カネカへの転職方法!中途採用の難易度・求人情報を徹底解説!
株式会社カネカへ転職するコツを就職・転職支援のプロである現役転職エージェントが徹底解説します。
また、中途採用の転職難易度や求人情報、採用倍率の高い企業から内定獲得するためのポイントも紹介します。
あわせて企業文化や採用大学、面接で聞かれる質問や社員からの口コミも分かりやすくまとめました。
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カネカの事業内容・ビジネスモデル
株式会社カネカは、連結従業員数約1万人、年商約5,500億円の東証プライム上場企業です。
「カガクでネガイをカナエル会社」のCMでおなじみのカネカ。しかし、会社の実態を理解している人は少ないです。
カネカが「よく分からない会社」なのは、最終製品をつくらない典型的なBtoB企業だからです。一般消費者がカネカ製品を見ることはまずないでしょう。
11部門71種の事業がある
カネカのホームページを見ると、11部門に71種の製品・事業があることが分かります。
一例を紹介しますと、11部門の中に「ビニルおよびクロールアルカリソリューションビークル」という部門があるのですが、ここでは化成品、塩化ビニル樹脂、架橋PVC、塩ビ-酢ビ系樹脂、塩ビペースト樹脂、塩素系アクリルグラフト共重合樹脂、CPVC(塩素化PVC)、塩ビコンパウンドの8種類の製品を製造しています。
大学の化学系学部を出た人以外、カネカの製品ラインナップだけを見て何をしている会社かをイメージすることはできないでしょう。
企業が必要とするモノをつくる企業
経済誌はカネカを「化成品や樹脂、医療関連や食用油脂などを製造している企業」と表現しています。
化成品とは、さまざまな工業製品の製造に使われる基礎原料で、塩酸や苛性ソーダ、塩素などが該当します。樹脂の1つである塩化ビニル樹脂は、プラスチックの1つでこれも工業製品には欠かせない原材料です。
医療関連では、心臓の血管や脳の血管の詰まりを治すカテーテルや、人工透析で使われる血液浄化システムなどをつくっています。
食用油脂とは、マーガリンやチョコレート、ホイップクリームなどにまぜるものです。
カネカは、世の中に必要なモノをつくり出す企業が必要とするモノをつくっているのです。
カネカの売上業績・事業展望
カネカの直近の業績は次の通りです。
- 売上高:2015年5,522億円、2016年5,552億円、2017年5,482億円
- 当期純利益:2015年180億円、2016年210億円、2017年205億円
2017年はわずかながら減収減益になっています。
この要因についてカネカは、円高が進んで輸出産業のエレクトロニクス企業や繊維企業の生産が減り、そのような企業に材料を供給しているカネカも影響を受けたと見ています。
一方でカネカは、下記の事業で収益が拡大していると説明しています。円高の割には好調だった、と考えているようです。
- 新製品やスペシャリティが高い製品
- 化成品
- 機能性樹脂
- ライフサイエンス
- 食品の新製品
カネカの中途採用・求人情報
カネカが募集しているキャリア採用(中途採用)の職種は次の通りです(2018年3月時点)。
- IoT(モノとネット)、AI(人工知能)関連技術者
- 食品事業のエンジニア
- 医療機器の薬事業務
- 太陽電池事業の技術者
- 高性能リチウムイオン二次電池の開発者
- ハイブリッド蓄電システムの設計者
理系の人材の中でも、すでに専門分野が確立して一定の実績を持っている人を求めているようです。
IoTもAIも、医療もリチウムイオン二次電池も次世代の産業を担う分野です。こうした事業に力を入れていこうという社の姿勢が、求人戦略からもうかがえます。
カネカの企業文化・働きがい
カネカの社員は総じて安心して働いているようです。
ある主任は、カネカの長期ビジョン「UNITED宣言、2020年に売上1兆円」を好意的に受け止めていて「社員のモチベーションが高まっている」としています。率直に「非常に働きやすい環境。上司の人柄も良い」という声もあります。
ただもちろん、ネガティブな意見もあります。
「ダイナミックな投資ができず、八方美人的にちょこちょこと稼ぐ体質」と手厳しい社員もいます。
20代後半の営業系の女性は、カネカの古い企業体質と絶対的な力を持っている上司に嫌気をさして退職しています。
カネカは1949年設立の一部上場企業ですので「大企業病」はそれなりに見られます。
しかし、それは致命的なものではなく、むしろ社員たちは、日本の産業を支えているという使命感を持って働いている人が多い模様です。
カネカの仕事のやりがい
カネカでの仕事はやりがいが大きいといえるでしょう。日本のものづくりが他の先進国や新興国に押されて、かげりが見えているのは周知の通りです。
新技術は、すぐに陳腐化してしまうので、製造各社は常に高い付加価値を追求しなければなりません。
カネカの社員は、製造各社のそのような高度な要望に応えていかなければなりません。
カネカのキャッチフレーズは「もっと、驚く、みらいへ。」です。新しいことをしたい人には、カネカは良い企業といえそうです。
カネカの面接傾向・選考対策
カネカへの転職を希望する人は、カネカの公式ホームページの採用情報ページから応募できます。
その後、履歴書と職務経歴書を郵送し、書類審査に合格するとSPI試験をおこないます。
採用面接は2回おこないます。
カネカは入社難易度が高い会社です。転職を希望している人は、職務経歴を詳細に記述する必要があるでしょう。
またはポートフォリオをつくることができる人は、履歴書・職務経歴書と一緒に送付したほうがいいでしょう。
カネカの平均年収・給与相場
2022年6月に公開された有価証券報告書によると、カネカの平均年収は755万円です。
カネカの中途採用者の最低初任給は、博士272,000円、修士240,400円、学士(学部卒)224,000円です。これに年齢や経験などが加味され、加算されることがあります。
カネカの年収や残業代、ボーナスや昇給制度について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事もぜひ合わせてご覧になってみてくださいね。
カネカの採用大学・就職難易度
マイナビ2025を参考に、採用実績校を紹介します。
採用実績校
<大学院> 麻布大学、岩手大学、愛媛大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、岡山大学、鹿児島大学、金沢大学、関西大学、関西学院大学、岐阜大学、九州大学、九州工業大学、京都大学、京都工芸繊維大学、京都府立大学、熊本大学、群馬大学、慶應義塾大学、工学院大学、高知工科大学、神戸大学、国際基督教大学、駒澤大学、滋賀県立大学、静岡大学、芝浦工業大学、島根大学、上智大学、信州大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、電気通信大学、東京大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、同志社大学、東北大学、徳島大学、鳥取大学、豊橋技術科学大学、長岡技術科学大学、長崎大学、名古屋大学、名古屋工業大学、奈良先端科学技術大学院大学、新潟大学、一橋大学、兵庫県立大学、広島大学、法政大学、北陸先端科学技術大学院大学、北海道大学、三重大学、明治大学、山形大学、山口大学、山梨大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、和歌山大学、早稲田大学、その他大学・短大・高専・専門学校も多数
マイナビ2025を参照に、男女別の採用人数を紹介します。
年度 | 男性 | 女性 | 全体 |
---|---|---|---|
2020年 | 43人 | 26人 | 69人 |
2021年 | 26人 | 9人 | 35人 |
2022年 | 26人 | 13人 | 39人 |
カネカへの転職を成功させるコツ
カネカへの転職は、大手の転職エージェントか、中小エージェントに非公開求人として、依頼することもあります。
コーポレートサイトから直接申し込むことも可能ですが、その後のキャリアプランを1人で考えるのはミスマッチが起こる原因でもあります。
仮に転職に自信があったとしても、転職エージェントは無料でサポートをしてくれるので、利用したほうがいいでしょう。また自分1人では面倒な面接の日程調整や対策をしなければならず、そのような手続きを代わりにしてくれるなどマイナスにはなりません。
※転職エージェントは、平均して2〜3社登録することをオススメします。
おすすめの転職エージェントをいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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