2019.12.06
【必読】転職の面接で求められるポイントって?注意点も解説!
転職面接で求められるもの

前回に続いて今回も面接対策についてお話します。
今注目のITベンチャー企業のクウハッカーさんが運営するオウンドメディア「明日のシゴトが楽しくなるビジネスハック術 シゴトLOVERS」でインタビューをいただいた記事でも転職の面接のポイントについてお話させていただいていますが、こちらでは、より詳細にお話していきたいと思います。
転職の面接において、面接官が見ているのは、極論で言うと以下2点です。
- この人の強みは何か?
- この人は何がしたい人なのか?
候補者の強みが、採用企業のポジションで活かせるのであれば、今回の案件を任せるべきターゲットとして適正があると言えますし、候補者がやりたい事と、自社の仕事や、将来のキャリアステップが重なっていれば、入社後にミスマッチなく、長く定着し活躍してくれるだろうと、判断できます。
転職してもやりたい事がない・・。さてどうする?
前者強みが、中途採用であれば、今までの職務経歴・経験がそのままスキルとなり、アピールポイントとなる場合も多いですが、後者の「何をやりたい人か」、これを語れない方が非常に多いのです。
上記の理由として、「そもそもやりたい事がないんです・・・」というのが一番の理由なようです。
「やりたい事がない」というのは、実際のところ本当なのでしょうか?
たとえば、私が、A社とB社どちらがより良いですか?とご提示すると、B社が良いです、と明確にお答えになる場合がほとんどです。
そこで、なぜB社が良いのですか?と聞いてみると、「●●●だから・・・」と、これまた理由もしっかりお話できるのです。
つまり、何を申し上げたいのかと言うと、「やりたい事がないと言う方は、単に言語化をサボっているだけではないでしょうか?」という事です。
その理由として、「やりたい事=何かを成し遂げる等の壮大なビジョンである」という先入観を持っている事が一因と感じます。
面接官が求める「やりたい事」は何も壮大なビジョンではなく、本人の志向性、何にモチベーションややりがいを感じるのか、将来の方向性はどちらを向いているのか、を確認したいだけです。
▶転職の面接でお悩みなら転職業界最大手の転職エージェントであるリクルートエージェントにまずは登録をしましょう。やりたい事の「DO」と「BE」

私は、やりたい事には「DO」と「BE」2つあると思っています。
「DO」とは、それこそ何かをやりたい、成し遂げたい、等、「~する」という意味でのやりたい事。
「BE」とは、仕事を通して、こう在りたい、というマインドやスタンス、という意味でのやりたい(ありたい)事。
前者を持っている人はなかなかいないかもしれません。
実際面談をしていて、ほとんどの方は後者の場合が多いと感じます。しっかり、これらを言語化しておく事は、面接で語れるだけでなく、入社後、必ず起こり得る壁や挫折にぶち当たった際に耐えるための拠り所にもなります。
そして、社内でも、●●をやりたい人なのだと、人事や経営陣、上司等にも認識され、チャンスが増えるという副次的なメリットもあると思います。(もちろん、そうした事を考慮してくれる会社・組織であるかという要素も影響しますが・・)
転職してやりたい事の言語化作業

では、実際に「やりたい事」の言語化をどのように進めたら良いのでしょうか?
単純ですが、以下2点があると思います。
- 友人等、第三者に質問してもらい、回答する内容をログに残していく。
- 紙に、自分の仕事を通してモチベーションの上がった出来事、下がった出来事を羅列していき、整理する。
要は、自分の中にある仕事を通しての欲求を洗い出し、客観視して、グルーピングする等して、整理する、という事です。
言語化作業を行う上でのポイント
この作業を行う際のポイントとして、自分探しや、漠然と悩むのではなく、「しっかりと自分の志向性を言語化する」という明確なアウトプットを目的とした作業と割り切る感覚が重要と思います。
悩む事は目的ではなく、今回は自分の志向性を客観的にわかりやすく、言語化する事が目的なのです。
本当の本当に私はこれをやりたいのか?・・・なんて悩みだすと正解はないものですし、時間がいくらあっても足りません。
確かに、そうした事を常に考え続ける事は、自分のキャリアを棚卸する意味では必要と思いますが、今回の目的とは、やや逸れた話になってくるため、それは別の時間で取り組みましょう。
またもう1つのポイントとして、「●●したい」という1つの欲求に対して、理由をなぜ?なぜ?と繰り返し自問する事がポイントです。
そうする事で、より具体的な志向性にたどり着き、言語化できると思います。
実際にやってみていただかないと、なかなかイメージが湧きにくいかと思いますので、まずは時間を30分と決めて、ノートを前に、書きだしてみる、事をオススメ致します。
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それでは、実際にやりたい事を整理できた上で、実際に面接に参加した際に、どのような点に注意すると良いのでしょうか。
転職の面接中に意識すべき点をまとめてみました。
- 第一印象・挨拶が命!
- 利益貢献意識を忘れず!
- リアクション王になれ!
- ワンメッセージ・一貫性が大切!
- 面接最後の質問が命!
転職面接では、第一印象・挨拶が命
面接官も人ですので、なんだかんだと印象に左右されるというが正直なところです。
人の印象は、第一印象でほぼ決まってしまうとよく言われますが、転職の面接においてもそれは同じです。
面接官が入ってきた瞬間の挨拶を意識しましょう。
機敏に立ち上がり、笑顔で明るく元気に、挨拶と面接の意気込みや御礼と伝えましょう。営業職種の方は普段の商談時も普通にできている事かもしれませんね。
転職面接では、利益貢献意識を忘れず!
採用はビジネスです。もう一度言います。採用はビジネス・営利的な活動です。
しつこいでしょうか(笑)
転職活動をしている皆さんにとっては、面接は商談というよりも、自分の進路を決める活動・人生といったややプライベート的な活動と思われているかもしれませんが、採用側はそうは考えていません。
採用がビジネスですので、私もこの分野でプロとしてお仕事をさせていただけています。
ご自身の進路を慎重に考え、悩むのは自由ですが、あくまで採用企業にとって合理的なメリットを感じてもらえなければ、内定を得る事はできません。
面接では、面接相手である求人企業の利益にフォーカスし、メリットを提示したり、自分は何で貢献できるかという点を意識をしましょう。
転職面接では、リアクション王になれ!
面接となるとリアクション薄い方、多いですね。受け身になってしまっているのか、もしくは商談ではないし、無駄な動きや発言をすると落とされてしまうのでは?と思っているのか、とにかく相槌も打たない方もいらっしゃいます。
吉本芸人並みとは言いませんが、もう少し、面接での空気や場が盛り上がるような配慮をしましょう。それこそ、1点目の印象にもリンクしてくる話です。
面接官も、自分が話した事に対して、応募者がどう感じたのか、思っているのかを知りたいと思っています。きちんとフィードバックしてあげましょう。
転職面接では、ワンメッセージ・一貫性が大切!
私は、たまに大手企業の面接官の代行のお仕事を受ける事もあるのですが、面接を一通り終えた後に、お腹いっぱいと思いつつ、ふと、色々とお話をしてもらったものの、結局、この応募者って何がしたい人なんだっけ・・?何が強みな人なんだっけ・・?と拡散だけして、よく分からなかった、という事があります。
応募者としては、限られた面接時間の中で、あれもこれも、できる限りアピールしたいところかもしれませんが、拡散、分散しても、逆効果です。
転職者側からすれば、大事な1社の面接かもしれませんが、面接官側は多数の応募者を立て続けに面接しており、一人一人の印象を把握するのは結構大変な事です。
面接において、「色々とあるけれど、私はこれが強みで、これがしたい人です」と1点だけ面接官に印象づけられれば、極論それで十分なのです。
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面接の最後で、常にある「逆に質問ありますか?」攻撃。
転職者の方々を悩ますフリですね。以下に最近周りでバズっていた記事があるので、参考にしてみてください。
第六回採用面接で聞かれた質問が秀逸だった質問力というのは、確かにその人の考え方の深さやレベルを露にしてしまうものです。
ここで意識すべきポイントは、3つです。
- 仮説検証質問
- 一貫性
- 面接官との関係構築
一点目の仮説検証質問とは、ただ「〜〜って○○なんでしょうか?」という丸投げな質問形式ではなく、「私は事前に調べた限りでは〜〜と感じたのですが、実際は●●なのでしょうか?」という自分の仮説ありきで検証・確認のような形式で質問する事で、自分自身の事前準備や意欲をアピールできますし、自分の考え方もかいま見せる事ができます。また、面接官に質問の意図を明確に伝えられるので、面接官も回答がしやすく親切な質問形式なのです。
二点目の一貫性ですが、最後の質問タイムまでは、「自分はめちゃめちゃアグレッシブで、貴社に入社したらこんな事やりたいんですよ!」と鼻息粗く、アピールしていたにも関わらず、質問で「普段平均して何時頃に帰れるんでしょうか?」とされると、面接官は大げさなズッコケをしたくなるくらいな気持ちになります。
「●●にチャレンジしたいんじゃなかったんか〜いっ!」と言いながらです。
本当にやりたい事を考えている人であれば、質問でも、「入社後、実際にチャレンジしていきたいと考えている事ができるのか?」を検証・確認したいと思うはずでしょう。
三点目の面接官との関係構築ですが、面接官も人です、とは冒頭でもお伝えしましたが、質問タイムは、面接官と距離感を縮められるチャンスなのです。
活かさない手はないでしょう。
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