SE辞めたい!勢いに任せる前にプロが対処法を紹介【口コミあり】
SEを辞めたいと思ったときに、まずは考えるべきことから転職するなら気をつける点などを紹介しています。
また、SEの経験を活かせる職種、年収は上がるのかについても解説しています。
まずはSEを辞めたい理由を考える
まず、実際に転職する前に、なぜSEを辞めたいのかを考えましょう。単にSEという職種が向いていないのか、会社の環境が嫌なのかなど、今の会社ではダメなのか?という点も一緒に考えてみてください。
転職したい理由が他責であれば、相談すれば解決する可能性があります。人間関係などで転職を考えているなら、そもそも転職して本当に解決するのか?というのも疑問ですよね。
職場の人間関係というのは、どの会社であっても起こり得る可能性があります。 他の会社に転職したからといって、また人間関係のこじれが起こってしまうと、転職を繰り返してしまいかねません。
転職活動を始める前に、まずはなぜ転職したいのか、今の会社ではダメな理由を明確にし、もし解決しそうな問題であれば、転職せずに上司などに相談してみてください。それでもダメなら、言ってしまえば最終手段として転職は考えましょう。
SEを辞めたくなる理由
実際に、SEを辞めたいと思っている人は、どういった点に不満をもっているのでしょうか?
以下にSEを辞めたいと思っている人の口コミをまとめてみましたので、ご確認ください。
本来はプログラマーとしての採用のはずが、実際の業務はなぜかシステム開発の上流工程を担当し、SEのような業務内容を担当していました。SEの仕事をすること自体は問題ないのですが、仕事内容が明らかに給料に見合っていません。
上司にも何度か相談したのですが、取り付く島もなく、結局腑に落ちないまま転職することにしました。
おそらくどこの会社に行ってもそこまで変わらないと思うのですが、とにかく納期がきついです。ひどいものだと、1週間〜2週間くらいで納品しないといけない案件もありました。
納期から遅れてしまうのは当たり前で、プロマネの人にはよく怒られました。とはいえ、そんな無茶なスケジュールで仕事し続けたら、過労死してしまいます。
SEはとにかく勉強が大変です。はじめに基礎的な技術を覚えても、どんどんと最新技術が追加されるので、とにかく勉強に追われます。とはいえ、業務もしっかりとこなさないといけいないので、仕事しながら常に勉強のループ。
結局休みもままならないので、疲れてしまい別の業界に転職しました。
SEを辞めないほうが良い人
では次に、どういう人ならSEを辞めて転職しても良いのかを紹介します。SEを辞めようか悩んでいる人は、以下の項目を確認してみて、やめるかどうかの基準にしてみてください。
退職理由が他責にある
退職理由が会社や上司など他責にある人は、転職を考える前に、まずは現職で改善努力ができないのかを考えてみてください。
例えば、会社への不満でよくある給料が低いなどの悩みは、会社に相談してみれば解決する可能性がありますよね。どの企業も基本的に、今までの自分の行動や意思決定を振り返り、前向きに改善できる人材を求めています。
退職理由を他責にするのではなく、自分自身に反省し改善努力できる人なら、転職しても良いです。ただ、あまりにもパワハラが酷かったり、給料をちゃんと払ってくれないなど、あまりにも酷い労働環境の場合は転職しても良いです。
入社して1年未満
SEを辞めたいと思っても、入社して1年未満の場合は、最低でも1年以上は働いてから転職しましょう。1年未満での転職は、ぶっちゃけ印象がよくありません。
1年未満で転職活動をしてしまうと「また同じような不満が出てきたら、早く辞めてしまうのでは?」と思われてしまう可能性が高く、内定をもらえないことが多いです。とりあえず1年頑張れば「1年は我慢したのか」と評価が少しは変わります。
仕事が向いていないなど、よっぽどの理由でない限りは最低1年は我慢してから転職すべきです。
辞めたほうがよい企業の特徴
次に、辞めたほうがよい企業の特徴を紹介します。まずは以下の一覧をご確認ください。
- 同じような仕事ばかりさせる
- ITゼネコン構造の下位にいる会社
- 社員を大切にしない
それぞれについて、詳しく解説していきます。
同じような仕事ばかりさせる
IT系企業の中には、一定スキルアップが難しい企業があります。例えば、同じ業務ばかりやらされ、他の業務に挑戦できないような企業も、そのうちの1つです。
個人のスキルアップには、様々な業務に挑戦し、経験とスキルを身につけていく必要があります。結局、1つのことしかできない人材になってしまうと、SEとしての市場価値が低く、転職でかなり不利になります。
ITゼネコン構造の下位にいる会社
ITゼネコン構造の下位にいる会社でも成長は難しいといえます。そもそもITゼネコン構造というのは、元請けや下請けの構造をさします。
案件が進むにつれ、子会社からさらにその子会社へと業務が委託されていきます。その都度、仕事も細分化されていき、「最後のテストだけをやれば良い」など業務も単純化されていきます。
社員を大切にしない
社員を大切にしない企業とは、無理な納期で案件を受託して業務をおこない、現場の社員がデスマーチになってしまうような企業です。
会社の方針としてそのような案件の受託をしている企業だと、改善される見込みもありませんよね。そういった企業に勤務しているなら、体を壊す前に退職したほうがよいです。
転職活動するときに気をつけるべきこと
転職活動するときに気をつけるべきことは、主に「安易にSE自体をやめると言う選択肢をしない」「ジョブホッパーになりすぎないようにする」の2点です。
以下から詳しく解説していきます。
安易にSE自体をやめるという選択をしない
職場や仕事の進め方を変えるだけで問題が解決することも多いので、現職で不満があるからといって、安易にSE自体を辞めるというのはおすすめできません。
SEを経験しているということは、プログラミングの知識は身についていますよね。プログラミングは専門スキルとしての価値が高いので、そのスキルを活かさないのは正直言って勿体無いです。
転職を考えていても、SE自体は辞めずに環境のみを変えることも視野にいれてみてください。
ジョブホッパーになりすぎないようにする
スキルを高めたいと思い、転職して入ったはずの企業でも物足りなさを感じ、何度も転職を繰り返してしまいジョブホッパーになってしまう人が稀にいます。
スキルアップだけに着目せず、コミュニケーション能力など、人間力も高めるようにしてください。転職は30代からどんどん難易度が上がってきます。
30代からは即戦力性を求められるようになってくるのでスキルはもちろんですが、マネジメントも任される可能性が高く、コミュニケーション能力も一定必要になってきます。
年齢を重ねるごとに、重宝される能力がないと、そのうちどこにも転職できなくなってしまいます。
SEからの転職でおすすめな転職先
SEから転職する場合は、なるべくIT業界から離れすぎない職種を選ぶのがおすすめです。例えば「社内SE」や コミュケーション能力に自信があるなら「ITコンサル」などが良いでしょう。
IT技術や業界の知識がある分、応募から実際に働いた後も有利になります。以下の記事で、SEから転職するのにおすすめの職種をいくつか紹介しています。興味がある人は見てみてください。
フリーランスも選択としてはあり
SEのスキルを活かすという意味では、フリーランスという選択もあります。フリーランスになるには、SEのスキル以外にもお金の流れを把握しないといけないので、ビジネスの知識も必要になります。
また、個人でクライアントとの打ち合わせをおこなわないといけないので、コミュニケーション能力も大切になります。
詳しくは以下の記事に記載してあるので、ご確認ください。
未経験業界への挑戦は難しい
20代であれば、一定未経験業界でも転職できる可能性はありますが、30代になってくると難易度が飛躍的に上がるので、未経験業界への転職は基本的に難しいと考えてください。
やはり、SEから転職したいのであれば、IT業界からは離れすぎないのがおすすめですが、どうしても業界を変えたいなら、以下のことを意識してください。
なぜ応募した業界に行きたいのかを明確にする
面接では必ずと言ってよいほど「なぜこの業界を志望したのか」を聞かれます。そのときに、あやふやな回答をしては不採用になる確率が高まります。
未経験を歓迎している求人は、応募数が多いことがよくあります。その中で生き残るために、どうしても応募した業界に入りたいという意志をみせましょう。
志望動機の考え方については、以下の記事で詳しく解説していますので、ご確認ください。
自分の経験とその業界で活かせそうな経験・スキルを紐付けする
SEとして経験したことやスキルを応募した業界にどう活かしていけるのか、というのを考えてみてください。マネジメント経験があれば、どの業界でもある程度は通用する部分があるので、多少は有利になります。
また、その経験を活かして、今後どう活躍していきたのかという、将来についても話せると説得力が高まり、面接官へ印象を残しやすくなります。
転職して年収は下がる?
SEは人手不足な企業が多く、一定のスキルがあれば転職しても年収はあげやすい職種です。プログラミングのスキル以外にも、プロジェクトマネージャーのような、マネジメント経験があれば、なお年収はあげやすくなります。
ただ職種を変えて転職する場合は、年収は上がりにくくなってしまいます。むしろ下がる可能性もあるので、業界・職種を変えて転職したいなら、ある程度のリスクは覚悟しておきましょう。
SEから転職するなら転職エージェントがおすすめ
よくよく考えてみたものの、やはりSEを辞めたい!という人は、転職エージェントの利用をおすすめします。
IT業界へ転職するべきなのか、フリーランスとして頑張るべきなのか、はたまたは他の業界へ転職するべきなのか……今後の人生を左右してしまう転職は迷いが生じてしまうものです。
そんなときに転職のプロである転職エージェントに相談すれば、どういう選択をすればいいのか、そのアドバイスをしてもらえます。また、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策などの転職に関わるサポートを受けることができます。
ただ、担当になるキャリアアドバイザーによってサポートの質が異なるため、特化型転職エージェントの中から1社、大手転職エージェントの中から2〜3社程度に複数登録するようにしましょう。
そこで、転職のプロである筆者がおすすめの転職エージェントをいくつかご紹介します。気になるものがあれば、ぜひ登録してみてください!
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月の残業時間が多い時で100時間を超える事がありました。まあ、業界の性質的に仕方ないのかな…とある程度諦めはつくのですが、みなし残業だったので、どれだけ残業しても給料に反映されないことに限界を感じました。
しかも、みなし残業の事を面接時には教えてもらえず、入社してから聞かされたのです。そんなこんなで、会社にも不信感を覚えたので、転職しました。