
飲食から転職におすすめの職種とは?経験を武器に土日休み・年収増を叶える方法
20代・30代の飲食業界経験者必見!
実は、飲食の経験は「無形商材の法人営業」で高く評価されます。
土日休みと年収アップを同時に叶えるおすすめの職種や、選考対策のアドバイス、失敗しない志望動機の書き方をプロが解説します。
飲食業からの転職理由
飲食業から転職を考える人は、それぞれの悩みを抱えています。まずは、よくある転職理由をまとめました。
- 何年働いても給料が上がりにくい
- 仕込みから夜の営業まで、結局長時間労働になりがち
- この先のキャリアの道筋が見えにくい
- 立ち仕事が続き、体力的な負担が大きい
- 狭い店内で人間関係が固定されやすい
- 景気や情勢に業績が左右されやすい
これらは、飲食で働く多くの人が抱える切実な悩みです。
「飲食からの転職は難しい」は本当か
飲食で働いていると「他業種への転職は難しい」と感じて、動けずにいる人は多いです。でも、本当に難しいのは経験の伝え方だけで、飲食で培った力そのものは他業界でもちゃんと評価されます。
忙しい現場で売上や回転率を上げてきた、アルバイトをまとめて店を回してきた。こうした経験は、数字で語れば他業界でも十分に強みになります。実際に、飲食から土日休みの営業や事務へ移って年収を上げた人はたくさんいます。

週6で13時間働いて、結婚を機に土日休みにしたい。そういう相談は本当に多いです。
正直に言うと、飲食からの転職は、何もしなければ簡単ではありません。ですが、経験を正しく言葉にできれば道は開けます。難しいのは、そこを一人で整理することだけです。
飲食からの転職なら営業職がおすすめ
結論、飲食から転職するなら無形商材の法人営業がおすすめです。飲食での経験を活かしつつ、労働環境の改善と市場価値の向上を同時に実現できるからです。
無形商材の法人営業とは
無形商材の法人営業とは、IT・人材・広告などの形のないサービスを、企業へ提案する仕事です。この職種が市場価値につながる理由は2つあります。
- 商品に頼れない:形やスペックがないため、提案力そのものが価値になる
- 論理が要る:企業の意思決定はシビアで、感情でなく利益に直結する論理的思考力や課題解決力が求められる
そのため、成長を実感しやすく、結果として市場価値を高めやすい職種だと言えます。無形商材の営業については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

ひとつ正直にお伝えすると、「接客が得意だから営業も大丈夫」とは限りません。飲食の接客は来てくれたお客様に応えるのが中心ですが、営業では自分から提案を仕掛ける場面も多く、少し違う力が要ります。
また、飲食は営業未経験なので、いきなり無形の法人営業はハードルが高いこともあります。その場合は、不動産や生命保険の個人営業、食品・飲料の卸営業などで営業経験を積んでから、無形の法人営業へ移る道もあります。
営業職がおすすめな理由
年収が高くなる
dodaの平均年収データを見ると、飲食業より無形商材の営業のほうが明確に高くなっています。
| 男性 | 女性 | |
|---|---|---|
| 飲食業 | 375万円 | 313万円 |
| IT営業 | 493万円 | 415万円 |
| 金融営業 | 556万円 | 407万円 |
さらに営業職は、成果や勤続年数に応じて年収が上がっていきます。努力が数字で正当に評価され、給与に反映される環境が手に入ります。
どこでも通用するポータブルスキルが身につく
無形商材の法人営業では、企業の課題を聞き出し、論理的に提案し、条件を交渉します。ここで身につく課題解決力・提案力・交渉力は、業界や会社が変わっても通用します。
とくにIT・人材業界は今後も需要が伸びるので、スキルと業界の将来性を同時に取りにいけます。
土日休みで身体の負担が減る
法人営業の顧客は企業なので、商談や連絡は平日中心です。ワークライフバランスを保ちやすくなります。仕事もデスクワークと商談が中心になり、飲食特有の肉体労働が減るので、年齢を重ねても無理なく働き続けられます。
自分でスケジュールを組んで働ける
飲食は決まったシフトで動きますが、法人営業は自分でアポを組み、一日の動きを設計します。直行直帰や中抜けができる会社も多く、数字さえ出していれば時間の使い方は任されます。
飲食から転職するときのおすすめ業界
- 人材業界
- 広告・メディア業界
- インターネット・IT業界
この3つは、いずれも無形商材を扱う営業職だからです。市場価値を上げやすく、転職後に活躍できる幅も広げられます。
たとえばホットペッパー営業のように、契約社員から始められる法人営業は、未経験でも挑戦しやすい入口の一つです。とくに飲食店への営業なら、店舗の事情が分かるぶん、他業界出身者より少し有利に進められます。経験を積んで正社員化や別業界へステップアップする人も多くいます。
営業・事務職へ転職する前に準備すべきこと
選考で一番効くのは、飲食での経験を、応募先の仕事で役立つ形に言い換えて伝えることです。たとえば「回転率を上げた」なら「短い時間で成果を最大化できる」と伝える、といった具合です。
- 全職種共通:飲食の実績を「数字+工夫」で棚卸ししておく
- 営業志望:商談の流れを一度ロープレしておく(本を読むだけより効く)
- 事務志望:ExcelのVLOOKUP・SUMIFは選考時点で問われることがある
ただ、飲食のどの経験を営業でどう伝えるかは、一人だと整理しづらい部分です。応募先ごとに何を強みとして出すかまで一緒に対策したい人は、無形商材の法人営業に強いエージェントに相談するのが近道です。
店長・副店長の経験は「経営視点」として評価される
飲食経験の価値は、接客力だけではありません。原価率や客単価を見ながらシフトを組み、アルバイトを採用・育成してきた店長・副店長の経験は、小さな会社を回してきた経営の経験です。
飲食店は、立地・家賃・客単価・原価率のバランスを計算して成り立っています。この数字を見て店を回してきた人は、営業でも「数字で考えて成果を出せる人」として高く評価されます。
実際のキャリアパスも具体的です。居酒屋の店長から人材紹介のキャリアアドバイザーへ移りリーダーになった人や、飲食の販売員からホットペッパー営業を経て店舗コンサル系企業へ進んだ人もいます。

ひとつ注意点です。店舗で管理を任されてきた人ほど、自分でチームを作ってきた立場です。ただ一般企業では、すでにある組織や他部署との関係の中で動くため、周囲に馴染む柔軟性や素直さも見られます。
面接では「課題→工夫→結果」を数字で語る

面接では、困った状況に対してどんな工夫をして、その結果どう改善できたかを短くまとめて話すと伝わりやすいです。数字を添えられると、さらに説得力が増します。
たとえば、飲食店で以下のような経験をした人は多いはずです。
接客の改善例
ある飲食店では、クレームの割合が10%ありました。待ち時間にメニューを見てもらい、席に着く前にオーダーを取る工夫をしたところ、回転率が1.2倍に向上しました。
シフト管理の改善例
居酒屋で、学生アルバイトが日によって余剰になるのが課題でした。近隣イベントの日程や過去の売上推移を分析して人数を調整し、8名から5名に絞るなど人件費をカットしました。
売上向上の改善例
顧客単価が年々下がっているのが課題でした。新しいセットメニューを考案した結果、1人あたりの単価が1,000円上がり、売上を10%伸ばしました。
数字で語ることが、何よりも再現性を伝える武器になります。課題を見つけて工夫したことを数字で伝えると、面接官に「この人は活躍できそうだ」と感じてもらいやすくなります。
飲食からの転職で失敗・後悔しないための方法
転職の成功率を高めるには、成功体験だけでなく失敗例を知り、リスクを避けることが大事です。弊社が支援した転職者のデータから、陥りやすい失敗と避け方を解説します。
失敗・後悔を避ける方法
- 転職理由を「不満解消」で終わらせない
- 年収のリアルなレンジを事前に把握する
- ポータブルスキルを具体的な数字で伝える
失敗事例1:年収のミスマッチで手取りが減ったと感じる

飲食業の給与は固定残業代やみなし残業を含むことが多く、他業界への転職で一時的に年収が下がることは珍しくありません。
とくにインセンティブ比率の高い営業職は、最初の数ヶ月は給与が不安定になりがちです。必ずエージェントを通じて、転職先の平均的な残業時間と年収の伸び方を、事実データで確認しましょう。
失敗事例2:異業種への適応不足で早期離職

弊社が支援した飲食からの転職者で、入社3ヶ月以内に「業務についていけない」と相談に来る方の原因の多くは、PCスキルの不足です。
とくに事務職や営業事務では、入社直後からExcelのVLOOKUPやピボットテーブルを使う前提で業務が進みます。IT系なら、基本的なPC操作やビジネスチャットの経験が必要です。
鉄則:転職理由を「不満解消」で終わらせない

「休みが欲しい」「長時間労働から逃れたい」という不満だけが転職理由だと、採用担当者は「また不満があれば辞める人」と受け取ります。
鍵は、その会社で飲食経験を活かして何を達成したいかという、未来志向の軸です。この軸がないと、内定は出ても入社後にミスマッチを起こします。
飲食からの転職を急がなくていい人
飲食からの転職はおすすめですが、全員が今すぐ動くべきとは限りません。次のような人は、一度立ち止まって考えてもいいと思います。
- 「今がしんどいから逃げたい」だけが理由の人:環境を変えても同じ不満を繰り返しやすい
- 店長・副店長として数字やマネジメントを任され始めた人:もう少し実績を積むと、より高く評価されて転職できる
- 本部・SV・独立など、飲食の中でも進みたい道がある人
逆に、ここに当てはまらず「土日休みにしたい」「年収を上げたい」という前向きな目的があるなら、動くタイミングです。
飲食からの転職で営業以外に挑戦しやすい職種
営業以外にキャリアチェンジしたい人もいると思います。飲食の経験を活かせる職種は、営業のほかにもあります。
営業以外のおすすめ職種
- 事務職
- 接客販売職
- IT系のカスタマーサポート職
事務職
事務職は未経験からでも挑戦しやすく、ワークライフバランスを保ちやすい職種です。ただし、ExcelなどのPCスキルが必須になるため、転職前に対策しておく必要があります。
年収は低めに設定されていることが多く、雇用形態も派遣になりやすいので、年収や安定を重視する人には向かないこともあります。事務職はこちらの記事でも詳しく紹介しています。
接客販売職
接客販売は、飲食の経験を活かしつつ、提案力や売上を作る課題解決力、相手の要望を読む力が身につきます。具体的にはアパレルやウエディング、接客スタイルの近いホテル業界などが挙げられます。

一方で、土日稼働がメインになる点は認識しておく必要があります。
IT系のカスタマーサポート職
IT系のカスタマーサポートも、接客経験を活かせるのでおすすめです。基本は平日勤務が多いのが魅力です。業務は問い合わせ対応やトラブルシューティング、マニュアル作成などです。
クレームを受ける場面もありますが、その分「ありがとう」と感謝される機会も多く、やりがいを感じやすい仕事です。
年代別に見る飲食からの転職のポイント
年代別に、飲食から転職するときのポイントを紹介します。とくに20代前半は、ポテンシャル枠として転職しやすい年代です。
20代前半
20代前半は、将来のキャリアアップを狙って異業種に挑戦しやすい年代です。多くの企業が、特別な経験やスキルより、熱意ややる気を重視するポテンシャル採用をおこなっているからです。
20代後半
20代後半も、まだポテンシャル採用が可能です。転職エージェントをしていると、組織の平均年齢が27〜29歳で「同年代を採用したい」と人事から相談をもらうケースが多くあります。

20代後半で店長などの役職に就いている人は、飲食での数値管理やマネジメント実績をアピールしましょう。一定の経験があるからこそ、キャリアアップの転職で評価されやすい年齢です。
30〜40代
30代後半から40代以降で未経験業界に挑むのは簡単ではないので、同じ飲食の店長職や、接客スタイルの近いホテル・旅館などのサービス業が、現実的な選択肢になります。
採用で見られるのは「どこまで再現性のある経験・スキルがあるか」です。幅広い年齢層の接客経験や、店舗の数値管理といったマネジメント経験を積んでおくと、転職しやすくなります。

マネジメント経験など、業界・職種を問わず活かせるスキルや実績を、面接で具体的に語れるかがポイントです。
年代別に転職を成功させるコツは、こちらの記事でも紹介しています。
飲食から転職を成功させるなら
飲食での経験を数字で言い換えること、そして「なぜ転職したいのか」を自分の言葉で伝えることが、成功のカギです。とはいえ、自分に合う業界や仕事がピンとこない人も多いと思います。
飲食からの転職では、経験の棚卸しと、どの業界・職種が自分に合うかの見極めが最初の壁です。すべらないキャリアエージェントは、無形商材の法人営業を中心に、飲食からのキャリアチェンジを数多く支援しています。飲食の経験を強みに変える整理から、一緒に進めます。
キャリアを高めたい20~30代前半に向けた転職エージェント
ポイント
- キャリアのプロが膨大な求人の中から最適な1社をご提案します。
- 内定決定率30以上!(業界平均6%)企業情報や転職活動に必要な情報を提供!
- リクルートの面接もう安心!元リクルート社員が徹底分析した対策で内定獲得率UP!
飲食から転職する人によくある悩みや質問
資格は必要ですか?
あればプラスですが、転職市場では資格より実務経験が重視されます。課題をどう乗り越えたか、その再現性がポイントです。事務職を目指すならMOSや簿記が加点になる程度です。
営業が不安です
飲食の接客とは違う力が要りますが、対策すれば身につきます。法人営業は未経験からスタートできる求人も多く、飲食で数字を意識してきた人なら十分に活躍できます。
40代でも転職できますか?
可能ですが、同じサービス業やマネジメント職が中心になります。経験を数字で示すことが鍵です。
飲食での経験は評価されますか?
評価されます。とくに店長・副店長として数値管理やアルバイト育成をしてきた経験は、経営視点として強みになります。顧客対応のエピソードとあわせてアピールしましょう。
夜シフト中心でも転職活動できますか?
できます。ただ飲食社員は夜勤も多く、活動時間の確保自体が難しい人が多いです。辞めてから始めるのはリスクが大きいので、平日の休暇日を先に決めておくなど、事前の調整が要ります。求人探しや面接日程の調整をエージェントに任せると、働きながらでも進めやすくなります。
飲食の経験はどう書けば評価されますか?
店舗規模や売上、アルバイト人数など具体的な数字を書くのがポイントです。「月商◯◯万円の店舗で15人のアルバイトを管理」のように数字を入れると、未経験職種の採用担当者にも実績が伝わります。













