教員や教師から転職!おすすめの転職先や転職のコツを解説!
教員からの転職を考えている人の中には「教員から転職できるのか?」「後悔しないか?」「実際に教員から転職した人の体験談を聞きたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、教員から転職率や実際に転職した人の体験談、転職時の注意点などを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
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教員や教師からの転職は難しい?
結論、転職の難易度は年齢によって変わります。
特に20代であれば、未経験でもポテンシャルを評価されて採用されるケースは少なくありません。
実際に弊社でも、20代の教員の人を大手企業の営業職へ紹介した実績が多数ございます。
一方で30代以降の人は、転職難易度が上がり、転職難易度が上がる理由の一つに年収が割と高いこともあげられます。
教員や教師の年齢ごとの転職難易度
教員からの転職は年齢によって難易度も変わってくるので解説をします。
難易度 | |
---|---|
20代 (新卒1~3年目を含む) |
★ ☆ ☆ |
未経験でもポテンシャルを評価されやすく、転職は比較的スムーズです。 素直さやコミュニケーション力が重視され、職種の選択肢も広がります。 教員からのキャリアチェンジを考えるなら早めの行動がおすすめです。 |
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30代 | ★ ★ ☆ |
難易度は中。30代前半であればまだポテンシャル採用に入れるケースがありますが、年齢が上がるにつれて即戦力性やマネジメント経験が求められる傾向が強まります。 また、公務員試験などの年齢上限にかかることもあるため、選択肢が狭まる点には注意が必要です。 |
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40代以降 | ★ ★ ★ |
40代以降は新しい職種に挑戦するハードルが高まり、難易度は最も高くなります。 採用側は即戦力や専門性を強く意識するため、教育分野の経験をどう活かせるかがカギです。 異業種に挑戦する場合は、スキルの言語化や資格取得など準備が不可欠です。 |
転職市場全般に言えることですが、教員職も年齢が上がるにつれて転職の難易度は高まります。だからこそ「なぜ転職したいのか」を整理しておくことが大切です。
その上で、転職エージェントのようなプロに相談すれば、教育現場での経験をビジネスの言葉に置き換え、強みとして伝えるサポートを受けられます。
▶︎キャリアコーチングのノウハウを活かした転職エージェントに相談をする。教員や教師の離職率について
教員から別の職種へ転職する人の数は年々増加していることが、文部科学省の調査で分かっています。
以下が、3年ごとにおこなわれている調査の推移です。
平成27年度間 | 平成30年度間 | 令和3年度間 | |
---|---|---|---|
公立小学校 | 1,501人 | 1,715人 | 2,098人 |
公立中学校 | 1,142人 | 1,217人 | 1,288人 |
公立高等学校 | 454人 | 559人 | 651人 |
(参考:文部科学省『令和4年度学校教員統計調査(確定値)の公表について』)
こうした転職者数の増加の背景には、小学校から高校まで共通する教員の過酷な労働環境があると考えられます。
特に、長時間労働は長年の課題です。この問題に関連して、教員の残業代を支払わない代わりに給与を上乗せする「給特法」の見直しで、教職調整額を引き上げる案が検討されています。
しかし、こうした制度改善の議論がありつつも、現場の厳しい労働実態が、転職という選択を後押ししている大きな要因と見られています。
特に20代の教員の人は、朝早くから仕事を始め、夜も遅い時間までかかっているなんてことは、頻繁にあるのではないでしょうか。
今日は早く帰れると思ってもなかなか先輩たちが残っていると帰りにくい雰囲気もあって…なんてこともよく聞く話です。
教員や教師から転職したい人に多い理由5選
教員から転職したい人に多い理由は主に以下の5つです。
- 残業や部活動でプライベートの時間を確保できない
- 給料が少ない(年功序列の風土がある)
- 保護者への対応がつらい
- 生徒指導をうまくできない
- 教員同士の人間関係が良くない
どれか一つは当てはまる…という人が多いのではないでしょうか。
特に、残業や部活動によってプライベートの時間が少ないにも関わらず、給料が少ないというのが大きな理由として挙げられます。
たとえば、朝は7時台には職員室にいて、授業が終わった後も採点、授業準備、部活動の指導などに追われ、退勤が22時を過ぎることも珍しくありません。これだけ長時間働いているにも関わらず、給与が十分ではないと感じてしまうのも無理はないでしょう。
また、仕事内容だけでなく、保護者や生徒対応、職員室も閉鎖的な空間で校長などの教育方針に対して疑問もあり人間関係で悩む教員の人もいます。
また、Yahoo!知恵袋に投稿された実際に教員から転職した人の体験談として下記のような回答がありました。
転職の口コミ
上記体験談から分かるように、教員から転職を考える人は環境面で悩んでいる人が多いと感じます。
特に、時間外勤務の多さや、勤務時間に見合わない給与は教員の1番の悩みなのではないでしょうか。
ただ、上記の理由で転職すると、転職先で「想像と違った」と再びの退職につながってしまう可能性があります。
さらに、時間外勤務や給与を理由とした転職は採用されにくい現状があります。
なぜなら、企業は「会社に入ってこんなことをしたい!」といった前向きな気持ちも持っておいてほしいと考えるからなんです。
だからこそ、自分の価値観や考えをもとに転職理由も用意する必要があると言えますね。
教員や教師からの転職におすすめ転職先15選
ここでは、教員からの転職におすすめの職種を、4つのカテゴリーに分けて15選紹介します。
選択肢は多くありますが、仕事に求めるものによって最適な転職先は変わってきますので、ぜひ参考にしてください。
教育関連企業・サービス
教育の経験を活かして民間企業の仕事です。
教材開発・Edtech企業
教育のデジタル化が進む中、EdTech(教育×テクノロジー)企業への転職は、近年特に注目されている選択肢の一つです。
EdTech市場は社会的な需要の高まりを背景に拡大を続けており、将来性のある分野と言えます。教材開発や学習アプリの企画・開発において、現場を知る元教員の知見は非常に価値が高いとされています。
活かせるスキル・経験
- 教育現場のユーザーニーズ理解
- 学習効果を高めるUI/UX設計視点
- 教育プロセスの課題発見・改善提案
- 現場目線でのプロダクト企画・改善
教材開発・Edtech企業の採用HP
ただ今回紹介をした企業は、一定ビジネス経験を求める傾向があります。未経験の場合、教育現場での経験をビジネスにどう活かすのかをうまく言語化できるよう対策が必要です。
塾・予備校講師
教員の転職先として最も人気が高いのが塾・予備校講師です。
文部科学省の学校基本調査によると、学習塾市場は年間9.7兆円の規模があり、人材需要も高い業界です。教員時代の授業スキルや生徒指導経験をそのまま活用できるため、未経験でも即戦力として採用されやすい特徴があります。
塾講師は教員の転職先として非常におすすめです。特に、個別指導塾では教員の丁寧な指導スキルが高く評価されます。
活かせるスキル・経験
- 授業構成力・教材作成能力
- 生徒とのコミュニケーション能力
- 保護者対応経験
- 進路指導・学習相談のノウハウ
家庭教師
マンツーマンでの個別指導を行う家庭教師も、教員経験を直接活かせる転職先です。
個人契約だけでなく、家庭教師センターに所属することで安定した収入を得ることも可能です。
働く時間や場所を自由に選択できるため、ワークライフバランスを重視する教員におすすめです。
活かせるスキル・経験
- 一対一での指導スキル
- 学習計画の立案・管理能力
- 生徒の学習状況分析力
- 保護者との密な連携能力
塾の運営
教室長や校舎責任者として、塾やスクールの運営に携わる職種です。
講師の育成・管理、保護者対応、売上管理など、教員時代の経験に加えてマネジメント経験も求められます。
将来的には独立開業も視野に入れられる職種です。
活かせるスキル・経験
- 教育に対する深い理解
- スタッフ指導・育成経験
- 保護者・生徒対応経験
- 学習指導要領への理解
教育の経験を活かして、塾業界に転職をされる人は多いです。
ただ一点注意点として、生徒数などを増やすための営業側面を求められる傾向が強いです。
あくまで民間の企業が運営をしている塾業界であることは認識をしておきましょう。
児童・社会福祉関連
生徒と関わることが好きという人は、福祉領域の仕事もおすすめです。
学童保育指導員
小学生の放課後や休日の生活をサポートする学童保育指導員は、教員経験を活かしやすい職種です。
厚生労働省の統計によると、学童保育の利用児童数は年々増加しており、指導員の需要も高まっています。
教員よりも勤務時間が短く、土日休みの施設が多いため、ワークライフバランスの改善を図りたい教員におすすめです。
活かせるスキル・経験
- 児童の発達段階理解
- 集団指導・個別対応スキル
- 安全管理・危機管理能力
- 保護者コミュニケーション
児童相談所職員
児童の福祉に関わる専門職として、児童相談所での勤務も選択肢の一つです。
児童福祉司や児童心理司として、虐待や非行などの問題を抱える子どもたちをサポートします。
教員時代の生徒指導経験や相談対応スキルを活かすことができます。
活かせるスキル・経験
- 子どもの心理理解
- 問題行動への対応経験
- カウンセリング・相談スキル
- 関係機関との連携経験
放課後等デイサービス職員
障がいのある子どもたちの放課後の居場所を提供するデイサービスでの勤務です。
特別支援教育の経験がある教員には特におすすめで、専門性を活かしながら子どもたちの成長を支援できます。
利用者数の増加により、人材需要は高い状況が続いています。
活かせるスキル・経験
- 特別支援教育への理解
- 個別支援計画作成経験
- 療育・発達支援スキル
- 保護者との連携経験
働き方の改善はできる傾向があるのでおすすめです。
一方で給与面では大幅に下がってしまうことも多いので、そのあたりは注意をしておきましょう。
求人は、転職サイトやハローワーク等で紹介をされていますね。
民間企業・一般職
営業職(教育業界)
教育関連企業での営業職は、教員経験を活かしながらビジネススキルも身につけられる理想的な転職先です。
学校向けの教材・教育システム営業では、現場を知る元教員の視点が高く評価されます。
顧客(教員・学校関係者)との共通点も多く、信頼関係を築きやすいのが特徴です。
活かせるスキル・経験
- 教育現場のニーズ理解
- プレゼンテーション能力
- 顧客(教員)との共通言語
- 課題解決提案力
人材育成・研修講師
企業の人材育成部門や研修会社での講師・コーディネーター業務です。
厚生労働省の調査によると、企業の人材育成投資は年々増加しており、研修講師の需要も高まっています。
教員の指導力やカリキュラム設計能力は、企業研修の現場でも高く評価されます。
活かせるスキル・経験
- 指導・教育スキル
- 研修プログラム設計能力
- 参加者のモチベーション管理
- 評価・フィードバック手法
人材育成・研修講師の採用HP
カスタマーサポート・お客様相談
企業の顧客対応窓口として、電話・メール・チャットでの問い合わせ対応をおこないます。
教員時代の保護者対応経験や、丁寧なコミュニケーション能力が活かせる職種です。
リモートワーク可能な企業も多く、働き方の選択肢が広がります。
活かせるスキル・経験
- 丁寧な電話・メール対応
- 問題解決・相談対応力
- 冷静な状況判断力
- クレーム対応経験
教育業界以外の営業職
教育業界以外での営業職では、「人材業界」がおすすめです。
未経験からでも挑戦がしやすく、なぜ教員からキャリアチェンジをしたいのかを言語化できれば転職がしやすい業界です。
また成果を積んでいくことで、他の業界への道も開けてくるので、営業職も視野にあるならぜひ考えていただきたいです。
活かせるスキル・経験
- コミュニケーション能力
- プレゼンテーション力
- 計画性・継続力
- 目標達成に向けた取り組み姿勢
公的機関・非営利組織
民間企業への転職とは異なり、公務員に準じる安定した立場で、教育への情熱を活かし続けたい人におすすめです。
地方公務員(教育委員会・社会教育)
都道府県・市町村の教育委員会や社会教育施設での勤務です。
4年以上の教員経験があれば社会人経験者特別選考で受験可能な自治体も多く、教員経験が優遇されます。公務員として安定した待遇を保ちながら、教育行政の立場から教育現場をサポートできます。
活かせるスキル・経験
- 教育現場の課題理解
- 教育法規・制度への知識
- 学校との調整・連携経験
- 教育政策への理解
図書館司書
公立図書館や大学図書館での司書業務です。
教員免許に加えて司書資格が必要ですが、通信制大学で取得可能です。読書指導や情報リテラシー教育の経験を活かせる職種です。
活かせるスキル・経験
- 読書指導・図書選定経験
- 情報検索・整理スキル
- 利用者対応・相談業務
- 学習支援・レファレンス業務
青少年教育施設職員
少年自然の家や青少年の家などでの社会教育職員です。
野外活動指導や体験学習プログラムの企画・運営を行います。教員時代の校外学習や宿泊行事の経験を活かせる職種です。
活かせるスキル・経験
- 野外活動・体験学習指導
- 安全管理・リスクマネジメント
- 集団指導・生活指導
- プログラム企画・運営力
NPO・社会教育団体職員
教育支援や社会貢献活動をおこなうNPOでの勤務です。
不登校支援、学習支援、国際協力など、様々な分野で教員の経験を活かすことができます。給与水準は低めですが、社会貢献への意識が高い教員には適した転職先です。
活かせるスキル・経験
- 教育・支援活動への理解
- ボランティア・地域連携経験
- 課題を抱える子どもへの対応
- 多様性への理解・配慮
教員や教師から転職する際の注意点
教員から転職をした後に後悔をしてしまう人も中にはいるので、事前に注意点を紹介します。
年収が下がる可能性がある
教員からの転職を考えている人が知っておくべき注意点の1つ目としては、転職すると年収が大幅に下がる可能性が高いことです。
教員からの転職に限らず、企業は中途採用枠として転職者を募集しているため、基本的に即戦力の人材を期待しています。
しかし、先ほどもお伝えした通り、教員から転職しても即戦力で活躍できる可能性は低いため、その分年収も下がることがほとんどです。
先ほど「20代のうちなら未経験職種でも採用される可能性が高い」と解説しましたが、あくまで採用される可能性だけであり、転職と同時に年収が上がるケースはかなり少ないでしょう。
また教員の場合、定年後の退職金も多くもらえますが、民間企業で中小企業となると教員ほどの退職金は望めない点は先に知っておくべきポイントです。
ただ、転職直後の年収は下がるかもしれませんが、転職先の業界で結果を出せば、教員よりも年収を上げることは可能です。
そのために重要なことは長期的なキャリアプランを立てた上で次の転職先を選ぶことです。
教員をやめたことを後悔する可能性がある
教員からの転職での注意点2つ目は教員を辞めたことを後悔する可能性があることです。
先生という職業は、子どもの頃からの憧れや恩師への尊敬から目指した人も多い、特別な仕事だと思います。だからこそ、一度現場を離れてからその価値ややりがいに改めて気づき、「やっぱり教員が良かった」と感じる人もいるのです。
転職後に感じる後悔としては、次のような声が聞かれます。
- 時間外労働が減ると思ったのに意外と減らなかった
- 新しい職場の人間関係に馴染めない
- 生徒と向き合い、自分も生徒と共に成長するやりがいが失われた
転職のきっかけになりやすい「労働時間」や「人間関係」といった悩みは、残念ながらどの業界にも存在します。
大切なのは、転職によって失うものの大きさを理解した上で、「それでも自分は新しい環境で何を成し遂げたいのか」というビジョンを明確にすることです。
教員や教師から転職する際の書類・面接対策
教員から転職をする際には、以下の3つを転職先ごとにしっかりと用意をすることです。
転職・退職理由のコツ
転職・退職理由を伝える際には、転職を決意した理由として激務や薄給などネガティブな理由だけを伝えないことが大切です。
転職・退職の理由でネガティブな理由だけを話すと、企業側から「もし入社してうちの環境で満足するのだろうか」と疑問に感じられてしまいます。
ですので、ネガティブな理由ではなく例えば「もっと新しいことに挑戦したいと思った」といったポジティブな理由を伝えるようにしましょう。
またもし思い浮かばない場合でも嘘をつくのではなく、ネガティブな転職・退職理由をポジティブな表現に言い換えればかえって印象はよくなります。
たとえば、激務が原因で転職したいなら「キャリアアップの勉強に当てるために適度な労働時間の企業で働きたい」などに言い換えるのがおすすめです。
以下でよくあるネガティブな理由を言い換えた例文を紹介しているので参考にしてください。
例文1-仕事の単調さ・成長実感の欠如
仕事の単調さ・成長実感の欠如 →
新しいスキル習得への意欲
【ネガティブな本音】
「毎年同じことの繰り返しで、新しいスキルが身についている実感がない…」
【面接でのポジティブな伝え方】
「教員として子どもたちの成長計画を立て、実行することにやりがいを感じていました。その経験を活かし、今後はより変化の速い環境で、新しいスキルを習得しながら事業の成長に直接貢献したいと考えています。特に、教育現場で培った課題発見力を、貴社のサービス改善に役立てたいです。」
【ポイント】
「同じことの繰り返し」を「計画・実行力」という強みに変え、それを「変化の速い環境(=民間企業)で試したい」という前向きな挑戦意欲に繋げています。
例文2-成果が見えにくい・評価制度への不満
成果が見えにくい・評価制度への不満 →
数値で成果を追うことへの関心
【ネガティブな本音】
「頑張っても給料は変わらないし、自分の成果が正当に評価されているか分かりにくい…」
【面接でのポジティブな伝え方】
「教育の仕事では、生徒の成長という長期的な目標にやりがいを感じる一方、自分の働きかけの成果が、より明確な形で現れる仕事にも挑戦したいと考えるようになりました。個人の貢献が、売上などの具体的な数値や事業へのインパクトとして評価される貴社の環境で、自分の力を試したいです。」
【ポイント】
「評価が分かりにくい」という不満を、「明確な数値目標や成果を追いかけたい」というビジネスへの関心の高さとしてアピールしています。
例文3-保護者対応の疲れ・人間関係の複雑さ
保護者対応の疲れ・人間関係の複雑さ →
チームでの協業への憧れ
【ネガティブな本音】
「保護者対応が精神的にきつい。クラス運営は一人で抱え込むことが多くて孤独だ…」
【面接でのポジティブな伝え方】
「教員の仕事は、生徒一人ひとりと深く向き合うやりがいがありましたが、一方で学級担任として一人で完結する業務も多くありました。今後は、多様な専門性を持つメンバーとチームを組み、それぞれの強みを活かして協力することで、一人では成し遂げられない大きな成果を生み出したいです。」
【ポイント】
「保護者対応」や「孤独感」といった人間関係の悩みから、「チームで働きたい」という協調性や、より大きな成果を出したいという向上心があることを示しています。
評価されやすい面接理由についてもっと知りたい人は以下の記事もぜひご覧ください。
志望動機のコツ
志望動機のコツは「その企業を選んだ理由」だけでなく、「転職後にどのような自分になりたいと考えているのか」もセットで考えることが大切です。
教育の現場からなぜその企業や転職先なのかを伝えることが必要です。
面接官は、企業を選んだ志望動機の中から転職後の覚悟や転職者と企業の考え方のギャップの有無などを判断します。
そのため、企業を選んだ理由だけでなく、将来まで見越して一生懸命に働く覚悟があることを伝えると面接官からは好印象です。
面接官によっては、志望動機次第で採用可否を決めることもあるため、単純な企業のイメージのみの志望動機だけでなく、事前に企業を研究し尽くしたうえで志望動機を考えましょう。
志望動機については以下の記事もぜひご覧ください。
自己PRのコツ
自己PRのコツは、企業が中途採用者に何を求めているのかを考え、企業が求めている人物像に合うような実績やスキルをアピールすることです。
特に教員経験者の場合、学級運営や生徒指導といった経験を、「目標達成」「課題解決」「マネジメント」など、ビジネスの言葉に置き換えて伝えることが重要になります。
たとえ、すごい実績やスキルがあっても、企業の求めている人物像とマッチしていなければ面接官には響きません。
さらに、企業が求める人物像に合うような実績が見つかったら、その実績を転職後どのように生かせるのかもアピールすると好印象です。
注意点として、自己PRは一般的に300字程度、面接だと30秒から1分のケースが多いです。そのため、伝えたいポイントは1つに絞り、簡潔に分かりやすく伝えましょう。
企業に刺さりやすい自己PRについては以下の記事もぜひご覧ください。
教員や教師から転職した人の体験談
実際に教員から転職した人の体験談は下記の通りです。
転職体験談

男性・20代
私は社会人2年目で転職を決意しました。
正直、早期での転職ですので転職活動が難航することは覚悟していたのですが、エージェントのサポートもあって3ヶ月ほどで転職することができました。
今ではプライベートの時間も確保できて充実しています。

女性・30代
結婚を機に退職して、子供が大きくなったタイミングで転職活動を始めました。
当時は求人サイトで事務職に絞って転職活動を進めていましたが、書類の段階で落とされることが多く苦戦していました。
その後、実際に事務職に転職した友人のアドバイスをもらい、書類内容の見直しや面接でのアピール内容を改善した結果20社ほど応募してなんとか転職することができました。

女性・30代
私はワークライフバランスの見直しを考えた際に転職を決めました。
ただ、転職活動の進め方や自分に合った業界がわからなかったので、転職エージェントを利用してキャリア設計から行ってもらいました。
その結果、自分の新しいやりがいを見つけることができ、転職先でも充実した時間を過ごせているので、転職活動を始めたての時にキャリア設計を組み立てておいてよかったと感じています。
同じ人でも、書類の内容や面接でのアピールポイントを修正したことで、転職できた人もいます。
また、1人で転職するのが不安な人は、転職エージェントをうまく活用して転職に成功したようです。
教員からの転職がうまくいっていない人は、自分自身の状況ごとに試行錯誤すれば、転職成功率が高まるでしょう。
教員や教師からの転職を成功させるなら
教員からから異業種への転職を成功させるためには、すべらないキャリアエージェントを使うことをおすすめします。
特に未経験業界への転職だと、どのような仕事内容なのかイメージしづらく、一人で転職活動をすると、入社後にミスマッチが起こるケースが多いんです。
またすべらないキャリアエージェントは、一般的な転職支援だけでなく、キャリアコーチングのノウハウを活かしたサポートが強みです。
弊社が運営するキャリアコーチングサービス『マジキャリ』のメソッドを用いて、価値観や教員生活で感じていた「モヤモヤ」の正体を深く掘り下げます。
その上で、キャリアプランを一緒に描き、最適な企業を紹介します。次のキャリアで後悔したくない、自分らしい働き方を見つけたい人は、ぜひ一度ご相談ください。
教員からの転職なら
弊社は、会社に依存せず、自分の実力や専門スキルでキャリアを築いていける人材のキャリア支援を提唱しています。
ポイント
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教員や教師からの転職に関するよくある質問
最後に教員の人が転職をする際によくいただく質問を紹介します。
教師を辞めたいです。
なぜ辞めたいのかを整理しておくことが重要です。
辞めたい理由を整理してその原因が何かを認識していないと辞めた後も同様の理由で転職を繰り返す…なんてことはあるあるです。
生徒や同僚への罪悪感があり、辞める決心がつきません。
そのお気持ちは、真剣に生徒と向き合ってきた先生だからこそ抱く、自然な感情です。
しかし、自身の心身の健康や、一度きりの人生を大切にすることも同じくらい重要です。先生自身が心からいきいきと働ける環境に身を置くことが、結果的にこれまで関わってきた人たちへの誠意にも繋がるのではないでしょうか。
教員経験で得た素晴らしいスキルは、別の場所でも必ず誰かの役に立ちます。「教育現場を離れる」のではなく、「新しい場所で経験を活かす」という視点で、自身のキャリアを考えてみることをおすすめします。
教師の経験は活かせますか?
教員としての経験は活かせる点も多いです。
生徒や親御さんとの対応、多くの人の前で話す経験、授業のスケジュール管理などビジネスの世界でも活きる経験は豊富にあります。
普段の教師生活の中でも意識をしておいたことを整理しておくと、他の業界でも評価されます。
転職活動はいつ始めるのがベストですか? 在職中でも可能ですか?
年度末の退職を目指し、半年前(9月~10月頃)から準備を始めるのが一般的です。
年度の途中で退職することに引け目を感じる先生も多く、まずは年度末まで務め上げることを前提に準備を進めるのがおすすめです。情報収集や自己分析など、在職中にできることはたくさんあります。
勢いで退職してしまうと、焦りから転職先を妥協してしまうリスクがあります。収入面での安心を確保するためにも、在職中に準備を進めることをおすすめします。
転職に役立つ関連記事
教員以外の他の職種へ転職する際に役立つ関連記事をまとめてみました。
他の職種の仕事内容や働く上で感じやすい悩み・不満を把握できるので、気になる記事があればぜひチェックしてみてください。
例えば20代であれば、転職先の職種が未経験でも素直さやコミュニケーション力などの将来性を見込んで採用されるケースがあります。
反対に、30代以降になると将来性よりも即戦力で使えるかどうかやマネジメント経験を重要視しています。