フリーランス看護師とは?メリット・デメリットや仕事内容を徹底解説!
フリーランス看護師として自由な働き方をしたい人に向けて、フリーランスとして働くメリット・デメリット、仕事内容を現役転職エージェントが徹底解説します!
また、フリーランス看護師に向いている人、年収相場もご紹介します。
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看護師はフリーランスとしても働ける
看護師がフリーランスとして働くことは可能です。
エンジニアやコンサルタント、デザイナーなどの職種と同じく、働き方の多様化によって、勤務時間や勤務場所など働き方の自由度が高いフリーランス看護師が注目を集めています。
フリーランス看護師とは、病院やクリニック、診療所、企業など特定の組織に所属することなく独立し、自らが持つ技術・スキルを提供しながらさまざまな医療関連施設で働く看護師のことを指します。
末永
末永
フリーランス看護師に興味がある人は、転職エージェントや求人サイトに登録し、情報収集から始めてみることをおすすめします。
というのも、転職エージェントや求人サイトは、看護師求人や案件の種類、相場についての理解を深められるだけでなく、看護師としてのキャリアを考える上で役立つ情報コンテンツが揃っているからです。
使うサービスによってサポートの質や得られる情報も異なるので、比較検討するためにもまずは2~3社複数登録してみましょう。
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フリーランス看護師の仕事内容
フリーランス看護師として行える仕事はさまざまですが、代表的なものを紹介します。
常勤看護師のヘルプ要員
病院の外来やクリニックなどに正規雇用されている常勤看護師の休暇時や、退職時など人手が足りない場合に一時的なヘルプ要員となる働き方です。
即戦力としての働きを求められることが多いですが、一定年数以上の病院勤務の経験があるなど、しっかりとスキル・技能が身に付いていると、どの職場でも活躍できます。
末永
特に慢性的に人手不足にある現場の場合は、歓迎されやすいですよ。
また、通常の病院勤務と違い、合わないと感じた職場はすぐに変えることができるのも良いところですね。
訪問看護
訪問看護は、利用者の自宅や施設に看護師が訪問し、医療サービスを提供する働き方です。
仕事内容は健康状態の観察、病状悪化の防止・回復、療養生活の相談とアドバイス、リハビリテーションなど多岐に渡り、利用者やその家族の医療支援や、主治医や介護員(ヘルパー)などの他職種との連携などが主な仕事内容です。
末永
近年は高齢化や在宅医療ニーズの高まりから訪問看護を担う看護師不足が続いていて、フリーランス看護師の活躍する場は多いですね。
健診・検診センター
学校や企業で実施される定期健診、および健診・検診センターにおいて、事前問診や、計測・採血などを担います。
病院勤務の看護師と比較すると、残業や夜勤が少ない傾向にあり、ワークライフバランスを重視する人にとって人気の働き方です。
末永
また、仕事量も通常の看護師より圧倒的に少なく、面倒な人間関係もないので、体力的・精神的なストレスは抱えづらいですね。
イベントナース
イベントナースは、コンサートやイベント会場に設置される救護室・医務室で、簡単な応急処置や体調不良者の看護などを行います。
末永
イベントスケジュールに合わせた働き方になるので、業務時間の融通は効きにくいものの、求人サイトでは多く募集があります。
単発の仕事として働きたい人に向いていますね。
以下にイベントナースに関する記事を載せておくので、興味のある人は参考にしてみてください。
ツアーナース
ツアーナースは旅行会社の主催する国内外ツアーや、移動教室・遠足・修学旅行などの学校行事に看護師として付き添い、参加者の健康管理や突発的な病気・ケガに対する看護サポートを担います。
ツアーに帯同することになるので、数日間拘束されてしまいますが、期間限定でまとめて働きたい人に向いています。
末永
ツアーナースは、イベントナースに比べて給与が高いので、拘束時間が長いことに抵抗がなければおすすめですね。
研修や学会のスタッフ
看護師として高度なスキル・技能がある場合は、研修や学会スタッフとして働く方法もあります。
医療の現場に直接携わるわけではないですが、全国でさまざまな研修・学会が開催されているので、働くチャンスは多いです。
また、専門性や豊富な業務経験を活かして講師となれば、大幅に報酬アップにつなげられます。
末永
看護師としての知識・技能が成熟しており、体を使って働くよりも頭を使って働きたい人におすすめの働き方ですね。
医療系ライターや監修者
紙媒体やWebメディアで医療ライターや監修者として働く方法もあります。
働く時間や場所を選ばず、融通が利きやすいのがメリットで、他の仕事と掛け持ちしながら働く人も多いです。
末永
医療系の記事は高い専門性を求められるので、看護師資格保有者は一般ライターと比較すると高単価になりやすく、継続的に仕事を受注できると、安定した収入が得られますよ。
フリーランス看護師のメリット・デメリット
働き方の多様化の影響で、フリーランス看護師を目指す人も増えつつあります。
自分にあった働き方かどうかを判断するためには良い点と悪い点の両面を正しく把握することが重要です。
ここでは、フリーランス看護師のメリット・デメリットを紹介します。
フリーランス看護師のメリット
フリーランス看護師の働き方はさまざまで、自分の希望条件に合わせて働き方を自由に選ぶことができます。
仕事とプライベートを両立したい人や、主体的にキャリア開発を進めたい人も、幅広い選択肢から自分にピッタリの自由な働き方を見つけられるのがメリットです。
また、常勤看護師のように職場環境の人間関係に悩みにくいのもメリットとして挙げられます。
基本的にフリーランス看護師は短期間のヘルプ要員として働くため、人間関係が固定されません。
同僚の看護師や他の医療スタッフの中に合わない人がいたとしても、「期間限定だから」と割り切りやすいので、ストレスを軽減できます。
末永
高い専門性を活かしながら、高度なスキルの求められる現場で働いたり、研修講師として後進育成に努めたりと、自分の頑張り次第で高収入につながりやすいのも大きなメリットですね。
フリーランスでは自分の頑張りが「収入」として目に見える形で反映されるので、達成感を得られやすく、仕事に対するモチベーションアップにもつながります。
フリーランス看護師のデメリット
フリーランス看護師は常勤看護師のように安定した収入が得られるとは限りません。
仕事を得るために自分から動く必要があり、報酬も仕事によってまちまちなので、収入の多い月もあれば少ない月もあるように、毎月の収入が不安定になる傾向にあります。
また、組織の一員として働く場合は与えられた仕事をこなすだけで良かったところが、フリーランス看護師の場合は全て自分1人で行わなければなりません。
仕事の受注からスケジュール管理、書類の作成など看護師としての医療提供とは異なる業務も多いので、営業力やコミュニケーション能力、自己管理能力など幅広いスキルが求められます。
末永
他にもフリーランスならではのデメリット・注意点として、「社会保障が少ない」「税金や保険は自分で手続きが必要」「社会的信用度が低い」「不規則な生活になりやすい」などもあります。
メリットが注目されやすいですが、フリーランス看護師を目指す場合はデメリットも正しく把握しておく必要がありますね。
フリーランス看護師を目指す際の注意点
フリーランス看護師を目指すにあたって、あらかじめ理解しておくべき注意点を4つ紹介します。
フリーランスとしての知識を身につける必要があること
フリーランス看護師になるには、看護師としての知識だけでなく、契約や社会保険、税金などフリーランスとして仕事をする上で必要な知識を身につける必要があります。
たとえば、以下のような知識が必要です。
- 健康保険・国民年金の切り替え
- 開業届・青色申告承認申請書の提出
- 屋号の決定
- 事業用の口座作成
- 事業用メールアドレスの作成
- 名刺の作成
- 確定申告の実施
- 小規模企業共済制度への加入検討
末永
通常の病院勤務であれば病院側がしてくれていたことを、フリーランス看護師になると全て自分で行う必要があります。
フリーランスで働きたいからとすぐに独立するのではなく、独立する際の注意点も考慮に入れながら検討するようにしましょう。
収入が不安定、社会保障が手薄なこと
フリーランスという働き方は、働く時間や場所を自分でコントロールしやすく、自分の頑張り次第で収入を大きく増やせる可能性がある点などが魅力です。
一方で、収入が不安定だったり、組織の一員として働く場合と比べると社会保障が手薄になります。
たとえば、社会保障でいうと、会社員として組織で働く場合に受け取れる失業給付金や育児休業給付金、介護休業給付金、傷病手当金、厚生年金・企業年金は受け取れません。
そのため、病気やケガによる出費や生活費不足に備えて、医療保険・就業不能保険などの民間保険を見直したり、収入ダウンに備えて、当面の生活費をカバーできるだけの予備資金を蓄えておくなどの対策を検討しましょう。
社会的信用が下がること
フリーランス看護師になると、組織の一員として働くよりも社会的信用が下がってしまいます。
それにより、クレジットカードの契約や、金融機関によってはローンの審査が通らないといったケースも多くあります。
直近でクレジットカードや住宅ローンの申込を考えている場合は、独立前に済ませておくようにしましょう。
営業力・コミュニケーション力が必要なこと
フリーランス看護師として継続的に仕事を受注していくためには、営業力やコミュニケーション力は欠かせません。
特にフリーランス看護師として仕事を始めたころは実績も少なく、なかなか受注に至らないこともあります。
前向きに営業活動を続けながら、一つ一つの仕事を確実にこなしていくことが重要です。
フリーランス看護師の年収相場
フリーランス看護師の年収相場は、400万円~600万円程度といわれています。
どのくらい仕事を受けるかによって大きく年収額は異なりますが、平均年収としては病院勤務の看護師と同程度の年収額です。
ただ、フリーランスは本人の頑張り次第で年収額を大きく増やすことは可能であり、実際に年収が1000万円を超えるフリーランス看護師もいます。
参考として、2024年1月時点の求人サイト「看護師ワーカー」のデータを元に、看護師の働き方ごとに平均年収を紹介します。
施設/勤務形態 | 平均年収 |
---|---|
フリーランス看護師 | 400~600万円+α |
病院勤務 | 437万円 |
クリニック勤務 | 409万円 |
介護関連施設勤務 | 394万円 |
訪問看護勤務 | 423万円 |
企業勤務 | 415万円 |
看護師の年収について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
フリーランス看護師に向いている人の特徴
フリーランス看護師は自由な働き方が魅力ですが、全ての人におすすめできるわけではありません。
ここでは、フリーランス看護師に向いている人の特徴について紹介します。
フリーランス看護師に向いている人の特徴は以下の通りです。
それでは、それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
向上心がある
フリーランス看護師には、向上心を持って挑戦し続けられる人が向いています。
というのも、フリーランス看護師として生計を立てていくには、キャリアアップのための勉強が必要不可欠です。
仕事時間とは別に勉強時間を確保し、看護師としての知識・技術を磨いて、自分から主体的に仕事を取っていかなければいけません。
末永
常に向上心を持って、コツコツ努力できない人はフリーランス看護師として生きていくのは難しいですね。
自己管理能力がある
自己管理能力がある人もフリーランス看護師に向いています。
仕事の受注、スケジュール管理、書類作成、確定申告など、通常では病院側がやってくれることを全て自分でこなさなければいけません。
また、働かなければいけない日数や時間が決まっているわけではないので、自分を律することができないと、自堕落な生活に陥る可能性があります。
末永
フリーランスという働き方は、全て自己責任です。
看護師に関わらず、フリーランスにとって自分自身を上手に管理できるかどうかは重要な要素です。
業務経験が十分にある
業務経験が十分にある人もフリーランス看護師には向いています。
フリーランス看護師は、即戦力としての活躍を求められるのと、手厚い研修・教育制度は期待できないので、看護師としての専門性や業務経験は重要になります。
業務経験があればあるほど、フリーランスとして行える仕事の幅は広がります。
末永
看護師としての業務経験が不足しているのなら、まずは病院・クリニック勤務などで実績を積んだうえで、フリーランスのキャリアを検討するのが良いでしょう。
末永
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フリーランスに興味があって、自分がフリーランス看護師に向いているなと思う人はぜひ看護師に特化した転職サイトやエージェントに登録してみてください。
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フリーランス看護師の求人の探し方
フリーランス看護師の求人はどのようにして探すべきなのかを悩む人も多いと思います。
ここでは代表的な探し方を3つ紹介します。
看護師向け転職サイト・エージェントを利用する
まずは看護師に専門特化した転職サイトやエージェントに登録し、常勤以外の看護師求人を紹介してもらう方法です。
特に、転職エージェントの場合は、看護師の転職やキャリアを熟知したキャリアアドバイザーがフリーランス看護師に関してアドバイスがもらえます。
末永
転職エージェントはフリーランスとしての働き方を目指す場合も、常勤看護師として転職する場合も、力強いパートナーとしてキャリア開発を支援してくれる存在です。
末永
さらにスキルアップを目指したい、今の職場環境に不満があるなど、独立・転職を検討している場合、まずは転職サイト・転職エージェントに登録して情報収集から始めましょう。
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- 病院以外の働き方や今後の看護師としてのキャリアについても相談可能
看護師におすすめの転職サイト・エージェントランキングや転職ノウハウは下記の記事で詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
クラウドソーシングサイトに登録する
クラウドソーシングサイトは仕事を発注したい企業・個人が、インターネットを通じて仕事を依頼するためのWEBサービスで、仕事への応募やスカウトを受けることができます。
看護師資格を保有していると、医療分野のライターや監修者としての仕事を受注できる可能性があります。
自分の得意分野を中心に仕事を受注することもできるので、自分の価値や専門性を高めながら、新たな分野にも挑戦できますよ。
ハローワークを活用する
ハローワークでも看護師求人を探すことが可能です。
また、フリーランス看護師として独立する場合に、失業保険や再就職手当を受け取る際にもハローワークで手続きが必要となります。
フリーランス看護師としての働き方を検討している場合は、1度ハローワークに相談に行くのが良いでしょう。
フリーランス看護師に関してよくある質問
フリーランス看護師を検討している人が疑問に感じやすい内容をQA形式で紹介します。
フリーランスとしての独立を検討している看護師はぜひ参考にしてみてください。
フリーランス看護師と派遣看護師の違い
転職者
フリーランス看護師と派遣看護師は何が違うのですか?
末永
フリーランスは個人事業主として依頼元ごとに業務委託契約を締結して活動する働き方、派遣は派遣会社と雇用契約を結び派遣先病院などで業務をする働き方です。
一時的に病院やクリニックの人材不足を補填する要員として活躍するのは同じですが、派遣看護師は派遣会社の社員として働くため、ひと月あたりの基本給は決まっています。
対して、フリーランス看護師の場合は依頼ごとに報酬額を設定します。
末永
ほかにも、派遣看護師は「派遣会社が派遣先を探してくれる」「社会保険や税金は派遣会社社員として実施される」のに対して、フリーランス看護師は「自分で好きな仕事先・仕事内容を選択できる」「確定申告が必要」などの違いもあります。
フリーランス看護師は自由な働き方はできるのか
転職者
フリーランス看護師は自由な働き方ができますか?
末永
労働日数/労働時間、働く時間や場所、取引先を自由に選択できるという意味では、フリーランスは自由な働き方といえるでしょう。
ただ、仕事を得るために能動的に行動し、自己管理を徹底しなければならないので、不安定さや窮屈さを感じる人もいます。
向き不向きがあるので、フリーランスとしての働き方はメリット・デメリットを理解しておくことが重要ですよ。
在宅で働けるフリーランス看護師の仕事はあるのか
転職者
フリーランス看護師として在宅勤務ができる仕事はありますか?
末永
フリーランス看護師は医療現場で働く仕事が多いので、基本的には病院やクリニック、イベント会場で仕事をします。
ただ、医療ライターや監修者として働く場合や、医療相談・問い合わせ対応、治験コーディネーターなど一部の仕事では在宅勤務も選択できるようです。
フリーランス看護師と聞くと、いまいちピンとこない人もいるかもしれませんが、実際にフリーランス看護師として働いている人は多くいます。
他の職種のフリーランスと同様、働く場所や時間を自由に決められるので魅力的な働き方として注目されていますね。