銀行員からの転職って有利になる?おすすめの業界・職種なども紹介

銀行員からの転職は有利なのかを現役のプロがズバリ解説します。

また、転職先としてもっとも多い業界・職種や退職理由、内定獲得率をUPさせるコツなどを分かりやすく説明します。

銀行員の転職は場合によっては有利になる

銀行員の場合は、これまでの金融知識を活かせる業界への転職であれば有利になります。

とくに法人営業を経験している銀行員は転職を有利に進めることができます。営業は個人営業よりも法人営業のほうが難易度が高く、転職市場では評価されているからです。

具体的な転職先としては、同じ金融業界の生命保険会社や損害保険会社、ファイナンスリースがあげられます。採用企業が中途採用に求めるのは「即戦力になるかどうか」です。

そのため、銀行員として今までに培ってきた経験・スキルを活かせる金融業界には転職しやすいと言えますね。

異業界職種への転職は有利にならない

金融業界から違う業界へ転職する場合ですが、有利になることはあまりありません。

というのも銀行員は保守的な思考の人が多く、選べる転職先の幅が広くないです。また、銀行員は他の業界よりも年収が高い傾向にあるため、異業界へ転職すると年収が下がるケースがほとんどです。

すべての希望を叶える会社はないので、転職ではトレードオフになることが多いです。

安定した会社で、年収も今と同じぐらい良くて、といった希望をすべて叶えることはできず、優先順位をつけてどれかを諦めなければ転職を成功させるのは難しいでしょう。

銀行員に多い転職理由TOP5

銀行の離職率は3年で3割、5年で半分と言われています。就職先として人気がある銀行ですが、離職率も高くなっています。

リクルートキャリアの調べるよると、銀行員の転職決定者数は2009年度〜2017年度までに4.55倍にまで増えています。とくに異次元金融緩和が始まった2013年度頃から急激に増加しています。

年々、銀行から転職する人が増えていますが、筆者が実際に転職支援をおこなってきて銀行員に多いと感じた転職理由を5つご紹介します。

1.人間関係が良くない

人間関係が理由で転職を考えるのは、銀行に限ったことではありません。

職種がなんであれ、仕事というものは上司・部下・同僚と関わり合いながらを進めていく必要があります。

銀行はとくに年功序列制が残っているのもあり、昇給や昇進は上司に気に入られることが重要になってきます。

上司の顔色をうかがったり、事前に根回しをすることに疲れてしまう銀行員は多いです。

2.会社が楽しくない

銀行はお金を取り扱う関係から確認作業が多いです。毎日同じ作業を淡々と続けているので、早く帰りたいと思っている銀行員は少なくありません。

仕事に楽しみを見出せないことで、モチベーションが下がり、結果として転職を決意してしまうのです。

3.転勤が多く、自分の時間を大切にできない

転勤が多く、プライベートや家族との時間を大切にできないと悩んで転職を決意する人も多いです。

家族と一緒に赴任先へ向かえれば良いのですが、配偶者の仕事や子供がいれば簡単にはいきません。家族の事情を考えて単身赴任を選択すれば、その分一緒にいる時間は少なくなるのでコミュニケーション不足に陥ってしまいます。

ちなみに、転勤が多いのはメガバンク勤務の銀行員に多い転職理由です。地銀の場合は転勤がないケースがほとんどなので、当てはまることは少ないですね。

4.業界の衰退に対する不安

業界の衰退に対する不安で転職を考える人もいます。これは利益の減少による早期退職を募集する銀行が出始めたり、店舗の縮小計画の発表があったり、AIに業務を代替されるのでは?といった業界の先行きに不安を感じているケースです。

また、他の業界のように将来性を感じられないのも大きな要因だと言えます。今後、伸びる分野にチャレンジしたいと考えて、転職を決意する人は多いです。

5.スピード感・風通しの良い企業で働きたい

銀行はリスクを回避するために、保守的であることが多いです。決定までに時間がかかるのに嫌気をさす人も少なくありません。

また、古い体質が残っていることから、上に対して新しい提案ができないことに不満を感じることも。

このような銀行員はITやWeb業界のようにスピード感があり、風通しの良い企業へ転職したいと考えていますね。

【年齢別】銀行員の転職先でもっとも多い業界

銀行員の転職先として多い業界について、年齢別に分けてご紹介します。

年齢によって転職しやすい業界は変わってくるので、転職を考えている銀行員はしっかりと確認することをおすすめします。

29歳以下は他業種への転職が多い

29歳以下の銀行員は、不動産やコンサルティングが転職先として人気があります。

29歳以下の銀行員で見ると、同じ金融業への転職は2割程度になっています。

銀行では人員・業務のスリム化へ動き出しています。実際にリストラは起きていませんが、将来どうなるかは分からないので銀行に対する不安が根底にあるため、若手の銀行員の多くが金融業以外へ転職をしているのです。

若手の銀行員は経験が浅く、とくに年齢が23歳〜26歳ぐらいまでの人は、第二新卒枠で採用されやすいです。

また、前職が銀行であったことから、比較的どの業種にも転職しやすく、企業からも重宝されやすい傾向にあります。

29歳以下の人が転職を成功させるには

若手銀行員の転職にもっともおすすめなのがマイナビエージェントです。

就職活動で利用していた人も多いと思いますが、登録者約80万人のマイナビを運営しています。

日本で1番新卒の登録者が多いので、若手層を採用したい多くの企業とコネクションを持っています。

なので、若手層を求める企業の求人を多数保有していますし、若手層の転職に強いです。

若手におすすめ!業界最大手転職エージェント

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30歳以上は同業界への転職が多い

銀行を中心に再び金融業界へ転職する人が多いです。なぜなら、30歳以上は銀行業が1番慣れており、他業種よりも安定していて、高収入だからです。

30歳以上の銀行員は結婚している人が多く、安定を求める傾向が強く、「転職先の企業の業績は安定しているのか?」という点を重要視する傾向にあります。

家族のこと考えて、より安定した生活が送れる金融業界へ再び転職する人も多いです。これらの人は以前いた銀行より雇用条件を落としたり、あるいは同程度条件で転職をしています。

具体的には、外資金融機関、信用金庫、ノンバンク、リース、クレジットカード、保険、証券などがあげられますね。

30歳以上が転職を成功させるには

銀行や金融機関への転職を考えているのなら、リクルートエージェントdodaの利用をおすすめします。

どの転職エージェントと比較しても求人の網羅性が高く、企業のページには載っていない非公開求人も含め、行きたい企業の求人を持っている可能性が高いからです。

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また、管理職や年収600万以上のハイレイヤー層の転職を考えている人は、ビズリーチの利用をおすすめします。

ビズリーチは、ハイレイヤー層の求人に絞って事業を展開しているため、キャリアアップに繋がる企業や求人が見つかりやすいです。

転職するべきか迷っている人も、ビズリーチなら大手企業からの直接のスカウトを受けられる可能性もあるので、それを待つのも手です。

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外資系の銀行や金融機関への転職を考えている人は、外資系の転職に強みがあるJACリクルートメントを利用するのがおすすめです。

JACリクルートメントはもともと、海外進出する日系企業の人材確保のサポートをするために、生まれたイギリス発の日系企業です。

外資系企業との関わりが多く、外資系企業に転職するためのノウハウやコネクションを活用できるので、円滑に転職を進められるでしょう。

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管理部門に銀行出身の人材が必要な理由

大企業、スタートアップ問わず、数字周りの管理は非常に重要な仕事です。

近年の新しい傾向として、スタートアップ(ベンチャー企業)のCFO職や、経営管理などの間接部門の責任者などになる人が増えています。

金融機関からスタートアップに転職した例

  • 春田真氏
    三井住友銀行→DeNA取締役会長

  • 川本寛之氏
    日本政策投資銀行→gumi取締役経営企画部長

  • 嶺井政人氏
    モルガン・スタンレー証券→マイネット取締役兼CFO

どの業界でも金融機関出身はいます。上場企業のIR資料を見てもらえば分かりますが、管理部門には金融機関出身が役員に名を連ねていることが多いです。

銀行員をはじめとした金融機関出身者は、数字周りに細かく、リスク管理ができる人が多いです。そのため、管理部門に転職することが多いのではないかと思います。

また、上場を目指しているスタートアップ(ベンチャー企業)は、社内体制が整っていない会社もあるため、きっちりと社内体制を整え、事業を円滑に運営していくこと期待されているのです。

自分の能力や経験を思う存分に発揮したい人は、スタートアップの管理部門の責任者への転職も検討してみることをおすすめします。まだまだ発展途中の会社ばかりなので、大企業よりも自分の力を必要としていることは事実です。

40代銀行員の転職は難しい

銀行員の市場価値は30代前後が1番高いと言われています。そのため、40代の転職は難しいと考えたほうが良いでしょう。

40代になると出世の限界が見えてきて、もう一花咲かせたいと転職を考えている人が多いです。ただ、40代になると高度な専門性が求められるため、20代〜30代よりも転職が難しくなります。

それでも転職したい場合は、業務を通じて培った人脈を使い、企業の管理部門や財務部門のポジションを紹介してもらうのが良いです。

銀行員が転職を成功させる4つのポイント

銀行員が転職を成功させるには、以下の4つのポイントが大切になってきます。

以下でそれぞれについて詳しく説明していきます。

1.仕事へのやりがいを重視する

銀行員が転職活動をするとき、「待遇」や「給与」を重視している人が多くいます。安定した生活を送っていくには大切な要素ですが、待遇や給与面だけを重視すると転職活動が行き詰まってしまいます。

実際の転職活動でキャリアアドバイザーとの面談を重ねていくうちに、待遇や給与ではなく「やりがいのある仕事をしたい」と気づいた人も多くいます。

待遇が手厚く、一見希望に合う会社であっても、実際に働いてみたら仕事内容に魅力が感じられず、また転職をしてしまう人もいます。

ほとんどの人が、次の会社で長く働きたいと思って転職をするわけなので、待遇よりも仕事へのやりがいを重視するようにすると、長く働ける会社に転職ができると思います。

2.将来のビジョンを明確にする

仕事へのやりがいと同じぐらい「将来のビジョンを明確にする」ことも大切です。

未来を見据えた考え方をすることで、自分の持っているスキルや資格をどのように活かせるのかが見えてきます。これは選考にも役立つ考え方で、より自分の強みをアピールできるようになります。

3.家族・配偶者と意志を共有する

待遇の良い銀行からの転職となると、家族や配偶者が反対することが多いです。

転職をスムーズに進めるためには、転職活動を始める段階から家族や配偶者と意志を共有するようにしておきましょう。内定が出てから相談すると、「なんの相談もなく勝手に決めて!」と強く反対されてしまいます。

とくに子供がいる場合は、2人だけでなく子供の将来にも関わってくるので、事前にしっかりと話し合うようにすると良いです。家族の理解が得られれば、精神的にも楽になり転職活動が円滑に進みます。

4.転職エージェントを利用する

自分で転職活動をするのであれば、転職エージェントを利用したほうが成功率が高まる可能性があります。

また、転職エージェントを利用すると様々なメリットがあります。主なメリットは以下になります。

  1. HPや求人広告に掲載されていない非公開求人を紹介してもらえる
  2. キャリアの棚卸しや言語化をしてもらえる
  3. 現職で忙しくても面接日程調整等をサポートしてもらえる
  4. ポジションメイクを含めて求人を打診してもらえる
  5. 面接対策をしてもらえる
  6. 給与などの条件交渉を代行してもらえる

全体の8割を占める非公開求人の紹介、面接日程調整のサポート、面接対策、条件交渉の代行など、自分では難しかったり大変なことをサポートしてくれるので、転職活動に役立ちます。

さらに自分と同じように銀行員から転職した人の話も聞けるので、積極的に利用するようにすると良いでしょう。

関連記事転職エージェントに使われるな!成功のための3つのテクニック

転職で金融関係の資格は活かせるのか

銀行員として勤務をしていると、様々な資格を取得する機会はありますが、転職する職種や業界によって活かせるかは変わってきます。

例えば、金融業界ならファイナンシャルプランナーや証券外務員といった資格が活かせます。

他にも不動産業界であれば、宅地建物取引士の資格を活かしやすいと言えます。

上記以外の業界で管理部門や事務職を希望するのなら、簿記、行政書士、会計士などの資格も有用です。

ただ、会計士や税理士資格で科目合格のみの場合でも、その分野に知識があることをアピールできるので、履歴書へ記載することをおすすめします。

銀行から転職した際に多い後悔や失敗

銀行から転職しようとした・転職した際に多い後悔や失敗ですが、よく聞く声としては以下の6つがあります。

  • 転職活動がバレて地方へ飛ばれた
  • 引き留められて社内に残ると評価が落ちてしまう
  • 転職しても忙しかった
  • 雇用が安定しない
  • 刺激が少ない
  • 昇格が遅れ、年収がなかなか上がらない

転職をする前は隣の芝は青く見えるということはあります。ですが、どのような環境に移っても、それなりに忙しく苦労することは多いでしょう。

とくに新卒文化の強い会社の場合、中途採用だと昇格のタイミングが他の人と比較して遅れる可能性があります。

銀行にそのまま残った同期と比較して「出世が遅れた」と感じる場合もありますが、転職とは新たな環境で一から関係性や実績を積み上げることです。

そういうリスクもあることを転職前に認識しておくと、焦ることはないでしょう。

転職して後悔している人の口コミ

そこで実際に銀行から転職をして、失敗してしまった転職者の口コミをご紹介しますね。

男性・20代

これまで銀行の営業に携わり、良い業績も残してきました。ただ、転勤が多く拒否したいのですが、周囲の目が気になってしまって…。

もちろん、拒否したとしても解雇されませんが、その後同じポジションですし、昇給も昇格の見込みもほぼゼロ。

それが嫌で転職活動をスタートしました。私としては年収を下げたくなく、転勤もNG、何よりやってきた業績を活かせる分野以外は考えにくい、と思ったんです。

その考え方のせいで候補企業がほとんどなくなり、失業期間だけが長引きました。その結果、内定をもらえたのは、銀行を退職してから半年以上も後でした。

女性・20代

新卒時に銀行へ入行し、「これで安定が手に入った」と思ったんです。一般職として勤め始めた当初は良かったのですが、銀行って何をするにもやり方や書式が細かく決まっています。

個人の裁量で効率化できる範囲なんてありませんから、同じ仕事を繰り返すのは本当に苦痛でした。

もう1つの不満は、スキルが身につきにくいことでした。銀行は新しいことにチャレンジする機会がほとんどありません。

部署移動も多いので、1つのことについてじっくりスキルを身につけることができないんです。

それで転職することしました。銀行の一般職で培ってきたスキルを活かすべく、公務員を希望し転職したんですが…。

そこでも前職で抱いていたような不満を抱くようになってしまいました。結局のところ、銀行も公務員も組織風土が似ていたんです。

「仕事は生活費を稼ぐための手段」と割り切ることができない私にとっては、今回の転職は大きな失敗だったと思います。

銀行員の転職にはエージェントがおすすめ

銀行からの転職は転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントを利用することで、銀行からの転職を成功させる可能性を高めることができます。

なぜなら、転職のプロであるキャリアアドバイザーは志望する業界・職種の情報を熟知しており、希望に合った転職活動のサポートをしてくれるからです。

また、銀行からどの業界・職種にキャリアパスできるのかについても、親身になって提案してくれます。

優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらうためにも、転職エージェントには複数登録することをおすすめしています。できれば大手転職エージェント2〜3社、特化型転職エージェント1社へ登録するの良いのではないでしょうか。

22歳から34歳の方は登録すべき!大手エージェント

30代前半ぐらいまでの方で多いのが、自分の進むべき業界・職種が定まっていないケースです。
そういった方は幅広い業界・職種の求人を扱う大手エージェントにまず登録し、コンサルタントと壁打ちしながらキャリア相談をしてみるのがおすすめです。

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ポイント

  1. 求人数が業界No.1!人気企業・大手企業の非公開求人を多数保有
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気になるものがあれば、ぜひ読んでみてください。

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