45歳の転職は厳しい?男性・女性別に転職活動の現実を解説
45歳は、働く社会人にとって節目の年齢になります。仕事上の様々な悩みや私生活での転換期を迎えることが多く、転職を考えることもあるでしょう。
今回は45歳の男女別での転職状況や、転職が可能かどうか現役転職エージェントが紹介します。さらに未経験でも転職を成功させるためのポイントや、転職するための具体的な準備についても解説していきます。
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45歳の転職市場の評価
結論から言うと、45歳の転職は可能ですが、人によります。
これまでどんなキャリアを積んできたのか、これからどんな人生を歩みたいのかで転職難易度は違います。
転職市場ではポジティブな意見と、ネガティブな意見の両方が存在しています。実際に企業の採用担当者が考えていることを紹介します。
採用担当
採用担当
社会人になってから約20年。知識や経験も豊富な人材であれば、むしろ大歓迎。これまでのキャリアを生かして当社でも活躍してほしいです。
一般社団法人日本人材紹介事業協会における「2022年度上期転職紹介実績」によると、41歳以上の転職紹介人数は前年比の130%と、41歳以上の転職実績は増えています。
末永
転職エージェントの立場から言うと、45歳以上(ミドルシニア層)を対象にした求人は増えています。
企業側からすれば、これまで採用を抑えてきた弊害から、若い世代を管理育成する人材が不足しており、需要が増えたのが要因です。
45歳男性の転職状況
- 35~44歳 22万人
- 45~54歳 20万人
- 55~64歳 25万人
45~54歳の転職者数は、35~44歳ならびに55~64歳と比較すると少ないことがわかります。
45歳以上の求人では、管理職を募集している企業が多く、転職する際の条件が高くなる傾向にあります。そのため、転職を躊躇してしまうこともあるかもしれません。
しかし、55~64歳の転職者数を確認すると、45~54歳の転職者数よりも多い現状です。年齢を重ねたからこそ経験できたスキルをアピールすることが、転職を成功させる鍵となります。
45歳女性の転職状況
- 35~44歳 34万人
- 45~54歳 34万人
- 55~64歳 20万人
45~54歳の転職者数は、35~44歳と比較すると同水準であることがわかります。45歳前後の女性は子育てが落ち着いた人が多いことで、転職者数の増加に繋がっているかもしれません。
45歳の女性は、ワークライフバランスのために、時短勤務や役職にこだわらない働き方をしている人も少なくないでしょう。
45歳で転職を目指す人は、スキルの棚卸をして自身の強みを再確認するなど、事前準備を入念にすることが転職を成功させる鍵となるでしょう。
45歳~54歳の合計で54万人が転職しています。単純計算で各年齢ごとに割ると45歳でも6万人が転職していることになります。
45歳での転職は可能
45歳での転職は楽観視できないものの、無理ではありません。
豊富な経験、専門知識、成熟した問題解決能力、そして安定した職務遂行能力を持つ中年期の労働者は、多くの雇用主にとって価値があります。
それらをしっかりアピールできれば転職は成功できると言えるでしょう。
末永
一方で、45歳の転職にはリスクやデメリットも存在します。転職は慎重に判断し、下記で紹介している失敗事例に注意してください。
45歳が抱えている悩みと転職理由
45歳の転職希望者に多い悩みと転職理由を紹介します。
給料や収入に不満がある
年功序列制度が崩壊した現在、45歳という節目を迎えた多くの労働者は、自分の収入に不満を抱え始めます。
長年の勤務にも関わらず、給料の停滞や、将来への昇給の見込みが薄れることは、心理的な不安を掻き立てる要因となります。また、インフレや生活コストの上昇は、固定給では賄いきれない現実を突きつけます。
この年齢になると、子供の教育費や老後の資金など、将来に対する経済的なプランニングが必須です。
しかし、現在の収入ではそれらの計画に狂いが生じ、生活の質を落とさざるを得ない状況に直面する人も少なくありません。このような状況は、転職を考える大きな理由の一つとなります。
転職市場において、45歳は多くの企業が求める「経験豊富で即戦力」ポジションに適しています。
そこで、より高い給与を求める転職は、単に収入を増やすだけでなく、自己のスキルや経験を再評価する機会とも言えるでしょう。
経験豊富な中高年が新たな職場で活躍するための戦略的な転職は、給料の不満を解消し、キャリアの充実にも繋がります。
職場の人間関係に悩んでいる
45歳でも職場での人間関係を理由に転職する人は一定数います。
長年同じ環境で働いていると、成長の停滞を感じるだけでなく、新しいメンバーや経営層との間に価値観のズレが生じることがあります。また、世代交代が進む中で、自分の居場所を失ってしまい、ストレスが増加することもあるでしょう。
若手社員とのコミュニケーションギャップ、上司との意見の相違、または働き方改革による業務の変化など、さまざまな要因が人間関係の悩みを生み出します。
このような悩みは、職場での満足度の減少に直結し、仕事へのモチベーションを奪います。20代や30代だけでなく、40代でもこれらの問題に直面したとき、転職を選択します。
転職は新たな職場でリセットする機会を提供し、自分に合った職場文化を見つけることができるかもしれません。新しい環境では、これまでの経験が活かされ、違う価値観を持つ人々と建設的な関係を築くことが期待できます。
キャリアアドバイザー
現在の職場での人間関係が原因で転職を考える場合は、同じ問題が新しい職場でも発生しないよう、職場の文化やチームの雰囲気を事前によく調査し、自分に合った環境を選ぶことが重要です。
末永
結局のところ、転職は人間関係の悩みを解決するための一つの手段に過ぎませんが、自分にとって最善の選択をするためには、自己理解と市場調査が不可欠です。
自分の力をもっと活かしたい
45歳という節目に立つ多くの中高年は、自分の能力や経験を十分に活かしきれていない感覚に襲われることがあります。
これは、長年勤めている会社で成長の頭打ちを感じたり、新しいスキルや知識を磨く機会が限られていたりすることが原因です。
その結果、キャリアにおける停滞感や満たされない欲求が、自分の力をもっと活かしたいという強い願望につながります。
現在の職場が提供する役割やプロジェクトが、自己のスキルセットやキャリア目標に合致しないと感じると、自分のポテンシャルを発揮できる新たな場所を求める動機となります。
特に、専門性を要する分野で働く人々は、自分の知識や経験が適切に評価され、重要な意思決定に関与できる環境を渇望します。
転職市場においては、中高年の経験と知識は貴重な資源です。
多くの企業は、即戦力となり、チームやプロジェクトに深い洞察と実践的なスキルをもたらすことができる中高年の専門家を求めています。このような環境では、自分の力を活かし、更なるキャリアアップを目指すことが可能です。
転職を考える際には、自分の強みや熱意を伝えられるよう、具体的な成果や経験を明確にしておくことが重要です。
末永
転職エージェントに登録するなら、面談前に自分が求める職場の条件をリストアップし、それにマッチする企業を探してもらうことで、自分の力を最大限に活かせる場所を見つけることができます。
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会社の将来に不安を感じている
年齢関係なく、働いている業界、会社や事業部の将来性に危機を感じ転職する方がいます。
大手企業でも事業再編に伴うリストラが増えており、40歳以上か45歳以上を対象にしているケースが多く、ミドルシニア層は会社に残るかどうかを判断しなければいけない年齢と言えます。
組織の成長が停滞しているか、経営戦略に明確なビジョンが見られない場合、不安はさらに高まります。このような状況は、自身のキャリアの安定性と発展に対する懸念へと直結します。
会社の将来に不安を感じる理由は、会社が業界内での競争力を失いつつあることや、技術革新が進む中で適応が遅れていることにもあります。
組織内でのリストラや予算削減が繰り返されている会社は危険です。
これらは、中長期的に非常に高いリスクを抱えている会社と言えます。自分の職が安定しているかどうか、将来的に昇進や給与増加の機会があるかを含めて考えることをおすすめします。
キャリアアドバイザー
転職理由が「会社の業績悪化のため」だけだと面接で良い評価を得られません。それがキッカケだとしても、新たなキャリアの可能性を模索し始めたいと前向きな姿勢が重要です。
求職者
転職活動では、より将来性のある企業への移行、あるいは安定した成長を遂げている組織での再出発をしたいと面接官に伝えました。自分だけでなく、家族の将来に対する安心感を得るためにも重要なステップだと伝えると、多くの面接官に理解してもらえました。
45歳で転職するメリット
スキル経験の評価
45歳は豊富な職務経験と専門知識を持つ年齢です。
45歳は、多くの労働者が20年以上の職務経験を積んでおり、その間に得た専門知識、スキル経験、そして業界内のネットワークは計り知れない価値があります。
例えば、営業職であれば、長年にわたり築いた顧客関係を新たな商品やサービスの販売に活用できる可能性があります。
また、プロジェクトマネジメントの経験があれば、その計画立案やリスク管理のスキルを他の部門や異なる業界のプロジェクトに応用することができます。
新しい会社にとって、45歳の転職者は研修の必要が少なく、チームへの統合がスムーズであるため、人材投資のリターンが早いという利点があります。
さらに、彼らは過去の失敗から学んだ教訓を新たな環境で生かすことができ、会社全体のミスを避けるのに貢献することも期待されます。
末永
45歳は残りの人生を逆算して考えなければいけない年齢と言えます。転職はラストチャンスと言える年齢なので、しっかり考えましょう。
キャリアの再定義
転職を通じて、新たな分野に挑戦することが可能です。
転職によって自己成長の機会が生まれ、仕事に対する新しい情熱を引き出すことができます。転職は持続可能な成長と個人的な充実を促す、重要な転換点となりえます。
これまでの業務経験や専門性を基に、異なる業界や職種への挑戦を図ることができます。これは、既存のスキルを横断的に応用し、自分自身を市場で再ブランディングする機会ともなります。
転職することで自身の強みを新しい会社で活用し、経歴に新たな強みを加えることができます。例えば、IT専門家が教育技術の分野に転職することで、その技術的知見を教育の革新に活かすことが可能です。
また、マーケティングの背景を持つ人物が非営利組織に移ることで、社会的価値を生み出す新たなキャンペーンを展開できるかもしれません。
末永
45歳は社会人の中間地点です。45歳の転職は、個人が自らの興味や価値観、ライフステージに合わせて、より満足のいく仕事に就くための戦略的なステップだと考えましょう。
ワークライフバランスの改善
現代の働き方を重視する企業への転職により、フレキシブルな勤務体系やリモートワークの機会が増え、家族との時間や趣味など個人的な生活を充実させることができます。
ワークライフバランスの改善は、45歳での転職を考慮する際に重要な要素です。この年代の求職者は、生活の質を高めるために、仕事とプライベートのバランスを取ることを重視します。
転職によって、従来の厳しい労働条件や長時間労働から脱却し、柔軟な勤務時間やリモートワークのオプションを持つ職場を選択することが可能になります。
ワークライフバランスの改善は生産性の向上にも寄与します。通勤時間を削減し、個人の自由を増加させ、仕事の柔軟性を大いに高めることができるからです。
例えば、フレックスタイム制度を利用することで、従業員は自分の最も効率的な時間に仕事をすることができ、また、家庭の責任と仕事の責任の両方をうまく管理することができます。
キャリアアドバイザー
人生の後半でより充実した人生を送るために、残業が多い職場から、残業が少ない会社に転職したいと転職相談される方は一定数います。
45歳で転職するデメリット
市場価値の誤解
45歳の転職は、自身のスキル経験が正当に評価されない可能性があります。
長年培った専門知識と経験が、面接や書類選考で適切に評価されない理由は、年齢に対する偏見や、異業種への転職時に特有の困難さから起こり得ます。
長年同一分野での経験は専門性を示す一方で、新しい業界や職種においてはその経験が適切に評価されないことがあります。
採用側の偏見や年齢差別も関わってくることがあるため、キャリアの多様性と適応性を証明する必要があります。
給与が下がるリスク
45歳の転職では経済的リスクは無視できません。
転職活動には時間がかかり、収入が途切れるリスクが伴います。内定をもらえたとしても前職での給与水準や退職金、福利厚生を上回るものが得られるかどうかも不透明です。
経済的安定性を求める年齢にあって、新たな職場での収入は不確実です。新しい職場では給与が下がる可能性も考慮する必要があり、退職金や福利厚生などの長期的な利益を失うことも懸念されます。
求職者
転職エージェントに登録しましたが、年収は変わらずか、または下がる求人がほとんどでした。年収が下がるくらいであれば現在の会社で続けることにしました。現在の市場価値と年収相場がわかっただけでも良かったです。
再教育と適応の挑戦
新しい業界や技術に対応するための再教育やスキルアップは、時間と労力を要します。
これは特に技術の進化が早い分野では顕著で、新しい知識を習得し、若い同僚と同じペースで進む必要があります。これはストレスの原因となり、仕事との適合を見つけるまでの期間、職業的な自信を揺るがすこともあります。
再教育と適応の挑戦は大きな壁となります。
新しい職種や業界では、現代の職場環境や技術に適応するためには、学び直しやスキルの更新が必要であり、これには相応の時間とエネルギーが必要です。
これらの要因は、中高年世代の転職者が直面する潜在的な障壁となり、彼らが新しいキャリアパスを追求する際に熟考すべき点です。
採用担当
大手企業で長年働いてきた人は「前の会社は~」と否定から入る人がいます。こうした振る舞いは嫌われてしまいますので気をつけてほしいですね。
キャリアアドバイザー
大手企業から中小企業に転職すると、カルチャーショックが大きく、早期離職に繋がるケースがあります。まずは受け入れてみる気持ちと、最初は大変なことが多いですが前向きな姿勢で行動してほしいと思います。
45歳で転職するリスクと注意点
45歳の転職にはリスクと注意点があります。以下の3点を理解した上で転職するか否かを判断してください。
求人数が少ない
45歳の転職が難しい最大の理由は求人数が少ないことです。
45歳をあえて採用したいと思う企業は少なく、求人数も少なめです。「ベテラン層」である45歳を採用するよりは「長い間、勤める可能性のある若手を採用したい」と考える企業が多いのが実情です。
また少子高齢化による労働人口の減少により、人手不足に悩む企業が増えているため、人材確保のニーズは高まっています。
しかし、人材を確保するためには「給料の高いベテラン層」よりも「給料を安く抑えられる若手」を多く採用する企業が増えています。
45歳の転職では、求人数が少ない案件を複数人で取り合うことになるため、競争率が高くなることを想定しておきましょう。
末永
「40歳以下で採用したい」など最初から採用したい年齢層が決まっている企業はあります。法律で労働者の募集においての年齢制限が禁止されているため対外的に書かれていないだけです。
転職エージェントなら年齢制限のある求人は紹介されません。なぜなら企業の採用担当者から欲しい年齢層を共有されているからです。無駄な転職活動をせず、効率的に動くなら転職エージェントへの登録が必要不可欠です。
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年収が下がる可能性がある
45歳の転職が難しい二つ目の理由は、年収が下がる可能性があるからです。
45歳で転職する場合、年齢相当のスキルや成果があっても、年収が下がる可能性も否定できません。スキルや成果をアピールし、即戦力になるのではと企業が感じても、どの程度スキルが発揮できるのか企業にとっては不透明だからです。
さらに、スキルが評価されても「コストをかけるメリットがない」と企業が感じた場合、今よりも低い待遇になることも考えられます。
もちろん、企業においてスキルや成果が大きく認められた場合には、相応の待遇が提示される可能性もあるでしょう。
自分の市場価値が、採用する企業において高いかどうかで、待遇面も左右されることを頭に入れておきましょう。
相応のスキルや成果が求められる
45歳の転職が難しい三つ目の理由は、年齢相応のスキルや成果が求められるからです。
45歳は、役職として課長クラスにあたる年齢です。そのため、45歳という年齢だけで「相応のビジネススキルがあるはず」という判断をされてしまうのが一般的です。
アピールできるスキルや成果がない場合は、残念ながら「ただ年齢を重ねてきただけ」と思われてしまいます。
年齢にあったスキル・成果が期待されるため、転職を検討する際は、企業の期待に応えられるよう成果の棚卸をしておきましょう。
もし役職経験がなくても、マネジメント経験や専門性がある場合は、積極的にアピールすることが重要です。
48歳男性
電気インフラ系技術者です。高校卒業後に役所に就職しました。45歳で建設系の企業に転職しましたが、役所時代と同じ年収をもらっています。
1級の施工管理技士含めて複数の資格を保有していますが、今後も自己防衛するために資格取得は頑張る予定です。技術職は年齢関係なく転職できるので、良い条件があれば50代になっても積極的に転職しようと思います。
45歳の転職を成功させる転職活動ノウハウ
45歳の転職で、未経験でも転職を成功させるポイントについて解説します。
面接対策を徹底しておこなう
45歳の転職で未経験でも成功させるためのポイント3つ目は、面接対策を徹底しておこなうことです。
若手の中途採用であれば、特に成果がなくともポテンシャル採用という形で選考通過することが可能です。
しかし45歳となると、これからのポテンシャルが期待されるよりも、即戦力スキルや専門的な知識などが重要視されます。
そのため、即戦力スキルや専門的な知識などを面接官がイメージできるように、徹底した面接対策を行うことが重要です。
47歳男性
45歳の時に個人事業主(フリーランス)から事業会社に転職しました。フリーランス時代はディレクターや広告運用の仕事をおこなっていましたが、年齢が年齢でして個人で働くのは限界だと感じ転職活動を始めました。
幸いにもスタートアップ企業が興味をもってくれて転職に成功しました。定年は20年後。まだまだ人生これからなので、新入社員の謙虚さをもちつつ、即戦力として全力を尽くそうと考えています。
46歳男性
45歳の時、より良い条件を求めてメーカー営業職からの転職を試みましたが、準備不足が原因で失敗しました。転職サイトを活用しましたが、希望する業界について十分なリサーチが出来ていませんでした。
結果として、面接で何度も落ちてしまいました。業界の理解不足がネックになったと痛感しています。転職を考えるなら、事前の準備と市場の動向をしっかりと把握することが大切だと学びました。
未経験転職は異業種を選ぶ
45歳から「全くの未経験分野」に転職するのは難しいです。
なぜなら、企業が1からスキルを習得させたとしても、45歳からでは最長で20年ほどしか勤められないからです。
しかし、未経験の転職といっても、今までの経験が活かせそうな「異業種」であれば可能と言えます。
ここで、40代男性・40代女性における異職種と異業種への転職率を見てみましょう。
性別 | 異職種への転職率 | 異業種への転職率 |
---|---|---|
40代男性 | ||
40代女性 |
引用:転職動向調査 2021年版(2020年実績)|マイナビ
表からもわかるように、40代で異業種へ転職する割合は男女ともに30%を超えており、異職種より高い傾向にあります。
全くの未経験分野に転職となると厳しくなりますが、異業種への転職であれば、これまでの経験が活かせるため、即戦力として期待され転職しやすくなるでしょう。
キャリアアドバイザー
「共働きの家計を助けたい」「子育てが一段落したから社会に出たい」といった女性は正社員ではなく、派遣社員として働くのも一つの手段です。
定時で帰ることができるので家庭との両立が可能です。資格がなくても販売職や事務職の仕事が豊富にあります。
即戦力で活かせるスキルや経験をアピールする
45歳の転職で未経験でも成功させるためのポイント2つ目は、即戦力で活かせるスキルや経験をアピールすることです。
スキルを活かした活躍が期待できると評価されれば、採用の可能性は高まります。特に45歳の人材は、初期教育をあまりせずに、即戦力となることが期待されています。
そのため、自分がどのように即戦力として企業に貢献できるか、具体例とともに説明できると採用担当者からの評価も高まります。
どのような成果をあげてきたのか、転職後はスキルをどう活かしたいのかまで、しっかり説明することが重要です。
ポータブルスキルをアピール
未経験での転職でも、ポータブルスキルがあれば採用の可能性が高まります。
ポータブルスキルとは、職種や業種が変わっても「持ち運びができるスキル」を指します。ポータブルスキルには、以下のスキルがあります。
- 論理的思考力
- 交渉力や営業力
- マネジメントスキル
- 職種の専門知識や経験
- コミュニケーションスキル
企業において「45歳は若い世代とのコミュニケーションがうまく取れるだろうか」という懸念があります。
もしコミュニケーションスキルが高ければ、企業における懸念点を払拭でき、採用に有利に働きます。
ポータブルスキルを希望する企業でどう活かせそうか実例をもとにアピール出来ると、転職成功率が高まるでしょう。
転職エージェントを利用する
45歳の転職で未経験でも成功させるためのポイント1つ目は、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントでは、次のような「転職の成功に欠かせないこと」をトータルでサポートしてくれます。
- 適職診断
- 求人の紹介
- 自己分析サポート
- 業界分析サポート
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 模擬面接
- 面接日程の予約・調整
特に、45歳以上の転職活動では高いスキルが求められています。スキルの棚卸を一緒にしてもらい、書類選考の通過率を高める対策を行うことが非常に重要です。
転職を成功させるためには、サポート体制が整った転職エージェントの利用は必須と言えるでしょう。
長期的に転職活動をおこなう
45歳での転職活動は半年程度かかることを想定して動きましょう。
求人数が少ないため、そもそも長期化しやすい傾向にあります。早急に内定をもらおうとすると面接対策が甘くなり、良い結果に繋がりません。
そのため現在の会社で働きながら転職活動をしましょう。最悪、内定をもらえない可能性があるため、リスクヘッジをするためです。
45歳おすすめの転職エージェント
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