生保から転職|評価されるスキル・経験・おすすめの転職先を紹介
生保から転職する際、難易度の高い商材や厳しいノルマを経験しているので評価されやすいです。ただ、面接でツラかった経験ばかり語り自分の魅力を伝えきれないケースがあります。今回は生保が面接で注意する点を伝えます。
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生保営業からの転職は難しい?
末永
なぜなら生命保険会社の営業では難易度の高い商材を扱っており、さらに厳しいノルマも経験しているので転職市場において評価されやすいからです。
また生保営業で培った高いコミュニケーション力や体力・精神力などは、どの業界・職種においても高く評価されます。
生保営業は他にも転職市場で評価されるスキルを多く身につけているため、転職難易度はそこまで高くありません。
生保の営業から転職するときに多い転職・退職理由
どの業種、どの企業の営業職も過酷な労働を課せられていますが、生命保険会社の営業は最も厳しい仕事の1つでしょう。
順に説明していきますね。
厳しいノルマと泥臭い営業
生保営業に最も多い転職理由は、厳しいノルマへのプレッシャーとそれに伴う泥臭い営業です。
生保営業の優劣は、売り上げ目標を達成できたかどうかだけで決まるので、常にノルマへの危機感があります。
そしてノルマ達成のためには昔ながらの泥臭いアプローチが求められます。
スマートなプレゼンやITを活用した効率化より、顧客の懐に飛び込んで顧客を喜ばせることで契約を獲得する手法が求められます。
長時間労働にも関わらず、不安定な給料
生保営業に次に多い転職理由は、長時間労働と不安定な給料です。
売上が目標に達しなかったり営業回りに時間がかかったりしたら、帰宅時間はどんどん遅れます。そのため生保営業は必ずと言っていいほど、長時間労働を強いられます。
ですが、それだけ頑張っても、給料は安定しません。確かにとんとん拍子に契約が取れたときは、嬉しい金額のボーナスがもらえますが、空振りが続いた途端に手取り金額が減っていきます。
休日の休みが取りにくい
生保の営業では、基本的に顧客のスケジュールに合わせなくてはいけないため、休日に休みが取りにくいことが多いです。
例としては、顧客から「土日しか予定が合わないので、土日にスケジュールを合わせてほしい」などといった要望を受けるケースなどがあります。
このように土日祝日に関わらず、出勤しなくてはいけないことがあり、プライベートに影響が出ることもあります。
すでに家庭がある人などは、プライベートを優先させるために転職を考える人も多いようです。
キャリアアップしにくい
生保営業のもう1つの転職理由は、キャリアアップしにくいことです。
同じ金融業界でありながら、銀行や証券会社の営業は日本経済や世界経済に詳しくなっていき、キャリアを積み上げていくことができます。
しかし生保営業では、金融の知識より個人営業力や行動量が重視されます。生保営業として働く期間が長くなるほど周りの人と比べてしまって「このままで将来大丈夫だろうか」という不安を感じるようになります。
ですが、生保業界ではスキルアップしにくいものの、転職の際にはスキルがきちんと評価され、業界外ではスキルアップしやすいので安心してください。
末永
なぜなら、すべらないキャリアエージェントでは、生保営業などで将来や市場価値に対する不安を感じている方に対して、業界や時代に左右されない自立的なキャリア支援を得意としているからです。
また、すべらないキャリアエージェントでは、「自立型人材」になるためのキャリア支援・転職サポートをおこなっています。
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すべらないキャリアエージェントについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください!
生保営業経験者におすすめの転職先
ここからは、生保営業経験者がスキルを活かして働けるおすすめの転職先を紹介していきます。
生保営業で培ったスキルを活かして転職をするなら、転職先の業務内容や職場環境についてきちんと把握しておくことは必要不可欠です。
生保営業経験者におすすめの転職先は以下の3つです。
ここから、それぞれの転職先について詳しく解説していくので、ぜひ最後まで読んでいってください。
営業系職種
生保営業経験者におすすめの職種1つ目は営業系職種です。
営業から営業への転職は、難易度も低いですし、即戦力として活躍できると考えられるため、非常におすすめです。
人材営業(コンサルタント)、IT営業、金融営業などが代表的で、インセンティブがほしい人は、不動産営業などがおすすめです。
営業のおすすめ職種を以下で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
事務総務(バックオフィス系)
生保営業経験者におすすめの職種2つ目は事務総務(バックオフィス系)職種です。
バックオフィス系の職種は、PCスキルだけでなく、社内でのコミュニケーション能力が求められるため、営業で培った経験が非常に役に立ちます。
未経験の職種でも、経験が活かせたり、転職理由にマッチしている場合は、転職先として非常におすすめです。
マーケティング職
生保営業経験者におすすめの職種3つ目はマーケティング職です。
末永
営業からマーケティング職への転職は非常に難易度が高いですが、対策をきちんとすれば転職可能です。
営業で培った課題発見・課題解決能力は、マーケティング職に転職しても十分に活かせる能力です。
営業からマーケティングへの転職は、以下の記事でさらに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
:おすすめの転職先は分かったのですが、どれが自分に合っているのか分かりません。
末永
自分にどんな職種・業界が合っているのか見極めるのは難しいですよね。
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生保営業から転職する時に評価されるポイント
生保営業を経験した人は、下記のようなスキルが転職市場で高く評価されます。
これらは、営業職の採用を考えているすべての企業が喉から手が出るほど求めている能力です。
では、以下で詳しく説明しますね。
コミュニケーション能力
生保営業が転職の際に評価される1つ目のポイントはコミュニケーション能力です。
生保営業は、初対面の相手が誰であろうと、どのような性格の人であろうと、明るく接する訓練を受けてきた人が多いです。
そのため、生保営業を長年務めてきた人は、コミュニケーション能力が身についています。
生保営業で培った、話す相手を気持ちよくするトーク術は、どの業界どの企業でも通用するでしょう。
専門知識をわかりやすく説明する力(説得力)
生保営業が転職の際に評価される2つ目のポイントは専門知識をわかりやすく説明する力(説得力)です。
生命保険の顧客のほとんどは、最初は生命保険についてよく知らない人がほとんどです。また人生のリスクについても無知だった人が多かったはずです。
ですが、生保営業はそうした顧客に「生命保険とは」から説明し、そして最後に「生命保険は絶対に必要」と思わせて契約を取らなくてはいけないため、説得力が必要となります。
そのため、生保営業は専門知識について専門用語を使わずに説明し納得させる説得力が身についています。
この説得力は転職において高く評価されます。
体力・精神力
生保営業が転職の際に評価される3つ目のポイントは体力と精神力です。
生保営業の人は「体力と精神力は鍛えられた」と実感しているのではないでしょうか。生保営業経験者が体力と精神力に自信を持っていることは当然です。
なぜなら営業は、煙たがられたりウザがられたり、ときには嫌われることもある仕事だからです。特に生命保険はとても売りにくい商材の1つです。
売るのが難しい商品を売ってきたのですから、肉体も心も鍛えられているはずです。営業はときに「しのごの言わずに突っ走る」ことが求められます。
生保営業経験者は転職先の企業でも、突っ走るときの牽引(けんいん)役になるでしょう。
生保からの転職を成功させるコツ
ここからは、生保からの転職を成功させるコツについて紹介していきます。
生保からキャリアチェンジするのは、大きな意思決定なので、きちんと準備をして転職に踏み切ることがおすすめです。
生保から転職するコツは以下の5つです。
ここから、生保から転職するコツをそれぞれ解説していくので、ぜひ参考にしてください。
転職する理由を明確にする
生保から転職するコツの1つ目は、転職する理由を明確にすることです。
転職する理由が明確だと、転職で実現したいことも明確になります。
転職で実現したいことが明確になると、転職先選びや志望動機作成する時に一貫性が生まれ、さらに説得力もつきます。
営業の転職理由の伝え方や考え方に関しては、以下の記事でさらに詳しく説明しているので、よかったら参考にしてみてください。
キャリアプランを立てる
生保から転職するコツの2つ目は、キャリアプランを立てることです。
キャリアプランがあれば、目標となるものと現状を比較して、足りないものを分析することができます。
足りないもの、例えばスキルや経験が積める職場へ転職するだけなので、転職先選びも簡単にできるでしょう。
営業のキャリアプランに関しては、以下の記事でさらに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
転職先に求める条件が明確
生保から転職するコツの3つ目は、転職先に求める条件が明確なことです。
転職先に求める条件が明確にし、優先順位をつけることで、職場選びの軸を決められます。
自分にとってその条件はなぜ優先度が高いのか自問し続けることで、優先順位がだんだん明確になっていくでしょう。
年収や待遇にこだわりすぎない
生保から転職するコツの4つ目は、年収や待遇にこだわりすぎないことです。
転職した後に、しっかりと活躍するためにも、年収や目先の待遇以外に転職の目的を考えることが大切です。
転職後に年収が上がらなくても、その後きちんと活躍すれば、年収はしっかりとついてきます。
年収や待遇面ではなく、まずは自分自身の転職の目的を明確にしましょう。
十分な面接対策をしている
生保から転職するコツの5つ目は、十分な面接対策をしていることです。
上記の4つの条件を満たしていたとしても、面接対策を怠っていると、転職成功までの道のりはかなり険しいです。
面接対策と一口に言っても、特殊な選考を行なっている企業に特化した対策や、それより前の時点の自己分析などさまざまな対策が必要です。
実際、現場の仕事が忙しかったり、対策の仕方がわからないなどで、十分な面接対策をせずに選考に挑んだ結果、優秀な方でもお見送りになったケースを数多くみてきました。
末永
選考対策を1人で全てやろうと思うと凄く大変ですよね。
現職に就きながらの場合は、時間がないなか企業ごとの選考対策から退社・入社の手続きなどもおこなわなくてはいけません。
すでに退職している人でも、全部1人でやろうと思うと気が遠くなりますよね。
そんな時は、転職のプロである転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントを利用することで、面接などの選考対策から、求人紹介、スケジュール調整、内定後の給与交渉を無料で受けることができます。
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末永
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保険営業から転職する際の面接テクニック
末永
生保営業から他業種他業界に転職する場合、採用面接での回答に注意してください。
決してネガティブなことは言わないようにしましょう。
なぜこのような注意をさせていただくかというと、転職を考えている生保営業の人たちに「自虐的になりやすい」という傾向が見受けられるからです。
具体的に例を挙げると、以下の3つです。
採用面接NG回答
採用面接でのNG回答は次のようなものです。
- 私はそれほど高いスキルを持っていませんが~
- 特別高度な営業テクニックは持っていませんが~
- 前職の生命保険会社の営業では走り回っていただけですが~
この「…だが~」という言い回しは、本人は謙遜(けんそん)のつもりで言っていても、採用担当者には「自信がない人」「本当にできない人」と理解されてしまいます。
「前職の悪口」はNG
また、転職理由に生保営業時代の「悪口」を並べることも禁物です。
- お客さんへの手土産も交通費もすべて自腹で、それに耐えられませんでした
- ノルマに追いかけられる毎日でした
- 生保営業は単純なので「先がない」と思いました
こうしたことは真実かもしれませんが、採用担当者に「また何かしらに不満を持ってすぐ転職してしまうかもしれない」と思われてしまう可能性があるので面接で言うのは控えましょう。
前向きな回答をしよう。展望を語ろ
では生保営業経験者は、転職希望先企業の採用面接をどのように乗り切ったらいいのでしょうか。
答えは「前向きな理由を用意する」です。
次のように言ってみてください。
- 生保業界で学んだ金融の知識を生かして、さらに大きな世界で勝負したいと思いました
- 御社のビジネスモデルに感銘を受け、将来性を感じました
- ノルマや与えられた課題に向かっていく力が私の強みです
- 明るい笑顔とへこたれない精神力では誰にも負けません
- 生保のお客様はサラリーマンや主婦、お年寄りなどさまざまでしたので、どの世代の顧客にもアプローチできます
いかがでしょうか。こうした前向きな内容で自分をアピールする姿勢は大切です。こうした転職動機や自分の強みを懐に携えて面接会場に向かってください。
転職するか迷った時の対処法
「生保営業を辞めたい、でも転職を踏み切れない」
その気持ちは理解できます。生保営業に向いていないと思っていても、これまで実績を積み重ねてきたわけです。
転職するかどうか悩んだときは、次の3つの視点を持ってみてください。
今感じているやりがいは他の仕事でも得られるのではないか
生保営業に簡単に見切りをつけられないのは当然です。生命保険という商品には、人の生活を支える重大な役割があるからです。
そのため、生保営業を辞めたいと考えながら辞められない人は、「やりがい」に後ろ髪を引かれている状態なのです。
では転職をあきらめたほうがいいのでしょうか。
「このやりがいは、他の仕事では得られないものなのか」と考えてみてはどうでしょうか。
世の中には、生命保険と同じぐらい、人々の生活を支えている商品・サービスがあります。
それを売る営業もまた、大きなやりがいが得られるのではないでしょうか。
「生保営業より大きなやりがいが得られる。しかもストレスは小さくなりそう」と判断できたら、転職を決断すべきです。
10年後の自分は想像できるか
「いまはよくても10年後はどうか」という視点を持ってください。
生保営業の生命線は新規の顧客です。いまは家族や親族、友人たちを勧誘してなんとかノルマはこなせていても、それはいつまで続くでしょうか。
もし、飛び込み営業でまったくのまっさらの新規顧客を獲得したことがなかったら、10年後は厳しいかもしれません。
仕事には「乗り越えられる苦手な仕事」と「本当に苦手な仕事」の2つがあります。
生保営業が後者の「本当に苦手な仕事」だった場合、10年後のことを考えて「いま」転職したほうがいいでしょう。
抱えている不満は、自分で解決できるのか
満足から不満を差し引いて、満足が多く残っている人は転職を考えません。不満が満足をはるかに上回るとき、人は転職を考えます。
つまり「転職しようかな」と思った時点で、大量の不満が生じていることになります。
不満を抱えてない会社員など存在しません。問題は、その不満を自分で解決できるかどうかです。
もし「自力解決」できないと判断したら「他力解決」するしかありません。
転職とは、現状の不満を自分で変えられないときに、他の力を借りて解決する手段なのです。
生保から転職したい人へ
生命保険会社で営業職をしていた人は、対人スキルや忍耐力を評価され、営業職としてのキャリアアップがしやすいです。
一方で、きちんと業界や企業理解、それに沿った志望動機の設計の対策準備をしていないと受かる求人も受からなくなってしまうリスクがあります。
生保から確実にキャリアアップしたいのであれば、すべらないキャリアエージェントがおすすめです。
弊社は、リクルートとサイバーエージェントに在籍していた私自身のノウハウを最大限に活かし、営業職の転職支援に特化しています。
「多くの人のキャリアの自立」を実現するために、創業以来10年以上営業職の支援を続けているため、業界動向からその後のキャリアパスまで、幅広くアドバイスすることができます。
他にも、以下のような他の転職エージェントに負けない強みがあります。
- 転職サイトに載っていない優良求人を保有
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実際、生保からの転職はそこまで難しくありません。