会社(仕事)に行きたくないって普通？転職のプロが原因と対処法を徹底解説！

会社(仕事)に行きたくない人は約90%

出典：株式会社ビズヒッツ

求人サイトを運営する株式会社ビズヒッツが、男女500人にインターネットでアンケート調査をおこなったところ、10代～60代の働く男女500人中「仕事に行きたくないと思うことがある」と回答した人は91.2％の割合にのぼりました。

会社(仕事)に行きたくない気持ちは心のSOS

仕事に行きたくない気持ちを抑えながら限界まで無理をして会社に行き続けると、鬱(うつ)病や適応障害、自律神経失調症になる可能性があります。

なんか会社に行きたくない程度ではなく、「会社に行きたくなさすぎて毎日(毎朝)涙が出る」だと休んだほうがいいです。

鬱(うつ)病は治療が必要な脳の病気の1つなので、もし疑いのある人は1人で悩まず、専門機関で相談してみてください。

厚生労働省の公式サイトより、鬱(うつ)病になるとみられる症状を以下にまとめました。

鬱病の傾向(上記の拒否反応)が見られた場合は、会社に行かず精神科・心療内科のある病院、もしくはメンタルクリニックに行くことをおすすめします。

体調に影響がなくても精神的につらい場合は、メンタルケアのサービスを受けるのもおすすめです。

また自身の勤めている会社にメンタルケアのサービスが導入されているか、確認してみましょう。

最近では、働き方改革でメンタルヘルスケアサービスを導入している会社も増えています。

会社(仕事)に行きたくない原因5選

会社(仕事)に行きたくないと思う主な原因は、以下の5点が挙げられます。

それぞれ詳しく解説していきます。

職場の人間関係が悪い

職場の人間関係は退職理由ランキングでも上位の理由です。

会社の人間関係が原因で、会社に行きたくない・会社を辞めたいと思う人はとても多いです。

求人情報サイトを運営する株式会社ビズヒッツが、男女500人にインターネットでアンケート調査をおこなったところ「仕事に行きたくないと思うことがある」と回答した456人中、155人が「人間関係に悩みがある」結果になっています。

毎日顔を合わせて仕事をするので、人間関係が悪い環境で働き続けるのはストレスになります。

とくに上司との人間関係が悪い人が多く、上司から怒られることは仕事のパフォーマンスに影響が出やすく、中には上司からいじめられたり、パワハラやセクハラを受けたといったケースも多いです。

休み明けで気持ちが乗らない

土日の休みが明けて「月曜日からまた仕事だ」と思うと、友達と過ごした楽しい休日も憂鬱に思えてきます。サザエさん症候群と呼ばれることがあります。

満員電車に揺られながら出勤して、職場では人間関係にストレスを感じて働くことを考えただけで嫌になります。

中には、土曜日や日曜日も仕事のことを考えてしまい、なかなか疲れが取れずやる気が起きない人もいます。

労働時間が長い・休日が少ない

残業が多く労働時間が長かったり、何時間以上働くとダメなのか、きちんと決まった休日を与えられているのかを知らずに働き続け、精神的・肉体的に苦しくなり、会社に行くことが嫌になります。

厚生労働省の「令和2年雇用動向調査結果」によると「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」という理由で退職している人は、男性・女性共に20代が多い結果になっています。

労働基準法と厚生労働省の「時間外労働の限度に関する基準」によると、1日の労働時間は原則8時間・1週間40時間以下で、月の残業時間を45時間以下・特別条項で80時間以下、週1日以上の休日と決まっています。

厚生労働省の調査によると、月の残業時間が45時間を超えると、健康障害を引き起こすリスクは高くことを指摘しています。

労働時間が長いと、疲れが取れないばかりか、趣味に時間が割けなかったり、ストレスを発散する時間すらも取れず、自身のメンタルヘルスにも悪影響です。

仕事にやりがいを感じない

自分が思っていた仕事内容と現実との大きな違いから、仕事にやりがいを見出せない人も少なくありません。

新卒入社直後の人によくある傾向で、希望していない部署に配属されて、本来やりたかった仕事ができないときに物足りなさや不満を感じます。

憧れを持って入った会社なのに、実際の仕事内容は大きく違っていた、なんてことは就職活動あるあるです。

また、過度なノルマやプレッシャーから精神的なストレスや肉体的な不調を感じる方がいます。営業職や販売職に多い傾向にあります。

新卒社員や未経験入社の場合は最初は出来ることよりも、出来ないことが多いですが、厳しい会社だと最初から求められるハードルが高いため、理想と現実のギャップに悩む方がいます。

家から出たくない

出社をすることで時間を拘束されたり、家から職場が遠く、通勤に時間がかかるので家から出たくないという人がいます。

家にいると、会社のことを考えなくて済むし、自分の空間なので落ち着きますよね。

また、人と関わるのがだるいなと感じたり、元々引きこもり気味だから家にいたいという人もいます。

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会社(仕事)に行きたくない場合の対処法

「仕事に行きたくない原因」として挙がっていた5点の対処法を、以下の順で解説していきます。

それぞれ乗り切る方法を詳しく解説していきます。

職場の人間関係が悪い場合

職場の人間関係が悪い場合の対処法として、以下の3点があります。

人間関係に悩んでいる人や、転職を検討している人は、以下の記事も参考にしてみてください。

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人間関係を理由に転職する前にすべきことは4つある！

休み明けで気持ちが乗らない場合

休み明けで気持ちが乗らない場合の対処法は、以下の3点です。

休みの日は楽しくてあまり意識しませんが、意外と体力を消耗してしまっているケースがあります。

疲れた状態で仕事をすると、集中力が散漫になり、ミスをしやすいです。また、疲れていると次の日の目覚めに影響したり、仕事中に疲れやすくなってしまいます。

前日の夜はなるべくリラックスし体を休められる工夫をしましょう。

労働時間が長い・休日が少ない場合

労働時間が長い・休日が少ない場合の対処法は、以下の3点です。

労働時間が長い・休日が少ないことで悩んでいる人は、以下の記事も参考にしてみてください。

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年間休日110日未満はブラック？会社に搾取されないために

仕事にやりがいを感じない場合

仕事にやりがいを感じない場合の対処法は、以下の3点です。

仕事にやりがいを感じなかったり、楽しくない・つまらないと感じている人は、以下の記事も参考にしてください。

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仕事がつまらないは当たり前？キャリアのプロが生き生きと働く方法伝授！

家から出たくない場合

家から出たくない人は、在宅勤務(リモートワーク)が可能な仕事を探すという方法があります。

現在の会社で、在宅勤務をしたいと相談しても受け入れてもらえなかったら、転職を視野に入れるのもアリです。

テレワーク・リモートワークの求人探しを検討している人は、以下の記事も参考にしてください。

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会社(仕事)に行きたくない気持ちの緩和方法

「朝起きるとため息ばかりで仕事に行きたくない」「朝食が喉を通らない」「朝の通勤ラッシュが苦手」といったように、仕事に行きたくないあるあるは、働く社会人であれば誰もが体験したことがあるかと思います。

会社に行きたくない理由を把握し、対処法を試したけど会社に行きたくない・休みたい気持ちが変わらない場合は、自分の考え方を変えたり、気分転換をしたりすることでストレスを和らげることを考えてみると良いですよ。

それぞれ詳しく解説していきます。

ツラいときは会社を休む

山のような残業や上司からのパワハラを受けているなど、理由によっては会社を休んで休息をとったほうがいいです。

無理をしすぎてしまうと、うつ病を発症してしまう可能性があるからです。

実際、過去に厚生労働省が発表した「平成24年労働者健康状況調査」では、15人に1人の割合でうつ病を発症していたというデータもあります。

仕事に行きたくない時のモチベーションの上げ方を考えるよりも、休むのが最善の方法のときがあります。

職場で信頼できる仲間を作る

上司から怒られることや職場でのストレスを解決することは、上司や職場の問題なのであなたが解決することはできません。

お互いのモチベーションを高め合えるような、職場で信頼できる仲間を作ると良いです。

気分転換に運動をする

適度な運動をすることで、脳が活性化され気分転換になり、満足感や達成感を得られる効果があります。

とくに運動することで分泌されるセロトニンは、心を落ち着かせる効果があり、集中力も高まると言われています。

仕事以外の楽しみを見つける

仕事以外で楽しめる趣味や楽しみを見つけると、会社へ行く気力が湧いてきます。

「楽しみや趣味のために仕事をしてお金を稼ぐぞ！」と仕事以外の楽しみを目標におくことで、より割り切れるようになれますね。

生活習慣を整える

「会社に行きたくない」という悩みから、夜なかなか眠れず生活リズムが崩れたり、お酒を飲み過ぎて食生活が乱れてしまうケースがあります。

休みの日は早寝早起きで生活リズムを整えて、バランスのとれた食事をすることで、心も体も整います。

会社(仕事)に行きたくないときのNG行動

「会社に行きたくない」と思ったときに、やってはいけないNG行動は以下の3点です。

無断欠勤する

なぜ会社に行きたくないのかわからない場合は、無断欠勤したくなりますよね。

しかし、無断欠勤することは会社へ迷惑をかける行為なので、勤怠評価が下がったり、懲戒解雇を受ける可能性があります。

今後も働き続きたい会社なのであれば、無断欠勤をすることは避けましょう。欠勤する際は必ず連絡を入れることや、会社を休む理由をしっかり伝えるほうがいいでしょう。

とはいえ、人に言えない悩みや不安が原因の場合は、体調不良などの無難な理由が良いと思います。

即日退職する

「本当に会社に行きたくない」「もっと満足できる会社で働きたい」と思ったときは、転職を考えても良いと思います。

しかし、感情的になり、その日のうちに会社を辞めることは、最悪のケースとして賠償請求をされる可能性があるため避けるべきです。

民法第628条によると「労働者も契約期間中は会社を辞めることができない」と決められています。

そのため、契約期間中の退職で会社側が被った損害を請求される可能性があるので、退職の手続きは慎重におこなう必要があります。

退職を検討している人は、以下の記事も参考にしてください。

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我慢して出社し続ける

会社に行きたくないと思う気持ちは、心のSOSかもしれません。

苦痛を我慢して出社し続けると、朝や帰宅途中に急に涙が出てきたり、寝ても疲れが取れなかったり、最悪のケースだと過労死してしまう人もいるので、適度に休むことが必要です。

自身の心や体を大切にすることをおすすめします。休むことで、不満が改善され、モチベーションアップに繋がるケースもあります。

会社(仕事)に行きたくないなら転職を考える

仕事にやりがいを感じなかったり、精神的にツラい思いをしているなら転職を考えるのもアリです。

他の会社を見るだけで「会社に行きたくない」という悩みが解決されるかもしれません。

そこでおすすめしたいのが転職エージェントです。転職エージェントは幅広く数多い転職案件を扱っており、会社とのミスマッチも解決してくれます。

筆者である私が、あなたの悩みに合わせて転職エージェントをいくつか以下で紹介しています。

「せっかく働くなら楽しく働きたい！」方は、転職エージェントを検討してみてください！

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