20代で次の仕事決まってないけど辞めるのはアリ?リスクを転職のプロが解説

次の仕事決まってないけど辞める 20代

    20代で次の仕事が決まってないけど辞めるのはあまりおすすめしません。転職活動が不利になってしまったり、ミスマッチに繋がってしまう可能性が高くなるためです。

    そこで本記事では転職のプロがリスクや転職を成功させる方法を紹介します。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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【結論】20代は次の仕事が決まってから退職すべき!

転職エージェント末永 末永

結論から言うと、20代だとしても次の仕事が決まってから転職すべきです。

転職エージェント末永 末永

正直20代は第二新卒として需要があるため、転職しやすい年齢です。

ただ、明確な転職理由やキャリアプランがない状態で転職しようとすると、転職に失敗してしまう可能性が高くなります。

令和2年度転職者実態調査

出典:厚生労働省「令和2年度転職者実態調査

転職活動にかかる期間

20代の転職活動にかかる期間は、以下の表にある通り1か月未満~4か月未満が多くを占めています。

一方で、10か月以上かかるケースもあり、その場合転職にかかる期間が長くなるため様々なリスクが発生しまいます

無職の期間ができると、どのようなリスクやデメリットがあるについては後ほど説明します。

以下の記事ですぐに会社を辞めたり、スキルがない20代で転職を成功させる方法や仕事を辞めたい時の対処法について解説しているので合わせて読んでみてください。

20代が次の仕事を決める前に辞めてはいけない理由

次の仕事が決まっていない状態で今の会社を辞めることは様々なリスクが付きまといます。

本パートでは、20代で次の仕事が決まる前に辞めてはいけない理由について解説していきます。

離職期間が長すぎると転職で不利になる

離職期間が長すぎる場合、いくらポテンシャルで採用されやすい20代とはいえ、転職活動に不利に働く可能性が高いです。

「行きたい会社が見つからない」「内定がもらえない」などの理由で離職期間が長引いてしまうと、面接官に計画性がない人や働く意欲が低い人と思われてしまいます。

転職エージェント末永 末永

採用には多額のコストが掛かるため20代だからという理由だけでは採用してもらえません。

「長く働いてくれそうか?」「活躍しそうか?」「自分のキャリアを考えているか」などをチェックしています。

そのため、勢いで仕事を辞めてしまうと定着や活躍の観点で懸念を与えてしまうので、働きながら転職活動を進めるのがおすすめです。

また、「離職期間中何をしていたのか」は必ず面接で聞かれるため、きちんと答えられるようにまとめておきましょう。

もちろん、病気の治療などやむを得ない事情がある場合は、面接官も理解してくれるので、きちんと説明しましょう。

焦りから転職先を妥協してしまう

次の職場を決める前に辞めてしまうと、選考が上手く進まず、転職先がなかなか決まらなかった時に、焦って妥協して転職先を決めてしまう可能性があります。

「早く転職先を見つけたい」という焦りの気持ちが先行してしまうと、「行きたい会社」ではなく「今行ける会社のなかで一番条件が良い会社」という基準で転職先を判断してしまいます。

条件面のみで転職先を決めてしまうと、入社後に業務面でのミスマッチが発生しやすく、再び転職したいと悩んでしまうリスクがあります。

焦っている状態では、本来の転職目的を見失ってしまうため注意が必要です。あらためて何のために転職するのか、転職して何を実現したいのかを明確にしましょう。

金銭的に余裕がなくなる

仕事を辞めてから転職活動をすると、当たり前ですがその期間の収入はなくなってしまいます。

次の転職先が決まるまでは収入がないため、これまでの貯金を切り崩して生活することになります。

しかし、転職活動が長引けば長引くほど、金銭的な余裕がなくなってしまいます。そして、この金銭的な余裕のなさも、先ほどお伝えしたような焦りにつながってしまうのです。

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20代の転職活動期間は1か月~4か月が多くを占めています。

しかし、その時の転職市場や企業の採用動向に左右されるため、一概に「このくらいの期間で転職できる!」とは言えません。

きちんと自分に合った仕事を選ぶには余裕がある中で転職した方がいいのです

【例外】20代で次の仕事を決めずに辞めてもいい人

ここまで20代は「次の仕事を決めてから転職すべき」とお伝えしてきましたが、次の仕事を決める前に辞めてもいい人もいます。

辞めてもいい人の特徴

  • 心身ともに疲弊している
  • ブラック企業で働いている

メンタルヘルス不調に陥ってしまっていたり、残業過多やハラスメントの横行など労働環境が悪すぎる場合は、次の仕事が決まっていなくても辞めてしまって構いません。

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なぜなら、メンタルヘルス不調は放置しても改善することがないためです。

状況が悪くなってから休んで治療に専念しても、復帰するまでには時間が掛かってしまいます。

また、不調のまま仕事をしてもうまくいかず、余計にストレスを抱えることになりかねません。

残業過多やハラスメントの横行などの労働環境の悪さは、あなたのせいではなく組織やマネジメントの問題です。あなた一人の力で解決することができるような問題ではないのです。

20代が次の仕事を決める前に辞めたい時の対処法

次の仕事が決まっていないけど、今の会社を辞めるべきか迷った時は、本パートで紹介する対処法を試してみてください。

一度しっかり休む

次の仕事が決まっていないのに、今の会社を辞めたくなるということは、それだけ心身が追い込まれている・疲弊している可能性があります。

人は、ストレスが過度に掛かってしまうと冷静な判断ができなくなることがあります。そのときの思いつきで物事を判断してしまい、ふと冷静になったときに後悔することがあるのです。

心身が追い込まれている、疲弊していると感じたときは、無理に働かずに休むことも大切です。有給休暇を使ってしっかりと休み、リフレッシュすることをおすすめします。

次の仕事決まってないけど辞めた人の話を聞く

次の仕事は決まっていないけど今の仕事を辞めたいと思った人は、次の仕事が決まっていない状態で会社を辞め、転職した同年代の人の話を聞いてみると良いでしょう。

今はインターネットやSNSなどが発達しているため、簡単に情報を集めることができます。しかし、リアルな声を聞くことで、インターネットなどの表面的な情報からはイメージしにくかった、会社を辞めたときのメリット・デメリットをイメージしやすくなります

また、成功談だけを聞くのではなく、失敗談も聞くことも大切です。成功談だけを聞くと、メリットだけが強調されてしまい、デメリットが見えにくくなります。失敗談を聞くことで、デメリットも明確になり、より正確な判断材料とすることができるのです。

ただし、相手の話はあくまでも他人の価値観に基づくものです。鵜呑みにすることなく、一つの参考として捉えましょう。

辞めるメリット・デメリットを比較する

次の仕事が決まっていないけど今の会社を辞めても良いのか迷っているときは、それぞれのメリット・デメリットを比較してみてください。

メリットの例としては「転職活動に専念できる」「今抱えている仕事のストレスから解放される」などが挙げられます。

一方、デメリットの例としては「収入が途絶えるため経済的な不安がある」「転職先が見つからず離職期間が長くなると選考に不利になる」などが挙げられます。

転職はあなたの人生の分岐点です。「上司と合わない」「仕事がつまらない」などの一時の感情で判断してしまうと、後になって後悔してしまうことがあります

メリット・デメリットを比較し、あなたにとって会社を辞めるべきか残るべきかを冷静に判断することが大切です。

全て会社や上司が悪いと思ってないか自問自答する

次の仕事が決まっていないのに今の会社を辞めたいと悩んでいる人は、辞めたい理由が全て他責になっていないか自問自答してみてください。

全て会社や上司が悪いと思って転職したとしても、原因に対してあなたが解決するための行動していないので、転職先の会社でも同じ状況に直面してしまう可能性が高いです。

もちろん、残業過多やハラスメントの横行など上司のマネジメント能力や会社の管理が悪いケースも存在します。

しかし、「上司と合わない」「仕事がつまらない」など、あなたの行動一つで改善できる可能性があることも全て他責にしてしまうと、転職先で同じ状況に直面したときに再び転職したくなってしまうのです。

他人を変えることは困難です。あなたの行動一つで物事がうまくいくこともあるので、全て他責で考えず、あなた自身で改善できることはないか内省することが大切です。

社内異動ができないか相談する

今の会社を辞めたいと悩んでいる理由が、会社そのものではなく、あなたが配属されている職場にある場合、社内異動ができないか相談するのも一つの手です。

転職活動は「自分の評価や人間関係をリセットできる」などのメリットがある一方、「年収が下がる可能性がある」などのデメリットがあります。

デメリットを考えた場合、転職をせず社内異動をすることでリスクを回避することができるのです。

プロに相談する

次の仕事が決まっていないのに今の仕事を辞めるべきか迷った時は、仕事を辞める前に一度キャリアのプロに相談してみてください。

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いくら20代の転職難易度は低いとはいえ、納得感があり、あなたに向いている仕事でないと、スキルが身に付く前に離職を繰り返してしまう可能性があります。

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また、20代の今は良くても将来スキルのない30代になってしまうと、なかなか転職先が見つからず、キャリアアップや年収アップは格段に難しくなります

キャリアのプロに相談することで、今本当に辞めてもいいのか、辞めたとしても転職できそうかなどのアドバイスをもらうことができます。

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特にマジキャリというキャリアコーチングサービスがおすすめです。

キャリアコーチングサービスは、1対1でキャリアや転職の悩みのヒアリングや自己分析をおこないます。

徹底的な自己分析をすることで、あなたのやりたいことや強みを見つけ、あなたの悩みが解消される仕事や向いてる仕事は何かを一緒に見つけてくれるキャリア相談サービスです。

キャリアコーチングの中でも、特にマジキャリは転職に強みを持っています。

マジキャリを運営するアクシス株式会社は、転職エージェント事業も運営しているため、社内に転職知見が豊富にあります。

だからこそ、企業がどういう人材を求めているのか、20代はどのように転職を進めるべきかなど、転職ノウハウを活かして、転職サポートまでしてくれるので安心です。

30代は転職がかなり難しくなるので、転職しやすい20代のうちにマジキャリに相談して、次こそ自分に合った仕事に転職したくないですか?

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今なら無料面談を実施しているので、お早めにお問い合わせください。

仕事を辞めたい20代におすすめの相談先

  • マジキャリ
    キャリアの知見が豊富なコーチが理想のキャリアへの実現をサポート!

以下の記事では20代におすすめのキャリア相談先を紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

次の仕事を決めずに辞めた20代が転職を成功させるコツ

次の仕事が決まっていない状態で会社を辞めた人は、本パートで紹介する方法を実践して、転職を成功させてください。

ステップ1:自己分析をする

次の仕事は決まっていないけど今の会社を辞めた人は、自分を見つめなおす時間を十分に取れるはずです。そのため、まずは自己分析から始めてみましょう。

転職を成功させるための正しい手順は以下の通りです。

転職を成功させるための正しい手順

  1. 自己分析で自分の強みを見つける
  2. 強みを活かせる仕事は何かを考える
  3. 選考を受ける

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自己分析をすることであなたの「得意・不得意や強み・弱み」がわかります。得意なことや強みを活かした仕事は何かを考え、その結果活かせる仕事に就くことで、やりがいを感じながら働くことができるのです。

また、自己分析をすることで、あなたの価値観を再認識したり、将来ありたい姿について考えることもできます

将来ありたい姿が明確になると、どのような仕事に就くべきなのか、そのためにはどのような実績やスキルが必要なのかが見えてくるので、転職後にミスマッチを感じる可能性を低くすることができるのです。

以下の記事では転職に活かせる自己分析について紹介しています。

自己分析でお悩みの人は合わせて読んでみてください。

ステップ2:あなたに向いてる仕事を見つける

自己分析であなたの強みが見つかったら、次はその強みを活かせる仕事は何かを考えましょう。

あなたに向いている仕事に転職することで、強みを活かせる機会が増えます。強みを活かせるので成長のスピードも早くなるでしょう。

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成長スピードが上がることで、成果も次々と上げられるようになり、年収アップも可能です。また、あなた自身の市場価値を上げることができるので、再び転職を考えたときに、有利に進めることができます。

逆に、年収や福利厚生など目先の条件だけで決めてしまうと、業務内容など条件以外に不満を感じやすくなり、また会社に不満を感じ転職したくなってしまうリスクがあります。

転職先は目先の条件だけで決めることなく、あなた自身の強みを活かせる仕事は何か考えてから決めてください。

以下の記事では向いてる仕事がわからない人向けに対処法を解説しているので、こちらの記事も参考にしてみてください。

ステップ3:エントリーする

自己分析であなたの強みを活かせる、向いている仕事が見つかったら、実際にエントリーしましょう。

エントリーした後の流れは以下の通りです。

エントリーした後の流れ

  1. 書類選考
  2. 面接
  3. 合否の決定

採用担当者は、あなたの履歴書・職務経歴書を確認し、求めている人材像とマッチしているか、実績やスキルは十分にあるかなどをチェックします。

書類選考を通過できれば、面接です。面接回数や担当者は企業によって異なりますが、1次面接は採用担当者、2次面接は現場リーダーや役職者、最終面接は役員であることが多いです。

面接の結果を踏まえてあなたを採用するかどうかが決まり、見事採用となれば、企業より内定通知が送られます。以上が、エントリー後の大まかな流れです。

ステップ4:内定獲得後は改めて向いてる会社か判断する

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内定を複数獲得出来た場合、改めてどの会社が最もあなたに向いているのか確認しましょう。もちろん内定が1社のみでも、本当にあなたに向いているのか確認することが大切です。

内定獲得後は、安心感や転職活動からの解放感から浮き足立ってしまうことがあります。そして、内定を複数獲得出来た場合は、提示された条件が良い会社が「自分にとって良い会社」に見えてしまいがちです。

何度もお伝えしていますが、あなたにとって良い会社は「条件が良い会社」ではなく、「あなたに強みを活かせる会社」です

一度冷静になって、「この中で最も強みを活かせそうな会社はどこか」を考えましょう。

次の仕事が決まってないけど辞めた20代の体験談

ここでは口コミなどから、次の仕事が決まっていないけど今の会社を辞め転職した人の体験談を紹介します。

辞めてよかった:資格を活かしてすぐに転職できた

次の仕事決まってないけど辞めた20代の体験談1

特に次の仕事決まってないまま仕事辞めたけど、速攻で次のやつ決まってよかった 資格を持っていてよかった。

引用:X(旧Twitter)

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持っていた資格が転職に役立ったケースです。職種にもよりますが、資格の所持が必須のケースがあります。その場合、その資格を持っていることで選考を有利に進めることが可能です。

どちらでもない:人間関係が原因で働くこと自体に不安に感じる

次の仕事決まってないけど辞めた20代の体験談2

昨日で仕事を辞めた!

たった1ヶ月ちょっとしか働いてないけど、最後は少し楽しいと思えた。辞める決断早まったかな?ってちょっと思ったけど、やっぱりお局が無理だったから辞めて良かった。 やっぱり職場って人間関係大事。

次の仕事はまだ決まってないけど、働く事が不安。

引用:X(旧Twitter)

転職エージェント末永 末永

会社を辞めて良かったと思える一方、次の仕事で働くことに不安があるケースです。働くことに不安がある場合は、「なぜ不安に感じるのか」を明確にし、その不安を感じないためにはどうすれば良いのかを考えることが大切です。

辞めて後悔:転職先が決まらず自信をなくした

次の仕事決まってないけど辞めた20代の体験談3

次を決めずに退職届を出しました。一応今月いっぱいです。その間、有給休暇をとって、転職しようと思っていたのですが、なかなか決まらず...20代後半(30手前)の転職は厳しいのでしょうか? 管理栄養士の資格は持っていますが、社会人経験が浅く、さらに転職もこれで3回目です。 栄養士の経験とはいえ、つぎはぎで約3年… しかも、ほぼほぼ調理メインです。 一応、責任者もどきの期間はありますが… やはり難しいのでしょうか…? 段々と自信がなくなってきました…

引用:Yahoo知恵袋

転職エージェント末永 末永

転職先が見つからず自信をなくしてしまったケースです。焦ることなく、自分が持っているスキルや経験、実績などを整理し、どのようにアピールするかを考えることが大切です。

仕事を辞めたい20代におすすめの転職相談先

本パートでは、仕事を辞めたいと考えてる20代におすすめの転職相談先を紹介します。

転職エージェント

仕事を辞めたい20代は転職エージェントに相談してみるのも良いでしょう。

転職エージェントは、転職を希望する利用者一人ひとりに担当のキャリアアドバイザーがつき、転職に関する様々なサポートを提供します。

また、転職エージェントは転職サイトで公開されない非公開求人を持っていることがあります。非公開求人を紹介してもらうことで、転職先の選択肢を広げることが可能です。

また、面接の日程調整や条件交渉までを代行してもらうことができるので、転職活動に不安がある人にとっても転職エージェントの利用がおすすめです。

キャリアコーチング

仕事を辞めたい20代のキャリア相談先としておすすめなのがキャリアコーチングです。

キャリアコーチングは自己分析を通じて、あなたが向いている仕事は何かを一緒に見つけてくれるキャリア相談サービスです。また、転職を前提としていないので、全ての相談に対してフラットに対応してもらうことができます

次の転職先では失敗したくない人や、前向きに働きたいけどどの会社に行けばいいのかわからないと悩む人にとって、キャリアコーチングはおすすめの相談先です。

以下の記事では、キャリアコーチングについて詳しく解説しているので、キャリアコーチングに興味がある人はぜひ読んでみてください。

注意:ハローワークなど国営サービスには気を付ける

ハローワークなどの国営サービスを利用する場合は注意が必要です。

あなたに求人を紹介してくれるハローワークの職員のキャリア知見にはかなりのばらつきがあります。キャリアコンサルタントなどの資格を持っていない人や、転職やキャリアの経験の浅い人、パート職員ということもあります。

また、ハローワークは1日に数百人が利用する公共のサービスであるため、一人ひとりに掛けられる時間も限られ、十分なサポートを受けられないかもしれません。

あなたが手厚いサポートや、担当の相談員の質の高さを求めているのであれば、ハローワークなどの国営サービスはおすすめできません。

「なぜ転職先が決まる前に辞めたの?」面接での答え方

面接官から前職の退職理由を聞かれた際の回答のポイントは以下の2つです。

前職の退職理由を聞かれた際の回答のポイント

  • 結論はポジティブな内容にする
  • 一貫性を持たせる

転職エージェント末永 末永

きっかけや詳細はネガティブであっても、結論をポジティブな内容にすることで、前向きに取り組む姿勢をアピールすることができます。また、嘘で塗り固めた退職理由を話しても、最初と最後の辻褄が合わなくなり説得力に欠けるだけでなく、本音で話していないと思われる可能性があります

「転職を考えたきっかけは〇〇です。〇〇について考えた際に、もっと〇〇にしたいと思い転職することを決意しました。」というように一貫性を意識しながら話をまとめると良いでしょう。そして、話の内容にあなたの強みや価値観を添えられると尚良いです

面接で聞かれた時の回答例

紹介したポイントを参考に、実際の面接での質問例とそれに対する回答例を紹介します。

質問例

  • 今回転職を考えたきっかけや、経緯を教えていただけますか?
  • 今の会社や仕事への不満はどのようなものですか?

回答例

働き方を改善した上で、営業活動を支えられる事務職に挑戦したいと思ったからです。

前職では営業職に従事しており仕事自体はとてもやりがいを持っていたのですが、1日12時間以上の労働が長期間続いていたため転職先を見つける前に退職いたしました。

自身のキャリアを考えた際、長期的に働けるよう、働き方を整えたいと考えるようになったことが転職を考えたきっかけです。

一方で、営業としては「細かな情報を拾いながら、顧客の情報を整理すること」「後方から支援すること」を得意としておりました。

前職の経験を活かしながら、次は営業活動を支えられる事務職で会社や利益に大きく貢献したいと強く思うようになり、事務職を中心に転職活動を進めております。

次の仕事がまだ決まっていない20代はマジキャリがおすすめ

「次の仕事は決まってないけど、今の会社を辞めたい」

「次の仕事は自分に向いている仕事にしたい」

と考えている20代の人も多いのではないでしょうか。

転職エージェント末永 末永

あなたが会社や仕事内容に対して抱いている不満が大きい場合、次の転職先が見つかっていなくても会社を辞めたくなるのも無理はありません。

初めての就職で、条件や企業のネームバリューで入社先を選んでしまい、失敗したと後悔している人は、次こそ失敗したくないという思いも強いでしょう。

転職を失敗させないために大切なのが、自己分析であなたの強みを明確にし、強みを活かせる仕事を見つけることです。強みを活かせる仕事を見つけることで、やりがいを持って働ける可能性が高まり、前向きに働くことができるでしょう。

転職エージェント末永 末永

そして、次こそは向いている仕事に転職したいと考えている人におすすめの相談先がマジキャリです。

マジキャリの自己分析は、幼少期〜現在の出来事を振り返ります。徹底的な自己分析をおこなうので、表面上の強みではなく、原体験に基づいた強み・弱みの発見ができるのです。あなたに向いている、強みを活かせる仕事は何かがわかります。

マジキャリでは無料面談を実施しています。向いている仕事を見つけるため、また、今後のキャリアについてじっくりと考える機会として一度無料面談を受けてみませんか?

マジキャリ

転職を前提としないキャリアコーチングサービス
徹底した自己分析からキャリアプラン設計まで、圧倒的な価値を提供します!

ポイント

  1. 徹底した自己分析やキャリアの棚卸し
  2. 中長期的なキャリアプランの作成
  3. 自社の基準を満たしたキャリアのプロのみ対応

マジキャリに相談する

次の仕事を決めずに辞めた20代がすぐにやるべき手続き

次の仕事が決まっていないけど辞めてしまった人は、以下の3つを今すぐ実行してください。

国民年金の手続きをする

会社を退職することで厚生年金の加入者資格を失うため、国民年金の加入手続きをしなければなりません。

日本国内に住所を有する20歳以上60歳未満の人は、公的年金制度への加入義務があります。会社員でいる間は会社が手続きし、厚生年金に加入していましたが、会社を辞めることで厚生年金加入者の資格も同時に失います。

次の転職先が決まり入社するまでの間は、国民年金の被保険者となるため、あなた自身で国民年金の加入手続きをしなければならないのです。詳しくは、日本年金機構にお問い合わせください。

参照:日本年金機構「年金Q&A」

失業給付金を申請する

次の仕事が決まっていないのに会社を辞めてしまった人は、失業給付金の申請をすることで、手当を受け取ることができます。

失業給付金

出典:ハローワークインターネットサービス「基本手当の所定給付日数」

自己都合退職の場合は、被保険者期間によって90日~150日、会社都合退職の場合は、90日~330日の受給期間が設定されています。そして、受給期間中は基本手当として前職の給与の5割~8割の金額を受け取ることができます。(上限あり)

ただし、雇用保険の被保険者期間が1年未満の場合、基本手当を受け取ることはできません。また、基本手当の支給開始までには待機期間が存在します

詳しくはハローワークにお問い合わせください。

参照:ハローワークインターネットサービス「基本手当について」

国民健康保険への切り替えをする

あなたが健康保険組合を持つ会社を退職した場合、国民健康保険への切り替え手続きをしなければなりません。

もし、健康保険への未加入期間があった場合、罰金が発生したり、過去2年分の保険料の支払いが発生する場合があります。また、未加入期間中は医療費が全額自己負担となってしまいます。

健康保険への加入は法律によって定められた義務です。あなたが会社を退職した場合、加入していた健康保険組合で任意継続するか、国民健康保険への切り替え手続きをしなければなりません。

詳しくは、健康保険組合やお住まいの国民健康保険担当窓口にお問い合わせください。

参照:全国健康保険協会「退職後の健康保険について」

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