脳神経外科医の平均年収は1480万円!仕事内容や高収入の理由を解説

脳神経外科医の平均年収は1480万円!高収入の理由や仕事内容を解説

    脳神経外科医の平均年収がどれぐらいなのか、他の診療科と比較した場合の収入の違いなど、転職のプロが分かりやすく解説します。

    他にも脳神経外科医の仕事内容や労働環境(忙しさ)、他診療科や開業医との比較や今よりも収入を増やす方法も紹介します。

末永雄大 この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
詳細プロフィールamazon
...続きを読む

脳神経外科の平均年収は1480万円

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、脳神経外科医の平均年収は1480万円です。

脳神経外科医の年収割合

年収1000万円を超えている脳神経外科医は全体の81.6%にのぼり、1500万~2000万円が40.8%ともっとも多い割合です。

脳神経外科医の全体の年収割合

ここからは「年代」「地域」「医療施設」の3つの視点から、より詳しい年収事情を解説します。

年代別の平均年収

リクルートドクターズキャリアによると、脳神経外科医の年代別平均年収は以下のとおりです。

30代の時点で全員が年収1000万円を超え、80%が1500~2000万円です。40代では約3割が年収2000万円以上に到達しています。

50代も1500万円以上が100%を維持し、60代は2000万円以上が33%ともっとも多くなる一方、セカンドキャリアの影響で年収に幅が出てきます。

末永雄大 末永

脳神経外科は若手の頃から年収水準が高く、それ以降も高水準で推移するのが特徴です。

地域別の平均年収

リクルートドクターズキャリアによると、地域によって平均年収にばらつきが見られます。

北海道・東北は1500~2000万円が100%、関東も1500万円以上が100%(うち2000万円以上が15%)と安定して高水準です。

関西は1000~1500万円が25%、1500~2000万円が50%、2000万円以上が25%と分散しています。中部は1000万円未満・1500~2000万円・2000万円以上がそれぞれ33%と格差がもっとも大きいです。

末永雄大 末永

安定した高収入なら北海道・東北や関東がおすすめです。一方、2000万円以上を狙うなら中部(33%)や関西(25%)で条件の合う転職先を探すのも良い選択肢です。

医療施設別の平均年収

リクルートドクターズキャリアによると、医療施設別でも年収に違いがあります。

病院(200床未満)は全員が1500万円以上で、2000万円以上も14%います。病院(200床以上)も1500~2000万円が86%ですが、2000万円以上の層はいません。

クリニック・その他は2000万円以上が50%ともっとも多く、高年収を目指しやすい環境です。

末永雄大 末永

どの施設でも年収1000万円以上となっており、脳神経外科医の給与水準の高さがうかがえます。


大幅な年収アップを目指すならクリニック等への転職も選択肢の1つです。

脳神経外科と他診療科の平均年収比較

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、診療科別の平均年収は以下のとおりです。

診療科 平均年収
脳神経外科 1480万円
産婦人科 1466万円
外科 1374万円
麻酔科 1335万円
整形外科 1289万円
呼吸器科・消化器科・循環器科 1267万円
内科 1247万円
精神科 1230万円
小児科 1220万円
救急科 1215万円
その他 1171万円
放射線科 1103万円
泌尿器科・耳鼻咽喉科・眼科・皮膚科 1078万円

全診療科の中で平均年収がもっとも高いのは脳神経外科です。命に関わる疾患を扱い、くも膜下出血や脳卒中など緊急手術も多いため、高度なスキルに見合った年収水準となっています。

診療科別の医師必要数

厚生労働省の「平成30年度 第4回医道審議会医師分科会医師専門研修部会」(2016年)のデータによると、年収上位4診療科の医師不足数は以下のとおりです。

診療科 医師数 必要医師数 不足
脳神経外科 7,713人 9,021人 1,308人
産婦人科 12,632人 14,811人 2,179人
外科 29,085人 34,741人 5,656人
麻酔科 9,496人 10,076人 580人

脳神経外科医の仕事内容

脳神経外科は脳神経疾患領域の予防、救急対応、診断、治療、周術期管理、リハビリ、長期予後管理などをおこないます。

  • 脳出血
  • 脳腫瘍
  • 脳梗塞
  • 頭部外傷
  • 脊髄疾患
  • 神経疾患(パーキンソン病など)

脳出血や頭部外傷は緊急治療が必要ですが、脳腫瘍や脊髄疾患などは計画的に平日日中の手術をおこないます。緊急治療を必要としない疾患が専門なら、時間外勤務やオンコールの負担はそこまで大きくありません。

脳神経外科医の労働環境

脳神経外科医は高い専門性が求められ、年収もトップクラスです。ここでは労働環境を3つの視点から紹介します。

脳神経外科の訴訟リスク

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」をもとに、訴訟リスクの認識を比較しました。

患者からの訴訟リスクに対する認識

「非常に感じる」「まあ感じる」の合計は、産婦人科49%、外科45.5%、整形外科38.8%、脳神経外科38.2%です。全診療科の平均(38.8%)とほぼ同じで、脳神経外科の訴訟リスクは平均レベルです。

脳神経外科医の当直

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、38.1%の脳神経外科医は月の日直が0回です。

日直
なし 1~2 3~4 5回以上
平均 38.2 51 6.3 4.5
脳神経外科医 38.1 55.2 3.8 2.7

日直がある場合も月1~2回が大半で、3回以上は平均を下回っています。

宿直についても約3割が月0回で、月1~2回の層が42%ともっとも多いです。

宿直
なし 1~2 3~4 5回以上
平均 32.6 34.8 21.8 10.8
脳神経外科医 31.1 42 22 4.9

5回以上の宿直は全診療科平均(10.8%)を大きく下回る4.9%です。救急搬送で忙しくなることはありますが、比較的コントロールしやすい労働環境といえます。

脳神経外科医の勤務先に対する満足度

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」のデータで、人手不足の4科を比較しました。

脳神経外科の満足度

「満足」「まあ満足」の合計は、麻酔科69.3%、産婦人科68.7%、外科56.3%、脳神経外科52.8%で、5割以上が満足と回答しています。

一方、不満と回答した割合は脳神経外科が6.5%とやや高めで、2割の人が何らかの不満を抱えています。

年収を上げるにはアルバイトもおすすめ

医師転職研究所の調べによると、医師の68%がアルバイト(非常勤勤務)をおこなっているという結果が出ています。

アルバイト・副業をやっている医師の割合

脳神経外科医のアルバイトは外来、救急対応、病棟管理の募集が多く、相場は時給1万円が目安です。5年以上の経験があれば1回あたり12万円という例もあります。

掛け持ちする場合の年収例

時給1万円の非常勤を週1日(8時間)おこなう場合、月4回で月収32万円、年間で約384万円の収入増が見込めます。

本業とは別に300万~400万円ほど年収が増えている医師は多いです。医師のアルバイトについてさらに詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみてください。

年収を上げたいなら転職エージェントに相談

脳神経外科医はニーズが高く、他の病院やクリニックへ転職するだけでも年収が大きく上がるケースがよくあります。脳神経外科医として年収を上げたいなら転職がおすすめです。

末永雄大 末永

転職エージェントを利用すれば、医療施設の働きやすさや年収などの独自情報をもとに、希望にあった職場の紹介と年収交渉を手伝ってもらえます。無料で利用でき、電話面談も可能です。


2~3社に複数登録し、最終的に1番良いと思った1社に絞り込むと効率よく転職活動を進められます。

医師の転職に役立つ関連記事

転職を考えている医師の人向けに役立つ関連記事を載せておきます。

line

line

人気の転職エージェント