
退職の挨拶メール完全ガイド|社内・社外別例文とチェックリスト【例文テンプレつき】
退職の挨拶メールを社内・社外別に完全解説します。
送信タイミング・後任者情報・BCCの使い方など基本マナーから、コピペで使える例文6選、送信前チェックリスト、NG例、よくある質問まで現役の転職エージェントによる徹底ガイドです。
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退職の挨拶メールを送る前に押さえる4つの基本マナー
退職の挨拶メールはただ送れば良いというわけではありません。立つ鳥跡を濁さず、基本的なマナーを守ることがビジネスパーソンとして大切です。
ここでは社内向け・社外向けの詳細に入る前に、両方に共通する基本マナーから整理します。
件名の書き方、退職理由の伝え方、書いてはいけない内容、宛先の使い分けの4つを押さえておけば、ここから先の例文もそのまま活かせます。
件名は「退職のご挨拶(氏名)」で統一する
件名は「退職のご挨拶(氏名)」の形で統一するのが基本です。相手のメールボックスには毎日大量のメールが並ぶため、件名だけで「誰からの、何の連絡か」がわかることが必要になります。
「お世話になりました」「ご報告」といった曖昧な件名だと、他の業務メールに埋もれて開封が後回しになりがちです。
氏名を件名に入れておくと、社外の取引先が過去のやり取りを検索するときにも見つけやすくなります。

社外向けであれば「退職のご挨拶(株式会社◯◯/自分の名前)」のように、社名も添えると相手が混乱しません。
退職理由は「一身上の都合」で問題ない
退職理由は「一身上の都合」で問題ありません。詳細を書かないのは礼儀を欠いているからではなく、ビジネスメールとしての慣習的な作法だからです。
具体的な理由(人間関係・待遇・転職先など)を書いてしまうと、受け取った側が返信の言葉に迷い、かえって気を使わせてしまいます。結婚や出産など前向きな理由であれば書いても差し支えありません。
なお、社内で親しかった人には別途口頭で伝えるか、個別メールで補足するのが良い形です。「本人から直接聞いた」という事実自体が、関係性の締めくくりとして相手の記憶に残ります。

退職理由を隠していると誤解されがちですが、「一身上の都合」は労働慣行として広く定着した表現です。
細かく書くよりも、感謝の言葉に紙面を使ったほうが、読み手に良い印象を残せますよ。
愚痴・不満・転職先・私見は書かない
退職挨拶メールに書いてはいけない内容は4つあります。会社への愚痴、業務への不満、転職先の社名、そして個人的な政治・思想の主張です。
これらは受け取った側を不快にさせるだけでなく、社内で転送・スクショされて悪い形で残るリスクがあります。
「もう辞めるのだから正直に書きたい」と思っても、送った先で自分のキャリアの評判を下げる材料になりかねません。
以下、避けたい表現と自然な言い換えを比較しておきます。
| NG表現の例 | 自然な言い換え |
|---|---|
| 「上司の◯◯さんとは考え方が合わず退職を決めました」 | 「一身上の都合により退職する運びとなりました」 |
| 「同業他社の◯◯株式会社へ転職します」 | (転職先は記載しない) |
| 「業務量が多すぎる職場で心身ともに限界でした」 | 「多くの経験を積ませていただき感謝しております」 |
送信範囲に応じたTO/CC/BCCの使い分け
退職の挨拶メールを一斉送信するときは、TO・CC・BCCの役割を正しく使い分けます。宛先の設定を間違えると受信者同士のメールアドレスが漏れ、情報管理の観点で大きな問題になります。
基本の使い分けは次のとおりです。
| 宛先欄 | 表示 | 使う場面 |
|---|---|---|
| TO | 相手に見える | 個別に送るとき、一斉送信の自分自身 |
| CC | 相手同士に見える | 参加者全員に情報共有したいとき |
| BCC | 相手同士に見えない | 一斉送信で他人のアドレスを隠したいとき |
社内・社外どちらでも、一斉送信するときは「TOに自分自身、BCCに送信先全員」が原則です。
CCで送ってしまうと、社外の取引先同士に他社のメールアドレスが見えてしまい、個人情報の取り扱いとして問題になります。

アドレス誤送信の事故は退職挨拶メールで意外と多いです。
送信直前に「BCCの欄に入っているか」「TOが自分自身か」を1件ずつ確認する時間を、必ず作ってから送信しましょう。
【社外向け】退職挨拶メールの書き方・送信タイミング・注意点
社外の取引先に送る退職挨拶メールは、社内向けよりも早いタイミングで、後任者への引き継ぎと合わせて丁寧に送る必要があります。
ここでは送信タイミング、必ず盛り込む5要素、パターン別の例文、送信前チェックリスト、よくあるNG例を順に解説します。
送信タイミングは退職日の2〜3週間前が基本
社外向けの退職挨拶メールは、退職日の2〜3週間前が目安です。理由は、後任者への引き継ぎがある程度落ち着き、かつ取引先が新体制に慣れる時間を確保するためです。
早すぎると「まだ引き継ぎも済んでいないのに」と不安を与え、直前すぎると「もっと早く教えてほしかった」と印象を悪くします。
目安として、退職を上司に伝えて後任者が確定してから2週間ほど経ったタイミングが自然です。
送信時刻は取引先の始業直後(9〜10時ごろ)を避け、業務が落ち着く午前中の終わりか、午後の早い時間帯を選ぶと読まれやすくなります。
社外向けメールに必ず盛り込む5要素
社外向けの退職挨拶メールには、次の5つの要素を必ず盛り込みます。順序を守ると、受け取った取引先が「知りたい情報がすぐ見つかる」構造になります。
| 要素 | 書く内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 1. 退職日 | 「◯月◯日をもって退職いたします」 | 引き継ぎスケジュールが組める |
| 2. 後任者の氏名・部署 | 「同じ部署の◯◯が担当いたします」 | 誰に連絡するかが明確になる |
| 3. 後任者からの挨拶予告 | 「後日改めて◯◯からご挨拶に伺います」 | 新担当者の顔合わせに備えられる |
| 4. これまでの感謝 | 「大変お世話になり心より感謝しております」 | 関係性の締めくくり |
| 5. 相手の発展を祈る言葉 | 「貴社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます」 | 最後の印象づけ |
私用の連絡先は原則として書きません。書くと「取引の延長で個人的にやり取りしよう」というニュアンスが生まれ、後任者や自社への不信につながることがあります。
例文①後任者と後日訪問するパターン
後任者と一緒に訪問して直接挨拶できる場合は、訪問の予告を明記して安心感を伝えます。
例文
件名:退職のご挨拶(株式会社◯◯/山田太郎)
株式会社△△
◯◯部 ◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社◯◯の山田です。
私事で恐縮ですが、一身上の都合により、◯月◯日をもって株式会社◯◯を退職することとなりました。
◯◯様には大変お世話になり、心より感謝申し上げます。本来であれば直接お伺いしてご挨拶すべきところ、まずはメールでのご連絡となりますこと、お詫び申し上げます。
後任は、同じ部署の鈴木が務めさせていただきます。後日改めて鈴木とともにご挨拶に伺いますので、変わらぬご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
末筆ながら、貴社のさらなるご発展と◯◯様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
株式会社◯◯ 営業部
山田太郎
「本来であれば直接お伺いすべきところ」の一文は、対面で挨拶できないことへの気遣いを表す定型句です。訪問予定があっても入れておくと丁寧です。
例文②訪問予定がないパターン
後任者との訪問予定が組めない相手には、後任者の連絡先を明記して引き継ぎを完結させます。
例文
件名:退職のご挨拶(株式会社◯◯/山田太郎)
株式会社△△
◯◯部 ◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社◯◯の山田です。
私事で恐縮ですが、一身上の都合により、◯月◯日をもって株式会社◯◯を退職することとなりました。在職中は多岐にわたるお力添えをいただき、心より感謝申し上げます。
本来であれば直接お伺いしてご挨拶すべきところ、メールでのご連絡となり大変申し訳ございません。
退職後は、同じ部署の鈴木が後任として担当いたします。連絡先は下記のとおりです。今後とも変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。
【後任者】
株式会社◯◯ 営業部 鈴木一郎
メール:suzuki@example.com
電話:03-XXXX-XXXX
末筆ながら、貴社のさらなるご発展と◯◯様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
株式会社◯◯ 営業部
山田太郎
後任者の連絡先は、事前に本人と共有の可否を確認してから記載します。個人携帯番号を勝手に書くのは避け、代表番号や部署メールを優先しましょう。
送信前チェックリスト【社外向け】
社外向けの退職挨拶メールを送る前に、次の8項目を1つずつ確認します。
| 社外向け送信前チェック | |
|---|---|
| 件名に「退職のご挨拶」と自分の氏名・社名が入っている | |
| 退職日が明記されている(◯年◯月◯日) | |
| 「一身上の都合」で退職理由をまとめている(詳細は書かない) | |
| 後任者の氏名・所属部署・連絡先を記載している | |
| 「後日改めてご挨拶に伺います」の予告があるか、訪問なしの旨を伝えている | |
| 私用の連絡先を書いていない(取引先には原則不要) | |
| BCCで一斉送信する場合、TOに自分自身のアドレスが入っている | |
| 送信時刻は取引先の始業直後や終業直前を避けている |
このチェックを飛ばすと、後任者情報の抜けや宛先設定ミスといった修復しづらい失敗が起きやすくなります。
社外向けでよくあるNG例3つ
社外向けメールで実際によく起きるNG例を、修正例とあわせて3つ紹介します。
NG例①転職先を書いてしまう
NG:「この度、同業他社の株式会社△△に転職することとなり退職いたします」
修正:「一身上の都合により、◯月末日をもって退職することとなりました」
理由:転職先を書くと競合情報が漏れる、あるいは自社との関係悪化を招くリスクがあります。
NG例②私用連絡先を全員に書く
NG:末尾に「今後の連絡先:090-XXXX-XXXX」を全取引先に記載
修正:私用連絡先は書かず、後任者の会社連絡先のみを記載
理由:営業活動の延長で個人的に連絡がくるリスクがあり、退職後のトラブルにつながります。
NG例③送信タイミングが遅すぎる
NG:退職前日に取引先へ挨拶メールを一斉送信
修正:退職2〜3週間前に送り、後任者訪問の時間を確保する
理由:直前だと取引先が引き継ぎに備える時間がなく、業務に支障が出ます。

社外向けメールは、退職後もあなたの評判を運び続けます。
数年後に別の会社で再会したときに気まずくならない、感謝と敬意を軸にした文面を意識してみてください。
【社内向け】退職挨拶メールの書き方・送信タイミング・注意点
社内向けの退職挨拶メールは、社外向けよりも遅いタイミングで送るのがマナーです。
ここでは送信タイミング、必ず盛り込む4要素、一斉送信と個別メールの例文、送信前チェックリスト、よくあるNG例を順に解説します。
送信タイミングは最終出社日の退社1時間前が基本
社内向けの退職挨拶メールは、最終出社日の退社1時間前が目安です。業務時間中に読んでもらいつつ、返信や引き止めの会話が長引かない時間帯を選ぶ意図があります。
早く送りすぎると「まだ最終出社日じゃないのに」と違和感を与え、退社ぎりぎりだと相手が読む前に自分が退社してしまいます。目安として、17時退社なら16時前後、18時退社なら17時前後が自然です。
社内の慣習で「退職挨拶は前日までに」といったルールがある場合は、そちらを優先します。判断に迷ったら、事前に上司や総務担当に相談しておきましょう。
社内向けメールに必ず盛り込む4要素
社内向けの退職挨拶メールには、次の4つの要素を必ず盛り込みます。社外向けと違い、後任者情報は上司や社内会議で共有済みの前提なので、原則不要です。
| 要素 | 書く内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 1. 退職日 | 「本日をもって退職いたします」 | 最終出社であることを伝える |
| 2. 感謝の言葉 | 「大変お世話になりました」 | 関係性の締めくくり |
| 3. 退職後の連絡先 | 「今後の連絡先は下記のとおりです」 | 個別に連絡したい人向け |
| 4. 相手の活躍を祈る言葉 | 「皆様のさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます」 | 前向きな締めくくり |
社内向けでは、社外向けと違って私用連絡先を書いても問題ありません。ただし退職後もつながりを保ちたい相手が限られる場合は、個別メールで伝えるほうが良い場合もあります。
例文①社内一斉送信メール
まずは部署内の全員に送る一斉送信の例文です。
例文
件名:退職のご挨拶(営業部 山田太郎)
営業部の皆様
お疲れ様です。営業部の山田です。
私事で恐縮ですが、このたび一身上の都合により、本日◯月◯日をもちまして退職することとなりました。本来であれば直接ご挨拶すべきところ、メールでの挨拶にて失礼いたします。
営業部の皆様には、日々の業務でも多くの場面で助けていただき、心より感謝しております。
振り返ると、初めて大型案件を担当したときに◯◯さんから声をかけていただいたことが、今も自分の判断基準の土台になっています。
今後の連絡先は下記のとおりです。もし何かの機会がございましたら、こちらへご連絡いただけますと幸いです。
メール:yamada.taro@example.com
電話:090-XXXX-XXXX
末筆ながら、皆様のさらなるご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。今まで本当にありがとうございました。
営業部
山田太郎

一斉送信でも、自分の在籍中に印象的だった具体的なエピソードを1つ入れると、他の退職挨拶メールに埋もれず記憶に残ります。
例文②お世話になった上司・同僚への個別メール
一斉送信とは別に、直属の上司や特にお世話になった人には個別メールを送ります。文面には一斉送信では書けない、その人だけへの具体的な感謝を入れます。
例文
件名:退職のご挨拶(営業部 山田太郎)
営業部 部長 ◯◯様
お疲れ様です。営業部の山田です。
このたび一身上の都合により、本日をもちまして退職することとなりました。本来であれば直接ご挨拶すべきところ、まずはメールにて失礼いたします。
◯◯部長には、入社当初から数多くのことを教えていただき、本当にお世話になりました。
特に、昨年の△△プロジェクトで判断に迷った際、「まずは顧客の立場で考えてみろ」とアドバイスをいただいたことは、これからも自分のキャリアの軸として持ち続けます。
不甲斐ない場面も多々あったかと思いますが、根気強くご指導いただき、心より感謝しております。
今後の連絡先は下記のとおりです。今後ともご縁が続きますと幸いです。
メール:yamada.taro@example.com
電話:090-XXXX-XXXX
末筆ながら、◯◯部長の一層のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。今まで本当にありがとうございました。
営業部
山田太郎

個別メールは一斉送信の後、退社直前に送ります。順番を逆にすると、一斉送信を受け取った本人が「自分にも個別に来るのかな」と気にする時間が生まれてしまいます。
最後まで配慮できるのができるビジネスパーソンの特徴です。
退職の切り出し方を改めて確認したい人は下記の記事も参考にしてみてください。
送信前チェックリスト【社内向け】
社内向けの退職挨拶メールを送る前に、次の8項目を1つずつ確認します。
| 社内向け送信前チェック | |
|---|---|
| 件名に「退職のご挨拶」と自分の氏名・所属部署が入っている | |
| 退職日が明記されている(◯年◯月◯日) | |
| 「一身上の都合」で退職理由をまとめている(会社批判は書かない) | |
| 一斉送信の場合、TOに自分自身、BCCに送信先全員が入っている | |
| 個別メールを送る相手をリストアップし、送信順を決めている | |
| 退職後の連絡先を記載している(もしくは記載しない判断ができている) | |
| 業務時間中に読んでもらえる時間帯(退社1時間前)に送信予約している | |
| 転職先の社名を書いていない |

社内向けは相手との距離が近い分、「書いた内容は口頭でも一致するか」を意識すると、メールと実際の関係性のズレが減ります。
社内向けでよくあるNG例3つ
社内向けメールで実際によく起きるNG例を、修正例とあわせて3つ紹介します。
NG例①会社への不満を書く
NG:「業務量が多く体調を崩したことも1つのきっかけでした」
修正:「多くの経験を積ませていただき、本当に感謝しております」
理由:本人は事実を書いたつもりでも、残る側の同僚には批判に読まれます。
NG例②CCで一斉送信する
NG:TOに自分、CCに送信先全員を入れて送信
修正:BCCに送信先全員を入れる(同僚間でメールアドレスが見えない状態にする)
理由:私用寄りのアドレスが混ざる可能性があり、全員に見える設定は避けたほうが安全です。
NG例③退社後に届く時間帯に送信する
NG:22時に予約送信して翌朝読ませる
修正:最終出社日の退社1時間前に送る
理由:夜間送信は「業務時間外に押し付けている」印象になり、最後の印象を下げます。

社内メールは短い付き合いだった同僚にも届きます。
「同じ部署ではなかったけれど好印象だった」と後々思い出してもらえる文面にすると、その先のキャリアで意外な形で助けられることがありますよ。
退職挨拶メールへの返信・受け取ったときの対応
退職挨拶メールは送って終わりではなく、返信や受信時の対応にもマナーがあります。ここでは、自分のメールに返信が来た場合と、他人の退職挨拶メールを受け取った場合の2パターンで、返し方の例文を紹介します。
自分のメールに返信が来た場合の返し方(例文つき)
自分の退職挨拶メールに返信が来たら、必須ではありませんが可能な範囲で短く返しておきましょう。感謝の一言があるだけで、相手の記憶に残る形が変わります。
返信の目安は2〜3行、長くても5行以内です。「読む→返信」が短時間で完結する分量に抑えるのがマナーです。
例文
◯◯様
お忙しい中、温かいお返事をいただきありがとうございます。
在職中は多くの場面で助けていただき、本当に感謝しております。次の職場でも、◯◯さんからいただいた学びを大切にしていきたいと思います。
◯◯さんのますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
山田太郎
「今後ともよろしくお願いいたします」で締めると、退職後の関係を絶ち切らない、柔らかな余韻が残ります。
退職挨拶メールを受け取ったときの返信(例文つき)
他人の退職挨拶メールを受け取った側の返信も、必須ではありません。ただし、直接一緒に仕事をした相手なら簡単なお礼と激励を返すのが自然な作法です。
例文
◯◯様
ご退職のご連絡ありがとうございます。突然のことで少し寂しい気持ちですが、新しい環境でのご活躍を心から応援しております。
在職中は◯◯さんに何度も助けていただき、本当に感謝しております。特に△△の件では、◯◯さんの視点がなければ形にならなかったと今も思っています。
新天地でのご健勝を心よりお祈り申し上げます。またどこかでお会いできる機会を楽しみにしています。
鈴木一郎
具体的なエピソードを1つ入れると、テンプレ返信に見えず相手の記憶に残る形になります。一斉送信を受け取った場合でも、直接接点があった相手には個別で返信するのがおすすめです。

メールでの締めくくりまで整えたら、次に考えるべきは辞めた後の動き方です。
転職先がまだ決まっていない段階なら、まずはキャリアの棚卸しから一緒に整理しましょう。
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退職の挨拶メールを送る際によくある質問
ここでは、退職挨拶メールを準備する中でよく寄せられる質問を8つまとめました。派遣・チャットツール・私用連絡先など、社内・社外の枠を超えたシーンで迷いやすいポイントを網羅しています。
派遣社員・契約社員も退職挨拶メールを送るべき?
送るのがおすすめです。派遣元の担当者、派遣先の同じチームメンバー、直接指示を受けた担当者宛てに1通ずつ送ります。
派遣先での契約更新終了時も同じで、感謝の言葉を伝えておくと次の派遣先候補にもつながりやすくなります。
SlackやTeamsのチャットで済ませていい?
社内文化がチャット中心ならOKです。ただし取引先や社外関係者にはメールが基本です。
チャットで送る場合も、@channelで全体に流す前に、まず直属上司へDMで挨拶するのが自然な順序です。
直属上司には個別メールと一斉送信どちらが良い?
個別メール推奨です。直属上司は退職手続きの実務を最も支えてくれた相手なので、その人だけへの具体的な感謝を入れた個別メールを送ります。
一斉送信も別途送るのが丁寧な形です。
退職後の私用連絡先はどこまで書いていい?
社内向けメールには書いてOK、社外向けメールには書かないのが原則です。
社外の取引先に個人連絡先を伝えると、退職後の営業に利用されるリスクや、自社と個人の境界が曖昧になる不利益があります。
有給消化中で最終出社日にいない場合はいつ送る?
最終出社日(有給消化前の最終勤務日)に送ります。有給消化に入る前が「実質的な退社」なので、そのタイミングで挨拶を済ませます。
長期休職からそのまま退職する場合も、退職日の1〜2週間前を目安にしましょう。
例文コピペで送っても失礼にならない?
全文コピペはおすすめしません。件名・宛名・退職日・後任者名の4カ所は必ず自分の情報に置き換えたうえで、本文に自分らしいエピソードを1文入れると、テンプレ感が消えます。
特に個別メールでは、その人限定の思い出を加えるのが大切です。
誤送信してしまったらどう対応する?
気づいた時点ですぐにお詫びのメールを送ります。宛先を間違えた場合はTOに正しい相手、CCに間違えて送った相手を入れて「先ほどのメールは誤送信でした」と伝えます。
アドレス漏洩を伴う場合は、社内のセキュリティ担当や上司にも即報告します。
挨拶メールとスピーチ・手紙、どれを選ぶべき?
状況で使い分けます。社内の朝礼で機会があればスピーチ、直属上司や特別お世話になった人には手紙、その他はメールが基本です。
メールは記録として残り検索できる強みがあるので、社外の取引先には必ずメールを含めましょう。
退職・転職に関する不安は転職のプロに相談しよう
退職挨拶メールを準備する段階では、「本当にこのタイミングで辞めていいのか」「次の職場でうまくやっていけるか」といった転職そのものへの不安が出てくる人も多いです。
もし退職の意思は固まっていても、次のキャリアの方向性に迷いがあるなら、転職のプロに相談するのが近道です。
すべらないキャリアエージェントでは、単に求人を紹介するだけでなく、自分の強みや価値観の言語化から一緒に整理していきます。
「今の会社を辞めた後、どんな環境なら長く活躍できるか」を言語化できると、次の職場での立ち上がりも変わってきます。
退職挨拶メールを送るタイミングと、次のキャリアの相談を始めるタイミングは、実は同じくらいがちょうど良いです。
手続きだけに追われて次の準備が後手に回るのを防ぐ意味でも、退職の実務が動き出したこの機会に、キャリアの棚卸しから相談してみてください。

退職の意思は固まっても、辞めた後にどう動くかは別の問題です。
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