JTBから転職は難しい?店頭営業からキャリアアップする方法
JTBで働いているものの、「店頭営業が激務で辛い」「専門性が身につかず将来が不安」と感じている人は多いのではないでしょうか。
この記事では、転職のプロである末永雄大が、JTBからの転職について本音で解説します。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
JTBから転職する人のリアルな理由
JTBから転職を考える人のよくある理由は大きく3つに分かれます。
JTBは業界大手で安定した企業ですが、働く中で以下のような課題を感じる人が多いのが実情です。
店頭営業が激務
JTBの店頭営業は、顧客対応から事務作業まで幅広い業務を一人でこなす必要があり、激務になりがちです。
特に繁忙期には長時間労働が常態化し、プライベートの時間が確保できないケースも少なくありません。また、ノルマのプレッシャーも大きく、精神的な負担を感じる人が多いのが現実です。

末永

JTBの店頭営業は確かにハードな部分があります。ただし、この経験は他業界でも非常に高く評価されるスキルが身につくんです。
顧客との関係構築力や提案力は、どの業界でも重宝される能力ですからね。
専門性が身につかず市場価値が上がらない
JTBでは幅広い業務を担当するため、特定の専門性を深く身につけることが難しいという課題があります。
旅行業界は比較的クローズドな業界であり、他業界で通用するスキルが身についているか不安を感じる人が多いのも事実です。
特に20代後半から30代にかけて、市場価値を高めたいと考える人にとっては大きな悩みとなります。
旅行業界と会社の将来性に不安を感じる
コロナ禍を経て、旅行業界全体の先行きに不安を感じる人が増えています。
オンライン旅行サイトの台頭により、従来の店舗型ビジネスモデルへの危機感を持つ人も少なくありません。また、デジタル化の波に対してJTBがどう対応していくか、将来性を疑問視する声もあります。

末永

旅行業界の変化は確かに大きいですが、だからこそJTBで培った顧客対応力や企画力は他業界で活かせるんです。
転職において重要なのは、JTBでの経験をどう他業界で活用できるかを言語化することです。
JTBからの転職は難しい?
結論から言うと、JTBからの転職は決して難しくありません。
特に個人営業での経験は多くの業界で高く評価されるため、比較的キャリアアップをしやすいです。
JTBで個人営業を経験した人は、顧客との信頼関係構築力や提案力が身についているため、特に以下のような業界でJTBでの経験が活かせるでしょう。
JTBからの転職でおすすめの業界業種
-
人材業界:個人の転職サポート(キャリアアドバイザー)
不動産業界:個人向け不動産営業
-
金融業界:個人向け金融商品営業
IT業界:SaaS企業での個人向け営業

末永

JTBで培った「お客様の潜在ニーズを引き出し、最適な提案をする力」は、どの業界でも求められる貴重なスキルです。
実際に私がサポートしたJTB出身者の多くが、人材業界や不動産業界で活躍されています。
JTBの評価されるスキル・経験
JTBでの経験は他業界でも高く評価される理由があります。
具体的にどのようなスキルが身につくのかを解説します。
顧客折衝経験
JTBでは個人のお客様と直接やり取りする機会が非常に多く、高いレベルの顧客対応力が身につきます。
旅行という「体験」を販売するため、お客様の期待値管理や満足度向上のためのコミュニケーション能力は、他業界でも非常に重宝されるスキルです。
具体的に評価されるポイント
- お客様の潜在ニーズを聞き出すヒアリング力
- 複雑な商品内容を分かりやすく説明する力
- クレーム対応などの難しい局面での対応力
- 長期的な顧客関係を構築する力
人と関わるのが好き
JTBで働く人の多くは、人と関わることに喜びを感じるタイプです。この特性は営業職やサービス業で非常に重要な要素です。
お客様の旅行体験を通じて喜んでもらうことにやりがいを感じる人は、他業界でも顧客満足を追求する姿勢を持って働けるため、企業から高く評価されます。

末永

「人と関わるのが好き」という特性は、意外と希少価値が高いんです。特にコロナ禍以降、対面でのコミュニケーション力がより重視されるようになりました。
JTBでの経験は、この点で他の候補者と大きく差別化できる要素です。
JTBからのおすすめの転職先
JTBでの経験を活かせる、おすすめの転職先を3つ紹介します。それぞれ年収アップの可能性も高い業界です。
人材紹介(CA)
キャリアアドバイザー(CA)は、JTBでの経験が最も活かしやすい職の一つです。
個人の転職希望者との面談を通じて、その人に最適なキャリアを提案する仕事は、JTBでお客様に旅行プランを提案していた経験と非常に近いものがあります。
キャリアアドバイザー(CA)とは?
転職希望者の面談を行い、その人のスキルや希望に合った求人を紹介する職種です。
CAの平均年収は?
平均年収:400万円〜600万円(弊社支援実績より)
CAを募集している企業は?
おすすめの人
- JTBで個人営業を3年以上経験した人
- お客様の潜在ニーズを引き出すのが得意な人
- 年収400万円以上を目指したい人

末永

人材業界は成長性も高く、JTBより年収アップが期待できます。また、様々な業界の知識が身につくので、将来のキャリアの幅も広がりますよ。
人材紹介(RA)
リクルーティングアドバイザー(RA)は、企業側の採用支援を行う職種です。
企業の人事担当者との関係構築や、採用ニーズのヒアリング、提案などは、JTBでの法人営業経験や顧客対応力が直接活かせます。
リクルーティングアドバイザー(RA)とは?
企業の採用要件をヒアリングし、最適な人材を紹介する職種です。
RAの平均年収は?
平均年収:400万円〜600万円(弊社支援実績より)
RAを募集している企業は?
おすすめの人
- JTBで法人営業の経験がある人
- 企業の課題解決に興味がある人
- 年収500万円以上を目指したい人
求人広告営業(新規営業)
人材広告の新規営業は、高い営業力とコミュニケーション能力が求められる職種です。
JTBで培った提案力や顧客との信頼関係構築力は、新規開拓営業でも大いに活かせます。
また、成果報酬の要素が強いため、実力次第で大幅な年収アップも期待できます。
求人広告営業とは?
企業に対して求人媒体を持つ企業が法人向けに求人広告掲載の提案・販売を行う職種です。
人材広告営業の平均年収は?
平均年収:500万円〜800万円(弊社支援実績より)
おすすめの人
- JTBで営業成績が上位だった人
- 新規開拓営業にチャレンジしたい人
- 年収600万円以上を目指したい人

末永

人材業界は未経験でも挑戦しやすく、JTBでの経験があれば即戦力として評価されます。特にコミュニケーション能力の高さは大きなアドバンテージになります。
JTBからの転職を成功に導く4ステップ
JTBからの転職を成功させるためには、戦略的なアプローチが重要です。以下の4つのステップで進めることをおすすめします。
JTBで得た経験や徹底的に深掘りする
まずは自分のJTBでの経験を客観的に整理することから始めましょう。
良かった点だけでなく、悪かった点も含めて書き出すことで、次の職場に求める条件が明確になります。
整理すべきポイント
- 担当した業務内容と成果
- 身についたスキルや知識
- やりがいを感じた瞬間
- ストレスを感じた場面
- 改善したいと思った点
JTBでの経験をポータブルスキルに翻訳する
JTBでの経験を他業界でも通用する言葉に翻訳することが重要です。
例えば「旅行プランの提案」は「顧客ニーズに基づいた最適なソリューション提案」と言い換えることで、より広い業界で評価されるスキルとしてアピールできます。
JTBでの経験→ | ポータブルスキル |
---|---|
旅行プランの提案 | 顧客ニーズ分析と最適解の提案力 |
店頭での接客対応 | 対面コミュニケーション力 |
クレーム対応 | 問題解決力と感情労働スキル |
営業ノルマ達成 | 目標達成に向けた計画実行力 |
JTBの「文化・待遇」を客観視し、次の企業選びの軸を決める
JTBの企業文化や待遇を客観的に分析し、次の転職先に求める条件を明確化しましょう。
年収、労働時間、成長機会、企業文化など、優先順位をつけて整理することで、転職活動の軸が定まります。

末永

転職理由が「JTBの悪い部分から逃げたい」だけだと、面接で良い印象を与えません。「こんな環境で成長したい」という前向きな軸を持つことが大切です。
キャリアアップに特化した転職エージェントを利用する
すべらないキャリアエージェントは20代のキャリアアップを得意としている特化型転職エージェントです。
20代でのキャリアアップは30代以降と異なりポテンシャルが重視されるので、年収とキャリアが両立できる職種につきやすい傾向があります。

末永

一方で、ポテンシャルを重視される分、経験スキルだけでなく思考性、やりがいなどを原体験ベースで説明が求められるという独特のクセがあります。
弊社では10年間この若手層のキャリアアップの悩みに取り組み、今まで1000人以上の20代をキャリアアップ支援した実績があります。
転職を決意する前に、ぜひあなたのキャリアの悩みについてお聞かせください。