内科医の平均年収は1247万円!診療科別など収入を徹底比較!

内科医の平均年収がどれぐらいなのか、他の診療科と比較した場合の収入の違いなど、転職のプロが分かりやすく解説します。

他にも内科医の労働環境や今よりも所得を増やす方法なども紹介します。

内科の平均年収は1247万円

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、内科の平均年収は1247万円です。

内科の年収割合は、以下のようになっています。

内科の年収割合

上記の円グラフでは300万円未満は3.5%、300万円〜500万円が7.1%、500万円〜700万円が7.4%、700万円〜1000万円が13.5%、1000万円〜1500万円が29.2%、1500万円〜2000万円が28.4%、2000万円以上が10.9%となっています。

これらの年収割合を500万円未満、500万円〜1000万円、1000万円以上の3つに分類すると以下のようになります。

内科全体の年収割合

内科の年収ですが、1000万円を超えている人が全体で68.5%もいます。500万円〜1000万円が20.9%、500万円未満が10.6%となっており、7割近い人が年収1000万円を超えている7割近い人が年収1000万円を超えていることがわかります。

年代別の平均年収

内科医の場合は、一定の経験を積んだ30代から年収が上がる傾向にあります。

リクルートドクターズキャリアによると内科医の年代別の平均年収は以下のようになっています。

内科医の年代別平均年収

20代のうちは研修医時代を含むので、平均年収は600万円〜1000万円未満となっています。

一定の症例を経験した30代になると、600万円〜1000万円の割合が17%まで減り、1000万円〜1400万円が58%、1400万円〜2000万円が8%、2000万円以上が17%まで増えます。

40代は1000万円〜1400万円の割合が44%でもっとも多く、次いで1400万円〜2000万円が34%、600万円〜1000万円が16%、2000万円以上が6%となっています。

ベテランの50代は1400万円〜2000万円が45%ともっとも高くなっている反面、1000万円以下が7%となっています。しかし、2000万円以上が19%となっており、全年代の中でもっとも高いです。

60代は50代と年収の割合が似た傾向にあります。1000万円未満が14%、1000万円〜1400万円が29%、1400万円〜2000万円が43%、2000万円以上が14%となっています。

地域別の平均年収

リクルートドクターズキャリアによると、地域によって平均年収が大きく異なる結果となっています。

内科医の地域別平均年収

地域別でもっとも年収が高いのは北海道・東北で、1000万円以上の割合が92%を占めています。内訳は1000万円〜1400万円が15%、1400万円〜2000万円と2000万円以上がそれぞれ38%です。2000万円以上の割合がもっとも高いです。

関東は1000万円以上が100%となっており、北海道・東北の次に年収が高い地域です。1000万円〜1400万円が35%、1400万円〜2000万円が50%、2000万円以上が15%です。

一方で関西は年収に開きがある地域です。600万円未満と600万円〜1000万円がそれぞれ6%、1000万円〜1400万円が28%、1400万円〜2000万円が40%、2000万円以上が17%となっています。

都市部はクリニックが多く開院されていることもあり、年収に開きが出る傾向にあります。そのため、今よりも年収を増やしたい人は北海道・東北、もしくは関東を中心に転職先を探すと良いと言えますね。

医療施設別の平均年収

リクルートドクターズキャリアによると、医療施設別で年収の割合に大きな違いがないことがわかりました。

内科医の医療施設別平均年収

医療施設別で見た場合、年収を上げやすいのは民間病院です。民間病院は1000万円未満が13%、1000万円〜1400万円が32%、1400万円〜2000万円が38%、2000万円以上が17%となっています。

大学・国立病院の場合は1000万円未満が13%、1000万円〜1400万円が53%、1400万円〜2000万円が27%、2000万円以上が7%です。

クリニックは600万円未満が5%、600万円〜1000万円が10%、1000万円〜1400万円が35%、1400万円〜2000万円が35%、2000万円以上が15%となっており、年収に開きがあることが分かります。

今よりも年収を増やしたい場合は、民間病院から探すと希望の求人に出会える可能性が高まります。

年収を上げたい内科医におすすめの転職支援サービス

内科医で今よりも年収を上げたいと考えているのなら、転職エージェントを利用するのも1つの方法です。

転職エージェントは転職支援を専門としているので、どの医療施設が良いのかといったノウハウを持っています。また、年収交渉の代行もおこなってくれるため、転職活動において心強い存在だと言えます。

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内科と他診療科の平均年収比較

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、診療科別の平均年収は以下のようになっています。

診療科 平均年収
脳神経外科 1480万円
産婦人科 1466万円
外科 1374万円
麻酔科 1335万円
整形外科 1289万円
呼吸器科
消化器科
循環器科
1267万円
内科 1247万円
精神科 1230万円
小児科 1220万円
救急科 1215万円
その他 1171万円
放射線科 1103万円
泌尿器科
耳鼻咽喉科
眼科
皮膚科
1078万円

平均年収がもっとも高いのは脳神経外科で、内科は今回比較した科目の中では7番目に年収が高い結果となりました。

1番年収が高い脳神経外科医は、命に関わる疾患を扱うため、極めて繊細で高度なスキル・知識が求められます。また、くも膜下出血や脳卒中といったように、緊急を要する治療・手術をおこなうことも多いので、他の診療科よりも平均年収が高くなっています。

内科医の平均年収は1247万円で、医師全体の平均年収1169万円を上回っているので高年収であると考えて良いでしょう。内科はもっとも医師の数が多いものの、ニーズも高いので、比較的安定した年収を得ることができます。

その一方で、働き方や医療施設によって平均年収を下回ることもあるため、内科医は収入格差が大きく、稼げる人と稼げない人で大きく分かれています。

内科医の仕事内容

内科医は内臓や血液、神経といった身体の内側の疾患を診療します。外科領域とは異なり、手術ではなく投薬による治療をおこないます。

内科は生活習慣病や慢性疾患の患者が多く、投薬での治療はもちろんのことですが、食事や運動などの指導をすることで、症状の改善をはかるのも仕事です。

また、一言で内科といっても様々な専門分野に分かれており、多くの診療科があります。

内科領域の診療科

  • 消化器内科
  • 呼吸器内科
  • 循環器内科
  • 脳神経内科(神経内科)
  • 免疫血液内科
  • 内分泌科

どの診療科もその分野に関する高度なスキルや知識が求められています。

さらに、内科医は医療施設によっても仕事内容が異なります。以下では医療施設別に内科医の仕事内容について簡単に紹介します。

有床医療機関

入院施設のある有床医療施設では、外来診療だけでなく入院患者の病棟管理や日当直も仕事内容に含まれています。

そのため、時間外勤務も多くなり、激務になりやすいのが特徴です。プライベートの時間を確保しづらい反面、時間外手当や日当直手当が支給されるため、給料水準は高い傾向にあります。

無床クリニック

都市部を中心に無床クリニックが増えています。

入院施設がないため、業務内容は主に外来診療になります。場合によっては往診をおこなうことも多いです。

とはいえ、仕事は時間内に終わることが多いので、ワークライフバランスを保って働けるのが特徴です。給料面でいうと、時間外手当や日当直手当が出ないので、有床医療施設と比べると少ない傾向にあります。

介護保険施設

特別養護老人ホームや介護老人保健施設などでは医師の配置が義務付けられており、内科医のニーズが高いです。というのも日本では高齢化が進んでおり、介護保険施設が増えているからです。

介護保険施設での仕事内容は施設によって異なりますが、主に利用者の健康管理をおこないます。また、利用者の健康状態を把握した上で看護師やリハビリ専門職への具体的な指示をおこなうのも仕事です。さらに利用者が急変した際の対応はもちろんのこと、看取りをおこなうもの仕事です。

有床医療施設よりもワークライフバランスを保って働けますが、日当直やオンコールがある場合もあります。

内科医の労働環境

内科医は医療施設にもよりますが、他の診療科よりも時間外労働やオンコール対応が多く、労働時間が不規則になりやすいです。そのため、激務になりやすいのが特徴です。

その一方で、医療施設や雇用形態によってワークライフバランスを保った働き方もしやすくなっています。

そんな内科医の労働環境について、主に以下の2つをピックアップして説明します。

内科医の当直

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、38.9%の内科医は1ヶ月当たりに日直が1回もないと回答しました。

日直
なし 1〜2 3〜4 5回以上
平均 38.2 51 6.3 4.5
内科医 38.9 50.3 5.8 4.9

日直があったとしても1〜2回と少ないです。他の診療科を含めた平均値と比較した場合、内科医は平均とほぼ同程度という結果になっています。

また、宿直に関しては3割もの内科医が月に1回もないと回答しています。

宿直
なし 1〜2 3〜4 5回以上
平均 32.6 34.8 21.8 10.8
内科医 33.3 33.3 23.6 9.7

宿直の回数は3〜4回がやや平均値を上回っていますが、1〜2回と5回以上は平均を下回っています。

内科医は基本的に1ヶ月に1〜2回ほど、宿直がある人が多いことがわかります。

ちなみに宿直1回あたりに診る患者の数は、1〜4人がもっとも多いです。また、宿直1回あたりの平均睡眠時間は4時間以上の人が多くなっています。

内科医の宿直回数は平均的であり、診る患者数もそこまで多いわけではないので、眠れないほど忙しいというわけではないようです。

内科医の勤務先に対する満足度

勤務先に対する満足度ですが、数ある科目の中で内科医はそこそこ高い結果となっています。

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」のデータを元に、内科と人手が足りていない麻酔科、産婦人科、外科の3つと比較してみました。

内科の勤務先に対する満足度

満足していると回答しているのは麻酔科が11.8%、外科が10%、産婦人科が8.8%、内科が7.8%となっています。

「満足している」と「まあ満足」の2つを足した場合は、麻酔科が69.3%、産婦人科が68.7%、内科が56.7%、外科が56.3%となっており、5割以上の内科医が満足していると回答していることがわかります。

一方で不満と回答した割合は、麻酔科が2%、産婦人科が2.7%、内科が4.2%、外科が5.3%となっており、不満と回答している内科医はそこそこ多いです。

とはいえ、全体的に見てみると内科医は勤務先に対して、高い満足度を感じている人のほうが多いようです。

年収を上げるにはアルバイトもおすすめ

手っ取り早く給与を増やして年収を上げたいのなら、アルバイトの掛け持ちをするのも1つの方法です。

医師転職研究所の調べによると、医師でアルバイト・副業をやっている割合は以下のようになっています。



アルバイト・副業をやっている医師の割合

医師でアルバイト、いわゆる非常勤勤務をおこなっている割合は全体の68%を占めています。

内科医のアルバイトですが、ニーズも高いことから案件数が他の診療科よりも多いです。とくに外来や病棟管理の募集が多いですね。

報酬は地域によっても異なりますが、相場としては時給1万円が目安となっています。個人宅への訪問診療が多いクリニックや医師が1人で巡回する場合は報酬が高く設定されており、単価10万円という例もあります。

掛け持ちする場合の年収実例

時給1万円の非常勤(アルバイト)をした場合の、年収実例を以下でご紹介します。

週1日の8時間勤務であれば、月に4回の勤務で月収は32万円となります。

この働き方を1年間続けると384万円の収入が見込めます。

メインで勤務している病院とは別にこのように掛け持ちをし、300万円〜400万円ほど年収が増えている医師は多いです。

医師のアルバイトについて、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみてください。

関連記事医師バイトの時給は1万円|効率の良い求人の探し方などを徹底解説

年収を上げたいなら転職エージェントに相談

内科医として年収をあげたいのなら、転職のプロである転職エージェントに相談するのが効率が良いです。

内科医はニーズが高く、他の病院やクリニックへ転職するだけでも想像以上に年収が上がるケースがよくあります。

しかし、当直の実態や病院に関する満足度は転職するまで、具体的にどうなっているのかわからないことばかりです。

そんなときに役立つのは転職エージェントです。とくに医師の転職に特化している転職エージェントは、医療施設の詳細な内部情報や今よりも年収をあげられる医療施設はどこなのかといった情報を豊富に持っています。

ただ、転職エージェントといっても保有している求人やサポートに違いがあるので、2〜3社に複数登録し、最終的に1番良いと思った1社に絞り込むと効率よく転職活動を進めることができます。

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