
フリーランス看護師とは?メリット・デメリットや仕事内容を徹底解説!
フリーランス看護師として自由な働き方をしたい人に向けて、フリーランスとして働くメリット・デメリット、仕事内容を現役転職エージェントが徹底解説します!
また、フリーランス看護師に向いている人、年収相場も紹介します。
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看護師はフリーランスとしても働ける
看護師がフリーランスとして働くことは可能です。
フリーランスの看護師とは、病院やクリニックなど特定の組織に所属せず、自分の技術を提供しながらさまざまな医療関連施設で働く看護師のことです。
エンジニアやデザイナーと同じく、働く時間や場所を自分で決めやすい働き方として注目されています。
似た働き方に派遣看護師がありますが、契約の形が違います。主な違いを表にまとめました。
| 項目 | フリーランスの看護師 | 派遣看護師 |
|---|---|---|
| 契約 | 依頼元と業務委託契約を結ぶ | 派遣会社と雇用契約を結ぶ |
| 報酬 | 依頼ごとに設定 | 派遣会社の給与規定で決まる |
| 社会保険・税金 | 自分で手続き | 派遣会社が手続き |
| 仕事の選び方 | 自分で選んで契約 | 派遣会社が紹介 |
個人事業主として仕事を1件ずつ請け負うのがフリーランス、派遣会社の社員として働くのが派遣看護師です。

フリーランスとして働く看護師もいて、単発派遣から試すケースがよくありますね。
いきなり独立せず、まずは単発の仕事で相性を確かめてみるのも安心ですよ。
フリーランスの看護師の仕事内容
フリーランスの看護師として働ける仕事はさまざまです。主な仕事を7つ紹介します。
常勤看護師のヘルプ要員
病院の外来やクリニックで、常勤看護師の休暇や退職で人手が足りないときに、一時的なヘルプ要員として働きます。
即戦力として扱われる場面が多いので、一定年数以上の病院勤務で身についたスキルがあると、どの職場でも活躍できます。
実際の働き方は次のようなイメージです。
外来の午前診のみ週2日入る
退職者の補充が決まるまでの期間だけ働く
健診シーズンなど忙しい時期だけ手伝う
慢性的に人手不足の現場では歓迎されやすく、合わないと感じた職場を変えやすいのも常勤勤務にはないメリットです。
単発派遣やアルバイトの働き方は、以下の記事で詳しく解説しています。
訪問看護
訪問看護は、利用者の自宅や施設を訪問して医療サービスを提供する働き方です。
訪問看護では、主に次の業務を担当します。
健康状態の観察と病状悪化の防止
療養生活の相談やアドバイス
リハビリテーションの支援
主治医やヘルパーなど他職種との連携
利用者本人だけでなく、家族への医療支援や他職種との調整も大切な仕事です。
健診・検診センター
学校や企業の定期健診、健診・検診センターでの事前問診や計測・採血を担当します。
健診では、主に次の業務を任されます。
問診票の確認と事前問診
身長・体重などの計測
採血や血圧測定
病院勤務と比べて残業や夜勤が少なく、仕事と生活の両立を大切にしたい人に人気があります。
イベントナース
イベントナースは、コンサートやイベント会場の救護室で、応急処置や体調不良者の看護を担当します。
イベントナースの仕事の特徴は以下のとおりです。
単発・1日だけの案件が多い
イベントの開催スケジュールに合わせて働く
応急処置や休養の付き添いが中心
開催日に合わせた働き方になるため時間の融通はききにくいものの、求人サイトでは募集が多くあります。
イベントナースの仕事内容は、以下の記事で詳しく解説しています。
ツアーナース
ツアーナースは、旅行会社のツアーや修学旅行などの学校行事に付き添い、参加者の健康管理や急な病気・ケガの看護を担います。
ツアー中は数日間拘束されますが、期間限定でまとめて働きたい人に向いています。
ツアーナースが働く時期の目安は以下のとおりです。
- 修学旅行や移動教室が集中する春と秋は募集が増えやすい
- 学校行事の同行は平日の宿泊が多く、日程の融通がきく人に向いている

ツアーナースは宿泊を伴うぶん拘束時間が長いので、日程に余裕がある人に向いていますよ。
研修や学会のスタッフ
看護師として高度なスキルがある場合は、研修や学会のスタッフとして働く方法もあります。
医療の現場に直接携わる仕事ではないものの、全国で研修や学会が開かれているので働く機会は多くあります。
研修・学会関連で請け負う仕事の例は以下のとおりです。
研修会場での運営補助
学会での受付や進行のサポート
専門分野を教える講師やセミナー登壇
豊富な業務経験を活かして講師になれば、報酬を上げることもできます。
医療系ライターや監修者
紙媒体やWebメディアで、医療系ライターや監修者として働く方法もあります。
たとえば次のような仕事を請け負えます。
看護・医療分野の記事の執筆
記事や書籍の医療監修
オンラインでの医療相談への対応
働く時間や場所を選ばず融通がききやすいので、他の仕事と掛け持ちしながら働く人も多いです。

ライターや監修の仕事を探すサイトで、看護師資格や臨床経験、対応できる分野を登録しておくと、依頼を受けやすくなりますよ。
継続して受注できると、在宅でも安定した収入につながりますよ。
在宅でできる看護師の仕事は、以下の記事でも詳しく紹介しています。
フリーランスの看護師の年収相場
フリーランスの看護師の年収は、受ける仕事の量と単価で決まります。
毎月決まった給与はないので、常勤看護師より稼ぐ人もいれば、収入が下がる人もいます。
比較の目安として、常勤で働く看護師全体の平均年収と時給を紹介します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 看護師の平均年収(一般労働者) | 524.7万円 |
| 1時間あたり賃金(一般労働者・賞与込み) | 2,699円 |
| 時給(短時間労働者) | 1,933円 |
出典:厚生労働省「job tag 看護師」(令和7年賃金構造基本統計調査・2026年7月時点)
上の数値はフリーランスではなく、常勤を中心とした看護師全体の平均です。単発派遣や非常勤の時給は、短時間労働者の時給が目安になります。
フリーランスの看護師が請ける単発・非常勤の案件は、仕事の種類ごとに報酬の目安が違います。
| 仕事の種類 | 報酬の目安 |
|---|---|
| 健診・検診(採血・問診) | 時給1,500〜2,000円/日給10,000〜16,000円 |
| イベントナース | 日給10,000円前後(8,000〜15,000円) |
| ツアーナース | 日給10,000〜15,000円 |
| 医療系ライター・監修 | 文字単価1〜3円(資格・専門で5円以上)/監修1件20,000円〜 |
看護師専門の求人サイトで公開されている単発・非常勤案件の募集条件をもとにした目安です(2026年7月時点)。
案件や地域、経験によって幅があります。
フリーランスは働く日数を自分で決められるぶん、収入は安定しません。独立前に生活費の見通しを立てておくと、収入が少ない月も慌てずにすみます。

単発の仕事だけだと収入の波が大きいので、定期契約の案件を1つ持っておくと安定しますよ。
講師業や訪問看護の掛け持ちで、常勤時代より収入を増やす人もいます。
看護師の年収事情は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
フリーランスの看護師のメリット・デメリット
フリーランスという働き方が自分に合うかを判断するには、良い面と悪い面の両方を知っておくことが大切です。
フリーランスの看護師のメリット
フリーランスの看護師は、自分の希望条件に合わせて働き方を選べます。
フリーランスの看護師の主なメリットは以下のとおりです。
- 働く時間・場所・仕事内容を自分で決められる
- 人間関係が固定されず、職場の悩みを引きずりにくい
- 頑張りが収入に反映されやすい
仕事とプライベートを両立したい人も、収入を増やしたい人も、幅広い選択肢から自分に合う働き方を選べます。
短期間の契約が中心なので、人間関係が固定されないのも利点です。合わない人がいる職場でも、期間限定と割り切れます。
フリーランスの看護師のデメリット
フリーランスの看護師は、常勤看護師のように安定した収入が得られるとは限りません。
報酬は仕事によってまちまちで、収入の多い月も少ない月もあります。主なデメリットは以下のとおりです。
- 毎月の収入が安定しない
- 失業給付や傷病手当金などの社会保障が手薄になる
- 社会的信用が下がり、ローンやカードの審査に通りにくくなる
- 仕事の受注から確定申告まで全部1人でこなす必要がある
会社員なら受け取れる失業給付金や傷病手当金、厚生年金は、個人事業主になると対象外です。

病気やケガで収入が止まるリスクには、民間の就業不能保険などで備える方法がありますよ。
保障の穴を埋める準備をしてから独立すると、落ち着いて仕事を選べます。
フリーランスの看護師になる方法
フリーランスの看護師になるのに、看護師免許のほかに特別な資格はいりません。ただし、退職やお金まわりの手続きは必要です。
独立までの流れを、4つの手順に分けて解説します。
働き方を決めて情報収集する
まずは、どの仕事でどれくらい働くかを決めます。訪問看護が中心か、単発の仕事を組み合わせるかで、準備も収入も変わるためです。
看護師向けの求人サイトに登録すると、単発・非常勤の案件数や単価を実際に確かめられます。
情報収集の段階で確かめておきたいのは以下の点です。
希望する仕事の求人数と単価
住んでいる地域に案件があるか
募集が増える時期と少ない時期
生活費と案件の見込みを計算する
独立の前に、当面の生活費と、見込める収入を計算しておきます。フリーランスは、収入が入るまでに時間がかかることもあるためです。
退職前に済ませておきたい準備は以下のとおりです。
当面の生活費の確保
クレジットカードやローンの契約
継続して受けられそうな案件の確保
クレジットカードや住宅ローンの契約は、審査に通りやすい在職中に済ませておくと安心です。
退職して保険・年金を切り替える
退職したら、健康保険と年金の切り替え手続きを行います。会社員と違い、手続きはすべて自分で進めます。
退職後に自分で行う主な手続きは以下のとおりです。
国民健康保険への加入、または健康保険の任意継続
厚生年金から国民年金への切り替え
離職票など退職時の書類の受け取り
切り替えの手続き先は住んでいる市区町村です。期限が決まっているので、退職後は早めに済ませてください。
開業届を提出して確定申告に備える
事業として続けるなら、税務署に開業届を提出します。様式は国税庁の「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」のページから入手できます。
ただし、失業保険を受け取ってから独立したい人は、開業届を出す時期に注意してください。開業した時点で、失業状態とは見なされなくなります。
あわせて青色申告承認申請書を出し、e-Taxでの申告など要件を満たすと、最大65万円の青色申告特別控除が受けられます。
出典:国税庁「No.2072 青色申告特別控除」(2026年7月時点)
開業にあわせて準備しておくと便利なものは以下のとおりです。
屋号と事業用の銀行口座
仕事用のメールアドレスと名刺
会計ソフトなど確定申告の準備
小規模企業共済など退職金代わりの制度の検討
フリーランスの看護師に向いている人の特徴
フリーランスの看護師は自由度が高い一方で、全員に合う働き方ではありません。向いているのは以下のような人です。
向上心があり、勉強を続けられる人
スケジュールやお金の自己管理ができる人
看護師としての業務経験が十分にある人
フリーランスとして生計を立てるには、仕事とは別に勉強時間を確保して、知識と技術を磨き続ける必要があります。
仕事の受注からスケジュール管理、確定申告まで自分でこなすため、自己管理が苦手だと生活が乱れやすくなります。
また、フリーランスには常勤のような手厚い研修がありません。経験があるほど請けられる仕事の幅も広がります。

業務経験が足りないと感じるなら、まずは病院やクリニックで実績を積んでから独立を検討するのが安心ですね。
フリーランスの看護師の求人・案件の探し方
フリーランスの看護師の仕事は、主に3つの方法で探せます。
看護師向け転職サイト・エージェントを利用する
まずは看護師専門の転職サイトやエージェントに登録して、常勤以外の求人を紹介してもらう方法です。
派遣の仕事を探すならレバウェル看護(旧:看護のお仕事)派遣、幅広く求人を見るならマイナビ看護師のように使い分けができます。
転職サイト・エージェントに登録するとできることは以下のとおりです。
単発・非常勤など常勤以外の求人紹介
単価や条件の相場の確認
フリーランスの働き方を踏まえたキャリア相談
使うサービスで得られる情報が違うので、2〜3社の複数登録で比較すると選びやすくなります。
フリーランス向けの案件は、常勤の求人ほど表に出てこないため、自力では集めにくいです。看護師専門のサービスで比較してみてください。
| エージェント▼ | ポイント▼ | 公式サイト▼ |
|---|---|---|
看護roo!(カンゴルー)転職 | 累計利用者数60万人以上!10年以上運営で安心の実績! | 詳細 |
レバウェル看護(旧:看護のお仕事) | 求人票に載っていない職場のリアルがわかる!LINEで気軽に相談可能、求人数は6万件以上! | 詳細 |
マイナビ看護師 | マイナビだけの独占求人が多数!利用した看護師の満足度96%! | 詳細 |
看護師向けの転職サイト・エージェントの選び方は、以下の記事で詳しく比較しています。
クラウドソーシングサイトに登録する
クラウドソーシングサイトは、仕事を頼みたい企業や個人が、インターネット経由で不特定多数に依頼できるサービスです。
看護師資格があると受注しやすい仕事の例は以下のとおりです。
- 医療・健康分野の記事の執筆
- 記事や広告の医療監修
- 医療系アンケートやインタビューへの協力
得意分野を中心に受注すれば、専門性を高めながら新しい仕事にも広げていけます。
ハローワークを活用する
ハローワークでも看護師求人を探せます。地域の求人が中心で、職員に相談しながら選べます。
失業保険や再就職手当の手続きもハローワークで行うため、退職後に1度は足を運ぶ機会があります。
失業保険を受け取る場合は、以下の点に注意してください。
開業届を出すと失業状態と見なされず、受給できない場合がある
受給中に働いた日は申告が必要
細かい条件は管轄のハローワークで確認する

開業届を出す時期によっては、失業保険の対象外になることがあります。
退職から開業までの流れは、退職前にハローワークで確認しておくのが確実ですよ。
看護師の失業保険のもらい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
フリーランスの看護師に関してよくある質問
フリーランスの看護師を検討している人からよくある質問に答えます。
フリーランスの看護師は自由な働き方ができますか?
働く日数や時間、仕事先を自分で選べるという意味では自由な働き方です。
ただし、仕事を得るには自分から営業する必要があり、収入の不安定さを窮屈に感じる人もいます。
メリット・デメリットの両方を知ったうえで検討してみてください。
在宅で働けるフリーランスの看護師の仕事はありますか?
医療系ライターや記事監修、オンラインでの医療相談などは在宅で働けます。
ただし、フリーランスの看護師の仕事は病院やイベント会場など現場で働くものが中心です。
在宅の仕事だけで生計を立てたい場合は、実績を積んで継続的な依頼を受けられるようにする必要があります。
フリーランスの看護師から常勤に戻ることはできますか?
常勤の看護師に戻ることは可能です。
看護師の求人は全国で多く、臨床経験があれば再就職先を見つけやすいです。
ブランクが長くなると採用で不利になりやすいので、単発の仕事などで臨床スキルを保っておくと安心です。
フリーランスの看護師への独立は情報収集から始めよう
フリーランスの看護師は、働く時間や場所を自分で決められる一方、収入や社会保障のリスクを自分で背負う働き方です。
紹介した仕事内容や年収の目安、独立までの手順をもとに、自分に合う働き方かを判断してみてください。
いきなり独立するか迷う場合は、在職のまま情報収集を進めて、収入の見込みが立ってから決めても遅くありません。
看護師専門の転職サービスは無料で使えるので、まずは求人と単価の情報収集から始めてみてください。
看護師の転職に特化したサービス
累計利用者数60万人以上!
迷ったら登録すべき転職サイト。
おすすめポイント
- 東証プライム市場上場会社が運営の安心感
- 2009年から運営!サービス開始から10年以上の実績
- 高年収、年間休日130日以上、日勤のみなど、様々な求人を保有
6万件以上の求人数を保有!医療機関やクリニックなど全国の求人を取り扱い。
おすすめポイント
- LINEで気軽に相談可能
- 職場環境の情報収集に強みあり。長く働ける職場を探したい人におすすめ
- 情報収集だけでも利用可能
利用した看護師の満足度は業界トップクラス!
求人数も豊富で非公開求人を数多く取り扱っています。
おすすめポイント
- 利用した看護師の満足度96%!
- 現場の看護師さんからヒヤリングしたリアルな情報が知れる
- 医療系転職サービスを複数展開しているので信頼できる
看護師の働き方やキャリアについては、あわせて以下の記事も参考になります。












