20代未経験からIT業界に転職するには?おすすめの職種を徹底解説
本記事では、20代未経験からIT業界に転職したい人に向けて、IT業界がおすすめの理由や未経験からでも転職できるIT職種を紹介します。
また、20代未経験からIT業界へ転職する方法やおすすめの転職サービスも紹介するので参考にしてみてくださいね。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
20代未経験からでもIT業界への転職はできる
IT業界は成長性・将来性のある業界ですが、市場規模の拡大に人材の供給が追いついておらず、IT人材は不足している状況にあります。
また、IT業界は未経験者も積極的に採用していて、20代で未経験からIT業界に転職に成功して活躍している人も多いです。
そのため、20代で未経験からIT業界へ転職したい人は、積極的に挑戦してみると良いですよ。
IT業界の市場規模は年々拡大している
IT業界は世界的に市場が成長しており、AI・IoT・5Gなどの最新技術は様々な分野への活用も期待されているため、将来性のある業界となっています。
実際に総務省の情報通信白書を見ると、日本・世界のIT業界の市場規模は年々拡大していることがわかります。
市場規模(日本) | 市場規模(世界) | |
---|---|---|
2017年 | 12.1兆円 | 397兆円 |
2018年 | 12.4兆円 | 410.3兆円 |
2019年 | 12.8兆円 | 416兆円 |
2020年 | 12.9兆円 | 413.4兆円 |
2021年 | 13.3兆円(予測) | 483.1兆円 |
2022年 | 13.6兆円(予測) | 578.9兆円 |
2023年 | 13.8兆円(予測) | 614.7兆円(予測) |
※参考1:令和4年版 情報通信白書
※参考2:令和5年版 情報通信白書
日本でもIT業界は成長性・将来性のある市場であり、今後もAI・IoT・5Gなどの技術発展によって市場規模は拡大していくことが予想されています。
そして、市場の拡大と共にIT人材の需要も伸びるため、20代未経験からでもIT業界へ転職できるチャンスは十分にありますよ。
IT職種は人材不足で需要がある
経済産業省のIT人材需給に関する調査によると、2030年にはIT人材が79万人不足することが予想されています。
IT職種によって需要には差がありますが、IT業界は人材不足の状態なので、20代で未経験からでも転職できる可能性は十分にあることがわかります。
そして、レバテックIT人材白書2025の調査では「約4割の企業がIT人材の採用人数が「増加した」と回答した」という結果も出ているようです。

また、企業の中にはIT人材の採用目標の達成が難しい企業もあるので、未経験からでもIT業界に転職できるチャンスはあると考えて良いですよ。
20代は未経験でもポテンシャル採用が狙える
転職市場では、20代前半の経験が少ない人材はポテンシャルで採用する傾向にあるため、未経験からでもIT業界に転職できる可能性は十分にありますね。
ポテンシャル採用では、能力・性格から成長性や将来性を見て採用するため、経験・実績がない人や未経験者でも採用してもらえるチャンスはあります。
特に、以下のようなポータブルスキルやテクニカルスキル、性格の特徴がある人は、IT業界の転職でポテンシャルが高いと感じてもらいやすいですよ。
ポテンシャル採用で見られるポイント
-
ポータブルスキル
-コミュニケーション能力
-論理的思考能力
-問題解決能力
-リーダーシップ
-情報収集能力 -
テクニカルスキル
-PCスキル(事務処理能力)
-プログラミングスキル
-ライティングスキル
-マーケティングスキル
-デザインスキル -
性格
-素直
-柔軟性
-積極性
-粘り強さ
-成長意欲
20代後半になると、ポテンシャル以外にも前職の経験や実績も重視されますが、IT業界で活かせる経験を積んでいたり、能力の高さをアピールできれば転職はできるので安心してくださいね。
20代の転職でIT業界がおすすめの理由
どの業界でも20代であれば未経験からでも転職しやすいですが、IT業界は柔軟な働き方や年収アップを目指す人におすすめな業界となっています。
本項では、20代の転職でIT業界がおすすめな理由を4つ紹介するので、IT業界へ転職するか悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
年収アップが目指せる可能性があるから
令和5年分民間給与実態統計調査によると、日本の職種全体の平均年収は460万円ですが、IT業界の企業や職種の方が年収の水準は高い傾向にあります。
実際に、日本の有名なIT企業では平均年収が800万円〜1,000万円を超えており、以下の企業以外にも高年収が目指せる企業は多いです。
IT業界の有名企業の平均年収
未経験からIT業界に転職した直後に年収アップするのは難しいですが、経験や実績を積めば年収600万円〜800万円以上を目指すことも可能です。
そのため、将来的に高年収を目指したい人は、20代未経験でIT業界へ転職するのもおすすめですよ。
IT職種の平均年収は「20代未経験からでも挑戦できるIT業界の職種」で紹介するので、気になる人は参考にしてみてくださいね。
リモートワークができる可能性があるから
IT業界では、ITツールを積極的に導入して業務効率化が進められていることで、オンライン上で完結できる仕事が多くてリモートワークもしやすいです。
特に、エンジニアやWebデザイナー、WebライターやWebマーケターなどのWeb系の仕事では、パソコンとネット環境さえあれば仕事ができます。
他にも、オンラインでの営業やカウンセリング、データ入力作業など、リモートで対応できる仕事も増えています。
もちろん、本人のスキルや職場環境によってリモートワークが難しい可能性もありますが、他の業界に比べてリモートワークがしやすい環境が整っているのは魅力的な点といえますね。
リモートワークができる求人を探したい人は、転職エージェントを活用してみるのもおすすめです。
特に、以下の大手転職エージェントでは、IT業界の求人を豊富に取り扱っているので、求人探しや情報収集には最適ですよ。
おすすめの大手総合型転職エージェント
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経験を積めば長期的に働きやすい業界だから
IT業界は成長性や将来性があり、経験とスキルがあれば長く働ける職種も多いため、20代未経験から挑戦するのにおすすめの業界です。
特に、エンジニアやWebデザイナーをはじめとした専門的な知識や技術が求められる職種は、経験・スキル・実績があれば、年齢関係なく働けますし、スキル次第で高年収も目指せます。
近年では、AIの技術発展によって、スキルがない人材の将来を不安視する声もありますが、AIを活用した労働環境に適応してスキルを磨いていけば十分に活躍し続けることは可能です。
そのため、20代未経験で手に職をつけて、長く働きたいと考えている人は、IT業界へ転職するのもおすすめですよ。
スキルや経験があれば独立もしやすいから
IT職種の中でも、エンジニアやWebデザイナーなどのクリエイティブな仕事をしている人の中には、フリーランスとして独立している人も多いです。
実際に、2022年公開のITフリーランス人材及びITフリーランスエージェントの市場調査を見ると、ITフリーランスの人口推移は「2020年20.1万人」「2021年は23.1万人」と増加傾向にあります。
独立するには一定のスキルや経験・実績が求められますが、ITフリーランスとして場所や時間に縛られずに働いている人もいます。
そのため、将来的に場所や時間に縛られずに働きたいと考えている人は、IT業界に転職して経験を積んで、独立を目指してみるのもおすすめですよ。
20代未経験からでも挑戦できるIT業界の職種
20代未経験からIT業界へ転職する場合、どの職種を選べばいいのか迷う人も多いと思います。
そこで、本項では20代未経験からでも挑戦できるIT業界の職種を紹介するので参考にしてくださいね。
営業職
IT業界の営業職には、製品の販売を行うIT営業やシステム開発の提案を行うSIer、システム開発会社にIT人材の提案・派遣をするSESの営業があります。
IT営業は営業経験があれば未経験でも転職しやすいですが、SIerやSESの営業はITに関する知識が求められるので、転職する場合にはITパスポートの資格を取得しておくのもおすすめですね。
営業は基本的に業界が変わっても仕事内容は変わらないので、営業経験やコミュニケーション能力があれば、未経験からでも十分に転職はできますよ。
IT営業の平均年収は20代前半で347万円、20代後半で479万円となっていますが、20代後半で未経験からの転職だと、前職の年収によって内定時に提示される条件が変わるので注意が必要です。
IT業界の営業職は技術を活用して顧客の課題解決をサポートする仕事なのでやりがいはありますが、顧客に振り回されることも多いので、ストレス耐性が低い人にとっては大変な仕事かもしれません。
ですが、以下のような人はIT業界の営業は向いているので、当てはまる人は積極的に挑戦してみると良いですよ。
IT業界の営業に向いている人
- コミュニケーションが得意な人
- 顧客の課題をITで解決していきたい人
- ITを活用したサービスに興味がある人
事務職
IT業界の事務職には、一般事務や営業事務、総務・広報・経理、ITヘルプデスクなどがあり、基本的な仕事内容は対応分野によって変わってきます。
ですが、事務職はPCスキルや事務処理能力、各分野の知見があれば転職できるため、未経験からでもIT業界の事務職への転職は十分に可能です。
また、事務職の年収は会社の平均年収と事務経験の有無で決まることが多いですが、各事務職の平均年収は以下の金額が目安になりますね。
職種 | 20代前半 | 20代後半 |
---|---|---|
一般事務 | 328万円 | 427万円 |
営業事務 | 329万円 | 414万円 |
広報・PR担当 | 322万円 | 416万円 |
総務事務 | 322万円 | 416万円 |
経理事務 | 315万円 | 397万円 |
ITヘルプデスク | 327万円 | 420万円 |
また、未経験からIT業界の事務職に転職したい場合には、MOS資格は優先的に取得しておき、希望する分野に合わせてITパスポートや日商簿記の資格も取得しておくと転職時にアピールできます。
事務の仕事はリモートで対応できる作業もありますし、ワークライフバランスがとりやすいため女性に人気の職種ですが、人気だからこそ業務経験者や事務処理能力の高い人材を求める傾向にあります。
そのため、未経験からIT業界の事務職へ転職する場合には、書類作成やデータ入力などの事務処理能力の高さ、コミュニケーション能力や折衝能力の高さをアピールをすることも大切です。
ITエンジニア
ITエンジニアは、システムやサービスの開発を行う専門職で、主に以下のような職種が存在します。
ITエンジニアの職種一覧
- コーダー/プログラマー
- フロントエンドエンジニア
- サーバーサイドエンジニア
- インフラエンジニア
- スマホアプリエンジニア
- AIエンジニア
- 組み込みエンジニア
ITエンジニアの平均年収は職種と経験年数で差がありますが、全体で557万円、20代前半は341万円、20代後半では453万円となっています。
ITエンジニアは経験を積んでスキルを磨けば年収600万円〜800万円以上も目指せますし、フリーランスとして独立しやすいので、IT業界の中でもおすすめの職種です。
ですが、未経験からITエンジニアを目指す場合には、プログラミングスキルの習得が必須なので、転職するなら事前にプログラミングスキルは習得しておきましょう。
また、ITエンジニアは「どのようなサービスを開発したいのか」で習得する開発言語も変わるので、プログラミングスキルの習得する際には、希望を明確にした上でスキルを選ぶと良いですよ。
未経験からプログラミングスキルを習得したい人は以下のプログラミングスクールを活用するのがおすすめです。
プログラミングスクールの中には、転職支援をしてくれるサービスもあるので、興味がある人はチェックしてみてくださいね。
おすすめのプログラミングスクール
Webデザイナー
Webデザイナーは、ロゴやバナーなどのグラフィックやWebサイトのデザイン、Webサイトのコーディング業務を行うのが仕事です。
Webデザイナーの平均年収は20代前半で329万円、20代後半で397万円ですが、未経験からでも挑戦しやすく、スキルを磨けばリモートでも働ける可能性もあるため人気の職種となっています。
ですが、Webデザイナーの転職先であるWeb制作会社や自社開発会社では働き方の差があり、受託会社や下請けのWeb制作会社だと経験は積めますが、残業が多くなることも多いです。
一方、自社開発会社は残業が少なく安定して働けますが、基本的に経験者を採用する会社が多いため、未経験からだと転職難易度は高いですね。
また、WebデザイナーにはPhotoshopやIllustratorなどのデザインツールに関するスキルだけではなく、HTML・CSS・JavaScriptなどのコーディングスキルも求められます。
そのため、未経験からWebデザイナーへ転職するなら、Webデザインスキルとコーディングスキルの習得が必要だということは覚えておきましょう。
Webデザイナーのスキル習得におすすめのスクールは以下の記事で紹介しているので、興味がある人は参考にしてみてくださいね。
Webライター
Webライターになるには、文章能力や情報収集能力、SEOなどのマーケティング知識や特定分野に関する知識が必要ですが、スキルがなくてもWebライターとして働いている人は多いです。
正社員への転職では、前職の経験や業務遂行能力も重視されますが、個人でライティングの仕事をしたことがあったり、ブログやnoteで文章を書いた経験があれば転職できる可能性は十分にありますよ。
また、Webライターの平均年収は415万円となっており、20代の平均年収は368万円ですが、30代になると496万円まで上がるので、スキルと実績次第で年収500万円以上を目指すことも可能です。
Webライターは「文章を書くだけだから楽な仕事」と思われがちですが、実際には質の高い文章を書くために取材をしたり、ニーズを分析して読者に合わせて文章を作成する必要があります。
そのため、未経験からWebライターを目指す場合には、自分で文章を書いてみるだけではなく、クライアントワークで成果が求められる記事を作成する経験を積んでみることも大切ですよ。
Webライターはフリーランスとして活躍している人も多いので、フリーランスの働き方に興味がある人は挑戦してみると良いですよ。
動画クリエイター
動画クリエイターは、YouTubeやInstagram、TikTokをはじめとした動画メディアが主流の現代では需要が高く、未経験からでも始めやすいため人気の職種となっています。
主な仕事は、動画の企画立案や撮影をしたり、Adobe Premiere ProやPower Directorなどの動画編集ツールを用いた字幕・テロップの挿入、音声・効果音の追加といった編集作業を行います。
動画クリエイターの平均年収は20代前半で324万円、20代後半で435万円となっていますが、テレビ局や番組制作会社、動画制作会社や広告制作会社など、企業によって年収は変わることが多いですね。
動画クリエイターの仕事は、パソコンや撮影端末があり、簡単な動画編集スキルを習得すれば未経験からでも挑戦できるため、動画編集の仕事に興味がある人にはおすすめの職種となります。
また、正社員として転職するには、動画を作ってポートフォリオを作成したり、個人で仕事をして実績を作る必要があるため、転職したい場合にはスキル習得やポートフォリオの作成から始めましょう。
動画編集スキルは独学でも習得はできますが、効率的に勉強するならスクールの活用がおすすめです
そして、TECH ACADEMYでは、動画編集コースも提供しているので、興味がある人はチェックしてみてくださいね。
Webマーケター
Webマーケターは、Web関連のマーケティングに特化したマーケターで、IT業界の中でも需要の高い職種の一つです。
マーケティングには、広告宣伝やデジタルマーケティングなどもありますが、Webマーケティングでは、主に以下のような業務を行います。
Webマーケティングの種類
- 広告運用マーケティング
- コンテンツマーケティング
- SEOマーケティング
- メディアマーケティング
- SNSマーケティング
- 動画マーケティング
- メールマーケティング
対応領域や得意分野によって広告運用マーケターやコンテンツマーケターのように呼び方は変わりますが、上記のようなWeb中心のマーケティングを行うのがWebマーケターの仕事ですね。
また、Webマーケターの平均年収は20代前半で368万円、20代後半で481万円、職種全体の平均年収は645万円とかなり高い水準となっています。
Webマーケターは専門知識も必要なので、未経験から転職するにはハードルが高いですが、知識やスキルを習得したことで転職に成功してWebマーケターとして活躍している人もいますね。
Webマーケティングの知識やスキルを習得するならスクールを活用するのもおすすめです。
特に、TECH ACADEMYやマケキャンは、Webマーケティングに関するコースも取り扱っているので、スクールを探している人は詳細も確認してみてくださいね。
20代未経験からIT業界へ転職する方法
20代で未経験からIT業界に転職する際には、自己分析や職務経歴書の作成といった転職準備を進めておく必要があります。
そこで、本項では20代未経験からIT業界に転職するために必要なことを紹介するので参考にしてみてくださいね。
自己分析をしてキャリアプランを明確にする
自己分析を通してキャリアプランを明確にすると、納得度の高い志望動機が作成できたり、面接でキャリアプランについて聞かれた時にもスムーズな受け答えができるようになります。
そのため、20代未経験からIT業界へ転職する際には、自己分析をして自己理解を深めたり、キャリアプランを考えて正確に伝えられるように準備しておきましょう。
また、自己分析をする際には、職務経歴の棚卸しや強み・アピールポイントの整理、キャリアの方向性の整理を行って自己理解を深めていきます。
キャリアプランを立てる際には、キャリアのゴールを明確にした上で、ゴールの達成に必要な目標を設定して、具体的な計画を立てていくと良いですよ。
自己分析とキャリアプランの作成は、一人だと難しいと感じる人もいると思います。
ですので、具体的な方法を知りたい人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。
転職の軸・希望条件を整理する
転職の軸や希望条件を整理することで、求人探しや企業選びの基準が明確になり、ミスマッチを防ぐことにもつながるので整理しておくと良いですよ。
転職の軸や希望条件には「年収」「仕事内容」「働き方」「勤務地」「労働環境」「福利厚生」などの要素がありますが、まずはそれぞれの軸でどのようなことを希望しているのか明確にしましょう。
そして、情報を整理したら「次の転職先に求めること」「絶対に譲れない条件」を決めて、転職の軸と希望条件に優先順位を付けることも大切です。
また、20代未経験からIT業界に転職する場合には、転職してすぐに年収が上がったり、リモートワークができるようになるとは限らないので、転職時には希望条件が適切かどうかも確認しましょう。
履歴書・職務経歴書を作成する
履歴書・職務経歴書は、選考時に「経歴・実績」「強み・アピールポイント」「貢献できること」をアピールするための重要な書類となります。
特に、職務経歴書は見せ方を工夫してアピールポイントをわかりやすくしたり、採用担当者の興味を引く表現を意識することで書類選考の通過率を上げることにもつながります。
ですが、20代未経験からIT業界へ転職する場合は、経験やスキルがないことで書類選考で落とされてしまうことも多いです。
そのため、20代未経験からIT業界へ転職したいなら、採用担当者に採用するメリットを感じてもらえるように、前職の経験でIT業界の仕事で活かせる要素をアピールすることも大切です。
職務経歴書では、採用担当者に「会ってみたい」と思ってもらえるかが重要になります。
ですので、履歴書や職務経歴書を作成したら、客観的にみて興味を引く内容になっているかも意識してチェックすると良いですよ。
転職サービスに登録して求人を探す
20代未経験からIT業界へ転職する際には、転職サイトや転職エージェントを活用して転職活動を進めていくのがおすすめです。
転職サイトは、広告掲載費を払って求人を掲載しているので採用意欲の高い企業も多く、企業の求人に直接応募できるため応募先の採用担当者と直接やりとりができるのが特徴になります。
また、転職エージェントでは、IT業界の転職に精通したプロに転職支援をしてもらえるだけではなく、転職サイトでは取り扱いのない非公開求人も紹介してもらえるのが特徴ですね。
転職サイトと転職エージェントにも、サービスによって得意領域やメリット・デメリットに違いがあるので、詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
自己分析が上手くできなかったり、職務経歴書の作り方がわからない人は転職エージェントで相談するのもおすすめです。
また、転職エージェントでは、転職の軸や希望条件が適切なのかも聞けるので、悩むことがあれば話を聞いてみると良いですよ。
おすすめの大手総合型転職エージェント
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20代未経験からIT業界へ転職する際のポイント
本項では、転職活動を進める中で意識しておいて欲しいポイントがあるので紹介していきます。
20代未経験からIT業界への転職を成功させるには、情報収集をしたり、転職計画を立ててから行動することが大切なので、参考にしてみてくださいね。
IT業界への転職に関する情報収集をする
20代未経験からIT業界に転職する際には、IT業界の将来性や転職市場の動向、最新のトレンドや需要の高い職種などの情報収集が大切です。
というのも、IT技術は日々進化していて、新しいサービスの開発が様々な企業で進められているため、IT業界は変化が激しい業界となっています。
そして、IT業界の職種も需要や年収、働き方や求められるスキルも変わるため、情報収集をしないとミスマッチが発生する可能性もあります。
そのため、20代未経験からIT業界へ転職する際には、WebサイトやSNS、セミナーやイベントなど、様々な媒体を活用してIT業界の市場動向や転職に必要なことは事前に調べておきましょう。
「20代未経験からでも挑戦できるIT業界の職種」でもIT職種の基本情報を紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
希望職種への転職に必要なことを整理する
20代未経験からIT業界に転職する際には、希望職種への転職に必要なことを整理した上で、今の経験やスキルで転職できるのか判断する必要があります。
特に、エンジニアやWebデザイナーへの転職ではスキル習得は必須と言われてますし、Webマーケターも未経験からの転職難易度は高い職種となります。
そのため、エンジニアやWebデザイナーに転職する際には、求められるスキルとスキル習得の方法に関する情報も調べて整理しておくことが大切です。
また、Webマーケターも未経験から転職するか、マーケティングに関わる職種で経験を積んでキャリアチェンジするかでも転職の軸やキャリアプランは変わるので、事前に整理しておくと良いですよ。
転職活動を始める前に転職計画を立てておく
20代未経験からIT業界に転職する場合には、希望職種への転職を成功させるためにも、転職活動を始める前の段階で転職計画は立てておきましょう。
転職計画を立てる際には「自己分析やキャリアプランの整理」「履歴書・職務経歴書の作成」「転職の軸・希望条件の設定」にかかる期間と転職活動に必要な期間を見積もって情報を可視化します。
また、エンジニアやWebデザイナーを目指す場合には、スキル習得のために3ヶ月〜6ヶ月以上の期間が必要になることが多いため、転職計画を立てる際にはスキルの習得期間も入れておきましょう。
転職期間は希望職種や転職活動の進捗次第で変わりますし、スキルの習得も働きながら勉強するか、退職してから勉強するかで必要な期間は変わるので、希望に合わせて計画を立てていくと良いですよ。
20代後半で未経験からIT業界に転職する場合には転職難易度が上がるので、できる限り早めに行動した方が良いですね。
ですが、退職してしまうと収入がなくなるので、基本的には働きながらスキル習得や転職活動を進める前提で計画を立てましょう。
転職エージェントを積極的に活用する
20代未経験でIT業界へ転職したいのであれば、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
特に、IT業界の転職に強い転職エージェントでは、IT業界に精通したキャリアアドバイザーが、求人紹介や転職相談、選考対策のフォローまでしてくれるので、効率的に転職活動を進めることができます。
20代未経験からIT業界へ転職する場合、希望職種への転職に必要なことや希望職種に合わせた職務経歴書の書き方、適切な希望条件の設定方法や求人選びの方法など、わからないこともあると思います。
そのため、未経験からIT業界に転職する場合には、転職エージェントを活用して情報収集や転職準備を進めていくと良いですよ。
求人を探すなら求人数が多いマイナビエージェント・リクルートエージェント・dodaには登録しておくと良いですよ。
また、ウィルオブテック・ワークポート・type転職エージェント(IT)もIT業界に精通したキャリアアドバイザーが転職を支援してくれるので興味がある人は活用してみてくださいね。
20代未経験からIT業界へ転職する際の注意点
本項では、20代未経験からIT業界へ転職する場合に意識しておいて欲しい注意点を紹介していきます。
以下の内容は、転職後のミスマッチを防ぐためにも大切なことなので参考にしてくださいね。
転職にスキル習得が必要な職種もある
IT職種には、エンジニアやWebデザイナー、動画クリエイターやWebマーケターのように、転職するために知識やスキルの習得が必要な職種もあります。
そのため、知識やスキルが求められる職種への転職では、希望する仕事に必要な知識やスキルを習得した上で、転職活動を進めていくことも大切です。
また、知識やスキルを習得する際には、独学でも良いのですが、学習効率を考えるのであれば、以下のようなスクールを活用するのがおすすめです。
スクールによってコースの内容や受講料は変わりますが、いずれのサービスも実績があり、エンジニア向けのコースではカリキュラム修了後に転職支援をしてくれるスクールもあります。
専門性の高い知識やスキルの習得は、未経験からだと挫折してしまう人も多いので、効率的に知識・スキルを習得したい人は、スクールの活用も検討してみると良いですよ。
転職すれば希望する仕事ができるとは限らない
20代未経験からIT業界の希望する職種に転職できたとしても、会社の方針によっては希望する仕事ができるとは限りません。
特に、未経験からエンジニアになった場合には、保守運用から経験を積むことが多いですし、Webライターや動画クリエイターも、会社の方針次第では希望する領域の仕事ができないこともあります。
WebデザイナーもWebデザインに専念できるとは限りませんし、Webマーケターもデータ収集やリサーチ、資料作成の作業も多いため、初めから想像していた仕事ができるとは思わない方が良いですね。
また、受託会社やSESの会社だと、案件に合わせて仕事が振られることも多いので、未経験から転職する場合には、どのような仕事をすることになるのかも事前に調べておくことが大切です。
情報収集や企業研究は入念に行うこと
20代未経験からIT業界に転職する際には、ミスマッチを防ぐためにも情報収集や企業研究は入念に行いましょう。
情報収集では求人票や企業HPだけではなく、SNSや口コミサイト、転職エージェントを活用して、事業内容や会社の雰囲気、実際に働いている人や転職した人の口コミなども確認すると良いですよ。
また、企業研究では有価証券報告書などのIR資料や就職四季報を活用しながら、競合分析や市場での優位性、売上動向から見る企業の成長性や将来性まで研究して、志望動機を考えることも大切です。
情報収集や企業研究をすれば選考対策もしやすくなりますし、ブラック企業も見分けやすくなるので、ミスマッチを防ぐためにも入念に行いましょう。
わからないことがあればキャリアアドバイザーに相談する
20代未経験からIT業界に転職する際には、IT業界の転職市場や応募先の選考に関する情報など、自分で調べてもわからないこともたくさんあります。
また、転職が初めてだと職務経歴書や志望動機の作り方、情報収集や選考対策の進め方など、どのように進めればいいのか迷う人もいると思います。
そのため、20代未経験からIT業界に転職するのであれば、IT業界の転職に精通した転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談しましょう。
転職エージェントに相談すれば疑問の解消ができるだけではなく、求人紹介や選考対策のフォローといった転職支援も受けられるので、未経験からIT業界へ転職したいなら積極的に活用すると良いですよ。
20代未経験でIT業界に転職する人におすすめの転職エージェント
20代未経験からIT業界へ転職する際に、どのサービスを選べば良いのかわからない人は以下の転職エージェントを活用すると良いですよ。
IT業界への転職におすすめのエージェント
マイナビエージェント・リクルートエージェント・dodaは、豊富な求人を取り扱っており、大手企業や有名企業の非公開求人も保有しているため、活用することで効率的な求人探しができます。
また、ウィルオブテック・ワークポート・type転職エージェント(IT)は、IT業界に精通したプロが転職を支援してくれるので、20代で未経験からIT業界へ転職するなら積極的に活用すると良いですね。
転職エージェントによって、サービスの質や取り扱っている求人には違いがあるので、利用する際には3社程度に登録して比較するのもおすすめですよ。
以下で各転職エージェントの特徴も紹介するので、興味がある人はぜひチェックしてみて下さいね。
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20〜30代前半・第二新卒向けの非公開求人を多数保有
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おすすめポイント
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- たくさんの求人の中から比較検討できる
CMでおなじみ!顧客満足度トップクラス!
豊富な求人数に加えて、専任アドバイザーの手厚いサポートが強み
おすすめポイント
- リクルートと並ぶ、実績豊富な国内最大級の転職エージェント
- 20万件以上(2023年3月時点、非公開求人を含む)の求人から、厳選して紹介をしてくれる数少ないエージェント
- リクルートが保有していない有名企業の求人に出会える可能性が高い
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おすすめポイント
- 専属2名体制による多角的な視点からのサポート!
- ハイクラス求人含めITエンジニア向けの求人が常時数千件以上!
- 年収UPを前提とした転職支援!過去に年収150万円以上UPした転職実績あり
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- 丁寧なキャリアカウンセリングが特徴
IT業界への転職で専門スキルを身につけるならスクールの活用もおすすめ
未経験からエンジニアやWebデザイナー、動画クリエイターやWebマーケターを目指している人は、スクールを活用してスキル習得を目指すのもおすすめですよ。
以下のスクールでは、Webサイト制作やシステム開発、WebデザインやWebマーケティングなど、様々なスキルが習得できるコースを提供しているのでスクールを探す際には参考にしてみてくださいね。
特に、TECH ACADEMYはエンジニア・Webデザイナー・動画クリエイター・Webマーケター向けのコースも提供しているので、スクールを選ぶ際にはチェックしておくと良いですよ。
また、スクールにも特徴があり、受講料やサービスの内容には違いがあるので、スクール選びでは複数のサービスを比較した上で、利用するスクールを決めることが大切です。
以下で紹介したスクールの特徴も紹介するので、サービスを比較する時の参考にしてみてください。
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- プログラム終了後の転職成功率は「98%」
- プログラミング学習から転職活動まで一貫してサポートしてくれる
- 20代前半から30代まで幅広い支援実績
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20代未経験からIT業系へ転職する際によくある質問
最後に、20代未経験からIT業界へ転職する際によくある質問について紹介していきます。
高卒でも未経験からIT業界に転職できますか
高卒でも未経験からIT業界に転職できますか?
高卒でも未経験からIT業界への転職はできますよ。
特に、社会人経験があり、何かしらの実績がある人なら採用される可能性は十分にあります。
専門知識が必要な技術職だと大卒かどうかも重視されますが、高卒でIT業界に転職している人もいるので安心してくださいね。
20代未経験でIT業界に転職するなら早い方が良いのでしょうか
20代未経験でIT業界に転職するなら早い方が良いのでしょうか?
20代後半〜30代前半になると未経験可の求人数は減るので、未経験からIT業界に転職するならできる限り早い方が良いですね。
特に、専門職の場合はスキル習得にも時間がかかるので、転職できるタイミングであれば早めに転職活動を進めると良いですよ。
20代の女性でもIT業界へ未経験から転職できますか
20代の女性でもIT業界へ未経験から転職できますか
20代で未経験からIT業界へ転職する場合は資格は必要ですか
20代で未経験からIT業界へ転職する場合は資格は必要ですか?
20代未経験でIT業界へ転職する時には資格は必要ありません。
資格を取得した方がアピールはしやすいですが、必須ではないので必要に応じて取得を目指すと良いですよ。
スキルを身につけるなら独学とスクールどちらが良いですか
スキルを身につけるなら独学とスクールどちらが良いですか?
専門スキルの習得を目指すならスクールの活用がおすすめです。
特に、エンジニアやWebデザイナーになるには、プログラミングスキルの習得が必要なのでスクールを活用した方が効率的にスキル習得ができますよ。
地方で未経験からIT業界に転職はできますか
地方で未経験からIT業界に転職はできますか?
地方でも未経験からIT業界への転職はできますが、都市部の求人を探した方が転職はしやすいです。
特に、専門職の求人は関東に集中しているので、関東で働いて経験を積んでからUターンをした方が地元でも安定して働けますよ。
以下では、20代未経験でIT業界に転職できる理由も紹介するので、参考にしてみてくださいね。