臨床検査技師からの転職は可能!おすすめの医療系転職先と異業種転職先を紹介

臨床検査技師から転職

    本記事では、検査技師から転職をするおすすめの転職先を紹介しています。

    検査技師から転職する場合の注意点やメリット・デメリットも解説しているため、参考にしてみてください。

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末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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末永雄大 末永

臨床検査技師からの転職を考えている人は多いのではないでしょうか?

閉鎖的な環境や人間関係、キャリアへの不安など、さまざまな理由から臨床検査技師を辞めて新しい仕事を始めようと思うことはおかしなことではありません。

この記事では、臨床検査技師から転職が可能である理由を解説するとともに、臨床検査技師からの転職で注意したい点やポイントも解説します。

臨床検査技師から転職は可能

医療機器メーカーをはじめとして、さまざまな分野へ臨床検査技師の経験は活かせるため、転職は可能です。

検査データの分析力や医学知識、品質管理の経験は、医療関連企業で多くの企業が欲しがる専門性の高いスキルです。

また、さまざまな業界や職種で求められる正確性や効率性が自然と身につく仕事なので、異業界への転職も可能です。

臨床検査技師としての医療現場での経験は、医療機器の開発や改良、医薬品の研究開発など、さまざまな現場で活かせます。ただし、今まで経験したことのない分野で必要な知識やスキルの習得をするには時間もかかりますし、相当な努力も必要です。経験が活かせるとはいえ、その点は考えたうえで挑戦する必要があります。

臨床検査技師からの転職を成功させ、あなたの理想のキャリアを構築するためには、自分がどのような仕事に向いているのかを正確に理解する必要があります。

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そのためには、自己分析にしっかりと時間をかけましょう。自己分析の結果と業界・企業分析をした結果を照らし合わせて企業選びをすることで、あなたに合った転職先が見つかり、活躍できる仕事に出会うことができるでしょう。

臨床検査技師から転職を考える理由

臨床検査技師として働いている人が転職を考える背景にはさまざまな理由があり、臨床検査技師だからこそ感じる悩みや不安が原因となっていることが多くあります。

ここでは、臨床検査技師から転職しようと考えるに至るよくある理由を4つ紹介します。

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「なぜ転職したいのか」という理由をあなたの中ではっきりさせるために、あなたが臨床検査技師からの転職を考え始めたきっかけと照らし合わせてみましょう。

過酷な労働環境に辛さを感じる

臨床検査技師からの転職を考える理由として、夜勤や休日出勤が多いことが挙げられます。心身ともに負担が大きくなる労働環境は、長く続けることが想像できないなど、辞めたくなる理由の筆頭候補です。

臨床検査技師は、救急対応や緊急検査の必要性から不規則な勤務シフトが組まれることが多く、十分な休息が取れません。また、人手不足により一人あたりの業務量が増加する傾向にあります。

医療の現場は、患者の命に関わる重要な仕事が多くミスが許されないため、高い集中力と正確性が求められますが、このプレッシャーは日々の疲労を蓄積させます。

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臨床検査技師という仕事柄、夜勤や休日出勤が多く、ミスが許されない厳しい環境は、辞めて転職したいと思って当然かもしれません。

将来に不安を感じる

将来に不安を感じると、臨床検査技師からの転職を考えます。

臨床検査技師は、キャリアアップの機会が限られており、特にベテラン技師が成長の行き詰まりを感じがちです。また、そういったベテラン技師の行き詰まっている姿を間近で見ている若手技師も連鎖的に将来の不安を感じます。

臨床検査技師は昇進機会が少なく、また新しい知識やスキルを習得するための研修制度も十分ではないことが多くあります。経験を積んでも、それに見合った待遇や役割の変化が得られにくいため、停滞感を覚える人も少なくありません。

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特に40代以降のベテラン技師は、医療機器メーカーや製薬会社など、専門知識を活かせる新たなフィールドでのキャリア形成を検討し、転職して成功する場合もあります。

プライベートが疎かになる

臨床検査技師の不規則な勤務形態により、家族との時間や趣味の時間が取りづらく、ワークライフバランスの改善を求めて転職を考える人もいます。

緊急対応の多さやそもそもの人材不足から夜勤や休日出勤が多いため、プライベートの予定が立てにくかったり、予定を急遽キャンセルしなければいけなかったりします。仕事柄、仕方ない部分ではありますが、結婚や育児、介護などライフステージの変化があると両立が難しいと改めて感じることがあります。

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一般企業では土日祝日が基本的に休みで、残業が比較的少ないところもあるため、ワークライフバランスの改善を求めて転職を検討してみても良いでしょう。

人間関係のトラブル

検査室という限られた空間で仕事をするため、人間関係の問題が深刻化しやすいことが、臨床検査技師からの転職を考える理由になることもあります。

検査科は2〜3人という少人数で仕事をすることが多く、また閉鎖的な環境であるため、同じメンバーと密接に関わる時間が長くなりがちです。そのため、些細な行き違いや価値観の違いが積み重なって大きな亀裂が生じ、人間関係のトラブルに発展することがあります。

一度人間関係が悪化すると、少人数体制であるがゆえに関係修復が難しく、また異動の機会も限られているため、新しい環境を求めて転職を検討する人もいます。

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閉鎖的な人間関係に悩みを感じている場合、営業職のような外に出る仕事や、ITエンジニアのような他社の人とコミュニケーションを取る機会が多い仕事を検討してみることがおすすめです。

臨床検査技師から転職する前に確認しておくこと

臨床検査技師から転職する前に確認することを整理して、視野を広げてから転職活動に臨みましょう。

なぜなら、転職活動を始めると、求人探しや資料作成、企業研究や面接対策、内定受諾前交渉などやることがたくさんあり、視野が狭くなってしまいがちだからです。

ここでは、臨床検査技師から転職する前に確認するべきことを2つ紹介します。どちらも求人を探す前にやっておきたいことなので、それぞれ時間をかけて取り組みましょう。

自分が持っている強みを知る

臨床検査技師として培った経験や専門知識、スキルのある人は多くの企業が欲しがる人材なので、自分自身で強みをよく理解しておくことが転職成功への近道です。

臨床検査技師は、正確なデータ分析力、品質管理の経験、医療や検査機器への深い理解など、ほかではなかなか習得できない専門性の高い知識を持っています。

また、緊急時の対応力や、チーム医療で培ったコミュニケーション能力は、さまざまな職場で活かせる強みです。

特に医療機器メーカーや製薬会社では、現場経験者の経験や視点が製品開発や改良に重宝されます。医療現場での実務経験が転職先で活かせるスキルとしてアピールできる場合も多く、職種を変える転職でとても役に立ちます。

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あなたが臨床検査技師として培った経験やスキルの中で、どんなエピソードでスキルをアピールすると面接官に刺さるか知りたい場合は、客観的にあなたの経験やスキルを見てくれるマジキャリに相談することがおすすめです。

マジキャリでは、徹底的に自己分析ができるようサポートしてくれるため、自分一人では気づくことが難しいあなたの強みを見つけることができます。

あなたが持っている強みがほかの業界や職種に活かせるかどうか不安に感じている人は、ぜひ一度マジキャリの無料相談をご利用ください。

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食品メーカーや化粧品会社など他業種も調査する

医療業界で転職先を探しがちですが、食品メーカーや化粧品会社など、さまざまな業界を見て転職先の候補になるか検討することが大切です。

なぜなら、臨床検査技師として働いて得てきたであろう衛生管理や品質検査の知識、データを分析する力などは医療業界以外の他業界でも活かせる可能性が十分にあるからです。

例えば、食品メーカーでは衛生管理や品質管理の知識を持っている人材の需要は高く、化粧品会社の製品開発でもデータを分析する力や品質管理の知識は役に立ちます。

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業界によって年収や休日が全く違うこともあるので、医療業界から視野を広げてほかの業界も選択肢に入れることで、あなたの転職がミスマッチで失敗してしまうリスクを下げられます。

臨床検査技師から転職するデメリット

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せっかく国家資格を取得して臨床検査技師になったので、失敗は避けたいですよね?

臨床検査技師から転職する場合、必ずしも良いことばかりではなく、デメリットもあります。

ここでは、臨床検査技師から転職するデメリットを3つ紹介するので、「臨床検査技師を辞めなきゃ良かった…」と後悔してしまわないように気をつけましょう。

一から学ぶ必要がある

転職先の業界や職種、仕事内容によっては一から学ぶ必要があることは、臨床検査技師から転職するデメリットの一つです。

同じ医療関係でも、医療機器メーカーの開発職に転職した場合は製品開発に関する知識を学ばなければいけませんし、営業職に転職した場合はクライアントと接するときのビジネスマナーや交渉術、商品知識を一から学ぶ必要があります。

ただ、今まで経験したことのない新しい知識を学ぶことは決してマイナスだけではありません。一から学び、その知識をすぐに仕事で実践できるということは、あなたに新しいスキルが身についていくチャンスです。

あなたが思い描くキャリアプランを歩むためには、さまざまな経験や新しいスキルを積み上げながらステップアップしていかなければなりません。停滞感から来る将来の不安を払拭するチャンスでもあるので、学ぶことをプラスに考えられると良いでしょう。

残業が減るとは限らない

臨床検査技師から転職しても、必ず労働時間が短縮されるとは限らない点はデメリットと言えます。

比較的残業の少ない業界に転職できたとしても、配属される部署やグループによっては残業時間が今よりも増える可能性もあります。

どんな業界、どんな企業にも繁忙期と言われる時期はあります。製薬会社の開発部門に転職した場合は製品開発の大詰めで残業が増えることもあり、医薬品メーカーの営業職に転職した場合はクライアントとの打ち合わせや提案書の作成で残業が増える可能性もあります。

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もし勤務時間が少なく、ワークライフバランスを重視したいという願いの優先順位が高い場合は、転職先の労働環境や実労働時間について詳しく調べておく必要があります。繁忙期の残業時間や休日出勤の割合、有給休暇の消化率などを確認しておくことでミスマッチを防ぐことができます。

転職に失敗して臨床検査技師に戻った場合に年収が下がる

転職先でミスマッチが発覚し、再度転職して臨床検査技師に戻った場合、臨床検査技師を辞める前の年収よりも下がってしまう可能性があります。

臨床検査技師の給与体系の多くは、勤続年数によって決まります。そのため、一度キャリアを中断してほかの会社へ行った場合、戻ったときに勤続年数がリセットされて年収が下がってしまいます。

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臨床検査技師から転職する場合は、臨床検査技師へ戻ることがないように辞める理由を明確にしましょう。また、ほかの業界や職種の情報収集をしっかりとおこなうことで、入社後にミスマッチが発覚して後悔しないようにすることが大切です。

臨床検査技師から転職するメリット

臨床検査技師から転職するデメリットを紹介しましたが、もちろんメリットもたくさんあります。

臨床検査技師は専門知識も身につけやすく、そのスキルはほかの業界で重宝されます。また、厳しい労働環境から抜け出せたり、年収が上がったりといったメリットがあります。

ここでは、臨床検査技師から転職するメリットを3つ紹介するので、しっかりとメリットを活かした転職ができるようにしましょう。

医療に関する知識を活かして転職できる

医療に関する知識や経験を活かして転職できることは、臨床検査技師から転職する最大のメリットと言えます。

病院で培った検査技術や医学知識は、医療機器の開発をする際、実際の現場経験値から改善提案ができたり、製薬会社で治験データの分析に活かせたりします。

例えば健康機器メーカーでの商品企画や、化粧品会社での効能評価など、活躍の場は意外なところにも広がっています。

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医療に関する知識を持っている人材は、ほかの業界でも活躍できるスキルや経験を持ち合わせているので、その点はメリットです。

ワークライフバランスの改善が見込める

臨床検査技師は労働環境が過酷な場合が多いため、民間企業へ転職することで労働環境が変わり、ワークライフバランスが改善されるメリットがあります。

土日祝日休みが基本で、時間外に急な呼び出しがない企業に入社することができれば、予定も立てやすく、安定した生活が送れます。

最近では働き方改革の影響もあって、有給休暇所得日数を目標化している企業も多く、家族とのイベントや趣味に時間を使いやすくなっています。

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ただし、全ての民間企業が土日祝日休みで残業が少ないわけではないため、もしワークライフバランスの改善を叶えたい場合は、企業研究や現場の声を確認する作業を怠らないようにしましょう。

キャリアアップの可能性がある

転職によってあなたのキャリアの選択肢を広げ、臨床検査技師だけでは到達しないようなところへキャリアアップできる可能性があります。

臨床検査技師の経験を活かしながら、例えば製品開発のスペシャリストや、医療現場を熟知した営業担当、現場を熟知しているチームリーダーなど、さまざまな方向にキャリアアップできます。

また、管理職のポジションが足りていない企業もあるため、マネジメントの方向へキャリアアップしたい場合は、そういった企業で頑張る選択肢もあります。

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さらに、グローバルに展開する企業では、海外の医療現場との交流や、最新技術を学ぶ機会も豊富です。そういった企業を選ぶことで、今のままでは辿りつけないキャリアへ行けるかもしれません。

臨床検査技師から転職するおすすめの医療系転職先7選

臨床検査技師から別の仕事に転職をしたいけど、医療系の仕事は続けていきたいと考えている人もいると思いますので、おすすめの医療系転職先を7つ紹介します。

臨床検査技師として医療現場を経験しているため、その点が活かせる職種もありますが、医療系は新たに資格を取得しなければいけない場合も多く、転職に時間を要することがあります。

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それぞれの職種の仕事内容や働き方をよく理解してから、資格取得や転職準備を始めるようにしましょう。

臨床検査薬情報担当者(DMR)

DMRは臨床検査薬に関連する医療情報を提供する担当者で、検査試薬や検査機を臨床検査技師に営業する仕事です。

臨床検査技師として働いているときに接しているはずなので、仕事内容も理解しやすく、営業相手である臨床検査技師の気持ちがわかるので、成果につながりやすい点がおすすめです。

高い年収を狙えますが、臨床検査技師の仕事に合わせて営業に行く関係で残業時間は多くなりがちです。

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基本外に出て仕事をするため、閉鎖的な空間から飛び出したい人や、キャリアアップによって年収を上げたい人は、DMRへの転職も検討しましょう。

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーター(CRC)は、新薬の研究開発のためにおこなわれる治験をサポートする仕事です。

治験コーディネーター(CRC)の主な仕事

  • 治験実施計画書の作成
  • 医師やスタッフ、被験者のスケジュール調整
  • 院内各部署への治験内容の周知
  • 被験者への説明

治験コーディネーターになるために特別な資格はありませんが、臨床試験の知識が求められるため、臨床検査技師からの転職におすすめです。

残業時間は比較的少ない職業です。時短勤務やフレックスタイムなどの制度を導入している場合も多く、ワークライフバランスが取りやすい仕事と言えます。

治験コーディネーター(CRC)は、病院関係者と被験者の間に入ってやり取りを進め、病院関係者がスムーズに治験がおこなえるようにする仕事なので、コミュニケーション能力が重要です。

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面接の際は、医療系の知識のアピールはもちろんのこと、コミュニケーション能力やスケジュール管理能力をアピールできると内定が近づくでしょう。

臨床開発モニター(CRA)

臨床開発モニター(CRA)は、臨床試験の進捗やデータ収集などを管理・監視する専門職です。治験が治験実施計画書の内容の通り実施されているか確認し、修正があれば治験コーディネーターへ指示を出します。

治験データの品質管理や法規制対応なども仕事なので、臨床検査技師として培った経験やスキルを活かすことができ、おすすめの職種です。

在宅勤務を取り入れているところもあるため、残業時間は少なくなる可能性が高いです。

臨床工学技士

人工透析装置や人工心肺装置などの医療機器の操作やメンテナンスをおこなう職業です。さまざまな医療機関の手術室などが仕事場です。

医療従事者として責任感があることが大切な職業なので、臨床検査技師として責任を持って働くことが好きだった人におすすめの職業です。また、大学時代に臨床検査技師と臨床工学技士どちらも資格取得している人はすぐに転職できるでしょう。

病院によっては当直やオンコールの仕事もあるため、残業時間もそれほど減らない可能性があります。

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仕事内容に行き詰まりを感じた場合は、似たような環境で職種を変える転職としておすすめの仕事です。

胚培養士

胚培養士は、不妊治療の中でも体外受精や人口受精、顕微授精において、卵子と精子の結合から胚の成長までをサポートする職業です。

胚の品質の最適化を目指す仕事なので、品質管理という面で臨床検査技師の考え方が活かせます。

24時間体制の職場が基本のため、不規則な勤務体系になりがちです。ただし、不妊治療の需要は増しているため、新しい命の誕生をサポートするというほかの仕事ではなかなか感じることができないやりがいがあります。

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臨床検査技師同様、とてもハードな職業ですが、臨床検査技師とは違ったやりがいがある仕事なので、それを求めて転職しても良いでしょう。

アプリケーションスペシャリスト

アプリケーションスペシャリストは、医療機器メーカーの営業をサポートする職業です。製品コンセプトや測定原理、取り扱い方法など、操作・デモンストレーションをすることで営業が受注できるようにサポートします。

医療機器メーカーが扱う機器の説明をおこなううえで、検査や医療行為についての深い知識が必要なため、臨床検査技師として働いた経験が活かせる職業です。

給与レンジは広く、成果に伴って年収が決まります。また、夜勤はありませんが、病院やクリニックの定時後に打ち合わせが入ることが多いため、残業時間は多くなりがちです。

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営業職同様、成果に応じて年収が上がるので、キャリアアップして高年収を得たい人におすすめの職業です。

看護師

看護師は、医師の指示のもとで患者のケアや診療補助をします。採血以外にも、投薬や点滴、医療機器の操作など幅広い業務をおこないます。

検査データの分析力や医学知識、品質管理の経験など臨床検査技師で培った経験を活かせます。強みを活かしつつ新しい仕事に挑戦できるので、行き詰まりを感じている臨床検査技師におすすめの職業です。

ただし、臨床検査技師から看護師へ転職する場合も、養成機関に通い直して看護師試験を受けなければなりません。

臨床検査技師から転職するおすすめの異業種転職先5選

臨床検査技師から異業種へ転職する場合、全くの未経験職種ではなく、臨床検査技師としての強みを活かせる転職先を選ぶと良いでしょう。

なぜなら、全くの未経験だとせっかく今まで臨床検査技師として経験してきたことが活かせず、条件面でも今より悪くなってしまう可能性があります。

異業種転職でも、臨床検査技師として関わってきた品質管理や医療の知識などを活かせる場合は多々あります。

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ここでは、臨床検査技師から転職するおすすめの異業種転職先を5つ紹介するので、あなたのキャリアプランに合った業界を見つける参考にしてください。

IT業界

臨床検査技師から異業界へ転職する場合、IT業界がおすすめです。

IT業界の中でも、医療情報システムや電子カルテ開発など医療系のIT企業だと臨床検査技師の強みを活かして転職することが可能です。

IT業界は人材不足が深刻なため、求人が多く、あなたに合った仕事が見つけやすいというメリットがありますが、人手不足で残業や休日出勤が多い場合があるというデメリットもあります。

臨床検査技師からワークライフバランスの改善を求めてIT業界へ転職する場合は、残業時間や有給休暇の消化率、働き方改革への取り組みをしっかり調べてから応募しましょう。

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また、IT業界は最新技術に対する学習が必須となるため、資格取得や日々の情報収集など、学習意欲をアピールできると内定が近づくでしょう。

マーケティング職

医療メーカーのマーケティング職も臨床検査技師からの転職でおすすめです。

製品開発のための市場調査や競合分析、新製品の販促企画などがマーケティング職の主な仕事となりますが、臨床検査技師として医療の現場がわかることが最大の強みとなるほか、分析力も活かせる強みとしてアピールできます。

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医療機関のニーズを深く理解できる人材は医療機器メーカーに取って貴重な存在なので、双方の立場になって考えられる点を具体的なエピソードとともに積極的に伝えましょう。

マーケティング職は研修制度が充実している企業も多いため、未経験でも挑戦しやすい職種です。

コンサルティング業界

臨床検査技師から経験したことのない業界へ転職する場合、コンサルティング業界もおすすめの業界の一つです。

コンサルティング業界は、経営や会計、ITなど経営に関するさまざま悩みを抱えている企業に寄り添って、経営戦略や人事戦略、IT戦略などさまざまな観点から課題解決を支援する業界です。

臨床検査技師からコンサルティング業界へ転職する場合、特に医療系のコンサルティングファームがおすすめで、データ分析や臨床知識、医療データの解析などは臨床検査技師として培った強みを活かせます。

経営に近い仕事ができるので、起業や独立といったキャリアを目指す人にとって、スキルを身につけられる業界です。

食品メーカー

臨床検査技師から異業界へ転職する場合、食品メーカーがおすすめです。

食品メーカーの中にもさまざまな業種がありますが、食品開発や営業ではなく、微生物検査などの品質管理に関わる仕事だと臨床検査技師の強みが活かせます。

食品の品質検査や安全性評価では、臨床検査技師の検査や分析の経験が活かせますし、医療の経験から衛生管理のシステム構築も考えられます。

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臨床検査技師という仕事を面接官に理解してもらい、食品業界と共通する考え方を伝えることで、あなたが入社した後に活躍している姿を想像してもらいましょう。

化粧品会社

化粧品会社も臨床検査技師からの転職でおすすめです。

化粧品会社では、新製品開発時の有効性試験や安全性・品質評価などにおいて、臨床検査技師の皮膚や細胞に関する知識が重宝されます。

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化粧品会社は女性臨床検査技師の転職先として人気なので、女性ならではの視点は差別化につながりにくいです。女性ならではの視点というよりは、研究開発や品質管理など臨床検査技師の経験を活かした視点をアピールすることが重要です。

美容や健康に関するスキルを身につけてステップアップしていきたい人におすすめの業界です。

臨床検査技師から転職する場合のポイント

臨床検査技師から転職する場合、自己分析や書類作成、キャリアプランの設計は最重要事項です。

自己分析をしっかりやらないと転職先で活かせる経験やスキルが言語化できないですし、キャリアプランの設計をしっかりやらないと面接で自信を持ってアピールすることができません。

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逆に、自己分析ができていると、履歴書・職務経歴書といった書類作成もスムーズにおこなえますし、面接対策もポイントを絞っておこなうことができるので、選考を通過する確率が一気に上がります。

ここに書いてあるポイントはしっかり押さえて、時間をかけるかどうかで転職の成功確率がかなり変わってくるので、ぜひ参考にしてみてください。

自己分析を徹底する

臨床検査技師から転職するか検討する場合、自己分析は時間をかけてしっかりとおこないましょう。

臨床検査技師として働いた経験は必ずほかの職種や業界でも活かせますし、専門的なスキル以外にも活かせるポータブルスキルが身についているはずです。

経験やスキルを整理して言語化するためには自己分析が欠かせません。また、あなたが臨床検査技師から転職したい理由や向き不向きを明確にすることで、この先のキャリアプランがはっきりしてくるので、転職先を選ぶという観点からも自己分析は重要な役割を持ちます。

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自己分析は第三者目線を入れると、見えていなかった部分が見えるので深みが増します。第三者目線を入れるためにおすすめなのが、キャリアコーチングサービスを活用する方法です。

キャリアコーチングサービスでは、転職やキャリアのプロが徹底的に自己分析をサポートします。転職エージェントと違い、求人紹介によって報酬を得ているわけではないため、転職は一つの選択肢にすぎません。

広い観点でキャリアを見直したい場合にキャリアコーチングサービスはとても良い相談相手です。キャリアコーチングサービスの中でも、特にマジキャリがおすすめです。

マジキャリでは、幼少期から現在の臨床検査技師としての経験までを徹底的に分析し、あなたの強みや向き不向きを精度高く言語化します。

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臨床検査技師から転職を検討している人は、まず自己分析が重要なので、ぜひ一度マジキャリの無料相談をご利用ください。

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履歴書・職務経歴書を作り込む

臨床検査技師からの転職を成功させるためには、履歴書・職務経歴書を作り込むことが重要です。

一般企業の採用担当者には、臨床検査技師という仕事内容や医療現場の特性、そこで培われるスキルや経験がわかりません。

検査業務の内容や専門用語をわかりやすく言い換えることが大切です。例えば、「精度管理」は「品質管理」、「検体の取り扱い」は「サンプル管理」など簡潔に伝えられるようにしましょう。

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「1日平均○○件の検査を正確に処理」「後輩○名の指導を担当」というような具体的な数値で実績を表すことも重要です。相対的に見てどのくらい凄いことなのか伝えることも意識して、院内の平均などと比べられるとより良いでしょう。

キャリアプランを明確にする

臨床検査技師から転職して、どういうキャリアを歩んでいくか明確にしましょう。

「医療現場で培った経験を活かして、より多くの患者様の役に立ちたい」「検査機器の改良に関わり、現場の声を製品開発に反映させ、より良い検査機器の開発に携わりたい」など、具体的な目標があることで、企業選びもやりやすくなり、面接でのアピールに説得力を持たせることができます。

キャリアプランを明確にし、5年後、10年後にどう働いていたいか説明できると、面接官へ与える印象も良くなり、あなた自身も迷いなく転職活動を進めることができます。

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臨床検査技師から転職する場合は、過去、現在、未来を整理して考え、人に説明できるように言語化することが重要なので、自己分析とキャリアプランの設計は時間をかけて慎重におこないましょう。

臨床検査技師から転職する際のキャリアプランならマジキャリを活用しよう!

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労働環境や人間関係からくるストレスが多い臨床検査技師から、ほかの業界・職種へ転職したいけど、どうしたらいいかわからないと悩んでいませんか?

せっかく国家資格を取得して臨床検査技師になったのだから、そこで得た経験やスキルを白紙にして、新しい仕事を探すことに少なからず抵抗や不安があると思います。

しかし、臨床検査技師として培った経験やスキルを活かして、ほかの業界や職種に転職することは可能です。

臨床検査技師は、異業界へ転職するときに活かせる強みはたくさんあり、あなたもすでに持っているはずです。しかし、しっかりと自己分析をしないとなかなか見えてこないものです。第三者目線があると、自分自身では見つけられない強みを見つけることができます。

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そこでキャリアコーチングサービスの活用がおすすめです。転職やキャリアのプロであるキャリアコーチとの面談を通して、あなたがなぜ臨床検査技師から転職したいのか、臨床検査技師から転職する際に活かせる強みはなんなのかを発見することができます。

キャリアコーチングサービスの中でもマジキャリがおすすめです。

なぜなら、マジキャリでは幼少期から臨床検査技師として働く現在までを振り返り、徹底的な自己分析のサポートをしているからです。

その結果、臨床検査技師の強みを活かした転職先を見つけることができ、今までの仕事とこれからの仕事をつなげることが可能です。

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せっかく臨床検査技師になったのですから、それを全くなかったことにせず、経験を活かして将来のキャリアをじっくり考えたい人は、ぜひ一度マジキャリの無料相談へお申込みください。

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