【営業職】キャリアビジョンの立て方!面接でのNG例も紹介
こんにちは!すべらない転職の末永です。
営業の仕事をしていると、目の前のノルマや残業に追われて自分の将来についての展望を見失いがちになりませんか?
今回は、自分が将来「どのような立場」で「何をしているか」を考えることの重要性や、それが今いる会社で実現できるのかを考える機会として、「キャリアビジョンの立て方」を分かりやすくご説明します。
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キャリアビジョンとは
キャリアビジョンとは仕事やプライベートにおける自分の将来の理想像を指します。
キャリアビジョンと似た単語としてキャリアプランやキャリアデザインという単語がありますが、意味は大きく異なります。
キャリアプランは自分の将来の理想像を実現するための行動計画のことを指し、キャリアデザインはキャリアプランを設計することを指します。
まとめるとキャリアデザインでキャリアプランを設計し、キャリアプランでキャリアビジョンを達成するということになります。
キャリアビジョンが必要な理由
:末永さんキャリアビジョンってどうやって立てれば良いのですか?
末永
では、その「ゴール」はどこに置けばいいのでしょうか?
3年後だと近過ぎるし、10年後だと自分自身の力だけではどうにもならない景気変動など、社会構造の変化の影響を受ける度合いが強くなってきます。
ですので、すべらないキャリアエージェントではキャリアをイメージする上では、「5年後」を着地点とすることをオススメしています。
理想を掲げよう
転職エージェント 末永
キャリアビジョンのそもそもの前提としては、人生の各地点における「なりたい自分」がイメージできることにあります。
厚生労働省が提唱する「キャリア」の概念は「時間的持続性ないしは継続性を持った概念」として定義されています。
そのような観点で言うと、キャリアビジョンには、理想を「継続的なプロセス」となるように作り上げていくことが必要と言えるでしょう。
継続的なプロセスの例
- 係長を経て課長になる
- 営業を通じて取引先を増やして独立する
- 資格を取得して現在と異なる市場へアプローチする
上記のような理想を掲げると、段階的にキャリアを築くことのイメージを作りやすくなります。
キャリアビジョンを立てる理由
転職エージェント 末永
キャリアビジョンを立てる理由はズバリ①転職成功率がアップし、②ブレずに転職活動を進めるためです。
順を追って理由を説明していきます。まず、キャリアビジョンを立てると、「転職活動を通して何を目指すのか」「そのためにどんな会社に入りたいのか」と言ったことが整理され。転職活動におけるブレない軸(センターピン)が立った状態ができ上がります。
すると、明確で一貫性を持った志望動機を語れるため、面接での評価が上がります。さらに、転職活動における様々な局面(退職を告げる、家族に相談する)で、自分の決定が明確なため、迷いも少なくなります。
そして最後に、希望条件をもっとも満たす転職先を選ぶことができ、限られた時間の中で転職活動を行う場合にも、優先順位をつけて対策ができるのです。
そのため、キャリアビジョンが明確な状態だと、飛躍的に選考通過率がアップし、スムーズに転職活動が進められるのです。
:確かに、キャリアビジョンを明確にする必要性はわかったのですが、正直1人で立てるのは難しいと感じています。おすすめの方法とかありますか?
末永
わかります、なかなか一人で考えてもキャリアビジョンを見つけることは難しいですよね。
まずキャリアビジョンを立てるには、徹底的な自己分析と深掘りが必要です。自分の現状を把握し、目標を立て、それに必要な行動を把握した上で、キャリアビジョンを考える必要があるからです。
ですが「徹底的な」自己分析というのは、自分一人でおこなうのが難しいんです。なぜなら客観的な視点が足りなかったり、深掘りするポイントが偏ってしまうからです。
そこで、キャリアビジョンを1人で立てるのにお困りの人はすべらないキャリアエージェント をご活用ください。
末永
弊社のすべらないキャリアエージェント
ではキャリアアドバイザーと共にキャリアビジョンを考えることができます。キャリアビジョンを考える上で、第三者に相談しながらおこなうことで新たな視点で自分のキャリアについて考えることができ、より良いキャリアビジョンを立てることができます。
また、すべらないキャリアエージェントでは明確なキャリアビジョンをキャリアアドバイザーと共に立てることで、転職者に合った企業とのご縁を多数お繋ぎしてきた実績があります。
すべらないキャリアエージェント
すべらないキャリアエージェントではあなたに合ったキャリアビジョンをキャリアアドバイザーと一緒に考えることができます。またすべらないキャリアエージェントでは多数の実績もあり、一人ひとりに手厚いサービスを提供することを大切にしています。
営業のキャリアの種類
キャリアビジョンを考える上で営業職にはいくつかのパターンがあります。
営業出身として自分の将来をどのように作っていくのか、イメージしやすいパターンを用意しましたので、参考にしてみてください。
1.管理者コース
営業職の枠組みの中で昇進・昇格を目指すパターンです。
つまり、営業担当として業績を評価され、営業課長→営業部長→営業担当役員のように所属する会社、もしくは転職を通じて、立場を上げていきます。
そのプロセスにおいて、最初はより顧客に近い立ち位置で仕事をしますが、徐々に「マネジャー」としての仕事が要求されるようになります。
ひとりの営業担当でいれば自分の数字に集中できますが、徐々に組織としての成果を要求される立場になるため、リーダーシップやコミュニケーション力、マネジメント力が高いレベルで要求されるようになります。
そのような立場になるためには、もちろん評価に値する営業成績を安定的に達成するとともに、「リーダーシップがある」や「尊敬できる」といった人間的な部分も評価の対象となるため、より計画的に自己の成長を促す必要があります。
2.スペシャル営業マンコース
スペシャル営業マンコースは文字通り、他の営業マンとは明らかに際立つスキルを身につけ、それを高い収入や評価に反映させている営業担当と言えます。
「管理者コース」がより分かりやすくキャリアアップをイメージできるのに比べて、こちらは外から目に見える形で立場が変化するわけではないので、キャリア形成のイメージが分かりにくいパターンと言えます。
特定の顧客に会社も介入できない太いパイプを持ち、成績を安定させるとともに、新規顧客の開拓にも秀でている必要があります。
また、顧客と会社双方にスペシャルな存在であることの評価を得ているが故に、専門的な知識を要求されるシチュエーションも多く、常に最新の情報管理とそれを処理する能力の向上に努める必要があります。
この場合のキャリアアップは、社内での昇進・昇格ではなく、自分が担当する市場領域を拡大し、自分のスキルを高めることを指すことになります。
3.独立コース
将来的に組織に所属しない個人事業主としてのキャリアを形成するコースです。
営業担当というのは勤務時間や業務内容に独立性が高く、会社に所属しているものの個人商店のような立場で仕事をしている人も多いのが現状です。
顧客の拡大プロセスでスキルやノウハウを身に付けて事業主として独立を図ることもひとつのキャリアプランです。
ひとくちに営業職といっても扱う商材は有形、無形で様々なものがありますが、自分が取得したスキルや顧客を活かせる商材が何かを見極めた上で独立を意識すれば、起業する上でのリスクを最小限に抑えることができます。
営業成績が優秀なだけでは独立は困難で、経営者としてトータルで事業をマネジメントする管理部門のスキルを身に付ける必要があります。
4.企画・人材育成コース
営業担当は、企画力や提案力、コミュニケーション力を高いレベルで要求されます。
そのようなスキルを持つ社員を会社が企画戦略や人材育成に登用する傾向が多く見られます。
成績優秀な営業担当は顧客を分析し、顧客ニーズに合わせた企画書を作成、組織の決裁者や個人に対して響く提案をすることで成約につなげています。
そのため必然的に企画・提案力や、自分の周囲に協力を仰ぎ、顧客に自分を認めてもらうコミュニケーション力が身に付いているといえます。
会社はそのような社員に経営戦略や営業戦略を担当させたり、社員の育成担当として仕事を任せたりする傾向にあります。
ただし、これまで外勤が主であった働き方が内勤中心になるので、スケジュール管理がより厳密に要求され、社内では横のつながりを意識した仕事をしなければなりません。
キャリアビジョンの立て方
それでは、ここからは具体的なキャリアビジョンの立て方をご説明します。意識すべき点は以下の3つです。
1.目標を立てる
キャリアビジョンを立てるために、まず仕事や私生活上の目標を目に見える形で作りましょう。 目標を立てるポイントとして以下を意識するようにしてください。
・具体的かどうか
目標は期日と内容を具体的に立てる程、実現性は高くなります。
「将来、こうなればいいのに。」という漠然とした目標では、やる気自体も高まることはありません。
いつ、どのような仕事(生活)を通じて、何をしているのか、を思い浮かべ、それを紙に書いてみることをオススメします。
・達成可能かどうか
目標は少し手を伸ばせば届くものの積み重ねであることが理想的です。
どう考えても達成不可能な目標では、具体性に欠ける目標と同様にモチベーションは上がりません。
理想的なのは1年毎の目標達成を前提にそれを5回繰り返すイメージで、5年後のキャリアビジョンを立てます。
・個人的(家族は意識する)かどうか
目標は会社という組織を通じて具現化しますが、その内容自体は個人的なものを設定しましょう。
その理由はキャリアビジョンがあくまで個人的なものだからです。
キャリアビジョンの実現が会社の成長につながれば理想的ですが、今回は自分個人と自分に関わる家族の将来像の実現を意識したものにしましょう。
会社と個人の目標が混在すると、自分以外の動きに強く影響されることが前提条件になり、達成が困難になってきた時の言い訳を増やすだけです。
目標や将来をイメージするコツは、「今の仕事のままでよいのか」「結婚したい?マイホームは?」といった問題意識をもとにすると思い浮かびやすくなります。
2.自分の現状を把握する
キャリアビジョンを立てる上で、自分の現状を客観的に把握することは重要です。
将来実現したい理想像に対して自分に足りないものは何かを把握できなければ、その穴を埋めるために何をしなければならないかが分かりません。
管理者コースを自分のキャリアビジョンとして考えるのであれば、営業課長になるための必要な要素を列挙して、そこから自分に不足している要素を把握することから始めます。
ここでも大切なのは、「必要な要素」「不足する要素」を書き出して整理することです。
3.現状から必要なことを考える
「必要な要素」と「不足する要素」が整理できたら、次のステップとして、理想の実現のために必要な行動は何かを考えていきましょう。
ここまでご説明した内容で自分のキャリアビジョンを作成したら、転職時の面接や上長との面談で話ができるレベルに整理する必要があります。
転職では、最終的に自分と会社で将来像が合致していることが重要なので、整理した内容を会社に上手く伝えられなければなりません。
すべらないキャリアエージェント
弊社のすべらないキャリアエージェントでは、キャリアビジョンを立てる際に、プロであるキャリアエージェントから直接アドバイスをもらうことができます。第三者からの目線でキャリアビジョンをみてもらうことで、より理想のキャリアビジョンに近づけることができ、ブレずに転職活動を進めることができます。
面接で聞かれたときの答え方
会社の長期目標と一致するように
キャリアビジョンを実現に導くにあたって意識しなければならないことがあります。
それは、社員の処遇や配置を決めるのは会社であるということです。
自分の理想像と会社の方向性が一致していなければ、ビジョンは実現しません。
自分が「語学力を活かして海外で仕事がしたい」というビジョンを持っていたとしても、その会社に海外の事業所がなく、今後も海外に展開しないということであれば、そのビジョンの実現は難しいと言えます。
採用され、かつ理想像に近づけるような配属をしてもらうためにも、立てたキャリアビジョンが会社の長期目標と一致するのかを確認し、そのような回答ができるような準備をしておきましょう。
目標はより具体的に
キャリアビジョンの立て方でご説明しましたが、具体性のないビジョンほど、実現可能性は低くなります。
また、立てたキャリアビジョンは面接担当者や上長が具体的な形でイメージできるように詳細化・細分化されていなければなりません。
自分と会社とで将来像がかみ合っていなければ、入社しようとしているもしくは、今いる会社ではそのビジョンの実現は困難と言えるでしょう。
転職希望先でキャリアビジョンが実現可能かを考える上でも、ビジョンには具体性が要求されます。
目標達成のために現在取組んでいること
キャリアビジョンの実現が可能な会社への入社や、ビジョンの実現が可能な配属してもらうために必要なのは、会社に本気度が伝わることです。
何となく理想像だけ話をされても、面接担当者や上司には「希望を言っているだけ」という捉え方をされてしまいます。
自分が「管理者コース」を歩みたいなら、「週末はボランティア活動を通じて協調性やリーダーシップを養っている」やスペシャル営業マンコースなら、「○○資格の取得に向けて準備している」といった、現在取組んでいることがアピール材料になります。
ここまで説明した内容で面接の準備ができれば、他者との差別化につながり、ビジョンの実現性はより高くなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
営業のキャリアプランの例文
書類選考や面接でキャリアプランを問われた際に自身のキャリアプランについて詳しく言えるようにしておかなければなりません。
以下で営業のキャリアプランの例文を紹介しますので参考にしてください。
管理者を目指すときの例文
営業から管理者を目指すときの例文
私は現在の会社で5年間営業として働いていますが、その経験を活かして入社後は3年以内に営業部門の管理者になることを目指しています。
営業で培った顧客ニーズの理解や提案力を活かし、組織全体の視点を持ちながら、チームを率いて貴社の目標達成に貢献したいと考えています。
そのためには、戦略的なアプローチや人材育成、予算管理、品質管理などの知識を学んでいく必要があると思っています。また、現場からの声を聞きながら改善策を立てることで、組織全体をより良くすることができると信じています。
私は、自己成長を続けながら、組織の成長に貢献することができる管理者を目指し、日々努力していきたいと思っています。
営業を極めたいときの例文
これからさらに営業を極めたいときの例文
私は現在の会社で営業職を担当していますが、入社後は優秀な営業マンとして活躍することを目指しています。具体的な私の入社後の目標は、3年以内に営業成績一位をとることです。
そのためには、今まで以上に顧客のニーズを深く理解し、独自の提案力を磨くことが必要だと考えています。さらに、営業チームと協力して、顧客との良好な関係を築きながら、新しいビジネスチャンスを探し、新規開拓することも重要だと思います。
営業成績で一位をとるためには、自己啓発やスキルアップに取り組むことが不可欠です。そのため、セミナーや研修に積極的に参加し、業界動向を追いながら、新しい知識やスキルを習得していくつもりです。私は、日々の努力と成長を通じて、卓越した営業マンとして多くの人々に認められ、信頼される存在になりたいと考えています。
企画を目指すときの例文
営業から企画を目指すときの例文
現在私は営業職を担当していますが、将来的には企画職に転身し、より戦略的なビジネスの展開に貢献したいと考えています。私の目標は、市場分析や顧客調査などを通じて、企業の強みを最大限に活かし、新しいビジネスチャンスを見つけ出すことです。
具体的には、競合分析やトレンド予測などの情報収集を行い、それを基に新しい商品やサービスの企画を立て、市場へのアプローチを考えます。また、新規事業の立ち上げや既存事業の改善などにも取り組み、貴社の成長に貢献したいと考えています。
企画職に転身するためには、ビジネスに関する広い視野と知識、そしてマーケティングやビジネス戦略に関するスキルが必要です。そのため、市場動向を常に注視し、最新のビジネス手法やツールを習得していくつもりです。私は、日々の努力を続けながら、企業価値の向上に貢献する企画職のプロフェッショナルになることを目指しています。
人材育成を目指すときの例文
営業から人材育成を目指すときの例文
現在私は営業職を担当していますが、将来的には人材育成に携わり、優秀な営業マンの育成に貢献したいと考えています。私の目標は、従業員の成長と企業の成長を両立させることで、企業の価値を最大化することです。
具体的には、教育プログラムの企画・実施やトレーニングマニュアルの作成、キャリアアップ支援などを行い、従業員のスキルアップやモチベーションアップに貢献したいと考えています。また、人材育成だけでなく、採用や評価制度の見直しも行い、企業全体の人材戦略の策定にも取り組みます。
人材育成に転身するためには、従業員のニーズを把握し、彼らの成長に最適な教育プログラムを作成するスキルや、評価制度の運用方法など、人材育成に必要な知識やスキルを身につける必要があります。私は、日々の学習を続けながら、企業と従業員の両方にとって最適な人材育成プログラムを提供し、企業価値の向上に貢献する人材の育成ができるようになることを目指しています。
転職活動にお悩みの人へ
先ほどもお伝えしましたが、キャリアビジョンを立てる理由はズバリ①転職成功率がアップし、②ブレずに転職活動を進めるためです。
なぜなら、キャリアビジョンを立てることで、一貫性のある志望動機を語ることができ、転職の目的が明確で、迷いなく転職活動を進められるからです。
末永
弊社では独自に作成したオリジナルの質問シート(*1)で選考対策をおこない、これまで多くの転職者様をリクルートへお繋ぎしてきました。
また弊社は、【リーディングエージェント】として、リクルート契約エージェント200社以上から、最も手厚い支援をしていると評価受けており、弊社が紹介した転職者の方の転職後の活躍も評価いただいております。
*1:
この質問シートは、リクルートへ多数の紹介決定実績があり、リクルートの中途採用面接官の経験もある著者自身が、面接で質問されることが多い内容をまとめたものです。
質問シートは、弊社にご相談いただいた方のみお渡ししておりますので、弊社の転職支援に興味がありましたら下記よりお問い合わせください。
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それを踏まえ、すべらないキャリアエージェントでは、「キャリアビジョン」とは会社の中で自分という個人をどのようにステップアップさせるか、その上でゴールに対する具体的イメージを作ることと定義しております。