証券会社(リテール営業)から転職するには?オススメの職種を紹介!

    証券会社のリテール営業は、世界を舞台に日々変動する市場で、金融商品を扱うことで高い報酬が得られることから、新卒にも非常に人気のある職業です。

    しかし、せっかく入った憧れの会社でも、高い営業目標を追いかけることのプレッシャーや厳しい労働環境から異業種に転職したいという人がでてくる要因があるのも事実です。

    現役の証券会社の営業社員の人からも、異業種に転職したいという相談をいただくことが増えています。

    今回は証券会社の人が、転職を考える動機とよくある転職先について、分かりやすく説明します。

この記事を書いた人
末永 雄大
アクシス代表取締役社長。リクルートキャリアで様々な企業の採用支援を経験、MVP6回受賞。転職エージェントや有料転職相談サービス「マジキャリ」など複数サービスを展開。Youtubeの総再生数は200万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」

よくある証券からの転職理由

証券会社の営業は、銀行や保険会社を含めた金融業界においてもっとも労働環境が厳しいと言われています。

扱う商品は、株式だけではなく、債権や投資信託、年金保険などがありますが、営業目標はハイレベル。

それを達成するための長時間労働や上司からの叱責に耐えるだけではなく、数字を追い求めるが故に道徳的な罪悪感をもつことも多く、退職率は高い水準で推移しています。

そんな証券会社の営業担当の転職理由をいくつか見ていきましょう。

長時間労働

営業担当の残業時間の平均は3~5時間。これが毎日・毎月続きます。

家族と食事ができることは稀。終電を逃してカプセルホテルから出社することもざらにあります。

そのような日々の残業は、営業目標、所謂ノルマを達成するために費やされます。

証券会社の営業は、株の注文対応や新規顧客の開拓をおこないますが、企業訪問やテレアポは成果が上がらなければ、上司に報告し難いこともあり、ある程度の目処がつくまでは続けなければなりません。

新規顧客の開拓の大半は見込み客になり得ない人に延々営業活動をおこなうことになります。それに事務作業や会議の出席もあることから、実際業務に携わる時間は長時間になりがち。

残った業務は休日に回らざるを得ないため、休日出勤もよくあります。

また、金融市場は絶えず変化しています。常に経済全般やマーケットに関する情報収集は必要なため、新聞やテレビの該当ニュースのチェックは欠かせません。

業務と私生活のメリハリがなくなることから、ワークライフバランスを見直し、結婚や出産の機会に転職を決意することが多いのもこの業界の営業担当の特徴です。

厳しいノルマに耐えられない

ノルマと一口に言っても、それは売上高だけとは限りません。扱う商品毎にもノルマはあります。

担当する商品が投資信託や債権である場合のノルマは月に1億~2億ということはざらにあります。

ノルマが達成されないと、給料に成績が反映されるのは勿論、研修への参加を義務付けられたり、全員の前で吊るし上げられたりするため、ノルマが未達成であることのプレッシャーに耐えられなくなり、転職を考えるようになります。

「人の役に立っている」という実感が得られない

証券会社は証券の売買手数料を収益源とするビジネスモデルのため、取引回数を増やそうとします。

営業担当には高いノルマが課されており、営業はノルマの達成を最優先に行動します。

「お客様のニーズを満たした商品を販売したい」や「お客様の将来に貢献したい」という発想では、とてもノルマを達成することはできません。

金銭的に裕福な高齢者を狙って、高リスク・高単価な商品を販売することに罪悪感をもたなくなるのもこの職種の特徴です。

本来の仕事の目的である社会貢献や自己の成長からかけ離れた仕事からは「人の役に立っている」という実感は絶対に得られません。

職場の雰囲気の過酷さに耐えられない

すべての証券会社に当てはまるわけではありませんが、証券会社のリテール営業はハラスメントに悩まされることが多いのは事実です。

高い営業目標を達成するために日々繰り返される上司の叱責。

厳しく目標管理されてきた悪しき伝統が引き継がれており、それによって営業目標が達成されていると会社自体考えている節があるため、パワハラが組織として容認されています。

さらに、上下関係を意識した体育会の気質が強く残っていることもこの業界の営業の特徴。「上司が黒と言ったらたとえ白くても黒だと言わなければならない…」そのような雰囲気がストレスになり転職する人もいます。

「御用聞き」的な営業にやりがいを感じない

証券会社の営業担当は、先ほどあった高いノルマを達成する必要があるため、富裕層や高所得者といったお得意様のご機嫌伺いや、相手の言うことをこなすだけの「御用聞き」的な営業をおこなうことが頻繁にあります。

やはり、営業担当としては、自分で考えた提案を聞いてもらった上で判断してもらいたいもの。「御用聞き」的な営業にやりがいを感じないことが転職を後押しすることもあります。

関連記事営業を辞めたい人必見!転職のプロがケース別の対処法と体験談を解説

証券会社のどんなスキルや経験が活かせるの?

証券会社の営業職の人材は以下のような点から転職市場で高く評価されます。

  1. 営業力(コミュニケーション力・交渉力・プレゼンテーションスキル)
  2. 顧客との信頼関係の構築に長けている(高額な金融商品を扱うため)
  3. 高いノルマを達成するための厳しい営業を経験した精神力

厳しい労働環境のもと、高いノルマを達成するために努力した経験は決して無駄にはなりません。

むしろ、高額な金融商品を扱う上で身についた金融知識や営業力、顧客との信頼構築スキルは転職市場でも高く評価されます。

証券会社のリテール営業経験者によくある転職先は?

証券会社から転職を検討している人の傾向として、金融機関・外資系金融への転職、そして異業界への転職と大きく2タイプに分かれます。

以下で詳しく説明しますね。

証券会社から金融業界・外資系金融への転職の場合

金融業界への転職は、金融知識やプレゼンテーション力を生かせる、外資系金融(銀行・証券会社)や生保の営業、税理士・会計士法人などが多いです。

他には財務系コンサルティングファームへ転職される人も少なくありません。

証券会社から異業界への転職の場合

証券会社から異業界への転職先は、メーカー・商社・不動産・IT・人材・広告など多岐に渡ります。

転職先でも金融知識や厳しいノルマを達成する能力は高く評価されるので、年齢や経験によりますが一般的に転職できる可能性は非常に高いです。

転職をお考えの人へ

証券会社からの転職は選択肢がたくさんあるからこそ、短期的な視点に囚われずに中・長期の視点でキャリアを考えることが重要になってきます。

実際に、自己分析が甘かったり、転職理由が曖昧なまま転職活動をおこなうことによって、短期的な年収の増加、企業の知名度の高さなどに飛びついてしまい、ミスマッチが起き、転職先でも同じような悩みを抱えることになります。

満足のいく転職をするために、転職エージェントを活用するのも1つの手です。転職のプロの目線で、自己分析やどういった企業に転職すべきか判断するサポートをしてくれます。

まだ転職をするか迷っているタイミングでも、気軽に相談いただいて大丈夫です。おすすめの転職エージェントを紹介するので、ぜひ活用してみてください。

末永

転職エージェントを利用するなら、まずリクルートエージェントマイナビ金融 AGENTといった業界大手のエージェントは押さえておくべきです。


大手のエージェントでは全業界・職種の求人の中からあなたの志向性にあった求人を提案してもらうことができるので「次に進むべき業界・職種に迷っている」という人もオススメです。


また、大手の生命保険会社や銀行、そして日系の大手のメーカー企業などは、大手の転職エージェント1社のみに求人を依頼するケースが多いので、こういった企業への転職を検討している人も登録しておきましょう。

業界大手の転職エージェント

末永

外資系金融への転職や、専門職・管理職としての転職を検討中の人は、優良企業のハイレイヤー求人が集まるビズリーチJACリクルートメントにも合わせて登録しておくと良いでしょう。


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無形商材の法人営業職がオススメ!

私、末永が転職エージェントの立場として「異業種に挑戦したい!」「中・長期でのキャリアアップがしたい!」という人には、以下の理由から無形商材の法人営業をオススメしています。

  1. 未経験でも積極的に採用する
  2. 専門性を身につけやすい
  3. 他社からの引き合い、選択肢を増やしやすい
  4. やりがいを感じやすい
  5. 中長期的に給与・年収を上げやすい
  6. 物売り的な要素が少ない

無形商材の法人営業をオススメする理由について以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください!

関連記事未経験でも営業職に転職できる?プロがぴったりな業界を大公開!

証券会社から金融業界以外への転職をお考えの人へ

無形商材の中でもとくに人材業界と広告・メディア業界をオススメします。

人材業界は「企業と求職者のミスマッチをなくす」という利他的な側面があるため「人の役に立ちたい」「顧客の不利益になるような商品を売りたくない」といった不満を持っている人に非常にオススメできます。

また、広告・メディア業界には「数千万円という大きな金額を扱うことも珍しくない」「成果が数字で見える」という特徴があります。

金融業界で働く動機にもなった「大金を動かすような仕事がしたい」「個人と仕事の成果の結びつきがはっきりしている環境で働きたい」という考え方を持つ人と相性が良いと言えるでしょう。

転職するか迷った時はどうすればいい?

証券会社の営業は、社会と経済の関係性を間近に見ながら、顧客の相談に応えられるように勉強し、自身の成長につながる魅力的な職種です。

でも、ノルマがきつく、労働環境も悪い。今の働き方や報酬を振り返って、今の職場で働き続けるのか、それとも異業種に転職するのか決意がつかない…という時は以下の3つの観点から考えてみましょう。

今感じているやりがいは他の仕事では得られないのか

証券会社の営業の仕事は想像以上に激務。長時間労働や休日出勤をしなければノルマを達成することができず、収入も不安定です。

でも、やりがいとしてノルマを達成したときの達成感は証券会社に限らず営業職でしか味わうことができませんし、金融商品を扱うが故の知識や営業力が自分の知らない内に身に付くのも、この職種の特徴です。

このようなやりがいや、能力が他の仕事で得られるのかを考えてみましょう。

インセンティブを目的に高い目標を自ら課して、高い報酬を得ることなら、無形商材の営業でも十分可能です。

自分のやりがいや能力を伸ばしていくには、証券会社の営業でなければならないのでしょうか?

10年後の自分は想像できるか

皆さんは10年後の自分にどのようなイメージを持っているでしょうか?

ノルマに耐えながら、そうはいっても仕事を軌道に乗せて成績を伸ばしている姿でしょうか?それとも、疲れて仕事にネガティブな姿でしょうか?

今いる職場が「自分は10年後に絶対こうなる!」という明確なビジョンが描ける職場か「今の職場で働き続けた10年後の自分の姿がなりたい人間像か」を想像して、転職を判断するのもひとつの方法です。

抱えている不満は自分で解決できるのか

「よくある転職理由」にも書きましたが、証券会社の営業職にはノルマを達成することのやりがいや、それを達成したときの報酬と引き換えに犠牲にしなければならないことが多くあります。

やりがいとのバランスでそれらの犠牲が妥当なものでしょうか?

考えてみれば、会社が定める営業目標を自分がコントロールできるわけではありませんし、会社の考え方や職場の雰囲気など、自分で解決できる問題ではありません。

それらの問題に対して、どうしても我慢や解決できないと判断した場合は転職で解決するという選択もありだと思います。

証券会社からの転職は転職エージェントの利用がオススメ

転職エージェントは、あなたの将来やキャリアについてプロの目線から、あなたの状況を判断してくれます。

さらに、採用担当と直接コミュニケーションをとっているので、どの企業があなたにマッチするかを客観的に判断してくれます。転職後のミスマッチにより、転職しても今抱えている不満を解消できないこともあるので、企業選びには注意してください。

まず、様々な業界の求人をチェックしたい人は、業界大手のリクルートエージェントマイナビ金融 AGENTの利用をオススメします。

また、外資系の金融業界やコンサルティング業界への転職をお考えの場合は、外資系に強いエージェントが多数加盟しているビズリーチに登録するのがおすすめです。

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