M&A業界への転職|難易度や面接を突破するコツなどを徹底解説

上昇

    M&Aへ転職した人向けに求められるレベルや難易度、面接を突破するコツを現役のプロが徹底解説します。

    他にも未経験でもチャレンジできるのか、業務のやりがい、労働環境、年収についてもご紹介します。

この記事を書いた人
末永 雄大
アクシス代表取締役社長。リクルートキャリアで様々な企業の採用支援を経験、MVP6回受賞。転職エージェントや有料転職相談サービス「マジキャリ」など複数サービスを展開。Youtubeの総再生数は200万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」

M&A業界にはたくさんの職種がある

一言でM&Aといっても業態は幅広く、様々な業務をおこなう企業がたくさんあります。そのため、職種も様々に分かれています。

業態やビジネスモデルでM&Aを分類した場合、大きく以下の4つに分けられます。

以下で、それぞれについて詳しく説明していきます。

銀行・証券・ファンドのM&A

銀行・証券・ファンドのM&Aは、基本的に投資銀行部門に所属し、M&A業務をアドバイザリーとしておこないます。

誰もが知る大手の上場企業や有名企業の大型案件を中心に扱います。そのため、中小企業を対象とした案件の取り扱いは少ないです。

銀行・証券・ファンドでM&Aをおこなっている企業には、以下のものがあります。

  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ
  • みずほフィナンシャルグループ
  • 三井住友フィナンシャルグループ
  • りそなホールディングス
  • ゴールドマン・サックス
  • 野村証券
  • 大和証券……など

コンサルティングファームのM&A

大手の総合系、会計系のコンサルティングファームは、グループ会社か事業部単位でM&Aのアドバイザリー業務を担当する部署があります。

コンサルティングファームのM&Aアドバイザリーは、売り手側ではなく、買い手側に対して「事業計画から考え、今後どの企業を買収すべきなのか」といった買収のアドバイスをおこないます。

コンサルティングファームでM&Aをおこなっている企業には、以下のものがあります。

M&A仲介会社のM&A

M&A仲介会社は、アナログやWeb上で会社を買いたい中小企業と、会社を売りたい中小企業のマッチングをおこなっています。

銀行や証券、ファンドと比較し、顧客対象は中小企業になることが多いです。

M&Aの仲介会社をおこなっている企業には、以下のものがあります。

  • 日本M&Aセンター
  • ストライク
  • ファンドブック
  • M&Aオンライン

一般事業会社のM&A担当

銀行や証券、コンサルティングファームのアドバイザリーとしてではなく、会社内の投資部門などに所属し、M&A案件の立案と実行を担当します。

M&A案件のみに関わるアドバイザリーとは異なり、専門業務以外にも幅広い業務にも取り組むのが大きな特徴だといえます。

求められる人材はM&A業務を経験しており、即戦力として活躍できる人です。コンサルティングファームなどでM&Aの経験を積んだ人のキャリアパスと考えたほうが良いでしょう。

社内にM&Aがある企業をいくつか以下でご紹介します。参考までに見てください。

M&A業界への転職で求められるレベルと難易度

M&A業界への転職は、基本的に金融業界の実務経験が求められるので、転職難易度は非常に高いと考えたほうが良いでしょう。

とくに銀行・証券・ファンドのM&Aと一般事業会社のM&Aは即戦力として活躍できる実務経験が必要なので、まったくの未経験からチャレンジすることはできません。

未経験からM&A業界へ転職したい場合は「M&A仲介会社のM&A」もしくは「コンサルティングファームでM&A案件で経験を積んでから、M&Aアドバイザリーを目指す」のが狙い目です。

それぞれについて、以下で求められる経験・スキルについて解説します。

M&A仲介会社に求められる人材

M&Aの仲介会社は大きく2つに分けられます。昔からM&Aの仲介をおこなっている会社と、近年増えてきたWeb上でM&Aの仲介をおこなっている会社です。

M&Aの仲介会社が増えている理由としては、中小企業の経営者が50代、60代を超えてきたものの、会社の後継者がいないというケースが増えているからです。

このまま後継者がいないと会社をたたむしかありません。しかし、従業員や取引相手などを考えると、会社を簡単にたたむことができず、それなら売却してしまおうという話が増えています。

会社を売却したいニーズが増えているので、M&A市場に参入するベンチャー企業が増えていますね。ベンチャー企業はWeb上での仲介を業態としていることが多いです。

このようなM&A仲介会社は営業経験があれば、金融業界を経験していなくても採用してもらえる可能性はあります

具体的には飛び込み営業、テレアポ営業などの経験があって、躊躇なく中小企業の社長と話せる人は活躍できる可能性があります。

コンサルティングファームのM&Aに求められる人材

コンサルティングファームのM&Aは金融専門職に近いので、まったくの未経験では転職することは難しいです。

転職するためには何かしらかの金融業界の実務経験を持っていることが絶対条件になります。もしくはコンサルティングファームで金融、M&A系の案件を多くやってきた人なら可能性があります

コンサルティングファームは地頭の良さが重要ですが、業界経験は求められていないので、未経験でも採用してもらえる可能性はあります。

ケーススタディがあるので面接の難易度は高いのですが、受かれば業界経験はなくてもコンサルティングファームへ転職することができます。その中でプロジェクトとしてM&A案件を多くやり、そこで経験をしっかり積めばM&Aアドバイザリーへ転職できます。

M&A業界の転職面接を突破するコツ

金融業界での実務経験やM&Aの経験がなくても挑戦がしやすいM&A仲介会社と、コンサルティングファームのM&Aアドバイザリーの面接を突破するコツについて紹介します。

まず、それぞれで面接官がどういうタイプの人材を取りたがっているのかを説明します。

M&A仲介会社の場合は信用銀行の営業、証券会社のリテール営業、リクルートの法人営業を経験した人は面接官の感触が良いです。なぜなら、これらの営業は業務上、多くの社長に対して営業活動をおこなってきた経験があるからです。

また、中小企業の社長に気に入られそうなキャラ、人に可愛がられる愛嬌があって、言うべきことは言えるといった一般的な営業力、行動力が求められます。無形商材法人営業の経験があると面接が有利に進みます。

一方でコンサルティングファームの場合は、地頭の良さと論理的思考力があるかどうかが求められます。冷静に論理的に情報を処理し、多方面から物事を見極められる人材を採用したいと考えていますね。

M&A業界へ転職する際の志望動機を考えるコツ

M&A仲介会社、コンサルティングファームのアドバイザリーの両方にいえることですが、なぜM&A業界なのかを明確に言えるようにすることが大切です。

明確にした上で、自分の実体験を織り交ぜて話すようにすると、面接官に納得感を持ってもらいやすいです。

以下でそれぞれの志望動機を考えるコツを紹介します。

M&A仲介会社向け

    例えば、商工会の人と仲が良く、多くのオーナー経営者が後継者がいなくて困っているという問題を知り、そういう人たちを助けたい、手助けしたいから。

    このように身近な原体験を元に、どういう点で助けたいのか、手助けしたいのかをより明確にし、志望動機に織り交ぜると良いでしょう。

コンサルティングファームのアドバイザリー向け

    M&A案件を何件かやってきて、その中で面白みを知ったものの、コンサルティングファームではM&A案件の他に業務改善や組織改善などのプロジェクトにもアサインされてしまうので、自分としてはM&A案件だけにフォーカスしてプロジェクトを担当したい。またはより大きな金額、予算のM&Aをやりたいから。

    コンサルティングファームのM&Aアドバイザリーは、これまでのM&A案件で何を経験し、なぜ専門でやりたいのかを詳しく話せるようにすると良いでしょう。

M&A業界に転職を成功させるおすすめの方法

M&A業界に転職するためには転職エージェントを利用することをおすすめします。

これは10年以上の間、転職エージェントとして働いた私だからこそ紹介できることです。

末永

M&A業界に転職することはぶっちゃけ難しいです。求人数は限られていて、M&A業界への転職に必要な面接の対策をする必要があります。

しかし、転職エージェントを使うことであなたの転職成功率は高まる可能性があります。

転職エージェントは様々な転職案件を扱うことから幅広い年齢層をサポートしています。また、企業の人事とコネクションを持っていて、企業・職種ごとに異なる必要な面接対策やアドバイスをしてくれます。

実際に利用するまでも簡単です。必要な情報やあなたの転職希望を登録するだけで、あとは転職エージェントからの連絡を待つだけです。

しかし転職エージェントは種類が多くて、どれに登録すればいいのか分からないという相談を聞きます。そこで、私が厳選したおすすめ出来る転職エージェントを紹介しています。あなただけに合う転職エージェントを見つけて使ってみましょう。

末永がおすすめしたい転職エージェント

M&A業務のやりがいや労働環境

M&Aのやりがいは、なんといっても世の中の色々な情報に触れられる点でしょう。

一般人が知らないような情報、裏側をたくさん知ることができます。もちろん、機密保持契約を入れているので、業務上知り得た情報は第三者に開示できませんが、それでも世の中でどのように回っているのかを知ることができます。

また、年収が良いのもやりがいに繋がります。外資系の大手コンサルティングファームの給料レンジが高いのは当然のことですが、M&A仲介会社の給料も良いです。M&A仲介会社で有名な日本M&Aセンターでいえば、平均年収が1413万円で1000万円を超えています。

さらに通常であれば、社内のM&Aや経営統合をやれるポジションにつけるまで何十年もかかります。何十年かかってもほとんどの人が関われない業務です。

しかし、大手企業へ外部コンサルとして入っていけば、20代や30代でも名だたる企業の経営統合や企業買収に関与でき、やりがいを感じる人が多いです。

残業について

M&A業務はコンサル業務と似ており、残業は多く、終電が終わった深夜まで仕事をしている傾向にあります。

なぜなら、M&Aはプロジェクト単位で動くため、忙しいときとそうでないときの波があります。

社風について

社風はM&A仲介会社と、大手コンサルティングファームによって異なります。

M&A仲介会社は営業会社のような社風です。スピード感があり、熱い社員が多く在籍しています。

大手コンサルティングファームは保守的な社風ですね。求めている人材が論理的思考力がある人なので、どうしてもそういう社風になりやすい傾向にあります。

M&A業務に携わりたい人におすすめの転職エージェント

基本的にM&Aは難易度が高い仕事なので、転職するには転職エージェントを利用するのがおすすめです。

業界未経験からM&Aを目指したい人は将来のキャリアプランを含めた相談だけでなく、M&A仲介会社などの求人を紹介してもらえます。

コンサルティングファームにまず入って、そこでM&A案件の経験を積んでからM&Aアドバイザリーを目指したいと考えている人にも転職エージェントは有効です。

コンサルティングファームの面接ではケーススタディが必須になります。ケーススタディを自分1人で対策するのは大変なので、転職のノウハウを持った転職エージェントを頼るのが効率が良いです。

また、転職エージェントは企業に合わせた履歴書・職務経歴書の添削、面接対策などもおこなってくれるので、非常に心強い存在です。

ただ、転職エージェントによって得意な分野が異なるので、大手転職エージェントの中から2〜3社、特化型転職エージェントの中から1社程度、複数登録することをおすすめします複数登録することで、それぞれを比較しながら、最終的に1番相性が合う1社に絞れるのでおすすめです。

年収500万円以上の転職を目指す人向け

ハイクラス求人は全体的に少ないため網羅するためにも、転職サイトと転職エージェントは両方に登録しておくのがオススメです。

年収600万〜1500万の優良求人を多数掲載している転職サイト

登録しておくだけでスカウト機能が使えるので、どんな企業からどんなスカウトが来るかで、気軽に自分の市場価値を確かめることができますよ。

ポイント

  1. 企業の採用責任者やヘッドハンターから直接スカウトが届く!
  2. 中小のエージェントとのコネクションも作れるので、大手エージェントと併用して利用するのがオススメ
  3. 大手エージェントで取り扱っていないような隠れた優良求人が見つかる

ビズリーチ(転職サイト)に
相談する

国内3位、高年収求人領域では国内No.1の転職エージェント
外資系企業やコンサル、管理職/専門職への転職サポートに強み(経験者のみ対象)

ポイント

  1. 年収600〜1500万円の高年収の非公開求人を大量に保有
  2. 30〜40代のマネジメント層や専門スキルを持った人向けの求人も多数
  3. 業界・職種別コンサルタントによるレベルの高いサポートを受けられる
※正しい連絡先・ご経歴を入力することで、より条件にマッチした求人のご紹介が可能になります

JACリクルートメントに
相談する


現役コンサルタントの転職支援数No.1!
ファーム to ファーム、事業会社、フリーコンサル、未経験からコンサルなどコンサル職への転職に強みをもつ転職エージェント!

ポイント

  1. 大手コンサルティングファームへの転職決定実績多数
  2. 平均の転職サポートの期間は3年!
  3. 各コンサルティングファームのマネージャーから入手した独自の企業動向を提供

こんな人がおすすめ!

  • コンサル業界で働いている人
  • しっかり時間をかけて転職をしたい人
  • 企業毎の書類・面接対策をご希望の人

アクシスコンサルティングに
相談する

大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント

大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。
幅広い選択肢の中から求人を提案してもらいたい、大手企業や人気企業への転職を検討しているという方は登録しておきましょう。

業界No.1!転職者の8割が利用している
国内最大の定番エージェント

ポイント

  1. 求人数が業界No.1!人気企業・大手企業の非公開求人を多数保有
  2. 数の強みを活かした幅広い業界・職種の提案が可能
  3. たくさんの求人の中から比較検討できる

リクルートエージェントに
相談する

20代の登録者数No.1!
20代・第二新卒向けの非公開求人を多数保有

ポイント

  1. 新卒サイトの掲載社数No.1!若手層を採用したい企業とのコネクションが豊富
  2. 20代向けの全業界・職種の求人を網羅
  3. 若手層の転職サポート・アドバイスに強い!転職サポートの手厚さに定評あり!

マイナビエージェントに
相談する

コンサル業界に特化した転職エージェント

コンサル転職に特化したエージェント!
他社の2倍!圧倒的な内定獲得率を実現する質の高いサポートに強み

ポイント

  1. Bizreachにて実績上位3%となる最高ランク認定の信頼性
  2. 大手コンサルティングファームへの転職決定実績多数
  3. 転職決定者の平均年収は約850万円

アサインに
相談する

この記事とあわせて読まれている記事 Related

おすすめ人気記事 Popular

運営者プロフィール



アクシス株式会社 代表取締役

末永雄大

Suenaga Yuta

運営会社

Axxis(アクシス)株式会社は「ヒトとITのチカラで働くすべての人を幸せにする。」という理念に基づきキャリア領域で複数のプロダクト・サービスを提供するHRテックカンパニーです。

人気の転職エージェント