事務職が向いてない人の特徴7選!事務が向いてない人におすすめの職種を紹介!

事務職が向いてない人の特徴7選!事務が向いてない人におすすめの職種を紹介!

    数字を扱うのが苦手な人や大雑把な人は事務職が向いてない可能性が高いです。

    自分に向いてない仕事を続けると仕事のモチベーションも下がり、やりがいも感じにくくなってしまいます。そこで本記事では、事務職が向いてない人におすすめの職種や向いてる仕事を見つけるポイントを紹介していきます。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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事務職に向いてない人の特徴7選

事務職として働いていて「もしかしたら向いてないのでは…」と思うことがあり、不安を抱えている人は少なくありません。ただ、本当に自分が事務職に向いてるのか、向いてないのかを判断するのは難しいものです。

ここでは、事務職に向いてない人の特徴を7つ紹介します。この中に心当たりのある特徴がある人は、事務職に向いてないのかもしれません。

数字を扱うのが苦手な人

数字を扱うのが苦手な人は、事務職には向いてないといえます。

なぜなら、事務作業の中には数字を扱う仕事が多く、数字に苦手意識がある人はストレスを感じやすいからです。このストレスはそれほど大きくはないものかもしれませんが、日々少しずつ蓄積されていくため、徐々に仕事のモチベーションも下がっていくでしょう。

また、数字を間違えてしまうと、間違ったデータを人に伝えてしまい、迷惑をかけてしまうこともあります。例えば、社員の給料計算で残業時間や各種手当の計算を間違えると、社員に直接的な影響が出てしまう危険性もあります。

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ただ、長期間にわたって数字を扱っていれば徐々に慣れてくることもあります。そのため、数字が苦手だからとすぐに異動や転職を考えるのではなく、まずは数字への苦手意識をなくすことから始めると良いでしょう。

大雑把で細かい点があまり気にならない人

大雑把で細かい点があまり気にならない人も、事務職には向いてません。

事務職の仕事は、データ入力やプレゼン資料の作成、資料の誤字脱字チェックなど、神経を使っておこなう細い仕事ばかりです。大雑把で細かい点があまり気にならない人は、このような作業を適当に済まして、ミスを発生させたり見過ごしたりすることが多いです。

例えば、重要なプレゼン資料に誤字脱字が含まれていた場合、会社の信頼性に関わる問題となりかねません。また、データ入力でミスが発生すると、後々の業務でトラブルが発生する可能性があります。

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ただ、意識や業務のやり方を変えることで克服することも可能です。例えば、自分でチェックリストを作成しそれを活用したり、2度チェックすることをルール化することでミスは防ぐことができます。

このように、大雑把で細かい点が気にならない人は事務職には向いてないことが多いですが、対策次第では克服することも可能です。

コミュニケーションをできるだけ取りたくない人

他人とのコミュニケーションをできるだけ取りたくない人も、事務職には向いていません。

なぜなら、事務職は人と関わる場面が多いからです。一人でパソコンに向かって黙々と作業するイメージのある事務職ですが、実は電話対応や社内の人との連携など、人とコミュニケーションを取りながら仕事をする機会は多いです。

もちろん、一人で作業をおこなう時間もありますが、人とのコミュニケーションを取らざるをえない場面も多いため、人と関わることが苦手な人はストレスを感じるでしょう。例えば、顧客からの問い合わせやクレームに対応しなければならない場合や、仕入れ先との打ち合わせの日程調整などをおこなうこともあります。

ただ、事務職に限らずどの仕事でもコミュニケーションを避けることはできないので、仕事上のコミュニケーションは割り切ることが大切です。

ルーティンワークに飽きてしまう人

ルーティンワークに飽きてしまう性格の人も、事務職には向いてないといえます。

なぜなら、事務職は基本的にルーティンワークであり、業務内容が決まっていることが多いからです。

例えば、事務職の主な業務にはデータ入力や書類整理、日々のメール対応などがあります。これらの業務は、基本的には毎日同じ内容の繰り返しであり、ルーティンワークが中心です。新しいことに挑戦したり、変化を求める人にとっては、このようなルーティンワークは単調で退屈に感じられるかもしれません。

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しかし、ルーティンワークであっても工夫次第で楽しさややりがいを見つけることができます。例えば、業務を効率化するための新しい方法を考えたり、作業を仕組み化することで、仕事に対するモチベーションを保つことができるでしょう。

臨機応変に対応するのが苦手な人

臨機応変に対応するのが苦手な人も事務職には向いてないといえます。

事務職は基本的に決まった仕事が多いですが、急な対応が求められる状況もあります。例えば、急な来客があった場合には要望を迅速に把握し、適切な部署や担当者につなげることが必要です。また電話対応でも、問い合わせの内容に応じて適切な回答をする必要があり、マニュアルにはない臨機応変な対応が求められます

初めのうちは臨機応変に対応することは難しいかもしれません。しかし、上司や他の人のやり方を観察し、どのように対応したら良いかを学ぶことが大切です。わからないことがあれば自分で判断せず、上司や同僚に相談して対応しましょう。

ルーティンワークが基本の事務職でも突発的な案件で臨機応変に対応することが求められる場面も少なくはありません。

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そのような対応が苦手と感じている人は事務職に向いてないといえますが、経験と努力によってカバーすることが可能です。

定量的な成果を出したい人

定量的な成果を出したい人も、事務職には向いてないといえます。

なぜなら事務職は成果が数字で表れづらい職種のため、定量的な成果をモチベーションとする人にとってはやりづらさを感じるからです。

例えば、営業職は売り上げの成果が明確に数字で表れます。また、マーケティング職でも問い合わせ件数など定量的に計れるため、目に見える形で成果が出ることにやりがいを感じる人はモチベーションを維持しやすいでしょう。

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事務職はこのような職種と違って、成果を明確に数字で表すことができないため、モチベーション維持に苦しむ人は少なくありません。

しかし、自分なりの目標を立てて仕事に取り組むことで、この問題を克服することは可能です。例えば、業務の効率化を目指して業務時間の短縮を目指すのはおすすめです。時間短縮であれば、定量的な評価が可能となります。

定量的な成果を出したい人は事務職ではやりがいを感じにくいですが、工夫次第で自分なりの目標を設定し、達成感を得ることは可能です。また、自分の強みを活かし業務改善や効率化に努めることで、事務職でもやりがいを感じることができるでしょう。

黙々と作業するのが苦手な人

黙々と作業するのが苦手な人も、事務職には向いてないといえるでしょう。

事務職の仕事は、緊急対応や出張などがない限り基本的にはPCの前で黙々と作業することが多いです。PCでの長時間の作業は集中力も必要ですし、同じ姿勢を保つ必要があるため身体的にも厳しい場合があります。そのような作業環境が苦手な人にとってはストレスを感じるでしょう。

ただ、黙々と作業することが苦手でも、工夫次第で事務職に適応することは可能です。例えば、作業を細分化してこまめに休憩を挟むことで集中力を保ちながら効率的に仕事を進められます。また、適度なストレッチや体を動かす時間を取り入れることで、リフレッシュしながら作業に取り組むことが可能です。

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このように、黙々と作業するのが苦手な人は事務職に向いていないといえますが、自分なりの工夫を凝らすことで、適応することは十分に可能です。まずは自分の苦手な部分を理解し、その対策を考えることが重要です。

事務職に向いていないと感じた時の対処法

事務職に向いてないと感じた時の行動として一番良くないのは、何もせずに働き続けることです。疑問を感じながら働き続けてもモチベーションを維持できないため成果も上がらず悪循環に陥ります。

そこで、事務職に向いてないと感じた時の対処法を紹介します。この内容を参考に、事務職に向いてないと感じた時の参考にしてください。

向いてない理由を明確にする

事務職に向いてないと感じた時は、まず向いてない理由を明確にすることが重要です。

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まずは紙やPCのメモに自分が事務職に向いてないと感じる理由を書き出してみましょう。


仕事内容や社風、人間関係など、具体的な要素を挙げることで、自分が何に悩んでいるのかを客観的に把握することができます。

例えば「データ入力が苦手」「上司とのコミュニケーションがうまくいかない」「チームの雰囲気が合わない」など、具体的な問題点をリストアップしてみましょう。

向いてない理由を明確にしないと、「何で事務職が向いてないのか」という根本の原因を把握できません。その結果、転職して職種や環境を変えても、再び「向いていない」と感じる可能性が高いです。

そのため、問題を解決するための一歩としてまずは自分の感じている不安や問題点をしっかりと書き出し、分析することが大切です。これにより、自分の向き・不向きが徐々に明確になり、理想的なキャリアを見つける鍵となるでしょう。

向いてる仕事を見つける方法については、次の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

自分なりのマニュアルを作成する

事務職に向いてないと感じたら、自分なりのマニュアルをつくることも有効です。

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まず、自分がよくしてしまうミスや苦手な作業をリストアップし、それに対する具体的な対処方法をまとめましょう。

データ入力で誤りが多い場合は、入力前に必ず確認するチェックリストを作成したり、誤りやすい部分を強調しておくと良いです。また、複雑な書類作成に時間がかかる場合は、テンプレートを作成しておくことで効率化が図れます。

例えば、データ入力でミスが多くて向いてないと感じる場合は、「入力時にはスマホの電源を切って集中する」「入力後にダブルチェックをおこなう」というように、自分なりの対策やルールづくりを明文化しておくと良いでしょう。

このように、自分なりのマニュアルを作成することで、事務職に対する不安やストレスを軽減し、業務の質を向上させることができます。

社内で別の職種に異動する

事務職の仕事内容がどうしても合っていないのであれば、社内で別の職種に異動することを検討するべきです。

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今の仕事が向いてないと感じてすぐに転職を考える人がいますが、それはリスクが高いのでおすすめしません。仕事内容も社風も業界まで一気に変わってしまうとストレスによる心身への負担が非常に大きくなります。

そのため、まずは転職前に現職で他の職種を経験してみることがおすすめです。もし、自分に合っていれば転職の必要がないですし、それでも自分に合ってないと感じる場合は転職を考えるべきです。

異動を希望する際には、人事や上司に相談してみましょう。例えば、「現在の事務職では自分のスキルを十分に発揮できないと感じているため、営業職で新しい挑戦をしたい」といった具体的な理由を伝えることで、理解を得やすくなります。

このように、事務職が合わないと感じた場合は社内で別の職種に異動することをおすすめします。転職のリスクを減らしながら、自分の適性や興味を探るために、まずは社内での異動を試みることが賢明です。

事務職以外の仕事に転職する

社内異動を希望し、それでも社内にやってみたい仕事や向いてそうな仕事がない場合は転職を検討しましょう。

これまで働いてきた職種以外への挑戦には不安があるかもしれませんが、意外な職種が向いてる場合もあります。例えば、「事務職に向いてなくても営業に向いていた!」ということもあります。営業職は顧客とのコミュニケーションが中心で、結果が数値で見えるため、事務職とは違ったやりがいを見つけられるかもしれません。

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どうしても事務職に向いてないと思うのであれば、仕事を続けるのはしんどいですよね。そのような場合は早めに転職を検討し、自分に向いてる仕事を見つける活動を始めるべきです。

転職市場はシビアで、年齢に応じたスキルがないと転職は難しくなってしまいます。

そのため、事務職向いてないと思いながら続けるのであれば、向いてないと気づいた今行動を始めるべきです。

とはいえ自分に自分に向いてる仕事がわからない人や特にやりたいことがない人もいると思います。向いてることややりたいことが曖昧なまま転職してしまうと、転職後に「やっぱり事務の方が合っていた」や「思っていたのと違った」と感じてしまうこともあります。

そのため、キャリアの方向性が決まっていないまま転職するのは危険です。

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やりたいことは決まってないけど事務から転職したいという方は、マジキャリなどのキャリアコーチングの利用をおすすめします。


マジキャリでは、自己分析とキャリアプランの設計をおこない、その内容をもとにあなたに向いてる仕事がどのような仕事かアドバイスしてくれます。

マジキャリのコーチは元転職エージェントのキャリアアドバイザーや元採用人事など転職・キャリアに精通したプロばかりなので、精度の高い適職マッチングが期待できます。

マジキャリでは初回無料面談を実施しているので、キャリアについて悩んでいる方はぜひ一度マジキャリに相談してみてください。

事務職から転職を考えている人は

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    事務職から未経験業種への転職成功をサポート!

事務職から別の職種に転職するのは難しい?

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事務職から別の職種に転職するのは難しくありません。

事務職で培ったスキルは、他の業界でも活かしやすく、実際に多くの人が他職種への転職に成功しています。例えば、データ管理能力やコミュニケーション能力は、営業職や販売・接客業、ITエンジニアなどさまざまな職種で求められるスキルです。

ただし、年齢による影響があります。20代であれば、未経験の業種でもポテンシャル採用がきたいできるため転職できるチャンスがありますが、30代になるとマネジメントスキルや高度な専門知識が求められる場合が多いです。そのため、30代以上での転職は、自分の経験やスキルを活かせるポジションを選ぶことが重要です。

年代ごとに転職市場での評価と求められるスキルをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

年齢 転職市場の評価 評価基準と求められるスキル
23歳 社会人1年目の転職であり定着性に課題があるとみなされるため難易度は高い
24歳〜27歳 第二新卒としてポテンシャル採用が期待できるため未経験でも転職しやすい
28歳〜29歳 ⚪︎ 専門スキルや経験を求められるが、なくてもポータブルスキルで採用されやすい
30歳〜33歳 業界での経験やスキルが不可欠で、マネジメント経験があると有利である一方、未経験だとかなり厳しい
34歳〜36歳 業界での経験やスキルが不可欠であり、未経験だとかなり厳しい
37歳以上 × 業界の高い専門スキルとマネジメント実績がないとほぼ不可能

このように、事務職から別の職種への転職は難しくないですが、年齢や求められるスキルによって戦略を立てることが大切です。

事務職からの転職に関して、注意点や体験談を次の記事でまとめてあるので参考にしてください。

事務職が向いてない人におすすめの職種3選

事務職が向いてないと感じた場合、次の転職先を見つけなければなりません。ただ、事務職しか経験がない人はどのように職種を選べば良いかわからないでしょう。

ここでは、事務職が向いてない人におすすめの職種を3つ紹介します。事務職からの転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

営業職:定量的な成果を出したい人向け

事務職が向いてない人におすすめの職種として、営業職があります。

営業職の仕事内容は、新規顧客の開拓や価格交渉、既存顧客のフォローなどが多く、人と関わる内容がメインとなります。どれだけの新規顧客が獲得できたか、売り上げが何%アップしたのか、など数値での成果がわかりやすいため、定量的な成果を出したい人に向いてます

顧客や他部署の社員とのコミュニケーションや数字の管理などは、事務職で培ったスキルを大いに役立てることができるため、事務職時代のエピソードを踏まえてアピールできれば転職難易度は高くないです。

dodaの「平均年収ランキング(職種・職業別の年収情報)【最新版】」よると2024年7月時点の営業の平均年収は456万円です。ただし、業界や企業により年収の幅は大きいため、自分の狙う業界の年収は確認しておく必要があります。

事務職で人と関わる仕事を得意としている人には、おすすめ職種といえるでしょう。

販売・接客業:ルーティンワークが苦手な人向け

販売・接客業も事務職に向いてない人にはおすすめです。

販売・接客業の仕事内容は、商品の販売や在庫管理・発注、顧客対応などです。商品の在庫管理や発注作業などの事務処理には、事務職としての経験やスキルが役立ちます。また、顧客対応で必要なコミュニケーション能力も事務職で培ってきたものを活用できるでしょう。

事務職とは異なり販売・接客業は毎日異なる顧客と接したり、商品も入れ替わるのでルーティンワークが苦手で、常に新しいことに接したい人には向いてる仕事といえます。

dodaの「平均年収ランキング(職種・職業別の年収情報)【最新版】」よると2024年7月時点の販売・接客業の平均年収は334万円です。

専門知識やスキルを必要としないので年収は低めですが、転職難易度は低いため、販売・接客業の仕事内容に興味のある人はチャレンジする価値のあるおすすめの業種です。

ITエンジニア:コミュニケーションが苦手な人向け

ITエンジニアも事務職が向いてないと感じる人におすすめです。

ITエンジニアの仕事内容は、システム開発やプログラミング、ネットワーク構築、システム保守などです。システムのドキュメント作成やデータ管理には、事務職としての経験やスキルが役立ちます。また、正確な作業が求められるため、事務職で培った注意深さや問題解決能力も活用できるでしょう。

事務職とは異なり、ITエンジニアは技術的な業務に集中することが多く、コミュニケーションが少ない環境で働けるため、コミュニケーションが苦手な人に向いています。技術に没頭しながら、自分のペースで仕事を進めることができる点が魅力です。

dodaの「平均年収ランキング(職種・職業別の年収情報)【最新版】」よると2024年7月時点のITエンジニアの平均年収は452万円です。

高い専門知識が求められるため学習が必要ですが、未経験者でも独学や専門学校でスキルを習得すれば挑戦しやすい職種です。ITエンジニアの仕事内容に興味があり、技術的な業務に集中したい人にはおすすめの業種です。

事務職の経験を活かせる職種

事務職からの転職を考える場合、事務職の経験を活かした仕事の方が転職しやすいです。

また、事務職にも種類がたくさんあり、仕事内容も異なるので、医療事務は向いてないけど営業事務は向いているという可能性もあります。

事務職にも、以下の種類があります。

事務が苦手と思っていても別の種類の事務なら得意な可能性もあります。これまでのスキルや経験が活かせるので即戦力として活躍しやすいですし、転職もしやすいです。

仕事内容も異なるため確認してみてください。

一般事務

事務職の経験を活かせる職種として一般事務があります。

一般事務の仕事内容は、データ入力や電話対応、書類整理など多岐にわたります。これらの業務は事務職で培ったスキルや経験をそのまま活用できるため、スムーズに業務に取り組むことができるでしょう。

一般事務は、電話対応や来客対応などのコミュニケーションを必要とする場面もありますが、日々の業務は基本的にデスクワークがメインとなります。そのため、人と接することが苦手な人に向いてる業種といえます。

厚生労働省の「職業情報提供サイト jobtag」よると2024年7月時点の一般事務の平均年収は510万円です。ただし業界や企業により差が大きいため、希望する業界の年収は事前に確認が必要です。

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転職する際には、一般事務の仕事内容や年収、適性を踏まえた上で、自分に合ったキャリアパスを見つけるようにしましょう。

営業事務

営業事務も、事務職の経験を活かせる職種の一つです。

営業事務の仕事内容は、営業担当者からの指示で、プレゼン資料や見積書の作成、出張のスケジュール管理など営業活動全般のサポートをおこないます。そのため、事務職で培った数字を扱うスキルやデータ分析スキルなどは大いに活用できます

また、電話での顧客対応や出張時に営業担当者に同行するなど、顧客と関わる機会が多いのも特徴です。ここでも事務職で培ったコミュニケーション能力を活かすことができます。

厚生労働省の「職業情報提供サイト jobtag」よると2024年7月時点の営業事務の平均年収は496万円です。

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営業として扱う商材についての知識は不要であり、事務能力やコミュニケーション能力で転職可能なため転職難易度は低いといえます。

事務職の経験があり、人との関わりに強みを持つ人におすすめの職種です。

経理事務

事務職の経験を活かせる職種として経理事務もおすすめです。

経理事務の仕事内容は、社員への給与の支払いや顧客・仕入れ先との取引に伴う入出金、社内の資金管理など多岐にわたります。最近では、経理・会計ソフトのシステムを使った管理が主な企業が多いため、事務職で培ったPCスキルを役立てることができます。

細かな数字を扱いミスの許されない作業が多いため、細かな作業を注意深くおこなえる特性をもった人には特におすすめの職種です。また、基本的にはデスクワークの業務が多いためコミュニケーションを苦手とする人にもおすすめできます。

厚生労働省の「職業情報提供サイト jobtag」よると2024年7月時点の経理事務の平均年収は484万円です。

特に専門知識を必要としませんが、簿記や会計関係の資格を持っていると転職しやすいため、事前に取得しておくと良いでしょう。

貿易事務

事務職の経験を活かせる職種の一つに貿易事務もあります。

貿易事務の仕事内容は、商品や原材料の輸出・輸入に伴う手続きを担当します。営業部門と連携しながら必要なデータや情報を整理し、契約に必要な書類を作成したり、貨物輸送の手配をおこないます。

これらの業務には、事務職で培った正確なデータ管理能力や文章作成スキルなどが役立ちます。また、海外との連携において英語を使う機会が多いため、英語スキルがあると活躍する場が広がるでしょう。

厚生労働省の「職業情報提供サイト jobtag」よると2024年7月時点の貿易事務の平均年収は496万円です。

貿易の知識や英語スキルが求められる場合があるので、転職難易度は少し高くなりますが、事務職の経験は活かせるのでグローバルに活躍したい人はチャレンジする価値のある職種といえるでしょう。

医療事務

事務職の経験を活かせる職種の一つに医療事務もあります。

医療事務の仕事内容は、医療機関での診療報酬請求書類の作成や外来受付、医療費請求、入退院手続きなどです。これらの業務には、事務職で培った正確なデータ管理能力や文書作成スキルが非常に役立ちます。

医療事務は、患者やその家族、医療スタッフとのコミュニケーションが重要です。窓口での対応や電話での問い合わせ対応が多いため、コミュニケーション能力が高い人に向いています。患者やその家族に対して親切かつ丁寧に対応できるスキルが求められる場面が多いです。

厚生労働省の「職業情報提供サイト jobtag」よると2024年7月時点の医療事務の平均年収は478万円です。

事務職から医療事務への転職は、医療関係で働いた経験のある人は転職しやすい職種です。経験がなくても事務職のスキルや経験を活かせる職種なので、転職難易度は中程度といえるでしょう。

人事事務

事務職の経験を活かせる職種の一つに人事事務もあります。

人事事務の仕事内容は、従業員の採用から退職までの人事管理に関わる事務をおこないます。具体的には、求人情報の作成や応募者の書類選考、面接の調整、評価制度の管理、退職手続きなど、かなり多様な仕事内容です。

さまざまな業務が重なる可能性があるため、事務職で培ったスケジュール調整能力が求められます。さらに給与計算にもかかわるため、正確なデータ管理能力が非常に役立ちます。

また、人事事務は社内の多くの部門や従業員と関わるため、コミュニケーション能力が求められます。特に、従業員の質問や相談に対応する場面が多いため、人と接することが好きで、コミュニケーションに自信がある人に向いています

厚生労働省の「職業情報提供サイト jobtag」よると2024年7月時点の人事事務の平均年収は493万円です。

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特殊なスキルは必要ないので転職難易度は低いです。事務職での経験を活かしながら、社員が働きやすい環境づくりに興味のある人に向いてる職種といえるでしょう。

総務事務

総務事務も、事務職の経験を活かせる職種の一つです。

総務事務の仕事内容は、社内外からの問い合わせ全般を受付け適切に処理することです。例えば、社員の冠婚葬祭に関する問い合わせや、社外からの取材申し込みの対応などをおこないます。また、株主総会の準備や運営なども総務事務の仕事です。

さまざまな業務内容をこなす必要があるため、事務職で培った臨機応変に業務を処理する能力が役立ちます。また、社内外からの問い合わせに対応する必要があるためコミュニケーション能力も求められます。

厚生労働省の「職業情報提供サイト jobtag」よると2024年7月時点の総務事務の平均年収は493万円です。

特に専門スキルは必要ないですが、さまざまな業務をこなす処理能力や対応力は求められるため、転職難易度は中程度といえます。

法務事務

法務事務も、事務職の経験を活かせる職種の一つです。

法務事務の仕事内容は、弁護士の指示のもとで過去の判例の調査や書類作成などをおこないます。主にデスクワークがメインですが、事実調査や聞き取りなどでコミュニケーション能力が必要な場面も多々あります。

また、弁護士からの指示を正確に理解するために、基本的な法律の知識は求められます。過去に弁護士を目指していた人、これから弁護士を目指す人が法務事務として働いている場合も多いため、一般的な事務職からの転職の難易度は高いです。

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ただ、法律関係の業務に関わりたい想いと事務職の経験やスキルをアピールできれば、転職も可能な職種です。

厚生労働省の「職業情報提供サイト jobtag」よると2024年7月時点の法務事務の平均年収は478万円です。

法律に興味がある人は、事務職の経験を活かしながら働けるためおすすめの職種といえます。

自分に向いてる仕事を見つける方法

事務職に向いてないと判断した場合、次のキャリアを歩むために自分に向いてる仕事を見つける必要があります。ただ、どのように見つければ良いかわからない人も多いと思います。

向いてる仕事に就くには次の3つのステップをおこなう必要があります。

  1. 自己分析をして強み・弱みを探す
  2. 強みを活かせる仕事を探す
  3. 強みが活かせる仕事・職種に転職する

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この3ステップをしっかりおこなうことで、あなたに向いてる仕事に就くことができ、やりがいをもって働き続けられるでしょう。

ここからは、この3ステップをもう少し具体的に解説します。事務職から別の仕事を見つけたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

自己分析をして強み・弱みを明確にする

自分に向いてる仕事を見つけるにはまず自己分析をおこない、強み・弱みを明確にすることが重要です。

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向いてる仕事とは自分の強みを活かせる仕事のことで、そのような仕事に就くと仕事が苦にならず、成果も出やすくなります。その結果、周りからの評価も高まりやすいのです。

自己分析をおこなう際には、次のような質問に回答すると深い自己分析ができるので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 過去に褒められた経験は何か?
  • 自分が得意だと感じる業務は何か?
  • これまでに成功したプロジェクトや仕事は何だったか?
  • 他人からよく頼まれることは何か?
  • 逆に、自分が苦手だと感じる業務は何か?
  • 過去に失敗した経験やうまくいかなかった仕事は何だったか?
  • どんな環境で働くときが最もモチベーションが高くなるか?

これらの質問に対して、具体的なエピソードや実績を思い出しながら回答することで、自分の強みと弱みを明確にすることができます。

例えば、過去にプレゼンテーションで褒められた経験があれば、それは人前で話す能力や資料作成能力が強みである可能性があります。逆に、データの細かい分析が苦手だと感じる場合は、それが弱みかもしれません。

ただ、自己分析は一人でおこなうとどうしてもバイアスがかかったり主観が入りすぎるためうまくいかないことが多いです。そのため、自己分析はキャリアのプロに相談しながら進めることをおすすめします。

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プロに相談するのであれば、専任のコーチが自己分析を徹底的に手伝ってくれるマジキャリがおすすめです。

転職エージェント末永 末永

マジキャリでは幼少期の経験から振り返りをおこない、どのようにして今の価値観は生まれたのかを見つけていきます。また、過去の経験からあなたの強みや弱み、原動力を言語化していくことができるため自分自身への理解が深まります。


第三者の視点から深掘りをしてくれるため、自分では気づかなかったような強みや弱みなどに気づくことができ、よりキャリアの選択肢が広がるでしょう。

マジキャリでは現在無料面談を実施しているので、ぜひ一度プロのコーチと一緒に自己分析をしてみてください。

向いてる仕事がわからない20代・30代向け

  • マジキャリ
    自己分析を通してやりたいことや向いてる仕事の発見をサポート

自己分析のやり方に関しては次の記事で詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。

適職診断ツールを活用する

適職診断ツールを活用することも、自分に向いてる仕事をみつける方法の一つです。

用意された質問に答えていくだけで、あなたの強みや弱みを分析し適職を回答してくれるため、自己分析が苦手な人は参考になるでしょう。

転職診断ツールは多くあるためどれを使えば良いか迷うかもしれませんので、おすすめの適職診断ツールを紹介します。

おすすめの適職診断ツールと概要

  • コンピテンシー診断
    質問に答えるだけでパーソナリティやストレス耐性、向いてる仕事などが診断できます
  • ジョブリシャス診断
    簡単な20の質問に答えるだけで、27のジョブタイプ別に適職を深掘りできます
  • 転職タイプ診断
    3ステップで「仕事探しの軸」と「今の満足度」を診断できます

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ただし、このような適職診断ツールはあくまで統計的な傾向が分かるだけなので参考程度で鵜呑みにしすぎないようにしましょう。それは、傾向が出るだけであなたの個別に合った結果ではないためです。

転職活動におすすめの自己分析ツールについては、次の記事でわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

転職・キャリアのプロに相談する

自分に向いてる仕事を見つけるためには、転職やキャリアのプロに相談することがおすすめです。キャリアの専門家のアドバイスを受けることで、客観的かつプロの目線から自分の適性やキャリアパスを明確にできます

やりたいことが決まっている人には、求人サイトや転職エージェントの利用がおすすめです。これらのサービスは転職を前提としており、あなたの希望に合った求人をすぐに紹介してくれます。

一方、事務職以外に転職したいと考えているけれど、具体的に何をしたいかが決まっていない人には、キャリアコーチングがおすすめです。キャリアコーチングでは、自己分析によって向いてる仕事ややりたいことの言語化をサポートしてくれます。

もし自己分析を一人でできたとしても、その強みをどの業界や業種で活かせるかまでわからない人が多いです。それは業界の知見が必要だからです。

キャリアコーチングであれば、事務職に向いてないと思う原因を深掘りしながら強みや適性を発見し、それを活かして長期的にやりがいをもって働けそうな業界や業種の提案をしてくれます。

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特にマジキャリは、転職エージェントも運営している会社が母体なので業界の知見が豊富にあるためおすすめです。

徹底的な自己分析により強みや弱み、適性を判断し、事務職以外の適職を妥協することなく見つけてくれます。

今なら無料面談を受けられるため、事務職以外での適職探しで悩んでいる人は一度相談してみてください。

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    自己分析を通してやりたいことや向いてる仕事の発見をサポート

キャリア相談サービスの概要やおすすめの相談先については、次の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

事務職から異業種に転職した人の体験談

次に、実際に事務職から異業種に転職した人の体験談を2つ紹介します。

評判・口コミ

30代・女性 営業事務→コールセンター

30代・女性 営業事務→コールセンター

私が転職しようと思い立ったきっかけは、ある時、仕事で大きな計算ミスをしてしまったことです。その頃にはもう、私にとってその仕事はどうでもいいものとなっていました。


こんな気持ちで働き続けていたって、きっと自分のためにも、周りの人のためにもならないだろうと思いました。


新しく始めた仕事は、コールセンターでのオペレーター業務です。皆仕事に一生懸命で、コミュニケーションが得意な人が多かったように感じます。そうした環境にあてられてか、私も「人と話す能力だったら、負けていないはず」と思い業務に励みました。

みんなの転職「体験談」。

評判・口コミ

30代・女性 医療事務→医療経営

30代・女性 医療事務→医療経営

私が転職した理由は、女上司によるハラスメントでした。(これ以上、この職場で不要なストレスを溜めたくない。)そう思い、私は転職を決意しました。


ただ、私は今回の転職で、ある一つの大きな目標を自分の中に持っていました。それは、事務職ではなく「医療経営スタッフ」として働きたい、というもの。全身全霊をかけての選考は無事通過し、晴れて私は医療経営スタッフの仕事に就きました。


医療経営スタッフの仕事は、やはり事務作業とは違って、毎日が初めて聞く単語や作業に溢れていました。ですが、新しい知識を吸収することは、私にとって大きな喜びでした。

みんなの転職「体験談」。

事務職が向いてない人はマジキャリに相談すべき!

本記事では、事務職が向いてないと感じている人のために、向いてないと感じる理由や対処法、事務職以外のおすすめの業種などについて解説してきました。

事務職が向いてないと感じても、自分なりにマニュアルを作成したり社内異動で環境を変えたりするなど、現職に残る方法はあります。ただ、それらを試しても事務職が向いてないと感じたら別の職種に転職を考えるべきです。

事務職を経験している人は、PC作業のスキルはもちろんのこと、データ分析能力やコミュニケーション能力、データ分析力などさまざまなスキルを身につけています。それらのスキルを活かせば、自分に向いてる職種への転職も可能です。

ただ、まず自分に向いてる仕事を見つける必要があり、それには自己分析が必要です。自己分析により自分の強みや弱み、適性を言語化することで、長期的にやりがいをもって続けられる適職が見えてきます。

しかし自己分析は、一人でおこなうと「自分はこういう性格だから」「〇〇は苦手」などバイアスがかかってしまい、うまくいかない場合があります。

転職エージェント末永 末永

そのため、向いてる仕事を見つけたいという人は、自己分析と適職探しに強みをもつマジキャリがおすすめです。

マジキャリは、専任のキャリアコーチとマンツーマンで徹底的に自己分析をおこないます。幼少期まで振り返ってこれまでの経験を深掘りしていくため、自分の本質的な強みや弱み、大事にしていることなどを言語化できます。

また自己分析をして終わりではなく、その自己分析の内容をもとに総合的に判断して、あなたに向いてる仕事や強みを発揮できる環境をアドバイスしてもらうことができます。

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自分の向き・不向きが明確になるため、なんで事務職が向いてないのかという原因も明確になります。

さらに、事務職で培ってきたスキルや経験もあわせて洗い出すため、これまでの経験を活かしながら自分に合った仕事へ転職が実現できるでしょう。

今なら一回の面談を無料で受けられるキャンペーンもおこなっているので、事務職に向いてない、向いてる仕事を見つけたいという人は、ぜひ一度相談してみてください。

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マジキャリの評判や無料相談については、次の記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせて読んでみてください。

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