
講談社への転職は難しい?中途採用の難易度・年収・口コミをプロが解説
株式会社講談社へ転職するコツを就職・転職支援のプロである現役転職エージェントが徹底解説します。
また、中途採用の転職難易度や求人情報、採用倍率の高い企業から内定獲得するためのポイントも紹介します。
あわせて企業文化や採用大学、面接で聞かれる質問や社員からの口コミも分かりやすくまとめました。
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講談社への転職難易度(中途採用の倍率)
小学館や集英社などの出版業界は年に1度の定期採用しかおこなっていないのに対して、講談社はキャリア採用も並行しておこなっています。
そのため求人数は他の出版社に比べて多いですが、採用の意図を定期採用とはっきり分けている分、キャリア採用に求められるレベルは高い傾向にあります。
中途採用の倍率は公開されていませんが、講談社の転職難易度が高い理由は主に3つあります。
ブランド力と人気で応募者が多く集まる
編集・マーケティング・ライツビジネスなどで高い専門性が求められる
人気企業のため面接の通過率が低い
自分が応募できる職種がキャリア採用にない場合は、定期採用を利用して転職に臨む方法もあります。ただし定期採用は応募のハードルが低い分、応募者が多く倍率が高くなるため、難易度はやはり高いです。
本に関わる仕事がしたいだけなら選択肢を広げる
講談社への転職を考える理由として「転職先では本に携わりたい」「すでに本に関わる仕事をしているがキャリアアップをしたい」と考えている人もいます。
ただ、講談社にこだわりがあるのではなく本に関わりたい気持ちが強いだけなら、講談社への転職はおすすめできません。その理由で受けるには、転職先として難易度が高すぎるからです。

そうなると、自分が転職できるレベルで本に携われる仕事はどこなんだろうと考えてしまいますよね。
職種でいうと編集者や校閲がおすすめです。本に関われて転職難易度も高すぎないので、良い選択肢になります。
編集者や校閲が気になった人は、編集や校閲の求人を500件以上扱っているリクルートエージェントを利用するのがおすすめです。
講談社の中途採用の求人情報
講談社は新卒と中途で完全に分けるわけではなく、キャリア採用に新卒が応募することもあります。少し独特な講談社の2つの採用方法を詳しく見ていきます。
キャリア採用の募集職種
キャリア採用では、以下のような部門で募集をおこなっています。
- アニメ・コンテンツ事業
- DX推進
- 契約法務
- 経理
- 学芸学術書編集
- ライトノベル編集
キャリア採用も定期採用と同じく、年に一度の募集が中心です。募集の時期や職種は年によって変わるため、最新の募集状況は講談社のキャリア採用サイトで確認しましょう。
あなたの経歴で応募できる職種があれば、積極的に応募するのがおすすめです。応募の際は職務経歴書などの書類提出も必要になります。
アピールにつながる書き方や、その先の面接対策のためにも、応募と同時に転職エージェントに登録しておきましょう。転職のプロの目線からアドバイスをもらえる上に、内定を獲得するまで伴走してくれます。
定期採用(新卒と同じ選考)との違い
定期採用は年齢で募集範囲を定めているので、新卒などの学生と同じ選考を受けることになります。
出版業界は新卒にも非常に人気があります。講談社の定期採用は毎年20名台の少人数で、応募が集中する狭き門です。
講談社が公表している直近の新入社員数は以下のとおりです。
| 年度 | 採用人数 | 男女の内訳 |
|---|---|---|
| 2024年度 | 22名 | 男性8名・女性14名 |
| 2023年度 | 27名 | 男性11名・女性16名 |
| 2022年度 | 23名 | 男性11名・女性12名 |
中途採用の倍率は公開されていませんが、新卒採用と同様に転職者からの人気も高い企業です。
もし講談社に強いこだわりがなく、大手出版社へ転職したい気持ちが強いなら、他の出版社も合わせて検討するのも1つの方法です。
採用される確率を上げたい場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

転職エージェントはさまざまな出版社の求人を持っています。
出版社にとにかく転職したい場合も、エージェントと面談することで、自分がどの出版社に行きたいのかまで言葉にできますよ。
講談社の平均年収はいくら?
講談社の年収は出版業界の中でも高めです。平均年収・福利厚生・働き方を順に見ていきます。
平均年収(約1,276万円)
口コミサイトのOpenWorkによると、講談社の平均年収は約1,276万円でした(回答者29人・2026年6月時点)。年収の幅は460万〜2,000万円、回答者の平均年齢は37歳です。
あくまで口コミサイトの集計値で、回答時期によって変動するため参考値として確認してください。それでも出版業界の平均と比べて高めで、待遇面の満足度は社員から高く評価されています。
福利厚生・教育制度
講談社が導入している福利厚生を、定期採用の公開情報をもとにまとめます。住宅関連の補助が手厚いのが特徴です。
- 退職金
- 家賃補助
- 社宅
- 住宅資金貸与
- 教育資金貸与・介護資金貸与
- 定期健康診断(年2回)・社内診療室
- 社員食堂
研修制度も整っていて、入社後にスキルを伸ばしやすい環境です。
海外研修制度・語学研修制度
自己啓発援助制度
指導社員制度
新入社員研修・入社3年目研修
新任副部長研修・新任部長研修
残業・ワークライフバランス
講談社の働き方は、OpenWorkのデータでは月間残業 約36.3時間、有給休暇の消化率は55.9%です。
- 編集部など一部の部署は昼夜逆転することもある
- 繁忙期は自分の都合で休暇を取りにくいことがある
- 東京が中心なので転勤はほとんどない
出版という仕事柄、忙しくなりがちでプライベートの時間をたっぷり取るのは難しい面があります。ただし働いている人の多くは好きなことを仕事にしているため、そこまで苦にならない人が多いようです。
年収アップやハイクラス求人を狙うなら、高年収の求人に強いサービスを合わせて使うと選択肢が広がります。
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- 業界・職種別コンサルタントによるレベルの高いサポートを受けられる
講談社の評判・口コミ
講談社で働く社員のリアルな声を、OpenWorkの評価と口コミからまとめます。良い点・気になる点・社風の順に見ていきます。
OpenWorkでの総合評価は5点満点で3.61と、出版業界の中でも上位です。特に待遇面の満足度は4.6と高く評価されています。
社員口コミでわかる良い点
出版社で自分が関わったコンテンツを発信でき、ヒットしたときの達成感に魅力を感じる声が多いです。
- 業界の大手でキャリアを積める
- 自分が関わった作品がヒットしたときの達成感が大きい
- 好きな作家と仕事できることがある
- 個人の裁量が大きく、成長意欲が高ければ大きく成長できる
- 待遇面の満足度が高い
社員口コミでわかる気になる点
一方で、歴史の長い企業ならではの課題を感じる声もあります。
- 人事評価の適正感や法令順守の意識は、待遇面ほど高い評価ではない
- 長期での人材育成には課題を感じる声もある
- 繁忙期は労働時間が長くなりやすい
評価制度や働き方に古さを感じる声も一部あります。応募前に口コミも合わせて確認しておくと、入社後のギャップを減らせます。
社風・企業文化
講談社の社風や組織体制は以下のようなイメージです。
社員の誕生日を祝うイベントがあるなど仲間意識が強い
知力だけでなく体力も求められる体育会系の面がある
OB再雇用制度があり、OBが多い部署もある
歴史ある企業の体質が残っている
学びながら働くスタンス
歴史が長い企業なので、かつては上下関係が厳しかったり労働時間が長くなりがちでしたが、近年は働き方が改善され、有給も取りやすくなっています。
講談社に転職しやすい人の特徴
講談社が求める人物像は、公式サイトのメッセージと募集要項から読み取れます。「開拓者求む」「とんがり人間」などのキーワードが多く使われています。
ここから、以下のようなマインドを持った人材を求める傾向が強いといえます。
個性的で尖った人
新しい発想を思いつき、積極的に発言できる人
加えて、募集要項を見ると以下のようなスキル・経験が求められています。
同業界・同職種の経験がある人
英語でコミュニケーションができると有利
講談社の面接・選考対策
講談社へ転職できる可能性を上げるために、やっておきたいことが3つあります。
自己分析をする
企業研究をする
逆質問を考えておく
自己分析では、なぜ講談社に入社したいのか、なぜその職種を選ぶのかを振り返り、言葉にしておきましょう。
また、講談社の事業内容や方針を理解していないと面接で答えられず見送りになることがあるので、企業研究もしておきましょう。面接の最後は逆質問を聞かれることが多いので、質問も用意しておくと安心です。
自己分析・企業研究・逆質問のやり方を詳しく知りたい人は、以下の記事も参考になります。
面接でよく聞かれる質問
講談社は「おもしろくて、ためになる」という言葉を大切にしているため、面接では以下のような質問をされることがあります。
なぜ他の出版社ではなく講談社なのか
「おもしろくて、ためになる」の実現に向けて入社して何がしたいか
これから出版業界はどうなると思うか
入社したらどんな企画をやりたいか
最近読んだ本は何か
デジタル書籍にするならどんなものが良いか
こうした質問をされることを意識して、志望動機や自己PRを考えておくとよいです。選考は書類選考→面接(複数回)→内定という流れが一般的です。
講談社の事業内容
講談社は、日本の総合出版会社で、創業者の野間清治の一族が経営する同族企業です。まずは会社概要から見ていきます。
| 設立 | 1909年(明治42年)11月 |
|---|---|
| 資本金 | 3億円 |
| 代表者 | 野間省伸 |
| 従業員数 | 948名(男性573名・女性375名) ※2025年9月時点 |
| 売上高 | 約1,692億円(2025年度決算) |
主な事業とグループ会社
講談社のメイン事業は、漫画やファッションなどさまざまな雑誌の出版です。日本語大辞典、少年誌「週刊少年マガジン」、女性誌「ViVi」、男性誌「週刊現代」などを出版しています。
出版以外には「文化事業」もおこなっています。子どもに本を楽しんでもらう「おはなし隊」で各地の幼稚園や図書館を訪問したり、「講談社漫画賞」「講談社出版文化賞」などの各賞・顕彰をおこなったりしています。
講談社には多くのグループ会社もあります。主なグループ会社は以下のとおりです。
- 株式会社日刊現代
「日刊ゲンダイ」を発行しています - 株式会社光文社
「女性自身」「FLASH」「JJ」「STORY」など女性誌に強い出版社です - キングレコード株式会社
1931年に講談社の音楽部門として発足。AKB48やももいろクローバーZなどを展開しています
職種
講談社でメインとなる職種は、大きく分けると編集・技術・営業・管理の4つです。
| 編集 | 週刊少年マガジンやViViなど有名雑誌の出版、漫画アプリやWebメディアの管理も担当 |
|---|---|
| 技術 | 校閲など出版前のチェック、デジタル技術を使った新規事業開発や社内撮影も担当 |
| 営業 | コミックや小説を映像・舞台など別の形にして届ける、海外展開や販売促進も担当 |
| 管理 | 経理・財務、法務・人事、経営企画など会社を支える業務を担当 |
売上業績・今後の展望
講談社の2025年度決算(第87期)では、売上高は約1,692億円でした。前年からは微減ですが、経常利益は約151億円と増益でした。
近年は紙の漫画や雑誌の売上が落ちてきている一方で、デジタルや版権ビジネスが収入の大きな柱になっています。電子書籍や漫画アプリからの収入が業績を支えています。
「ブルーロック」「東京リベンジャーズ」などのヒット作のアニメ化・実写化も、版権ビジネスの成長に貢献しています。
今後も、デジタルと版権ビジネスでヒット作を生み出し続けられるかがポイントになりそうです。
講談社への転職を成功させるコツ
転職難易度が高い講談社に転職したいなら、転職エージェントの利用がおすすめです。
講談社を含む出版業界は中途採用の求人募集が少ないですが、大手企業は特定の転職エージェントに非公開求人という形で求人を依頼していることがあります。
公式で募集されていなくても、エージェントなら講談社の求人を持っている可能性があります。
また、転職エージェントは企業に合わせた履歴書の添削や面接対策をしてくれるので、内定をもらえる確率が上がりやすいです。
ただし、どの転職エージェントでも良いわけではありません。エージェントが扱う非公開求人は、エージェントごとに持っている企業が違います。
2〜3社ほど同時に登録して、非公開求人を紹介してもらうのが効率がよくおすすめです。
大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント
大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。
幅広い選択肢の中から求人を提案してもらいたい、大手企業や人気企業への転職を検討しているという方は登録しておきましょう。
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