ポテンシャル採用とは？転職でアピールするコツや求人の見つけ方を解説！

ポテンシャル採用とは

ポテンシャル採用は求職者が今持っているスキルセットや経験よりも、その人の成長の可能性や適応力といった潜在的な能力を重視して採用する方法です。

職務経験が浅い20代若手向けの求人で実施されることの多い採用方法で、評価の対象となる能力や資質は幅広いです。

つまり、輝かしい成果や実績がなくても本人の思考性や性格をアピールすることで転職で内定を獲得することができるので20代〜30代前半のビジネスパーソンにおすすめの転職活動方法です。

一人で自己分析をやろうとすると「自分はこういう人間だ」「自分はこれが苦手」という先入観が入ってしまい、正しい自己分析をすることができず、ポテンシャル採用の面接でうまくアピールすることができません。

正しい自己分析ができないと面接官を納得させることができず、「内容が薄い」と思われてむしろ選考で不利になってしまいます。

キャリアコーチングサービスとは、コーチとマンツーマンで自己分析や転職の悩みヒアリングを通じて、キャリアプランの設計や転職サポートをしてくれるキャリア相談サービスです。

マジキャリを運営するアクシス株式会社は、転職エージェントも運営しており、業界内でトップレベルのキャリア×転職知見を誇っています。

マジキャリのコーチは転職の市場相場を把握し、各業界・職種についても精通しているからこそ転職活動において何をアピールするべきかをサポートしてくれるのでポテンシャル採用で転職したい人にピッタリです。

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他の採用方法との違い

ポテンシャル採用以外の採用方法には「中途採用」「新卒採用」の2つがあります。

3つの採用方法の違いを一覧にまとめてみました。

ポテンシャル採用と中途採用の採用時期は不定期で、募集は欠員の補充が必要になった際に随時開始されます。

新卒採用は定期採用となります。基本的に4月入社を前提に採用活動がおこなわれます。

社会人経験の有無ですが、ポテンシャル採用は未経験者・経験者の両方が対象となります。社会人経験ありの場合も年数は短いです。中途採用は未経験者からベテランまで幅広いのが特徴です。

新卒採用は学校卒業予定者の若手が対象のため、社会人経験はありません。

ポテンシャル採用は何歳まで

ポテンシャル採用は明確に何歳までが対象かは決められていません。何歳まで可能かは企業によって異なるのが実情です。

ただ、一般的には20代から30代前半までだと考えられています。30代前半も企業によって異なります。

中途採用は即戦力となるスキルや経験だけで判断されるわけではありません。ポテンシャルも含めて評価されるので、40代や50代でもポテンシャルを見られることはあります。

採用で重要なのは求職者の持つ能力が会社に対して貢献する可能性があるかどうかです。

ポテンシャル採用の判断基準

ポテンシャル採用での判断基準は企業によって違います。確実に評価されるスキルがあるとは言えませんが、一般的に考慮される判断基準は下記にあげたものになります。

ポテンシャル採用で評価されるのは、汎用性の高いスキルであることがわかります。特定の業務に依存しないため、幅広い仕事で応用できるのが特徴です。

このような汎用性の高いスキルは「ポータブルスキル」とも呼ばれています。ポータブルスキルについて、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。

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学習能力

学習能力は新しい情報やスキルを迅速、そして効果的に学べる能力のことです。

ポテンシャル採用は未経験での応募が多く、新しい業務に対して積極的かつ意欲的に学べるかを評価しています。

適応性

新しい環境や変化が多い状況に対して、柔軟に適応していける能力のことです。

社会人経験が浅いもしくはない中で、事業部に適応して働けるかどうかが評価されるポイントです。

問題解決能力

困難や複雑な問題に行き当たったとき、その問題を早急に解決するための方法を見つける能力です。

問題を解決するためには、論理的思考と分析的なアプローチが必要となるので、合わせて確認される点だと言えます。

コミュニケーション能力

仕事は1人でするものではありません。事業部内はもちろんのこと、社外の人ともおこなっていくものです。

他者と円滑なやりとりをするために、良好な関係を築けるかも大切です。コミュニケーション能力には聞く力やチームワークも含まれます。

リーダーシップ

リーダーシップはリーダーやマネージャーだけが持つ能力ではありません。他のメンバーに対し、積極的に声をかけて物事を推進していくのもリーダーシップに含まれます。

リーダーシップは未来のリーダー・マネージャーとしての活躍が期待できるかも合わせて評価されます。

モチベーション

業務に対する熱意や、自分のモチベーションを高められるかもポテンシャル採用では評価されます。

求められる成果に対し、モチベーションを維持して出し続けられるかは重要なポイントだと言えます。

ポテンシャル採用で応募するメリット・デメリット

ポテンシャル採用は若手求職者にとってチャンスとなる採用方法です。

中途採用は実務経験が豊富で、即戦力として活躍できる求職者と同じ土俵で戦わなければなりません。しかし、ポテンシャル採用は経験やスキル以外の能力を評価してもらえます。

ポテンシャル採用で応募すれば、経歴に自信がない求職者でも内定を獲得できるチャンスがあるのです。

ここではポテンシャル採用で応募するメリットとデメリットについて紹介していきます。

ポテンシャル採用で応募するメリット

ポテンシャル採用で応募するメリットは主に下記の3つが考えられます。

ポテンシャル採用の評価基準は特定のスキルや経験よりも求職者の能力を重視しています。そのため、選考の機会が得られやすく異なる業界や職種へキャリアチェンジすることも可能です。

ポテンシャル採用で応募するデメリット

ポテンシャル採用で応募するデメリットは主に下記の2つが考えられます。

ポテンシャル採用は企業によっては対象を限定している場合があります。すべての求職者を対象としているわけではないので、求職者の年齢によっては応募できない可能性があります。

また、応募時に業務に関係するスキルは求められていませんが、なるべく早期に1人前になって欲しいと企業は考えています。そのため、継続的な努力や学習が求められます。

ポテンシャル採用で自分をアピールするコツ

ポテンシャル採用の選考では、企業の判断基準に沿ってアピールすることが大切です。企業がどのように判断しているのか情報収集をおこなうようにしてください。また、自分の持つ能力を的確に把握することも重要です。

自分にはどのようなポータブルスキルがあるのかを把握するためには、自己分析を徹底しておこなうようにしてください。

ポテンシャル採用を導入している企業

ポテンシャル採用を導入しているのは上場企業や中小企業まで幅広いです。

そこでどのような企業がポテンシャル採用を導入しているのかを紹介していきます。

LINEヤフー株式会社

LINEヤフーは2023年10月にヤフー株式会社やLINE株式会社などの5社が合併して生まれた会社です。

2023年9月30日時点の情報ですが、ヤフーのポテンシャル採用は新卒・既卒・第二新卒などの経歴に関係なく30歳以下なら誰でも応募できます。

若手人材にも平等な採用選考機会を提供、就職活動の時期の多様化も考慮し、より柔軟な採用が必要であると考え、導入した経緯があります。

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サイボウズ株式会社

サイボウズではIT業界や職種未経験者でも、事業に興味を持つ人向けのチャレンジ採用枠としてポテンシャル採用を導入しています。

これまでの経験や年齢に縛られず、さまざまな背景を持つ人材を積極的に採用したいとサイボウズは考えています。

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その他一覧

ヤフーやサイボウズ以外にもポテンシャル採用を導入している知名度の高い企業はあります。

ポテンシャル採用枠がある企業を一覧にまとめてみました。

ポテンシャル採用枠がある企業は特定の業界に限定されているわけではありません。IT業界から製造業まで幅広いです。自分が希望する業界でポテンシャル採用をおこなっている企業はあります。

まずはポテンシャル採用をおこなっている企業の求人を探すところからはじめてみてください。

ポテンシャル採用をおこなっている企業の求人の探し方

ポテンシャル採用をおこなっている企業の求人ですが、転職エージェントを利用して紹介してもらうのが1番手っ取り早いです。

自分で企業の採用ページを確認したり、求人サイトで検索して探すことは確かにできます。しかし、これでは必要以上に時間がかかってしまいます。

ポテンシャル採用は通年でおこなわれている傾向にありますが、年齢を30歳以下に制限している企業も多いです。年齢を超えてしまうと対象から外れてしまうので、時間のかけ過ぎもよくありません。

その点、転職エージェントを利用すれば「自分の希望条件」にマッチしたポテンシャル採用をおこなう企業を紹介してもらえるので便利です。

さらにポテンシャル採用枠に応募したあとは、履歴書・職務経歴書の書き方や選考対策もおこなってもらえます。企業ごとに重視しているポイントに絞って対策してもらえるので内定を獲得しやすいです。