自分に合った『適職』の見つけ方|具体的な考え方や診断ツールを紹介

適職 見つけ方

    適職を見つけるためには自己分析とキャリアプランを考えることが一番の近道です。

    本記事では「適職を見つける方法」や「おすすめの診断ツール」「キャリア相談におすすめのサービス」について紹介しています。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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適職診断

適職診断でわかること

  • 仕事で活かせるあなただけの強み・弱み
  • 向いてる仕事・向いていない仕事
  • あなたのキャリアの伸びしろ

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適職とは?

末永雄大 末永

適職というのは、「自分に適性のある仕事」のことを指します。

具体的には以下のような仕事のことです。

適職とは

  • 本人の興味関心に関係なく、性格や能力に適正がある仕事
  • 自分の得意なことや強みを発揮して取り組める仕事
  • 他者からの評価が高く優れた成果を残せるような仕事

上記のように、適職は、自分の性格や能力に適性があり、強みを発揮しやすい仕事であることが多く、結果的に高い評価を得たり、優れた成果を残せたりする可能性が高いのが特徴です。

末永雄大 末永

つまり、適職というのは「自分の強みを活かせている」「苦ではないけど成果も出て評価されている」という仕事です。「自分に向いている仕事」と言い換えることもできますね。

「向いている仕事」については以下の記事で詳しくご紹介しています。「向いてる仕事がわからない」「向いてる仕事の見つけ方を知りたい」という人はぜひ参考にしてみてください。

適職の注意!好きなこと=適職とは限らない

末永雄大 末永

大前提、好きなことを仕事にすることは良いことと考えています。

なぜなら好きなことを仕事にすることで、知識やスキルの勉強が苦ではなくなるので成長スピードが早くなるからです。

さらに、好きなことを仕事にすると働く時間が楽しくなるというメリットもあるので、たとえ大変なことや上手くいかないことがあったとしても、好きなことだから途中で投げ出さず、仕事に向き合うことができます。

末永雄大 末永

ただ、好きなことで仕事で成果を出せるとは限らない、好きなことが適職とは限らないので注意しましょう。

人物 相談者

年間300冊の本を読むほど本が好きなだけど、本の執筆をしてみたら「全然楽しくない…」「書くのが辛い…」と感じてしまった。

人物 相談者

相談に乗ってアドバイスをすることが好きでキャリアアドバイザーになったが、実際は人生に関わる話が多く、荷が重いと感じてしまった。

好きなことを仕事にすることは良いことですが、その仕事自体に対してやりがいを感じられるかは別の話なので必ずしも好きなことが「適職」とは限らないのです。

好きなことを仕事にしたい人は、自分の強みや特性と好きなことを仕事にする際の業務内容を深く理解することが、好きなことを仕事にして成功する際の第一歩と言えます。

好きなことを仕事にしたい人はこちらも読んでみてください。

適職の見つけ方【3ステップ】

そもそも、適職とは「自分に適性のある仕事」のことを表します。具体的には以下のような仕事のことです。

  • 本人の興味関心に関係なく性格や能力的に適性がある仕事
  • 自分の得意なことや強みを発揮して取り組める仕事
  • 他者からの評価が高く優れた成果を残せるような仕事

上記のように、適職は、自分の性格や能力に適性があり、強みを発揮しやすい仕事であることが多く、結果的に高い評価を得たり、優れた成果を残せたりする可能性が高いのが特徴です。

「『好きな仕事』は適職とは違うの?」と疑問に感じる人もいるかもしれませんが「好きな仕事」が必ずしも適職であるということはなく、どちらかというと「得意な仕事」の方が、適職に近いものであるといえるでしょう。

本項では、自分に合った『適職』を見つけるために必要になる3つの行動について紹介していきます。

ステップ1:自己分析をして自分の強みや価値観などを把握する

適職を見つけるには、まず自分自身の性格や考え方、能力の特性を知る必要があります。

そのためには自己分析をして自分の強みや価値観を把握することが大切です。

以下の表に沿って自己分析を進めてみてください。

【適職を見つけるための自己分析の進め方】

  1. モチベーショングラフを作成して過去に印象に残っている出来事を可視化する
  2. 印象に残っている出来事で感じたことや考えていたことをエピソードとして書き出してみる
  3. グラフやエピソードを掘り下げていきながら自分の性格や考え方、強み/弱み・得意/苦手を整理していく
  4. 整理した情報を参考にして、自分の中にある価値観や志向性について分析していく

上記の方法で自己分析をすると、自分自身の性格や考え方、能力の特性をより詳しく知ることができます。

モチベーション高く取り組めることはなんだったのかを知ることができれば、自分に適している仕事にはどのようなものがあるのか見えてくるでしょう。

末永雄大 末永

自己分析をする際は、出てきた答えに対して「なぜ?」を繰り返して2段階3段階深堀してみてください


「なぜ?」を繰り返すことでより自分の考えに対する解像度を上げることができます。

末永雄大 末永

適職を見つけるために必須となる自己分析ですが、これを行う際に1つ大きな落とし穴があります。


それは1人で自己分析を行うことです。1人で自己分析を行うとどうしても自分の主観が入ってしまうため、客観的に自分を見つめ直すことができません。1人で考えていると答えが堂々巡りになり、結局自分の強みや思考がわからず、終わってしまう可能性が高くなります。

そこで適職を見つける第一歩として、ぜひLINEで適職診断を受けてみてください。

適職診断ではあなたの強みや弱み、向いてる仕事・向いてない仕事、将来のポテンシャルがわかるようになっています。

診断の結果だけを鵜呑みにして転職先を選んでしまうのは危険ですが、一度適職診断を受けてみて、その結果をもとにキャリア設計をおこなうとスムーズにできるのでおすすめです。

自分では強みだと思っていなかったのに実は強みだったということにも気づける可能性があります。

ラインに追加するだけで簡単に受けられるので、ぜひ一度受けてみてください。

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ステップ2:理想のキャリアについて考える

自己分析をおこなった後は今後の「理想のキャリア」について考えていきます。

キャリアプランを立てるときに必要になる情報を洗い出しておくため、以下の内容を整理してみましょう。

  1. 自分の「やりたいこと」「やりたくないこと」「できること」を洗い出してみる
  2. 将来どのような働き方をしたいのか、自分の中での理想を洗い出してみる
  3. 理想の中から「なぜそのように働きたいのか」「理想を実現したいと思う理由」などを考える

理想のキャリアについて考えることは、自分の本心ではどのように感じているのか、本当はどうしていきたいのかを明確にするために必要なことなので、しっかりと考えて情報を整理しておきましょう。

末永雄大 末永

「やりたいこと」「理想の働き方」を洗い出す時には『制限をかけないこと』でおこないましょう。

お金や時間、年齢に制限をかけると視野が狭まってしまい、思うように本音を出すことが難しくなります。

末永雄大 末永

そもそも理想のキャリアを見極めるのは自分は将来どんな姿になりたいのかを明確にするためです。

そのため、自分の中の内発的動機と外発的動機を意識してみましょう。

内発的動機

興味関心など自分の中にあるものを動機として行動につなげられるもの。集中力やモチベーションの維持がしやすく、自己成長につながりやすい。


例)興味関心がある・やりがいを感じることができる・純粋に楽しいと感じる etc..

外発的動機

外部から与えられる物事を動機として行動してつなげられるもの。動機付けしやすいが動機がなくなればモチベーションの低下を招くこともある。


例)給与/報酬が高い・〇〇をしなければ怒られる・◯◯をすれば評価される etc..

この点を考えると、自分のありたい姿や、自分の強み・思考の解像度が上がり、理想のキャリアについて具体的にイメージすることができるようになるでしょう。

そして、自分のありたい姿や理想のキャリアについて洗い出すことができたら、以下でそれを具体的なキャリアプランに落とし込んでいきましょう。

ステップ3:キャリアプランを立てて実際に行動して経験をしてみる

将来やりたいことや理想の働き方について整理した後は、キャリアプランを立てていきます。

キャリアプランを立てるには以下のような流れで進めていくと良いでしょう。

  1. 上記で考えた理想を具体的な指標に落とし込む
  2. 指標をもとにキャリアの方向性を決める
  3. キャリアの実現のために必要になる目標を設定する
  4. 目標の達成に必要になることを明確にしてタスク化する
  5. 目標の優先度や期限に合わせてスケジュールを立てる

上記の流れでキャリアプランを立てていくと、自分自身が歩んでいきたいキャリアの道筋が明確になります。

そして、最も大切なのは実際に行動して経験してみることです。

自分の中でやりたいと思っていたことでも、実際に経験してみなければその仕事が適職なのかどうかはわかりません。

中には「好きなことでも仕事にすると急につらくなった」「向いていると思ったことでも実際にやってみたらなんか違った」というケースも起こるため、自分で経験してみた上でキャリアプランを更新していくようにしましょう。

そしてこの出てきた答えを元に上記の3~5の点について、引き続き考えてみましょう。

これによって理想のキャリアをより達成しやすくなります。

適職だと感じられない理由

適職だと感じられていない方にはいくつかの特徴があります。

そこで本項では適職だと感じられない理由とそれぞれの理由に合わせた解決方法について簡単にご紹介します。

今自分が適職に就けていないと感じている人はなぜそう感じるのか、どうすれば解決できるのか考えてみてください。

成果が出ていないから

1つ目は成果が出ていないことで、自分の適職ではないのではないかと考えてしまっている場合です。

仕事上で成果が出ていないと「自分はこのままでいいのか‥」「自分にはこの仕事が合っていないのではないか‥」と不安になります。

確かに、適職に就いていると成果は出しやすくなります。ただし、成果が出ていないからといってそれが適職ではないと言い切るのはまだ早いです。

末永雄大 末永

新卒、転職直後など仕事にまだ慣れていなかったり、そもそも社内での成果が出る基準が一般的なものよりも高い場合があります。

一度自己分析をしたり、第三者に相談するなど自分を客観的な視点から自分の状況を振り返ってみましょう。

その上で「自分の強みが活かせていない」「自分の性格や能力に合わない」という場合は他に適職があるかもしれません。

自分の力を出しきれていないから

2つ目は、自分の得意なことや強みを出しきれていない場合です。

例えば、人とコミュニケーションを取ることが得意な人があまり周りの人とのコミュニケーションがいらない職業についていたり、1人でコツコツと作業をするのが得意な人がチームで助け合って仕事をすることが多いなどの際、自分の能力が発揮できていないと感じてしまいます。

末永雄大 末永

確かに自分の能力が発揮できていない場合、それは適職ではないかもしれません。しかし、働き方一つでその仕事に対する感じ方が大きく変わる可能性があります。

転職をするという選択肢ももちろんありますが、まずは現職で自分に合った働き方ができないか上司や人事などに相談してみましょう。

末永雄大 末永

私は転職エージェントとして長年働いていますが、はっきり言って転職を何度も繰り返すのは得策ではありません。まずは現職で今の状況を変えることができないか考えてみましょう。

現職以上に自分に適性がある仕事を知っているから

末永雄大 末永

インターネットが急速に発達した現代では、以前よりも情報収集がしやすくなり、自分以外の仕事を知る機会が圧倒的に増えました。

そのためインターネット上でのイメージだけで「自分にはこっちの仕事の方が向いている」などと考える人が増えています。

仕事の選択肢が増えるのも、自分に適性がありそうな仕事を手軽に知ることができるようになったのもとても便利ですが、イメージだけで転職をしてしまうと、結果的にミスマッチにつながってしまいます。

末永雄大 末永

自分の適職というのも性格診断などの簡易的なものを鵜呑みにして判断していませんか?

末永雄大 末永

性格診断などのツールは大変便利ですが、あくまでその人の性格タイプを診断するにとどまるため、診断結果を鵜呑みにして転職をするのは危険です

診断結果はあくまで参考程度にして、きちんと自己分析や業界研究をおこないましょう。

「自己分析のやり方がわからない」「ちょっと自己分析を面倒くさいと思ってしまっている‥」という人はぜひマジキャリに相談してみてください。

適職がわからないのはなぜ?

末永雄大 末永

転職エージェントとして多くの人のキャリア相談に乗っている中で自分の適職がわからないという相談を多く受けます。

末永雄大 末永

そしてそのような人に多い特徴が自己理解と業界理解が足りていないという点です。

自己理解とは興味や価値観、強みや弱みといった自分の特性や価値観を理解することを指します。

キャリア相談に来る人の中には1人で自己分析したものの、どうしても主観が入ってしまいきちんと自分の強みや弱み、価値観を把握できていない人が多くいます。

1人で自己分析をする際はどうしても主観が含まれてしまいます。そのため、客観的な目線を強く意識しておこなう、もしくは第三者であるキャリアのプロなどと一緒におこなうことを意識しましょう。

末永雄大 末永

業界理解については、昨今のSNSやインターネットでのイメージにとらわれ、それだけで業界を理解した気になっている人が多くいます。

インターネットを使うことは悪いことではありませんが、今までのイメージを一旦取り払い、憶測ではなくあくまで事実で業界分析を進めるようにしましょう。

適職の見つけ方:おすすめのサービス【4選】

上記で適職を見つけるための具体的な方法をお伝えしてきましたが、本項ではその際に相談できるサービスを紹介していきます。

今回紹介するサービスを上手く活用することで、自己分析やキャリアプランの設計を効率的に進めることにつながるので、ぜひ参考にしてみてください。

有料キャリアコーチングサービス

適職を見つけるために最もおすすめのサービスは、有料のキャリアコーチングサービスです。

キャリアコーチングサービスは、転職を前提とせず、相談者の悩みに対して「問題・課題解決のためのアドバイス」「目的・目標達成のためのフォロー」をおこなっていくサービスです。

相談者に対してヒアリングを行い、必要に応じて提案やアドバイスをしていきますが、答えを与えるわけではなく本人が行動するためにやり方や必要な情報を教えながら自主的に課題解決に取り組んでもらうようなアプローチをしていきます。

その過程で自己分析をおこない思考や強みについての徹底的な深掘りをおこなうため、自己理解が深まり自分の適性、さらには適職について理解することができます。

また、キャリアコーチングサービスでは、相談者様に合わせたキャリア相談や自己分析のほかに、キャリアプランの設計をおこないます。

自己分析結果から得られた結果を元に、理想の姿に向けたキャリアプランを描くため自分のキャリアに自信を持って進むことができるようになります

末永雄大 末永

適職の見つけ方がわからないと悩む人に一番おすすめのキャリアコーチングサービスはマジキャリです。

末永雄大 末永

マジキャリではキャリアの知見が豊富なコーチが独自の自己分析シートを使用し、どんなところに適性があるのか、どんな仕事が向いているのかなどの「適職」を見つけることに特化した自己分析のサポートをしてもらえます。

徹底的な自己分析をおこなうため、ありたい姿と今の現在の姿とのギャップが明確になり、キャリアプランを描きやすくなります。

具体的なキャリアプランを描く段階では、転職エージェントも運営する弊社だからこそのキャリアについての豊富な知見を活かして、アドバイスをもらうことができます。

そのため、詳細かつ絵に描いた餅で終わらない実現可能なキャリアプランを設計することができます。

末永雄大 末永

実際にお客様満足度は92%の高評価をいただいております。マジキャリではただいま初回面談無料キャンペーンをおこなっておリます。ぜひ一度ご相談ください。

自分の適職がわからない人におすすめ

  • マジキャリ
    自己分析を通して、理想のキャリアへの具体的なアクション設計をサポート!

転職エージェント

転職エージェントでは、求人紹介をはじめとして、自己分析やキャリア相談、履歴書/経歴書の添削、面接サポートなど転職に関する支援をおこなってくれます。

適職を見つけるためには、転職も視野に入れて考えていく必要があるケースも多いので、自己分析やキャリア相談だけでなく、転職支援をしてもらえるというのは大きなメリットになるでしょう。

また、転職エージェントを活用することで、自身の希望や適性に合わせてエージェントがマッチする求人を紹介してくれるので、転職活動自体も効率的に進めることができるのでおすすめです。

ですが、転職エージェントでは転職を前提とした支援が中心になってくるので、本格的な自己分析やキャリアプラン設計、転職を前提としないキャリア相談などをおこなう場合には、他のサービスを活用する方が良いでしょう。

末永雄大 末永

とは言っても、やはり転職エージェントが保有する企業の情報は圧倒的なものがあります。そのため、選択肢が多く自分にとっての適職が見つかる可能性が高くなります。


よって、転職を機に適職につきたいとお考えの人にはおすすめのサービスと言えます。

ハローワーク

ハローワーク(公共職業安定所)は、厚生労働省が運営する就職や転職を支援するための公共機関で、求人の紹介をはじめとして、履歴書/経歴書の添削や面接指導、職業相談や自己分析のサポートなどをおこなっています。

ハローワークは公共施設なので無料で利用することができ、必要に応じて自己分析やキャリアなどの職業に関する相談に乗ってくれるため、自己分析やキャリア相談をするために活用するのも良いでしょう。

ですが、ハローワークではサポートする対象が数多く、本当に仕事に困っている人を優先して支援しているため、状況によっては、自己分析やキャリア相談だけを目的としてサポートを受けることが難しいこともあります。

なので、ハローワークはいざという時の手段として考えておいて、目的に応じて他のサービスの活用も考えていきましょう。

末永雄大 末永

ハローワークは全国に窓口があり、地方の求人を多数保有していることが特徴です。そのため、「転職を機に地方で適職を探したい」という人におすすめのサービスと言えます。

キャリア形成サポートセンター

キャリア形成サポートセンターは、厚生労働省が株式会社パソナへ委託しているキャリア相談をおこなうためのサービスです。

具体的には、ジョブカードという「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び、「職業能力証明」の機能を担うツールを活用して、「自己理解」や「仕事に関する理解」「キャリアプランの作成」「キャリアアップに関する支援」などをおこなっていきます。

サービスは無料で利用できるため、本格的な自己分析をしたり、しっかりとキャリアプランを立てていきたいという人にはおすすめのサービスです。

しかし、転職に関する相談をしたい人やアドバイスが欲しい場合は、キャリア形成サポートセンターでは相談できる範囲が限られてしまうため、転職エージェントやキャリアコーチングサービスを活用する方が良いでしょう。

末永雄大 末永

キャリアコーチに自己分析やキャリアプランの相談ができるため、より自分にあった適職を見極めることができます。

ただ求人紹介は一切おこなっていないため、自分の適性が実際にどのような仕事に役立つのかまで具体的に知ることが難しい点には注意が必要です。

適職の見つけ方:適職診断【6選】

適職を見つけるためには自己分析が必要になりますが上記のサービスよりも気軽に分析したいと思う人は多いでしょう。

そんな人へ向けて、ネットで簡単に実施できて、実際に試して参考になったおすすめの適職診断ツールを厳選してご紹介します。

末永雄大 末永

1番おすすめなのが、キャリアコーチングサービスマジキャリが独自で作成した適職診断です。

この適職診断では。たった9つの質問に答えるだけで、自分の強みや弱み、向いてる仕事・向いてない仕事、ポテンシャルがわかるのです。

この適職診断の結果をもとに、自己分析やキャリアプランの設計などをおこなっていくのはおすすめです。

今なら無料でラインに追加するだけで受けられるので、ぜひ一度試してみてください。

適職診断

適職診断でわかること

  • 仕事で活かせるあなただけの強み・弱み
  • 向いてる仕事・向いていない仕事
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他にもいくつかあるので紹介していきます。

ジョブリシャス診断

ジョブリシャス診断

出典:適職をディグる!ジョブリシャス診断 - マイナビ転職

ジョブリシャス診断は「マイナビ転職」と「ディグラム・ラボ」が協力して提供している適職診断サービスで、20つの質問に答えることで、27つのジョブタイプ別に適職を診断してくれます。

診断結果では「基本的な仕事の性格」をはじめとして以下のようなことを知ることが可能です。

  • イキイキできる仕事環境
  • 仕事での強み・弱み
  • 相性の良い上司・同僚・部下
  • 辞めたくなるシチュエーション
  • ストレスを感じる一言
  • 本領発揮できる職種 etc..

詳細をみるためには、マイナビ転職にログインする必要がありますが、幅広い要素に関して診断できるので、興味があれば活用してみてください。

doda 転職タイプ診断

転職タイプ診断 出典:適職探しのヒントが見つかる!転職タイプ診断

doda 転職タイプ診断では、3つのSTEPに沿って回答していくことで、自分の「転職タイプ」と「今の仕事の満足度指数」を知ることができます。

  1. 仕事において、あなたが重要だと思うことを選ぶ|20問の質問に「重要 or 気にしない」で答える
  2. 優先順位を決める |質問で選んだ内容の優先順位を決める
  3. 直近の仕事をふりかえる|40問の質問に「はい or どちらでもない or いいえ」で答える

最後に「性別」「学歴」「年代」「職業」を入力すると、診断結果を知ることができます。

doda転職タイプ診断では、本格的な診断をしたいというよりも、今の自分の仕事に関する状況を客観的に整理したいと言う場合に活用するのが良いでしょう。

キャリアインデックス 適職診断

キャリアインデックス 適職診断

出典:適職診断(無料) | 転職なら【キャリアインデックス】

キャリアインデックス適職診断では、39問の設問に答えることで、向いている職種をはじめとして以下のような内容に関して診断してくれます。

  • 仕事においてどのようなタイプの傾向があるのか
  • ビジネスにおける強みと改善ポイントは何か
  • 仕事・職場に求めるものは何か

それぞれのタイプや特徴に対して、傾向や注意点なども解説してくれて、自己分析をおこなう際の参考になるので、一度試してみると良いでしょう。

適職診断ナビ

適職診断ナビ

出典:適職診断NAVI(無料)| 自分の適職を把握しよう

適職診断ナビでは、35問の設問に答えていくことで「人物像イメージ」「マッチする職種」「パーソナリティ」「キャリア志向性」「思考スタイル」を診断してくれます。

  • パーソナリティ(15問)|設問に対して「当てはまる」〜「当てはまらない」までの5つの中から選択
  • キャリア価値観(8問)|仕事に対する価値観でもっとも合致する方を選択
  • 思考スタイル(12問)|普段の仕事や勉強のやり方について合致する方を選択

それぞれの項目では、グラフとして可視化しながら、特性や傾向について解説してくれています。

無料診断ツールの中でも幅広い要素について診断してくれるため、自己分析をする際に活用してみるのもおすすめです。

ミイつけよう診断

ミイつけよう診断

出典:いい仕事ミイつけよう診断 - 当たる!リトルミイの職業・適職診断

ミイつけよう診断は、女の転職typeが提供する適職診断ツールで、全11問の設問に回答することで、「経験職種が活かせるスキル」について診断してくれます。

適職診断の中では、設問の数は少ないですが、自身の職種に対して強みとなるスキルについて診断してくれるので「自分が仕事の中でどのような強みがあるのか気になる」という人にはおすすめの診断ツールです。

また、経験を活かせる職種についても紹介してくれているので、自分のキャリアの選択肢を探す参考にするのも良いでしょう。

適職の見つけ方:自己分析の本【3選】

上記では適職を見つけるためのツールについてご紹介しました。

この項ではさらに適職を見つける際に役に立つ本についてご紹介します。診断と合わせて参考にしてみてください。

ストレングスファインダー

ストレングスファインダー

出典:amazon

1冊目は国内で累計120万部の売り上げをほこる、最も有名な自己分析本であるストレングスファインダーです。

本書に付属しているWEBテストのアクセスコードを入力し177問の質問に回答すると、自分の才能・強みを見つけ出してもらえます。一言で言うと、「強みを見つける性格診断」だと言えます。

結果は、34の資質(才能のクラスター)があり、あなたの中でその34の資質がどの順位で現れるかが診断結果として出てきます。

よって、この資質を活かすことができる仕事が適職だと言えるでしょう。

適職の地図

適職の地図

出典:amazon

適職の地図は、筆者である土谷さんの経験から生まれた本です。

ご自身が自己分析から自分の強みを見つけ出し、人生を激変させた経験があり、誰もに「本当の自分」を知ってほしいと言う思いから執筆されています。

この本では「本当の自分」を知るための自己分析メソッドがゲーム形式で紹介されており、最終的には「①やりたいこと」「②自分の強み③」「適職を手に入れるための具体的なプラン」を手に入れることができます。

自己分析から具体的なキャリアプランの設計までを手軽におこないたい人におすすめの本だと言えるでしょう。

「向いてる仕事」を見つけよう

向いてる仕事を見つけよう

出典:amazon

「向いてる仕事」を見つけようはトム・ラスが書いた「適職」を見つけることに特化した本です。

仕事は本来働く人を幸せにすべきだと言う考えのもと自分の強みを組織やチーム、顧客に貢献していくにはどうしたらいいかを学ぶことができます。

巻末についているコードを使用することでContribityのWEBテスト(60問)を受験することもできます。

末永雄大 末永

トム・ラスは本書の目的として「あなたが持つ特性を十分に活かすことで、あらゆる努力を最小限の労力で行えるようにし、組織やチーム、身近な人に対して最大限の貢献ができるようにすること」と述べており、「適職」を探すためにもってこいの本だと言えるでしょう。

転職活動を目的とした自己分析でお悩みの人は以下の記事も読んでみてください。

適職の例【強み・弱み別】

ここでは、性格別の特徴と向いてる仕事の例を紹介していきます。

自己分析から見えてきた強みと弱みをもとに、あなたの適職の例を解説していくので、下記画像の分類で当てはまるものを探してみてください。

末永雄大 末永

先ほども申し上げたようにこれはあくまで一例です。参考程度に見てみてくださいね。

強み 弱み

強み①・弱み①→営業職

営業職で求められる能力は各工程によって若干違いますが主に以下のようなものがあります。

営業職で求められる強み・性格

  • 課題発見能力
  • コミュニケーション能力
  • ストレス耐性
  • 目標達成意欲
  • ヒアリング力

営業職で求められる弱み・性格

  • おしゃべり
  • 目立ちたがり
  • 負けず嫌い

営業職は基本的に顧客と関わる仕事になるのでコミュニケーション能力に関するスキルを持っている人は向いてると言えるでしょう。

また営業職というのは基本的にノルマを設けられることが多いので目標達成意欲やストレス耐性がある人も営業職に向いてます。

営業職について詳しく解説しているので、営業職に興味がある人はこちらの記事を参考にしてみてください。

強み②・弱み②→マーケティング・企画職

以下の強みは、マーケティングや企画職で強みを発揮することができます。

マーケティング・企画職で求められる強み・性格

  • クリエイティブ性
  • 論理的思考力
  • 言語化力

マーケティング・企画職で求められる弱み・性格

  • 凝り性
  • 影響を受けやすい

企画職の業務内容としてはリサーチ 、商品企画、商品開発 、販売促進 、営業企画 、広告、宣伝 広報、PRなどがあります。

企画を生み出すためのクリエイティブ性や、施策の効果を検証するためのロジカルシンキングができる人はマーケティング・企画職に向いてるといえます。

一見華やかな職種と思われますが、数値を分析したり、成果が出るまで長期的に施策を回し続けないといけなかったりと想像以上に泥臭い仕事が多いです。

もし企画職に興味がある人は以下の記事も参考にしてみてください。

転職する際の志望動機や必要なノウハウなどを解説しています。

強み③・弱み③→事務職

数値を扱うことの多い事務職は、効率的に仕事を進めたり、急な差し込み業務が入っても臨機応変に対応する力が求められます。

以下の強みに当てはまる人は事務職に向いています。

事務職で求められる強み・性格

  • 物事を正確にこなす力
  • 臨機応変な対応力

事務職で求められる弱み・性格

  • 慎重すぎる
  • 優柔不断

営業職のように定量的な目標を追うのではなく、任された仕事をコツコツ頑張りたいという人は「事務職が適職」と感じる人が多いです。

事務職は20代、30代の女性に人気の仕事なので、もし事務職に転職したいと考えるのであれば以下の記事も読んでみてください。

強み④・弱み④→エンジニア・技術職

エンジニアをはじめとする技術職は、以下の強みがあると適職と感じやすいです。

エンジニア・技術職で求められる強み・性格

  • 諦めずやり遂げる力
  • 学習能力
  • 発想力

エンジニア・技術職で求められる弱み・性格

  • 頑固
  • 批判的
  • 諦めが悪い

技術は日々進歩しているためコツコツ学び続ける力を持っている人は向いていると言えるでしょう。

また技術職は正解のない中でも答えを探し出すことが多いため諦めない姿勢が求められます。

未経験でITエンジニアになることは容易ではないですが、100%不可能というわけではありません。

もし異業種から転職してみたいと考えている人は以下の記事を参考にしてみてください。

【転職するのもアリ】適職に就くメリット

ここまで適職に就くための具体的な方法についてご紹介してきました。よって、以下では実際に適職についた場合、どのようなメリットがあるのかについてご紹介します。

適職に就くことで得られるメリットは主に以下の3つです。

もし適職が見つかったのなら、転職するのもアリです。

仕事上での成果が出やすい

これがおそらく一番大きなメリットですが、適職に就くことで無理せずとも仕事上での成果を出しやすくなります。

自分の能力や強みに適した仕事のため、今までと同じ力で仕事をしていても自分なりのバリューが発揮できるようになり、それが結果につながるのでしょう。

仕事上で成果が出ることで、その仕事にやりがいを感じられるようになり、より一層積極的に仕事に取り組むことで、更なる成果を生み出せると言う好循環にもつながります。

ストレスを軽減させることができる

仕事をしていると、なかなか成果が出なかったり、他人と比べて自分のできなさに落ち込んだり、人間関係がうまくいかなかったりとストレスが溜まる場面が多くあります。

しかし、適職に就くと自分の得意なことを仕事にしており、自然とバリューを発揮できるため仕事を遂行する上で楽しさを感じるようになり、結果としてストレスを軽減させることにつながります。

1日の3分の1をも占める仕事上でのストレスが軽減されるので、日々の暮らしが楽しくなり人生を豊かにすることもできるしょう。

天職が見つかる場合がある

適職の定義は冒頭でお伝えした通りです。

反対に天職とは「天から授かった職業」「その人の天性に最も合った職業」という意味を持っており、適職と似たような特徴もありますが下記のように異なる部分もあります。

【天職】の特徴

  • どれだけ働いても苦にならず、ずっと続けていたいと思える仕事
  • 稼げるか稼げないかに関わらず、やりがいをもって取り組める仕事
  • 特に意識しなくても意欲的に取り組みステップアップしていける仕事

お伝えしたとおり、適職は自身の性格や能力に適性があり優れた成果を出しやすい仕事です。

そのため、初めは「天職」だと感じていなかった仕事でも、続けるうちにやりがいを持って働くことができるようになり、「天職」だと感じることができるでしょう。

もしもあなたが「天職を見つけたい!」と感じたのであれば、まずは『適職』を見つけることから始めましょう。

そうすれば、自ずと天職だと思える仕事に巡り合えるかもしれませんよ。

適職が見つからないとどうなる?

ここまで、適職に就くことの重要性についてお話ししてきましたが、世の中には職業がたくさんあり、自分にとっての適職を見つけ出すことが難しいことは事実です。

適職に就くことができなかったらどうなってしまうのか気になっている方も多いのではないでしょうか?

適職に就くことができなかった場合、起こりうることは主に以下の2つです。

評価されず、年収も上がりづらい

適職が見つからず、向いてない仕事を続けていても評価されず、年収も上がりにくいです。

というのも、適職についていると、自分の得意なことを仕事に活かすことができるので、吸収力が高く、成長スピードも速いです。

一方で、適職についていないと、仕事において自分の得意な領域で能力を発揮する機会も多くありません。

成長スピードが遅かったり、得意なことを仕事で扱えないと成果も出にくいので、評価されにくいです。

評価されないと年収も上がらない上、ポジションも後輩に抜かれてしまったりすることもあります。

会社に行くのがしんどくなる

適職につけていないと、仕事で活躍することもできず、仕事の楽しさを感じることができないので段々と通勤が嫌になってしまいます。

というのも、仕事というのは成果が出て、人から褒められたり認めらたりすることで、仕事の楽しさを感じたり、「頑張ってよかったな」と思う人が多いはずです。

ただ、適職に就けず成果が出ない状態が続くと、会社に行くことが苦痛に感じてしまいます。

仕事が楽しくない、仕事がつまらないから平日が苦痛に感じる人は、適職につけていない可能性が高いです。

もし当てはまるようでしたら、以下の記事でそう感じる原因や対処法を解説しているのであわせて読んでみてください。

適職が見つからないあなたへ

ここまで『適職』を見つける方法やおすすめの適職診断ツール・キャリア相談サービスについて紹介してきました。

末永雄大 末永

世の中に数多ある仕事の中で何が自分に適しているのか、把握することはとても難しいですよね。

自分の適性についてよく知ること、そして圧倒的なキャリアや仕事の情報を手に入れて、初めてそれが可能になります。

末永雄大 末永

でも、自分1人でそこまで正確に自分を見つめ直すこと、そしてそれだけのキャリアの知識を手に入れることは不可能に近いのではないでしょうか。

そこで「適職」をお探しの人におすすめなのがマジキャリの適職診断です。

マジキャリの適職診断では、たったの9つの質問に答えるだけで、強みや弱み、向いてる仕事と向いてない仕事、あなたの将来の可能性までわかります。

適職につくことで、仕事で自分の強みを活かすことができるため、活躍しやすく、生き生きと働くことができるでしょう。

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適職診断は無料で受けることができるので、ぜひ適職を見つけたいという人は一度受けてみてください。

適職診断

適職診断でわかること

  • 仕事で活かせるあなただけの強み・弱み
  • 向いてる仕事・向いていない仕事
  • あなたのキャリアの伸びしろ

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適職の見つけ方がわからない人によくある質問

人物 相談者

適職を無料で診断できるツールが知りたいです。

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適職を診断するには、以下のツールがあります。
・ジョブリシャス診断
・doda 転職タイプ診断
・キャリアインデックス 適職診断
・適職診断ナビ
・いい仕事 ミイつけよう診断
適職診断ツールは無料でかつ手軽に診断できますが、あくまで傾向のみしか把握することはできません。
診断結果があなたにぴったりの適職とは限らないので、結果を鵜呑みにするのはやめましょう。

人物 相談者

適職がわからない20代です。何からすれば良いですか?

末永雄大 末永

適職がわからない20代は、自己分析をして自分の強みを明確にしましょう。
適職がわからないというのは、自分の強みを仕事でいかせている実感がないはずです。
自己分析のやり方については以下の記事で詳しく解説しているので、自分の強みを見つけたい人は参考にしてください。

人物 相談者

適職がわからない30代です。何からすれば良いですか?

末永雄大 末永

適職につけていない30代はキャリアのプロであるキャリアコーチングに相談しましょう。
というのも、30代は年齢的に転職自体が難しかったり、キャリアチェンジのハードルが高いことが現実です。
一人で自己分析を進めるより、キャリアや転職の知見があるプロに相談して、一緒に自己分析を進めることで、間違った自己分析をせずに適職に転職することができますよ。

人物 相談者

適職を紹介してくれるサービスはありますか?

末永雄大 末永

適職を紹介してくれるサービスはないですが、転職エージェントとキャリアコーチングの併用をおすすめします。
なぜなら、転職エージェントとキャリアコーチングでは、各サービスのメリット・デメリットは違うからです。
キャリアコーチングに相談して適職を見つけた後に転職エージェントに登録して、自分の適職に該当する業界や業種を紹介してもらうことで、適職を見つけて、紹介してもらえますよ。

  転職
エージェント
キャリア
コーチング
メリット 求人を紹介してくれる 適職を見つけてくれる
デメリット 適職は見つけてくれない 求人は紹介してくれない

マジキャリ

転職を前提としないキャリアコーチングサービス
徹底した自己分析からキャリアプラン設計まで、圧倒的な価値を提供します!

ポイント

  1. 徹底した自己分析やキャリアの棚卸し
  2. 中長期的なキャリアプランの作成
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