QAエンジニアの年収を企業規模・働き方別に比較｜年収の上げ方も解説！

QAエンジニアの年収比較

dodaの職種図鑑のデータによると、QAエンジニアの平均年収は367.3万円でした。

「IT／通信系エンジニア」職種の平均年収は444.5万円となっているので、QAエンジニアの年収はエンジニアの職種のなかでも低いことがわかります。

一方、IndeedのQAエンジニアの求人をもとにした平均給与データを見ると、QAエンジニアの平均年収は596.6万円と出ています。

平均年収は調査結果などによっても結果が異なるので、さまざまな観点から平均年収を見ておくことも大切です。

実際に、QAエンジニアの平均年収を経験年数別、他の職種との比較などさまざまな観点から解説していきます。

【企業規模別】QAエンジニアの平均年収

企業規模別にQAエンジニアの平均年収もまとめました。

以下はリクルートエージェントのデータを参考にしています。

このなかで最も給与が高いのが中規模企業であることがわかります。

中規模企業は成長段階であることがあり、QAエンジニアなどの人材確保のため給料が高く設定されることも少なくありません。

小規模企業は最も給与が低いですが、一番給与が高い中規模企業との差が50万円しかないので、QAエンジニアの場合は企業規模によって給与が大きく差が出ない職種であることがわかりました。

【働き方別】QAエンジニアの平均年収

QAエンジニアの働き方別に平均年収を比較していきましょう。

以下は、レバテックフリーランスのデータ、マイナビのキャリアサーチラボを参考に一覧でまとめました。

また、パートアルバイトは月の所定内労働日数20日で計算しています。

QAエンジニアの年収はフリーランスが最も高いことがわかります。

実際に、レバテックフリーランスの案件相場をみてみると、QAエンジニアの案件の平均単価は60万円〜となっており、比較的高額で案件を受けることができます。

その他IT職種との年収比較

QAエンジニアの平均年収とその他IT職種の平均年収を比較してみました。

以下は同じくリクルートエージェントのデータを参考にしています。

他のIT職種と比較するとQAエンジニアの年収は低めであることがわかります。

ものづくりに関わるエンジニアの年収は高い傾向にありますが、QAエンジニアやテクニカルサポートの年収は低いです。

QAエンジニアが年収を上げる方法

QAエンジニアが年収を上げる方法として、以下の3つが挙げられます。

QAエンジニアで少しでも年収アップを目指したい人は以下の方法を参考にしてみてください。

資格取得などQAエンジニアとしてスキルアップする

QAエンジニアとして高収入を目指したいなら、資格取得などのスキルアップをしていくのがおすすめです。

厚生労働省の職業情報サイト「jobtag」にもあるように、QAエンジニアのスキルが上がれば上がるほど、年収も上がっていきます。

もし上記のように高年収を目指していきたいなら、以下のような資格やスキルを習得するのがおすすめです。

QAエンジニアには、幅広い知識が求められテストに関する知識はもちろんのこと、開発やテストツールに関する知識も必要です。

開発手法ごとのアプローチ方法や、テストツールの特徴などを把握し適切に活用することもQAエンジニアに求められます。

これらの資格や知識を身に付けることで、QAエンジニアとしてかなり高い技術を有している証明にもなり、年収アップが期待できるようになります。

QA関連職種にキャリアアップする

QA関連職種にキャリアアップすることも高年収が望める方法の1つです。

QAエンジニアの知識やスキルなど、これまで積み上げてきたものを活かしてキャリアアップすることで年収も上がります。

QAエンジニアのキャリアパスは以下が代表的です。

QAエンジニアとしてスペシャリストになったり、テックリードレベルのQAエンジニアになることで800万円〜900万円の給与も夢ではありません。

またQA専門のコンサルタントになれば、1,200万円を提示する企業も多いです。

このように、QAエンジニアとしてキャリアアップする方法については、次項の「QAエンジニアのキャリアステップ」で詳しくご紹介していくので参考にしてみてくださいね。

他のITエンジニア職種にキャリアチェンジする

QAエンジニアから他のITエンジニア職種にキャリアチェンジすることも1つの方法です。

QAエンジニアから年収を上げられる職種は以下があります。

Indeedの統計データによると、セキュリティエンジニアは平均年収541.9万円、システム開発は569.2万円、プロジェクトマネージャーは平均年収510万円です。

とくにセキュリティエンジニアは、QAエンジニアで培った品質管理などの知識を活かすことができます。

その他、どのようにQAエンジニアの経験を活かすことができるかなどは、次項の「QAエンジニアの経験が活かしやすいITエンジニア職種」で詳しくご紹介していくので参考にしてみてください。

その他にQAエンジニアへおすすめの転職エージェント、エンジニアにおすすめの転職エージェントについて知りたいなら以下の記事を参考にしてみてください。

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QAエンジニアのキャリアステップ

QAエンジニアがキャリアアップしていくために必要なキャリアステップをご紹介します。

QAエンジニアとして知識や経験を積んでいくことで、新しいステップを踏んでいくことができます。

上記のキャリアステップは、業界や会社によっても異なります。

QAエンジニアは業界などの知識やプロダクトに関する深い理解も求められるため、業界の変化や技術力の変化にも柔軟によっても求められることが変わってきます。

自分が順調にキャリアステップを歩めているかどうかは、定期的に確認しましょう。

QAエンジニアの経験が活かしやすいITエンジニア職種

QAエンジニアの経験が活かしやすいITエンジニア職種について紹介してきます。

QAエンジニアのどの経験がそれぞれ活かしていけるかもまとめたので、参考にしてみてください。

QAエンジニアの仕事は、幅広い知識を求められるため、たくさんの職種で活かせるチャンスも多いです。

とくにセキュリティエンジニアは、仕事の目的や内容が近いところもあるので、キャリアチェンジもしやすい傾向にあります。

それぞれの職種についてさらに詳しく知りたい人は、下記の記事も参考にしてみてください。

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未経験からQAエンジニアを目指す方法

一般的に幅広い知識が必要なQAエンジニアは、まったくの未経験からなることが難しい職種であると言われています。

未経験からQAエンジニアを目指すには、以下の知識やスキルを身につけてみてください。

QAエンジニアはエンジニアが作ったプログラムを読み、修正をしていく立場になるので、プログラミングスキルやプログラミング言語のスキルは必須です。

未経験でQAエンジニアになるためには、プログラミングスキルをつけておくようにしてください。

また、QAエンジニアの仕事に役立つ資格を取得することもおすすめです。実務経験が優先されることもありますが、QAエンジニアとしての知識を有していることの証明になります。

QAエンジニアは未経験での転職は難しいことをお伝えしましたが、実は求人によっては「育成」を前提にした未経験求人もあります。

仕事内容は下流工程からになりますが、未経験求人を見つけることも有効です。

高年収なQAエンジニアの求人例と必要な経験・スキル

QAエンジニアの高年収求人にはどのようなものがあるのでしょうか。

実際に、リクルートエージェントに掲載されている大手企業の求人例をご紹介します。

この求人を見てわかるように、QAエンジニアとして大手企業で高収入を目指すなら5年以上の実務経験とテスト技法だけでなく、ありとあらゆる知識が求められます。

今回のケースのように特定の開発手法でのテスト経験を求めることも少なくありません。

QAエンジニアとして高収入を得ていきたいなら以下のようなスキルや知識を身につけてみてください。

また、QAエンジニアは品質保障に深く関わり、プログラミングの問題を発見していくため、問題の分析や集計をおこなうことから、マネジメントスキルや分析力に長けている人が向いている職種です。

実は、他のエンジニア職種の人とやりとりが多いことからコミュニケーションも活かせます。

これらの経験を積めば、大手企業や人気の高いホワイト企業への転職も目指すことができます。

QAエンジニアに必要なヒューマンスキルもあるので、自分のどのスキルが活かせるかもしっかり見極めてみてください。