第二新卒の転職はもったいない?有利な人と失敗しやすい人の特徴

第二新卒の転職はもったいない?有利な人と失敗しやすい人の特徴

    第二新卒の転職は本当にもったいないのか?

    採用の実情を踏まえ、有利になる人・やめたほうがいい人の特徴を解説します。

    第二新卒の転職のメリットやデメリット、第二新卒歓迎の求人の探し方まで、後悔しない転職を目指す方法を紹介します。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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第二新卒はもったいない?採用の実状

第二新卒は「もったいない」といわれることがありますが、これは誤解です。

実際には、第二新卒を積極的に採用する企業が増えています。

ここでは、第二新卒の採用事情について以下の内容を解説します。

おすすめの転職サイトやエージェントについては、以下の記事で詳しく解説しています。

第二新卒を採用する企業の割合

第二新卒・既卒の採用状況に関するアンケートによると、全体の4割以上の企業が、これまでに第二新卒を採用した経験があると回答しています。

第二新卒の採用状況

出典:LHH【アンケート結果】第二新卒・既卒の採用状況

「採用経験あり」と「検討中」を合わせると、6割以上の企業が第2新卒の採用に前向きな姿勢を示していることが明らかになりました。

多くの企業にとって第2新卒が重要な採用ターゲットとなっており、その採用に積極的な関心を持っていることがうかがえます。

企業が第二新卒を採用した理由

  • 中途採用と新卒採用を同時採用している
  • 優秀な若い人材がほしい
  • 社会人として基本知識が身に付いている

多くの企業が、中途採用と新卒採用の両方を行っていると回答しました。

末永雄大 末永

企業側は中途と新卒の採用において、明確に線引きしていないケースは多く、第二新卒の採用に前向きな企業も多いことがわかります。

第二新卒の採用率

一度就職して社会人になったものの、短期間で退職してしまっていることから、第二新卒の就職は厳しいと考える人もいるでしょう。

しかし、厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果」によると、20~24歳の転職入職率は男女ともに14.7%で、25~29歳で約50%です。

29歳までを第二新卒と捉えた場合、第二新卒率の転職成功率は約5~6割といえます。

末永雄大 末永

第二新卒の採用率は決して低くはなく、転職を成功させることは十分に可能だと考えて良いでしょう。

企業の意識調査

LHHの「【アンケート結果】第二新卒・既卒の採用状況」によると、企業から以下のような回答が寄せられています。

採用した企業の満足度

  • 「満足している」12.1%
  • 「やや満足している」42.2%

この結果から、半数以上の企業が第二新卒の採用に満足しているということがわかります。

企業の第二新卒に対する印象

  • いい人材が割と多い
  • 即戦力になる
  • モチベーションが高い

企業の人事は、素直で働く意欲が高く、適応力が高いとみています。

第二新卒のポテンシャルの高さは魅力的だといえるでしょう。

末永雄大 末永

また、第二新卒は社会人として挫折を経験しているため、社会の厳しさを理解しています。


未経験の新卒以上に意欲が高いと評価している企業も多いので、自信を持って挑戦しましょう。

第二新卒の転職がもったいないと言われる理由

自身が抱えている不安を払拭できる可能性があるため、第二新卒がもったいないといわれる理由を把握しておくことが大切です。

ここでは、以下の第二新卒の転職がもったいないと言われる理由を解説します。

社会経験やスキル不足の懸念

一般的に新卒で入社した会社には3年は勤めた方が良いとされています。

基本的なビジネススキルを身に付けるには3年程度の経験が必要だと考えられているためです。

新卒から働き始めたばかりの第二新卒は実務経験が浅く、社会経験や基本スキルを習得していないと判断されることも多くあります。

末永雄大 末永

転職するならある程度の経験や実績が必要だとする考えから、第二新卒での転職はもったいないと言われることがあります。

就職活動への本気度の欠如

短期間で退職している第二新卒は、学生時代に就職活動を本気でやっていなかったと判断されることがあります。

学生時代の就職活動を本気でやっている人の多くは、第二新卒で転職を考えることは少ない傾向があるためです。

第二新卒は短期間で会社を辞めていることから、仕事に対する情熱や積極性が低いと思われがちで、正当に評価はされにくい傾向があります。

末永雄大 末永

第二新卒は、就職活動において慎重な選定と調査が不足していると見なされることがあります。


そのため、過去の失敗をもとに十分検討した上での転職活動だと伝えることが重要です。

仕事に対する意欲や向上心の不足

第二新卒は、仕事に対する情熱や積極性がないと思われやすいです。

第二新卒の場合、新卒で入社後、成果や実績をあげないまま退職していることになります。

即戦力として採用できるほどのポテンシャルがないと見なされれば、仕事に対する評価も低くなるでしょう。

末永雄大 末永

転職することが必ずしもマイナスにはなりません。


転職活動では実現したい目標などをアピールすれば、マイナスを払拭することも可能です。


正社員経験が少なく、不安な人は以下のエージェントがおすすめです。

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経歴に早期退職した事実が残る

採用担当者から見ると「入社3年以内で辞めている」事実が履歴書や職務経歴書に残ります。

新卒入社後すぐに転職を経験していると「忍耐力がない」とレッテルを貼られてしまうこともあるでしょう。

しかし、転職は珍しいことではありません。

転職に至った理由や目的が明確で、次の会社での目標が定まっていれば、前向きな転職と認められます。

末永雄大 末永

転職することが必ずしもマイナスにはなりません。


転職活動では実現したい目標などを面接でアピールすることで、マイナスを払拭することが可能です。

キャリアアップの機会を逃す可能性がある

第二新卒がもったいないと言われるのは、キャリアアップの機会を逃す恐れがあることも理由のひとつです。

ただし、第二新卒であってもスピーディに成長できる会社もあります。

新卒と中途で扱いが平等かなどの視点で企業選びをすることで、キャリアアップの道も開けるでしょう。

末永雄大 末永

中途社員よりも新卒社員を優遇する会社はまだ多くあるので、やりがいを見出すことができ、自分らしく楽しく貢献できる環境を見つけましょう。

第二新卒でもOK!転職するメリット

「第二新卒採用」や「ポテンシャル採用」など、20代を明確にターゲットとした求人に対して、「魅力を感じる」と回答した20代は約9割にのぼります。

「自分が採用対象だとわかりやすい」という声も多く、第二新卒の立場でも転職に踏み出しやすくなっているようです。

以下の円グラフは、そうした求人に魅力を感じるかどうかを20代に尋ねた結果を示しています。

第二新卒採用

出典:株式会社学情prtimes

このように、ターゲットが明確な募集に対して、20代の求職者はポジティブな印象を抱いていることがわかります。

末永雄大 末永

募集要項でターゲット層がはっきりしていることで、応募への心理的なハードルも下がっているといえるでしょう。

世間的に第二新卒で辞めることは「もったいない」と言われる傾向がありますが、第二新卒だからこそのメリットもあります。

ここでは、以下の第二新卒で転職するメリットについて解説します。

将来性を期待されてポテンシャルを重視される

第二新卒の「これから伸びる可能性」が企業にとって魅力的に映ります。

企業は、新しい環境で成果を出そうとする意気込みや、自分のキャリアを真剣に考えている姿勢を重視しているためです。

若さゆえの体力や吸収力も第二新卒のアドバンテージとなるでしょう。

末永雄大 末永

スキルがなくて転職に不安がある人も、過度にためらうことはありません。


コミュニケーション能力と仕事に対する意欲があれば、どんな職種にも挑戦しやすいのが第二新卒の強みです。

社会人経験を踏まえたアピールができる

第二新卒は社会人経験こそ劣るものの、基礎的なビジネスマナーを身に付けています。

企業にとっては、新卒よりも第二新卒を採用する方が教育コストを抑えることが可能です。

そのため、年齢層が高い企業では、将来性のある第二新卒の需要があるでしょう。

末永雄大 末永

第二新卒の場合、経験や実績をアピールするのは難しいです。


ただ、仕事に対する意欲ややる気が伝われば、転職のハードルは思っているほど高くないといえるでしょう。

新卒時と比較してライバルが少ない

新卒時よりもライバルが少ないのも、第二新卒で転職するメリットです。

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」によると、第二新卒と呼ばれる期間に転職するのは全体の3割程度とされています。

第二新卒を積極的に採用したい企業もあるため、転職先が見つからず困るといった事態に陥ることはほとんどないでしょう。

末永雄大 末永

新卒では就職できなかった第一志望の企業に第二新卒で転職できたというケースもあるようです。


第二新卒に引け目を感じず、働きたい企業を視野に入れて積極的に活動しましょう。

第二新卒のデメリット

世間一般的な印象としては、「応募企業が限られる」「否定的に捉えられる」などネガティブな要素が多いですが、実際は第二新卒を積極的に採用する企業は増えています。

たとえば、2025年1月に掲載された日本経済新聞の記事では、第二新卒の求人は2年で2倍になっており、新卒入社から数年以内で離職する「第二新卒」の求人が急増していると報じています。

HRogの「第二新卒 求人市場レポート」では、「第二新卒」を含む求人件数は右肩上がりに増加、2024年に入ってからは+50%前後で推移しており、「第二新卒」求人が増える勢いは加速している様子です。

末永雄大 末永

人手不足に課題を抱える企業が多く、採用要件を緩和している可能性が伺える結果といえます。


第二新卒の求人の市場動向を知りたい人は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

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第二新卒で転職しない方が良い人の特徴

新しいキャリアパスやチャンスを求めて転職活動をする第二新卒の人は多いですが、第二新卒での転職をおすすめしない人もいます。

ここでは、第二新卒で転職しない方が良い人の特徴をご紹介します。

現職に飽きただけで転職しようとしている

転職はキャリアに影響を与える重要な決断となるため、現職に飽きたからといって転職を考えるのは危険です。

第二新卒の転職では、後悔しないためにも、冷静な分析と計画的なアプローチが必要になります。

現職における分析と将来のビジョンを明確にすることが大切です。

末永雄大 末永

飽きるという感覚は、新しいスキルの獲得やキャリアアップに対する欲求の表れかもしれません。


業務や職場環境の見直しや改善を怠っていないか、今一度考えてみましょう。

勢いで転職を考えている

勢いで転職しようとするのは、後悔を招く要因になります。

第二新卒での転職は勢いだけで上手くいくものではありません。

今後のキャリアに大きな影響を与える決断だけに、現状を正しく分析し、将来のビジョンを明確に描くことが大切になります。

末永雄大 末永

第二新卒で転職を考えるなら、冷静かつ慎重な判断と計画的なアプローチが求められます。

現職における問題解決に取り組んでいない

現状の問題点を解決するための努力を怠っている人は転職すべきではありません。

現実逃避から転職すると、新しい職場でも同じことを繰り返す可能性があります。

現状の問題点と向き合って改善努力をした上で、転職を検討することが大切です。

末永雄大 末永

しっかり向き合うことで、問題解決能力や改善努力が養われ、新しい職場でも成功しやすくなるでしょう。

もったいないは誤解!第二新卒でも転職に有利な人

第二新卒での転職は、目的や状況に応じて判断することが大切です。

第二新卒で転職するすべての人がもったいないわけではなく、悩まずに行動した方が良い人もいます。

ここでは、第二新卒でも転職に有利な人をご紹介します。

転職目的とやりたいことが明確

辞める理由と就きたい仕事がすでに明確にあるならば、転職を選ぶのはひとつの方法です。

前向きな気持ちで働けていないのであれば、もったいない転職とはいえません。

新たな挑戦が目的になっている場合も転職をおすすめします。

末永雄大 末永

現職で不満や成長の限界を感じている場合や、希望のキャリアが築けない場合は、むしろ転職して新たなキャリアパスに向けて行動すべきでしょう。

現職で適切な評価を受けていない

職場で自身の働きが適切に評価されているかどうかは重要な要素です。

現職での評価が不十分であると感じる場合は、転職を検討する理由になり得ます。

ただし、第二新卒の場合は経験値が浅いため、そもそも評価できるキャリアでないことも考えられます。

末永雄大 末永

転職活動を通じて自身の評価の妥当性を判断することにも繋がります。


まずは自身の市場価値を把握するところから始めてみるのがおすすめです。

転職市場で評価される要素がある

転職活動を始める前に「そもそも自分には企業に求められる要素があるのか」を把握しておくことが大切です。

市場価値が高いのであれば、今よりも好条件で採用される可能性があります。

末永雄大 末永

転職の際にアピールできる材料があれば、転職活動で有利に働きます。


スキルや経験を棚卸する、第三者から客観的な意見をもらうなどして、自分自身の評価ポイントを整理しておくと良いでしょう。

労働環境が悪くて疲弊しながら働いている

勤務環境や人間関係に問題がある場合は、たとえ入社して日が浅くても転職を検討するべきです。

無理に働き続けると、場合によっては休職を余儀なくされる場合もあります。

疲弊して行動する意欲を失う前に、新天地で経験を積み直しましょう。

末永雄大 末永

ただし、労働環境が悪いからという理由を伝えるだけでは他責思考だと捉えられてしまうことがあります。


転職する際は、誰もが劣悪な労働環境だとわかるよう具体的に伝えることが大切です。

「もったいない転職」を避けるためにするべきこと

第二新卒での転職は漠然と考えていても上手くいきません。

もったいない転職にしないためにも、ポイントを押さえることが大切です。

ここでは、「もったいない転職」を避けるためにするべきことをご紹介します。

辞めたい理由に真剣に向き合う

退職後に後悔しないためにも、辞めたい理由と向き合うことが大切です。

本当に辞めるべきか、現職を続けるべきかを考えましょう。

自分自身と向き合う中で、不満の裏にある前向きな想いに気づくこともあります。

転職活動は、自分の希望や思いを軸に行動することが成功のカギです。

末永雄大 末永

実現可能なキャリアプランであるか、転職が自身のキャリアにプラスに働くかなど、じっくり検討してみましょう。

自己分析をして方向性を明確にする

軸が定まらないまま漠然と転職活動せず、方向性を明確にすることが大切です。

そこで、ポイントになるのが自己分析です。

以下は、自己分析の5ステップになります。

  1. 退職、転職理由を明確にする
  2. 仕事で重視する価値観を把握する
  3. 働いてからの自分の強みや特徴を考える
  4. 過去の行動から傾向や性格を知る
  5. 分析結果をもとに自己PRを作成する

末永雄大 末永

スキルや実績など、第二新卒が求められている将来性を踏まえて整理することが大切です。


数値的な実績だけでなく、仕事の取組み方や問題点の解決方法なども含めましょう。


自己分析が苦手な人は、転職エージェントのサポートを受けてみるのもおすすめです。

転職すべきか現状と照らし合わせる

失敗しない転職をするためには、転職することで本当に解決する問題なのかをよく考えましょう。

今の会社で改善を提案することで改善が見込めるなら現職で頑張るのも選択肢のひとつです。

自身の提案が企業に受け入れられず改善が見込めないなら、転職を決断するタイミングかもしれません。

末永雄大 末永

問題の本質をしっかり押さえた上で、最善な選択肢を見極めることが大切です。


現職で悩みや状況改善が見込めるかどうかを確認しましょう。

転職後のキャリアプランをイメージする

今の会社を辞めたいだけでは、転職先でも不満が出る可能性があります。

なりたい自分の姿をより具体的にイメージすることが大切です。

キャリアプランのイメージ

  • ○○の分野のスペシャリストとして独立したい
  • マネジメントの実績を積み、部長や役員を目指したい
  • グローバルな環境で働き、海外で活躍したい

キャリアプランをイメージする際は、達成したいことや、どの業界や職種でキャリアを築きたいのかを具体的に考えることが求められます。

末永雄大 末永

キャリアプランを見据えた転職活動をすることで、ブレない軸ができ、企業に納得感のある選考理由をアピールできます。


今後必要になる経験やスキルも見えてくるでしょう。

自身の市場価値をあげる

有利に転職活動を進めるためには、自身の市場価値をあげることも大切です。

ポテンシャルが評価される第二新卒でも、市場価値の高さも見られるポイントになります。

転職市場での需要や望む条件の求人がどれくらいあるかリサーチする必要があるでしょう。

末永雄大 末永

自身の市場価値を最大限アピールしましょう。


自身の市場価値を知りたい人は、転職エージェントの活用がおすすめです。


専門のキャリアアドバイザーによる的確なアドバイスがもらえます。

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第二新卒の転職で成功するためのポイント

第二新卒の転職では、転職活動を長引かせないために意識すべきことがあります。

ここでは、第二新卒の転職で成功するためのポイントをご紹介します。

在職中に転職活動を進める

第二新卒で転職するなら、在職中に転職活動を進めるのがおすすめです。

退職後に転職活動した場合、焦ってすぐに転職できる仕事に飛びついてしまいやすくなります。

在職中に転職活動を進めれば、安定した収入による安心感があります。

焦らず正しく判断することができ、本来の目的を見失わずに活動できるでしょう。

末永雄大 末永

仕事をしながら転職活動する場合、時間が取れず大変だと感じることもあるかもしれませんが、気持ちやお金の余裕を持ってじっくり進められます。

自己分析を深める

自分の強みや弱み、キャリアの方向性を正しく把握するためには、自己分析は必須です。

自己分析を徹底することで、説得力のある自己PRや志望動機の作成にも役立ちます。

得意なスキルや経験、価値観などを洗い出し、本当にやりたいことや適性などを、明確にしましょう。

末永雄大 末永

自己分析を徹底することで、自分の適性を把握でき、マッチした企業を見つけやすくなります。


他者からの評価も気づかなかった特徴に気づかされることがあるため、フィードバックを受けてみるのもおすすめです。

転職サイトやエージェントを活用する

特にエージェントの利用は第二新卒にとって必須です。

第二新卒は転職市場で「ポテンシャル採用」枠を狙うためには、適切な準備と戦略が必要になります。

末永雄大 末永

転職エージェントを活用することで、より良い条件で、最短ルートで転職成功の確率を上げることができます。


履歴書や職務経歴書の添削や面接対策も受けられるので、積極的に活用してみてください。

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第二新卒歓迎の求人の探し方

第二新卒として転職することを決めた場合、第二新卒歓迎の求人はどのように探せば良いのでしょうか。

ここでは、第二新卒歓迎の求人の探し方をご紹介します。

転職サイトを利用する

転職サイトには、さまざまな業界や職種があるため、求める条件に絞って求人を探せます。

併用することで、より多くの求人にアクセスすることが可能です。

チェック項目

  • 職種
  • 勤務地・路線・駅
  • 業種
  • 雇用形態
  • 年収
  • 休日
  • 待遇・福利厚生

希望条件を明確にし、自分に合った求人を見つけましょう。

末永雄大 末永

さまざまな業界や職種の求人があるため、求める条件に絞って、効率よく検索するのがおすすめです。


求人は毎日更新されるため、こまめにチェックしましょう。

第二新卒におすすめの転職サイトを知りたい人は、以下の記事も併せてチェックしてみてください。

転職エージェントに紹介してもらう

自分に合った第二新卒向けの求人を見つけるなら、転職エージェントを積極的に活用するのがおすすめです。

転職サイトでは大企業や優良ベンチャーの企業の非公開求人を紹介してもらえる可能性があります。

非公開求人は登録しなければ、紹介を受けられないため、まずは登録してみましょう。

末永雄大 末永

転職エージェントでは求人紹介以外にも、キャリアアドバイザーによる書類や面接対策などのサポートも受けられます。


転職に不安がある人は相談してみてください。

下記の記事では、第二新卒におすすめの転職エージェントをランキングで紹介しています。

スカウト型の転職サイトを利用する

スカウト型の転職サイトは、プロフィールを見てスカウトしているため、選考通過率が高く、転職できる可能性が高いです。

プロフィールで効果的にアピールすれば、多くの企業からスカウトがもらえます。

末永雄大 末永

実績などを具体的な数字で記載するなど、プロフィールの書き方を工夫することがスカウトを得るための秘策です。

知り合いに紹介してもらう

第二新卒の求人を探すためには、知り合いに紹介してもらうのも方法のひとつです。

知り合いに紹介してもらう「リファラル採用」では転職後のミスマッチを減らせます。

リファラル採用とは?

自社の社員や関係者から知人や友人を紹介してもらい、採用につなげる手法

実際に働いている知り合いから具体的な業務内容や社風、内情を聞くことができるため、入社後のギャップを抑えることが可能です。

また、入社時点で知り合いが働いていることから、安心感も得られます。

末永雄大 末永

リファラル採用は、企業が求める人材像と、候補者のスキルや性質を理解している社員による紹介のため、マッチング精度が高くなるのが特徴です。

第二新卒は転職エージェントの併用もおすすめ

非公開求人として「第二新卒を積極採用する企業」は、転職サイトに求人を載せないことが多く、企業に「またすぐ辞めるのでは?」と思われない伝え方を教えてもらえます。

だからこそ、「第二新卒歓迎の求人」を探す際は、転職サイトとエージェントの両方を活用するのがベストです。

既卒・正社員経験が少ない人向けの転職エージェント

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第二新卒の転職に関するよくある質問

ここで、第二新卒の転職に関するよくある質問にお答えします。

第二新卒とは、入社から何年目までを指すのですか?

第二新卒とは、新卒で入社してから3年以内に転職を考える人を指します。

年齢による定義は特にありません。

一般的には、新卒で入社した会社を1~3年で退職し、新たな職場を探している若手社会人が該当します。

第二新卒で大手企業に転職するのは難しいですか?

第二新卒でも大手企業への転職は可能です。

ただし、採用枠の少なさや学歴の重視などから、難易度が高い場合もあります。

下記の第二新卒におすすめの業界一覧も参考になるので、チェックしてみてください。

入社3ヶ月で辞めるのは、やはり「もったいない」ですか?

退職後にやりたいことが明確にある新卒の方であれば、3ヶ月で辞める決断も否定されるものではありません。

入社してからの期間が短くても、自分の意志で進路を選ぶことは大切です。

やりたいことに向かって前向きに行動する姿勢は、尊重されるべきものですよ。

未経験の業界に挑戦したい場合、第二新卒での転職は可能ですか?

はい、第二新卒であっても未経験の業界に転職することは可能です。

第二新卒は、新卒と年齢が近く、なおかつ社会人としての経験もあるため、企業からはポテンシャルや基本的なビジネスマナーを備えている点が評価されやすいです。

早期離職の理由として、企業に伝えても良いこと、避けるべきことはありますか?

はい、伝え方によってはポジティブに受け取られることもあります。

たとえば、「自分の適性を見極めたうえで新たなチャレンジをしたい」という前向きな理由は評価されやすい傾向にあります。

一方で、「人間関係が悪かった」などネガティブな印象を与える理由は避け、事実を冷静に伝える工夫が大切です。

   
第二新卒の転職活動は、新卒の就職活動と比べて何が違いますか?

大きな違いは、選考期間の長さと活動時期にあります。

新卒は、1年ほどかけて企業研究やエントリーを行い、選考時期も一斉に始まる傾向があります。

一方、第二新卒の転職活動は通常1〜3ヵ月程度と短期間で、通年で求人が出ているため、自分のタイミングで応募できるのが特徴です。

   
第二新卒が転職する際に、注意すべきことは何ですか?

第二新卒の転職では、短期間での離職理由をしっかり説明できるように準備することが大切です。

転職理由を明確にし、企業研究を十分に行ったうえで、応募書類も丁寧に仕上げましょう。

また、選択肢を広げつつ、自分が企業に求める条件の優先順位を明確にしておくと、ミスマッチのリスクを減らせます。

   

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