経験だけどどうしても日野自動車で働きたいという人は
先ほども申し上げたように、ポジションに空きが少ないこともあり、日野自動車への中途入社の難易度は非常に高いです。
経験やスキルに自信がないけれど、どうしても日野自動車で働きたい!という人は、「期間従業員」や「派遣従業員」からチャレンジして日野自動車の正社員登用制度を利用してキャリアアップするという方法がオススメです。
未経験から大手メーカーの社員として働くことができますし、期間満了や契約更新のタイミングで賞与やボーナスが支給されるため収入も安定するほか、寮・社宅完備で安心して就業できる環境が整っています。
日野自動車の年収・給与相場
日野自動車の年収相場についてもご紹介します。
日野自動車の全社員の平均年収が650万円程度で、上場企業ではやや高いほうです。
ただし、総合職と技術職だと平均年収が異なり、総合職だと850万円程度ですが、技術職だと600万円程度となります。
これは、高卒・高専卒の採用枠が総合職にはありませんが、技術者のみだとあるためこのような結果となります。
年齢の推移とともに年収を見ていくと、20代までだと、人によりますがおおよそ500万円前後、35歳くらいまでだと550万円、30代後半だと600万円いかないくらいというのが日野自動車の社員年収の全体感となります。
就労環境、福利厚生なども充実し、それなりの年収を得られる会社であるといえます。
日野自動車への転職をお考えの人へ
転職は、中途採用をおこなっている企業であれば、コーポレートサイトから直接申し込むことも可能です。
しかしながら、その後のキャリアプランを1人で考えるのはミスマッチが起こる原因でもあります。
仮に転職に自信があったとしても、転職エージェントは無料でサポートをしてくれるので、利用することをおすすめします。また自分1人では面倒な面接の日程調整や対策など様々なことしてくれるためマイナスにはなりません。
各サービス毎に、特徴があるため今の自分が何を求めるかを考え利用をしましょう。
また大手の転職エージェントは、キャリアアドバイザーの人数も多く実際のところ担当になるキャリアアドバイザーの質によって左右されます。
そのためいくつかのエージェントを見て判断をしてみるのがいいです。
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