
博報堂DY ONE(旧 DAC)へ転職するには?難易度・年収・選考・評判を徹底解説
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)は2024年に博報堂DY ONEへ統合されました。DACへの転職難易度や年収の目安、選考フロー、評判、向いている人まで、現役の転職エージェントが分かりやすく解説します。
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)への転職を考えて調べてみると、年収や難易度の情報がサイトごとにバラバラで戸惑う人が多いです。
実はその原因のひとつが、DACが2024年4月に再編され、現在は「博報堂DY ONE」という会社に変わっている点にあります。
この記事では、最新の会社の姿を踏まえたうえで、転職難易度・年収の目安・選考フロー・評判、そして向いている人の特徴まで、現役の転職エージェントの視点で整理して解説します。
末永
- すべらないキャリアエージェント代表
- 転職系YouTube登録者数8万人
- 書籍「キャリアロジック」「成功する転職面接」出版
- 過去1万人以上の転職・キャリア形成を支援
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)とは?
DACは、日本のインターネット広告を黎明期から支えてきたデジタル広告のパイオニアです。まず押さえておきたいのは、2024年に大きな組織再編があった点です。
2024年にアイレップと統合し「博報堂DY ONE」へ
DACは2024年4月1日にアイレップと統合し、新会社「株式会社Hakuhodo DY ONE」として再スタートしました。
つまり、今「DACに転職したい」と考える場合、実際の応募先は博報堂DY ONEになります。
博報堂DY ONEは博報堂DYグループ100%出資の会社で、グループの「デジタルコア」を担う位置づけです。
社員数は約3,200名(2025年4月時点)と、デジタルマーケティング会社としては国内最大級の規模になりました。
DACそのものは1996年に博報堂などの共同出資で設立され、2019年に上場廃止を経てグループのデジタル中核へと成長してきた歴史があります。
親グループである博報堂への転職に興味がある人は、こちらの記事も参考になります。
事業はデジタルマーケティング全般の企画・運用支援
博報堂DY ONEの事業は、デジタルマーケティング全般の企画・コンサルティング・運用代行です。
企業のWeb広告やデータ活用について、戦略の立案から媒体の選定、配信、効果改善までを一貫して支援します。
統合により博報堂DYグループのマーケティングのナレッジやデータも集約され、グループのデジタル中核として幅広い領域をカバーしています。
博報堂DY ONE(旧 DAC)への転職難易度は高い?中途採用の実態
結論から言うと、博報堂DY ONEの転職難易度はやや高めです。デジタルマーケティングの専門性が問われるためです。
専門性が問われるため難易度は高め
難易度が高めな理由は、広告業界大手の博報堂DYグループに属し、デジタル領域に特化した専門企業だからです。
中途採用では、広告・Webマーケティングの実務経験や、データを使って成果を出した経験が評価されやすいです。
特に、Web広告の運用経験や、データを分析して施策に落とし込む力を持っている人は、選考で有利に働きます。
ただ「難易度が高い」と聞いて身構えすぎる必要はありません。
求められているのは華やかな経歴ではなく、課題を見つけて数字で改善した具体的な経験です。
今の仕事での成果を、誰が読んでも分かる数字とプロセスで語れるよう準備しておきましょう。
未経験から挑戦できる余地はあるのか
広告業界が未経験でも、挑戦できる余地はあります。営業や接客販売などで培った力が評価されるケースがあるからです。
例えば、顧客の課題をヒアリングして提案する力や、目標数字を追って改善を重ねた経験は、広告営業の現場でそのまま活きます。
ただし未経験の場合は、なぜデジタル広告に挑戦したいのかという志望動機の言語化が欠かせません。ここが曖昧だと、専門経験者との比較で埋もれてしまいます。
広告業界への未経験転職の進め方は、以下の記事で具体的に解説しています。
販売や接客の経験しかないと感じていても、そこで磨いた提案力やコミット力は広告業界で十分に武器になります。まずは自分の強みがどんな職種で活きるのかを、プロと一緒に整理してみてください。
博報堂DY ONE(旧 DAC)の平均年収・職種別の目安
博報堂DY ONEの年収は、デジタル広告業界の中でも比較的高い水準にあります。ここではDAC時代の口コミデータをもとにした目安を紹介します。
平均年収と中途の想定レンジ
口コミサイト「エン カイシャの評判」によると、2026年5月時点の平均年収は535万円です。
中途採用で入社する場合の想定レンジは、経験や職種にもよりますが、おおむね400万〜650万円が一つの目安になります。
成果や役割に応じて昇給していく仕組みのため、専門性を高めて実績を積むほど、年収を伸ばしていきやすい環境です。
職種別・年代別の年収目安
職種や年代によって年収には幅があります。口コミサイト「エン カイシャの評判」を参考にすると、目安は以下の通りです。
| 職種 | 平均年収の目安 |
|---|---|
| 営業 | 566万円 |
| 企画・事務・管理系 | 454万円 |
| クリエイティブ系 | 478万円 |
| 専門職系 | 910万円 |
| 出典:エン カイシャの評判(2026年5月時点) | |
年収データはあくまで目安となります。同じ職種でも担当するポジション等によって金額は変わりますので、参考程度に見ておくようにしましょう。
博報堂DY ONEの求人情報・選考フロー
博報堂DY ONEの中途採用は、専門性の高い職種を中心に募集されています。選考は複数のステップで進みます。
募集されている主な職種
2026年5月時点の博報堂DY ONEでは、コーポレートサイトにて54件の求人が公開されています。
博報堂DY ONEの求人一覧(2026年5月時点)
- ビジネスデザイナー
- マーケティングコンサルタント
- SEOコンサルタント
- データエンジニア
- データサイエンティスト
- データアナリスト
- 広告運用コンサルタント(グローバル案件担当)
- アートディレクター
- クリエイティブプランナー
- コンサルタント(生成AI領域担当)
セールスやマーケティング、クリエイティブ職まで、幅広い職種で専門性の高い人材を募集していることがわかりますね。
選考フローと面接で見られるポイント
選考フローは、おおむね以下の流れで進みます。
博報堂DY ONEの選考フロー
- 会社説明動画の視聴
- 書類・動画の提出
- 適性検査
- 面接(複数回・各回は短時間)
- 内定
面接で重視されるのは、短時間で結論から要点を伝える力です。実際に面接時間が短めに設定されているのも特徴です。
面接対策のコツは、結論を先に言い、その後に根拠を簡潔に添える練習を繰り返すことです。
「何を聞かれても、まず一言で答える」を意識するだけで、伝わり方が大きく変わります。
広告業界は提案力が問われる仕事なので、面接そのものが提案の場だと考えて臨みましょう。
実際に、入社後の活躍まで見据えて選考対策をした人ほど、内定率は高くなる傾向があります。自分の経験をどう伝えれば評価されるのか、一度プロの視点で整理してみてください。
博報堂DY ONEの評判・社風は?働きやすさと注意点
博報堂DY ONEの評判は、働きやすさを評価する声が多い一方で、注意しておきたい点もあります。両面を見て判断しましょう。
良い評判は裁量の大きさと休みやすさ
良い評判として多いのが、一人ひとりの裁量が大きく、やりがいを感じやすいという声です。
年齢に関係なく大きな仕事を任されやすく、上司や役員との距離が近い風通しの良さも特徴とされています。
働き方の面でも、年間休日は120日で完全週休2日制、福利厚生も充実しており、休みが取りやすいという声が見られます。
気になる評判は若手の育成体制
一方で、若手を育てる制度がまだ整いきっていない、という声も見られます。
裁量が大きいぶん、手取り足取り教えてもらうより、自分で学んで動ける人が伸びやすい環境とも言えます。
そのため、受け身で成長したい人より、主体的にスキルを取りに行ける人のほうが、入社後に活躍しやすい傾向があります。
評判は人によって感じ方が違うので、良し悪しを断定するものではありません。
ただ裁量が大きいぶん自走力が求められるという構造は、転職前に理解しておくと安心です。
自分が伸びやすい環境かどうかは、口コミだけでなく面談で直接確かめるのが確実ですよ。
博報堂DY ONEの将来性とキャリアの広がり
博報堂DY ONE(旧 DAC)は、成長を続けるデジタル広告市場の中核にいる会社です。ここで得る経験は、その後のキャリアでも評価されやすいです。
デジタル広告市場の成長と同社の立ち位置
国内の広告費の中で、インターネット広告は伸び続けており、すでにテレビ広告を上回る最大の市場になっています。
その中で博報堂DY ONEは、グループのデジタル機能を集約した中核会社として、業界トップクラスの規模と専門性を持っています。
同じ広告・ネット業界の動きを知るうえでは、競合とされるサイバーエージェントや電通の記事も参考になります。
DACで培う経験は市場価値を高める
博報堂DY ONE(旧 DAC)での仕事は、広告という「無形商材」を企業に提案するビジネスです。
実は、この無形商材の法人営業やマーケティングの経験は、業界や会社を越えて評価されやすい領域とされています。
なぜなら、目に見えない価値を相手の課題に合わせて提案し、成果につなげる力は、どの会社でも通用する再現性の高いスキルだからです。
広告代理店で培った経験を次にどう活かせるかは、以下の記事でも詳しく解説しています。
キャリアの土台として、無形商材の法人営業は特におすすめできる領域です。
ここで「数字を分析し、提案で成果を出す」経験を積めると、その後の選択肢が大きく広がります。
DACでの数年は、目先の年収以上に、将来の市場価値という資産になりますよ。
博報堂DY ONEへの転職を成功させるには
最後に、博報堂DY ONE(旧 DAC)への転職を成功させるためのポイントを整理します。向いている人の特徴と、やるべき準備の両面から見ていきましょう。
DACへの転職が向いている人
DACへの転職が向いているのは、主体的に学び、数字で成果を追える人です。
裁量の大きい環境を前向きに楽しめる人や、デジタル広告という変化の速い分野で学び続けられる人は、入社後に活躍しやすいです。
逆に、丁寧な研修で一から教えてほしいという人は、入社後にギャップを感じる可能性があるため、事前に働き方のイメージをすり合わせておくことが大切です。
転職を成功させる準備
転職を成功させる第一歩は、自分の経験を「数字とプロセス」で語れるように言語化することです。
特にDACは専門性を重視するため、これまでの仕事でどんな課題をどう改善したのかを、具体的に整理しておく必要があります。
志望動機や強みの言語化は、一人でやると主観に偏りがちです。
第三者と壁打ちすると、自分でも気づかなかった強みが見つかることがよくあります。
DACのような専門性の高い会社こそ、準備の質が結果を大きく左右しますよ。
ここまで見てきた通り、DACへの転職は専門性と志望動機の言語化が成否を分けます。自分の強みがDACでどう活きるのかを整理したい人は、一度プロに相談してみてください。
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すべらないキャリアエージェントについてさらに知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。
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博報堂DY ONEの転職に関するよくある質問(FAQ)
最後に、博報堂DY ONE(旧 DAC)への転職でよく聞かれる質問をまとめました。
DACは今もDACという会社名ですか?
2024年4月にアイレップと統合し、現在は「博報堂DY ONE」という社名です。DACの事業はこの新会社に引き継がれているため、転職先としては博報堂DY ONEを指すと考えて問題ないです。
博報堂DY ONEへの転職難易度は高いですか?
やや高めです。デジタルマーケティングの専門性が問われるためです。ただし広告やWebの実務経験、数字で成果を出した経験があれば、十分に挑戦できます。
博報堂DY ONEの平均年収はどのくらいですか?
口コミサイトの集計を参考にすると、平均で約540万〜600万円が目安です。中途入社の場合は経験や職種により、おおむね400万〜650万円のレンジが想定されます。
広告業界が未経験でも転職できますか?
可能性はあります。営業や接客で培った提案力や数字を追った経験は評価されます。ただし、なぜデジタル広告に挑戦したいのかという志望動機の言語化が欠かせません。
選考で重視されるポイントは何ですか?
短時間で結論から要点を伝える力です。面接時間が短めなため、聞かれたことにまず一言で答え、根拠を簡潔に添える練習をしておくと有利です。














DACという社名で検索する人はまだ多いのですが、応募する実体は博報堂DY ONEです。
古い情報のまま「DAC単体」で語っている記事も多いので、まずは今の会社の姿を正しくつかんでおくと、面接でも一歩リードできますよ。