20代未経験IT転職の完全ガイド|職種選びと5つの成功ステップ

20代未経験IT転職の完全ガイド|職種選びと5つの成功ステップ

    IT転職に興味はあるけれど、「未経験でも本当に転職できるのか」「何から始めればいいのか」と悩んでいる20代は多いです。

    この記事では、挑戦しやすい職種5選・転職を成功させる5ステップ・よくある落とし穴を解説します。

    将来ITコンサルや上流工程を目指す人にも使える、中長期キャリアを見据えた転職戦略も紹介します。

末永雄大 この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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20代未経験からのIT転職は今が最大のチャンス

IT人材不足は今後も深刻化する一方で、20代未経験者へのポテンシャル採用の枠は広がっています。

この追い風を活かせるのは、時間的な余裕がある今だけです。

IT人材不足は2030年に最大79万人に達する見込み

IT人材が今後も大幅に不足し続けることは、国の調査でも明らかになっています。

経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年)によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足するとされています。

全産業で人材確保が難しくなっているにもかかわらず、IT業界だけで80万人近くが足りなくなる計算です。

この不足を補うために、多くのIT企業が未経験者の育成に本腰を入れ始めています。

研修制度やOJT体制を整え、スキルゼロでも採用する企業が増えているのは、こうした需給のアンバランスが背景にあります。

末永雄大 末永

採用現場を長く見てきた実感として、5年前と比べてIT業界の未経験採用はかなり開かれてきています。


ただし「誰でも採用する」という意味ではありません。


企業が求めているのは、学習意欲と成長の可能性です。


「未経験だから」と諦めるのではなく、意欲をどう伝えるかが鍵になりますよ。

20代前半はポテンシャル採用、20代後半は経験×意欲の合わせ技で勝負できる

IT転職で有利に動けるタイミングは、年齢によって異なります。

24〜26歳であれば、第二新卒枠や未経験歓迎枠として「伸びしろ」で採用されるケースが多いです。

学歴・志向性・コミュニケーション力といった土台があれば、ITの実務経験がなくても採用に至る可能性があります。

27〜29歳になると、企業は「これまでに何を経験してきたか」を重視します。

IT未経験でも、前職での数値管理・プロジェクト推進・顧客折衝などの経験があれば、IT営業やPMO職種では強みとして評価されます。

30歳を超えると、業界・職種経験が「あって当たり前」として判断されます。

30代以上で未経験からIT転職を狙う場合、ポテンシャル採用の枠は極めて限られます。

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転職市場では年齢と経験のバランスが評価の基準になります。


20代の今動いておくことで選べる選択肢が圧倒的に広がりますよ。


「30歳になったら考えよう」では、その頃には入れる枠が大幅に減っている可能性があります。

文系・非理系でも4割以上がIT業界で活躍している

「IT転職は理系でないと無理」というイメージを持っている人は多いですが、現実は違います。

IT業界の職種のうち、プログラミングを一切使わないポジションは多く存在します。

IT営業・Webマーケター・ITコンサルタント・プロジェクトマネージャーといった職種では文系出身者が多く活躍しています。

論理的思考力・コミュニケーション力・課題整理力があれば、理系知識がなくても戦えるフィールドは十分あります。

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「文系だからIT転職は無理」と判断するのは早いです。


コンサルやIT営業・マーケティング系の職種では、文系的な論理整理力・クライアントとの折衝力が重視されるケースもあります。


自分の強みがどのIT職種で活きるかを先に考えてみてください。

20代IT転職におすすめのエージェントについては、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。

20代のうちにIT業界へ動くべき3つの理由

年収・働き方・キャリアの3つの観点から見ても、IT業界への転職は20代のうちに動いた方が有利です。

それぞれ具体的に見ていきます。

IT業界の平均年収は全産業より高い傾向にある

IT業界の平均年収は、全産業の平均と比べて高い傾向にあります。

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」でも情報通信業の給与水準は他産業と比較して高いことが示されています。

特に、開発エンジニアやITコンサルタントはキャリアが進むにつれて年収の伸び代が大きく、30代で600〜800万円以上を狙えるポジションも珍しくありません。

ただし、職種や会社によって年収の差は大きいです。

IT事務や初期のSESでは転職直後に年収が下がるケースもあります。

「IT業界ならどこでも高収入」ではなく、どの職種・どのキャリアパスを選ぶかが重要です。

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IT転職で年収を上げたいなら、1社目の年収より「3〜5年後に辿り着けるポジション」を先に考えることをおすすめします。


最初は現職より少し下がっても、上流工程やコンサル寄りのキャリアに乗れれば、中長期では大きく年収を伸ばせる可能性があります。

リモート・フレックスで働き方の自由度が高い

IT業界は、リモートワークやフレックス制度の普及率が他の産業と比較して高い傾向にあります。

コロナ禍以降、多くのIT企業がフルリモートやハイブリッドワークを恒久的な制度として定着させています。

特に、SaaS企業やコンサルファームの一部ではフルリモートを前提とした求人も増えており、居住地を問わず働ける環境が整いつつあります。

育児・介護・副業との両立もしやすい環境があります。

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働き方の自由度はQOLに直結します。


「リモートで働きたい」というニーズがある人は、最初から制度が整っている企業をターゲットにして転職活動を進めると無駄がないですよ。

フルリモートを前提とした転職について詳しくは、以下の記事もあわせてご覧ください。

20代で積んだIT経験がキャリアの複利として積み上がる

キャリアには「複利効果」があります。

20代でIT業界の実務経験を積むことで、30代以降に転職できる先の選択肢が大幅に広がります。

たとえば、25歳でIT営業に転職し3年間の経験を積んだ人は、28歳の時点で「IT営業×業界知識」というスキルセットを持てます。

そこからITコンサルに転職すれば、30代前半でコンサルタントとして活躍できるキャリアが描けます。

一方、30歳まで非IT業種に留まってから転職すると、当時の同期が「IT経験者」として評価される枠の競争に参加することになります。

スタート地点が同じでも、10年後のキャリア格差は大きくなります。

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転職市場では「経験×年齢」で評価が決まります。


20代のうちにIT業界に入ることで、30代以降に圧倒的に有利な出発点に立てます。


今の会社が居心地よくても、将来の選択肢を広げておくことが長期的なキャリア戦略として有効です。

20代未経験から挑戦しやすいIT職種5選

IT業界には多くの職種がありますが、未経験から入りやすい職種と、そうでない職種があります。

自分の強みや将来のキャリア目標から、最初の入口を選ぶことをおすすめします。

ITエンジニア(プログラマー・SE)

プログラミングを使ってシステムやアプリを開発する職種です。

未経験からエンジニアを目指すルートは大きく3つあります。

1つ目はSES(システムエンジニアリングサービス)企業に入って実務経験を積む方法です。

入職ハードルは低いですが、常駐先企業に依存したスキル形成になりやすい点に注意が必要です。

2つ目は、自社開発企業やスタートアップへの就職です。

採用のハードルは上がりますが、幅広い技術スタックを身につけられます。

3つ目は、プログラミングスクールを経由するルートですが、修了後の転職実績を事前に確認してから選ぶことをおすすめします。

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エンジニアを目指す場合、最初に入る会社のタイプがその後のキャリアを大きく左右します。


SESは入職しやすい反面、常駐先が変わるたびに技術スタックが変わることも多く、特定の専門性が身につきにくいケースがあります。


長期で市場価値を高めたいなら、入社前にキャリアパスと会社の事業モデルを確認しておくことが大切です。

プログラマーへの転職について詳しくは、以下の記事もあわせてご覧ください。

インフラエンジニア

ネットワーク・サーバー・クラウドなどITの基盤を構築・運用する職種です。

プログラミングの必要性が低く、論理的な思考力と几帳面に手順を実行できる人は未経験から入職しやすいです。

未経験入職時の年収は300〜380万円程度が多く、CCNA(ネットワーク資格)などを取得すると転職活動でのアピール材料になります。

エンジニア職と同様にSESでの常駐が多い職種でもあるため、「社内で上流工程に携われる機会があるか」を入社前に確認することが重要です。

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インフラエンジニアは地味に見えて実は市場ニーズが高い職種です。


クラウド(AWS/GCP/Azure)の普及で、インフラ設計ができるエンジニアの需要は高まっています。


「クラウドインフラ+セキュリティ」の専門性を持てると、将来的に高年収のポジションに手が届きます。

IT営業(無形商材営業)

ITソリューションやSaaS製品などを法人顧客に提案する職種です。

プログラミング知識は不要で、コミュニケーション力・論理的提案力・数値管理力があれば未経験から活躍できます。

IT営業は、将来的にITコンサルタントやプロダクトマネージャーに転身するキャリアパスとして有効な入口の一つです。

顧客の課題を整理し、最適なIT活用を提案するプロセスがコンサル業務と共通する部分が多く、SaaS業界の企業では未経験営業の採用を積極的におこなっているところも多くあります。

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「営業から将来的にコンサルを目指したい」という20代は、IT営業が最短ルートになるケースが多いです。


IT知識と顧客折衝経験の両方が積めるポジションで、コンサルファームへの転職でも評価される経験になります。


「どの業界のIT営業か」によって積める経験が変わるので、入社前に扱うプロダクトと顧客業界を確認しておくことが大切です。

未経験からIT業界に転職する際、職種の選択で将来のキャリアが大きく変わります。

自分の強みをもとにどの職種を選ぶべきか、プロと一緒に整理してみてください。

【IT転職の方向性を整理する】
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エンジニアから営業職へのキャリアチェンジに関心がある人は、以下の記事も参考にしてみてください。

Webマーケター

SEO・SNS運用・Web広告・コンテンツマーケティングなど、Webを活用した集客施策を担う職種です。

マーケティングの基礎知識とデータ分析への興味があれば、未経験からでも入職できる可能性があります。

入職初期はSEOライターやSNS担当として実務を積み、Google広告の運用やデータ分析を担当するルートが一般的です。

自社ブログやSNSアカウントで実績を作ってから転職活動に臨むと選考で有利になります。

転職直後の年収は300〜380万円程度のことが多く、実績を積めば上がっていきます。

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Webマーケターは「手を動かしながら学べる職種」です。


自分のブログやSNSで数値を改善した経験は、ポートフォリオとして面接で大きなアピールになります。


「やってみた」の積み重ねを記録しておくことをおすすめします。

Webマーケティング職への転職を考えている人は、以下の記事もあわせてご覧ください。

IT事務

IT企業で事務・バックオフィス業務を担う職種です。

PCの操作が得意・ExcelやGoogle Sheetsを使いこなせる・ITツールへの抵抗感がない人は入職しやすいです。

ただし、IT事務はキャリアアップの選択肢が他の職種と比べて限られやすい面があります。

将来的にエンジニアやコンサル方向に進みたい人にとっては、入口としてのIT事務は遠回りになる可能性があります。

2〜3年で次のステップを明確に描いた上で選ぶことをおすすめします。

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IT事務は「IT業界未経験者の入口」として有効ですが、事務職としてのキャリアパスとIT専門職へのキャリアパスは異なります。


入社前に「この会社でIT知識を積んで次のキャリアにどう活かすか」まで考えてから選ぶと、後悔が少なくなります。

IT転職で失敗しない5ステップ

IT転職の成否は、応募書類や面接テクニックより「準備の質」で決まります。

以下の5ステップを順番に踏むことで、ミスマッチなく転職活動を進められます。

キャリアの軸(BEING)を言語化する

転職を成功させるための最初のステップは「なぜIT転職をするのか」を言語化することです。

「IT業界が伸びているから」「年収を上げたいから」という動機は転職の入口になりますが「どんな自分になりたいか」という自分軸がないと、入社後にミスマッチが起きやすくなります。

まず問うべきは「BEING(在り方)」です。

5〜10年後にどんな人間でありたいか、どんな仕事をしながらどんな充実感を得ていたいかをイメージします。

このBEINGから逆算して「今のIT転職で何を得る必要があるか」を考えると、職種選びも会社選びも軸が定まります。

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「とりあえずIT」で転職すると、2〜3年後に「結局何がしたいのかわからない」という状態になりやすいです。


最初に10分でいいので「5年後の自分」を具体的に書き出してみてください。


転職活動中の判断基準がはっきりします。

業界・職種の解像度を上げる

IT業界は一言で「IT」とまとめられていますが、内部は多様です。

SI・コンサルファーム・SaaS企業・Web系スタートアップ・社内SE・SES企業など、事業モデルによって仕事内容・年収・キャリアパスが全く異なります。

解像度を上げるためには、求人票を読み比べるだけでなく「SESのビジネスモデル」「自社開発企業と受託開発の違い」「コンサルファームの案件サイクル」などを調べておくことをおすすめします。

転職エージェントに相談すると、自分のバックグラウンドに合った企業タイプを教えてもらえます。

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「IT業界に転職したい」という方はたくさんいますが「どのIT企業か」まで解像度が上がっている方はごく一部です。


業界・職種の解像度が低いまま応募すると、面接で「なぜうちに?」という質問に具体的に答えられません。


まずはターゲット職種の求人を20件以上読み込むことから始めるのがおすすめです。

最低限のITリテラシーを身につける

IT転職では、高度な専門知識よりも「学ぶ姿勢の可視化」が重視されます。

資格よりも実際に何かを学んだ証拠の方が、面接官には刺さることが多いです。

「ITパスポート」は、IT基礎知識の理解を示す国家資格として、未経験でも取得しやすく書類選考でのアピール材料になります。

プログラミングに興味があれば、学習サービスで実際に手を動かし、GitHubやポートフォリオに学習記録を残しておくことが有効です。

面接では「どのくらい学んだか」より「どうやって学んだか・何を得たか」を語れる状態にしておくことが大切です。

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資格のためだけに半年間勉強して転職活動が遅くなる、というケースを多く見てきました。


資格は「意欲のアピール材料」であり、採用の決め手にはなりません。


学習と並行して転職活動を始め、面接で学習中であることを積極的に伝えていくのが正解です。

応募書類を職種ごとに書き分ける

職種が違えば、企業が応募書類で確認したいポイントも変わります。

ITエンジニア職は「論理的思考力・学習習慣」を、IT営業職は「目標管理能力・コミュニケーション力・実績数値」を重視します。

前職の経験を職種の評価軸に合わせて「翻訳」することが書類選考突破のカギです。

同じ経験でも、「チームの売上目標を管理した」より「月次で3名のメンバーの行動量を数値管理し、半期で部門目標115%を達成した」と書いた方が、IT営業の選考では評価されます。

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1種類の職務経歴書を使い回すのは逆効果です。


各職種の求人票を読み込んで「この会社は何を評価基準にしているか」を把握し、それに合わせて経歴の見せ方を変えることをおすすめします。


転職エージェントに添削してもらうのも有効な方法です。

面接で「学習習慣」と「成長意欲」を見せる

未経験採用の面接では、面接官が判断するのは「今どれくらい実力があるか」より「入社後にどれくらい伸びるか」です。

ITに関する学習記録・ポートフォリオ・資格・副業プロジェクトなど「実際に動いている証拠」を具体的に伝えましょう。

「なぜIT業界に転職したいか」の志望動機には「〇〇の経験を積んで△△のキャリアを実現したい、その入口として御社が最適だと考えた」という構造で語ると、自分の思考の深さが面接官に伝わります。

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面接で未経験者に対して面接官が見ているのは「この人は入社後も自分で学び続けられるか」です。


学習の継続性と具体的なアクション実績を組み合わせて伝えると、説得力が増します。

転職活動の方向性が定まっていないなら、まずキャリアの軸を言語化するところから始めてみてください。

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20代未経験IT転職でつまずきやすい5つの落とし穴

IT転職で失敗する人には、共通したパターンがあります。

知っておくだけで防げる落とし穴を5つ紹介します。

「ITならどこでも」で業界・職種研究を省いてしまう

IT業界は広大で、職種も事業モデルも多様です。

「IT企業に転職できればいい」という曖昧な目標で活動すると、入社後に「思っていた仕事と違う」という事態になりやすいです。

SES企業・受託開発企業・自社開発企業・コンサルファーム・SaaS企業では、働き方も年収もキャリアパスも全く異なります。

最低限、自分がターゲットにしている職種と企業タイプの違いを理解してから転職活動を始めることが重要です。

末永雄大 末永

IT転職の失敗で最も多いのが「なんとなくIT企業に入って3年後に行き詰まる」パターンです。


入る前から「3年後に何ができる状態になりたいか」を考えて企業を選ぶことをおすすめします。

IT転職サイト・エージェントの選び方については、以下の記事もあわせてご覧ください。

資格取得がゴールになってしまう

「ITパスポートを取ってから転職活動を始めよう」という考えで転職活動が後ろ倒しになるのは、時間的な損失になります。

資格は転職市場では「意欲のアピール材料」にはなりますが、採用の決め手にはなりません。

資格取得に半年以上かかってしまうなら、先に転職活動を始めて「勉強しながら活動中です」と面接で伝える方が、多くの場合は有効です。

20代は時間が武器です。動きながら学ぶ姿勢を見せることが、未経験採用では評価されます。

末永雄大 末永

資格が終わったら転職活動、という順番は必ずしも正しくありません。


転職エージェントに相談しながら求人情報を集め、動き出しながら資格の勉強を並行するのが現実的なアプローチです。

プログラミングスクールに通えば安心だと考える

プログラミングスクールは「エンジニアになるための有効な手段の一つ」ですが「通えば採用される」わけではありません。

スクール卒業後に転職できるかどうかは、修了後の自走力・ポートフォリオの質・自己学習の継続性にかかっています。

スクール費用は数十万〜百万円以上になるケースもあるため、入学前に「卒業生の転職実績」「就職支援の内容」をしっかり確認してから判断することが大切です。

末永雄大 末永

スクールの選択は慎重にしてください。


「転職保証あり」という謳い文句でも、保証の条件をよく読むと実質的に機能しないケースもあります。


スクールに通う前に、まず転職エージェントに相談して自分が目指す職種でどのくらいの準備が必要かを確認することをおすすめします。

スキルだけ見て労働環境・キャリアパスを確認しない

未経験でIT業界に入る際、「どんな技術が学べるか」ばかりに注目して「その会社でどんなキャリアを積めるか」「労働環境はどうか」を確認しないまま入社するケースがあります。

特にSES企業では、常駐先の業界・職種・技術スタックによって積めるスキルが大きく変わります。

「会社を選んだ」つもりが、実際には「どこに常駐するか」で仕事内容が決まるという構造を理解しておく必要があります。

入社前に「どのような常駐先が多いか」「社内でのキャリアアップの事例があるか」を確認することが大切です。

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3年後・5年後の出口を描いた上で会社を選ぶことが大切です。


「スキルが積める環境か」と「そのスキルで次にどこに行けるか」は別の問いです。


両方を考えたうえで会社選びをすると、入社後に後悔する可能性が大幅に下がります。

1社目を終点にしてしまう(キャリアの複利効果を逃す)

「やっとIT業界に転職できた」という安堵感から、1社目で長く働くことが目的化してしまうケースがあります。

しかし、20代のIT転職はゴールではなく、キャリアの出発点です。

1社目で積んだ経験を「次のステップに活かすハッシュタグ」として捉え、3〜5年後のキャリアを見据えて意識的に経験を積んでいくことが重要です。

「定着すること」と「次のステップを描くこと」を同時に意識して働くと、10年後のキャリアの幅が大きく変わります。

末永雄大 末永

1社目では「次のキャリアに必要な経験を意図的に積む」意識を持ってください。


日々の仕事が「自分のポートフォリオになるか」という視点で働くと、3年後の転職活動で語れる実績が増えます。

20代未経験から「IT→コンサル」のキャリアを作る方法

IT転職のゴールは1社目の入社ではありません。

20代でIT業界に入った後、30代にどんなキャリアを歩めるかが本当の意味での成功を決めます。

1社目は「経験が積める環境」で選ぶ

1社目の基準は「給与が高いか」よりも「3年後に市場価値が上がる経験が積めるか」を優先することをおすすめします。

具体的には、上流工程(要件定義・設計)に携わるチャンスがある、プロジェクトマネジメントの初歩を学べる、クライアントと直接コミュニケーションを取る機会がある環境を重視して選ぶことをおすすめします。

SESであっても「社内でのキャリアアップ事例が豊富」「特定業界への専門性が積める常駐先が多い」企業であれば、選択肢として検討できます。

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1社目の会社を選ぶ基準として「ブランドが高いか」より「自分が成長できる環境か」を重視してください。


大手SIerで下流の工程しか経験できない環境より、中堅のコンサル会社で上流から下流まで一気通貫で経験できる環境の方が、3〜5年後の市場価値は高まります。

3〜5年でITコンサルや上流工程へのステップを視野に入れる

IT業界に入って3〜5年経験を積んだ後、ITコンサルタントや上流工程の職種へ転職するキャリアパスは、実際に多く見られるルートです。

特に以下の組み合わせは、コンサルファームが採用で評価しやすいプロフィールです。

  • IT営業3年+特定業界の深い知識 → ITコンサル(業界特化型)
  • SIer/SESでシステム設計を経験+PL経験 → ITコンサル(テクノロジー領域)
  • 事業会社の情報システム部門でDX推進 → ITコンサル(デジタル変革領域)

SIer/SESの年収400〜500万円からITコンサルへ転職すると、600〜900万円以上に上がるケースも珍しくありません。

「どのIT経験がコンサル転職で評価されるか」を事前に把握した上でキャリアを設計することが重要です。

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ITコンサルへの転職は、今の技術力よりも「顧客の課題を上流から整理して解決策を提案できるか」という視点で評価されます。


IT営業・PL・DX推進を経験した20代後半〜30代前半は、コンサルファームが最も欲しいプロフィールの一つです。


転職市場に出る前に、自分の経験がどうコンサル業務と接続するかを整理しておくことをおすすめします。

ここまで見てきた通り、ITコンサルへの転職はキャリア設計が成否を分けます。

今の技術経験を上流の課題解決力に転換するキャリア戦略を、プロと一緒に考えてみてください。

【ITコンサルを目指す20代向け】
キャリア戦略を無料で相談する

ITコンサルタントへの転職に特化したエージェントについては、以下の記事もあわせてご覧ください。

キャリアの軸を定期的にメンテナンスする

転職が成功したからといって、その後のキャリアを放置するのは危険です。

IT業界は変化が速く、1〜2年で求められるスキルセットが変わることもあります。

年に1回、自分の市場価値の棚卸し・キャリアゴールとの乖離確認・現在の会社で経験が積み続けられているかの3点を確認する「キャリアのメンテナンス」を習慣にすることをおすすめします。

定期的に自分のキャリアを客観視することで、手遅れになる前に軌道修正ができます。

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転職エージェントへの相談は「転職したいとき」だけでなく「キャリアの現在地を確認したいとき」にも有効です。


今すぐ転職するつもりがなくても、定期的にプロの目線でフィードバックをもらうことで、キャリア設計の精度が高まります。

20代未経験IT転職でよくある質問

IT転職は何歳まで未経験で可能ですか?

24〜26歳のポテンシャル採用が最も有利です。

27〜29歳は前職経験との組み合わせが求められますが可能です。

30歳以上は枠が大幅に限られるため、早いほど選択肢が広がります。

文系・非理系でもIT転職できますか?

できます。

IT営業・Webマーケター・ITコンサルタント・プロジェクトマネージャーなどは、論理的思考力・提案力・コミュニケーション力が活きる職種です。

文系出身者が多く活躍しています。

資格なしでIT転職は厳しいですか?

資格なしでも転職は可能です。

未経験採用では「なぜIT転職するか」「どれだけ本気で学んでいるか」の方が評価されます。

ITパスポートがあれば書類選考でのアピールになりますが、必須ではありません。

プログラミングスクールは通う必要がありますか?

エンジニア職を目指す場合は学習手段として有効ですが、必須ではありません。

IT営業・マーケター・コンサル方向であればスクールはほぼ不要です。

IT転職で年収は下がりますか?

職種や現在の年収水準によります。

未経験入職直後は300〜380万円が多く、一時的に下がるケースもあります。

適切な職種でキャリアを積めば、3〜5年後に大幅な年収アップが見込めます。

20代前半と後半でIT転職の難易度は違いますか?

異なります。

24〜26歳はポテンシャル採用で挑戦しやすく、27〜29歳は前職経験との組み合わせが求められます。

早いほど選択肢が広がるため、検討中の場合は早期に動くことをおすすめします。

転職活動はどのくらいの期間かかりますか?

書類応募から内定まで平均2〜3ヶ月程度が目安です。

在職中に活動する場合は3〜4ヶ月かかるケースが多いです。

転職エージェントを活用することでスケジュール管理がしやすくなります。

まとめ

20代未経験からのIT転職は、適切な職種選びとキャリア設計をすることで十分に実現可能です。

大切なのは、1社目の入社をゴールにせず、その先のキャリアを見据えた選択をすることです。

IT営業やSIer経験を活かしてITコンサルに進むキャリアなど、20代で積んだ経験が30代以降の大きな飛躍につながります。

すべらないキャリアエージェントでは、キャリアの軸から逆算したIT転職・ITコンサル転職の支援をおこなっています。

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