2019.11.13

Sierから転職したい時に気をつけたいポイント

この記事を書いた人

アクシス株式会社 代表取締役

末永雄大

Suenaga Yuta

Profile 新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。
2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。
Yahoo!ニュース(個人)・オールアバウトガイドなどのメディアに転職のプロとして記事を寄稿している

なぜSierから転職したいと考えているのですか?

転職を考えるSier所属の方は多くいます。Sierと言っても、組織の規模、携わる業界やプロジェクトの性質、担当範囲が上流か下流などで、転職の動機は様々なのが特徴です。

転職動機を大きく分類すると、「理想と現実のギャップ」「激務やストレスからの逃避」の2つどちらかに該当することがほとんどです。よくある転職動機を下記に挙げました。

これに近い理由だと思う方は、転職活動をそのまま進める前に一度考えを整理してみてください。

理想と現実のギャップ

  • プロジェクト管理や顧客折衝だけでは物足りない。
  • 技術的なスキルアップや流行りの技術に興味があるのに携わることができない。
  • 上流工程に携わりたいのに機会がなく、キャリアアップが見込めない

激務やストレスからの逃避

  • 納期がタイトで心身共に疲労困憊
  • 顧客折衝が上手くいかずストレスがたまる
  • トラブル案件が多くストレスがたまる

転職する前に考えてほしいこと

「理想と現実のギャップ」、「激務やストレスからの逃避」は、いずれも現在に不満があり、とにかく他に移りたいという思考になりやすいのです。

Sierの転職で失敗した人の共通点は、このような短絡的な思考の状態で転職を進めていることにあります。思考を整理する簡単な方法を2つご紹介します。

転職動機の原因を自責と他責に分ける

転職動機の原因を自責と他責に分けてみてください。

Sierの要件定義担当の方が、システムエンジニアに転職するケースは多いので、「技術的なスキルアップや流行りの技術に興味があるのに携わることができない」を例に取ります。

他責は「入りたい案件にアサインされない」「営業が流行技術を使う案件を取ってこない」「担当する部署や課が違う」といったものが挙がります。

自責は「流行の技術について勉強不足」です。

実際によくあるこのパターンの場合、転職ができた結果として「流行りの技術について行けない」「一流の技術者でないと上流をしていた頃の年収に到底届かない」といった状態になることが多いのです。

上流をしていた時は、指示と管理をしていればよく、下流の技術レベルや苦労が見えていないことがあります。

流行りの技術をしっかり勉強しておけば、自分のレベルに早く気が付けたり、転職せずとも望みの案件にメンバーとしてアサインしてもらえた可能性もあるわけです。

他人の責任部分は指摘がしやすいのですが、改善させるのは困難を極めます。

一方、自分の責任部分をしっかりと見つめ直すことができれば、それを改善できるかどうかは自分次第です。

自責が見当たらないという場合、それは環境や所属している組織風土と自身の境遇にギャップが大きいということなので、転職を考えるべきと言えます。

1年後のなりたい自分を想像する

よくある自己啓発の方法ですが、効果は期待できます。

例えば、「顧客折衝が上手くいかずストレスがたまる」のパターンを例に取ります。

「1年後は転職をしていて、内勤の設計・製造チームに所属している。年収は下がるが、ライフワークバランスが取れて家庭は円満。気持ち良く働くことができている」という1年後であれば、転職は成功となる可能性が高いです。

外勤の多いSierから内勤が主のエンジニアに転職した場合、年収が下がる可能性が高いです。

大手Sierは高い年収や手厚い福利厚生といった恵まれた環境であることが多いのですが、離れてみてその厚遇に気が付いて惜しむ事があります。

具体的に1年後を想像することで、転職に対する望みや、実現したいこと、許容することを整理することができます。

整理がついた状態で転職エージェントに相談いただくことで、本来の希望に沿った転職先をご紹介することが可能になります。

異業種・異職種への転職を考える場合

思考の整理をした結果として、異業種・異職種へ移ることを考える場合もあります。業種・職種を問わず転職全般に言えることですが、未経験の業種・職種へ移る場合は年齢を考慮しておく必要があります。

20代や第二新卒は特に問題はないのですが、30代に近づくにつれて希望する転職条件が厳しくなることを覚悟しておく必要があります。Sierとしての経験を活かせる業種・職種があるので、次章を参考にしてみてください。

Sierから転職するのに適しているのはどこか?

Sierの経験を活かして転職する際に適している、異なる職種と業種の掛け合わせた転職先例をまとめました。

WEBエンジニア(Sierとは同職種・異業種)

Sierと比べると、設計やプログラミングといった具体的な作業とアウトプットが求められます。

また、最新の技術をいち早く取り入れることが要件となる場合も多く、時代の先端にいる感覚を持つことができます。

WEBエンジニアに転職することで「最先端の技術を駆使する」、「ユーザとの距離が縮まる」、「全体を見通せる規模のシステム」という機会が増えます。

メリットはやりがいを感じやすく、技術力が付くことです。

デメリットは新技術の習得に対して時間とコストを大きくとる必要があることです。

WEBエンジニアに転職するには、転職当初のスキルレベル差を埋めるため、サーバ構築やプログラミングを事前に始めておくことです。

また、面接時にはレベル差を隠さず話して、差を埋める工夫や過程、Sierとしての実績の活かし方を話せるように準備をしておきましょう。

社内SE(Sierとは同職種・異業種)

Sierと比べて、システムに関する仕事内容が大きく異なることはありません。

優先度や重点の置き方が異なるだけなので、基本的にはSierとしての経験・知識はそのまま活かすことができます。

しかし、面接時は特に目指すゴールや意識が決定的に異なることを理解しておく必要があります。

Sierの本質は「顧客が本質的に実現したいことを要件定義し、要件を実現するためのシステム構築から導入を行う」です。

社内SEの本質は「自社の経営戦略とITの橋渡しを行い、事業をどのように実現していくのか企画する。

システム運用フェーズでは、システムの安定運用と定着化をはかる」となります。

社内SEに転職するには、その企業の経営方針や事業戦略を把握し、それに沿ったIT運用を支える人材になることをアピールする必要があります。

社内SEのメリットは企画・調達・開発・運用とシステム全体に幅広く携わる機会があり、やりがいを感じれることです。

デメリットは、社内と言えども部署間でのシステム連携や業務の繋がりを調整するのは一筋縄ではいかないということです。

社内での根回しやベンダーとの連携など、調整事が多く発生することになります。

ITコンサル(Sierとは異職種・同業種)

Sierと比べると、より上流の要件定義をする立場となります。

ITで解決できることと、できないことを整理し、業務とITとを橋渡しします。

経営的な観点や事業戦略を意識した上でのIT投資計画を提案する必要があり、技術的な知識以外にも会計や経営学といった分野の知識も必要とされます。

顧客とITベンダーとの間を取り持ったり、プロジェクトによってはプロジェクトマネージャとしてITベンダーの管理をする場合もあります。

こういった折衝や調整についてはSier時代の経験を活かせる部分なので面接時のアピールポイントとなります。

ITコンサルに転職するメリットとしては、年収アップが見込めることと、転職に際しての年齢制限が緩和されることです。

30代、40代以降のベテランSierにとっても目指しやすい職種です。

フリーランス・個人事業主(Sierとは同職種・異業種)

Sierと比べると、携わる案件規模や受注規模が小さくなりがちです。

しかし、SIerでは1人月80万円〜120万円程度の請負契約が一般的ですが、フリーランスにおいても同額の案件はあります。

最近ではクラウドソーシングによる仕事マッチングサービスが普及しており、フリーランスでの仕事探しは大変楽になってきています。メリットはリピーターを見つけて収益を安定させることで、年収アップを見込みやすいことです。

デメリットは、企業所属ではなくなることから、納税等の手続き等を自分でやる必要があることです。また、仕事が得られない時期があった場合は、収入が不安定になることです。

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