SEからの転職で最適な職種とは?キャリアを活かすコツを解説!
システムエンジニア(SE)から転職を考えている人も多いのではないでしょうか。
おすすめの転職先や転職エージェントの利用方法なども紹介をします。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
客先常駐SEの将来性について
SE(システムエンジニア)でも、正直客先常駐SEの将来性は明るいとは言えません。
常駐先によって環境は千差万別のため、場合によっては居心地が良かったり、技術力を付けられたりする場合もあります。
しかし、派遣型のビジネスモデルに限界があることから、将来的には頭打ちになります。
仮に同じSEとしての能力がある社員SEと、客先常駐のSEの給与を考えたとき、常駐先の会社が同じ100万円を支給していたとしても、客先常駐SEは派遣元の会社が中間マージンをそこから引きます。
2次、3次の派遣の場合、その中間マージンはさらに膨らみます。中間マージンとして20%ずつ差し引かれたとして、3次受けの派遣であった場合は手元に来たときには40万円(100→80→60→40)になってしまいます。
しかし、常駐先としては100万円を支払っているわけですから、相応のスキルや働きぶりを求められます。
また、常駐先でのプロジェクトが終わったり、案件数が少なくなると、まず最初に客先常駐SEの契約更新が止まります。悪く言えば使い捨て要員となるため、正社員との待遇や教育に差がでてくるのは当然なのです。
このように会社の都合によって常駐先が変わることになるため、様々な現場を渡り歩くケースが多くなります。
相談に来られる人の話をまとめると次のような苦悩を抱えていることがわかります。
- 給料が上がらない。
- 残業代が付かない。(裁量労働制であるが客先ということもあり早く帰りづらい)
- 派遣元では正社員であるが、普段の客先では派遣扱いされる。
- 客先で用意されている環境が悪い。(PCの性能、部屋の環境)
- 名刺交換ができない。(場合によっては客先としての名刺を作ることもある)
- 簡単な仕事しか回ってこないため、スキルアップができない。
- 経験を積んだり、年齢が上がっても管理系や上位の仕事はほとんどない。
- トラブル案件に投入される。
- 定年まで働けるか不安。(年齢と共に契約金額が上がると、指名されない)
このような不安を抱きつつ客先常駐SEを続けていくことで、実は転職先の幅がどんどん狭まってしまうのです。
年齢が上がってもマネジメントの経験もなく、高度な技術も習得できていない人材では、単価が安くて将来性がある若いSEや、高い専門性を自負する他の転職者と比べると見劣りしてしまうのです。
上記のような悩みを抱えながら日々を過ごしているとしたら、それは将来性を消費していると言ってもいいでしょう。
SEとしてのキャリアを活かした転職を
簡単な仕事しかしてこなかったからといって、安易に未経験の他職種(営業職、事務職等)を転職先に選択するのは早計です。
客先常駐をしている際についた技術や経験は無駄にはなりません。いろいろな現場を渡り歩いたのであれば、各現場や業界特有の知識もキャリアとなります。
客先常駐をしていて不安だったことや、やりたかったことを整理することで、次の転職先のイメージがより具体的になってきます。具体的なイメージを持って転職に挑むことが成功の第一歩なのです。
一般的に客先常駐SEの人が抱える不安を解消し、希望を叶えられるおすすめの転職先について紹介するので、自身の場合と比較しながら検討してください。
客先常駐SEからの転職おすすめ3選
客先常駐SEからの転職でおすすめの職種は以下の3つです。
自社開発/Webエンジニア
客先常駐SEからの転職先で1番人気が高いのが、自社で展開するサービスを自社開発している会社のエンジニアです。
たとえば、クックパッドやメルカリを運営する会社です。
新しい技術に挑戦したり、携わりたいという技術志向の人や、BtoCの身近なサービス提供に興味がある人に向いています。
自社開発/Webエンジニアの一般的なメリットは次のようになっています。
- 開発に関与したシステムが実際に事業展開されるのでやりがいを感じやすい
- スピード感があり、最新の技術を取り入れたり活用するケースが多く、挑戦しやすい
- 短期間でのイテレーションが組まれるため、ゴールがわかりやすく明確である
- クリエイティブな職場環境、風土がある
社内SE
社内SEはいわゆる、社内のなんでも屋さんです。
主な仕事は次のように多岐に渡り、人のサポートをしたり世話好きな性格の人に向いています。
年収アップを積極的に狙う場合は、金融関連企業の社内SEがねらい目です。
「社内PCの手配」「セキュリティ対策と運用」「システムの調達・設計とその管理」「システム周りのQ&A対応やトラブル対応」「社内システムの運用・管理(ワークフロー、社内ポータル、コーポレートサイト等)」
社内SEの一般的なメリットは次のようになっています。
- 残業時間が少ない(休日出勤等も含め、自身でコントロールしやすい)
- 客先が存在しないのでプレッシャーやストレスは少ない
- 自社限定ではあるが上流の要件定義・情報戦略・システム化企画に携われる
- システム全体としてインフラ・ネットワークをはじめ、様々な業務経験ができる
- 利益率の高い企業に属することで年収アップが可能
- 福利厚生が手厚い
ITコンサル
システムの開発や構築といった技術系よりも、人とのコミュニケーションが得意な人に向いています。
ITコンサルティング専門の会社や大手SIerに所属したり、フリーランスとしてITコンサルタントになります。仕事内容は次のように課題の整理や説明をおこなうことが多く、さまざまな現場や業界を渡り歩いてきた経歴が役に立つ職種です。
年収アップを狙う場合はアクセンチュアなど、外資系のITコンサルティング会社がおすすめです。
「顧客のITに関する課題や困っていることを整理」「他社でのIT課題への取り組みを説明」「導入システムに関するアドバイスや選定のサポート」
ITコンサルの一般的なメリットは次のようになっています。
- 顧客との距離が近く、やりがいを感じられる
- SEとしての経験を生かしやすく、キャリアアップがしやすい
- 年収が上がる
- 特定の業界・業種に詳しくなれる
転職エージェントを使うメリット
転職先のターゲットが見えてきたら、具体的にどの職種でどの会社に転職をするのかを決めていく必要があります。
転職は在職中におこなうことが多く、多忙な中で効率のよい活動をするためにも、エージェントを活用して納得のいく転職を実現させていただきたいです。自身で転職先を見つけてくることもできますが、転職エージェントを利用いただくことで次のようなメリットがあります。
非公開の求人を紹介可能
求人の広告を出す費用や応募者の選定などにかかる費用や労力は企業側から見ても大きく、転職エージェントだけに求人依頼をだしている企業が増えています。求人紙やネット上では見つからない会社の紹介が可能です。
会社のマッチングをしてくれる
職歴や希望条件などをヒアリングしたエージェントが、豊富な経験と情報をもとにして最適な転職先をピックアップして紹介することが可能です。
その際、中長期的なキャリア設計もアドバイス・リーディングしながら転職先を一緒になって考えます。
転職先の業界や企業の雰囲気が事前にわかる
希望の業界や企業が具体的になれば、その業界に特化したエージェントから業界事情や実際の職務内容、社風や職場の雰囲気を紹介することができます。
過度の不安を払拭したり、事前の心構えや面接対策などにも有効です。
面倒な手続きや交渉を代行してくれる
職務経歴書の添削や面接応募や日程調整の手続きを代行します。配属先や給与の交渉などをおこなうこともあります。転職活動は孤独な戦いになりがちですが、便利なサポート役として転職エージェントをご利用いただけます。
とくに転職先との交渉は、選定される側の立場としてはやりにくいものなので、第3者的な立場のエージェントを通した交渉や相談は有効な手段となります。
模擬面接ができる
エージェントは転職先の会社のことを当然よく知っています。
選考面接においてどのような質問をしてくるのか、評価基準がどういうものなのかも知っています。
それをもとに、回答内容や話し方に対してアドバイスをしたり、模擬面接を実施することができます。
面接時の印象は思った以上に重要です。
自身の経歴や技能を正当に伝えるためにも、落ち着いて面接を受けられるように対策をしておくことが重要です。
転職エージェントの紹介
転職したいけれど業種・職種が決まっていない、という人もいるでしょう。転職エージェントを利用すれば、自分に適した業界・職種を提案してもらえます。
ただ、キャリアアドバイザーは経験もスキルも正直ピンキリなので、そういった優秀なキャリアアドバイザーに当たるためには、複数の転職エージェントに登録してみましょう。
定番の大手エージェントの中から2〜3社、特化型のエージェントを1社程度、まずは登録して実際にキャリアアドバイザーに直接会ってみた上で、実際にサポートを進めてもらうエージェントを比較検討してみることをおすすめします。
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