ベンチャーキャピタル(VC)に転職したい!おすすめの求人情報を紹介!
現在「日本の不景気を救うのはベンチャー企業」と言われており、ベンチャーキャピタルは熱い業界です。
そこで今回は、ベンチャーキャピタル(VC)に転職したい人向けに、業務内容や年収、未経験でも転職できるのかを紹介します!
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ベンチャーキャピタルの転職難易度
ベンチャーキャピタルへの転職は、基本的に難易度が高く難しいです。
なぜなら、ベンチャーキャピタルは転職者に対して求めているスキルが高いためです。そのため、そもそも応募条件を満たせるような人材が少ないですね。
例えば企業によっては「ビジネス英語の経験」や、実務的なスキル以外でも「論理的思考力」を求められたりもします。
また、ベンチャーキャピタルは転職者であっても学歴を見られることがあります。ベンチャーキャピタルの中途採用傾向として東大や京大クラスといった、高学歴の人が採用されることが多いです。
面接では転職理由と志望動機について深く聞かれることが多いですね。なので、面接前にしっかりと対策を練っておく必要があります。転職理由と志望動機の考え方については、以下の記事を参考にしてください。
ベンチャーキャピタルへの転職は未経験だと難しい
ベンチャーキャピタルは未経験でも転職できますが、全くの業種未経験者であれば第二新卒(社会人3年目まで)までが限界と言えます。
第二新卒であれば業界未経験でも、ポテンシャルの高い人材に比較的低い年収でオファーを出せることや、年齢的にも若く将来性のある人材を採用できるといった点などにメリットがあるためです。
第二新卒の年齢を過ぎた、20代後半以上になると採用要件は一気に絞られます。例えば、金融業界(不動産の証券化ビジネスを含む)やコンサル業界の経験者のみを採用するなどです。
ベンチャーキャピタルは、成長するベンチャー企業を分析して投資先を選定し実際に投資する仕事なので、金融に関する専門の知識が必要なため、金融業界やコンサル業界の経験は求められる傾向にあります。
そのため、第二新卒以上の人であれば、金融の知識かコンサルに必要な最低限の知識を知っていることを証明できることが採用されるかされないの第一関門になってくるでしょう。
ベンチャーキャピタルとは?
ベンチャーキャピタルは、今後の成長が予測できるベンチャー企業やスタートアップ企業など、未上場企業に対して出資をおこなう投資会社です。
未上場の企業に対して投資をおこない、その企業が成長や上場をしたときに株式や事業を売却し、キャピタルゲイン(投資したときの額と株式公開後の差額)で売り上げを出すことを目的としています。
また、ベンチャーキャピタルは投資と同時に経営支援もおこないます。これにより、投資先企業がより成長できるよう支援をおこない、キャピタルゲインがより高くなり利益を増やせるようにしています。
ベンチャーキャピタルへの転職の注意点
ベンチャーキャピタルといっても、企業などによって投資対象や投資金額のアベレージなどが違います。
なので、単に「ベンチャーキャピタルに転職したい!」というイメージと憧れだけでなく、どういった企業に投資していきたいのか、どの程度の規模の案件を扱いたいのかなどをご自分の中で明確にしましょう。
例えばベンチャーキャピタルに転職できたとしても、転職前に企業についてしっかり調べていないと、転職した企業がご自分がやりたい投資の形と違ったり、投資に関しての考え方も違ってしまうといったリスクが発生する可能性があります。
こういった企業とのミスマッチをなくすためにも、憧れやイメージだけで転職せず、ベンチャーキャピタルといってもまずはどのような投資をおこなっているのかなどを調べてみてください。
ベンチャーキャピタルの仕事内容
ここではベンチャーキャピタルの仕事内容について紹介していきます。
ベンチャーキャピタルでの業務は主に以下の2つです。
それぞれ解説していきます。
投資先探し・投資先選定
新規開拓営業のように、ベンチャーキャピタルでも投資先開拓の営業があります。
投資先開拓は、ベンチャーキャピタルの中でも若い社員が苦しむフェイズだと言われています。なぜなら、そもそも投資に対してニーズがない企業に営業の電話をし続けなければいけないためです。
仮に投資先企業が見つかったとしても、投資先として適していないと自社が判断した場合、投資を断らなければいけません。
投資・投資後のフォロー
ベンチャーキャピタルは、投資をするだけでなく普段の仕事や会社の人間関係に至るまで様々なフォローをします。
ベンチャーキャピタルの社員は投資をした企業に何度か訪問して、ビジネス的な話はもちろん、社員の悩みを聞いたり、お菓子を差し入れしたり、ときに一緒に食事を共にします。
投資先のベンチャー企業の社員たちと志をともにし、一緒になって会社の課題に立ち向かうので、漫画の担当編集者に似ていると言われています。
なお、1人の担当者が複数社を受け持つことになるので、会社で投資先を開拓しながらフォローするための資料作りや、実際に訪問しながら色々な投資先の社員とコミュニケーションをとることになるので、決して楽な仕事ではありません。
末永
ベンチャーキャピタルの企業紹介
以下からベンチャーキャピタルをいくつか紹介していきます。
ベンチャーキャピタルには金融系、独立系、コーポレート系など様々なバックグランドを持ったベンチャーキャピタルが存在しています。そのバックグラウンドも意識しながら転職活動をされると良いのではないかと思います。
ベンチャーキャピタルで気になった企業はすべてホームページを確認し、どのようなバックグラウンドがあるのかまで調べてきましょう。
グロービス・キャピタル・パートナーズ
グロービス・キャピタル・パートナーズは、日本初の本格的ハンズオン型ベンチャーキャピタルとして1996年に設立されました。
創業・成長段階の起業家・ベンチャー企業に、事業資金の提供だけではなく、企業成長のために必要な「ヒト(人材)」「カネ(資金)」「チエ(経営ノウハウ)」 を総合的に支援することをモットーとしています。
主な投資先
- ライフネット生命
- グリー
- みんなのウェディング
- アイスタイル
- オイシックス
WiL
シリコンバレーと東京に拠点をおいているベンチャーキャピタルです。国内の大手企業とパートナーシップを組み、日本とアメリカを中心とした、ベンチャー企業の発掘・投資・育成をおこなっています。
また、クライアントが新規事業を始める際の支援、新しいものを生み出すイノベーター人材の育成、大手企業とベンチャー企業によるオープンイノベーション促進に注力しています。
主な投資先
- トライフォート
- ラクスル
- gumi
- メルカリ
ニッセイ・キャピタル
ニッセイ・キャピタルは企業直後のスタート時から上場後を見据えた未来の資本政策まで、中長期に渡る幅広い投資をしています。
2014年度に起業した直後(スタートアップ・アーリーステージ)の企業へ積極的に投資・支援を実施します。
主な投資先
- オイシックス
- ワイヤレスゲート
- ジーンテクノサイエンス
電通(電通イノベーションパートナーズ)
電通イノベーションパートナーズ(DDH)は、デジタル領域に関する「戦略立案機能」「グループ会社管理機能」「投資機能」を持ち合わせ、デジタルファンドの運用をおこなっています。
グループ関連企業とともに、必要になる作業を一度の手続きで全て完了できる、「ワンストップソリューション」を提供しています。
主な投資先
- 株式会社WACUL
- 株式会社ワイヤードビーンズ
- 株式会社Kaizen Platform
NTT(NTTドコモ・ベンチャーズ)
NTT(NTTドコモ・ベンチャーズ)は、株式会社NTTドコモが100%出資の会社です。そのため、採用は株式会社NTTドコモでおこなっている可能性が高いです。
NTT(NTTドコモ・ベンチャーズ)は国内外のベンチャー企業に向け、情報通信関連分野における新たなビジネスの創造を推進することを目的に、投資及びNTTグループが有する事業ノウハウや技術的な支援をおこなっています。
主な投資先
- booost technologies株式会社
- JumpCloud, Inc.
- TileDB, Inc.
デジタルガレージ(DGインキュベーション、Open Network Lab)
DGグループ(デジタルガレージ)の投資事業を担う子会社として、ベンチャー企業への投資や育成などを支援しています。
DGグループ(デジタルガレージ)と相乗効果を期待できる、起業直後のスタートアップ企業と事業を共に創造する「インキュベーター(新しいビジネスを考えた起業家やベンチャー企業を支援する団体)」としても活躍しています。
主な投資先
- クラウドワークス
- モビンギ
- エムボックス
JAFCO(ジャフコ)
野村証券グループのジャフコは、国内でも最大手のベンチャーキャピタルであり、数多くのIPO(新規公開株)先を輩出しています。JAFCO(ジャフコ)自らも上場しています。
新規投資の95%は成長性の高い企業で、企業の成長段階や状況などに合わせ、継続的に数億円規模の大型出資をおこなっています。
主な投資先
- Chatwork株式会社
- AppBank株式会社
- 株式会社コロプラ
- 株式会社ラウンドワン
サイバーエージェントベンチャーズ
サイバーエージェントベンチャーズは、サイバーエージェントの100%子会社です。国内外のネットベンチャーに対して、積極的に投資を実施しています。
主に日本、台湾、韓国、中国、ベトナム、インドネシア、タイ、アメリカに拠点があり、今後もグローバルな展開が期待できます。
採用は転職組が多数在籍しているの、中途採用は実施している模様です。
主な投資先
- ストラーツ
- ファノーヴァ
- ユーティル
IMJ(IMJ Fenox)
IMJ(IMJ Fenox)は株式会社IMJの子会社です。主な投資先は東南アジアのネット企業などです。
IMJが持っているWeb・モバイルサービス開発・デジタルマーケティングのノウハウなどを生かし、起業直後のスタートアップ企業のグローバルな飛躍を支援しています。
また、「現地現場主義」「フェアな姿勢」「多様な価値観への理解」基本としている模様です。
主な投資先
- ZipMatch
- AURBANINDO
- iMoney.my
Z Venture Capital
Z Venture Capitalは2021年にYJキャピタルとLINE Venturesが合併してできた企業です。
Z Venture Capitalは日本国内に限らず、海外のスタートアップ企業に向けても投資活動をおこなっています。
日本国内では、コマース、メディア、フィンテックの3領域に加えて、ヘルスケア、サイバーセキュリティ、B2B ソフトウエア領域などにも投資をおこなっています。
主な投資先
- モノグサ
- stand.fm
- microCMS
フジ・スタートアップ・ベンチャーズ
フジ・スタートアップ・ベンチャーズは、フジテレビが設立したベンチャーキャピタルです。
インターネットやモバイル分野ビジネスなど、高い成長が見込まれる分野を中心に、起業直後のスタートアップ企業などに投資活動をおこなっています。
また、フジ・メディア・ホールディングスループ各社のノウハウを活かし、投資先の成長にも尽力しています。
主な投資先
- 株式会ピーステックラボ
- The ROOM4D株式会社
- 株式会社TRiCERA
三菱UFJキャピタル
三菱UFJキャピタルは、銀行系列のベンチャーキャピタルです。
1974年に設立されて以来、ベンチャー企業に対し継続して投資をおこなってきた確かな実績があります。
小売りから製造業、サービス業、IT企業など、投資先企業の成長ステージに応じて幅広い投資を実施しています。
主な投資先
- aceRNA
- iQPS
- Alviere
SMBCベンチャーキャピタル
SMBCベンチャーキャピタルは、三井住友銀行系列のベンチャーキャピタルです。
IT、ライフサイエンス、サービス、製造業などの企業やスタートアップ、株式公開が近いレイターステージの企業まで幅広い業種の企業に対して投資をおこなっています。
主な投資先
- Green Earth Institute株式会社
- 株式会社EXAWIZARDS
- 株式会社JDSC
ベンチャーユナイテッド
ベンチャーユナイテッドは、ユナイテッド株式会社の100%子会社です。
ベンチャーユナイテッド投資方法は、別の投資家や企業などから資金を集め、その集めた資金を元手にベンチャー企業に投資をおこないます。
主な投資先
- メタップス
- ミクシィ
- ライフネット生命
- エニグモ
ベンチャーキャピタルで求められるスキル・経験
以下からはベンチャーキャピタルには、どのようなスキルや経験を持っている人物像が求められるのかを紹介していきます。
以下3つの項目に分けて解説していきます。
論理的な思考ができる人物
ベンチャーキャピタルは、これから成長すると予測できるベンチャー企業に対して投資をおこなうので、先のビジョンを見据える能力や収益の回収の見込みがあるかどうかを論理的に見極める能力が求められます。
しかし、そのような能力は一長一短でできるものではありません。
そのため、経験を1つ1つ積み、失敗をしたときになぜ失敗したのか、成功した要因は何なのかを論理的に考える思考力が求められます。
面倒見の良さ・関係構築力
ベンチャーキャピタルは投資した企業1社1社と深く関わっていくので、面倒見の良さ・関係構築力が必要になります。
投資した中でも特別成長などが期待できそうな企業に対しては、とくにあらゆる面倒を見たいと思えるホスピタリティや、それを受け入れてもらえるだけの関係構築力というのが重要となります。
ベンチャーキャピタルは会社ではなく、担当者の名前を言ってもらえるというレベル間でないと信頼される担当とは言えません。そうなれるための関係構築力と、頼ってもらえるためにあらゆる面倒を受け入れるホスピタリティが大事なのです。
ベンチャー企業に対する熱意
ベンチャーキャピタルは、1つ1つのベンチャー企業と長期的に向き合いながら成功に向かって一緒に戦っていく姿勢が求められます。そのためには、ベンチャー企業を本当に成功させたいというマインドがないとやっていけません。
そういうベンチャー企業に対する熱い思いがあり、その熱意を語れるかどうかというのも重要です。そして、この仕事をやるにあたりもっとも必要な素養であると言えます。
末永
ハイクラスに特化したエージェントはベンチャーキャピタル・コンサル・外資系などに強くサポート実績も豊富なため、的確なアドバイスを受けることができます。
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ベンチャーキャピタルの平均年収
ベンチャーキャピタルの平均年収は一般的に公開されていないことがほとんどです。なので、上場していて、なおかつ有価証券報告書を提出している企業の平均年収を以下から紹介していきます。
ジャフコ | 約1220万円 |
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日本アジア投資株式会社 | 約957万円 |
フューチャーベンチャーキャピタル | 約633万円 |
上記の年収額は、令和2年に提出されている有価証券報告書のデータを参考にしています。
ちなみに国税庁が令和2年に調査した民間給与実態統計調査によると、日本の平均年収は約433万円となっていました。
あくまでも上記3社との比較にはなりますが、比べるとベンチャーキャピタルはどの企業も日本の平均年収よりも年収が高いことがわかります。
ベンチャーキャピタルのキャリアパス
ベンチャーキャピタルに転職したとしても、ベンチャーキャピタルはそのまま定年まで勤務し続ける人はほとんどいないので、その後のキャリアパスが気になる人もいますよね。
ベンチャーキャピタルは企業投資をし、投資先企業と深く関わっていくことで様々な経営者や役職の人と出会え、人脈を広げていけます。
例えば将来は金融系の仕事で安定させたいと思っているなら、三菱UFJキャピタルのような銀行が元のベンチャーキャピタルに転職するなど、将来転職したい業界に関連したベンチャーキャピタルに転職するのが良いです。
ベンチャーキャピタルでは投資をし、その投資先の人と関わりを持つことで人脈を形成していけるので、上記のようにある程度初めから将来転職したい職種を絞って、企業を選ぶのがおすすめです。
ベンチャーキャピタルの資格
ベンチャーキャピタルへの転職で、有利になる可能性がある資格は以下のものでしょう。
簿記 | ベンチャーキャピタルは有望なベンチャー企業に投資をするので、財務諸表を読む力を求められます。そのため、簿記の資格は評価されやすいです。 |
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会計士 | ベンチャーキャピタルでは認会計士の知識が必要になるため、公認会計士資格は評価されやすいです。 |
MBA | 会計、ロジカルシンキング、AI、英語活用などベンチャーキャピタリストとして知っておくべき知識が詰まっていて、MBAはベンチャーキャピタルの転職に有利になりやすいです。 |
TOEIC・TOEFL | 近年では日経ベンチャーキャピタルでも英語力が必要になっているケースが増えていていて、TOEIC・TOEFLが90点以上であれば、転職で有利に働く可能性があります。 |
CMA・CFA | CMA・CFAは投資候補先分析、国債の債券市場などを勉強できます。取引先企業によってはこういった知識が必要になることもあるので、取得しておいても損はありません。 |
とはいえ上記の資格があったとしても必ず転職に有利になるとは限りません。なぜなら、転職でもっとも重要視されるのは資格ではなく実務経験だからです。
そもそも資格というのは、業種未経験者が志望度の高さをアピールできるもの程度に考えておきましょう。
ベンチャーキャピタルに転職するなら
ベンチャーキャピタルに転職するなら、転職エージェントの利用がおすすめです。
そもそもベンチャーキャピタルは転職難易度が高く、応募してくる人も優秀な人が多いです。そのライバル達と差をつけるためにも、まずはご自分の強みをしっかりアピールする必要があります。
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