SE辞めたい人必読!辞めるべきか見極めるポイントを伝授!

SE辞めたい人

    SEを辞めたいと思ったときに、まずは考えるべきことから転職するなら気をつける点などを紹介しています。

    また、SEの経験を活かせる職種、年収は上がるのかについても解説しています。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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まずはSEを辞めたい理由を考える

まず、実際に転職する前に、なぜSEを辞めたいのかを考えましょう。単にSEという職種が向いていないのか、会社の環境が嫌なのかなど、今の会社ではダメなのか?という点も一緒に考えてみてください。

やみくもに「今の職場が嫌だ、辞めたい」と今の職場の不満の払拭できるかどうかだけを優先してしまうと、転職後にキャリアパスや別の不満・不安からまた転職を繰り返してしまうことにもなりかねません。

この記事では、SEの転職理由や転職したほうがいい人、企業選びなどSEを辞めて転職を検討している人に向けて必要な情報をまとめていますのでぜひ最後までご覧ください。

SEを辞めたくなる理由

実際に、SEを辞めたいと思っている人は、どういった点に不満をもっているのでしょうか?

以下にSEを辞めたいと思っている人の口コミをまとめてみましたので、ご確認ください。

業務に対して給与が見合っていないという不満

人物 28歳・男性

月の残業時間が多い時で100時間を超える事がありました。まあ、業界の性質的に仕方ないのかな…とある程度諦めはつくのですが、みなし残業だったので、どれだけ残業しても給料に反映されないことに限界を感じました。


しかも、みなし残業の事を面接時には教えてもらえず、入社してから聞かされたのです。そんなこんなで、会社にも不信感を覚えたので、転職しました。

人物 26歳・女性

本来はプログラマーとしての採用のはずが、実際の業務はなぜかシステム開発の上流工程を担当し、SEのような業務内容を担当していました。SEの仕事をすること自体は問題ないのですが、仕事内容が明らかに給料に見合っていません。


上司にも何度か相談したのですが、取り付く島もなく、結局腑に落ちないまま転職することにしました。

スケジュールや勉強に追われるという不満

人物 30歳・男性

おそらくどこの会社に行ってもそこまで変わらないと思うのですが、とにかく納期がきついです。ひどいものだと、1週間〜2週間くらいで納品しないといけない案件もありました。


納期から遅れてしまうのは当たり前で、プロマネの人にはよく怒られました。とはいえ、そんな無茶なスケジュールで仕事し続けたら、過労死してしまいます。

人物 男性・27歳

SEはとにかく勉強が大変です。はじめに基礎的な技術を覚えても、どんどんと最新技術が追加されるので、とにかく勉強に追われます。とはいえ、業務もしっかりとこなさないといけいないので、仕事しながら常に勉強のループ。


結局休みもままならないので、疲れてしまい別の業界に転職しました。

この記事を読んでいる人もまずはSEを辞めたい理由を挙げてみて、以下を読み進めながら自分が本当に辞めたほうが良いのか、辞めないほうが良いのか考えてみてください。

SEを辞めないほうが良い人

続いて、SEがしんどいがまだ辞めるべきでない人の特徴を2つ紹介していきます。SEを辞めようか悩んでいる人は、以下の項目を確認してみて、やめるかどうかの基準にしてみてください。

1. 退職理由が他責である

上司や同僚とウマが合わない、やりたいことをやらせてもらえない、など退職理由が他責である人は、転職を考える前に、まずは現職で改善努力ができないのかを考えてみてください。

例えば、上司とウマが合わないなどの悩みは、上司に直接要望を伝えたり話をすることで解消する場合もありますよね。人事などに相談することで異動の選択肢も可能かもしれません。

それでも今の会社では改善が難しいという場合に転職を検討するといいでしょう。

転職面接では必ず退職理由を聞かれますが、その際、「自分自身で改善のアクションを起こしたけれど改善が難しかったので転職を検討している。」と伝えることができるので、企業側にネガティブな印象を与える心配もありません。

2. 入社して1年未満

SEを辞めたいと思っても、入社して1年未満の場合は、最低でも1年以上は働いてから転職しましょう。1年未満での転職は、ぶっちゃけ印象がよくありません

1年未満で転職活動をしてしまうと「また同じような不満が出てきたら、早く辞めてしまうのでは?」と懸念を持たれることもあり、書類選考などの段階でお見送りになる可能性が高まります。

また、SEとして未経験で入社し、1年未満で転職を検討する場合は、一人前・即戦力とは見なされないことが多いので、年収アップなどもしづらいケースが多いです。

「絶対にダメ」というわけではないですが、一度転職を踏みとどまって考えてみましょう。

辞めたほうがよい企業の特徴3選

次に、辞めたほうがよい企業の特徴を紹介します。まずは以下の一覧をご確認ください。

  • 同じような仕事ばかりさせる
  • ITゼネコン構造の下位にいる会社
  • 社員を大切にしない

それぞれについて、詳しく解説していきます。

同じような仕事ばかりさせる

IT系企業の中には、一定スキルアップが難しい企業があります。例えば、同じ業務ばかりやらされ、他の業務に挑戦できないような企業も、そのうちの1つです。

個人のスキルアップには、様々な業務に挑戦し、経験とスキルを身につけていく必要があります。結局、1つのことしかできない人材になってしまうと、SEとしての市場価値が低く、転職でかなり不利になります。

ITゼネコン構造の下位にいる会社

ITゼネコン構造の下位にいる会社でも成長は難しいといえます。そもそもITゼネコン構造というのは、元請けや下請けの構造をさします。

案件が進むにつれ、子会社からさらにその子会社へと業務が委託されていきます。その都度、仕事も細分化されていき、「最後のテストだけをやれば良い」など業務も単純化されていきます。

社員を大切にしない

社員を大切にしない企業とは、無理な納期で案件を受託して業務をおこない、現場の社員がデスマーチになってしまうような企業です。

会社の方針としてそのような案件の受託をしている企業だと、改善される見込みもありませんよね。そういった企業に勤務しているなら、体を壊す前に退職したほうがよいです。

転職エージェント末永 末永

上記3点のいずれかに当てはまっている場合は、転職を考えても良いかもしれません。

SEで転職を考える場合は、同じ失敗を繰り返さないように、マイナビIT AGENTウィルオブテックリクルートエージェント(IT)のようなエージェントに相談するほうが良いですね。

求人サイトではどうしても企業内の情報が掴みにくいです。一方転職エージェントは、求人サイトではわからない内部の情報をできるだけ紹介してくれます。

エンジニアにおすすめ転職エージェント

  • マイナビIT AGENT
    マイナビのコネクションを活かした、人気企業求人や社内SEなどの求人が多数
  • ウィルオブテック
    ITエンジニア専門エージェント!2名の専属アドバイザーが年収アップをサポート
  • リクルートエージェント(IT)
    国内最大の定番エージェント!エンジニアやIT業界の求人も多数保有
  • Geekly(ギークリー)
    IT・WEB・ゲーム業界特化の転職エージェント!専任のプロがどんな悩みも徹底サポート
  • レバテックキャリア
    ITエンジニア経験者向けのハイクラスIT求人が多数!キャリアUPを狙うエンジニア定番のエージェント

転職活動するときに気をつけるべきポイント3選

転職活動するときに気をつけるべきことは、以下の3点です。

  • 安易にSE自体をやめると言う選択肢をしない
  • ジョブホッパーになりすぎないようにする
  • 現状逃避のために転職しない

詳しく解説していきます。

安易にSE自体をやめるという選択をしない

職場や仕事の進め方を変えるだけで問題が解決することも多いので、現職で不満があるからといって、安易にSE自体を辞めるというのはおすすめできません。

SEを経験しているということは、プログラミングの知識は身についていますよね。プログラミングは専門スキルとしての価値が高いので、そのスキルを活かさないのは正直言って勿体無いです。

転職を考えていても、SE自体は辞めずに環境のみを変えることも視野にいれてみてください。

ジョブホッパーになりすぎないようにする

スキルを高めたいと思い、転職して入ったはずの企業でも物足りなさを感じ、何度も転職を繰り返してしまいジョブホッパーになってしまう人が稀にいます。

SE・エンジニアの場合は専門職で即戦力としてのスキルを第一に求められることが多いので、営業などの職種と比較すると転職回数はそこまで悪い印象を与えることはありません。

しかし、年齢に対しての転職回数が極端に多い、全ての企業を1年未満で短期離職している場合は転職で不利になるケースがあるので注意してください。

また年齢を重ねるごとに、スキルの高さだけでなく、マネジメント経験なども求められてきますから、その点にも注意が必要です。

現状逃避のために転職しない

現職がしんどすぎるからとにかく転職したい」「転職できればなんでもいい

と焦って転職をすることで失敗してしまうケースは非常に多いです。今一度自分が転職したい理由を整理してみましょう。

中長期のキャリアプランや、転職で譲れないポイントをしっかりと定めずにやみくもに企業選びをすることで、入社した後に「違ったかも…」と後悔するケースが後を絶ちません。

安易に転職回数を増やして、自分のキャリアに傷をつけてしまっては本末転倒です。一度転職エージェントに客観的に転職すべきか、自分にはどのような転職や企業が合っているのか相談してみるもの1つの手です。

何人もの転職者をサポートした経験から無料でアドバイスをもらえますよ。

【ケース別】おすすめの転職エージェント

まだ転職するか迷っている人は、企業の採用担当やエージェントからあなたの経験を活かせる求人オファーが届くビズリーチでオファーを待つのも一つの手です。

SEからの転職でおすすめな転職先

SEから転職する場合は、なるべくIT業界から離れすぎない職種を選ぶのがおすすめです。例えば「社内SE」や コミュケーション能力に自信があるなら「ITコンサル」などが良いでしょう。

IT技術や業界の知識がある分、応募から実際に働いた後も有利になります。以下の記事で、SEから転職するのにおすすめの職種をいくつか紹介しています。興味がある人は見てみてください。

フリーランスも選択としてはあり

SEのスキルを活かすという意味では、フリーランスという選択もあります。フリーランスになるには、SEのスキル以外にもお金の流れを把握しないといけないので、ビジネスの知識も必要になります。

また、個人でクライアントとの打ち合わせをおこなわないといけないので、コミュニケーション能力も大切になります。

未経験業界への挑戦は難しい

20代であれば、一定未経験業界でも転職できる可能性はありますが、30代になってくると難易度が飛躍的に上がるので、未経験業界への転職は基本的に難しいと考えてください。

やはり、SEから転職したいのであれば、IT業界からは離れすぎないのがおすすめですが、どうしても業界を変えたいなら、以下のことを意識してください。

なぜ応募した業界に行きたいのかを明確にする

面接では必ずと言ってよいほど「なぜこの業界を志望したのか」を聞かれます。そのときに、あやふやな回答をしては不採用になる確率が高まります。

未経験を歓迎している求人は、応募数が多いことがよくあります。その中で生き残るために、どうしても応募した業界に入りたいという意志をみせましょう。

志望動機の考え方については、以下の記事で詳しく解説していますので、ご確認ください。

自分の経験とその業界で活かせそうな経験・スキルを紐付けする

SEとして経験したことやスキルを応募した業界にどう活かしていけるのか、というのを考えてみてください。マネジメント経験があれば、どの業界でもある程度は通用する部分があるので、多少は有利になります。

また、その経験を活かして、今後どう活躍していきたのかという、将来についても話せると説得力が高まり、面接官へ印象を残しやすくなります。

転職して年収は下がる?

SEは人手不足な企業が多く、一定のスキルがあれば転職しても年収はあげやすい職種です。プログラミングのスキル以外にも、プロジェクトマネージャーのような、マネジメント経験があれば、なお年収はあげやすくなります。

ただ職種を変えて転職する場合は、年収は上がりにくくなってしまいます。むしろ下がる可能性もあるので、業界・職種を変えて転職したいなら、ある程度のリスクは覚悟しておきましょう。

SEから転職を考えている人へ

この記事を読んでいる人の中には、SEがしんどくて辞めたいと考えている人もいるかと思います。

しんどい状況を変えるために転職を考えているなら、一度転職エージェントに相談してみてください。

転職エージェントでは、あなたが現職でしんどいと感じたポイントを抑えて求人紹介してくれるので、より働きやすい企業に出会える可能性があるからです。

また、企業に精通したキャリアアドバイザーが企業のリアルな部分を含めて求人紹介してくれることで、個人で企業分析するよりも入社後のミスマッチを防げるのでおすすめです。

ただ、担当のキャリアアドバイザーによってサポートの質が異なるので、まずは2~3社複数登録して、そこから自分に合ったキャリアアドバイザーと転職活動を進めていくのがベストですね。

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