社内SEに転職するには?|転職難易度や転職成功させるコツも紹介
本記事では、社内SEとして転職をしたい方へ向けて「社内SEに転職するための具体的な方法」や「社内SEに求められるスキル」などについて紹介しています。
また「社内SEのやりがいや大変さ」「社内SEの転職におすすめの転職エージェント」などについても紹介しているので参考にしてみてください。
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社内SEの転職難易度は高め
社内SEは「企業内専任のシステムエンジニア」として様々な業務に携わりますが、社内SEの求人倍率は高く、エンジニア経験者でもスキルとタイミング次第では転職するのが難しいこともあるため社内SEの転職難易度は高いです。
また、企業によっては社内SEとシステムエンジニアの区分が曖昧なケースもあり、社内SEとして就職したつもりでも、システムエンジニアとして開発に携わることもあるため、転職時には事前に業務内容の確認は必要だということは覚えておきましょう。
社内SEは企業の中でも様々な役割を担うため需要も高いですが、中途採用の場合は即戦力として高いスキルレベルや豊富な経験を求められることもあるため、未経験者の場合は転職するためのスキル習得は必須となります。
企業によっては未経験者でもヘルプデスクとして採用して育成した上で社内SEの業務対応をしてもらうケースもあるため、社内SEとして働きたい方は、まず転職エージェントで希望に沿う求人があるかどうか相談してみると良いでしょう。
社内SEに転職する方法
社内SEとして転職する場合、今までの業務経験や保有スキルによってどのように転職活動を進めればいいのかが変わってきます。
本項では「未経験者」「エンジニア経験者」「社内SE経験者」の3つのパターンに分けて、それぞれどのように転職活動を進めていくべきか紹介していきます。
未経験から社内SEを目指す場合
未経験から社内SEを目指す場合には、まずはPCセットアップやシステム開発、システムの保守・運用をはじめとして、PCやシステム開発などの基礎知識を優先的に身につけていくようにしましょう。
社内SEとして働く場合、未経験から転職した後にはまずヘルプデスクやテクニカルサポートなどの業務に携わることが多いため、PCや関連設備のセットアップと管理、IT関連の問い合わせへの対応するための知識やスキルが必要になります。
また、社内SEとして働く場合でもシステムの保守・運用を行うことが多いため、システム開発や簡単なプログラミングに関する知識も必要になってくると考えてスキルを磨いていくことが大切です。
社内SEとして幅広く業務をこなしていくためには、システム開発の経験の有無は非常に重要になってくるため、社内SEとして様々な業務に携わりたいという方は、一度エンジニアとしての実務経験を積んでから社内SEへの転職を目指す方が良いでしょう。
何かしらのエンジニアの経験がある場合
システム開発に関する何かしらのエンジニア経験がある方の場合には、ヘルプデスクやテクニカルサポートに必要な知識をはじめとして、インフラ設備の保守・運用の知識の有無も転職において採用のポイントとして考えられています。
社内SEは自社システムの機能追加やバグ修正を中心にエンジニアとしての仕事とヘルプデスク・テクニカルサポートなどの業務を並行して行うことも多く、場合によっては新規システム開発で外部との折衝業務を行うこともあります。
また、社内SEとして働くためにはプログラミングスキルも必要なケースが多いため、エンジニア経験がある場合には、社内SEとしての経験はなかったとしても転職できる可能性は十分にあるでしょう。
ですので、エンジニアの経験がある方はまず転職エージェントに登録して自身の希望に沿う求人がどれくらいあるのか、いまのスキルでどの程度の年収が貰えるのかなど確認をしてみるのがおすすめです。
社内SEとしての業務経験がある場合
社内SEとしての業務経験がある場合には、社内SEとしてどのような業務に携わってきたかどうかが転職活動において重要なポイントとなってくるでしょう。
社内SEの中にも、システム開発や顧客折衝などのエンジニア業務を中心に行なっている方や、ヘルプデスクやテクニカルサポートなどのスキルレベルが低くても対応できる業務を中心に行っていたのかによって、市場価値にも違いがあります。
社内SEとして働いている方でもヘルプデスクや保守・運用ばかりでスキルが低い場合は転職が難しいため、転職を考えている方はまず転職を決める前に転職エージェントで相談するようにしましょう。
また、スキル不足な場合には経験を積んだり、関連する資格の取得した後に転職活動をしていく方が良いケースもあるので、本格的に転所活動を始める前に相談した上で計画的に転職活動を進めていくと、スムーズに転職活動を進めることにつながります。
末永
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社内SEの仕事内容
社内SEの仕事は、基本的に以下のような業務を会社の状況や社内SEのスキルや経験を考慮して対応をしていくことが多いです。
- 社内におけるITヘルプデスク業務
- 社内インフラやシステムの保守・運用
- 社内システム開発や導入の企画・設計
- システム開発時のベンダーコントロール
- 社内の業務システムなどの開発業務
- IT資産やセキュリティなどの管理 etc..
基本的に社内SEは、ITヘルプデスク業務や社内インフラやシステムの保守・運用をメインに対応していきますが、スキルや経験によってはシステム開発企画などの上流の仕事を行うこともあります。
また、社内のシステム開発や業務システムの導入に際して、ベンダーコントロールを行うこともあり、チーム状況やスキル次第では必要に応じてシステム開発に直接関わっていくこともあるでしょう。
企業の規模が大きい場合には、社内のIT資産なども総務と連携して管理したり、社内セキュリティマネジメント業務などを行うこともあるため、社内SEは幅広い業務対応が必要になることもあります。
社内SEとシステムエンジニアとの違い
社内SEとシステムエンジニアは業務内容に共通するところもあり「何が違うのかわからない」という方もいるかもしれませんが、社内SEとシステム開発を行うエンジニアとでは業務範囲に明確な違いがあります。
- 社内SE
企業課題の解決のに必要なシステムの開発や導入のプロジェクト企画やベンダーコントロール、保守・運用以外にも、ヘルプデスクやテクニカルサポート業務まで幅広く対応する - システムエンジニア(エンジニア全般)
主にシステム開発プロジェクトの基本設計や詳細設計、仕様書に沿った構築作業、テスト、保守・運用などのシステム開発に関する業務を中心に対応することが多い
企業によってはシステムエンジニアが社内SEの業務を兼任することはありますが、基本的にシステムエンジニアは開発業務を専任に行う部隊で、社内SEは臨機応変にITに関連する業務を幅広く対応していく部隊という違いが挙げられます。
社内SEにもプログラミングスキルは必要ですが、どちらかと言えばその他の業務にも満遍なく対応できるような対応力や円滑に業務を進めていくためのコミュニケーション能力なども求められることも多いです。
また、SIerやSES企業のシステムエンジニアは依頼元の企業に出向して対応することもありますが、基本的にはシステムエンジニアの業務と同じことを行っていきます。
企業規模が小さければ役割を兼任することもありますが、規模が大きい場合やSIer・SES企業などの社内・社外の両方の業務対応が必要な場合は、社内SEとエンジニアの役割を明確に分担していることの方が多いでしょう。
社内SEの需要・将来性は高い
社内SEは、社内システムの保守・運用やヘルプデスク業務など社内の業務を円滑に回すために必要な業務を担当しているため、企業とっても非常に大切な役割として認識されています。
最近ではDX化の推進によりシステムの導入を始める企業も増えてきている反面、開発だけではなくDX化のためにITに関する業務を幅広く担ってくれる人材の確保が必要になってきたため社内SEの需要は非常に高い状態にあるのです。
エンジニアにシステム開発と社内SEの両方の業務を任せることもありますが、様々経験が必要で業務量が増えてしまうことから、社内SEを採用している企業も多いので、転職難易度が高くてもスキルと経験次第で十分に転職は可能でしょう。
社内SEは業務範囲が広く様々な経験を積むことができるため、経験を積みながらスキルを磨くことでキャリアアップも目指しやすく、スキルを磨けばそれだけ市場価値も上がっていくため将来性も十分に高い職種の一つとして考えられています。
社内SEの平均年収は504万円
求人ボックス 給料ナビで公開されている社内SEの平均年収は504万円となっており、全体的に390万円〜472万円の範囲の年収が求人の割合としては多いです。
また、社内SEは業務範囲や内容によっても年収に幅があり、ヘルプデスクや保守・運用であれば300万円〜400万円程度で、企画・設計、IT資産管理、セキュリティ管理など上流やマネジメント系の業務であれば年収400万円以上になることもあります。
社内SEとして働く場合、業務内容や企業の規模感でも年収に変動がありますが、基本的には対応する業務範囲や求められるレベルが高いほど年収も上がっていくと考えるとわかりやすいでしょう。
社内SEはスキルを磨いて経験を積んでいけば、平均以上の年収を目指すことも十分に可能なので、社内SEとして働きたい方は幅広く業務対応できるようにスキルアップを目指していくと良いでしょう。
社内SEが人気の理由
dodaが公開している「転職求人倍率レポート(2022年8月)」の調査では技術系(IT・通信系)の職種は5.93倍となっており、その中でも社内SEは求人倍率が高い職種となっていますが、なぜ社内SEは人気なのでしょうか?
- 他のITエンジニアに比べて残業が少ない
- SIerやSESと違い勤務場所が変わらない
- 幅広く様々な業務経験を積むことができる
社内SEは他のITエンジニアに比べて残業時間が少なくてワークライフバランスがとりやすいという点が人気の理由の一つとなっています。
社内SEの仕事は多岐に渡りますが、業務時間内に仕事が終わるように調整がしやすく、トラブルや緊急の対応が必要な場合以外は安定して少ない残業時間で働くことができるケースが多いです。
また、SIerやSESのシステムエンジニアとは異なり、働く場所は自社に限られていて、必要に応じて外部に訪問する程度なので勤務場所が変わりづらいということも人気の理由として挙げられます。
そして、社内SEはヘルプデスクや保守・運用業務をはじめとして、自社プロジェクトの企画や設計やベンダーコントロールなど、幅広く業務経験を積むことができるため、様々なスキルを磨きたいという方に特に人気があるようです。
末永
社内SEは求人は倍率が高く競争率が高いですが、転職エージェントによっては条件に合う人のみを紹介するために求人を非公開にしていることも多いです。
自分に合っているかつあまり周りに知られていない社内SEの求人を探したい場合には転職エージェントの非公開求人を活用するのも一つの手です。
エンジニアにおすすめ転職エージェント
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社内SEとしてのやりがい・魅力
社内SEとしてのやりがいや魅力に関してYahoo!知恵袋やOpenworkなどの口コミを見ると以下のようなものがありました。
評判・口コミ
20代男性
社内SEとして働いていると、会社の人からPCのことなどについて聞かれることが多いですが、問題を解決したときに感謝されるのはやっぱり嬉しいです。
自分にとっては「こんな簡単なことを質問されるのか」と感じることでも、感謝されるとしっかりと役立てているんだなと実感します。
評判・口コミ
30代男性
社内SEとして転職してから、企業のIT分野に関連する様々な仕事の経験を積ませてもらっています。
エンジニアをしていた頃は下請けの開発業務ばかりで退屈だったのですが、今は新しいことも挑戦できて楽しんで働けてますね。
評判・口コミ
40代男性
エンジニアとして働いていると残業も多く、歳をとったこともありしんどいと感じて社内SEに転職をしました。
会社によるかもしれませんが、社内SEとして働いてからは残業する時間が少なくなって、趣味やスキルアップのための時間を確保できているので転職してよかったなと感じています。
社内SEとして働いている方は「役立てていると実感できる」「様々な経験を積ませてもらっている」「残業時間が少なくてワークライフバランスが確保できている」と感じているも多いようです。
エンジニアにはスキルアップのために時間を確保することは必要ですが、どうしても忙しくて余裕がなかったり、一つのことをこなしていくだけで成長が感じられないという方もいます。
ですが、社内SEであれば様々な経験を積みながらスキルアップの時間も確保できて、自分の仕事で感謝されることも多いのでやりがいや魅力を感じているのでしょう。
社内SEとして働くきつさ・大変さ
社内SEとしてのやりがいや魅力はありますが、社内SEにもきついことや大変なこともあり、Yahoo!知恵袋やOpenworkなどの口コミでは以下のようなものを見かけました。
評判・口コミ
20代男性
社内SEとして働いていますが、ヘルプデスクや社内システムの保守・運用ばかりでつまらない。
もっといろんな仕事ができると思ってたけど、仕事が決まっているのでスキルアップや実績に繋がらない。
評判・口コミ
30代男性
スタートアップ企業ということもあり、依頼される業務範囲が広く思っていたよりも大変だなと感じています。
業務の内容よっては休日に出勤してメンテナンスをしたり、急なトラブルに対応しなければいけないこともあるので残業をすることもありますね。
評判・口コミ
40代男性
社内SEとして働いていろんな仕事を経験させてもらいましたが、マニュアルが決まりきっていて作業的なことしかさせてもらえないこともありました。
社内SEとして働くとしても必ずしも自分の希望する業務ができるかというとそうでもないので、社内SEとして働きたい人は注意した方が良いですよ。
社内SEとして働いている方の中には「同じ仕事ばかりでつまらない」「残業や休日出勤をすることもあるから大変」「必ずしも希望の仕事ができるわけではない」などの意見もありました。
社内SEで働く場合には、ヘルプデスクや保守・運用の業務がメインとなるケースも多く、企業によってはある程度人員がいることで希望する仕事ができないという人もいるようです。
社内SEとして働く場合、企業によっては任せられる仕事内容や具体的なキャリアパスは変わってくるため、転職する前にはしっかりと業務内容や想定するキャリアパスなどは確認した方が良いでしょう。
社内SEとして求められる知識・スキル
社内SEは様々な業務対応を行っていきますが、働いていく上で必要になる知識やスキルには以下のようなものが挙げられます。
ヘルプデスク業務に必要なIT全般の知識・スキル
社内SEとして働く場合、PCのセットアップ・管理やヘルプデスク業務を行うことが多いため、IT全般に関する知識や自社で運用しているツールやシステムに関する知識は必要です。
また、社内でテクニカルサポートを行う場合には問い合わせに対応する必要があるため、臨機応変に対応できるようにPC・導入ツール・導入機器などの知識と対応・処理するためのスキルも求められます。
基本的にはIT全般の知識とPC関連・利用ツールなどの問い合わせに対応するための知識があれば問題ないため、自分が働いている企業に必要な基本的な知識は網羅的に把握しておくようにしましょう。
クラウドやネットワークなどインフラに関連する知識・スキル
社内SEとして働いていると、社内で利用しているインフラであるクラウドサーバーやネットワークの保守・運用の対応をすることもあります。
インフラに関する知識はインフラエンジニアの分野ですが、システム開発や保守・運用をしていく上でもインフラに関する知識や処理するためのスキルを取得しておくと、より幅広い範囲で業務対応ができるようになり市場価値も上がります。
社内のインフラはAWS・GCP・Azureといったクラウドや、ネットワーク構築に使われることの多いCisco、データベースに関係するSQLなどの基礎知識を習得しておくだけでも業務対応がしやすくなるので積極的にスキル習得をすると良いでしょう。
社内システムの開発や保守・運用のための技術スキル
社内SEは社内システムの保守・運用を行うことが多いためシステム開発や保守・運用のための技術スキルは必要不可欠だと言っても良いでしょう。
企業によって開発言語には違いがあるため、どのプログラミング言語を習得すべきかは変わってきますが、基本的なシステム開発全般の知識や保守・運用をする際に気をつけるべきことなど、基本的なことはしっかりと把握しておくことが大切です。
社内SEとして働く場合でも開発やバグ修正・機能追加のためにプログラミング言語を用いて対応していくことも多いため、プログラミングスキルは積極的に磨いていくようにしましょう。
プロジェクトマネジメントなどの上流工程の知識・スキル
社内SEとして仕事をしていると、新規開発やシステム導入のプロジェクトにアサインして企画やベンダーコントロールなどの仕事を任されることもあるため、プロジェクトマネジメントに関連する知識やスキルも取得しておく方が良いでしょう。
実際にPMとして働くことは少ないですが、IT戦略の実現のための企画立案や上流の仕事に携わって経験を積むことでPLを任される機会もあるので、マネジメントについての知識を身に付けることはキャリアアップのためにも必要です。
また、社内SEとして働いていても上流工程の知識やスキルを身につけるためには、スキルアップや経験を積むことが必要なためキャリアアップのために資格取得を目指していくのも良いでしょう。
【年代別】社内SEを目指す場合のスキル習得や転職のポイント
社内SEとして転職する場合、年代によって対応する業務や求められるスキルなども変わってくることも多いです。
そこで、本項では各年代別でどのようなスキルが求められるのか、転職活動をする際にどのようなことを意識すればいいのかなどのポイントについて紹介していきます。
20代から社内SEを目指す場合のポイント
20代から社内SEを目指す場合は、ヘルプデスクやテクニカルサポート、システムエンジニアとして必要になる知識やスキルを中心に身につけていくとよいでしょう。
20代では主にヘルプデスクやテクニカルサポート、保守・運用をメインとして、必要に応じて開発業務などの対応をしていくケースが多いため、基盤となるシステム開発やプログラミングに関する知識やスキルを習得しておくことは重要です。
また、社内SEは求人倍率が高く転職市場での競争率が高い点や、募集者はITエンジニア経験のある方も多いため、社内SEが未経験の場合には基礎となるスキルや経験は最低限必要となるという点には注意しましょう。
もしスキルや経験が乏しいと感じる方は、直接社内SEを目指すのではなくシステムエンジニアとして実務経験を積んだ上で、社内SEへ転職するのも一つのキャリアパスとしてはおすすめです。
30代から社内SEを目指す場合のポイント
30代の社内SEに求められるのは「ITに関する全般に知識やスキル」「システム開発に関する知識・スキル」「企画や要件定義などの上流工程の業務経験」になります。
30代になるとある程度経験を積んで一人である程度業務を遂行できる人材や、チームリーダーや教育担当としてチームを引っ張っていく役割を求められることが増えてくるため、転職をしていくためには基本的なスキル+αが必要になってきます。
また、企業によっては幅広い業務を円滑に進めることができる人材が求められることも多いため、必要に応じてインフラの構築・保守・運用やデータベース構築・分析、セキュリティ管理といった知識の習得を目指すのもおすすめです。
社内SEは企業でどのような業務を依頼するか大きく変わってくることが多いので、可能な限り知識やスキルを磨いて対応できる業務の幅を広げていくようにすると、転職活動を有利に進めることにつながるでしょう。
40代から社内SEを目指す場合のポイント
40代から社内SEに転職をする場合、ポジションとしては作業者よりもシステム企画や要件定義、ベンダーコントロールなど上流工程やマネジメント層での募集が増えてきます。
社内SEとして働くためにはシステム開発の知識やスキルも必要ですが、40代ではマネジメント側の仕事をすることも増えるため、応用レベルのスキル+マネジメントの経験の有無も転職のしやすさに影響してくるでしょう。
また、求められるスキルが上流工程の仕事だった場合、ITコンサルタントやPMなどの上流工程に携わる経験があれば、プログラミングスキルに自信がなくても、社内SEのリーダーポジションなどで転職できる可能性はあります。
その他に、マネジメントの経験はなくても社内SEと似たような業務の経験があってインフラも含めたシステムの構築や保守・運用の経験が豊富な方も、社内SEとしての業務経験がなくても転職できる可能性は十分にあるでしょう。
末永
転職活動を本格的に始める前には、転職エージェントで自身のスキルでどのような求人が紹介できるのかを確認しておくのをおすすめします。
また、転職エージェントに相談することで、社内SEになるためにはどうすればいいのかアドバイスを受けることもできるので、積極的に相談していくと良いでしょう。
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【目的別】社内SEへの転職に役立つ資格
社内SEへの転職をする場合、エンジニアとしての幅広い実務経験やスキルレベルが重要になってきますが、自身のメインスキル以外の能力を証明するには資格の取得が有効です。
そこで、本項では目的別で社内SEの転職に役立つ資格についてそれぞれ紹介していきます。
IT・システム開発全般の知識・スキルを証明できる資格
IT・システム開発全般の知識・スキルを証明したい場合には以下のような資格の取得を目指すのが良いでしょう。
ITパスポートはITに関する基礎的な知識について問われる試験で、IT系職種の中では入門となる初心者向けの資格のため未経験からIT職種を目指す方におすすめの資格となっています。
基本情報技術者試験は、システムエンジニアとして働くために必要な基礎的な知識やスキルを問う試験のため、社内SEを目指している方も取得しておくと転職活動に役立てることができるでしょう。
また、応用情報技術者試験は基本情報技術者の上位資格で、基本情報技術者の試験範囲にの他にシステム開発・インフラ関係・マネジメントなど幅広い内容を問う試験となっています。
社内SEとして転職を目指す場合には、基本情報技術者は優先的に取得しておき、基本情報技術者の保有者やエンジニア経験が豊富な方は応用情報技術者の資格取得を目指していくと、網羅的な知識やスキルがあることを証明するができるでしょう。
社内インフラに関連する専門性を示すことができる資格
社内SEは社内のインフラの保守・運用や管理を行うこともあるため、インフラに関連する資格を取得しておくことで、転職活動でも知識やスキルのアピールをすることができます。
Linux技術者認定試験はLinuxのOS上のインフラ構築、AWS認定資格はAWS上でのインフラ構築に関する知識やスキルを証明する資格で、インフラの保守・運用をするために必要になるため、取得しておくことで業務の幅を広げることにつながります。
また、シスコ技術者認定はネットワーク構築の際に利用されることの多いCisco製品を用いたネットワーク構築に関する専門資格で、オラクルマスター試験はOracleDatabaseにおけるデータベース構築に関する資格となっています。
そして、情報セキュリティマネジメントはセキュリティに関する資格のため、システム開発だけでなく業務の幅を広げたい方は積極的に取得を目指していくのも良いでしょう。
上流工程の業務の知識やマネジメントスキルを証明できる資格
社内SEとして働いていく場合、経験を積むことで上流工程の業務対応をすることも増えますが、転職活動時に上流工程やマネジメントの知識やスキルをアピールしたい場合には以下のような資格を取得していくと良いでしょう。
ITコーディネータは経営やIT戦略などの推進・支援していくために必要な知識に関して問う試験で、経営やIT戦略のPGL(プロセスガイドライン)をはじめとした知識やスキルの証明になり、上流工程の戦略から企画立案までの業務を行う際にも役立ちます。
また、ITサービスマネージャー試験もITサービス計画や運用・評価改善などサービスマネジメントに必要なスキルを問う国家資格のため、社内SEの中でも上流工程に携わる方にはおすすめの資格です。
そして、プロジェクトマネージャー試験は、プロジェクトマネジメントに必要な知識やスキルを証明できる国家資格で、転職やキャリアアップの際に役立つ資格なので、社内SEとしてキャリアアップを目指す方は積極的に取得していくと良いでしょう。
社内SEへの転職を成功させるコツ
社内SEへの転職を目指す場合には、以下のようなことを意識して進めていくとミスマッチを減らして社内SEとしての転職を成功させることにつながるでしょう。
- 今後のキャリアや志望動機を明確にする
- スキルを証明できる資格を取得しておく
- 応募企業の担当業務はしっかりと確認する
- 転職エージェントは積極的に活用する
社内SEとして働く場合、目的や目指すキャリアによってどのように転職活動を進めていくかも変わってくるため、転職活動を始める前には今後のキャリアや志望動機(転職動機)を明確にしておきましょう。
また、転職を有利に進めるために資格の取得をしたり、ミスマッチを防ぐために応募企業の担当業務はしっかりと確認した上で転職活動を進めていくことも転職を成功させるためには必要です。
そして、転職活動では転職エージェントを活用することで、効率的に希望に合う求人を探すことができるだけではなく転職相談やアドバイスを受けることもできるので、転職エージェントは積極的に活用していくようにしましょう。
社内SEのキャリアパス
社内SEのとして働いていく際のキャリアパスには以下のようなものが挙げられます。
- スキルを磨いてスペシャリストを目指す
- マネジメント側へとキャリアアップを目指す
- エンジニアとしてキャリアチェンジする
- PMやITコンサルなどにキャリアチェンジする
社内SEとして働く場合、システム開発やインフラ、セキュリティなど幅広い知識やスキルを身につけて幅広い業務に柔軟に対応できるようにすることでスペシャリストとして活躍することができます。
また、社内SEとして経験を積んでチームリーダーやマネージャーなどのマネジメント側の仕事をするためのキャリアアップを目指していくというのも社内SEのキャリアパスとしては多いです。
他にも、実務経験を積んでいく中でITエンジニアやインフラエンジニアの仕事に興味を持った方や上流の仕事を通してPMやコンサルの仕事をしてみたいという方は、興味のある職種へのキャリアチェンジを目指すという方もいます。
社内SEに転職をしたいなら転職エージェントの活用がおすすめ
社内SEとして転職をしたい場合には、転職エージェントは積極的に活用していくようにしましょう。
転職エージェントでは、キャリアに関する相談に乗ってくれたり、経歴書の添削や面接のアドバイスといった転職支援をしてくれるため安心して転職活動を進めることができます。
また、社内SEの求人倍率が高いですが転職エージェントでは条件に合う人だけに紹介する非公開求人の取り扱いもあるため、効率的に希望に合う求人を見つけることもできるでしょう。
転職エージェントを活用する際には、2社〜5社程度に登録して自身の希望に沿う求人を探してくれるエージェントを積極的に活用していくと、より転職を効率的に進めることができるのでおすすめです。
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転職活動をする際には、転職エージェントに相談して自身の市場価値を把握しておくことは非常に重要です。
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