麻酔科医の平均年収は1335万円!年代や地域別に徹底解説!

点滴

麻酔科の平均年収について、年代別・地域別・医療施設別にわかりやすく解説します。また、他の診療科とも比較してご紹介!

さらに年収をあげるコツについても説明しています。

麻酔科の平均年収は1335万円

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、麻酔科医の平均年収は1335万円です。

麻酔科医の年収割合は、以下のようになっています。

麻酔科医の年収割合

上記の円グラフでは300万円未満は0.8%、300〜500万円が1.6%、500〜700万円が5.5%、700〜1000万円が16.4%、1000〜1500万円が36.7%、1500〜2000万円が25%、2000万円以上が14.1%となっています。

これらの年収割合を500万円未満、500〜1000万円、1000万円以上の3つに分類すると以下のようになります。

麻酔科医の全体の年収割合

麻酔科医の年収ですが、1000万円を超えている人が全体で75.8%もいます。500〜1000万円が21.8%、500万円未満が2.4%となっており、7割以上の人が年収1000万円を超えていることがわかります。

年代別の平均年収

麻酔科医の場合は、経験を積んだ40代から年収が一気に上がり、1000万円を超える人が増えてきます。

リクルートドクターズキャリアによると、麻酔科医の年代別の平均年収は以下のようになっています。

年代別・麻酔科医の平均年収

20代のうちは研修医なので、平均年収は600万円未満としています。麻酔科医は30代だと600万円未満が40%、600〜1000万円が50%となっており、90%の麻酔科医が1000万円未満となっています。

経験を積んだ40代になってくると、1000万円未満が5%、1000〜1400万円未満が21%、1400〜2000万円がもっとも多く42%となっています。40代の32%は年収2000万円以上となっているようですね。

50代は1400〜2000万円の48%がもっと多く、次いで2000万円以上が38%を占めています。

ベテランの60代では、1400〜2000万円未満と2000万円以上がそれぞれ50%の結果となっていますね。

地域別の平均年収

リクルートドクターズキャリアのデータによると、地域によって平均年収が異なる結果となっています。

地域別・麻酔科医の平均年収

関東、関西、中国・四国は1400〜2000万円未満の割合がもっとも高く、それぞれが40%を超えています。また、この3つの地域は2000万円以上が20%を超えており、中でも関西が25%となっています。

平均年収が高いこの3つの地域の中で、2000万円以上の割合は関西がもっとも多い結果となっています。

医療施設別の平均年収

リクルートドクターズキャリアによると、医療施設別では大学・国公立病院よりも民間病院のほうが平均年収が高い結果が出ています。

医療施設別・麻酔科医の平均年収

年収600万円未満はそれぞれ大きな違いはなく、大学・国公立病院は7%で、民間病院は9%となっています。

しかし、次の600万円〜1000万円未満となると大学・国公立病院が24%なのに対し、民間病院は4%で20%もの差が生じています。

年収1400万円以上となると大学・国公立病院が55%、民間病院が78%となっており、麻酔科医の場合は民間病院のほうが年収が高いことがわかります。

年収を上げたい麻酔科医におすすめの転職支援サービス

今よりも年収を上げたいと考えているのなら、転職エージェントを利用するのも1つの方法です。

転職エージェントは転職支援を専門としているので、どの医療施設が良いのかといったノウハウを持っています。また、年収交渉の代行もおこなってくれるため、転職活動において心強い存在だと言えます。

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麻酔科と他診療科の平均年収比較

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、診療科別の平均年収は以下のようになっています。

診療科 平均年収
脳神経外科 1480万円
産科・婦人科 1466万円
外科 1374万円
麻酔科 1335万円
整形外科 1289万円
呼吸器科
消化器科
循環器科
1267万円
内科 1247万円
精神科 1230万円
小児科 1220万円
救急科 1215万円
その他 1171万円
放射線科 1103万円
眼科
耳鼻咽喉科
泌尿器科
皮膚科
1078万円

平均年収がもっとも高いのは脳神経外科で、麻酔科は4番目に平均年収が高い結果となりました。

1番年収が高い脳神経外科医は、命に関わる疾患を扱うため、極めて繊細で高度なスキル・知識が求められます。また、くも膜下出血や脳卒中といったように、緊急を要する治療をおこなうことも多いので、他の診療科よりも平均年収が高くなっています。

麻酔科を含む上位の診療科は、とくに高度な医療技術・知識が求められる場面が多いのもあり、年収に反映されています。

診療科別の医師必要数

生死に関わる重大な判断をする必要がある診療科ほど、医師のなり手が少なく、常に人手不足の状態が続いています。

厚生労働省が発表している「平成30年度 第4回医道審議会医師分科会医師専門研修部会」の2016年のデータによると、上位4つの診療科の医師数と必要な医師数は以下のようになっています。

診療科 医師数 必要医師数 不足
脳神経外科 7,713人 9,021人 1308人
産婦人科 12,632人 14,811人 2179人
外科 29,085人 34,741人 5656人
麻酔科 9,496人 10,076人 580人

どの診療科も人手が不足しています。なかなか後任の医師が見つからないため、優秀な医師が辞めてしまわないように、年収が高くなっていると考えられます。

麻酔科医の仕事内容

麻酔科医は、手術中の麻酔管理をおこなうだけでなく、手術前・手術後の全身状態を良好に維持・管理するのも役割の1つです。

実際の仕事内容を3つに分類し、以下で簡単に紹介します。

循環管理 輸液や輸血をおこない、手術中の血圧や脈拍など心臓や血液の流れを整える。
呼吸管理 気管挿管を用いて、手術中の体に十分な酸素を送り込むための環境を整える。
疼痛管理 手術中、手術後の痛みを和らげるために、麻酔薬や鎮痛剤の投与をおこなう。弱い痛み刺激操作の場合は、投与量を抑える。

麻酔科医は患者の麻酔状態における生理機能を監視し、手術中は常に患者の側にいます。また、手術後は患者の呼吸、血圧、心拍数の安定や意識の回復を確認するのも大切な仕事です。

麻酔科医の労働環境

麻酔科医は手術には必要不可欠な存在です。そんな麻酔科医は非常に激務な労働環境だと言われています。予定されていた手術はもちろんのこと、急な交通事故などで緊急手術が必要となった場合は、すぐに駆けつけなければなりません。

激務になりがちな麻酔科医ですが、ここでは以下の2つをピックアップして労働環境について説明します。

麻酔科医の当直

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、46.4%の麻酔科医は1ヶ月当たりに日直が1回もないと回答しました。

日直
なし 1〜2 3〜4 5回以上
平均 38.2 51 6.3 4.5
麻酔科医 46.4 36.6 8.5 8.5

日直があったとしても1〜2回と少ないです。他の診療科も含めた平均値で見たとしても、麻酔科医の日直は少ないと考えて良いでしょう。

ただ、月に3〜4回、5回以上日直をする麻酔科医は平均よりも高くなっており、する人としない人に分かれています。日直をする人は回数が多くなる傾向にあるようです。

また、宿直に関しても4割超の麻酔科医が月に1回もないと回答しています。

宿直
なし 1〜2 3〜4 5回以上
平均 32.6 34.8 21.8 10.8
麻酔科医 43.1 22.9 18.3 15.7

宿直の回数は1〜2回・3〜4回は平均値を下回っていますが、5回以上は15.7%となっており、4.9%も平均を上回っています。

宿直も当直と同様に、する人としない人で分かれており、宿直をする人は平均よりも回数が多くなっています。

麻酔科医の勤務先に対する満足度

勤務先に対する満足度ですが、数ある診療科の中でも麻酔科はもっとも高いです。

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」のデータを元に、麻酔科と人手が足りていない産科・婦人科、外科、脳神経外科の3つと比較してみました。

麻酔科医の満足度

満足していると回答しているのは麻酔科が11.8%、外科が10%、脳神経外科が8.9%、産科・婦人科が8.8%となっています。

「満足している」と「まあ満足」の2つを足した場合は、麻酔科が69.3%、産科・婦人科が68.7%、外科が56.3%、脳神経外科が52.8%となっており、約7割の麻酔科医が満足していると回答していることがわかります。

一方で不満と回答した割合は、麻酔科が2%、産科・婦人科2.7%、外科が5.3%、脳神経外科が6.5%と、この中でももっとも低い結果となっています。

つまり、麻酔科医は勤務先に対して、高い満足度を感じている人が多いということです。

麻酔科で働くために必要な資格

通常、医師免許を取得すれば、内科や外科、皮膚科など、自分の専門はこの診療科だと公言できますが、麻酔科だけは違います。

麻酔科は医師免許取得後に、2年以上、麻酔科専門医からの指導を受け、そして麻酔に特化した医療行為に携わる必要があります。その後は、厚生労働省に麻酔科標榜医申請をおこない、書類審査に通過して初めて許可証が交付されます。

麻酔科標榜医になったあと、さらに3年間の研修を受けると、麻酔科専門医の受験資格を得ることができます。社団法人日本麻酔科学会がおこなっている麻酔科専門医試験に合格することで、麻酔科専門医になれます。

麻酔科医の資格とキャリアステップ

麻酔科医は臨床経験と資格の取得によって、キャリアアップをすることが可能です。

具体的には以下の順でキャリアアップしていくことになります。

麻酔科標榜医 麻酔科で2年以上の研修をおこない、厚生労働省が認可する麻酔科標榜医の資格を取得しなければならない。
麻酔科認定医 厚生労働省が認定する麻酔科標榜医資格を有しており、日本麻酔科学会が定める所定の審査に合格した医師のことを指す。
麻酔科専門医 麻酔科認定医資格取得後3年以上経過しており、麻酔関連業務に専従し、さらに麻酔科認定病院で麻酔の臨床業務に1年以上従事していて、所定の臨床業績、研究業績がある医師のみが認定される資格。

麻酔科専門医は麻酔のスペシャリストとも呼ばれている。
麻酔科指導医 日本麻酔科学会が定める所定の審査に合格し、認定医や専門医を育成・指導するために十分な能力を有し、麻酔科関連業務に専従する医師のことを指す。

麻酔科専門医資格取得後、麻酔関連業務に4年以上継続して専従し、今度も継続して麻酔科関連業務に専従することが明らかであり、さらに指導医のもとで1年以上麻酔科臨床業務に専従していて、指導実績がある医師のみが認定される資格。

麻酔科医として年収をあげるコツ

麻酔科医として年収をあげたいのなら、転職のプロである転職エージェントに相談するのが1番効率が良いです。

麻酔科医は全国的に人手が不足しているのもあって、高い専門的なスキルや知識を持っている人は他の病院に転職するだけでも想像以上に年収が上がるケースがよくあります。

しかし、当直の実態や病院に関する満足度は転職するまで、具体的にどうなっているのかわからないことばかりです。

そんなときに役立つのは転職エージェントです。とくに医師の転職に特化している転職エージェントは、医療施設の詳細な内部情報や今よりも年収をあげられる医療施設はどこなのかといった情報を豊富に持っています。

ただ、転職エージェントといっても保有している求人やサポートに違いがあるので、2〜3社に複数登録し、最終的に1番良いと思った1社に絞り込むと効率よく転職活動を進めることができます。

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