講談社に転職する方法!中途採用の難易度・求人情報・評判を徹底解説
講談社へ転職するコツをプロが徹底解説します。また、中途採用の難易度や求人情報なども紹介します。
他にも面接でよく聞かれる質問なども分かりやすく説明しています。
講談社の中途採用の難易度
講談社をはじめ小学館や集英社などの出版業界は、年に1度の定期採用しかおこなっていないため、求人が少ない傾向にあります。その割に応募者が多く、倍率が高くなってしまうので中途採用難易度は高いです。
出版業界は、新卒でも人気があります。2020年度の入社定期採用の倍率は、2,396人の応募に対して、内定予定者は26人と倍率は約92倍です。
実際に、講談社が公開しているデータによると新卒採用の倍率は約130倍と言われています。
中途採用の倍率は公開されていませんが、新卒採用と同様に中途採用も転職者に人気があります。doda発表の「転職人気企業ランキング2020」で91位にランクインしているなど高い人気を誇ることがわかります。
講談社のような大手出版会社へ転職したいなら、少しでも採用確率を上げるために転職エージェントなどを利用するのがおすすめです。
おすすめの総合型大手エージェント
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リクルートエージェント
業界No.1!転職者の8割が利用している定番エージェント -
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利用者満足度No.1!求人のマッチングに定評あり
ミドル・ハイレイヤー層に強い転職サイト・エージェント
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マネージャークラスなどの管理職、年収500万円以上の優秀層の転職に強みのある転職エージェント -
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登録しておくだけで、気になる企業からスカウトが届く!優良企業の求人が集まる会員制転職サイト
また、転職するべきか迷っている人は、講談社のような大手企業から直接スカウトされる可能性があるビズリーチに登録するのがおすすめです。
講談社に転職しやすい人の特徴
公式サイトの社長メッセージや採用情報を見ると「開拓者求む」「とんがり人間」などのメッセージやキーワードが多用されていることがわかります。
そこから、
- 個性的で尖った人
- 新しい発想を思いつき積極的に発言できる人
といったマインドやスタンスを持った人材を求める傾向が強いといえます。
加えて、講談社の募集要項を見ると以下のようなスキル・経験が必要とされています。
スキル・経験
- 同業界・職種の経験がある人
- 英語でのコミュニケーションができると有利
講談社の求人情報
2021年1月時点ですが、中途採用にあたる経験者採用の募集は終了しています。今後、経験者採用の募集が再開する可能性があるので、講談社への転職を考えている人は、公式の求人情報を定期的に確認するのをおすすめします。
キャリア採用の募集自体は終了していましたが、職種ごとにどのような人材を求めていたのかを以下から紹介していきます。
また、第二新卒の場合は2021年春に例年と同じ規模の採用選考を予定しています。例年では20名前後の採用となっているため、定期採用で応募を考えている第二新卒は事前に準備と対策をしっかりとおこなうようにすると良いです。
編集(学芸・学術)職の求人情報
編集(学芸・学術)職では「学芸」や「学術」に関連したジャンルの求人を掲載していました。
以下からは「学芸」部門の募集要項を紹介していきます。
募集職種
- 学芸部門
業務内容
- 一般向け科学書、おもに科学新書ブルーバックスシリーズの編集業務
- Web関連のプロモーション実務、電子書籍、PODやイベント運営などの対応
応募資格
- 一般向け科学書の編集経験、または科学記事の編集やライティング、科学分野の広報・アウトリーチなど、サイエンスコミュニケーションに関わる経験のある人
勤務制度
- 裁量労働制
編集(文芸)職の求人情報
編集(文芸)では「文芸」のジャンルのみ応募していました。以下から募集要項を紹介します。
募集職種
- 文芸
業務内容
- 人文/学術系書籍編集業務
- Web関連のプロモーション実務、電子書籍、PODやイベント運営などの対応
応募資格
- 文芸雑誌・書籍編集の経験のある人
- ベストセラーを作りたい熱い意欲のある人
勤務制度
- 裁量労働
海外IPビジネス職の求人情報
海外IPビジネス職は以下のような人材を求めていました。
募集職種
- 海外IPビジネス
業務内容
- 国際ライセンスビジネス業務
応募資格
- コミックやアニメなどのコンテンツを世界中に拡げるため、ライセンスをベースとしたIPビジネスを開発する 意欲の高い人
- エンターテインメントを中心とした海外ビジネス開発・交渉実務経験のある人
- 英語を使ったビジネス業務経験のある人
勤務制度
- フレックス制
デジタル職の求人情報
デジタル職では「DX推進」「デジタル広告運用」「デジタル企画営業」の3つのポジションの募集がありました。
以下からデジタル広告運用の募集要項を紹介します。
募集職種
- デジタル広告運用
業務内容
- 運用広告(SSP/DSP)に関する業務・交渉業務
- Web/アプリのデジタル広告運用業務や広告プロダクト企画開発
- 広告の効果検証・分析業務
- サブスクリプションサービスの分析・マーケティング業務
応募資格
- デジタル広告運用(SSP/DSP/アドサーバー)経験のある人
- HTML/CSS/Javascriptの基本知識のある人
- SSP/DSP/SNS等のプラットフォーム管理・運用経験のある人
- GoogleAnalytics等のサイト分析経験のある人
- オンラインメディアでの勤務経験のある人
勤務制度
- フレックス制
システム職の求人情報
システム職の募集要項は以下のようになっていました。
募集職種
- システム職
業務内容
- 次世代の業務システムの企画、構築(超上流工程から参画)
- 「会計システム」「営業支援システム」「編集者支援システム」「流通システム」等の数十ある現行社内システムの改善・保守運用
応募資格
- 大規模プロジェクトの開発管理経験のある人
- DevOpsやアジャイル開発の知識・経験のある人
- システムの導入に関わるプロジェクトを複数経験しPL以上に相当する実務を2年以上経験された人
勤務制度
- フレックス制
講談社に転職できる可能性を上げる方法
講談社へ転職できる可能性を上げるためにやるべきこととして、以下の3つが挙げられます。
- 自己分析をする
- 企業研究をする
- 逆質問を考えておく
自己分析では、なぜ講談社に入社したいのか?なぜその職種を選ぶのか?をしっかりと振り返り、整理しましょう。
また、講談社の事業内容や方針を理解していないと、面接で答えらずにお見送りになってしまうケースがあるので、企業研究もしておきましょう。
基本的に、面接の最後は逆質問を聞かれるので、質問を用意しておきましょう。
自己分析・企業研究・逆質問について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
講談社の面接でよく聞かれる質問
講談社は「おもしろくて、ためになる」というのが社是なので、面接では以下のような質問をされる可能性があります。
- なぜ他の出版社ではなく講談社なのか?
- 社是に貢献できるよう入社して何がしたいのか?
- これから出版業界はどうなると思うか
- 入社したらどんな企画をやりたいか
- 最近読んだ本は何か
- デジタル書にするならどのようなものが良いか
また、上記のような質問を面接でされることを意識して、志望動機や自己PRを考えると良いです。
以下は、志望動機や自己PRを考える方法をまとめてありますので、考えたけれどうまくまとまらないという人は参考にしてみてください。
選考自体は、書類選考→面接(複数回)→内定という一般的な流れだと思われます。
講談社の企業情報
講談社は、日本の総合出版会社で、創業者の野間清治の一族が経営する同族企業です。
設立 | 1909(明治42年)11月 |
---|---|
資本金 | 3億円 |
代表者 | 野間 省伸 |
従業員数 | 927名(男性597名・女性330名) ※2020年10月時点 |
もっと詳しい企業情報について、以下で紹介していきます。
事業内容
講談社のメイン事業は漫画やファッションなど、様々な雑誌の出版です。主に以下のような雑誌を出版しています。
- 日本語大辞典
- 少年誌「週刊マガジン」
- 女性誌「ViVi」
- 男性誌「週刊現代」
また雑誌などの出版以外には「文化事業」という事業をおこなっています。文化事業では主に以下のような業務をおこないます。
- おはなし隊
- 各賞・顕彰
おはなし隊では小さい子供に本を楽しんで欲しいという思いから、各都道府県の幼稚園、保育所、小学校や図書館、書店などを訪問しています。
各賞・顕彰では様々な作品に対して各賞を与えています。講談社が主催している賞としては講談社漫画賞」や「講談社出版文化賞」があります。
講談社の事業内容について、詳しく知りたい人は講談社の公式サイトをご確認ください。
また講談社には多くのグループ会社があります。主なグループ会社を以下で簡単に紹介していきます。
-
株式会社日刊現代
「日刊ゲンダイ」を発行しています。「大きなメディアが忖度して書かないようなことにズバズバ斬り込む」「読者目線で大衆の本音、怒り、疑問を紙面にぶつける」という編集観点で情報を提供しています。 -
株式会社光文社
雑誌・書籍の出版などをおこなっている会社です。「女性自身」「Flash」「JJ」「STORY」など、伝統的に女性誌に強い出版会社です。 -
キングレコード株式会社
1931年に講談社の音楽部門として発足したのが始まりです。演歌に強いレコード会社として知られていますが、AKB48やモモイロクローバーZなど、皆さんご存知のグループなども展開しています。
職種
講談社でメインとなる職種は大きくわけると「編集」「技術」「営業」「管理」の4つです。
以下から上記4つの職種について簡単に解説していきます。詳しくは講談社の公式サイトをご確認ください。
編集 | 週刊少年マガジンやViViなど有名雑誌の出版をおこなっています。他にも文芸やニュース雑誌なども出版しています。 出版業務以外にも漫画アプリやWebメディアの管理なども業務内容に含まれます。 |
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技術 | 校閲といった出版前のチェックなどの業務をおこないます。 またデジタル技術を用いた新規事業の開発や社内スタジオでの写真撮影などもおこなっています。 |
営業 | コミックや小説などの作品を映像や舞台など、違うコンテンツにして届ける仕事です。 または講談社が提供している作品を海外に広める仕事や販売促進などもおこないます。 |
管理 | 経理・財務、法務・人事などを担当しています。 他には経営企画など、会社にはなくてはならない業務をおこなっています。 |
直近の業績と今後の事業課題
2020年2月20日に発表した81期決算では、売上高1358憶3500万円で前年比12.7%増、当期純利益は72億3100万円で同152.9%の増加となりました。
近年ではデジタル書籍などの影響で紙媒体の漫画や雑誌の売り上げが落ちてきている反面、講談社が提供しているデジタルや版権ビジネスが大きく成長しているのが、売り上げ増加の要因と言えます。
今期はロングヒットしている「進撃の巨人」に加え、「転生したらスライムだった件」や「五等分の花嫁」などがアニメ放送され、売り上げに貢献したことも大きな要因と考えられます。
今後は上がった売り上げを維持しながら伸ばしていき、今期同様多くのヒット作品を生み出せるかがポイントとなりそうです。
講談社のカルチャー・働きがい・福利厚生
講談社のカルチャー・働きがい・福利厚生などについて、以下の順で解説していきます。
企業文化・組織体制
講談社の企業文化や組織体制は以下のようになっています。
- 社員の誕生日を祝うイベントがあるなど仲間意識が強い
- 体育会系のため知力だけでなく体力も必要
- OB再雇用制度がありOBばかりの部署もある
- 古い企業の体質が残っている
- 学びながら働くというスタンス
比較的歴史が長く古い企業なので、上下関係に厳しかったり労働時間が長くなってしまったりしていましたが、近年では労働環境に変化が出てきているようです。
昔ながらの日本企業の風習が徐々に薄れていて、有給の消化率も上がってきています。
働きがい
講談社の働きがいは、主に以下の内容が多いです。
- 業界の大手でキャリアを積める
- 自分が関わった作品がヒットしたときはかなり達成感がある
- 好きな作家と仕事できることがある
- 個人の裁量が大きいので成長意欲が高ければ大きな成長が見込める
基本的には出版業なので各コンテンツを自分が発信でき、上手くいったときの達成感と自分でコンテンツを発信する責任感にやりがいを感じている人が多いです。
ワークライフバランス
講談社のワークライフバランスは以下のようなイメージです。
- 業界柄編集部などの一部の部署は昼夜逆転することもある
- プライベートと仕事のバランスを取るのは難しい
- 自分の都合で休暇を取得するのは困難
- 東京に一極集中なので転勤はほとんどない
出版業界という仕事柄忙しくなりがちで、プライベートの時間をがっつり確保するのは難しいです。ただしは働いている人の多くは、好きなことを仕事にしているためそこまで苦にならない人が多いようです。
年収・福利厚生
講談社の平均年収を口コミサイトのOpenWorkで調べてみた結果、2020年12月時点では約1532万円でした。
ただしあくまでも口コミサイトの情報ですので、口コミが掲載されている時期により平均年収は変動します。参考としてご確認ください。
また講談社が導入している福利厚生を2021年度定期採用の情報を参考にして、以下のまとめています。
福利厚生
- 退職金
- 家賃補助
- 社宅
- 住宅資金貸与
- 教育資金貸与
- 介護資金貸与
- 定期健康診断(年2回)
- 社内診療室
- 社員食堂
- ごちそう会
教育制度
- 海外研修制度
- 語学研修制度
- 自己啓発援助制度
- 指導社員制度
- 新入社員研修
- 入社3年目研修
- 新任副部長研修
- 新任部長研修
講談社へ転職したいなら
転職難易度が高い講談社に転職したいなら、転職エージェントの利用がおすすめです。
講談社を含む出版業界は中途採用の求人を募集していることが少ないですが、講談社のような大手企業は特定の転職エージェントに非公開求人という形で、求人を依頼していることがあります。
公式で求人が募集されていなくても、転職エージェントなら講談社の求人を持っている可能性があります。
また転職エージェントは企業に合わせた履歴書の添削や面接対策をおこなってくれるので、内定をもらえる確率が上がりやすいです。
ただし転職エージェントならどこでも良いわけではありません。転職エージェントが扱っている非公開求人は、転職エージェントによりどの企業の求人を扱っているのかが違います。
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さて、結論から申しますと講談社へ転職するためには、豊富な求人数を誇る リクルートエージェントやdodaへの相談をおすすめします。
講談社のような有名企業になると、「非公開求人」というものが存在します。つまり、講談社の企業ページでは公開していない求人が沢山あるのです。
そのような非公開求人も含めて、最も多くの求人を持っているのがリクルートエージェントやdodaなのです。
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