医師に多い転職理由5選!上手な退職理由の伝え方までプロが解説

医師に多い転職理由5選!上手な退職理由の伝え方までプロが解説

    この記事では、医師の転職理由で多いものや退職理由の伝え方について解説しています。また、医師の転職にオススメの転職エージェントも紹介します!

末永雄大 この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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医師が転職を考える5つの理由

医師が転職を考えるのには理由があります。その中でも比較的に多くの医師が共通して考えている転職理由を以下にまとめてみました。

上記5つが医師の転職理由で多いものとなっています。この5つについて、次でそれぞれ詳しくお話していきたいと思います。

医師の40%が過労死ラインを超える激務

まず1つ目の理由が、激務だからという理由です。実際に厚生労働省が公表している「医師の働き方改革について」という資料によれば、過労死ラインとされる月80時間以上の残業をしている人が、全体の約40%となっているのがわかります。

女性医師をはじめ、男性医師の中にも育児に専念したいと考えている人や、QOLを優先するために転職したいと考えているからこそ、この理由で転職を検討している医師が多くなっています。

周りの医師と同じように給料を増やしたい

2つ目の理由は、周りの医師と同じように給料をアップさせたいという理由です。医師は基本的に高給取りではありますが、働く病院によって給与や平均年収のばらつきが多いんです。

実際にどのくらいのばらつきが生じるのか、「2019年第22回医療経済実態調査(医療機関等調査)」を参考に、以下の表にまとめてみました。

一般病院 ◆国立…平均1,431万円
◆公立…平均1,513万円
◆公的…平均1,433万円
◆社会保険関係法人…平均1,469万円
◆医療法人…平均1,640万円

◆個人…平均1,597万円
◆その他…平均1,490万円
一般診療所 ◆個人…平均1,079万円
◆医療法人…平均1,054万円

上記の平均年収ですが、大学病院・総合病院の情報が見つからなかったため、今回は「一般病院」と「一般診療所」の情報のみにしています。

一般病院と診療所では受け入れ可能な病床数に違いがあるのもあり、一般病院のほうが平均年収が高いです。

開業や専門医の取得のためにスキルアップしたい

3つ目の理由は、将来開業したい、または専門医としての経験やスキルを得るため、それと同時に自分が専門とする分野により特化した専門医を取得するため、というものです。

将来開業したいと考えている医師は、小規模な病院で働くことで病院経営の実態を知るために転職を検討する傾向が見られます。なぜなら、大規模な病院や大学病院では経営のノウハウを学ぶことができないからなんです。

一方、専門医としてのスキルや経験を得たいと考えている医師は、より多くの症例が学べる病院への転職を検討する人が多く見られます。

また、開業を見据えて開業をしようと考えている地域の近くにある総合病院とのつながりを作る目的で転職する医師も多いようです。

人間関係に不満がある

4つ目の理由は「人間関係に不満がある」です。その中でもとくに医局の場合は上下関係が明確なため、窮屈に感じて転職を検討する医師が多いんです。

実際に医局を離れてやりたい仕事がやりやすくなる、プレッシャーが軽くなるなど、転職をして良かったという医師も結構見られます。

また、看護師や理事長とのトラブルが要因となっているケースも見られます。

病院の方針転換

5つ目の理由は、病院の方針転換によるものが挙げられます。病院の方針で自分のやりたいことができなくなってしまったという医師も結構多いんです。

具体的には、数多くの手術をこなして症例を知り増やしていきたいと考えているのに、手術を控えるように指示されてしまう、ケースです。

他にも、これまではなかったのに救急や当直を求められるようになってしまった、事例もあります。

転職をしたほうがいい人の3つの特徴

転職を検討しているものの、本当にこの理由で転職して良いのかどうか悩んでいる人もいると思うんですよね。そこで転職をしたほうがいい人の特徴を3つ挙げてみました。

上記3つの特徴について、次でそれぞれ詳しくお伝えしていきたいと思います。

激務によって心身に不調をきたしている人

過酷な勤務状況によって慢性的なストレスを抱えてしまったり、睡眠時間がなくてあまり眠れていない場合は、転職したほうが良いです。

もちろん、有給休暇があればそちらを利用するのも1つの方法ですし、長期休暇を取得するのもアリですよ。

医師はいつでも駆けつけられるようにオンコール体制であるケースがほとんどなので、自宅にいても常に気にかけなければなりません。そのため、なかなか休まらず体調を崩してしまうこともありますよね。

その勤務環境を改善することが難しいのであれば、無理をせず転職をして今よりももう少し安定した病院を選ぶのが良いでしょう。

勤務時間の割に給与が少ない人

医師は他の業界と比較をして、サービス残業が多い傾向にあります。診察時間が長引いてしまうケースも多く、サービス残業が横行しやすいんですよね。

また、医師は非常に高度な専門職でもあり、常にオンコール体制が設けられているため、緊急時とあらば夜中でも対応しなければなりません。

現在の病院の勤務時間が長く、その割に給与が少ない場合は、転職するのもアリです。例えば、同じ病院内で転科するのも良いですし、別の病院へ移るのも良いです。

もし、転職することに抵抗があるなら、働いた分の時間外手当の請求をおこなう選択肢もあります。知っている人もいるかもしれませんが、医師や薬剤師、歯科医、獣医は「専門業務型裁量労働制」には適応されないので、請求が可能なんです。

自分のキャリアプランが現職で叶えられない人

医師の中には、開業医や専門医として活躍していきたいキャリアプランを考えている人もいますよね。しかし、現職でそのキャリアプランを叶えられないケースも多いです。

例えば開業医を目指すなら、「経営者」「管理者」「医師」という3つの役割をこなす必要があるので、それが学べる環境が望ましいですよね。一方、専門医を目指すのであれば、その専門に関する技術や知識を習得できる環境のほうが良いでしょう。

ただ、少し注意したいのは専門医を目指す場合、自己研鑽にはなるものの給与の大幅なアップはほとんど見られない点です。その病院によって多少アップする可能性はありますが、あまりメリットにはならないようですね。

退職理由を伝えるときはポジティブに変換する

転職・退職理由はポジティブに変換して伝えるようにしましょう。なぜなら、本音をそのまま伝えてしまうと悪印象を与えてしまうからなんです。

例えば本当の退職理由が「激務の割に給与が低いから」であっても「より効率的に仕事をしたいから」と変換するのがベストだと言えます。

人間関係が原因で退職を決めたなら、「前職では周りと連携を取ることができなかった、だから周りと意思疎通を取りながら働きたい」と伝えると、ポジティブな印象になります。

以下の記事では、面接時に退職理由を上手に伝える方法について解説しています。

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